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pH 電極
9625-10D 取扱説明書
CODE:GZ0000243344B
January, 2017
© 2017 HORIBA Advanced Techno Co., Ltd.
お買い上げいただきありがとうございます。ご使用になる前
にこの取扱説明書をお読みください。
使用上の注意
安全のための注意
薬品注意
電極の内部液は高濃度の塩化カリウム(3.33 mol/L-KCl)を使用
しています。内部液が手や皮膚についた場合はただちに水洗いし
てください。万一、目に入った場合はすみやかに大量の流水で
洗った後、医師の処置を受けてください。
切り傷注意
ガラスの破片でけがをします。電極の支持管および先端はガラス
でできています。割らないように注意してください。
取り扱い上の注意
電極をものにぶつけたりしないでください。
電極にひびや割れがあると測定できません。新しい電極
に交換してください。
電極のコネクタ部に水やサンプルがついたり、汚れた手
で触れたりしないようにしてください。正確な測定がで
きません。
比較電極の内部液には必ず 3.33 mol/L-KCl 溶液(形式
300)をご使用ください。
電極のpH応答ガラス膜や液絡部の汚れがひどく、純水で
洗っても落ちない場合、汚れの状況に応じて洗浄を行っ
てください。(「電極の保守」(4 ページ)参照)
0.1 mol/L 以上の濃度の酸あるいはアルカリ下の連続使
用は避けてください。電極性能が損なわれたり、寿命を
短くするおそれがあります。
フッ素イオンはガラス電極を侵すため、基本的にはフッ
素イオンを含んだ溶液の測定は行わないでください。
50°C以上の温度差があるサンプルに、電極を急に浸けな
いでください。ガラスが破損することがあります。
ガラス応答膜内部に塩化銀が析出することがあります
が、性能上問題はありません。
電極の使用温度範囲外では使わないでください。電極が
こわれるおそれがあります。
電極の保管後に保護キャップや内部液補充口に白い結
晶が付着していることがありますが、性能上問題はあり
ません。
電極を廃棄するときは、各地方自治体の指示に従ってく
ださい。
内容物
仕様と各部の名称
各部の名称
仕様
製品形式
使用 pH 範囲 pH 0 ~ 14
使用温度範囲 0 ~ 100°C(没水測定時 0 ~ 50°C)
保管温度範囲 0 ~ 50°C
内部電極 銀 / 塩化銀
比較電極内部液 3.33 mol/L-KCl 溶液(形式 300)
液絡部材質 多孔性セラミック
接液部材質
電極長さ
接液部外径
液絡部高さ 約 15 mm (電極先端からの位置)
リード長さ
最大没水深さ
ボディ材質はプラスチックです。有機溶媒系(アセトン、トルエン
など)のサンプルには使わないでください。
9625-10D
ガラス、シリコンゴム、セラミック、ポリ
サルフォン、ポリオレフィン、ポリアミド
150 mm
16 mm
1 m
1 m
品名 数量
電極 9625-10D 1 本
取扱説明書 1 部
製品に関する技術的なお問い合わせやご相談は、
カスタマーサポートセンターまでお願いいたします。
フリーダイヤル 0120-37-6045
受付時間 9:00 ~ 12:00、13:00 ~ 17:00(祝祭日を除く月曜日~金曜日)
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計器への接続
1. 計器本体のコネクタ受け口のピンに合わせて電極コネ
クタの溝を差し込みます。
溝に合わないうちに無理に押し込まないでください。
2. 電極コネクタの金属部を持ち、溝に従って右に回しなが
ら押し込みます。
3. コネクタカバーをコネクタにかぶせ、計器本体のケース
部に軽くあたるところまでまっすぐ押し込みます。けっ
して回さないでください。
4. 計器本体のジャック部に温度コネクタをOリングが隠れ
るまでしっかりと差し込みます。
温度コネクタは必ず接続してください。温度コネクタが接続されて
いない場合、正確な測定ができません。
電極の準備
電極の保護キャップや内部液補充口に白い結晶(KCl の結晶)が付
着していることがありますが、性能上問題はありません。
純水などで洗い落としてご使用ください。
はじめて使用する場合および長期間の保管後
1. 保護キャップをはずします。
2. 内部液補充口を開けてください。
3. 比較電極の内部液をスポイトで抜き取ります。
4. 新しい内部液(形式 300)を補充口部まで注入します。
5. 電極の先端を純水でよく洗い、ろ紙などでふき取りま
す。
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測定(校正)の手順
1. 内部液補充口を開けてください。
2. 内部液が補充口部まで満たされていない場合は、内部液
を補充してください。
3. 標準液やサンプルに浸ける前に毎回電極の先端を純水
でよく洗い、ろ紙などでふき取ります。
没水測定の場合
内部液補充口を閉じたままで測定してください。
内部液をできる限り入れ、内部液補充口を閉めて内部に
気泡が残らないようにしてください。
30 分以上の連続使用は避けてください。
センサを振りまわしたり、ケーブルとの接続部を引っ張
らないでください。また、持ち運びのとき、電極や pH
メータ本体をぶら下げて持たないでください。断線の原
因になります。
4. 応答ガラス膜の内部に気泡があるときは、電極を軽く
振って気泡を除去してください。
5. サンプルに応答ガラス膜と液絡部が完全に浸るように
してください。また、内部液の液面がサンプルの液面よ
り 3 cm 以上高くなるようにしてください。
6. 電極をかるく振ってサンプルとなじませて、先端部周囲
の気泡を除去してください。
測定中は内部液補充口を必ず開けた状態にしてください。内部
液補充口が液などでふさがっていると正確な測定ができませ
ん。布などでふき取って使用してください。
pH メータの校正 / 測定は、pH メータの取扱説明書に従ってくだ
さい。
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