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エフェクター社の製品をお求め頂き誠に有難くお礼を申し上げます。正しくご使用
頂き、十分なる機能を発揮させるために以下の取扱説明をよくお読み頂きますよう
にお願い致します。
取 扱 説 明 書
R
圧力センサー
本社[〒283-0826]千葉県東金市丘山台2-9-20
千葉東テクノグリーンパーク
℡(0475)50-3000(代)
PI2x9x
営業所 東京 名古屋 大阪 広島 九州
Page 2

目次
安全のための注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 2
パラメータ構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 3
簡易設定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 4
操作部の説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 4
機能と特徴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 5
操作モード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6
取付方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 7
接続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 8
設定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 9
動作確認/メンテナンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10
テクニカルインフォメーション/出力機能/パラメータ
パラメータ説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11...14
出力機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P15...16
仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P17
外形寸法図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P18
設定範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P19...20
パラメータ値記入用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P20
安全のための注意
製品がご使用でのアプリケーションに適している事をお確かめください。
使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的又は人的損害をもた
らす恐れがあります。
あらゆるアプリケーションにおいて製品の材質が測定する圧力媒体に対
して耐性がある事を確認してください。
気体の圧力を測定する場合は2.5MPaを超える圧力をセンサーに加えな
いでください。
この製品は人体の保護を目的とした安全回路に組込むことはできません。
・センサーの表示圧力はゲージ圧です。
・センサーのセンシング部(ダイアフラム)を手で触ったり、固い物で押したりしな
いでください。
・許容圧力Pmaxを越えないよう注意してください。
・測定媒体によっては、センサーの接液部を腐食させる恐れがあります。
耐性を確認のうえご使用ください。(接液部材質:SUS316L,セラミック,PTFE)
・使用環境は所定の条件(例えば温度等)を守ってください。
・薬品のかかる所では、原則として使用しないでください。使用する場合は前もって
テストし、確認のうえご使用ください。
・センサーに荷重をかけないでください。
・コネクター付きケーブルを接続する際は手でしっかりと締め、工具(プライヤー)
等は絶対に使用しないでください。
・使用済みのセンサーは産業用廃棄物として処理してください。
・日本国内では新計量法によりSI単位以外使用できません。
2
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パラメータ構成
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
RUN
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
M
RUN
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
S
M
M
3
Page 4

簡易設定方法
1 x
1
パラメータの選択
2 x
2
3
1 x
*値の減少:値は減少させることができません。減少させたい場合は最大値
まで値を増加させてください。値は最小値から再び増加してい
きます。
...
パラメータ値の変更*
> 5s
パラメータ値の決定
操作部の説明
1
2
3
4
5
4
1
緑LED x 4(5)
黄LED x 1
4桁デジタル表示
Setボタン
Mode / Enterボタン
2
3
Mode/Enter Set
4
5
LEDが点灯している単位で圧力を表示
接点出力状態を表示;出力1がON時点灯
測定圧力、パラメータ、パラメータ値を表示
パラメータ値の変更
パラメータの選択とパラメータ値の決定
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機能と特徴
この圧力センサーはシステム圧を検出し、設定したパラメータに基
づいて2つの出力が信号を出します。
・
表示
現在のシステム圧をMPa/kPa
*日本国内では新計量法によりSI単位以外使用できません。
・現在のシステム圧を%で表示することもできます。
注意:0%はシステム圧力=0ということではありません。
で表示します。
出力信号
出力1:
・
接点信号(システム圧の限界値、ヒステリシス/ウインド機能、
ノーマルオープン/ノーマルクローズ)
・自己診断機能(異常時には出力1はOFFになります)
出力2:
・アナログ信号(4...20mA / 20...4mA)
・アナログ信号(0...10V / 10...0V)
測定範囲は最大測定範囲の25%までスパン調整できます。
(スパン調整比1:4)
測定範囲、許容圧力、破壊圧力は下記の通りです。
コードNo.
PI2692
PI2x93 -0.1...+2.5 10 35
測定範囲
MPa MPa MPa
-0.1...+10
許容圧力
100100
20 65
破壊圧力
PI2x94
PI2x95
PI2x96
PI2x97
PI2x98
PI2x99
センサーには許容圧を超える圧力を絶対に加えないでください。
気体の圧力を測定する場合、2.5MPaを超える圧力をセンサーに
加えないでください。破壊圧力を超える圧力が瞬間的に加わった
場合でもセンサーは損傷する恐れがありますので注意してくださ
い。(事故につながる恐れがあります。)
-0.1...+1.0
kPa
-100...+400
-12.4...+250
-5.0...+100
-1.24...+25
-100...+100
5 72.5
kPa kPa
3000 10000
2000 5000
1 3
1 3
1 3
bar=10 x MPa mbar=10 x kPa
5
Page 6

操作モード
動作モード(RUNモード):
電源を投入すると動作モード(RUNモード)になります。
設定されたパラメータに従って出力します。
デジタル表示LEDには現在の圧力値が緑LEDが点灯している単位で
表示されます。
黄LEDは接点出力の開閉状態を表示します。
ディスプレイモード:
パラメータとパラメータ値の表示
Mode/Enterボタンを押すと、パラメータ値を読むことが出来るディ
スプレイモードになります。
・Mode/Enterボタンを押すごとにパラメータの表示がスクロールし
ていきます。(パラメータ構成はP3参照)
・パラメータが表示されてSetボタンを押すと、対応するパラメータ
値が約15秒表示されます。
さらに15秒後、動作モードにもどります。
プログラミングモード:
パラメータ値の設定
パラメータ値を表示した後Setボタンを5秒以上押すことで、プログ
ラミングモードになります。
Setボタンを押すことでパラメータ値を変更することが出来ます。
値を変更しMode/Enterボタンを押すことで新しい値を決定できます。
15秒以上ボタンを押さなかった時は、設定を変えずに動作モードに戻
ります。
※Mode/Enterボタン、Setボタンは先の尖った物で押さない様にして
ください。
又、あまり強い力でボタンを
傷する恐れがありますのでご注意ください。
6
押し込むとボタンの下の電子回路が損
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取付方法
センサーの取付け取外しの際は、圧力が加わっていない事を
確認してください。
注意:0%はシステム圧力=0ということではありません。
媒体温度の高いものには、水平取付けを推奨します。
PI209x
A
B
C
PI269x
A
41
A=回転式外装
PI2x9xシリーズは食品・薬品産業で使用する装置や機械向けにアメリカ
の3A、FDAの認定を受けております。
各ネジサイズに合わせて、クランプ、DIN11851、バリベント、溶接用
アダプター等を別売りで用意しております。
詳しくはカタログをご参照ください。
・PI209x:ifm社専用の特殊ネジサイズ
・PI269x:G1インチ(締め付けトルク20Nm)
センサーとアダプターを取付ける際の注意点
・アダプターをスムーズにねじ込むためにアダプターに付属しているグ
リスをネジ部に塗ってから取付けてください。
・センサーとアダプターの取付けは衛生上一度しかできません。
(金属シールのため)
溶接アダプターを使用する際は、装置にアダプターを溶接した後、アダ
プターにセンサーを取付けてください。
7
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L
L+
3
4
2
1
青
黒
白
茶
2:出力2
4:出力1
接続方法
配線の接続は電気的な知識をもっている人が行ってください。
電源電圧、開閉電流については、本体の表示ラベルをご参照ください。
UL 508の許容電圧要求を満たす為に電気的絶縁と過電流保護され
た電源を使用してください。
・取付及び配線は必ず電源を切ってから行ってください。
・結線に際しては誤配線のないように充分注意してください。
・無負荷接続はしないでください。
・通電前に結線が正しい事を必ず確認してください。
・センサーを取り付けた後、コネクター付ケーブルを接続してくださ
い。
出力1 pnp出力
コネクター(センサー)
1
2
3
4
出力1 npn出力
1
茶
2
白
4
黒
2:出力2
4:出力1
出力1=Hno、Hnc、Fno、Fncの時
Pin4(出力1)=接点出力
出力1=dESIの時
Pin4(出力1)=診断出力
Pin2(出力2)=アナログ出力
3
青
L+
L
8
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設定方法
設定するパラメータが
1
2
3
表示されるまで
Mode/Enterボタンを
押してください。
Setボタンを約5秒間
押し続けてください。
パラメータが約5秒間点滅します。
次に値が増加します。*
値が増加し始めたら
途中でボタンを離しても
再度ボタンを押すと値は増加します。
Mode/Enterボタンを
押してください。(=承認)
パラメータが表示され、
パラメータ値が有効になります。
設定の終了:
他のパラメータの変更:
4
同様にステップ1から始めてください。
※値の減少:値は減少させる事が出来ません。減少させたい場合は最大値まで値を増加さ
せてください。値は最小値から再び増加していきます。
設定の注意:
表示単位設定時に発生する内部誤差を避け正確に測定する為、スイッチポイント
(SP1,rP1)、アナログ出力スタート/エンド値(ASP,AEP)
する単位(Uni)を先に設定してください。
日本国内では新計量法によりSI単位以外使用出来ません。
初期設定 国内向け:Uni=PA(単位固定)
海外向け:Uni=bAr(単位選択可能)
プログラミングモード中に約15秒ボタンを押さなかった場合、値を変えないで動
作モード(RUNモード)に戻ります。
設定したパラメータを容易に変更されない為に電気的にロックする事が出来ます。
Mode/EnterボタンとSetボタンを"Loc"と表示されるまで同時に押し続けてくださ
い。ロック解除も同様に"uLo"と表示されるまで同時に押し続けてください。
約15秒待つか、現在の設定値が表示
されるまでMode/Enterボタンを
押してください。
を設定する前に使用
ロックされている時には設定値の変更は出来ません。変更を行う時は、ロック解
除してください。製品はロック解除の状態で出荷されます。
ロックされた状態でパラメータ値を変更しようとすると
ータ値の変更は出来ません。
"Loc"と表示され、パラメ
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動作確認/メンテナンス
配線接続後センサーが正常に動作するか確認してください。
デジタル表示LEDに下記の表示が出ている時は速やかに異常状態の解除
を行ってください。
使用中の機能異常表示
定格圧力範囲を上回った時表示します。(Overload)
定格圧力範囲を下回った時表示します。(Underload)
接点出力が短絡した時点滅表示します。
内部で異常が起きた時に点滅表示します。
*短絡すると出力はOFFになります。
異常表示の[SC1][Err]は表示機能が停止中でも表示されます。
自己診断機能(DESINA規格による)
出力1はOU1=dESIの時に、自己診断出力として使用されます。
・異常がなければ出力はONし、
UB+(P-n=PnPの時)もしくはUB-(P-n=nPnの時)を出力します。
・異常時に出力はOFFになります。以下の異常を検出します。:
不足電圧(18V〜);過電圧(33V〜);
媒体温度が高い時(>150℃)/低い時(<-30℃);
センサー内部の温度が高い時(>100℃)/低(<-30℃);
RAM異常
フィルターの清掃
フィルターに汚れ等が詰まると、
温度変化が生じた場合に精度に
影響を及ぼしますので、定期的
に掃除をしてください。
BA
センサーは厳しい周囲条件に対して保護されていますが、水、洗浄液、
スチーム、油等がセンサーに直接かかる環境で使用する場合は、別売り
のE30043を使用して保護構造を向上させることができます。
10
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テクニカルインフォメーション/出力機能/パラメータ
スイッチオンポイント
出力が切り替わる上限値。
SP1はOU1(出力1)がHno、Hnc、Fno、Fncの時のみ有効。
スイッチオフポイント1及び2
出力が切り替わる下限値。
rP1はSP1より高い値に設定することはできません。
SP1をrP1より低い値に設定すると、rP1は自動的に低い値に設
定されます。
rP1はOU1(出力1)がHno、Hnc、Fno、Fncの時のみ有効。
設定範囲→19、20ページ
出力1:4つのスイッチ機能と自己診断機能が設定できます。
・Hno=ヒステリシスモード/ノーマルオープン
・Hnc=ヒステリシスモード/ノーマルクローズ
・Fno=ウインドモード/ノーマルオープン
・Fnc=ウインドモード/ノーマルクローズ
・dESI=出力1は診断機能出力として使用されます。
出力2:4つのアナログ信号が設定できます。
・I = 電流出力4...20mA
・InEG = 逆電流出力20...4mA
・U = 電圧出力0...10V
・UnEG = 逆電圧出力10...0V
ゼロ点キャリブレーションティーチ機能
自動適応オフセット(設定範囲0MPa±5%);
例)センサーの取付け位置及びレベル測定時の0点レベルの調整
パラメータCOFの項目も参照してください。
設定方法
・システムに圧力が加わっていないことを確認してください。
・tCOFが表示されるまで、Mode/Enterボタンを押し
てください。
・Setボタンを押し続けてください。
現在のオフセット値[%]が表示され、その後現在のシステム
圧[選択された表示単位]が表示されます。
・Setボタンを離してください。
・
Mode/Enterボタンを押してください。(=新たなオフセット値の承認)
11
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ASP(アナログ出力スタート値)ティーチ機能
現在のシステム圧をアナログ信号のスタート値に設定します。
ASP=出力信号が4mA/0V
の時の測定値
AEP(アナログ出力エンド値)ティーチ機能
現在のシステム圧をアナログ信号のエンド値に設定します。
AEP=出力信号が20mA/10V
の時の測定値
設定方法
・
希望の最小圧力(ASP)、
・
tASP/tAEPが表示されるまでMode/Enterボタン
を押してください。
・
Setボタンを押し続けてください。(今設定した値が点滅
します)
・表示が点滅しなくなったらSetボタンを離してください。
(新たな設定値が表示されます)
・Mode/Enterボタンを押してください。(承認)
ASP/AEPは一定の範囲内でしかティーチすることができません。
(→19、20ページ) ティーチ設定が無効な圧力で行われると、
ULもしくはOLが表示されます。Mode/Enterボタンで承認
した後に、Errが点滅表示したら、ASP/AEP値は変更されてい
ません。
(OU2 = InEG/UnEGの時は20mA/10V)
(OU2 = InEG/UnEGの時は4mA/0V)
最大圧力(AEP)を設定してください。
拡張機能
この項目には詳細設定を行うメニューを含んでいます。
Setボタンを押すとパラメータに進みます。
サブメニューがアクセス・コードで保護されている場合には、
Cod1が点滅表示されます。
・Setボタンを押して、有効なコードNo.が表示されるまで押し
続けてください。
・その後Mode/Enterボタンを押してください。
工場出荷時:アクセス制限無し
表示単位設定
以下の設定単位で、測定値およびSP1、rP1、ASP、AEPの値を
表示することができます。
日本国内では新計量法によりSI単位以外使用できません。
表示単位設定時に発生する内部誤差を避け正確に測定する為、
スイッチポイント(SP1、rP1)、アナログ出力スタート/エンド
値(ASP、AEP)を設定する前に
してください。
初期設定:国内向け Uni=MPa(単位固定)
海外向け Uni=bAr(単位選択可能)
使用する単位(Uni)を先に設定
12
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表示モード
2つの設定から選ぶことができます。
・P = Uniで設定した単位で、圧力を表示
・P% = %表示(システム圧を%で表示します。
ASPの値を0%、
AEPの値を100%)
注意:0%はシステム圧力=0ということではありません。
アナログ出力スタート値(アナログスタートポイント)
出力信号が4mA/0V(OU2 = InEG/UnEGの時は20mA/10V)の時
の測定値
ASPはティーチ機能を使用して設定することもできます。(→tASP)
アナログ出力エンド値(アナログエンドポイント)
出力信号が20mA/10V(OU2 = InEG/UnEGの時は4mA/0V)の時
の測定値
ASPはティーチ機能を使用して設定することもできます。(→tAEP)
ASP/AEPの設定範囲:→19、20ページ
最大圧力、最小圧力の記録
・HI:最も高い測定圧力を表示します。
・LO:最も低い測定圧力を表示します。
記録の消去:
・
HIまたはLOが表示されるまでMode/Enterボタンを押してくだ
さい。
・
Setボタンを押し、そのまま---が表示されるまで押し続け
てください。
・それからMode/Enterボタンを押してください。
キャリブレーションオフセット
センサーの測定値と実際の圧力を合わせます。
・設定範囲:定格圧力範囲の-5...+5%
(工場出荷時はASP=0%,AEP=100%で設定してあります)
・ステップ:定格圧力範囲の0.1%
COFはティーチ機能を使用して設定することもできます。(→tCOF)
接点出力のディレー時間
dS1=スイッチオン・ディレー;dr1=スイッチオフ・ディレー
圧力が設定点に到達してディレー時間が経過した後出力します。
ディレー時間の途中で圧力が設定点を下回れば出力しません。
・設定範囲:0/0.1...50s、0.1sのステップで調整可能
(0=ディレー機能なし)
・秒(s)単位で表示
13
Page 14

出力設定(出力1)
NPN出力またはPNP出力どちらかに設定することができます。
・PnP = PNP出力
・nPn = NPN出力
接点出力のダンピング機能(OU1)
dAPで設定された時間以上の圧力変化のみ測定します。
短い時間のピーク圧等無視します。
・設定範囲:0.1...100s、ステップ0.1s
(0.1=ダンピング機能なし)
ダンピングと応答周波数の相関関係:f
max
=
1
2 x dAP
ダンピング機能は表示に影響します。
アナログ出力のダンピング機能(OU2)
dAAで設定された時間以上の圧力変化のみ測定します。
短い時間のピーク圧等無視します。
・設定範囲:0.1...100s、ステップ0.1s
(0.0=ダンピング機能なし)
表示設定
9つの表示機能から選ぶ事が出来る。
d1 = ディスプレイ1(表示時間を50msで表示)
d2 = ディスプレイ2(表示時間を200msで表示)
d3 = ディスプレイ3(表示時間を600msで表示)
rd1,rd2,rd3 = d1,d2,d3の180℃反転表示
OFF = 表示機能をOFFにしますが、プログラミングボタンを押し
た時、15s間表示します。
初期設定へのリセット
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・Mode/EnterボタンをrESが表示されるまで押してくださ
い。
・Setボタンを---が表示されるまで押し続けてください。
・それからMode/Enterボタンを押してください。
全てのパラメータ設定がリセットされますので、事前にご使用
のパラメータ値を書き留めておくようにしてください。
(→20ページ)
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ヒステリシス機能(図1):
圧力が設定値に対して変化する時、
ヒステリシスは安定した出力の開閉
状態を保ちます。
圧力が増加している時、出力はセットポイントに達した時動作します。
(SP1)逆に圧力が減少している時、出力はリセットポイントに達した時
復帰します。(rP1)ヒステリシスは調整できます。
最初にセットポイントを設定し、次にリセットポイントを設定します。
ウインド機能(図2):
ウインド機能は限定した動作範囲の監視をする事ができます。
圧力がセットポイント(SP1)とリセットポイント(rP1)の間の時、出力
はON(ウインド機能/NO)又はOFF(ウインド機能/NC)します。
SP=上限値,rP=下限値
動作範囲
P
SP
rP
1 2
P
SP
ヒステリシス
rP
t
1
0
1
0
Hno
Hnc
1
0
1
0
t
Fno
Fnc
測定範囲の設定(アナログ出力)
テーィチ機能もしくはパラメータのASP/AEPに値を入力することで
能です。
・パラメータOU2で測定範囲を設定できます。
4...20mA(OU2=I),20...4mA(OU2=InEG),
0...10V(OU2=U),10...0V(OU2=UnEG)
・
アナログ出力スタート値をティーチ(tASP)もしくはパラメータASPの
値で出力信号が
・
アナログ出力エンド値をティーチ(tAEP)もしくはパラメータAEPの
で出力信号が
4mA/0V(InEG/UnEG場合20mA/10V)を出力します。
20mA/10V(InEG/UnEG場合4mA/0V)を出力します
。
設定可
設定
設定値
・ASP,AEP間の最小設定範囲は最大測定範囲の25%となります。
(スパン調整比1:4)
注意:システム圧が%で表示されている時(SELd=P%),0%=ASP値/100%
=AEP値です。
0%の表示はシステム圧=0ということではありません。
15
Page 16

電圧出力
工場出荷時 測定範囲設定
U[V]
10
MAW
MAW = 測定範囲の下限値
1
2
MEW
MEW = 測定範囲の上限値
P
U[V]
10
1
2
ASPMAW
AEP
MEW
設定された測定範囲内で、出力信号は0...10Vとなります。
(①はOU2=U/②はOU2=UnEG)
また、
・測定範囲を超えるシステム圧:出力信号>10V(OU2=U)
・測定範囲を下回るシステム圧:出力信号>10V(OU2=UnEG)
P
電流出力
工場出荷時 測定範囲設定
I[mA]
20
4
MAW
MAW = 測定範囲の下限値
MEW
MEW = 測定範囲の上限値
1
2
P
出力信号は4...20mAとなります。(①はOU2 = I/②はOU2 = InEG)
また、
・測定範囲を超えるシステム圧:
出力信号>20mA(OU2=I)、最大3.8mAまで低下(OU2=InEG)
・測定範囲を下回るシステム圧:
出力信号>20mA(OU2=InEG)、最大3.8mAまで低下(OU2=I)
I[mA]
20
4
1
2
ASPMAW
AEP
MEW
P
16
Page 17

仕様
使用電源電圧範囲 [V]
内部消費電流[mA]
出力開閉電流[mA]
保護回路
誤配線、過負荷保護回路
内部電圧監視機能付き
内部電圧降下[V]
起動時遅延時間[s]
接点出力の最小応答時間[s]
応答周波数[Hz]
アナログ出力
電流出力時の最大負荷[Ω]
電圧出力時の最小負荷[Ω]
アナログ出力の最小応答時間[s]
精度(定格圧力に対して)
総合精度
リニアリティ
ヒステリシス
繰り返し精度(温度変化<10K)
長期間安定性(/年)
温度ドリフト
ゼロ点誤差(/10K)
スパン誤差(/10K)
媒体接触部の材質
外装材質
保護構造
絶縁抵抗[MΩ]
耐衝撃[m/s2]
耐振動[m/s2]
最小スイッチング回数
使用周囲温度
媒体温度
保存温度
EMC
IEC 1000/4/2 静電気放電に対する耐性 :4kV(CD) / 8kV (AD)
IEC 1000/4/3 電磁界に対する耐性 :10V/m
IEC 1000/4/4 バーストに対する耐性 :2kV
IEC 1000/4/6 高周波誘導結合に対する耐性 :10V
2)
1)
SUS316L,セラミック(99.9% AI2 O3),PTFE
SUS316L,Pocan,PC,PEI,FPM,FPDM/X,PTFE
(電源電圧-10)x50;DC24V時700
50 x 9.81 (DIN / IEC68-2-27,11ms)
20 x 9.81 (DIN / IEC68-2-6,10-2000 Hz)
-25...+125(+145 max.1h)
DC 18...32
< 50
250
短絡保護回路
< 2
0.5
0.1
6
4...20 mA / 0...10 V
測定範囲を設定可能
2000
0.1
< ± 0.2
< ± 0.15
< ±0.15
< ±0.1
< ±0.1
温度範囲:0...+70℃
< ±0.05
< ±0.15
IP67 Ⅲ
> 100(DC 500V)
1億回
-25...+80
-40...+100
1)表記は全てスパン調整比1:1です。
2)DIN16086による
17
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外形寸法図
PI209x
2
48
34
1
36
36
3
47
M12x1
119
85
14.5
4
5
PI269x
1
41
2
48
34
25.4
G1
3
47
M12x1
119
85
27
①4桁デジタル表示 ②LED ③設定ボタン ④シーリングエッジ
⑤ifm特殊ネジ
18
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設定範囲
Uni =
MPA / k PA
ΔP = 増減
MPaPI2692
MPaPI2x93
MPaPI2x94
-0.096
-0.098
SP1 rP1 ASP AEP
-0.08
10.00
2.500
1.000
400.0-99.0kPaPI2x95
100.0-99.8kPaPI2x99
パラメータ値記入用
-0.10
-0.100
-0.100
-100.0
-100.0
9.98
2.496
0.998
399.0
99.8
-0.10
-0.100
-0.100
-100.0
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P
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SP1 COF
rP1 dS1
OU1 dr1
OU2 P-n
ASP dAP
AEP dAA
Uni diS
SELd
ご不明な点がありましたらお問い合わせください。尚、その他技術的データについては
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お断りなく仕様書等記載事項の変更をする事がありますのでご了承ください。
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