Honda Super Cub 110 (2009) User guide

スーパーカブ110
Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて 運転免許について
お買いあげになりましたら、 販売店にてこ
★★
の取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を受取 り、下記の説明を受けてください。
お車の正しい取扱いかた 保証内容と保証期間 点検・整備について 車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
Honda
排ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
スーパーカブ
平成19年排出ガス規制適合車
(型
EBJ JA07
110
この車を一般公道で運転するには、運転免許が 必要です。ご自身の免許で運転できるか、確認し てください。
この車の排気量:
排気量により必要な免許が異なります。
この車の乗車定員は、運転者を含め2人です。
なお、運転免許を取得後1年未満の方は、法令に より2人乗りはできません。
109 cm (cc)
取扱説明書について
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、
安全な運転のしかた、簡単な点検の方法などに ついて説明してあります。
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メン
テナンスを安全に行うために」は重要ですので、 しっかりお読みください。 車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自
の装備や取扱いがありますので、運転する前に 必ずこの取扱説明書をお読みください。 また、メンテナンスノートもぜひお読みくださ い。 車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書お
よびメンテナンスノートをお渡しください。 車の仕様、その他の変更により、この本の内容と
実車が一致しない場合があります。ご了承くだ さい。
販売店で取付けられた アクセサリ
Honda Honda
ーなどの取扱いについては、その商品に付属の 取扱説明書をお読みください。
安全に関する表示について
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあるこ
と」を回避方法と共に、下記の表示で記載していま す。これらは重要ですので、しっかりお読みくださ い。
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至る可能性がある もの
指示に従わないと、傷害を受け る可能性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただき たいこと 知っておいていただきたい こと 知っておくと便利なこと
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・触媒装置について ・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・16
・・・・・・・・・・・・・・・速度計(スピードメータ) ・16 ・・・・・・・・・・・・・・・積算距離計(オドメータ) ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料計 ・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯・表示灯 ・18
PGM-FI
前照灯上下切換えスイッチ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯 ・18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニュートラル表示灯 ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・23
・・・・・・・(ヘッドライト上下切換えスイッチ) ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・24 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・25 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・右サイドカバー ・26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類・携帯工具入れ ・28
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チェンジのしかた ・33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・走りかた ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの使いかた ・36
・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・38
・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・41 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・43 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・47
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪ブレーキ ・48
・・・・・・・ブレーキレバーの遊びの点検 ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後輪ブレーキ ・50
・・・・・・・ブレーキペダルの遊びの点検 ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪・後輪ブレーキ ・52
・・・・・・・ブレーキシューの摩耗の点検 ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空気圧の点検 ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・亀裂と損傷の点検 ・54 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・異状な摩耗の点検 ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝の深さの点検 ・55
・・・・・・・・・・・交換タイヤの選択について ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・57
・・・・・・・・・・・・・・・・・緩み(たるみ)の点検 ・57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・給油 ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルの補給 ・60
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ ・64
・・・・・・・・・・・・・・・クラッチの作用の点検 ・64
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・65
・・・・・・・・・バッテリターミナル部の清掃 ・66
・・・・・・・・・・・・バッテリの取付け、取外し ・67
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・69
・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズの点検、交換 ・69
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・71
・・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・71
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・73
・・・・・・・・・・・・・・・・・ラバーブーツの点検 ・73
・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類の点検 ・73
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・74
・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレンの清掃 ・74
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・75
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・82
・・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・84
・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・85
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・86
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・88
・・・・・・・お車および部品等の廃棄をするとき ・79

安全運転のために

ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必 要な基本的なものです。これらの項目をいつもお 守りいただき、安全運転を心がけてください。
運転する前に
日常点検を行ってください。 車は常に清潔に手入れをし、定められた点検整 備を必ず行いましょう。 日常点検は、 ページ参照。43
定期点検を実施してください。 定期点検は、 ページ参照。
46
安全運転のために
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳 禁で行ってください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が 含まれています。エンジンは、風通しの良い場所 でかけてください。
服装
運転者と同乗者は、必ずヘルメットを着用して ください。これは、法令でも定められています。 ヘルメットの着用は、あごひもを確実に締める など、正しく行ってください。 ヘルメットは二輪車用で 、 マークか マ ークのあるものをお勧めします。頭にしっくり 合って圧迫感のないものをお選びください。 保護具や保護性の高い服を着用してください。
フェイスシールドまたはゴーグルの使用 くるぶしまで覆い、かかとのある靴の着用
−二輪車用ブーツが望ましい 摩擦に強い皮製の手袋の着用 長ズボンと長袖のジャケットの着用
明るく目立つ色の動きやすい服装で体の露
− 出の少ないものを着用してください。
すその広いズボンや袖口の広いジャケット は、ブレーキやチェンジ操作のじゃまにな り思わぬ事故の原因にもなりますので避け てください。
PSC SG JIS
ヘルメットを正しく着用していないと、万一 の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可 能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、保 護具および保護性の高い服を着用してくださ い。
安全運転のために
乗りかた
走行中は、運転者は両手でハンドルを握り、両足 をステップに置いてください。
からだを保持してください。運転者は、同乗者の 乗車姿勢を確認してください。
急激なハンドル操作や、片手運転は避けてくだ さい。 これは、すべての二輪車の安全運転の原則です。同乗者は、両足を後席用ステップに置き、両手で
荷物
荷物を積んだときは、積まないときにくらべて 操縦安定性が変わります。積載するときは、積 み過ぎない、荷物を固定するなど十分注意し、 安全に走行してください。 ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作が できなくなる場合があります。物を置かないで ください。 ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎらな いでください。過熱によりレンズが溶けたり、荷 物等まで損傷する場合があります。
荷掛けフック
荷掛けフック
荷掛けフックの最大荷物重さ:
荷掛けフックには、車体からはみ出したり、足に当 たるような大きな荷物はかけないでください。 走行やハンドル操作に支障をきたすことがありま す。
1.0 kg
安全運転のために
改造
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪 化させたり、排気音を大きくしたり、ひいては車 の寿命を縮めることがあります。 不正改造は法律に触れることは勿論、他の迷惑 行為となります。 このような改造に起因する場合は、保証が受け られません。 この車は平成 年排出ガス規制適合車です。 排出ガス濃度を劣化させるような不正改造は行 わないでください。 また、マフラには排出ガスを浄化する触媒装置 が内蔵されています。 他のマフラをこの車に取付けると、排出ガス規 制に適合しなくなる可能性があります。 マフラを交換する場合は、 販売店にご相 談ください。
19
Honda
駐車
駐車するときは サイドスタンドでの駐車について
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハンド ルロックをかけ、キーを抜いてお持ちください。
水平でしっかりした地面の場所に駐車してくだ さい。 交通のじゃまにならない安全な場所を選んで駐 車しましょう。 やむをえず傾斜地、砂利を敷いた所、でこぼこな 所、地面の軟かい所等に駐車せざるを得ないと きは、車の転倒・動き出しのないよう、安全処置 に十分留意してください。
車は水平な場所にハンドルを左にきって駐車しま しょう。 ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が不安 定になり、転倒するおそれがあります。
安全運転のために
マフラなどが熱くなっています。他の方が触れ ることのない場所に駐車しましょう。
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ フラ、エンジンなどに触れないでください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中およ び停止後しばらくの間は熱くなっています。 このとき、マフラ、エンジンなどに触れるとヤ ケドを負う可能性があります。
エンジン回転中および停止後しばらくの間 はマフラ、エンジンなどに触れないでくだ さい。 他の方がマフラ、エンジンなどに触れるこ とのない場所に駐車してください。

触媒装置について

触媒装置の働き
この車のマフラには、触媒装置が内蔵されていま す。 触媒装置の働きにより、排出ガスに含まれる一酸 化炭素()、炭化水素()、窒素酸化物()
CO HC NOx
3つの有害物質の排出量を低減します。
可燃物には注意を
触媒装置は高温になります。枯れ草や紙、油、木材 など燃えやすいものがあるところには駐停車しな いでください。
触媒装置を大切に
不適切な取扱いをすると触媒温度が異常に高くな り焼損するおそれがありますので、次のような取 扱いはしないでください。
《不適切な取扱いの例》
走行中にメインスイッチのキーを操作すること。 エンジンを止めるとき、空ぶかし直後にメイン スイッチのキーを切ること。
触媒装置が損傷したまま使用すると排出ガス濃度 を劣化させるだけではなく、この車本来の性能を 発揮できなくなりますので次のことをお守りくだ さい。
燃料は必ず無鉛ガソリンをご使用ください。 定められた点検整備を実施してください。 点火系、充電系、燃料系の不調は触媒装置に大き く影響を与えますので、エンジン不調を感じた ときはただちに 販売店で点検を受けてく ださい。
Honda

各部の名称

書類・携帯工具入れ(P.28) ヒューズ(P.69)
ヘルメットホルダ(P.24)
後席用ステップ
キックスタータペダル
オイルレベルゲージ
(P.59)
前輪ブレーキレバー
後輪ブレーキペダル
メインスイッチ(P.20)
エアクリーナ
(P.71)
荷掛けフック
(P.9)
ブリーザドレン
(P.74)
燃料タンクキャップ
(P.30)
リヤキャリア
バッテリ(P.65)
チェンジペダル
後席用ステップ
メインスタンド サイドスタンド

メータの見かた、使いかた

計器類

速度計(スピードメータ)

走行中の速度を示します。法定速度を守り安全走 行してください。 速度計には速度範囲表示があり、各ギヤでの上限 速度を示しています。上限速度を超えるとエンジ ンの故障や損傷の原因となります。

積算距離計(オドメータ)

走行した総距離を の単位で示します。 白地に黒数字は の単位です。
km
100 m
速度範囲表示
速度計
(スピードメータ)
積算距離計
(オドメータ)
燃料計
燃料タンク内のガソリンの量を示します。 指針が赤ワクに入りかけたときは、早めにガソリ ンを補給してください。
このときの燃料残量;
1.25
燃料計
赤ワク
メータの見かた、使いかた

警告灯・表示灯

警告灯
PGM-FI
警告灯は、メインスイッチがのとき
PGM-FI ON
システムに異常があると点灯します。
PGM-FI
警告灯が点灯した場合は、ただちに
PGM-FI Honda
販売店にご相談ください。
警告灯は、メインスイッチを
PGM-FI ON
にすると点灯し数秒後に消灯するのが正常 です。
PGM-FI
警告灯

方向指示器表示灯

方向指示器が点滅しているときに点滅します。

ニュートラル表示灯

メインスイッチのキーがの位置にありチェ ンジがニュートラルの位置にあるとき点灯します。
ON
方向指示器 表示灯
ニュートラル 表示灯

スイッチの使いかた

メインスイッチ

メインスイッチは電気回路の断続を行います。 車を離れるときは、ハンドルロックをかけ
て必ずキーを抜いてお持ちください。 キーの 位置
ON
OFF
LOCK
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく ださい。 メインスイッチのキーをやの位置 にすると電気系統は作動しません。走行中にメイ ンスイッチのキーを操作すると思わぬ事故につな がるおそれがありますので必ず停車してから操作 してください。
作用
始動・昼夜間走行
ホーン・方向指示器・制動 灯(ストップランプ)など が使える
停止
電気回路を全部遮断する
ハンドルのロックができる
電気回路を全部遮断する
OFF LOCK
キーの 脱着
抜けない
抜ける
抜ける
OFF
LOCK
ON
メインスイッチ
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
前照灯(ヘッドライト)の照射角を上下に切換え るスイッチです。 前照灯の上下切換えは、スイッチを押して行い ます。
(上向き)
・・・・
遠くを照らしたい場合に使用します。
(下向き)
対向車のあるとき、市街地走行など上
・・・・
向きが不適当なときは、下向きにして ください。
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょう。
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
スイッチの使いかた

スタータスイッチ

スイッチを押している間、スタータモータが回転 し、エンジンを始動させます。
スタータモータを連続して回転させないで ください。消費電力が多いため、バッテリが あがるおそれがあります。
スタータスイッチ

ホーンスイッチ

メインスイッチがのとき、ホーンスイッチ を押すとホーンが鳴ります。
ホーンスイッチ
ON

方向指示器スイッチ

右左折する時や、進路変更する場合には方向指示 器で合図します。
《使いかた》
メインスイッチのキーをにしてスイッチを 入れると、方向指示器が作動します。 解除は、方向指示器スイッチを押して行います。
・・・・・右 折 ・・・・・左 折
ON
方向指示器スイッチは、自動的に解除しま せん。使用後は、必ず解除してください。つ けたままにしておくと他の方に迷惑となり ます。 電球(バルブ)は、正規のワット数以外のも のを使用すると、方向指示器が正常に作動 しなくなります。必ず正規のワット数のも のを使用してください。
方向指示器スイッチ

装備の使いかた

ヘルメットホルダ

ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用するもの です。 走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨げた り、車体に損傷を与えることがあります。また、ヘ ルメットに損傷を与え保護機能を低下させます。
《使いかた》
メインスイッチのキーを左に回し、ヘルメッ
1.
トホルダピンのロックを解除します。 ヘルメットホルダピンにヘルメットの金具を
2.
かけ、ヘルメットホルダピンを押してロック します。
メインスイッチのキー
ヘルメット ホルダピン
ヘルメット ホルダ
ヘルメット

ハンドルロック

盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドルロ ックをかけましょう。 チェーンロック等のご使用もおすすめします。
《かけかた》
ハンドルを左にいっぱいに切ります。
1.
メインスイッチにキーを差し込みます。
2.
キーを押し込みながら、の位置まで
3.
回します。 ロックがかかりにくい場合は、多少ハンドル を左右に動かしてください。 キーを抜きます。
4.
LOCK
交通のじゃまにならない安全な場所を選ん
で駐車しましょう。
ハンドルが確実にロックされているか、ハ
ンドルを軽く左右に動かして確認してくだ
さい。
《かけかた》
《外しかた》
メインスイッチにキーを差し込みます。
1.
キーを押し込みながら、の位置まで回
2.
します。
OFF
《外しかた》
メインスイッチのキー
装備の使いかた

右サイドカバー

右サイドカバーを取外すと、書類入れ、ヒューズな どがあります。
《取外し》
クリップとビスを外します。
1.
(クリップの脱着は、 ページ参照)
右サイドカバーの合わせ部を離し、右サイド
2.
カバーを取外します。
《取付け》
取付けは、取外しの逆手順で行います。
27
合わせ部
クリップ
合わせ部
右サイドカバー
ビス
《クリップの取外し、取付けかた》
取外し
中央部のピンを押し込んでロックを解除します。 クリップを引き抜きます。
取付け
ピンの先端を軽く開きながら、ピンを押し戻し て取付け状態にします。 クリップを穴に差し込みます。 ピンを軽く押してロックします。
装備の使いかた

書類・携帯工具入れ

右サイドカバーを外すと書類・携帯工具入れがあ ります。 取扱説明書やメンテナンスノートなどと、携帯工 具は、ビニール袋に入れ、ここに格納してください。
(サイドカバーの取外し取付けは、 ページ参照)26
洗車時、書類の格納場所付近に強く水をか けないでください。内部に水が入ることが あります。
書類 携帯工具

燃料の補給

《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン ガソリンは、燃えやすくヤケドを負ったり、爆
発して重大な傷害に至る可能性があります。
必ず無鉛ガソリンを補給してください。 補給するときは、無鉛ガソリンであること を確認してください。 有鉛ガソリンを補給すると、触媒装置など を損ないます。 高濃度アルコール含有燃料を補給すると、 エンジンや燃料系などを損傷する原因とな ります。 軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソ リン)などを補給したり、不適切な燃料添加 剤を使うと、エンジンなどに悪影響を与え ます。
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳禁 で行ってください。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、火
花、熱源などの火元を遠ざけてください。
燃料補給は、必ず屋外で行ってください。
こぼれたガソリンは、すぐに拭き取ってく
ださい。
身体に帯電した静電気の放電による火花によ り、気化したガソリンに引火し、ヤケドを負う 可能性があります。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体や給
油機などの金属部分に触れて身体の静電気
を除去してください。
給油作業は静電気を除去した人のみで行っ
てください。
燃料の補給
《補給のしかた》
シート後部を持ち上げ、シートを開けます。
1.
キーカバーを開けて、メインスイッチのキー
2.
を燃料タンクキャップに差し込み、右に回し ます。 燃料タンクキャップを左に回し、取外します。
3.
キーカバー メインスイッチのキー
燃料タンク キャップ
ガソリンを注入口の下側にあるレベルプレー
4.
ト下端まで入れます。
ガソリンをレベルプレート下端以上に入れる
と、燃料タンクキャップのブリーザ孔からガ
ソリンがにじみ出ることがあります。
燃料タンクキャップは手で確実に押して右に
5.
回しメインスイッチのキーを左に回して、抜
いてください。
燃料タンクキャップがロックされないと、メ
インスイッチのキーは抜けません。
キーカバーを閉じます。
6.
レベルプレート下端

正しい運転操作

エンジンのかけかた

排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含 まれています。エンジンは、風通しの良い場所でか けてください。
エンジン始動は、 ページの「始動手順」に従い行 ってください。
無用の空ぶかしや長時間の暖機運転はしな いでください。ガソリンの無駄使いになる ばかりでなく、エンジン等に悪影響を与え ます。 スタータスイッチを押して5秒以内でエン ジンがかからないときは、一度メインスイ ッチをに戻して10秒以上待ってか
OFF
ら再始動してください。 これはバッテリ電圧を回復させるためです。 万一転倒した場合は、一旦メインスイッチ をにしてください。再度、走行を行
OFF
う際は、各部の損傷状態や、走行に支障が無 いかを十分に確認してください。
エンジンをかけるときには、スロットルを
全開にしないでください。
スロットルを全開にしてエンジンを始動し
ようとすると、 ユニットが燃料の供
給を停止します。32
PGM-FI
正しい運転操作
《始動手順》
この車にはオートチョークが装備されていますの でエンジンが冷えているとき、暖まっているとき にかかわらず以下の始動手順に従ってください。
メインスイッチをにします。
1.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
2.
ラル表示灯で確認してください。) スロットルグリップを回さずに、スタータス
3.
イッチを押すか、キックスタータペダルをキ ックします。 キックスタータペダル及び、サイドスタンド
4.
が確実に格納してあることを確認してからス タートしてください。
ON
エンジンがかからないときは、 ページ記 載の要領で確認してください。
85

チェンジのしかた

停止時と走行時では、チェンジ操作が異なります。 停止時は、4段ロータリ式で4速から直接ニュー トラルにチェンジできます。 走行時は、前進4段リターン式となります。 4速からは、直接ニュートラルにチェンジできま せん。
変速は、スロットルグリップを一旦戻してから 行います。 チェンジペダルの操作は、つま先かかかとで軽 く行い、ペダルにコツンと足ごたえのあるまで 確実に操作してください。無理をすると、チェン ジ機構を痛める原因となります。
走行時
停止時
正しい運転操作

走りかた

走行前に、キックスタータペダル、サイドスタン ドおよびメインスタンドは完全に納まっている か確認してください。 車のスピードに応じてギヤを切換えることが必 要です。右表は、その速度範囲を示したものです。 不必要な急加減速をつつしんで走ることが、燃 料の節約と車の寿命をのばします。
走行中に異音や異常を感じたときは、ただ ちに 販売店で調べましょう。
Honda
発進は、できるだけ静かに行いましょう。 法定速度を守って走りましょう。
速度範囲 1速 2速 3速 4速
《慣らし運転》
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能 を良い状態に保つことができます。 この車は乗り始めてから を走行するまで は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ さい。
030km/h
055km/h
20 80 km/h
以上
30 km/h
500 km
《シフトダウンのしかた》
追い越しするときなど、強力な加速が必要なとき は、シフトダウンをすると加速力が得られます。 高い速度でのシフトダウンは、尻振りなどの原因 やエンジンの回転が上がり過ぎて、エンジン、ミッ ションに悪影響を与えるだけでなく、最悪の場合 エンジン、ミッションがこわれます。右表の速度内 で行ってください。
4速→3速 3速→2速 2速→1速
シフトダウン可能限界速度
以下
80 km/h
以下
55 km/h
以下
30 km/h
正しい運転操作

ブレーキの使いかた

ブレーキは、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同 時に使いましょう。制動力を効果的に得るため には、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時に使 う必要があります。
不必要な急ブレーキは避けましょう。急激なブ レーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の安定 性を損なうおそれがあります。
雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤがロ ックしやすく、制動距離が長くなります。スピー ドを落として、余裕をもったブレーキ操作をし てください。
連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温度上 昇の原因となり、ブレーキの効きが悪くなるお それがありますので避けてください。
水たまりを走行した後や雨天走行時には、ブレ ーキの効き具合が悪くなることがあります。 水たまりを走行した後などは、安全な場所で周 囲の交通事情に十分注意し、低速で走行しなが らブレーキを軽く作動させて、ブレーキの効き 具合を確認してください。もし、ブレーキの効き が悪いときは、ブレーキを軽く作動させながら しばらく低速で走行して、ブレーキのしめりを 乾かしてください。
《エンジンブレーキ》
スロットルグリップをもどすとエンジンブレーキ がききます。さらにエンジンブレーキを必要とす るときは3速、2速・・・・・とシフトダウンを行って ください。
急激なシフトダウンは、尻振りなどやエンジン、ミ ッションに悪影響を与える原因となります。
ページの表にしたがって行ってください。
35
長い下り坂、急な下り坂などでは、断続的なブレー キ操作とエンジンブレーキを併用してください。

メンテナンスを安全に行うために

整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行 ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、 スタンドを立てて行ってください。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン 本体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱く なっています。ヤケドにご注意ください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が 含まれています。しめきったガレージの中や、風 通しの悪い場所でエンジンをかけての点検はや めてください。
メンテナンスを安全に行うために
走行して点検する必要があるときは、安全な場 所で周囲の交通事情に十分注意して行ってくだ さい。
メンテナンスに工具を必要とするときは、適切 な工具を使用してください。

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス

お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた だくために、日常のお車の使用状況に応じて、お客 様の判断で適時行っていただく日常点検と、1年 毎(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の定期点検整備 を設けてあります。 安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して ください。
点検整備の方法を正しく行わないことや、不 適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす 原因となり、死亡または重大な傷害に至る可 能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー トに記載された点検方法・要領を守り、必ず 実施してください。 異状箇所は乗車前に修理してください。
各点検、メンテナンス等については、以下のページ をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・43
・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・47
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・59 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ ・64 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・65 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・69
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・71
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・73
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・74
日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、 時)は、特に初 期の点検整備が車の寿命に影響することを重視し、 点検を無料でお取扱いいたします。 お買いあげの 販売店で行ってください。 他の販売店にてお受けになると有料となる場合が あります。 また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実 費をいただきます。
詳細については、別冊「メンテナンスノート」をご 覧ください。
Honda
1,000 km
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合 は、あなたのお車に最適な 純正部品をご 使用ください。 純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合 するように作られています。 お求めは、 販売店にご相談ください。 純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
Honda
純正部品マーク

日常点検

日常点検
安全快適にご使用いただくために法令に準じ、日 常のお車の使用状況に応じて、お客様の判断で適 時行う点検です。 点検時期の目安としては、長距離走行や洗車時、給 油時などに実施し、その結果をメンテナンスレコ ードに記入してください。
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項 目」です。 下線のついている項目については、「簡単なメンテ ナンス」に説明があります。 ページ以後を参照 してください。 また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス 部品配置図」で示します。参照してください。
点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」をご 覧ください。
47
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ
エンジン
灯火装置及び方向指示器 運行において異状が認められた箇所 ドライブチェーンの緩み( 指定)
レバーの遊び ペダルの遊び ブレーキの効き具合 空気圧 亀裂、損傷 異状な摩耗 溝の深さ エンジンオイルの量 かかり具合、異音 低速、加速の状態
Honda
日常点検

メンテナンス部品配置図

点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡 単なメンテナンス」および別冊「メンテ ナンスノート」をご覧ください。
スタータスイッチ
メインスイッチ
前輪ブレーキレバー
オイルレベルゲージ
後輪ブレーキペダル
フロントウインカランプ
ヘッドライト
前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
ストップ・テールランプ
リヤウインカランプ
タイヤ

定期点検

定期点検
1年毎(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の点検と、使 い始めてから1か月目(または、 時)に行 う点検があります。 また、これらの点検項目のほかに が指定す る点検整備項目もあります。
安全快適にお車をご使用いただくために、点検整 備を必ず実施してください。 点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご 自身で行う場合も、他に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、 販売店に ご相談ください。 ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の 知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。 難しいと思われる内容については、 販売 店にご相談ください。
1,000 km
Honda
Honda
Honda
点検整備のデータは、 ページのサービスデー タを参照してください。定期点検は、道路運送車両法に準じて設けられた
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点 検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ さい。
88

簡単なメンテナンス

簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ ナンス(点検整備)について説明しています。
ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切な工 具を使用し、メンテナンスを行ってください。 安全のため、技量や作業に必要な工具をお持ちで ない場合は、 販売店にご相談ください。
Honda
簡単なメンテナンス

ブレーキ

前輪ブレーキ
《ブレーキレバーの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキレバーを引き、レ バー先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを スケールなどで確認します。
前輪ブレーキレバーの遊び:
規定の範囲を超えている場合は調整してください。
調整のしかた
ブレーキレバーの遊びはハンドルを直進状態にし て調整します。 ブレーキアーム部のアジャスタにより遊びを調整 します。
調整は、アジャスタを半回転ずつ回して行いま す。
10 20 mm
アジャスタ
遊びが 少なくなる
調整後、ブレーキアームを押してアジャスタとピ ンの間に隙間があることを確認します。
アジャスタ ブレーキアーム
ピン
調整後は、ブレーキレバーの遊びを確認してくだ さい。 ブレーキレバーの遊びの調整について、詳しくは
販売店にご相談ください。
Honda
レバーの調整範囲を超えた場合は、 販売店 にご相談ください。
Honda
簡単なメンテナンス
後輪ブレーキ
《ブレーキペダルの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキペダルを押し、ペ ダル先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを スケールなどで確認します。
20 30 mm
後輪ブレーキペダルの遊び:
規定の範囲を超えている場合は調整してください。
調整のしかた
ブレーキアーム部のアジャスタにより遊びを調整 します。
調整は、アジャスタを半回転ずつ回して行いま す。
アジャスタ
調整後、ブレーキアームを押してアジャスタとピ ンの間に隙間があることを確認します。
アジャスタ ブレーキアーム
ピン
調整後は、ブレーキペダルの遊びを確認してくだ さい。 ブレーキペダルの遊びの調整について、詳しくは
販売店にご相談ください。
Honda
簡単なメンテナンス
前輪 後輪ブレーキ
《ブレーキシューの摩耗の点検》
前輪はブレーキレバーをいっぱいに引いて、後輪 はブレーキペダルをいっぱいに押して、ブレーキ アームの矢印とブレーキパネルの刻印が一致しな いことを確認します。 一致する場合は、ブレーキシューの使用限界です ので交換してください。 ブレーキシューの交換は、 販売店にご相談 ください。
Honda
前輪
後輪
刻印 矢印
矢印刻印
タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態に保 つことが必要です。 常に適正な空気圧を保ってください。 また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは、使 用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な 空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原 因となり、死亡または重大な傷害に至る可能 性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守 り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは 交換してください。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧が適 当であるかを点検します。 タイヤ接地部のたわみ状態が異状な場合は、タイ ヤが冷えている状態でタイヤゲージを使用し、適 正な空気圧に調整してください。
簡単なメンテナンス
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイヤ によっては空気圧不足が見た目ではわかりづらい ものもあるため、少なくとも一カ月に一度はタイ ヤゲージを使用して空気圧の点検を行ってくださ い。
走行後のタイヤが温まっている状態ではタイヤの 空気圧は高くなることがありますので、必ず冷え た状態で調整してください。
タイヤの空気圧 1人乗車時 前 輪
後輪
2人乗車時 前 輪
後輪
175 kPa (1.75 kgf/cm 200 kPa (2.00 kgf/cm 175 kPa (1.75 kgf/cm 280 kPa (2.80 kgf/cm )
) ) )
《亀裂と損傷の点検》
タイヤの全周に亀裂や損傷及び釘、石、その他の異 物が刺さったり、かみ込んだりしていないかを点 検します。
道路の縁石等にタイヤ側面を接触させたり、大き な凹みや突起物を乗り越した時は、必ず点検して ください。
《異状な摩耗の点検》
タイヤの接地面が異状に摩耗していないかを点検 します。
タイヤの状態が異状な場合は、 販売店にご 相談ください。
Honda
《溝の深さの点検》
溝の深さに不足がないかをウェアインジケータ
(スリップサイン)により確認します。
ウェアインジケータがあらわれたときは、ただち に交換してください。
ウェアインジケータ 表示マーク
簡単なメンテナンス
《交換タイヤの選択について》
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用 してください。 指定以外のタイヤは、操縦性や走行安定性に悪影 響を与えることがありますので使用しないでくだ さい。 タイヤの交換は、 販売店にご相談ください。
指定タイヤ
前輪
後輪
サイズ タイプ
サイズ タイプ
Honda
2.25 17 33L IRC 3F IRC NF3
2.50 17 43L IRC 6R IRC NR6
チューブ付き チューブ付き
チューブ付き チューブ付き
指定以外のタイヤを取付けると、操縦性や走 行安定性に悪影響を与えることがあります。 そのことが原因で転倒事故などを起こし、死 亡または重大な傷害に至る可能性があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ れた指定タイヤを取付けてください。

ドライブチェーン

Honda
指定日常点検整備および1年点検整備項
目) ドライブチェーンのメンテナンスは、エンジンを 停止した状態で行ってください。
《緩み(たるみ)の点検》
スタンドを立て、点検窓からチェーンを手で上下 に動かし、チェーンの緩み(たるみ)が規定の範囲 内にあることをスケールなどで確認します。
ドライブチェーンの緩み:
緩みが規定の範囲を超えている場合は、調整して ください。 ドライブチェーンの緩みが 以上の場合、 絶対に走行しないでください。
また、後輪を手でゆっくり回しながらチェーンが 滑らかに回転することを確認します。チェーンの 回転が滑らかでない場合や、異音が出る場合は異 常です。 調整などの場合は 販売店にご相談ください。
Honda
15 25 mm
mm
50
ドライブチェーンの緩み(たるみ)
簡単なメンテナンス
《給油》
エンジンを止めメインスタンドを立て、後輪を浮 かした状態で後輪を手でゆっくり回しながら、給 油を行います。 オイルがチェーン各部によく行きわたるようにチ ェーンローラの両側に給油してください。
指定オイル
純正チェーンオイルまたは
Honda
ギヤオイル(#80〜 #90)

エンジンオイル

エンジンオイルは走行距離や時間の経過とともに 劣化したり減っていきます。 そのため、定期交換時期に行う交換だけではなく 日常点検によるオイル点検・補給が必要です。 汚れたオイルや古くなったオイルは、エンジンに 悪影響を与えますので、早めに交換してください。
オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の
5.
間にあることを確認します。 オイル量が下限に近かったら、上限まで補給 します。 エンジンオイルの補給は、次ページ参照。 オイルレベルゲージを確実に取付けます。
6.
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本 体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ ています。ヤケドにご注意ください。
《オイル量の点検》
平坦地でエンジンを3〜5分間アイドリング
1.
させます。 エンジン停止2〜3分後にオイルレベルゲー
2.
ジを外します。 布等でオイルレベルゲージについたオイルを
3.
拭きます。 車体を垂直にして、オイルレベルゲージをね
4.
じ込まず差し込みます。
オイルレベルゲージ
上限 下限
簡単なメンテナンス
《オイルの補給》
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
JASO
T903規 格
ウルトラG1
相当品をご使用の場合
オイル容器の表示を確認し、下記のすべての規格 を満たしているオイルをお選びください。
JASO T 903 MA
規格:外気温に応じ ページの表から選択
SAE
分類: 、 、 、 級相当
API SG SH SJ SL
相当品がすべての規格を満たしている場合でも特 性が異なりこの車に適合しない場合があります。
MA
規格(二輪車用オイル規格):
10W −30
62
API分類SAE規格
SL級
クラッチは、エンジンオイルに浸されてい ます。過度に摩擦を低減するエンジンオイ ルは、クラッチの滑りや始動不良などを発 生させます。また、エンジン性能や寿命に悪 影響を与える場合があります。
必要以上に摩擦低減剤を含むエンジンオ イルは、使用しないでください。 必要以上に摩擦を低減する添加物は、加
えないでください。 銘柄やグレードの異なるオイルを混用しな いでください。また、低品質オイルや高品質 オイルでもこの車に適合しないオイルは、 使用しないでください。 オイルが変質したり、適合しないため、この 車本来の性能が発揮できないばかりでなく、 エンジンの故障や損傷の原因となります。
規格マークの入っている相当品を使用 する場合、エナジーコンサービングを取得 したオイルには摩擦係数の低いものがあ り推奨しません。
推奨します推奨しません
JASO T 903API
規格とは4サイクルエンジン オイルの性能を分類する規格です。なお、 規格に適合し届け出されたオイルの容器 には、次の表示があります。
上段:オイル販売会社の
整理番号
下段:性能分類の表示
MA
性能であること
を示しています
簡単なメンテナンス
外気温と粘度との関係 交換時期 エンジンオイルは、外気温に応じた粘度のものを 下表にもとづきお使いください。
初回: または1か月
1,000 km
以後: または1年ごと
3,000 km
(SAE 規格)
(外気温)
エンジンオイルの交換は、 販売店にご相談 ください。
Honda
補給のしかた
平坦地でエンジンを3〜5分間アイドリング
1.
させます。 エンジン停止2〜3分後にオイルレベルゲー
2.
ジを外します。 布等でオイルレベルゲージに付いたオイルを
3.
拭きます。 車体を垂直にして、オイルレベルゲージでオ
4.
イル量を確認しながら、注入口よりオイルを オイルレベルゲージの上限まで補給します。
オイルは規定量より多くても少なくても、 エンジンに悪影響を与えます。
オイルレベルゲージ
補給するときは、オイル注入口からごみなど が入らないようにしてください。また、オイル をこぼしたときは完全に拭き取ってください。
オイルレベルゲージを確実に取付けます。
5.
上限 下限
注入口
簡単なメンテナンス

クラッチ

《クラッチの作用の点検》
キックしたとき、滑らず、踏みごたえがあるかを点 検します。 エンジンを始動し、アイドリング状態でチェンジ を1速(ロー)に入れたとき、車が動き出さないか を点検します。 スロットルを徐々に開き、エンジン回転を上げた とき、車がスムーズにスタートするかを点検しま す。

バッテリ

この車は、メンテナンスフリータイプのバッテリ を使用しています。バッテリ液の点検、補給は必要 ありません。 バッテリのターミナル部に汚れや腐食がある場合 のみ清掃してください。
バッテリの取扱い
バッテリ取扱い時には、ショートによる火花や たばこ等の火気に十分注意してください。 バッテリ液は、希硫酸ですので目や皮膚に付着 しないよう十分注意してください。
密閉式バッテリですので、液口キャップは 絶対に取外さないでください。 バッテリの充電時も液口キャップを取外す 必要はありません。
バッテリには、希硫酸が電解液として含まれ ています。希硫酸は腐食性が強く、目や皮膚に 付着すると重いヤケドを負います。
バッテリの近くで作業する時は、保護メガ ネと保護服を着用してください。 バッテリを、子供の手の届く所に置かない でください。
万一の場合の応急処置
電解液が目に付着したとき
コップなどに入れた水で、15分以上洗浄して
− ください。加圧された水での洗浄は、目を痛め るおそれがあります。
電解液が皮膚に付着したとき
電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
− 洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
水、または牛乳を飲んでください。
応急処置後、直ちに医師の診察を受けてください。
簡単なメンテナンス
《バッテリターミナル部の清掃》
清掃のしかた
バッテリを取外します。(次ページ参照)
ターミナル部が腐食して白い粉が付いている場 合は、ぬるま湯を注いで拭きます。 ターミナル部の腐食が著しいものは、ワイヤブ ラシまたはサンドペーパで磨きます。
清掃後、バッテリを取付けます。
バッテリを交換する場合は、必ず同型式のメンテ ナンスフリーバッテリをご使用ください。
《バッテリの取付け、取外し》
取外し
ビスAを外して、センターカバーを取外しま
1.
す。 カプラをクランプ部から外します。
2.
−−
◯側コード端子のボルトを外し、◯側コード
3.
を外します。 ビスBを外して、バッテリボックスカバーを
4.
取外します。
ビス
A
センターカバー
ビス
クランプ部
B
カプラ
バッテリボックスカバー
ビス
B
◯−側コード端子
ボルト
簡単なメンテナンス
ターミナルカバーをめくり、◯側コード端子
5.
のボルトを外し、◯側コードを外します。 バッテリを取出します。
6.
取付け
取外しの逆手順でバッテリを取付けます。
バッテリコードは、必ず先に○+側より取付けてく ださい。 また、ターミナル部にゆるみが生じないように確 実にボルト/ナットを締付けてください。
バッテリ
◯+側コード端子
ボルト
ターミナル カバー

ヒューズ

《ヒューズの点検、交換》
メインスイッチを切り、ヒューズが切れていない ことを確認します。 ヒューズが切れている場合は、指定されている容 量のヒューズと交換します。 指定容量を超えるヒューズを使用すると、配線の 過熱、焼損の原因になるので絶対に使用しないで ください。
交換してもすぐにヒューズが切れる場合はヒュー ズの劣化以外の原因が考えられます。原因を調べ て、直してから新品と交換しましょう。
電装品類(ライト、計器など)を取付けると きは車種毎に決められている「アク セサリ」をご使用ください。それ以外のもの を使用するとヒューズが切れたり、バッテ リあがりをおこすことがあります。
Honda
ヒューズ切れ
簡単なメンテナンス
メインヒューズ・サブヒューズ
右サイドカバーを外します。( ページ参照)
1.
ヒューズボックスのカバーを開けます。
2.
故障状況から、交換すべきヒューズをヒュー
3.
ズボックスカバーの表示に従い確認します。 スペアヒューズは、スタータマグネチックス イッチの横に取付けられています。 カバーを閉め、サイドカバーを取付けます。
4.
26
スペアヒューズ
カバー
メイン ヒューズ
ヒューズボックス
スタータマグネチック スイッチ
サブヒューズ

エアクリーナ

この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカス式 のエアクリーナエレメントが装備されており、点 検・清掃は不要です。
20,000 km
《エアクリーナエレメントの交換》
1. 2.
ごとに交換してください。
エアクリーナカバーのビスを外します。 ハンドルを右に切り、エアクリーナカバーを 前方向から取外します。 取外し後ケース内にゴミやほこり等がないこ とを確認し、ある場合は取除きます。
エアクリーナカバー
ビス
ビス
ビス
簡単なメンテナンス
エアクリーナカバーから、エアクリーナエレ
3.
メントを取外します。 新品のエアクリーナエレメントを取付け、エ
4.
アクリーナカバーを取付けます。
エアクリーナエレメントの取付けが不完全 であると、ゴミやほこりを直接吸ってシリ ンダの摩耗や出力低下を起こし、エンジン の耐久性に悪影響を与えます。確実に取付 けてください。 また、洗車時エアクリーナに水を入れない ようご注意ください。エアクリーナ内部に 水が入ると、始動不良等の原因になります。
エアクリーナエレメント
エアクリーナカバー

ケーブル・ワイヤ類

《ラバーブーツの点検》
ケーブル類にはインナーケーブル保護のため、ラ バーブーツが取付けられています。常に正しく取 付けられているか点検してください。 洗車時には、ラバーブーツに直接水をかけたり、ブ ラシを当てたりしないでください。汚れのひどい 場合は、固くしぼった布等で拭き取るようにして ください。
ラバーブーツ
《ケーブル・ワイヤ類の点検》
ブレーキレバー、スロットルグリップを作動させ、 スムーズに動くか、作動が異状に重くないか、ブレ ーキレバー、スロットルグリップから手を放した ときにレバーやグリップがスムーズに戻るかを点 検してください。また、ケーブル・ワイヤの外表部 に損傷がないかを点検してください。異状を感じ た場合は 販売店にご相談ください。
Honda
ブレーキケーブル
スロットルワイヤ
簡単なメンテナンス

ブリーザドレン

エンジンの性能を維持するためには、定期的なブ リーザドレンの清掃が必要です。
《ブリーザドレンの清掃》
指定1年点検整備項目)
Honda
ブリーザドレンの下に受け皿等を用意します。
1.
ブリーザドレンを外し、ブリーザドレン内の
2.
堆積物を取除きます。 ブリーザドレンを確実に取付けます。
3.
ブリーザドレン

車のお手入れ

お車を定期的に清掃することは、品質や性能を維 持するために大切な作業です。 普段見逃しがちな異常の発見にもつながります。
また、海水や路面凍結防止剤などに含まれる塩分 は、車体のサビを促進します。 海岸付近や凍結防止剤を散布した路面を走行した 後は必ず洗車してください。
《洗車のしかた》
水を流しながら柔らかい布やスポンジで汚れ
1.
を落としてください。 汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用 し、十分な水で洗剤を洗い流してください。
柔らかい布で拭きあげてください。車体を乾
2.
燥させた後、ドライブチェーン、ブレーキレバ ー、スタンドの取付け部へ注油し、その後、車 体の腐食を防ぐため、ワックスがけを行って ください。
車のお手入れ
洗車は、エンジンが冷えているときに行ってく ださい。
高圧洗車機などのような車体に高い水圧がかか る洗車は避けてください。 特に可動部や電装部品等にかかると、作動不良 や故障の原因となることがあります。
洗車時、マフラに水を入れないでください。マフ ラ内部に水がたまると始動不良やサビの発生な どの原因になることがあります。
洗車時、ブレーキの制動部分に水をかけないよ うにしてください。水がかかるとブレーキの効 き具合が悪くなることがあります。 洗車後は、安全な場所で周囲の交通事情に十分 注意し、低速で走行しながらブレーキを軽く作 動させて、ブレーキの効き具合を確認してくだ さい。もし、ブレーキの効きが悪いときは、ブレ ーキを軽く作動させながらしばらく低速で走行 して、ブレーキのしめりを乾かしてください。
ワックスやケミカル類を使用するときは、ボデ ィの目立たないところでくもりやキズ、色むら 等が生じないか確認してからご使用ください。 また、ワックス等で強く磨くと塗膜が薄くなっ たり、色むらが生じますのでご注意ください。
車のお手入れ
保管のしかた
お車はできるだけご自宅の敷地内に保管し、屋外 に保管する場合はボディカバーをかけてください。
ボディカバーはエンジンやマフラが冷えて からかけてください。
長期間、ご使用にならない場合は次の項目をお守 りください。
大事なお車をサビから守るために、保管する前 にワックスがけを行ってください。また、雨上が りには一度ボディカバーを外し、車体を乾燥さ せてください。 バッテリは自己放電と電気漏れを少なくするた め車から取外し、完全充電して風通しのよい暗 い場所に保存してください。もし車に積んだま ま保存する場合は、○−側ターミナルを外してく ださい。

地球環境の保護について

お車および部品等の廃棄をするとき

地球環境を守るため、使用済みのバッテリやタイ ヤ、エンジンオイルの廃油等はむやみに捨てない でください。これらのものを廃棄する場合は、
販売店にご相談ください。
Honda
また、将来お車を廃車する場合も同様です。お車の 廃棄を希望するときはお近くの廃棄二輪車取扱店 へご相談ください。
《廃棄二輪車取扱店》
廃棄二輪車取扱店とは(社)全国軽自動車協会連合 会の加盟販売店で廃棄二輪車取扱店として登録さ れている廃棄二輪車を適正処理するための窓口で す。廃棄二輪車取扱店には「廃棄二輪車取扱店の 証」が掲示されています。
廃棄二輪車取扱店の証
地球環境の保護について
《二輪車リサイクルマーク/リサイクル料金》
この車には、二輪車リサイクルマークが車体に貼 付されています。 マークが車体に貼付されている二輪車は、再資源 化するためのリサイクル費用がメーカー希望小売 価格に含まれていますので、二輪車を廃棄する際 は、再資源化に必要なリサイクル料金はいただき ません。
ただし、お車をお客様から廃棄二輪車取扱店およ び指定引取場所までの収集・運搬料金はお客様の ご負担となります。収集・運搬料金については廃棄 二輪車取扱店にご相談ください。
二輪車リサイクルマークは、フレームパイプに貼 ってあります。
二輪車リサイクルマーク
《二輪車リサイクルマークの取扱い》
お車を廃棄する際、二輪車リサイクルマークが必 要となります。 マークは車体から、剥がさないでください。 マークの紛失、破損による再発行および販売の取 扱いはありません。 リサイクルマークの剥がれ等により、リサイクル マーク付対象車かどうか不明の場合は、下記の
(財)自動車リサイクル促進センターホームページ
および二輪車リサイクルコールセンターにてご確 認ください。 廃棄二輪車のお取扱いに関しては、最寄の廃棄二 輪車取扱店または下記二輪車リサイクルコールセ ンターまでお問い合わせください。
(財)自動車リサイクル促進センターホームページ
http://www.jarc.or.jp/
二輪車リサイクルコールセンター
電話番号 03
35988075
受付時間 9:30〜17:00
(土日祝日、年末年始等を除く)

色物部品をご注文のとき

色物部品をご注文のときは、カラーラベルに記載 されているモデル名、カラーおよびコードをお知 らせください。 カラーラベルは、フレームパイプに貼ってありま す。
カラーラベル

マフラの純正マークについて

マフラの後部には、 純正部品を表す
HONDAマークが刻印されています。
Honda
HONDAマーク

フレーム号機

フレーム号機は、部品を注文するときや、車の登録 に関する手続に必要です。 また、フレーム号機は、お車が盗難にあった場合に、 車を捜す手掛りにもなります。ナンバプレートの 登録番号と共に別紙に記録し、車と別に保管する ことをおすすめします。
フレーム号機打刻位置
エンジン号機打刻位置

エンジンが始動しないとき

始動しないまたは動かなくなったときは、次の点 を調べてください。
エンジンのかけかたは取扱説明書通りですか。 燃料タンクにガソリンはありますか。
警告灯は点灯していませんか。
PGM-FI
点灯している場合は、ただちに 販売店に ご相談ください。 スタータモータは回りますか。 バッテリあがりで、スタータモータが回らない ときはキックによる始動を試みましょう。
これらに該当しない場合は、次のことを行ってく ださい。
メインスイッチをにします。
1.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
2.
ラル表示灯で確認してください。) スロットルグリップを全開にし、スタータス
3.
イッチを5秒間押すか、キックスタータペダ ルをキックします。
ON
Honda
次に ページの始動要領でエンジンをかけて
4.
32 ください。 エンジンがかかり、エンジン回転が安定しな
5.
い場合には、スロットルグリップを少し開け てください。 エンジンがかからないときには10秒間まって
6.
から、1から4までの手順を繰り返してくだ さい。 以上の手順を行ってもエンジンがかからない 場合には、お近くの 販売店にご相談く ださい。
故障の修理
お近くの 販売店にお申しつけください。 むやみに修理しないで、早く 販売店で点 検整備を受けることが、お車を長持ちさせる秘 けつです。
Honda
Honda
Honda

主要諸元

型式 長さ
幅 高さ 軸距 原動機種類/総排気量 車両重量 乗車定員 タイヤサイズ
後輪 最低地上高 燃料消費率 最小回転半径 圧縮比 最高出力 最大トルク 燃料タンク量
燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。したがって、走行時の気象、道路、車両、
整備などの諸条件により異なります。
EBJ JA07 1,830 mm 710 mm 1,040 mm 1,190 mm
ガソリン
93 kg
2人
2.25 17 33L
2.50 17 43L 140 mm
63.5 km/ 60 km/h
1.8 m
9.0
6.0 kW (8.2 PS) / 7,500 rpm
8.4 N·m (0.86 kg·m) / 5,500 rpm
4.3
4サイクル
(車速 定地走行テスト値)
0.109
点火型式 点火時期 アイドリング回転数 点火プラグ NGK
DENSO
蓄電池(バッテリ) 機関から変速機までの減速比 クラッチ形式 変速機形式 変速機操作方式 変速比1速
2速 3速 4速
第一減速比
フル トランジスタ式バッテリ点火
BTDC10°/1,400 rpm 1,400 rpm CPR6EA-9S CPR7EA-9S U20EPR9S U22EPR9S
12V 6Ah
4.058
湿式多板ダイヤフラム 常時噛合式 左足動式
2.615
1.555
1.136
0.916
2.428
スプリング式

サービスデータ

前輪ブレーキレバーの遊び 後輪ブレーキペダルの遊び タイヤ空気圧 1人乗車時
後輪
2人乗車時
後輪
エンジンオイルの量 全 容 量
オイル交換時
ヒューズ メインヒューズ
サブヒューズ 点火プラグの点火すきま エアクリーナエレメント 式 ドライブチェ−ンのたるみ 電球(バルブ) ヘッドライト
ストップ・テールランプ フロントウインカランプ リヤウインカランプ
10 20 mm
20 30 mm 175 kPa (1.75 kgf/cm 200 kPa (2.00 kgf/cm 175 kPa (1.75 kgf/cm 280 kPa (2.80 kgf/cm
1.0
0.8 15 A 10 A
0.8 0.9 mm
ろ紙式(ビスカスタイプ)
15 25 mm
12V 35/30W
12V 21/5W
12V 10W
12V 10W
) ) ) )
お車についてのお問い合わせ、ご相談は、まず、 販売店に
Honda
お気軽にご相談ください。
販売店
TEL
お問い合わせ、ご相談は、本田技研工業株式会社 お客様相談センターでもお受け致します。
全国共通フリーダイヤル
0120086819
〒351−0188 埼玉県和光市本町8ー1
所在地、電話番号が変更になることがありますのでご了承ください。
お車に関してお問い合わせいただく際は、お客様へ正確、敏速にご対応させていただくために、あらかじめ、お手元にお車 の車検証や届出済証などの登録書類をご準備いただき、下記の事項をご確認のうえ、ご相談ください。
車両型式、車台番号、エンジン型式、登録番号、登録年月日 ご購入年月日
オーハローバ イ ク
受付時間 9:00〜12:0013:00〜17:00
車種名、タイプ名、走行距離 販売店名
30KWV600 00X30-KWV-6000
2009
C
HC
N
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