
Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて 運転免許について
お買いあげになりましたら、 販売店にてこの取扱
★★
説明書と共に「メンテナンスノート」を受取り、下記の説
明を受けてください。 この車は、第1種原動機付自転車です。
お車の正しい取扱いかた
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺 印
Honda
この車を一般公道で運転するには、運転免許が必要です。ご自身
の免許で運転できるか、確認してください。
この車の乗車定員は、運転者のみの1人です。
★
排出ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
★
−(型):
BA AF58ZOOMER
平成10年排出ガス規制適合車

取扱説明書について
安全に関する表示について
★
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、安全な運
転のしかた、簡単な点検の方法などについて説明してあ
ります。
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メンテナンス
を安全に行うために」は重要ですので、しっかりお読みく
ださい。
★
車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自の装備や
取扱いがありますので、運転する前に必ずこの取扱説明
書をお読みください。
また、メンテナンスノートもぜひお読みください。
★
車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書およびメン
テナンスノートをお渡しください。
★
車の仕様、その他の変更により、この本の内容と実車が一
致しない場合があります。ご了承ください。
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあること」を
回避方法と共に、下記の表示で記載しています。これら
は重要ですので、しっかりお読みください。
指示に従わないと、死亡または重大な
傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重大な
傷害に至る可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受ける可能
性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただきたいこと
知っておいていただきたいこと
知っておくと便利なこと

目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯・表示灯 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャッター ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・14
・・・前照灯(ヘッドライト)上下切換えスイッチ ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コンビニフック ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート下スペース ・18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・18
書類入れ ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・携帯工具
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・U字ロック格納場所 ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキロックレバー ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタートするとき ・25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい走りかた ・27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・止まりかた ・28

・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・30
・・・・・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・48
・・・・・・・・・・・・・・・ファイナルリダクション ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・50
・・・・・・・・・・・・・ケーブル類のラバーブーツ ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オーバーヒートしたとき ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さくいん ・59

安全運転のために
心のゆとりと正しい服装が安全運転のキメ手です。
道路交通法を守り、あせらずにゆとりを持って落ち着いた運転を心が
けましょう。
ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必要な基本的なもので
す。これらの項目をいつもお守りいただき、安全運転を心がけてくださ
い。
スピードメータ部に速度警告灯が装備されています。
車の速度が法定最高速度(30km/h)を越えると速度警告灯が点滅
し運転者に注意をうながします。
速度警告灯
この車は1人乗りです。2人乗りはできません。
ご注意ください。

運転する前に
日常点検を行ってください。
車は常に清潔に手入れをし、定められた点
検整備を必ず行いましょう。
日常点検は、 ページ参照。
定期点検を実施してください。
定期点検は、 ページ参照。
34
36
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火
気厳禁で行ってください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成
分が含まれています。エンジンは、風通しの
良い場所でかけてください。

安全運転のために
服装
運転者は、必ずヘルメットを着用してくだ
さい。これは、法令でも定められています。
ヘルメットの着用は、あごひもを確実に締
めるなど、正しく行ってください。
ヘルメットは二輪車用で 、 マークか
マークのあるものをお勧めします。頭に
JIS
しっくり合って圧迫感のないものをお選び
ください。
保護具や保護性の高い服を着用してくださ
い。
・
フェイスシールドまたはゴーグルの使用
・
くるぶしまで覆う靴の着用
・
摩擦に強い皮製の手袋の着用
・
長ズボンと長袖のジャケットの着用
−
明るく目立つ色の動きやすい服装で体
の露出の少ないものを着用してくださ
い。
−
すその広いズボンや袖口の広いジャケ
ットは、ブレーキ操作などの運転動作
のじゃまになり思わぬ事故の原因にも
なりますので避けてください。
CS SG
ヘルメットを正しく着用していないと、
万一の事故の際、死亡または重大な傷害
に至る可能性が高くなります。
運転者は乗車時、必ずヘルメット、保護具
および保護性の高い服を着用してくださ
い。

乗りかた
走行中、運転者は両手でハンドルを握り、両
足をフロアに置いてください。
急激なハンドル操作や、片手運転は避けて
ください。
これは、すべての二輪車の安全運転の原則
です。

安全運転のために
荷物
荷物を積むと、積まないときにくらべてハン
ドルの感覚が少し変わりますから注意しまし
ょう。積みすぎると、ハンドルがふられ運転を
誤まることがありますので、積みすぎに注意
しましょう。
荷物の積載は下記重量までです。
シート下スペース:
10.0 kg
コンビニフックには、車体からはみ出した
り、足に当たるような大きな荷物はかけな
いでください。走行やハンドル操作に支障
をきたすことがあります。
ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操
作ができなくなる場合があります。物を置
かないでください。
ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎ
らないでください。過熱によりレンズが溶
けたり、荷物等まで損傷する場合がありま
す。
レンガや鉄片等、固くて重いものをシート
下スペースに積んだまま走行しないでくだ
さい。積載重量以内でもシート下スペース
の底面が損傷する場合があります。
荷物は指定の場所以外には積まないでくだ
さい。カバー等が破損することがあります。
シート下スペースには、車体からはみ出し
たり、足に当たるような積みかたはしない
でください。荷物を積むときは、確実に荷物
を固定してください。
改造
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性
を悪化させたり、排気音を大きくしたり、ひ
いては車の寿命を縮めることがあります。
不正改造は法律に触れることは勿論、他の
迷惑行為となります。
このような改造に起因する場合は、保証が
受けられません。
この車は平成 年排出ガス規制適合車です。
排出ガス濃度を劣化させるような不正改造
は行わないでください。
10
コンビニフック:
1.5 kg

駐車
駐車するときは
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハ
ンドルロックをかけ、キーを抜いてお持ちく
ださい。
また、メインスイッチのシャッタを閉じ、シャ
ッタのキーもお持ちください。
水平でしっかりした地面の場所に駐車して
ください。
交通のじゃまにならない安全な場所を選ん
で駐車しましょう。
やむをえず傾斜地、砂利を敷いた所、でこぼ
こな所、地面の軟らかい所等に駐車せざる
を得ないときは、車の転倒・動き出しのない
よう、安全処置に十分留意してください。
マフラなどが熱くなっています。他の方が
触れることのない場所に駐車しましょう。
エンジン回転中および停止後しばらくの
間はマフラ、エンジンなどに触れないで
ください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中
および停止後しばらくの間は熱くなって
います。このとき、マフラ、エンジンなど
に触れるとヤケドを負う可能性がありま
す。
エンジン回転中および停止後しばらく
の間はマフラ、エンジンなどに触れな
いでください。
他の方がマフラ、エンジンなどに触れ
ることのない場所に駐車してください。

各部の名称
メインスイッチ、シャッター
(P.13、14)
ラジエータリザーバタンク
(P.44)
携帯工具
(P.19)
オイルレベルゲージ
(P.42)
書類入れ
ガソリン注入口
(P.22)
前輪ブレーキレバー
後輪ブレーキレバー
バッテリ(P.46)
ヒューズ(P.48)
(P.20)
コンビニフック
(P.16)
ブレーキロックレバー
(P.18)
メインスタンド
シート下スペース
(P.18)
ヘルメット
ホルダ
エアクリーナ
ブリーザドレン
(P.51)
キックスタータペダル

積算距離計
(P.12)
前照灯上下切換えスイッチ
(P.15)
速度計
(P.12)
速度警告灯
(P.12)
後輪ブレーキレバー
方向指示器スイッチ
(P.15)
ホーンスイッチ
(P.15)
エンジン異常表示灯
(P.12)
前輪ブレーキレバー
スタータスイッチ
(P.14)
メインスイッチ、シャッター
(P.13、14)
燃料残量警告灯
(P.12)

メータの見かた、使いかた
積算距離計
(オドメ−タ)
エンジン異常表示灯
速度計
(スピードメータ)
速度警告灯
燃料残量警告灯
計器類
速度計(スピードメータ) 速度警告灯
走行中の速度を示します。法定速度を守り安
全走行してください。
積算距離計(オドメータ)
走行した総距離を の単位で示します。
白地に黒数字は の単位です。
4桁目(1,000kmの位)の と は橙色地に
白数字で表示します。
橙色に変わったときがエンジンオイル交換の
目安です。
(エンジンオイル交換については、43ページを
参照)
橙色
km
100 m
16
積算距離計
(オドメ−タ)
警告灯・表示灯
速度が30km/hを越えると、点滅します。
燃料残量警告灯
燃料タンク内のガソリンが少なくなると点灯
します。燃料残量警告灯が点灯したときは、早
めにガソリンを補給してください。
燃料残量警告灯が点灯したときの
燃料有効残量:約
エンジン異常表示灯
走行中、エンジン冷却水の温度が規定以上に
なると、点滅します。点滅した場合、オーバー
ヒートのおそれがあります。ただちに安全な
場所に停車してください。
処置手順は ページ参照
エンジン異常表示灯が点滅すると同時
に車の速度を制限します。
1.2
56

スイッチの使いかた
メインスイッチ
OFF
LOCK
ON
メインスイッチ
SHUT
LOCK ・・・
OFF ・・・・・
ON ・・・・・・・
SHUT ・・・
エンジンを停止した状態でメインスイ
ッチを にしたまま、長時間放置し
ないでください。
バッテリあがりの原因となります。
ハンドルがロックされます。
キーの差し抜きができます。
エンジン停止位置です。
キーの差し抜きができます。
エンジンがかかります。
キーは抜けません。
メインスイッチのシャッター
が閉じています。
(次ページ参照)
‘‘ON’’
ONとOFFの中間位置でもキーは止
りますが、電気系統は作動せず、キーは
抜けません。

スイッチの使いかた
溝
突起部
《閉じかた》
《開けかた》
シャッターのキー
ツマミ
SHUT
盗難やいたずら防止のため、メインスイッ
チにシャッターを装備しています。車から
離れるときは、シャッターを閉じましょう。
《閉じかた》
メインスイッチのキーを抜き、シャッター
のキーの突起部を溝にあわせ差し込み、
の位置まで回します。
または、ツマミをSHUTの位置まで動
かすことで閉じることもできます。
《開けかた》
シャッターのキーの突起部を溝にあわせ差
し込み、OPENの位置まで回します。
シャッターを開けるにはシャッターのキー
が必要です。メインスイッチのキーといっ
しょに携帯してください。
スタータスイッチシャッター
スタータスイッチ
メインスイッチのキーをにしてブレー
キレバーを握り、スイッチを押すとエンジン
がかかります。
ブレーキをかけた状態でないとエンジ
ンはかかりません。
ON
OPEN

前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
方向指示器スイッチ
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
ホーンスイッチ
ホーンスイッチ
(上向き)
遠くを照らしたい場合に使用します。
・・・
(下向き)
対向車のあるとき、市街地走行など
・・・
上向きが不適当なときは、下向きに
してください。
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょ
う。
メインスイッチのキーをONにしてスイッ
チを入れると、方向指示器が作動します。
右に曲がるときに操作します。
・・・
左に曲がるときに操作します。
・・・
方向指示器スイッチは、自動的に解除
しません。使用後は、必ず解除してくだ
さい。つけたままにしておくと他の方
に迷惑となります。
メインスイッチがのとき、ホーンスイッ
チを押すとホーンが鳴ります。
ON

装備の使いかた
ハンドルロック
ハンドルロック
《かけかた》
押押すす
回回すす
回回すす
押押すす
《外しかた》
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンド
ルロックをかけましょう。
チェーンロック等のご使用もおすすめします。
《かけかた》
ハンドルを左にいっぱいにきります。メイン
スイッチのキーをいっぱいまで押し込み、
OFFからLOCKの位置まで回します。
ロックがかからない場合は、キーをOFF
からLOCK方向に回しながら、ハンドル
を右に少しずつ戻してください。
《外しかた》
メインスイッチのキーをいっぱいまで押し込
み、LOCKからOFFに回すとロック
が解除されます。
ロックが外れない場合は、ハンドルを軽く左
右に動かしながら行なってください。
LOCKの位置で、ハンドルが確実
にロックされているか、ハンドルを左
右に軽く動かして確認してください。
交通のじゃまにならない安全な場所を
選んで駐車しましょう。
コンビニフック
コンビニフック
シート前方にコンビニフックがあります。
コンビニフックの
最大荷物重さ:
コンビニフックには、車体からはみ出したり、
足に当たるような大きな荷物はかけないでく
ださい。走行やハンドル操作に支障をきたす
ことがあります。
1.5 kg

シート
ヘルメットホルダ
シート
《開けかた》
シートフックを押しながら、シートを開
けます。
《閉じかた》
シートをおろし、シート左側を上から押
してロックします。シートをもち上げ、シ
ートフックがかかったかを確認します。
シートフックをかけないで走行すると、
走行に支障をきたすことがあります。
シートフック

装備の使いかた
シート下スペース
シート下スペース
シートの下にはスペースがあり、荷物を積む
ことができます。
シート下スペースへの
最大荷物重さ:
シート下スペースには、車体からはみ出し
たり、足に当たるような積みかたはしない
でください。荷物を積むときは、荷物を確実
に固定してください。
10.0 kg
シート下スペースの底面はエンジンの
熱で温度が高くなります。熱の影響を
受け易い用品、食料品または可燃性の
ものは積まないでください。
レンガや鉄片等、固くて重いものをシ
ート下スペースに積んだまま走行しな
いでください。積載重量以内でもシー
ト下スペースの底面が損傷する場合が
あります。
貴重品やこわれ易いものは積まないで
ください。
ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダピン
ヘルメットホルダ
メインスイッチのキー

携帯工具 書類入れ U字ロック格納場所
ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用する
ものです。
走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨
げたり、車体に損傷を与えることがあります。
また、ヘルメットに損傷を与え保護機能を低
下させます。
《使いかた》
1.
メインスイッチのキーを左に回し、ヘル
メットホルダピンのロックを解除します。
2.
ヘルメットホルダピンにヘルメットの金
具をかけ、ヘルメットホルダピンを押し
てロックします。
携帯工具
携帯工具
カバー
ビス
シート裏側に携帯工具
取扱説明書やメンテナンスノートなどは、ビ
ニール袋に入れ、ここに格納してください。
携帯工具は、工具入れに確実に格納してくだ
さい。
《使いかた》
1.シートを開けます。(17ページ参照)
2.
書類入れ
ビスを外し、カバーを開けます。
洗車時、シートの下方から強く水をか
けないでください。内部に水が入り書
類等がぬれることがあります。
シート
書類入れがあります。
シート
U字ロック
シートの下にU字ロックを格納することがで
きます。
《格納のしかた》
シートを開けます。(17ページ参照)
1.
U字ロックを上図のように格納し、確実
2.
に固定します。
U字ロックはオプションです。
U字ロック格納場所には、U字ロック
の種類や形状、大きさなどにより一部
格納できない場合があります。

装備の使いかた
ブレーキロックレバー
ブレーキロックレバー
後輪ブレーキの調整が正しく行われて
いないとロックできません。
後輪ブレーキの調整は、38 ページ参
照してください。
《かけかた》 《外しかた》
1.
後輪ブレーキレバーを強く握ります。
2.
ブレーキロックレバーを矢印の方向に動
かして後輪ブレーキレバーにセットしま
す。
ブレーキロックレバーをセットしたまま
3.
後輪ブレーキレバーを放せば、後輪はロ
ックします。
後輪ブレーキレバーを強く握ると、自動
1.
的にロックレバーが外れます。
後輪ブレーキレバーから手を放せば、後
2.
輪のロックは外れます。

燃料の補給
燃料の補給
《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン
必ず無鉛ガソリンを補給してください。
補給するときは、無鉛ガソリンである
ことを確認してください。
高濃度アルコール含有燃料を補給する
と、エンジンや燃料系などを損傷する
原因となります。
軽油や粗悪ガソリンを補給したり、不
適切な燃料添加剤を使うと、エンジン
などに悪影響を与えます。
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気
厳禁で行ってください。
ガソリンは、燃えやすくヤケドを負った
り、爆発して重大な傷害に至る可能性が
あります。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、
火花、熱源などの火元を遠ざけてくだ
さい。
燃料補給は、必ず屋外で行ってくださ
い。
こぼれたガソリンは、すぐに拭き取っ
てください。
身体に帯電した静電気の放電による火花
により、気化したガソリンに引火し、ヤケ
ドを負う可能性があります。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体
や給油機などの金属部分に触れて身体
の静電気を除去してください。
給油作業は静電気を除去した人のみで
行なってください。

燃料の補給
《補給のしかた》
1.
ツマミを矢印の方向に引き、燃料タンク
リッドを開けます。
2.
メインスイッチのキーを燃料タンクキャ
ップに差し込み、右に回し、燃料タンクキ
ャップを左に回して開けます。
3.
ガソリンは注入口の下側にあるレベルプ
レート下端まで入れます。
ガソリンをレベルプレート下端以上に入
れると、燃料タンクキャップのブリーザ
孔からガソリンがにじみ出ることがあり
ます。
メインスイッチのキー
4.
燃料タンクキャップの凸部と燃料タンク
の凹部を合わせ、キャップを取付け、右に
回します。タンクキャップの凹部と△
マークが合うところまで確実に回してく
ださい。
5.
メインスイッチのキーを左に回し、キー
を抜きます。
燃料タンクキャップがロックされないと
メインスイッチのキーは抜けません。
燃料タンクリッドを閉じます。
6.
レベルプレート
燃料タンクキャップ
凸部
ツマミ
燃料タンクリッド
燃料タンクキャップ
凹部
凹部
△マーク

正しい運転操作
エンジンのかけかた
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分
が含まれています。エンジンは、風通しの良い
場所でかけてください。
エンジン始動は、 − ページの「始動手
順」に従い行ってください。
エンジンをかける前に、オイル、ガソリン
冷却水などの点検をしましたか。
必ず点検を行ってください。
(日常点検は、34ぺ−ジ参照)
エンジンをかけるときは、必ずメインスタ
ンドを立ててください。
急な飛び出しを防ぐために始動時は、必ず
ブレーキロックレバーをかけ、後輪をロッ
クしてください。
後輪ブレーキの調整が正しく行われていな
いとロックできません。
(後輪ブレーキの調整は、38ぺ−ジ参照)
2325
、
《始動手順》
1
□
クします。( ページ参照)
20
2
□
メインスイッチをONにします。ブレーキロックレバーをかけ、後輪をロッ
ON

正しい運転操作
3
スロットルグリップを回さずに、スタータ
□ □
スイッチを押します。
エンジンがかかったらすぐに、スタータス
イッチから手をはなしてください。
エンジンが回転しているときスタータ
スイッチを押さないでください。エン
ジンに悪影響を与えます。
エンジンが暖まっていて
スイッチを押しても、エンジンがかからな
このような場合は、スロットルグリップ
い。
を かかりやすく
1/8〜1/4ほど回すと
なります。
11//88
11//44
長時間ご使用にならなかった場合や、ガス
欠をしたときにガソリンを補給してもエン
ジンがかかりにくいことがあります。この
ようなときは、
スタータスイッチを普段より多目に使
ずに
用してください。
バッテリ上がりを防ぐため、スタータモー
タは連続して15秒以上回さないでください。
15秒以上回してもエンジンが始動しなかっ
たときは、10秒以上待って再度スタータス
イッチを押してください。
スロットルグリップを回さ
3〜4秒スタータ
4
エンジンが冷えているときは、エンジンが
かかってからしばらくの間、そのまま暖機
をしてください。
長時間の暖機運転は行なわないでくだ
さい。ガソリンの無駄使いになるばか
りでなく、エンジン等に悪影響を与え
ます。

スタートするとき
〈キックスタータペダルを使って始動する場
合〉
まで行った後、スロットルグリップを回さ
2
□
ずに力強くキックします。
エンジンがかかったら、必ずキックスタータ
ペダルをたたんでください。 エンジンをかけてから走り出すまではエン
エンジンが暖まっていて「3〜4回キック
してもエンジンがかからない」このような
ときはスロットルグリップを1/8〜
1/4ほど回すと、かかりやすくなります。
長時間ご使用にならなかった場合や、ガス
欠をしたときにガソリンを補給しても、エ
ンジンがかかりにくいことがあります。こ
のようなときは
ないで、
用してください。
スロットルグリップを回さ
キックペダルを普段より多目に使
1
メインスタンドを外します。
□
ブレーキロックレバーが外れないように注
意しながら、車を前に押してメインスタン
ドを外してください。
ジンの回転をむやみにあげないでください。
乗車する前に、キックスタータペダル、メイ
ンスタンドは完全に納まっているか確認し
てください。

正しい運転操作
2
□乗車します。
車の左側から乗車し、シートにしっかりと
腰をおろします。このとき足を地面につけ
て、倒れないようにしてください。
乗車してスタートするまではブレーキロッ
クレバーはかけたままにしておいてくださ
い。
34
後輪ブレーキレバーを強くにぎり、ブレー
□□
キロックレバーを外します。
ブレーキロックレバーを外すときは、スロ
ットルグリップをまわさないでください。
飛び出しなどの危険性があります。
後輪ブレーキレバーを放し、スロットルグ
リップをゆっくり回せば、車はゆっくりと
走り出します。
スロットルグリップをいきなり手前にまわ
すと急加速して危険です。

正しい走りかた
スタート前に方向指示器スイッチで合図を出
し、後方の安全を確認してからスタートしま
しょう。
速度調整は、スロットルグリップで行います。
回す……速度が速くなる。
ゆっくり回しましょう。
登り坂ではスロットルグリップを
徐々に回して力をつけましょう。
戻す……速度が遅くなる。
すばやく戻しましょう。
戻す
回す
ブレーキは、前輪ブレーキと後輪ブレーキを
同時に使いましょう。
ためには、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同
時に使う必要があります。
スロットルグリップを戻してから、ブレー
キレバーを握りましょう。
はじめやんわり、あときつくがブレーキ
の上手なかけかたです。
走行中は、ブレーキロックレバーを操作しな
いでください。ブレーキレバーがロックされ
危険です。
後輪ブレ−キ
制動力を効果的に得る
前輪ブレ−キ

正しい運転操作
止まりかた
急激な
ブレーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の
安定性を損なうおそれがあります。
雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤ
がロックしやすく、制動距離が長くなりま
す。スピードを落として、余裕をもったブレ
ーキ操作をしてください。
雨の日は、とくに慎重に走りましょう。 止まる地点が近づいたら、不必要な急ブレーキは避けましょう。
雨の日や路面がぬれているところでは、晴
天時よりブレーキ停止距離が長くなります。
速度を落として走り、早めにブレーキをか
けるなど余裕をもって操作しましょう。
下り坂では、スロットルグリップを戻して
速度に応じてブレーキをかけながらゆっく
り走りましょう。
連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温
度上昇の原因となり、ブレーキの効きが悪
くなるおそれがありますので避けてくださ
い。
水たまりを走行した後や雨天走行時には、
ブレーキの効き具合が悪くなることがあり
ます。
水たまりを走行した後などは、安全な場所
で周囲の交通事情に十分注意し、低速で走
行しながらブレーキを軽く作動させて、ブ
レーキの効き具合を確認してください。も
し、ブレーキの効きが悪いときは、ブレーキ
を軽く作動させながらしばらく低速で走行
して、ブレーキのしめりを乾かしてくださ
い。
雪道や凍った道はすべりやすいので十分に
気をつけて、ゆっくり走りましょう。
1
□
早めに方向指示器スイッチで合図を出し、
後方や側方の車に注意し、徐々に左に寄
りましょう。
スロットルグリップを戻して、早めに前・
後輪のブレーキをかけましょう。
制動灯(ストップランプ)が点灯し、後車
への合図になります。
後輪ブレ−キ
前輪ブレ−キ

2
完全に車が止まったら、 左側におりて、平らな場所でメインスタン
□
方向指示器スイッチを戻し、メインスイッ
ドを立てましょう。
チのキーをOFFの位置にしてエンジン
を止めます。 交通のじゃまにならない平坦で足場のしっ
かりした場所を選び、メインスタンドを立
走行中はメインスイッチのキーを操作しない
でください。
メインスイッチのキーをON以外の位置に
すると電気系統は作動しません。走行中にメ
インスイッチのキーを操作すると思わぬ事故
につながるおそれがありますので必ず停車し
てましょう。不安定な場所では車が倒れる
ことがあります。
左手でハンドルをまっすぐにして、右手で
シートレールをしっかり持ち右足でスタン
ドを左右同時に地面につけて、立てましょ
う。
てから操作してください。
OFF
43
盗難予防のため、駐車するときは必ずハン
□□
ドルロックをかけ、メインスイッチのキー
を抜き、シャッターを閉めておきましょう。
( , ページ参照)
1314
チェーンロック等のご使用もおすすめしま
す。
交通のじゃまにならない安全な場所を選んで
駐車しましょう。
ならし運転を行いましょう。
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車
の性能を良い状態に保つことができます。
この車は乗り初めてから を走行す
100 km
るまでは急発進、急加速を避け控えめな運
転をしてください。

メンテナンスを安全に行うために
整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態
で行ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を
選び、スタンドを立てて行ってください。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エン
ジン本体、マフラやエキゾーストパイプな
どが熱くなっています。ヤケドにご注意く
ださい。

排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成
分が含まれています。しめきったガレージ
の中や、風通しの悪い場所でエンジンをか
けての点検はやめてください。
走行して点検する必要があるときは、安全
な場所で周囲の交通事情に十分注意して行
ってください。
メンテナンスに工具を必要とするときは、
適切な工具を使用してください。

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
送車両法に準じて1日1回の日常点検と6か月、12か月毎の定期点検
整備を設けてあります。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施してください。
点検整備の方法を正しく行わないことや、
不適当な整備,未修理は、転倒事故などを
起こす原因となり、死亡または重大な傷
害に至る可能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンス
ノートに記載された点検方法・要領を
守り、必ず実施してください。
異状箇所は乗車前に修理してください。
各点検、メンテナンス等については、以下のページをご覧ください。お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いただくために、道路運
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・35
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6か月点検項目 ・37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ファイナルリダクション ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル類のラバーブーツ ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・51

1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、 時)は、特に初期の点検整備が車の
寿命に影響することを重視し、点検を無料でお取扱いいたします。
お買いあげの 販売店で行ってください。
他の販売店にてお受けになると有料となる場合があります。
また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実費をいただきます。
詳細については、別冊「メンテナンスノート」の ページをご覧くだ
さい。
Honda
1,000 km
14
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合は、あなたのお車に最
Honda
適な 純正部品をご使用ください。
純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合するように作られて
います。
お求めは、 販売店にご相談ください。
純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
純正部品マーク

日常点検
日常点検
日常点検は、お車を使用する方が1日1回運転する前に実施する点検
です。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施してください。
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項目」です。
下線のついている項目については、「簡単なメンテナンス」に説明があ
ります。 ページ以後を参照してください。
また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス部品配置図」で示し
ます。参照してください。
点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」の ページ以後をご覧
ください。
38
20
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ 空気圧
エンジン 冷却水の量(※)
灯火装置及び方向指示器
運行において異状が認められた箇所
(※)印の点検は、お車の走行距離、運転時の状態等から判断した適切な
時期(長距離走行前や洗車時、給油時等)に行う項目です。
レバーの遊び
ブレーキのきき具合
亀裂、損傷
異状な摩耗
溝の深さ(※)
エンジンオイルの量(※)
(4サイクル車)
かかり具合、異音(※)
低速、加速の状態(※)

メンテナンス部品配置図
点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡単なメンテナンス」および
別冊「メンテナンスノート」の ページ以後をご覧ください。
20
前輪ブレーキレバー
前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
後輪ブレーキレバー
メインスイッチ
ラジエータリザーバタンク
エンジンオイルレベルゲージ
ヘッドライト
フロントウインカ
ランプ
ストップ・テール
ランプ
リヤウインカランプ
タイヤ

定期点検
定期点検
定期点検は、道路運送車両法に準じて設けられた6か月、12か月ごとの
点検と、使い始めてから1か月目(または、 時)に行う点検があ
ります。
また、これらの点検項目のほかに が推奨する点検整備項目もあ
ります。
安全快適にお車をご使用いただくために、点検整備を必ず実施してく
ださい。
点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご自身で行う場合も、他
に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、 販売店にご相談ください。
ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の知識と技量に合わせ
た範囲内で行ってください。難しいと思われる内容については、
販売店にご相談ください。
Honda
Honda
Honda
1,000 km
点検整備のデータは、 ページのサービスデータを参照してくださ
い。
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点検整備記録簿に記入
し、大切に保存、携行してください。
6か月点検項目は、次ページにあります。
点検内容等、詳しくは別冊「メンテナンスノート」の定期点検の解説
( ページ)をご覧ください。
23
58

6か月点検項目
点火装置 スパークプラグの状態
潤滑装置 エンジンオイルの漏れ
クラッチ
トランスミッション
ブレーキペダル及び
ブレーキレバー
ブレーキドラム及び
ブレーキシュー
ホイール
点検内容は、別冊「メンテナンスノート」の ページをご覧ください。
排気ガスの状態エンジン本体
クラッチの作用
オイルの漏れ、量
遊び
ブレーキのきき具合
ドラムとライニングのすき間
タイヤの状態
ホイールのボルト、ナットの緩み
23
推奨6か月点検整備項目Honda
ブローバイガス還元装置 ブリーザドレンの清掃
点検整備の内容は、 ページを参照してください。
51

簡単なメンテナンス
簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメ
ンテナンス(点検整備)について説明していま
す。
ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切
な工具を使用し、メンテナンスを行ってくだ
さい。
安全のため、技量や作業に必要な工具をお持
ちでない場合は、 販売店にご相談くだ
さい。
Honda
ブレーキ
《ブレーキレバーの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキレバーを引
き、レバー先端の遊びの量が規定の範囲内に
あることをスケールなどで確認します。
前輪ブレーキレバーの遊び:
後輪ブレーキレバーの遊び:
規定の範囲を越えている場合は調整してくだ
さい。
−
10 20 mm
−
10 20 mm
調整のしかた
アジャスタを半回転ずつ回し、遊びを調整し
ます。
調整後は、ブレーキレバーの遊びを確認して
ください。
1.前輪側
遊遊びびがが多多くくななるる
アジャスタ
遊遊びびがが少少ななくくななるる
2.後輪側
遊遊びびがが多多くくななるる
アジャスタ
遊遊びびがが少少ななくくななるる

アジャスタの凹部は、半回転ごとにピ
ンの凸部に一致します。遊びの調整後、
これらが一致していることを確認して
ください。
《ブレーキシューの摩耗の点検》
ブレーキレバーをいっぱいに引いて、ブレー
キインジケータの矢印(前輪)または△穴の頂
点(後輪)とブレーキパネルの△マークが一致
しないことを確認します。
一致する場合は、ブレーキシューの使用限界
ですので交換してください。
ブレーキシューの交換は、 販売店にご
Honda
相談ください。
〈前輪〉
矢印
△マーク
ピン
アジャスタ
〈後輪〉
△穴
△マーク

簡単なメンテナンス
タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態
に保つことが必要です。
常に適正な空気圧を保ってください。
また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤ
は、使用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適
正な空気圧での運転は、転倒事故などを
起こす原因となり、死亡または重大な傷
害に至る可能性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧
を守り、規定の数値を超えてすり減った
タイヤは交換してください。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧
が適当であるかを点検します。
タイヤ接地部のたわみ状態が異常な場合は、
タイヤが冷えている状態でタイヤゲージを使
用し、適正な空気圧に調整してください。
タイヤの空気圧
前輪
後輪
175 kPa (1.75 kgf/cm
)
《亀裂と損傷の点検》
タイヤの全周に亀裂や損傷及び釘、石、その他
の異物が刺さったり、かみ込んだりしていな
いかを点検します。
《異状な摩耗の点検》
タイヤの接地面が異常に摩耗していないかを
点検します。
タイヤの状態が異状な場合は、 販売店
にご相談ください。
Honda175 kPa (1.75 kgf/cm )

《溝の深さの点検》
溝の深さに不足がないかをウェアインジケー
タ(スリップサイン)により確認します。
ウェアインジケータがあらわれたときは、た
だちに交換してください。
ウェアインジケータ
表示マーク
《交換タイヤの選択について》
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを
使用してください。
指定以外のタイヤは、操縦性や走行安定性に
悪影響を与えることがありますので使用しな
いでください。
タイヤの交換は、 販売店にご相談くだ
Honda
さい。
指定タイヤ
前輪
サイズ
タイプ
−
120/90 10 54J
KENDA K761
チューブレス
後輪
サイズ
タイプ
−
130/90 10 59J
KENDA K761
チューブレス
指定以外のタイヤを取付けると、操縦性
や走行安定性に悪影響を与えることがあ
ります。
そのことが原因で転倒事故などを起こし、
死亡または重大な傷害に至る可能性があ
ります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記
載された指定タイヤを取付けてください。

簡単なメンテナンス
エンジンオイル
エンジンの性能を維持するためには、定期的
なエンジンオイルの点検・補給が必要です。
汚れたオイルや古くなったオイルは、エンジ
ンに悪影響を与えますので、早目に交換して
ください。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジ
ン本体、マフラやエキゾーストパイプなどが
熱くなっています。ヤケドにご注意ください。
《オイル量の点検》
1.
平坦地でメインスタンドを立て、エンジ
ンを3〜5分間アイドリングさせます。
2.
エンジン停止2〜3分後にオイルレベル
ゲージを外します。
3.
布等でオイルレベルゲージについたオイ
ルを拭きます。
4.
オイルレベルゲージをねじ込まず差し込
みます。
5.
オイルがオイルレベルゲージの上限と下
限の間にあることを確認します。
オイル量が下限に近かったら、上限まで
補給します。
6.
エンジンオイルの補給は、次ページ参照。
オイルレベルゲージを確実に取付けます。
オイルレベルゲージ
《オイル量の補給》
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
JASO T 903規 格
SAE規格
API分類
ウルトラG1
MA
10W −30
SJ級
上限
下限
相当品をご使用の場合
オイル容器の表示を確認し、下記のすべての
規格を満たしているオイルをお選びください。
JASO T 903 ( ):MA
SAE :
選択
分類 、 、 級相当
API :SG SH SJ
相当品がすべての規格を満たしている場合で
も特性が異なりこの車に適合しない場合があ
ります。
銘柄やグレードの異なるオイルを混用
しないでください。また、低品質オイル
は使用しないでください。オイルの変
質などにより、この車本来の性能が発
揮できないばかりでなく、エンジンの
故障や損傷の原因となります。
規格 二輪車用オイル規格
規格 外気温に応じ次ページの表から

外気温と粘度との関係
エンジンオイルは、外気温に応じた粘度のも
のを下表にもとづきお使いください。 オイルは規定量より多くても少なくて
(SAE 規格)
補給のしかた
1.
平坦地でメインスタンドを立て、エンジ
ンを3〜5分間アイドリングさせます。
2.
エンジン停止2〜3分後にオイルレベル
ゲージを外します。
3.
布等でオイルレベルゲージに付いたオイ
も、エンジンに悪影響を与えます。
ルを拭きます。
4.
オイルレベルゲージでオイル量を確認し
ながら、注入口よりオイルを上限まで補
給します。
補給するときは、オイル注入口からごみ
などが入らないようにしてください。ま
た、オイルをこぼしたときは完全に拭き
取ってください。
オイルレベルゲージを確実に取付けます。
5.
(外気温)
注入口
交換時期
1,000 km
初回:
6,000 km
以後:ごと
上限
下限
エンジンオイルの交換は、 販売店にご
Honda
相談ください。
オイルレベルゲージ

簡単なメンテナンス
冷却水
《冷却水量の点検》
1.
平坦地で車体を垂直にします。
2.
冷却水がリザーバタンクの上限と下限の
間にあることを確認します。
水量が下限に近かったら、上限まで補給
します。
冷却水の補給は、次ページを参照してく
ださい。
冷却水の減り具合が著しいときは、ラジエー
タ本体、キャップ、ホースなどからの水漏れが
考えられます。
また、リザーバタンクに冷却水がない場合も
異常です。
販売店にご相談ください。
Honda
リザーバタンク
《冷却水量の補充》
補給はリザーバタンクのキャップから行い、
通常はラジエータキャップを外さないでくだ
さい。
上限
下限
エンジンが熱いときにラジエータキャッ
プを外すと、冷却水が噴き出し、重いヤケ
ドを負います。
ラジエータキャップを外す前には、必ず
エンジン、ラジエータが冷えていること
を確認してください。
指定以外のラジエータ液や不適当な水
を使うとさびなどの原因となります。

冷却水指定液
Honda
純正ウルトララジエータ液
指定液の濃度を上水道(軟水)で下記濃度に薄
めてお使いください。
指定濃度:30%(寒冷地は50% )
濃度による不凍温度は、
30%の場合 − まで
50%の場合 − まで
16°C
37°C
リザーバタンクのキャップ
補給のしかた
1.
シートを開けます。(17ページ参照)
2.
リザーバタンクのキャップを左に回して
外します。
3.
平坦地で車体を垂直にし、リザーバタン
クの上限まで冷却水を補給します。
リザーバタンクのキャップを右に回し、
4.
キャップが止るまで確実に締付けます。
上限

簡単なメンテナンス
バッテリ
この車は、メンテナンスフリータイプのバッ
テリを使用しています。バッテリ液の点検、補
給は必要ありません。
バッテリのターミナル部に汚れや腐食がある
場合のみ清掃してください。
バッテリの取扱い
バッテリ取扱い時には、ショートによる火
花やたばこ等の火気に十分注意してくださ
い。
バッテリ液は、希硫酸ですので目や皮膚に
付着しないよう十分注意してください。
密閉式バッテリですので、液口キャッ
プは絶対に取外さないでください。
バッテリの充電時も液口キャップを取
外す必要はありません。
バッテリには、希硫酸が電解液として含
まれています。希硫酸は腐食性が強く、目
や皮膚に付着すると重いヤケドを負いま
す。
バッテリの近くで作業する時は、保護
メガネと保護服を着用してください。
バッテリを、子供の手の届く所に置か
ないでください。
万一の場合の応急処置
電解液が目に付着したとき
−
コップなどに入れた水で、15分以上洗浄
してください。加圧された水での洗浄は、
目を痛めるおそれがあります。
電解液が皮膚に付着したとき
−
電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の
水で洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
−
水、または牛乳を飲んでください。
応急処置後、直ちに医師の診察を受けてくだ
さい。
《バッテリターミナル部の清掃》
清掃のしかた
バッテリを取外します。(次ページ参照)
ターミナル部が腐食して白い粉が付いてい
る場合は、ぬるま湯を注いで拭きます。
ターミナル部の腐食が著しいものは、ワイ
ヤブラシまたはサンドペーパで磨きます。
清掃後、バッテリを取付けます。
その後、ターミナル部にグリースを薄く塗り
ます。
バッテリを交換する場合は、必ず同型式のメ
ンテナンスフリーバッテリをご使用ください。

ヒューズボックスカバー
《バッテリの取付け取外し》
取外し
メインスイッチをOFFにし、キーを抜
1.
きます。
ビスを外し、ツメに注意してインナーカ
2.
バーを取外します。
ビス
ツメ
−−
3.
○側コードの端子を外し、○側コードを
インナーカバー
取外します。
フックを外し、ヒューズボックスカバー
4.
を取外します。
フック
−
○側コード
++
○側コードの端子を外し、○側コードを
5.
取外します。
バッテリホルダを取外します。
6.
バッテリを取出します。
7.
+
○側コード
バッテリ
バッテリホルダ
取付け
取付けは、取外しの逆手順で行います。
バッテリコードは、必ず先に○+側より取付け
てください。
また、ターミナル部にゆるみが生じないよう
に確実にボルト/ナットを締付けてください。

簡単なメンテナンス
ヒューズ
《ヒューズの点検、交換》
メインスイッチを切り、ヒューズが切れてい
ないことを確認します。
ヒューズが切れている場合は、指定されてい
る容量のヒューズと交換します。
指定容量を超えるヒューズを使用すると、配
線の過熱、焼損の原因になるので絶対に使用
しないでください。
交換してもすぐにヒューズが切れる場合はヒ
ューズの劣化以外の原因が考えられます。原
因を調べて、直してから新品と交換しましょ
う。
電装品類(ライト、計器など)を取付け
るときは車種毎に決められている
「 アクセサリ」をご使用ください。
Honda
それ以外のものを使用するとヒューズ
が切れたり、バッテリあがりをおこす
ことがあります。
ヒューズ切れ
取外し
インナーカバーを取外します。
1.
(47ページ参照)
フックを外し、ヒューズボックスカバー
2.
を取外します。
ヒューズボックスカバー
フック
ヒューズを指でつまみ、引き抜きます。
3.
取付け
取付けは、取り外しの逆手順で行ないます。
スペアヒューズ
ヒューズ

ファイナルリダクション
《オイル量の点検》
1.
平坦地でメインスタンドを立てます。
2.
エンジン停止2〜3分後にオイルチェッ
クボルトを外します。
3.
オイルがボルト穴の下端まであることを
油面の位置で確認します。
油面が低い場合は、ボルト穴からオイル
が出てくるまでオイルを補給してくださ
い。
オイルチェックボルト
銘柄やグレードの異なるオイルを混用
しないでください。また、低品質オイル
は使用しないでください。オイルの変
質などにより、この車本来の性能が発
揮できないばかりでなく、エンジンの
故障や損傷の原因となります。
補給するときは、オイル注入口からゴミ
などが入らないようにしてください。オ
イルをこぼしたときは、完全に拭き取っ
てください。
4.
オイルチェックボルトを確実に取付ます。
オイルは規定量より多くても少なくて
も、悪影響を与えます。
ボルト穴
推奨オイル
ハイポイドギヤオイル #90
《オイル漏れの点検》
ファイナルリダクションケースなどから、オ
イルが漏れていないことを確認します。

簡単なメンテナンス
エアクリーナ
この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカ
スタイプのエアクリーナエレメントが装備さ
れており、点検・清掃は不要です。
10,000 km
ごとに交換してください。
2. 3.
エアクリーナエレメントを取外します。
取外し後ケース内にゴミやほこり等がな
いことを確認し、ある場合は取除きます。
取外しの逆手順で、新品のエアクリーナ
エレメントを取付けます。
《エアクリーナエレメントの交換》
1.
ビスを外し、エアクリーナカバーを取外
します。
ビス
エアクリーナカバー
ビス
エアクリーナエレメント
エアクリーナエレメントの取付けが不
完全であると、ゴミやほこりを直接吸
ってシリンダの摩耗や出力低下を起こ
し、エンジンの耐久性に悪影響を与え
ます。確実に取付けてください。
また、洗車時エアクリーナに水を入れ
ないようご注意ください。エアクリー
ナ内部に水が入ると、始動不良等の原
因になります。

ケーブル類のラバーブーツ ブリーザドレン
《ラバーブーツの点検》
ケーブル類にはインナーケーブル保護のた
め、ラバーブーツが取付けられています。常
に正しく取付けられているか点検してくだ
さい。
洗車時には、ラバーブーツに直接水をかけ
たり、ブラシを当てたりしないでください。
汚れのひどい場合は、固くしぼった布等で
拭き取るようにしてください。
点検箇所
ラバーブーツ
点検箇所
《ブリーザドレンの清掃》
( 推奨6か月点検整備項目)
Honda
1.
ブリーザドレンの下に受け皿等を置き
ます。
2.
ドレンプラグを外し、ブリーザドレン内
の堆積物を取除きます。
3.
ドレンプラグを確実に取付けます。
ドレンプラグ
ブリーザドレン

車のお手入れ
お車を定期的に清掃することは、品質や性能
を維持するために大切な作業です。
普段見逃しがちな異常の発見にもつながりま
す。
また、海水や路面凍結防止剤などに含まれる
塩分は、車体のサビを促進します。
海岸付近や凍結防止剤を散布した路面を走行
した後は必ず洗車してください。
《洗車のしかた》
1.
水を流しながら柔らかい布やスポンジで
汚れを落としてください。
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を
使用し、十分な水で洗剤を洗い流してく
ださい。
柔らかい布で拭きあげてください。車体
2.
を乾燥させた後、ブレーキレバーやスタ
ンドの取付け部へ注油し、その後、車体の
腐食を防ぐため、ワックスがけを行なっ
てください。
洗車は、エンジンが冷えているときに行っ
てください。
高圧洗車機などのような車体に高い水圧が
かかる洗車は避けてください。
特に可動部や電装部品等にかかると、作動
不良や故障の原因となることがあります。

保管のしかた
洗車時、マフラに水を入れないでください。
マフラ内部に水がたまると始動不良やサビ
の発生などの原因になることがあります。
洗車時、ブレーキの制動部分に水をかけな
いようにしてください。水がかかるとブレ
ーキの効き具合が悪くなることがあります。
洗車後は、安全な場所で周囲の交通事情に
十分注意し、低速で走行しながらブレーキ
を軽く作動させて、ブレーキの効き具合を
確認してください。もし、ブレーキの効きが
悪いときは、ブレーキを軽く作動させなが
らしばらく低速で走行して、ブレーキのし
めりを乾かしてください。
ワックスやケミカル類を使用するときは、
ボディの目立たないところでくもりやキズ、
色むら等が生じないか確認してからご使用
ください。また、ワックス等で強く磨くと塗
膜が薄くなったり、色むらが生じますので
ご注意ください。
お車はできるだけご自宅の敷地内に保管し、
屋外に保管する場合はボディカバーをかけて
ください。
ボディカバーはエンジンやマフラが冷
えてからかけてください。
長期間、ご使用にならない場合は次の項目を
お守りください。
大事なお車をサビから守るために、保管す
る前にワックスがけを行なってください。
また、雨上がりには一度ボディカバーを外
し、車体を乾燥させてください。
バッテリは自己放電と電気漏れを少なくす
るため車から取外し、完全充電して風通し
のよい暗い場所に保存してください。もし
車に積んだまま保存する場合は、○−側ター
ミナルを外してください。

地球環境の保護について
色物部品をご注文のとき
マフラの純正マークについて
地球の環境を守るため、使用済みのバッテリ
やタイヤ、エンジンオイルの廃油等は、むやみ
に捨てないでください。
また、将来お車を廃車される場合も同様です。
これらのものを廃棄する場合は、 販売
店にご相談ください。
Honda
色物部品をご注文のときは、カラーラベルに
記載されているモデル名、カラーおよびコー
ドをお知らせください。
カラーラベルは、シートレールに貼ってあ
ります。
カラーラベル
マフラの後部には、 純正部品を表す
HONDAマークが刻印されています。
HONDAマーク
Honda

フレーム号機
フレーム号機は、部品を注文するときや、車の
登録に関する手続に必要です。
また、フレーム号機は、お車が盗難にあった場
合に、車を捜す手掛りにもなります。ナンバプ
レートの登録番号と共に別紙に記録し、車と
別に保管することをおすすめします。
フレーム号機打刻位置
エンジン号機打刻位置

《オーバーヒートの処置手順》
メインスイッチでエンジンを止めます。
1.
ラジエータカバーに異物等の付着がな
いか、確認します。異物等がある場合は
取り除いてください。
メインスイッチがOFFの状態でエン
ジンが冷えるのを待ちます。
2.
エンジンが冷えてから、リザーバタンク
の冷却水量を確認します。( ページ参
照)
冷却水が不足していたら、リザーバタン
クに補給してください。( ページ参
照)
3.
ラジエータホースなどを点検し、水漏れ
がないか確認します。
水漏れがある場合:
エンジンをかけず、 販売店にご相
談ください。
水漏れがない場合:
走行可能です。ただし、異常が再発すると
きは、 販売店にご相談ください。
Honda
4.
異常が再発しない場合でも、なるべく早
く 販売店で点検を受けてください。
Honda
44
44
Honda
エンジンが始動しないときオーバーヒートしたとき
ご使用中に万一故障した場合は、お買いあげ
販売店もしくは最寄りの 販売店へお気
軽にお申しつけください。
エンジンがかからない。
走行中に止まってしまう。
こんなときは、 販売店に持ち込む前に、
次のことを調べてみましょう。
ガソリンは入っていますか。
燃料残量警告灯が点灯していたらガソリン
を補給してください。
エンジンのかけかたは正しいですか。
(エンジンのかけかたは、23ページ参照)
Honda
Honda

主要諸元
型式
長さ
幅
高さ
軸距
原動機種類/総排気量
車両重量
乗車定員
タイヤ 前輪
サイズ 後輪
最低地上高
燃料消費率※
最小回転半径
圧縮比
最高出力
燃料タンク容量
点火形式
点火時期
アイドリング回転数
点火プラグ NGK
DENSO
バッテリ
クラッチ
※ 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。したがって、走行時の気象、道路、車両、整備などの諸条件により異なります。
ガソリン 4サイクル
75.0 km /
(車速 定地走行テスト値)
3.6 kW(4.9 PS) / 8,000 rpm
CDI式 バッテリ点火
BTDC10° / 2,000rpm
−
BA AF58
1,860 mm
735 mm
1,025 mm
1,265 mm
/
84 kg
1人
−
120/90 10 54J
−
130/90 10 59J
145 mm
30 km/h
1.9 m
12.0
5.0
2,000 rpm
−
CR8EH 9
U24FER9
−
12V 6Ah
乾式多板シュー式
0.049

サービスデータ
前輪ブレーキレバーの遊び
後輪ブレーキレバーの遊び
タイヤ空気圧 前 輪
後輪
エンジンオイルの量 全容量
オイル交換時
ファイナルギヤオイルの量
ヒューズ
点火プラグの点火すきま
エアクリーナエレメントの形式
電球(バルブ) ヘッドライト
テール・ストップランプ
方向指示器(ウインカ)ランプ
−
10 20 mm
−
10 20 mm
175 kPa (1.75 kgf/cm
175 kPa (1.75 kgf/cm
0.7
0.6
0.1
15A,10A
0.8 0.9 mm
−
ろ紙式(ビスカスタイプ)
12V 15/15W
−
12V 10/5W
−
12V 10W
−
)
)

さくいん
ア
イ
ウ
エ
オ
カ
キ
ク
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全に関する表示について ・1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・運転する前に(安全運転のために) ・5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジン異常表示灯 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイルの量の点検 ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイルの補給 ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・23
積算距離計 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・10
燃料の補給 ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オドメータ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オーバーヒートしたとき ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・改造(安全運転のために) ・8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガソリンの補給
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キックスタータペダル ・25
ケ
コ
サ
シ
ス
セ
ソ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・携帯工具入れ ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル類のラバーブーツの点検 ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コンビニフック ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート下スペース ・18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャッター ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類入れ ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタートするとき ・25
速度計 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・積算距離計 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・速度計 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・速度警告灯 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スピードメータ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前照灯上下切換えスイッチ ・15

さくいん
タ
チ
テ
ト
ニ
ネ
ノ
ハ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤの点検 ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい走りかた ・27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駐車(安全運転のために) ・9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・止まりかた ・28
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・34
・・・・・・・・・・・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・荷物(安全運転のために) ・8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料残量警告灯 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・乗りかた(安全運転のために) ・7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・16
フ
ヘ
ホ
マ
メ
ユ
・・・・・・・・・・・・・ファイナルリダクションオイルの量の点検 ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・服装(安全運転のために) ・6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの点検 ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキロックレバー ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘッドライト上下切換えスイッチ ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・30
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・U字ロック格納場所 ・19
ヒ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表示灯 ・12
レ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水の量の点検 ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水の補給 ・44

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Honda
下記のお客様相談センターがお受け致します。
オ− ハ ロ− バ イ ク
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