IMAGENICS MRC-1010 User Manual

IMAGENICS
MATRIX REMOTE CONTROLLER
MRC-1010
取扱説明書
MRC-1010 SWX-1010,SWX-1010AV,HDX-1010
ご使用前には必ずこの取扱説明書を熟読された上で、正しくお使いください。
)を制御する専用リモートコントローラーです。
SW-1010F,SW-1010AV,RGBS-10F,
もくじ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
安全にお使いいただくために
........................................................... 1
1.同梱物の確認
MRC-1010
2. 3.操作パネルの説明 4.コネクタパネルの説明 5.コネクタのピン配置と結線 6.操作パネルの使用方法
6.1 クロスポイントを1つずつ設定する場合 6.2 クロスポイントをパターンで設定する場合 6.3 すべての 6.4 操作パネルを操作禁止状態にする場合 6.5 操作パネルを操作可能状態にする場合
7.予備外部制御端子の使用方法 8.内部ディップスイッチの設定
8.1 ディップスイッチで変更可能な設定 8.2 ディップスイッチの設定方法
9.ラックへの実装
9.1 ラックマウントの準備 9.2 ラックマウント金具の取付け
10.主な仕様
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
.............................................................................................. 2
の特長
....................................................................................... 2
....................................................................................... 3
................................................................................ 4
......................................................................... 4
................................................................................ 5
............................................................5
........................................................5
OUTPUT
に同じ信号を出力する場合
...............................................................5
...............................................................5
..................................................5
..................................................................... 5
..................................................................... 6
...................................................................6
..............................................................................6
.......................................................................................... 7
........................................................................................7
..............................................................................7
.................................................................................................. 8
Copyright © 2002-2006
1.
本書の著作権はイメージニクス株式会社に帰属します 。本書 の一 部 または 全部 を イメー ジニクス 株式会社から事前に許諾を得ることなく複製、改変、引用、転載することを禁止します。
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5.
本機のファームウェアおよびハードウェアに対して、 リバー スエ ン ジニア リン グ 等の手 法によっ て内部を解析し利用することを禁止します。
6.
乱丁本、落丁本の場合はお取替えいたします。当社、営業窓口までご連絡ください。
イメージニクス株式会社
All rights reserved.
本機は、安全に十分配慮して設計されています。しかし、誤った使い方をすると火災や感電などにより人身事故になることが あり危険です。事故を防ぐために次のことを必ず守ってください。
絵表示について
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、火災や感電などにより死亡または重症を負う可能性がある内容を示しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、けがをしたり、物的な損害を負う可能性がある内容を示しています。

 
プラグを抜く
安全にお使いいただくために
警告
注意
注意(警告を含む)を促すものです。たとえばは、「感電注意」を示しています。
禁止行為を示すものです。たとえばは、「分解禁止」を示しています。
行為を強制したり指示するものです。たとえばは、「プラグを抜くこと」を示しています。
警告
◆ 内部に水や異物を入れないでください。火災や感電の原因となることがあります。万一、水や異物が入っ たときは、すぐに本体の電源スイッチを切り電源プラグをコンセントから抜き、当社サービス窓口にご相


火災

感電
談ください。
◆ 本機から煙や異音がでる、異臭がするなどの異常な状態で使用を続けると、火災や感電の原因になること があります。異常が発生したら直ちに電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いて当社サービス窓口 にご相談ください。
◆ 本機は日本国内専用です。交流 電源でご使用になられる場合は、当社営業窓口にご相談ください。
◆ 電源コードを加工したり、傷つけたり、重いものをのせたり、引っ張ったりしないでください。また、熱 器具に近づけたり加熱したりしないでください。火災や感電の原因になることがあります。万一、電源コ ードが傷んだら、当社営業窓口に修理をご依頼ください。
◆ 湿気や、油煙、湯気の多いところや直射日光のあたる場所に置かないでください。また、布などをかけた り、じゅうたんやふとんなどの柔らかい物の上に置いたりしないでください。
◆ 放熱をよくするため他の機器との間は、少し離してください。ラックなどに入れる場合は本機とラック面、 他の機器との間にすき間をあけてください。
◆ 使用温湿度範囲を必ず守ってください。
◆ 電源プラグを抜くときにコードを引っ張ると、コードが傷つき火災や感電の原因になることがあります。 プラグの部分を持って、抜き差ししてください。
100 V、50 Hz
または
の電源でご使用ください。交流
60 Hz
系の
200 V

接触禁止

分解禁止 改造禁止
◆ 雷が鳴りだしたら、電源プラグに触れないでください。感電の原因となることがあります。
◆ 分解、改造などをしないでください。内部ディップスイッチの設定などをおこなう場合は、取扱説明書の 当該ページをよく読んだ上で、電源を切り電源プラグを抜いてからおこなってください。また設定後は、 内部に金属片などの異物を残さないように注意して本体を閉めてから電源プラグを挿し、電源を入れてく ださい。内部の点検や修理は、当社の営業窓口にご依頼ください。
- 1 -
プラグを抜く
安定した場所
定期的に掃除
1.同梱物の確認
2.
注意
◆ 移動させるとき、長時間使わないときは電源プラグを抜いてください。電源プラグを差し込んだまま移動 させると、電源コードが傷つき、火災や感電の原因になることがあります。長期間使用しないときは安全


濡れ手禁止

に置く

保管方法

する
のため、電源プラグをコンセントから抜いてください。差し込んだままにしていると火災の原因となるこ とがあります。
◆ お手入れのときは、電源プラグを抜いてください。電源プラグを差し込んだままお手入れすると、感電の 原因になることがあります。
◆ 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因になることがあります。
◆ 不安定な場所に設置すると、落下によりけがの原因になることがあります。
◆ 保存温湿度範囲を必ず守ってください。
◆ 長期間の使用において内部にほこりがたまり、火災や感電の原因になることがありますので定期的に内部 の清掃をすることをお勧めします。当社営業窓口にご相談ください。
◆ 電源コンセントにプラグを長期間挿したままにしておくと、その間にほこりやゴミがたまってきます。さ らに、空気中の水分などを吸湿すると、電気が流れやすくなるためプラグやコンセントが炭化し、ときに は発火の原因になることがあります。事故を防ぐため定期的に電源プラグがしっ かり挿し込ま れている か、ほこりがついていないかなどを点検してください。
箱から取り出したら、次のものが入っていることを確認してください。
MRC-1010
取扱説明書(本書) ラックマウント金具 金具取付けネジ 保証書
万一、内容物に不足がある場合には当社営業窓口にご連絡ください。
MRC-1010
MRC-1010
本体
の特長
は、当社製マトリックススイッチャー(
SWX-1010AV,HDX-1010
MRC-1010
● 操作部がマトリックス構成になっているため、クロスポイントをワンアクションで選択可能です。
● メモリー選択スイッチにより、メモリーパターンをワンアクションで読み出し可能です。
● スイッチャーとの接続は
● 予備の制御入力(
● 傾斜付きの筐体構造により、
の主な特長は次の通りです。
RS-422A
1台 1冊 1組 6本 1通
SW-1010F,SW-1010AV,RGBS-10F,SWX-1010,
)を遠隔制御するための専用リモートコントローラーです。
RS-422A
)を設けているため、複数台の
を使用するため、長距離(最大
MRC-1010
型ラックに5U幅にてラックマウント、または卓上での使用が可能です。
EIA19
)からの制御が可能です。
1 km
をカスケード接続することが可能です。
- 2 -
3.操作パネルの説明
① 電源スイッチ(
電源プラグをコンセントに挿し、このスイッチをON側にすることにより電源表示(緑のランプ)が点灯し電源が入 ります。
② キーロックスイッチ(
このスイッチを1秒以上押し続けることにより、ランプが点灯し本機を操作禁止状態にすることができます。操作禁 止状態では、オペレートスイッチ以外の操作はすべて無効です。 また、このランプが点滅している時には、本機とスイッチャーの間で通信障害が発生しています。ケーブルの接続が 間違っていないか、スイッチャーの電源が入っているかなどを確認してください。このエラー表示が出ている間は、 すべての操作が無効です。
③ オペレートスイッチ(
このスイッチを1秒以上押し続けることにより、ランプが点灯し本機を操作可能状態にすることができます。
④ クロスポイント選択スイッチ
これらのスイッチを押すと、スイッチャーのクロスポイントを選択することができます。
モードスイッチ(
ALL
このスイッチを押すとランプが点滅し、一時的にメモリー選択スイッチが 択スイッチを押すか、このスイッチをもう一度押すことにより通常の動作に復帰します。
⑥ メモリー選択スイッチ
M1〜M10
すことができます。
モードスイッチが点滅している時は、
ALL
POWER)
KEY LOCK)
OPERATE)
ALL)
と書かれたスイッチを押すことにより、スイッチャーが記憶しているクロスポイントのパターンを読み出
POWER
2
INPUT
OUTPUT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
MEMORY OUT /ALL
1
ON
OFF
4
3
5
8
6
7
9
MATRIX REMOTE CONTROLLER
IMAGENICS
10
OFF
KEY LOCK
OPERATE
M10M9M8M7M6M5M4M3M2M1
ALL
MRC-1010
選択として動作します。メモリー選
ALL
選択として動作します。
ALL
- 3 -
4.コネクタパネルの説明
①予備外部制御端子( この端子は、スイッチャーの スケード接続することができます。
②スイッチャー制御端子(
この端子に、スイッチャーを接続して使用します。
③電源(
AC 100 V、 50 Hz
AC IN)
5.コネクタのピン配置と結線
● スイッチャー制御端子とスイッチャーとの結線
MRC-1010
ピン番号
● 予備制御端子と2台目以降の
ピン番号
FG
TX
RX+
GND
NC
GND
TX+
RX‑
FG
MRC-1010(A)
FG
RX‑
TX+
GND
NC
GND
RX+
TX
FG
REMOTE)
RS-422A
SWITCHER)
または
60 Hz
スイッチャー制御端子
信号名
(フレームグランド)
‑ (送信データ、負論理)
(受信データ、正論理) ← (信号グランド)
(信号グランド) (送信データ、正論理) → (受信データ、負論理) ← (フレームグランド)
予備外部制御端子
信号名
(フレームグランド) (受信データ、負論理) ← (送信データ、正論理) → (信号グランド)
(信号グランド) (受信データ、正論理)
‑ (送信データ、負論理)
(フレームグランド)
外部制御端子と互換性があります。複数台の
の電源に接続してください。
MRC-1010
AC INSWITCHERREMOTE
MRC-1010
方向 ピン番号 信号名
との結線
MRC-1010(B)
方向 ピン番号 信号名
スイッチャー
FG
RX‑
TX+
GND
NC
GND
RX+
TX
FG
FG
TX
RX+
GND
NC
GND
TX+
RX‑
FG
RS-422A
(フレームグランド) (受信データ、負論理) (送信データ、正論理) (信号グランド)
(信号グランド) (受信データ、正論理)
‑ (送信データ、負論理)
(フレームグランド)
スイッチャー制御端子
(フレームグランド)
‑ (送信データ、負論理)
(受信データ、正論理) (信号グランド)
(信号グランド) (送信データ、正論理) (受信データ、負論理) (フレームグランド)
を使用する場合に、カ
外部制御端子
- 4 -
6.操作パネルの使用方法
6.1 クロスポイントを1つずつ設定する場合
クロスポイントを設定するには、クロスポイント選択スイッチを押します。
例:
INPUT
のクロスポイント選択スイッチを押します。
6.2 クロスポイントをパターンで設定する場合
クロスポイントのパターンを読み出すには、メモリー選択スイッチを押します。
例: スイッチャーが記憶しているクロスポイントパターンの3番を読み出すときは、「M3」と書かれたメモリー
選択スイッチを押します。
注意:この機能を使用するためには、あらかじめスイッチャーにクロスポイントパターンを記憶させておく必要が
あります。
6.3 すべての
すべての
モード時には、
ALL
次に、メモリー選択スイッチを押すと、スイッチャーのクロスポイントが切り替わり、 のモードに戻ります。
例:
INPUT
るメモリー選択スイッチを押します。
6.4 操作パネルを操作禁止状態にする場合
操作パネルを操作禁止状態にするには、キーロックスイッチを1秒以上押し続けます。 キーロックスイッチのランプが点灯すると、操作禁止状態になります。
6.5 操作パネルを操作可能状態にする場合
操作パネルを操作可能状態にするには、オペレートスイッチを1秒以上押し続けます。 オペレートスイッチのランプが点灯すると、操作可能状態になります。
2の信号を
OUTPUT
OUTPUT
1をすべての
に同じ信号を出力する場合
に同じ信号を出力するには、まず
ALL
OUTPUT3
モードスイッチのランプが点滅します。
OUTPUT
に出力するときは、操作パネル上の
に出力するときは、
7.予備外部制御端子の使用方法
予備外部制御端子は、 カスケード接続では、
接続例
MRC-1010 MRC-1010
複数台をカスケード接続するために使用します。 を最大10台まで接続できます。
INPUT
モードスイッチを押して、
ALL
モードスイッチを押してから、
ALL
2と
OUTPUT
ALL
ALL
3が交差する位置
モードに移行します。
モードが解除され通常
INPUT
1に対応す
- 5 -
8.内部ディップスイッチの設定
8.1 ディップスイッチで変更可能な設定
内部ディップスイッチで、次の内容を変更することができます。
 
通信速度 操作音
2400bps / 4800bps / 9600bps* / 19200bps
ON* / OFF *
8.2 ディップスイッチの設定方法
内部ディップスイッチを変更するには、以下の手順に従ってください。
MRC-1010
の電源を切り、電源プラグを抜きます。
制御ケーブルが接続されている場合は、すべて外してください。
② 下図の通り、8箇所のネジを外し、矢印の方向へ操作部を外します。
このとき、操作部と制御部が内部配線でつながっているので、断線しないように注意してください。
出荷設定
③ ディップスイッチを設定します。
CN2
CN5
U4
CN1
U9
U3U2
AK
D1
SW3SW2SW1
SMD4
U6
CN3
U1
C
C23
C13
CP‑305
305‑1D01‑02
BUZZER1
SW4
ディップスイッチ
U7
X1
C6
U5
CN4
MRC-1010
の操作部を閉じ、ネジを閉めます。 このとき、内部に金属片などの異物がないことを確認し、配線を筐体にはさみ込まないように注意して閉じて ください。
⑤ 電源プラグをコンセントに挿し、電源を入れます。
※スイッチャー、および、カスケード接続する場合は他の
-
通信速度
回路
1
回路
2400bps OFF OFF 4800bps ON OFF 9600bps OFF ON 19200bps ON ON
※回路 3〜8は「
」にしてください。
OFF
MRC-1010
の通信速度も合わせて設定してください。
2
- 6 -
金具
9.ラックへの実装
MRC-1010
9.1 ラックマウントの準備
は、付属のラックマウント金具を使用することにより
ラックマウントする場合は、コネクタパネルを底面部に移動する必要があります。以下の手順で作業をおこなって ください。
① 「8.2 ディップスイッチの設定方法 ①〜②」を参照して、
② 下図の4箇所のネジを外して背面部のコネクタパネル、底面部のブランクパネルを外します。
コネクタパネル
型ラックへ5U幅でマウントできます。
EIA19
MRC-1010
の操作部を外します。
底面部
ブランクパネル
背面部
③ コネクタパネルを底面部に、ブランクパネルを背面部に取付け、ネジ止めします。
MRC-1010
の操作部を閉じ、ネジを閉めます。 このとき、内部に金属片などの異物がないことを確認し、配線を筐体にはさみ込まないように注意して閉じて ください。
9.2 ラックマウント金具の取付け
ラックマウント金具は、下図のように6箇所を付属のネジで止めます。
ラックマウント
ラックマウント金具
- 7 -
10.主な仕様
スイッチャー制御端子 : コネクタ
予備外部制御端子
対応機種 使用温湿度範囲 保存温湿度範囲 外形寸法 質 量 電 源 消費電力 付 属 品
Dsub
信号レベル
: コネクタ
信号レベル
SW-1010F,SW-1010AV,RGBS-10F,SWX-1010,SWX-1010AV,HDX-1010
: 温度 : 温度 : 幅
270 mm 高さ 211 mm
: 約
2 kg
AC 100 V 50 Hz
7 W
EIA19
ラックマウント金具取付けネジ
RS-422A
Dsub
RS-422A
0 ℃ 〜 40 ℃
-20 ℃ 〜 70 ℃
以下
型ラックマウント金具
9ピン
9ピン
または
female
準拠
female
準拠
湿度
20 %〜90 %以下
湿度
20 %〜90 %以下
奥行き
60 Hz
1組
6本
インチネジ
インチネジ
63.5 mm
(結露なきこと) (結露なきこと)
(突起物を除く)
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがありますのであらかじめご了承ください。
製造元
イメージニクス株式会社
お問い合わせは下記営業本部または営業所までお願いいたします。
この印刷物は古紙配合率
本社
TEL 042 (440) 7811 FAX 042 (440) 7812
営業本部
TEL 03 (3464) 1401 FAX 03 (3477) 2216
大阪営業所 大阪市都島区東野田
TEL 06 (6354) 9599 FAX 06 (6354) 9598
100%
再生紙と環境にやさしい大豆油インキを使用しています。
東京都調布市国領町
東京都渋谷区道玄坂
- 8 -
1-31-5 〒182-0022
1-16-7
1-21-7
ハイウェイビル
ワイティビル
6F 〒150-0043
4F 〒534-0024
0604mo Rev 1.2
IMAGENICS
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