Honda Super Cub 110 (2020) User guide

スーパーカブ
Honda 車をお買いあげいただきありがとうござ います。 安全で快適なバイクライフをお楽しみください。
この取扱説明書と共に「メンテナンスノート」 を受取り、下記を確認してください。
お車の正しい取り扱いかた
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
安全運転の基本として以下は重要ですので、お 守りください。
この取扱説明書を、よくお読みください
取扱説明書の推奨手順に従ってください
安全に関する表示を理解し、守ってください
安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあること」 を回避方法と共に、右記の表示で記載しています。こ れらは重要ですので、しっかりお読みください。
1 危険
1 警告
1 注意
その他の表示
アドバイス
車の仕様、その他の変更により、この本の表紙や内容 と実車が一致しない場合があります。 車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書およびメ ンテナンスノートをお渡しください。
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または重 大な傷害に至る可能性があるもの
指示に従わないと、傷害を受け る可能性があるもの
お車のために守っていただきた いこと
目次
安全なライディング P. 2
操作ガイド
メンテナンス
こんなときは P. 51
インフォメーション P. 57
スペック P. 67
索引 P. 70
P. 12
P. 27
安全なライディング
この章では安全な運転のために必要な情報を記載しています。 安全のためによくお読みください。
安全上守っていただきたいこと ...................... P. 3
安全運転のために .........................................P. 3
運転するときの注意 ...................................... P. 5
アクセサリーと改造について ....................... P. 10
積載について.............................................. P. 11
安全上守っていただきたいこと
安全上守っていただきたいこと
安全のため、日常的に次の内容をお守りください。
道路運送車両法に準じて設けられた日常点検・
定期点検を行ってください
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気
厳禁で行ってください
排気ガスには一酸化炭素(CO)などの有害な成
分が含まれているため、エンジンは、風通しの 良い場所でかけてください
安全運転のために
走行中、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください
同乗者が両手でからだを固定し、両足を後席用
ステップにのせているか確認してください
急激なハンドル操作や片手運転などはさけ、安
全な運転を心がけてください
同乗者、他の車両、歩行者などに対する配慮を
欠かさないでください
乗車時の服装
運転者と同乗者は必ずヘルメットを着用し、天候や 走行状況に応じ、安全性が高く運転操作のしやす い、被視認性の高い二輪車用の服装を着用してくだ さい。
次ページに続く
3
安全運転のために
ヘルメット
#
安全基準を満たし、頭のサイズにあった視認性の高 いもの
二輪車用で PSC、SG マークか JIS マークのある
ものを推奨します
正しくかぶり、あごひもを確実に締めてくださ
視界を妨げないフェイスシールドまたはゴーグ
ルなどを使用し、眼を保護してください
1 警告
ヘルメットを正しく着用していないと、万一 の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可 能性が高くなります。 運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、 保護具および保護性の高い服を着用してく ださい。
4
グローブ
#
摩擦に強い皮製のもの
ブーツまたはライディングシューズ
#
滑りにくく、くるぶしまで覆われたもの
ジャケット・パンツ
#
プロテクターを備え、体の露出の少ない長袖・長ズ ボン
運転するときの注意
運転するときの注意
慣らし運転
適切な慣らし運転を行うと、お車の性能をより良い 状態に保つことができます。
慣らしのポイント(走行距離 500 km まで)
#
急発進、急加速をさける
急ブレーキ、急なシフトダウンをさける
控えめな運転をする
ブレーキ
次の項目に注意してください。
制動力を効果的に得るために前輪ブレーキと後
輪ブレーキを同時に使う
不必要な急ブレーキ、急なシフトダウンをしな
u タイヤをロックさせるなど、車体の安定性を
損なうおそれがあります。
u コーナリングの際は、コーナーの手前で減速
してください。
雨天走行など滑りやすい路面に注意する
u タイヤがロックしやすく、制動距離が長くな
ります。
連続したブレーキ操作をしない
u
長い坂や急な坂で繰り返しブレーキをかける と、ブレーキの温度が上昇して効きが悪くなる おそれがあります。エンジンブレーキと断続 的なブレーキ操作を併用してください。
エンジンブレーキ
#
スロットルを戻すと、エンジンブレーキが効きま す。さらにエンジンブレーキを必要とするときは 3 速、2 速・・・とシフトダウンを行ってください。 急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因や、エン ジンやトランスミッションに悪影響を与えます。 また、長い下り坂や急な下り坂などでは、断続的な ブレーキ操作とエンジンブレーキを併用してくだ さい。
次ページに続く
5
運転するときの注意
雨天または水たまりを走行したとき
#
路面が滑りやすくなったり、ブレーキの効き具合が 変化します。慎重なブレーキ操作を心がけてくだ さい。ブレーキの効きが悪いときは、ブレーキを軽 く作動させながらしばらく低速で走行して、ブレー キを乾かしてください。
6
運転するときの注意
駐車するとき
交通の邪魔にならない平坦で足場のしっかりし
た安全な場所に駐車する
やむをえず傾斜地や足場の悪い場所に駐車する
ときは、車の転倒や動き出しがないよう安全処 置に十分注意する
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハン
ドルロックをかけ、キーを抜く
サイドスタンドまたはメインスタンドでの駐
#
1.
メインスイッチを OFF にする。
2.
サイドスタンドでの駐車
サイドスタンドを下げ、車の重量がサイドスタ ンドにかかるまで、車をゆっくり左に傾ける。
u ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が
不安定になり、転倒するおそれがあります。
メインスタンドでの駐車
左手でハンドルをまっすぐにし、右手でラゲッ ジキャリアをしっかり持ち右足でスタンドを左 右同時に地面につけて、立たせる。
3.
ハンドルバーを左いっぱいにきる。
4.
ハンドルロックをかけ、キーを抜く。 2 P. 18
次ページに続く
7
運転するときの注意
マフラーなどが熱くなっているので、他の方が
触れることのない場所に駐車する
8
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラー、エンジンなどに触れない
1 注意
マフラー、エンジン、ブレーキなどは、エン ジン回転中および停止後しばらくの間は熱 くなっています。触れるとヤケドを負う可 能性があります。
• マフラー、エンジン、ブレーキなど高温 になる部分は冷えるまで触れないこと
高温になる部分に可燃物が接触せず、他の 方が触れることのないよう配慮すること
運転するときの注意
燃料補給およびガソリンの取り扱い
エンジン、燃料装置、触媒装置の損傷を防ぐため、 下記に注意してください。
無鉛レギュラーガソリンを使用する
高濃度アルコール含有燃料を補給しない
軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソリ
ン)、または不適切な燃料添加剤を使わない
燃料タンクの中に、泥、ほこり、水などを入れない
1 警告
ガソリンは燃えやすくヤケドを負ったり爆 発して重大な傷害に至る可能性があります。 また身体に帯電した静電気の火花により引 火する可能性があります。
ガソリンを取り扱 うときは以下のことを 守ってください。
エンジンを止め、火元を遠ざける
• 給油は必ず屋外で行う
• こぼれたガソリンは、すぐに拭き取る
• 給油作業前に車体や給油機などの金属部 分に触れて静電気を除去する
9
アクセサリーと改造について
アクセサリーと改造について
アクセサリーを装着する際は、安全面から Honda 純正アクセサリーを推奨します。Honda 販売店に ご相談ください。 Honda 販売店で取り 付けられた Honda アクセサ リーなどの取り扱いについては、その商品に付属の 説明書をお読みください。 車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪化さ せたり、排気音を大きくしたり、ひいては車の寿命 を縮めることがあります。不正改造は法律に触れ ることはもちろん、他の迷惑行為となります。 車の改造は保証の適用を除外されます。
10
1 警告
不適切なアクセサリーや改造は、万一の事故 の際、死亡または重大な傷害に至る可能性が 高くなります。
アクセサリーを装着する際は、Honda 販売店 にご相談のうえ、取扱説明書に従ってくださ い。
積載について
積載について
荷物を積むと積まないときにくらべて操縦安定性 が変わるため、安全な速度で走行してください
荷物の積みすぎに注意し、確実に固定して安全
な速度で走行してください
フックには、車体からはみ出したり、足に当た
るような大きな荷物はかけないでください
u
走行やハンドル操作に支障をきたすことが あります。
ハンドル操作 ができなくなる場合があるので、
ハンドル付近に物を置かないでください
ヘッドライト、ウィンカー、ストップ/テール
ランプ、マフラー周辺への積載はさけてくださ い
u 過熱によりレンズが溶けたり、荷物が損傷す
る場合があります。
カバー等が破損する場合があるので、指定の場
所以外に荷物を積まないでください
u 走行やハンドル操作に支障をきたすことが
あります。
貴重品やこわれ易いものは積まないでください
荷物の積載は下記重量までです
フック:1.0 kg
フック:1.0 kg
11
基本操作の流れ
エンジン始動前 (P.28)
#
運転する前に日常点検を行いましょう。
燃料残量を確認しましょう。
エンジン始動 (P.19)
#
周囲の安全を確認して、エンジンをかけます。 空ぶかしはさけましょう。
基本装備の使いかた
-
メーター/警告灯/表示灯 (P.16)
-
スイッチ (P.17)
-
ハンドルロック (P.18)
12
加速
#
発進や加速はスロットルを ゆっくり回し、急加速はさけ ましょう。
ギアチェンジ (P.21)
#
発進
#
後方の安全や周囲の状況に注 意し、方向指示器で合図を出し 走り出します。
減速
#
停止
#
早めに方向指示器で合図を出し、後方 や側方の車に注意しながら、徐々に路 肩に寄ります。
燃料補給 (P.22)
#
スロットルを素早く戻し、前後のブ レーキの両方を使い速度を下げ、不必 要な急ブレーキはさけましょう。制動 灯(ストップランプ)が点灯し、後車 への合図になります。
手前で十分に減 速して・・・
駐車 (P.7)
#
安全な場所に駐車しましょう。 サイドスタンド、メインスタンド、ハン ドルロックを確認します。
コーナリング
#
スロットルをゆっくり回 して加速します。
13
各部の名称
バッテリー (P.40) ヒューズボックス (P.54)
携帯工具 (P.25)
FI ヒューズ (P.55)
ラゲッジキャリア
14
スロットルグリップ (P.50)
ブレーキレバー (P.43)
右サイドカバー (P.38)
ブレーキペダル (P.45)
オイルレベルゲージ (P.41) キックスターターペダル (P.19)
フック (P.26)
センターカバー (P.39)
ブリーザードレーン (P.49)
燃料タンクキャップ (P.23) シート (P.22)
左サイドカバー (P.38)
ヘルメットホルダー (P.24)
ヒューズプーラー (P.25)
書類入れ (P.25)
ドライブチェーン (P.48) サイドスタンド (P.7)
センタースタンド (P.7) チェンジペダル (P.21)
15
メーター/警告灯/表示灯
警告灯/表示灯が点灯すべきときに点灯しない場合は、Honda 販売店で点検を受けてください。
16
方向指示器表示灯
燃料計
指針が赤ワク(E)に入りかけたと きの燃料残量:約 1.37 ℓ
オドメーター
総走行距離を表示
u 走行した総距離を km の単
位で示します。白地に黒数 字は 100 m の単位です。
速度範囲表示
各ギアでの上限速度を表示
u
上限速度を超えるとエンジンの 故障や損傷の原因となります。
ギアチェンジ (P.21)
PGM-FI 警告灯 メインスイッチをONにすると 点灯し、数秒後に消灯
走行中またはアイドリング中に 点灯したときは (P.53)
ニュートラル表示灯
トランスミッションがニュートラ ルの位置にあるときに点灯
スピードメーター(速度計)
ハイビームパイロットランプ
(前照灯上向き表示灯)
スイッチ
ヘッドライト(前照灯) 上下切り換えスイッチ
:ヘッドライトが上向き
:ヘッドライトが下向き
ウィンカー(方向指示器)
スイッチ
u 解除はスイッチを押して行いま
す。
ホーンスイッチ
OFF
停止
LOCK
ハンドルロックが できる
スタータースイッチ
メインスイッチ
電気回路の ON / OFF、ハンド ルロックに使用
u OFF または LOCK の位置
で、キーを抜くことができ ます。
ON
始動・走行
次ページに続く
17
スイッチ
前ページの続き
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドル
ロックをかけましょう。U 字ロックなどの使用 も推奨します。
メインスイッチのキー
a
18
押す
b 回す
かけかた
#
a
ハンドルを左にいっぱいにきる。
b
キーを押し込みながら、LOCK の位置まで回す。
u ロックがかかりにくい場合は、ハンドルを左
右に軽く動かしてください。
c
キーを抜く。
外しかた
#
キーを OFF の位置まで回す。
エンジン始動
始動するには、エンジンの温度にかかわらず、 次の手順で行ってください。
b
c a
c
アドバイス
スタータースイッチを押して 5 秒以内でエンジン
がかからないときは、一度メインスイッチを OFF に してください。その後バッテリー電圧回復のため 10 秒ほど経ってからやり直してください。
無用な空ぶかしや長時間のアイドリングはエンジン やマフラー、触媒装置に悪影響を与えます。
万一転倒した場合は、一旦メインスイッチを OFF に してください。再度走行を行う際は、各部の損傷状 態や、走行に支障が無いかを十分に確認してくださ い。
a
メインスイッチを ON に回す。
b
ギアをニュートラルにする。(表示灯点灯)
c
スロットルグリップを閉じたまま、スターター スイッチを押すか、キックスターターペダルを キックする。
次ページに続く
19
エンジン始動
d
キックスターターペダルとサイドスタンドを確 実にたたんでいることを確認し、スタートする。
u もし、エンジンがかからない場合は、スロッ
トルグリップをわずかに(遊 びを除いて 3 mm 程度)回しながらスタータースイッチ を押すかキックスターターペダルを使用し てください。
前ページの続き
遊びを除いて 3 mm 程度
エンジンがかからないときは
#
次の方法を試してください。
a
メインスイッチを OFF にする。
b
スロットルグリップを全開にし、キックスター ターペダルをキックする。
c
通常手順(ac)でエンジンをかける。
d
エンジンがかかり、エンジン回転が安定しない 場合はスロットルグリップを少し開ける。
e
エンジンがかからないときは、a ~ c の手順 を繰り返す。
20
それでも始動できないときは (P.52
#
)
ギアチェンジ
停止時と走行時では、チェンジ操作が異なりま す。停止時は、4段ロータリー式で4速から直 接ニュートラルにチェンジできます。走行時 は、前進4段リターン式となります。 4速からは、直接ニュートラルにチェンジでき ません。
停止時
走行時
ギアチェンジはスロットルグリップを一度戻し てから行います。
チェンジペダルの操作は、つま先かかかとで軽 く行い、ペダルにコツンと足ごたえのあるまで 確実に操作してください。無理をすると、チェ ンジ機構を痛める原因となります。
速度範囲
#
1 速 0 - 30 km/h 2 速 13 - 55 km/h 3 速 20 - 80 km/h 4 速 25 km/h 以上
シフトダウンについて
追い越しなど、強力な加速が必要なときはシフトダ ウンをします。高い速度でのシフトダウンは、尻振 りなどの原因や、走行安定性を損なうほか、エンジ ンやトランスミッションに悪影響を与えます。次 の速度内で行ってください。
シフトダウン可能限界速度
#
4 速→3 速 75 km/h 以下 3 速→2 速 55 km/h 以下 2 速→1 速 30 km/h 以下
21
燃料補給
燃料補給を行うためにはシートを開ける必要が あります。
シート
シート
22
開けかた
シート後部を持ち上げる。
閉じかた
シートをおろす。
キーカバー
燃料タンクキャップ
メインスイッチのキー
5 マーク
給油口の下端
燃料がにじみ出ることがあるので、給油口の下 端以上入れないでください。
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン タンク容量:4.3 ℓ
燃料についての注意 (P.9
#
)
燃料タンクキャップの開けかた
a
シートを開ける。(P.22)
b
キーカバーを開け、キーを差し込み右に回して、 燃料タンクキャップを左に回して開ける。
燃料タンクキャップの閉じかた
a
燃料タンクキャップを溝に合わせ、キャップの 5 マークとタンク後方の 5 マークが合うまで 右に回す。
b
キーを左に回してキーを抜き、キーカバーを閉じる。
u 燃料タンクキャップがロックされないと、
キーは抜けません。
c
シートを閉じる。
1 警告
ガソリンは燃えやすいため、ヤケドを負った り、爆発して重大な傷害に至る可能性があり ます。
燃料補給およびガソリンの取り扱い 2 P. 9
23
その他装備の使いかた
ヘルメットホルダー
車体の左側にヘルメットホルダーがあります。
ピン
a
メインスイッチのキーを左に回してロックを解 除する。
b
ピンにヘルメットの金具をかけ、ピンを押して ロックする。
c
キーを抜く。
1 警告
ヘルメットホルダーにヘルメットをつけた まま走行しないでください。
メインスイッチのキー
ヘルメットホルダー
u ヘルメットホルダーは駐車時のみお使いくださ
い。
24
走行の妨げになり、重傷を負ったり死亡した りする事故が発生することがあります。
書類入れ
左サイドカバーの内側に書類入れとヒューズ プーラーがあります。
ヒューズプーラー
サイドカバーの取り外しかた (P.38)
#
書類入れ
携帯工具
シート下前方のセンターカバーの内側に携帯工 具があります。
携帯工具 バンド
u 携帯工具はバッテリーカバーにしっかりと固定
してください。
センターカバーの取り外しかた (P.39)
#
次ページに続く
25
その他装備の使いかた
前ページの続き
フック
レッグシールド左側にフックがあります。
u 積載重量上限: 1.0 kg
u フックには車体からはみ出したり、足に当たる
ような大きな荷物はかけないでください。走行 やハンドル操作に支障をきたすことがありま す。
26
フック
メンテナンス
メンテナンスを行う前に必ず「メンテナンスの基礎知識」をお読みください。
また、サービスデータについては「スペック」を参照ください。
メンテナンスの基礎知識.............................. P. 28
主要部品の脱着方法 ....................................P. 38
サイドカバー ..................................................... P. 38
センターカバー ................................................. P. 39
バッテリー ......................................................... P. 40
エンジンオイル........................................... P. 41
ブレーキ ....................................................P. 43
ドライブチェーン .......................................P. 48
ブリーザードレーン ....................................P. 49
スロットル ................................................. P. 50
メンテナンスの基礎知識
メンテナンスの基礎知識
メンテナンスの重要性
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた
だくために、日常のお車の使用状況に応じて、お客 様の判断で適時行っていただく日常点検と、1 年ご と(12 か月ごと)、2 年ごと(24 か月ごと)の定 期点検整備を設けてあります。安全快適にお乗り いただくために、必ず実施してください。
1 警告
誤った点検整備や、不適当な整備、未修理 は、転倒事故などを起こす原因となり、死亡 または重大な傷害に至る可能性があります。
• 点検整備は、取扱説明書・メンテナンス ノートに記載された点検方法・要領を守 り、必ず実施してください。
• 異状箇所は乗車前に修理してください。
28
安全なメンテナンスのために
メンテナンスにあたっては、次のことに注意してく ださい。
エンジンを停止し、キーを抜いた状態で行う
平坦地で足場のしっかりとした場所で行う
エンジン、マフラー、ブレーキなど高温になる
部分はヤケドのおそれがあるので、冷えるまで 触れない
エンジンを始動して作業をする場合は、換気を
十分に行う
日常点検
安全快適にご使用いただくために法令に準じ、日常 のお車の使用状況に応じて、お客様の判断で適時行 う点検です。 点検時期の目安としては、長距離走行や洗車時、給 油時などに実施し、その結果をメンテナンスレコー ドに記入してください。 異音や異状を感じたときは、直ちに Honda 販売店 にご相談ください。
メンテナンスの基礎知識
日常点検項目
#
この車には下記の日常点検項目が適用されます。
ブレーキ
レバーの遊び(機械式)
ペダルの遊び(機械式)
ブレーキの効き具合
タイヤ
空気圧
亀裂、損傷
異状な摩耗
溝の深さ
エンジン
オイルの量
かかり具合、異音
低速、加速の状態
灯火装置および方向指示器
運行において異状が認められた箇所
ドライブチェーンの緩み(Honda 指定)
定期点検
安全快適にお車をご使用いただくために、定期点検 を必ず実施してください。
また、これらの他にも使い始めてから1か月目(ま たは、1,000 km 時)に行う点検、Honda が指定す る点検整備項目もあります。
道路運送車両法に準じて設けられた点検
#
道路運送車両法に準じて設けられた点検には、以下 の種類があります。
日常点検
1 年ごと(12 か月ごと)に行う点検
2 年ごと(24 か月ごと)に行う点検
次ページに続く
29
メンテナンスの基礎知識
ご自身で点検を実施する場合
#
安全のため、ご自分の知識と技量に合わせた範囲内 で行ってください。難しいと思われる内容につい ては、Honda 販売店にご相談ください。
点検結果は、メンテナンスノートの定期点検整備記 録簿に記入し、大切に保存、携行してください。
1 か月目点検について
#
新車から 1 か月目(または、1,000 km 時)は、特 に初期の点検整備が車の寿命に影響することを重 視し、点検を無料でお取り扱いいたします。お買い あげの Honda 販売店で行ってください。他の販売 店にてお受けになると有料となる場合があります。 また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実 費をいただきます。詳細については、メンテナンス ノートをご覧ください。
交換部品について
#
整備の際は、Honda 純正部品を使用してください。 色物部品をご注文のときは、カラーラベルに記載さ れているモデル名、カラーおよびコードをお知らせ ください。
30
カラーラベルは、シートを開けると確認できます。
2 P. 22
カラーラベル
1 警告
Honda 純正部品以外のアクセサリー・部品の 使用や、不正な改造は思わぬ事故の原因とな り、重傷を負ったり、死亡したりすることが あります。
Honda 純正部品を使用してください。
メンテナンスの基礎知識
バッテリー
この車は、メンテナンスフリータイプのバッテリー を使用しており、バッテリー液の点検、補給は必要 ありません。バッテリーのターミナル部に汚れや 腐食がある場合のみ清掃してください。 また、密閉式の液口キャップは絶対に取り外さない でください。バッテリー充電時も液口キャップを 取り外す必要はありません。
アドバイス
バッテリーには寿命があります。交換時期について は、Honda 販売店にご相談ください。交換する場合 は、必ず同型式のメンテナンスフリーバッテリーを使 用してください。
万一の場合の応急処置
#
以下のようなときは、応急処置したあと、直ちに医 師の診察を受けてください。
電解液が眼に付着したとき
u コップなどに入れた水で、15 分以上洗浄し
てください。加圧された水での洗浄は、眼を 痛めるおそれがあります。
電解液が皮膚に付着したとき
u 電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
u 水、または牛乳を飲んでください。
1 警告
バッテリーには、希硫酸が電解液として含ま れています。希硫酸は腐食性が強く、眼や皮 膚に付着すると重いヤケドを負います。
• バッテリーの近くで作業するときは、保 護メガネと保護服を着用
• バッテリーを子供の手の届く所に置かな い
• ショートによる火花やたばこなどの火気 に十分注意する
次ページに続く
31
メンテナンスの基礎知識
ターミナル部の清掃
#
1.
バッテリーを取り外す。 2 P. 40
2.
ターミナル部が腐食して白い粉が付いている場 合は、ぬるま湯を注いで拭く。
3.
ターミナル部の腐食が著しいときは、ワイヤー ブラシまたはサンドペーパーで磨く。
4.
清掃後、バッテリーを取り付ける。
電装部品やアクセサリーを取り付けるときは純正 アクセサリーをご使用ください。それ以外のもの を使用するとバッテリーあがりや故障の原因とな ります。
32
ヒューズ
この車の電気回路は、ヒューズで保護されていま す。電装部品が動作しないときは、ヒューズを調 べ、必要に応じて交換してください。 2 P. 54
ヒューズの点検・交換
#
メインスイッチを OFF にして、ヒューズを取り外 して点検します。切れている場合は、指定されてい る容量のヒューズと交換してください。 ヒューズの容量はスペックページをご確認くださ い。 2 P. 69
ヒューズ切れ
アドバイス
指定容量を超えるヒューズを使用すると、配線の過熱 焼損の原因になるので絶対に使用しないでください。
メンテナンスの基礎知識
交換してもすぐにヒューズが切れる場合は、ヒュー ズの劣化以外の原因が考えられます。 Honda 販売 店にご相談ください。
エンジンオイル
エンジンオイルは走行距離や走行状況、時間の経過 とともに劣化したり減っていきます。そのため、定 期交換時期に行う交換だけではなく日常点検によ るオイル点検・補給が必要です。汚れたり古くなっ たオイルはエンジンに悪影響を与えますので早め に交換してください。 オイル交換は Honda 販売店で行うことを推奨しま す。交換時期はスペックページをご確認くださ い。 2 P. 68
エンジンオイルの選びかた
#
推奨エンジンオイル:
Honda 純正 ウルトラ G1
相当品をご使用の場合は、オイル容器の表示を確認 し、下記の全ての規格を満たしているオイルをお選 びください。全ての規格を満たしている場合でも 特性が異なりこの車に適合しない場合があります。
JASO T 903 規格
SAE 規格
API 分類
※ 3
※ 1
※ 2
:MA
:10W-30
:SG・SH・SJ・SL 級相当 また、必要以上に摩擦を低減するオイル添加剤はエ ンジンやクラッチの性能や寿命に悪影響を与える 場合がありますので使用しないでください。
1:
JASO T 903 規格は、二輪車用4サイクルエンジン オイルの性能を分類する規格です 。適合 し届け出 されたオイルの容器には、次の表示があります。
上段:オイルコード
下段:性能分類の表示
MA 性能であることを示 しています
2:
SAE 規格は、オイルの粘度を定めた規格です。
次ページに続く
33
メンテナンスの基礎知識
3:
API 分類は、エンジンオイルのグレードに関する分 類です。API マークの入っている相当品を使用す る場合、下記のものをご使用ください。
推奨しません 推奨します
エアクリーナー
この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカス式の エアクリーナーエレメントが装備されており点検・ 清掃は不要ですが定期的な交換が必要です。 エアクリーナーエレメントの交換は、Honda 販売店 にご相談ください。交換時期はスペックページを ご確認ください。 2 P. 68
ドライブチェーン
チェーンは、定期的に点検および給油を行ってくだ さい。また悪路走行が多い場合や連続高速走行、急
34
加速を繰り返すような運転を行う場合には、頻繁に 点検を行ってください。 2 P. 48 チェーンの異常(回転が滑らかでない、異音、固 着、ローラーやブッシュの損傷)は、Honda 販売店 にご相談ください。
ドライブチェーンの清掃と給油
#
緩み(たるみ)の点検後、後輪をゆっくりと回しな がら、チェーンやスプロケットに付着した泥、汚れ を中性洗剤またはチェーンクリーナーを使用し、乾 いた布などで落とします。汚れがひどい場合、やわ らかいブラシを使用してください。汚れを落とし たあとは、十分に乾燥させ、推奨オイルをチェーン ローラーの両側に給油してください。
推奨オイル:
Honda 純正チェーンオイルまたは相当品
オイルがブレーキやタイヤに付着しないようにし てください。チェーンにオイルをつけ過ぎると、衣 服や車に飛び散り汚しますので、オイルをつけ過ぎ ないよう注意してください。
ブリーザードレーン
エンジンの性能を維持するためには、定期的なブ リーザードレーンの清掃が必要です。2 P. 49
メンテナンスの基礎知識
タイヤ
空気圧の点検
#
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイヤ によっては空気圧不足が見た目ではわかりづらい ため、少なくとも 1 か月ごとにタイヤゲージを使用 して空気圧を点検してください。 タイヤは、走行後は温まり空気圧が高くなることが ありますので、必ず冷えた状態で点検してくださ い。
亀裂と損傷の点検
#
タイヤの全周に、亀裂や 損傷、ひび割れおよび釘、 石、 その他 の 異物が刺 さったり、かみ込んだり していないかを点検しま す。道路の縁石などにタ
イヤ側面を接触させた り、大きな凹みや突起物を乗り越したときは、必ず 点検してください。
次ページに続く
35
メンテナンスの基礎知識
異状な摩耗の点検
#
タイヤの接地面が異状に 摩耗していないかを点検 します。
溝の深さの点検
#
ウェアインジケーター(スリップサイン)により溝 の深さを確認します。サインが現れたときは、直ち に交換してください。
または TWI
ウェアインジケーター 表示マーク
36
1 警告
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な空気 圧での運転は、転倒事故などを起こす原因となり、 死亡または重大な傷害に至る可能性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を 守り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤ は交換してください。
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用し てください。指定以外のタイヤは、操縦性や走行安 定性に悪影響を与えることがありますので使用し ないでください。
タイヤの交換は、Honda 販売店にご相談ください。 指定タイヤ、空気圧はスペックページをご確認くだ さい。 2 P. 68
1 警告
指定以外のタイヤを取り付けると、操縦性や 走行安定性に悪影響を与えることがありま す。また、そのことが原因で転倒事故などを 起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性 があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ れた指定タイヤを取り付けてください。
メンテナンスの基礎知識
37
主要部品の脱着方法
サイドカバー
サイドカバー
上図は左サイドカバーを示しています。 右サイドカバーも同じ要領で行います。
38
スクリュー
取り外し
#
スクリューを取り外し、サイドカバーを取り外 します。
取り付け
#
取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。
センターカバー
スクリュー
センターカバー
主要部品の脱着方法 u センターカバー
取り外し
#
スクリューを取り外し、センターカバーを取り 外します。
取り付け
#
サイドのカバー両端を左右に少し拡げるように しながらツメをガイドに合わせてセンターカ バーを取り付け、スクリューを締め付けます。
39
主要部品の脱着方法 u バッテリー
バッテリー
スクリュー
-端子
取り外し
#
メインスイッチが OFF になっていることを確 認してください。
1.
40
ターミナルカバー
スクリュー
バッテリーカバー
センターカバーを取り外す。2 P. 39
+端子
バッテリー
携帯工具を取り外す。2 P. 25
2.
3.
-端子のボルトを外し、-コードを外す。
4.
スクリューを外し、バッテリーカバーを取り 外す。
5.
ターミナルカバーをめくり、+端子のボルト を外し、+コードを外す。
6.
端子のナットを落とさないようにバッテ リーを取り出す。
取り付け
#
取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。 バッテリーコードは、必ず先に+側より取り付 けてください。また、ターミナル部にゆるみが 生じないように、確実にボルトを締め付けてく ださい。
バッテリーの取り扱いについてはメンテナンス の基礎知識をご確認ください。 2 P. 31
エンジンオイル
オイルの量の点検
1.
エンジンが冷えている場合は、3 ~ 5 分ほど アイドリングさせる。
2.
メインスイッチを OFF にしてエンジンを止 め、2 ~ 3 分間待つ。 足場のしっかりとした平坦地にメインスタ
3.
ンドを立てる。 オイルレベルゲージを外す。
4.
布等でオイルレベルゲージについたオイル
5.
を拭く。
6.
オイルレベルゲージをねじ込まずに差し込 む。
7.
オイルがオイルレベルゲージの上限と下限 の間にあることを確認する。
8.
オイルレベルゲージを確実に取り付ける。
オイルレベルゲージ
上限
下限
注入口
41
エンジンオイル u オイルの補給
オイルの補給
エンジンオイルが不足している、またはオイル レベルが下限に近いときは、推奨エンジンオイ
ルを上限まで補給してください。 2 P. 33,
2 P. 68
1.
エンジンオイルの点検後、オイルレベルゲー ジで確認(2 P. 41)しながら、オイルを注入 口より補給する。
u 上限を超えて補給しないでください。 u ゴミが入らないようにしてください。
オイルをこぼしたときは完全に拭き取っ
u
てください。
オイルレベルゲージを確実に取り付ける。
2.
アドバイス
オイルは規定量より多くても少なくても、エンジンに 悪影響を与えます。また 銘柄やグレードの異なるオ イルを混用しないでください。
42
推奨エンジンオイルやオイルの選びかたについ てはメンテナンスの基礎知識をご確認くださ い。 2 P. 33
オイル漏れの点検
エンジンなどから、オイルが漏れていないこと を確認します。
ブレーキ
前輪ブレーキレバーの遊びの 点検
抵抗を感じるまで、ブレーキレバーを引き、レ バー先端の遊びの量が規定の範囲内にあること をスケールなどで確認します。
前輪ブレーキレバーの遊び:10 - 20 mm
遊び
規定の範囲を超えている場合は調整してくださ い。
前輪ブレーキレバーの遊びの 調整
ブレーキレバーの遊びはハンドルを直進状態に して調整します。
1.
ブレーキアームのアジャスターを半回転ず つ回し、ブレーキレバーの遊びを調整する。
遊びが 少なくなる
アジャスター
遊びが
多くなる
次ページに続く
43
ブレーキ u 前輪ブレーキレバーの遊びの調整
遊びの調整時は必ず、アジャスターの凹部をピ ンの凸部に一致させてください。
アジャスター
44
ピン
2.
ブレーキアームを押してアジャスターとピ ンの間に隙間があることを確認する。
ブレーキアーム
押す
ピン
アジャスター
隙間
調整後は、ブレーキレバーの遊びを確認してく ださい。 ブレーキレバーの調整範囲を超えた場合は、 Honda 販売店にご相談ください。
ブレーキ u 後輪ブレーキペダルの遊びの点検
後輪ブレーキペダルの遊びの 点検
抵抗を感じるまで、手でブレーキペダルを押し、 ペダル先端の遊びの量が規定の範囲内にあるこ とをスケールなどで確認します。
後輪ブレーキペダルの遊び:
20 - 30 mm
遊び
規定の範囲を超えている場合は調整してくださ い。
後輪ブレーキペダルの遊びの 調整
ブレーキアームのアジャスターを半回転ず
1.
つ回し、ブレーキペダルの遊びを調整する。
遊びが少なくなる
アジャスター
遊びが多くなる
次ページに続く
45
ブレーキ u 後輪ブレーキペダルの遊びの調整
遊びの調整時は必ず、アジャスターの凹部をピ ンの凸部に一致させてください。
アジャスター
46
ピン
2.
ブレーキアームを押してアジャスターとピ ンの間に隙間があることを確認する。
ブレーキアーム
押す
ピン
アジャスター
隙間
調整後は、ブレーキペダルの遊びを確認してく ださい。 ブレーキペダルの調整範囲を超えた場合は、 Honda 販売店にご相談ください。
ブレーキ u ブレーキシューの摩耗の点検
ブレーキシューの摩耗の点検
前輪
ブレーキ インジケーター
5 マーク
後輪
ブレーキ インジケーター
5 マーク
前輪は前輪ブレーキレバーをいっぱいに引い て、後輪は後輪ブレーキペダルをいっぱいに踏 んで、ブレーキインジケーターの先端とブレー キパネルの 5 マークが一致しないことを確認 します。
一致する場合は、ブレーキシューの使用限界で すので交換してください。ブレーキシューの交 換は、Honda 販売店にご相談ください。
47
ドライブチェーン
緩み(たるみ)の点検
チェーンの緩み(たるみ)が適正かどうか、滑 らかに回転するか点検します。緩み(たるみ)
が規定の範囲を超えている場合、回転が滑らか でないときは Honda 販売店にご相談ください。
トランスミッションをニュートラルに入れ
1.
て、エンジンを停止する。 足場のしっかりとした平坦地にメインスタ
2.
ンドを立てる。 チェーンケースキャップを取り外す。
3.
4.
点検窓からチェーンを手で 上下に動かし、 チェーンの緩みが規定の範囲内にあること を確認する。
ドライブチェーンの緩み(たるみ):
20 - 30 mm
u 緩みが 50 mm 以上の場合、絶対に走行し
ないでください。
48
点検窓
ドライブチェーンの 緩み
チェーンケースキャップ
5.
後輪を手でゆっくり回しながらチェーンが 滑らかに回転することを確認する。
チェーンの回転が滑らかでない場合や、
u
異音が出 る 場合は給油を 行ってくださ い。2 P. 34
調整などは Honda 販売店にご相談ください。
ブリーザードレーン
ブリーザードレーンの清掃 (Honda 指定 1 年点検整備項目)
エンジンの性能を維持するためには、定期的な ブリーザードレーンの清掃が必要です。 エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン 本体、マフラーやエキゾーストパイプなどが熱 くなっています。ヤケドにご注意ください。
清掃のしかた
#
1.
ブリーザードレーンの下に受け皿などを用 意する。
2.
ブリーザードレーンを外し、ブリーザード レーン内の堆積物を取り除く。
3.
ブリーザードレーンを確実に取り付ける。
ブリーザードレーン
49
スロットル
スロットルの点検
メインスイッチを OFF にした状態でスロット ルを作動させ、スムーズに動くかどうか、ハン
ドルを左右にきっても作動が重 くないか、ス ロットルグリップの遊びが適正か点検します。 異状を感じた場合やスロットルケーブル外表部 に損傷があるときは Honda 販売店にご相談く ださい。
スロットルグリップの遊び:
2 - 6 mm
遊び
50
こんなときは
エンジンが始動しない ................................. P. 52
警告灯が点灯.............................................. P. 53
PGM-FI 警告灯 ...................................................P. 53
電装部品のトラブル ....................................P. 54
ヒューズ切れ..................................................... P. 54
エンジンが一時的に不調になる ....................P. 56
エンジンが始動しない
スターターモーターは作動するが エンジンが始動しないとき
次の点を確認してください。
正 しい手順でエンジンをかけているか
2P. 19
燃料タンクにガソリンはあるか
PGM-FI 警告灯が点灯していないか
u 点灯している場合は、直ちに Honda 販売
店にご相談ください。
52
スターターモーターが作動せ ず始動できないとき
次の点を確認してください。
正 しい手順でエンジンをかけているか
2P. 19
ヒューズが切れていないか 2 P. 54
バッテリーターミナル部に緩みや腐食がな
いか 2 P. 32
u バッテリーあがりで、スターターモー
ターが回らないときは、キックスター
ターによる始動を試みましょう。 これらに該当しない場合や異常がある場合は、 Honda 販売店にご相談ください。
警告灯が点灯
PGM-FI 警告灯
走行中またはアイドリング中に点灯した場合は 何らかの異常が 考えられます。高速走行をさ け、直ちに Honda 販売店にご相談ください。
53
電装部品のトラブル
ヒューズの取り扱いについてはメンテナンスの 基礎知識をご確認ください。 2 P. 32
ヒューズ切れ
ヒューズボックス内のヒューズ
#
スペアヒューズ
ヒューズ
ヒューズ ボックス カバー
バッテリーカバー
54
1.
センターカバーを取り外す。2 P. 39
2.
ヒューズボックスカバーを開け、ヒューズが 切れていないか点検する。切れている場合 は バッテリーカバーを取り外す。2 P. 40
3.
ヒューズプーラーを使って同じ容量のスペ アヒューズと交換する。
ヒューズプーラーは左サイドカバーを開
u
けると入っています。2 P. 38
u スペアヒューズは、バッテリーボックス
に取り付けられています。
4.
外した部品を逆の手順で取り付ける。
FI ヒューズ
#
ヒューズ
ヒューズ ボックス カバー
1.
右サイドカバーを取り外す。2 P. 38
2.
ヒューズボックスカバーを開け、ヒューズが 切れていないか点検する。切れている場合 は ヒューズプーラーを使って同じ容量のス ペアヒューズと交換する。
u ヒューズプーラーは左サイドカバーを開
けると入っています。2 P. 38
u スペアヒューズは、バッテリーボックス
に取り付けられています。
電装部品のトラブル u ヒューズ切れ
3.
外した部品を逆の手順で取り付ける。
アドバイス
ヒューズが切れた際は、早めに Honda 販売店で点検 し、スペアのヒューズを補充してください。
55
エンジンが一時的に不調になる
燃料ポンプのフィルターがつまると、走行中ス ロットルグリップを戻したような減速が散発的 に発生します。 この症状が発生しても再走行は可能です。
ガソリンがあるにもかかわらず、走行中一時的 なエンジン不調が発生した場合は、 直ちに
Honda 販売店にご相談ください。
56
インフォメーション
キーの取り扱い........................................... P. 58
装備に関する補足情報 ................................. P. 58
車のお手入れ.............................................. P. 59
保管のしかた.............................................. P. 63
廃棄するとき.............................................. P. 63
フレームおよびエンジンナンバー .................P. 65
触媒装置について .......................................P. 66
キーの取り扱い
キーの取り扱い
メインスイッチのキー
メインスイッチのキーについているキーナンバー プレートには、シリアルナンバーがあります。 このシリアルナンバーは、メインスイッチのキーを 注文するときに必要になります。メインスイッチ のキーを注文する際は、Honda 販売店にご相談くだ
さい。盗難防止のため、シリアルナンバーは他人に 知られないように保管してください。
メインスイッチのキー キーナンバープレート
シリアルナンバー
キーに金属製のキーホルダーを使用するとメイン スイッチ周辺に傷がつくおそれがあります。
58
装備に関する補足情報
メインスイッチ
#
エンジンをかけずにメインスイッチを ON の状態 にしておくとバッテリーあがりの原因となります。
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく ださい。
オドメーター
#
オドメーターは、99,999.9 km を 超 えると 00,000.0km に戻ります。
書類入れ
#
取扱説明書、登録書類、保険証、メンテナンスノー トなどは書類入れに入れ、左サイドカバー内に収納 してください。
ヘッドライト
#
LED 使用のライトは一体式です。 もし、1 個でも点灯しなくなった場合は、Honda 販 売店にご相談ください。 ヘッドライトが上向き状態で、エンジン停止後すぐ に、ヘッドライト(前照灯)上下切り換えスイッチ を操作した場合、コンデンサーに残された電気に よって、ヘッドライトが瞬間的に光る場合がありま す。
ハイビームパイロットランプ(前照灯上向き表
#
示灯)
ヘッドライトが上向き状態で、メインスイッチを OFF にしてすぐに ON にした場合、コンデンサーに 残された電気によって、ハイビームパイロットラン プ(前照灯上向き表示灯)が瞬間的に光る場合があ ります。
車のお手入れ
車のお手入れ
お車を長持ちさせるため、清掃などのお手入れは大 切です。普段見逃しがちな異状の発見にもつなが ります。また、海水や路面凍結防止剤などに含まれ る塩分は、車体のサビを促進します。海岸付近や凍 結防止剤を散布した路面を走行したあとは、必ず洗 車してください。
洗車
エンジン、マフラー、ブレーキなど高温になる部分 は冷えるまで洗車しないでください。
1.
全体を水洗いして、汚れを取り除く。
2.
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用し、 スポンジか柔らかいタオルを使って洗う。
u 傷を防ぐため、多量の水を使って、汚れを落
としてください。
3.
十分な水で洗剤を洗い流しやわらかい布で拭き あげる。
4.
車体を乾燥させた後、ドライブチェーンと可動 部分に注油する。
5.
車体の腐食を防ぐためワックスがけを行う。
次ページに続く
59
車のお手入れ
洗車にあたっての注意
#
洗車するときは、次のことをお守りください。
高圧洗車機の使用はさける
車体に高い水圧がかかる洗車を行うと、可動
u
部や電装部品などの作動不良や故障 の原因 となることがあります。
u ヘッドライトレンズやフェアリング、その他
のプラスチック部品を洗うときは、傷を防ぐ ため、多量の水を使って、汚れを落としてく ださい。
マフラーに水を入れない
u 始動不良やサビの発生などの原因になりま
す。
左サイドカバーの上方から水を強くかけない
u 内部に水が入り、書類などが濡れることがあ
ります。
エアクリーナー周辺に水を強くかけない
u エアクリーナー内部に水が入ると、始動不良
などの原因になります。
60
ブレーキを濡れたままにしない
u 水によってブレーキの効き具合が悪くなる
ことがあります。洗車後は十分に乾かし、慎
重なブレーキ操作を心がけてください。
ワックス、ケミカル類や油脂類を扱うとき
u ブレーキやタイヤにオイル等の油脂類、ワッ
クスやケミカル類が付着しないよう注意し
てください。ブレーキが効かなくなり、事故
の原因になる場合があります。
u ワックスやケミカル類を使用するときは、ボ
ディーの目立たないところでくもりや傷、色
むらなどが生じないか確認してください。
種類によっては塗膜が薄くなったり色むら
が生じるものがあります。
u つや消し塗装が使われている場合は、塗装面
にワックスやケミカル類を使用すると、つや
消し感が無くなったり、色むらが生じるおそ
れがありますので、使用しないでください。
車のお手入れ
ヘッドライトがくもったとき
u ヘッドライトは雨天走行や洗車などにより、
レンズ面が一時的にくもることがあります。 また、ヘッドライト内と外気との温度差によ り、レンズ内面が結露することもあります。 これは、雨天時などに窓ガラスがくもるのと 同様の自然現象で、機能上の問題ではありま せん。 また、ヘッドライトの構造上、レンズの縁に 水滴が付着することがありますが、機能上の 問題ではありません。 但し、ヘッドライト内に水がたまっている場 合や大粒の水滴がついている場合は Honda 販売店にご相談ください。
アルミ部品
アルミ部品は土や泥、あるいは塩分によって腐食し ます。傷をつけないよう、取り扱いについては次の ことに注意してください。
硬いブラシやスチールウールを使用しない
樹脂部品
傷やひび割れ等を防ぐため、取り扱いについては次 のことに注意してください。
清掃するときは多量の水を使って、やわらかい
布やスポンジで汚れを落とす 汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用し、
十分な水で洗剤を洗い流す
メーター、ヘッドライトレンズなどの樹脂部品
にガソリン、クリーナーなどがかからないよう にする
次ページに続く
61
車のお手入れ
エキゾーストパイプ、マフラー
エキゾーストパイプ、マフラーが塗装されている場合 は、ステンレス用台所洗剤や市販のコンパウンドを使 用しないでください。塗装面の清掃には中性洗剤を使 用してください。もし、塗装処理されているかわから ない場合は、Honda 販売店にご相談ください。
62
保管のしかた
保管のしかた
屋外に保管する場合はボディーカバーをかけてく ださい。なお、ボディーカバーはエンジンやマフ ラーが冷えてからかけてください。 また、長期間ご使用にならない場合は、次のことを お守りください。
サビを防ぐために、保管前にワックスがけを行
う(つや消し塗装面を除く)
雨上がりにはボディーカバーを外し、車体を乾
燥させる
バッテリーは自己放電と電気漏れを少なくする
ため、車から取り外し、完全充電して風通しの よい暗い場所に保存する
u もしバッテリーを車に積んだままにする場
合は、-側ターミナルを外してください。 長期保管後にお車を乗る際は、保管期間を考慮した 上で、各部の点検を実施してください。
廃棄するとき
地球環境を守るため、お車や交換した部品、なかで も使用済みのバッテリーやタイヤ、エンジンオイル の廃油等はむやみに捨てないでください。これら のものを廃棄する場合は、Honda 販売店にご相談く ださい。 また、将来お車の廃棄を希望するときはお近くの廃 棄二輪車取扱店へご相談ください。
廃棄二輪車取扱店とは
一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の登録販売 店で広域廃棄物処理指定店として登録されている 廃棄二輪車を適正処理するための窓口です。 店頭に「廃棄二輪車取扱店の証」が掲示されていま す。
次ページに続く
63
廃棄するとき
二輪車リサイクルマーク、リサイクル料金
この車には、二輪車リサイクルマークが車体に貼付 されています。マークが車体に貼付されている二 輪車は、再資源化するためのリサイクル費用がメー カー希望小売価格に含まれていますので、二輪車を 廃棄する際は、再資源化に必要なリサイクル料金は いただきません。 ただし、廃棄二輪車取扱店および指定引取場所まで
の収集・運搬料金はお客様のご負担となります。収 集・運搬料金については廃棄二輪車取扱店にご相談 ください。 二輪車リサイクルマークは、シートを開けると確認 できます。2 P. 22
64
二輪車
リサイクルマーク
お車を廃棄する際、二輪車リサイクルマークが必要 です。マークは剥がさないでください。マークの 再発行や販売の取り扱いはありません。二輪車リ サイクルシステムの概要、ご利用方法等は、Honda ウェブサイト「廃棄段階のリサイクル 二輪車リサ イクル自主取り組み」にてご確認いただけます。 http://www.honda.co.jp/motor-recycle/
フレームおよびエンジンナンバー
フレームおよびエンジンナンバーは、部品を注文す るときや、車の登録に関する手続きに必要です。ま た、フレームナンバーは、お車が盗難にあった場合 に、車を捜す手がかりにもなります。ナンバープ レートの登録番号とともに別紙に記録し、車と別に 保管することを推奨します。
フレームナンバー打刻位置
フレームおよびエンジンナンバー
エンジンナンバー打刻位置
65
触媒装置について
触媒装置について
この車は平成 28 年排出ガス規制適合車です。 こ の車には触媒装置が搭載され、排出ガスに含まれる 一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物 (NOx)の 3 つの有害物質の排出量を低減します。 他のマフラーをこの車に取り付けると、排出ガス規 制に適合しなくなる可能性があります。触媒装置
は高温になるので、枯れ草や紙など燃えやすいもの があるところには駐停車しないでください。
走行上の注意
次のような取り扱いはしないでください。触媒温 度が異常に高くなり、損傷するおそれがあります。
走行中にメインスイッチを操作すること
空ぶかし直後にエンジンを止めること
66
触媒装置の損傷を防ぐために
触媒装置が損傷すると、排出ガス濃度を劣化させる だけではなく、車本来の性能を発揮できなくなりま す。損傷を防ぐために、次のことをお守りくださ い。
燃料は、必ず無鉛ガソリンを使用する
定められた点検整備を実施する
エンジン不調を感じたときは、直ちに Honda 販
売店で点検を受ける
スペック
主要諸元
型式 2BJ-JA44 全長 1,860 mm 全幅 695 mm 全高 1,040 mm ホイールベース 最低地上高 135 mm キャスター 26° 30’ トレール長 73 mm 車両重量 99 kg 乗車定員 2 名 最小回転半径 1.9 m 排気量 109 cm ボア×ストローク 圧縮比 9.0:1 燃料 無鉛レギュラーガソリン 燃料タンク容量
1,205 mm
3
50.0 x 55.6 mm
4.3 ℓ
バッテリー容量
変速比
減速比
GTZ4V 12 V-3 Ah (10HR) 1 速 2.615 2 速 1.555 3 速 1.136 4 速 0.916 1 次 4.058 2 次 2.500
67
スペック
サービスデータ
ブレーキレバー の遊び ブレーキペダル の遊び
タイヤサイズ
タイヤタイプ バイアス、チューブ
指定タイヤ
タイヤ空気圧
点火プラグ 標準 CPR6EA-9S(NGK)
プラグギャップ 0.8 - 0.9 mm アイドル回転数 1,400 ± 100 rpm
推奨エンジン オイル
エンジンオイル 容量
エンジンオイル 交換時期
推奨ドライブ チェーンオイル
前輪 70/90-17M/C 38P 後輪 80/90-17M/C 44P
前輪 CST C-6016 後輪 CST C-6016R 前輪 後輪
Honda 純正 ウルトラ G1 JASO T 903 規格: MA SAE 規格: 10W-30 API 分類: SL 級 オイル交換時(オイル・フィ ルター交換時を含む) 全容量 1.0 ℓ 初回: 1,000 km または 1 ヶ月
以後: 3,000 km または 1 年ごと
Honda 純正チェーンオイルまたは相当品
10 - 20 mm
20 - 30 mm
200 kPa (2.00 kgf/cm2) 225 kPa (2.25 kgf/cm2)
68
0.8 ℓ
ドライブ チェーンの 緩み(たるみ) エアクリーナー エレメント 交換時期
20 - 30 mm
交換:20,000 km ごと
バルブ(電球)
ヘッドライト LED ストップ/テールランプ 12 V-21/5 W フロントウィンカー 12 V-10 W X2 リアウィンカー 12 V-10 W X2
ヒューズ
メインヒューズ 15 A その他のヒューズ 10 A
スペック
69
索引
P
PGM-FI 警告灯 .............................................. 16
アクセサリー................................................. 10
安全運転のために ............................................ 3
安全上守っていただきたいこと ......................... 3
安全なライディング ......................................... 2
インフォメーション ....................................... 57
運転するときの注意 ......................................... 5
エンジン
エンジンオイル............................................... 33, 41
エンジンオイルレベルゲージ............................. 41
エンジンナンバー................................................. 65
エンジンブレーキ................................................... 5
エンジンがかからないとき.............................. 52
70
お手入れ ....................................................... 59
オドメーター................................................. 16
改造.............................................................. 10
各部の名称 .................................................... 14
ガソリン .................................................... 9, 22
ギアチェンジ................................................. 21
基本操作の流れ.............................................. 12
警告灯
PGM-FI 警告灯................................................ 16, 53
携帯工具 ....................................................... 25
こんなときは................................................. 51
サイドカバー................................................. 38
サイドスタンド ............................................... 7
積載について................................................. 11
洗車.............................................................. 59
シート .......................................................... 22
触媒装置 ....................................................... 66
書類入れ ....................................................... 58
スイッチ
ウィンカー(方向指示器)スイッチ................. 17
スタータースイッチ............................................. 17
ヘッドライト(前照灯)上下切り換えスイッ
チ.......................................................................... 17
ホーンスイッチ..................................................... 17
メインスイッチ..................................................... 17
スピードメーター(速度計)........................... 16
スペック ....................................................... 67
スロットル .................................................... 50
速度範囲表示................................................. 16
その他装備の使いかた .................................... 24
タイヤ .......................................................... 35
駐車 ............................................................... 7
点検
定期点検 ................................................................ 29
日常点検 ................................................................ 28
電装部品のトラブル ....................................... 54
ドライブチェーン...................................... 34, 48
71
慣らし運転...................................................... 5
燃料
使用燃料 ................................................................ 23
燃料タンク容量..................................................... 23
燃料補給 ................................................................ 22
燃料計 .......................................................... 16
服装 ............................................................... 3
ブリーザードレーン .................................. 35, 49
ブレーキ
使いかた................................................................... 5
ブレーキシュー..................................................... 47
ブレーキペダルの遊び......................................... 45
ブレーキレバーの遊び......................................... 43
フレームナンバー........................................... 65
廃棄.............................................................. 63
ハイビームパイロットランプ........................... 16
バッテリー ............................................... 31, 40
ハンドルロック.............................................. 18
ヒューズ .................................................. 32, 54
表示灯
ニュートラル表示灯............................................. 16
方向指示器表示灯................................................. 16
72
ヘルメットホルダー ....................................... 24
方向指示器表示灯........................................... 16
保管.............................................................. 63
メインスイッチ.............................................. 17
メインスイッチのキー .................................... 58
メーター ....................................................... 16
メンテナンス................................................. 27
リサイクルマーク........................................... 64
73
お問い合わせ
30K88710 00X30-K88-7100
N
2020
o
本田技研工業株式会社
XXXX.XXXX.XX.L
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