第2章 設置手順
設置の途中で問題が発生するときは、 InfoPrint 5577/ InfoPrint 5579 クイック・ガイド
を参照。
2.1 プリンター本体
プリンターの設置、機能テスト、およびシステム・ユニットへの接続の概略手順は次のとお
りです。
l
重量が約24 kg ありますので、プリンターを移動するときは2 人以上で
移動してください。
l
プリンターは平らな机の上に置いて使用してください。落ちたり、倒
れたりしてけがの原因になることがあります。
2.1.1 キャリアー固定用テープの取り外し
上部カバーを開けます。
第 2章 設置手順
2-1
2-2
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
キャリアー固定用テープを取り外します。
l
5577-C02の場合
l
5577 -D02 の場合
以上で、キャリアー固定用テープの取り外しは終了です。
2.1.2 防音カバーの取り付け
防音カバーを用紙ガイドに合わせて載せます。
以上で防音カバーの取り付けは終了です。
2.1.3 『ガイド・プレートの取り付け』(2-4 ページ)へ進んでください。
第2 章 設置手順
2-3
2-4
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
2.1.3 ガイド・プレートの取り付け
上部カバーを閉じ、ガイド・プレートを図のように取り付けます。
以上で、ガイド・プレートの取り付けは終了です。2.1.4『インク・リボン・カートリッジの取
り付け方』(2-5 ページ)へ進んでください。
次ページ以降、防音カバー付きの図を省略します。
2.1.4 インク・リボン・カートリッジの取り付け方
リボンは、印字ヘッド保護のために特殊なインクを使用していますので、交換のと
きは、弊社純正品をご使用ください。純正品以外では、良好な印刷を行えないばか
りでなく、印字ヘッドの故障の原因となりますので、使用しないでください。
5577 -C02の場合
インク・リボン・カートリッジ底部の白いロック・ピンを抜き取ります。矢印の方向にリボ
ン送りつまみを回して、インク・リボンがスムーズに送られることを確認します。
取り外したロック・ピンはインク・リボン詰め替え時に使用しますので、保管し
ておいてください。
プリンターの電源が切れていることを確認します。
キャリアーを右端に移動してください。
第2 章 設置手順
2-5
2-6
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
インク・リボン・カートリッジの先端をリボン・ガイドに押し付け、リボン送りつまみを図
の矢印の向きに回しながら、インク・リボンを印字ヘッドとリボン・ガイドの間に通します。
インク・リボン・カートリッジを押し込んでキャリアーに固定します。
インク・リボン・カートリッジを押してキャリアーを動かします。
インク・リボンが印字ヘッドとリボン・ガイドの間に入っていることを確認してください。
上部カバーを閉めてください。
第2 章 設置手順
2-7
2-8
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
5577 -D02の場合
インク・リボン・カートリッジ上部の青いロック・ピンを抜き取り、左側のつめを外します。
矢印の方向にリボン送りつまみを回してインク・リボンがスムーズに送られることを確認
してください。リボンがねじれている場合は直してください。
リボン・ガイドを下図のように右側に移動します。
このとき、リボンがたるまないようリボン送りつまみを回してください。
プリンターの電源が切れていることを確認します。
上部カバーを少し(2 ~3 cm 程度)開けた状態で、左側を持ち上げてから上部カバー全体
を左に動かして取り外します。
キャリアーを右端に移動します。
第 2章 設置手順
2-9
2-10
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
リボン・ガイドを図の様に印字ヘッドにセットします。
ヘッドを中央に移動したのち、リボン送りつまみを回しながら、リボンのたるみをとって
ください。
インク・リボン・カートリッジの両端の突起をフレームの溝に入れてください。
インク・リボン・カートリッジを図のように押し込みます。
入りにくいときは、リボン送りつまみを回しながらセットしてください。
印字ヘッドを左右に動かします。
インク・リボンが折れたりせず、スムーズに動くことを確認してください。
キャリアーの動きが重いときは、インク・リボン・カートリッジを取り外して、セットをやり
直してください。
また、リボンが正しくリボン・ガイドに差し込まれていることも確認してください。
上部カバー右側のラッチを本体カバーの突起に差し込んでから、上部カバー左側のラッ
チを本体カバー左側の突起に合わせて取り付けてください。
以上で、インク・リボン・カートリッジのセットは終了です。2.1.6『電源コードの接続』(2-13
ページ)へ進んでください。
第2 章 設置手順
2-11
2-12
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
2.1.5 インク・リボン・カートリッジの取り外し方
上部カバーを取り外し、キャリアーを右側に移動します。
インク・リボン・カートリッジを取り外します。
5577 -C02 の場合
左右の止め具を開き、インク・リボン・カートリッジを起こすように引き上げます。
5577 -D02の場合
図のようにカートリッジを起こすように、手前に引いてから、リボン・ガイドを取り外しま
す。
以上で、インク・リボン・カートリッジの取り外しは終了です。
インク・リボン・カートリッジは不燃ごみとして廃棄してください。
2.1.6 電源コードの接続
電源スイッチが切れている(OFF になっている)ことを確認してくださ
い。
電源プラグをプリンターに差し込みます。
電源プラグをコンセントに差し込みます。
以上で、電源コードの接続は終了です。
2.1.7 『単票用紙のセット』(2-14 ページ)または2.1.8『連続用紙のセット』(2-17 ページ)へ
進んでください。
第2 章 設置手順
2-13
2-14
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
2.1.7 単票用紙のセット
プリンターの電源スイッチを入れます。
印刷可ランプが点灯している場合、印刷スイッチを押して印刷不可状態(印刷可ランプが
消えている)にします。
操作パネル・カバーの右端を軽く押し、カバーを開けてください。
単票/連続スイッチを押して単票ランプをつけます。
右の用紙ガイドを、ロック・レバーを握りながら動かし、使用する用紙サイズのマークが
あるところに合わせます。
用紙サイズのマークの意味は以下を参照してください。
:A5サイズの用紙を縦に使用する。
:B5サイズの用紙を縦に使用する。
・
・
:A4 サイズの用紙を縦に使用するか、A5 サイズの用紙を横に使用する。
:B5サイズの用紙を横に使用する。
:A4 サイズの用紙を横に使用する。
:B4サイズの用紙を横に使用する。
:A3サイズの用紙を横に使用する。
マークは目安としてください。
第2 章 設置手順
2-15
2-16
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
用紙を挿入後、 左の用紙ガイドを微調整し、用紙と両側の用紙ガイドの間に1 mm 程度
のすき間を作ります。
目盛は目安としてください。
以上で、単票用紙のセットは終了です。
2.1.8 『連続用紙のセット』(2-17 ページ)へ進むか、または操作パネル・カバーを閉じて2.1.9
『インターフェース・ケーブルの接続』(2-23ページ)へ進んでください。
2.1.8 連続用紙のセット
l
連続用紙を使用する場合はガイド・プレートを取り外してください。
l
通常の操作で連続用紙をセットする場合は、プリンターを連続紙モードおよび印刷不
可の状態にしてください。
用紙を下の例のようにプリンターの手前に、トラクターと平行になるように置きます。
プリンターは机の端に置いてください。
電源スイッチを入れます。
第 2章 設置手順
2-17
2-18
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
前面カバーを開けます。
前面カバーは止まるまで開き、少し押し込んでください。開いた状態で固定さ
れます。
左右のトラクターの固定レバーを、図のように手前に起こします。
トラクターのロックが外れます。
用紙の幅に合わせて左右のトラクターを移動し、 用紙ガイドをトラクターの間に均等に
配置します。
用紙ガイドは下図のように手前を起こして移動し、はめ込んでください。
左右のトラクターの用紙押さえを開けます。
第 2章 設置手順
2-19
2-20
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
用紙の印刷面を上にして、 図のように用紙の左端の送り穴を左のトラクターのピンには
め、用紙押さえを閉じます。
用紙の右端の送り穴を右のトラクターのピンにはめ、用紙押さえを閉じます。
左右のトラクターで送り穴の位置がずれないようにしてください。用紙づま
りの原因になります。
左のトラクターの固定レバーを矢印の方向に倒してロックします。
用紙がたるまないように右のトラクターを移動します。
固定レバーを矢印の方向に倒してトラクターをロックしてください。
1. 用紙がたるんでいると、用紙が送られるときに用紙づまりを起こすこと
があります。
2. 右のトラクターでは調節できない場合、左のトラクターで調節してくだ
さい。
3. トラクターを強く引いて用紙を張りすぎると、印刷時に用紙が破れるこ
とがあります。
第2 章 設置手順
2-21
2-22
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
前面カバーを少し引いてから降ろして閉じます。 単票用紙ガイドをセットした連続用紙
の位置に合わせます。
連続用紙の位置に合わせないと、印字中の用紙が単票用紙ガイドにあたり、
用紙づまりを起こすことがあります。
「001 ヨウシ テンケン」と表示し、点検ランプが付いている場合は、
戻って用紙をセットし直してください。
上部カバーが閉まっていることを確認してください。
単票用紙ガイド
排出/先頭行スイッチを押します。
用紙が先頭行位置へ送られます。
(2-18 ページ)へ
以上で連続用紙のセットは終了です。操作パネル・カバーを閉じて、2.1.9『インターフェー
ス・ケーブルの接続』(2-23 ページ)へ進んでください。
連続用紙を取り外す場合は、用紙を排出し、切り取り後、単票/連続スイッチを押し
て単票モードにすると、用紙先端がトラクターまで戻りますので、連続用紙の取り外
しが簡単にできます。
2.1.9 インターフェース・ケーブルの接続
システム接続時の注意事項
プリンター・ケーブルは別売りです。プリンター・ケーブルは、下記の弊社純正品を
お使いください。純正品以外では、正常な動作をしない可能性があり、障害の原因と
なることがあります。
ID # 81X7875 (2.4 m パラレル・ケーブル )
ID # 09F5544 (5 m パラレル・ケーブル )
ID # 99P3306 (USB2.0 プリンター・ケーブル)
ただし、 5550 シリーズのシステムの場合は下記のものをお使いください。
ID # 6454977 (2.4 m パラレル・ケーブル )
ID # 4773366 (5 m パラレル・ケーブル )
操作前にプリンターおよびシステム・ ユニットの電源スイッチを切り、
双方の電源コードをコンセントから抜いてください。
インターフェース・ケーブルのコネクターを、プリンターにつなぎます。
パラレル・ケーブルは、ロック・ピンで固定してください。
第2 章 設置手順
2-23
2-24
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
インターフェース・ケーブルのもう一方のコネクターを、システム・ユニットまたは、ネッ
トワークにつなぎます。
パラレル・ケーブルは固定ネジまたはロック・ピンでコネクターを固定してください。
プリンターおよびシステム・ユニットの電源コードをコンセントに接続します。
付録C『自己診断機能』(C-1 ぺ一ジ)を参照して印字テストを行ってください。
2.1.10 ネットワークの設定
䊜䊆䊠䊷㗄⋡
DHCP 䉶䉾䊁䉟
IP 䉝䊄䊧䉴
䉰䊑䊈䉾䊃 䊙䉴䉪
䉭䊷䊃䉡䉢䉟 䉝䊄䊧䉴
Ꮏ႐⩄୯
䊛䉮䉡
000.000.000.000
000.000.000.000
000.000.000.000
プリンターの操作パネルを使用してネットワークの設定を行うことができます。
この操作パネルを使用して通じて設定できるメニュー項目とその工場出荷値は以下の通
りになります。
標準的なTCP/ IPを使用した印刷に必要なネットワークの設定は以下の通りになります。
その他のネットワークに関する設定は、『InfoPrint 5577/ InfoPrint 5579 ネットワーク
設定ガイド』を参照。
印刷スイッチを押して印刷可ランプを消し、操作パネル・カバーをあけ、下段選択スイッ
チを押して、「ゲダン キノウ」と表示していることを確認します。
第 2章 設置手順
2-25
2-26
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「5 インターフェース セッテイ」を選択し、設
定スイッチを押します。
5 イン ターフェース セッテイ
セッテイ ・キーテ゛ ス タート
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「IF:ネットワーク セッテイ」を選択し、設定ス
イッチを押します。
IF:ネ ットワーク セ ッテイ
セッテイ ・キーテ゛ ス タート
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「DHCP セッテイ」を選択し、設定スイッチを押
します。
DHCP セッテイ
セッテイ ・キーテ゛ ス タート
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「ユウコウ」あるいは「ムコウ」を選択し、設定ス
イッチを押します。
DHCP セッテイ
ムコウ
DHCP を有効にした場合、以上でネットワーク設定は終了です。
印刷スイッチを押して、「5 インターフェース セッテイ」を終了します。
初期診断テストが実行されます。
DHCP の設定が有効の場合は、「IP アドレス」、「サブネット マスク」、「ゲー
トウェイ アドレス」を表示しません。これらは自動的に取得されます。
DHCP を無効にした場合、引き続き「IP アドレス」、「サブネット マスク」、「ゲートウェ
イ アドレス」を以下の通り設定してください。
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「IP アドレス」を選択し、設定スイッチを押しま
す。
IP ア ト゛レス
セッテイ ・キーテ゛ ス タート
第 2章 設置手順
2-27
2-28
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
次項目あるいは前項目を押して数値を選択します。 設定スイッチあるいは中止スイッチ
を押すと桁移動を行います。
第4 桁目で設定スイッチを押すと設定値を記憶します。
IP ア ト゛レス
000. 000.000 .000
「サブネット マスク」と「ゲートウェイ アドレス」も「IP アドレス」と同様に設定し
ます。
印刷スイッチを押して、「5 インターフェース セッテイ」を終了します。
初期診断テストが実行されます。
以上でネットワーク設定は終了です。
2.1.11 パラレルI/Fの設定
工場出荷時は、 IEEE1284(ECP)で印字可能です。
詳細は、第5章『インターフェースの設定』(5-1ページ)を参照。
インターフェース・ ケーブルは、弊社純正オプションを使用してください。詳細は
2.1.9『インターフェース・ケーブルの接続』(2-23 ページ)を参照。
5400エミュレーターを使用する場合は、以下の手順で「コンバージド」に設定変更します。
印刷スイッチを押して印刷可ランプを消し、操作パネル・カバーをあけ、下段選択スイッ
チを押して、「ゲダン キノウ」と表示していることを確認します。
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「5 インターフェース セッテイ」を選択し、設
定スイッチを押します。
5 イン ターフェース セッテイ
セッテイ ・キーテ゛ ス タート
第 2章 設置手順
2-29
2-30
InfoPrint 5577 設置・操作ガイド
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「IF:パラレル セッテイ」を選択し、設定スイッ
チを押します。
IF:ハ ゜ラレル セッ テイ
セッテイ ・キーテ゛ ス タート
次項目あるいは前項目スイッチを押し、「コンバージド」を選択し、設定スイッチを押しま
す。
IF:ハ ゜ラレル セッ テイ
コンハ゛ ーシ゛ト゛
印刷スイッチを押して、「5 インターフェース セッテイ」を終了します。
初期診断テストが実行されます。
2.1.12 USB I/Fの設定
工場出荷時の設定で、印字可能です。
本機のUSB接続は下記のOSをサポートしています。
®
Microsoft
Microsoft
Microsoft
Windows® Me
®
Windows® 2000
®
Windows® XP
l
USB 接続はすべてのPCについての接続を保証することができません。事前に接続
をよく確認してください。
l
PC との接続の際にはUSB HUB等を使用せず、直接プリンターと接続してください。
正常に動作しない場合があります。
l
Windows Meは USBポートドライバーのインストールが必要です。詳細はREAD
MEファイルを参照してください。
l
インターフェース・ケーブルは、弊社純正のオプションを使用してください。詳細
は
2.1.9 『インターフェース・ケーブルの接続』(2-23 ページ)を参照。
2.1.13 Windows用プリンター・ドライバーの導入と起動
同梱のサポートCD には、Windows用プリンター・ドライバーが入っています。
サポートCD の中の5577用プリンター・ドライバーを使用してください。プリンター・ドラ
イバーはサブフォルダー\WIN98 、\NT40 、\WINME、\W2KXP内にあります。導入およ
び起動方法は通常のプリンター・ ドライバーと同じです。詳細はサポートCD 内のREAD
ME ファイルを参照してください。
第2 章 設置手順
2-31