Honda Lead 125 (2022) User guide

Installation Instructions
グリップヒータアタッチメント
品目名 部品番号 対象機種 発行日 Publication No. 取付工数 グリップヒータアタッチメント 08E70-K2T-J00 グリップヒータ 08T70-K2T-J00
はじめに
• 記載内容や仕様などは、車両の改良のため予告なく変更することがあります。あらかじめご了承ください。
• このマニュアルはメカニックなど Honda モーターサイクルの基本的な技能や知識を持った人を対象として編集しています。
したがって、技能や知識を持っていない人が本書のとおりに整備しても正しい整備ができないことがあります。
Honda 二輪販売店様へ この取扱説明書は、必ずお客様へお渡しください。
お客様へ 用品の取付には専門知識と特殊工具及び設備が必要になるため、自動車整備有資格者のいる販売店での取付をお勧めします。
シンボルマーク 下記のシンボルマークはこのマニュアルを通して作業場の注意事項、案内を示している。
指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至るもの 指示に従わないと、死亡または重大な傷害に至る可能性があるもの 指示に従わないと、傷害をうける可能性があるもの 守らないと車両や構成部品が損傷するため、行ってはいけない事項および作業要領 作業を行う上で、知っておくと作業の効率化につながる情報や補足説明 本機サービスマニュアルを参照 "Installation Instructions BASIC 編 " を参照
その他のシンボル 各シンボルの説明は "Installation Instructions BASIC 編 " を参照してください。
取付について
• 各スクリュ、ボルト、ナットは確実に締め付けてください。 締め付けが不確実なときは走行中に脱落し、運転者または後続車の乗員や歩行者を死亡または重大な傷害に至らしめる可 能性が高くなります。
• 左側グリップヒータとハンドルの接着を確実に行うために必ず指定の接着剤(Honda ボンド A)を使用し、接着されるま で乾燥させ、必ず確実に接着されているか確認してください。指定外の接着剤を使用したり、十分な乾燥時間をとらない と走行中にグリップヒータが外れることが原因で転倒事故などを起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性が高くなり ます。
• 右側グリップヒータを車両に取り付けたときは必ずスロットルの開閉を行い、引っかかりが無いか確認してください。確 認をおこたった場合、スロットルの戻り不良が原因で転倒事故などを起こし、死亡または重大な傷害に至る可能性が高く なります。
• 取り付け作業はエンジン、マフラが完全に冷えてから行ってください。 高温のまま作業を行うと、火傷などを負う可能性が高くなります。
• 部品の脱着をするときは、塗装面への傷付きに注意して作業をしてください。
© Honda Motor Co., Ltd. 2022 70K2T030
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Installation Instructions
• 取り外した部品は、元の仕様に戻すとき必要になりますのでお客様にお渡しください。
• 外装部品などの再取り付け時、配線類のかみ込みがないことを確認してください。
• 取り付けは、必ずバッテリ(-)ケーブルを外してから行ってください。
• バッテリを外したときは、車両のオーナーズマニュアルを参照してメータを再設定してください。
• ハーネスバンドの余った部分はカットしてください。また、カットした部分がほかのハーネスやブレーキパイプまたはホー スなどに干渉しないようにしてください。
取付完了後の確認
• ハンドルを左右に転舵し、周辺部品の干渉などによるハーネスの引っ張りがないことを確認してください。
• ハンドルを左右に転舵し、本製品が車両に干渉しないことを確認してください。
• グリップヒータ、スロットル、灯火器類の作動について確認してください。 左側グリップヒータの確認は、取り付けてから一時間以上後に行ってください。また、接着剤軟化を防止するために、ヒータ レベルを 3 以上にしないでください。 作動確認後は、ヒータスイッチを OFF にしてください。
お客様の受け渡し時にお伝えください。
• 接着剤が硬化するまでの一週間は、ヒータレベルを 2 以上にしないでください。
構成品
取扱説明書及び取付要領書が同梱されているときは、必ずお客様にお渡しください。
<グリップヒータアタッチメント>
構成部品 No. 部品名 個数 部品番号
ヒータコントローラ 1 35530-MJN-D12
(1)
(1)
(6)
(3)
(5)
(2)
ヒータコントローラ
サスペンション (2) スペーサ 2 ­(3) ハーネスバンド 3 35701-MG9-950
グリップヒータ (4)
サブハーネス (5) 6×50 mm スクリュ 2 90191-KPP-900 (6) グリップヒーターグロメット 2 -
1 35535-MJN-D11
1 -
(4)
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<グリップヒータ>
(8)
配線図
Installation Instructions
構成部品 No. 部品名 個数 部品番号
(7) 右側グリップヒータ 1 08T00-K2T-J01 (8) 左側グリップヒータ 1 08T00-K1Z-306
(7)
グリップヒータ コントローラ
10P 黒
車両側
LED+
黒 / 白
黒 黒 / 緑
黒 灰 SW
右側 グリップヒータ
黒 / 緑
黒 / 緑
青 灰
2P 黒
車両側
車両側
グリップヒータ サブハーネス
車両側
車両側
左側 グリップヒータ
トルクについて
車両の部品の締め付けトルクはサービスマニュアルを参照してください。( )
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Installation Instructions
取付方法
1. サービスマニュアルを参照し、図の車両部品を取り外し、バッテリ(-)ケーブルの接続を外す。( )
用品取付イメージ
( ケーブルに弛みを持たせる )
弛める
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2. 図のように取り付ける。
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(7)
130 mm
マーク A
3. 図の寸法でマークを付ける。
(8)
マーク B
75 mm
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4. 図の寸法でマークを付ける。
Installation Instructions
5. 図のように取り付ける。
ネームラベルを切り取る。
30 mm
(4)
60 mm
黒 / 白
マーク C
(1)
黒 / 緑
マーク D
6. 取り外したメータカウルを取り付ける。( )
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7. 図のように取り付ける。
Installation Instructions
(7)
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8. 図のように取り付ける。
(8)
Installation Instructions
水平
90°
図のように取り付ける。
9.
• 右側も同様に取り付ける。
左側 :
(2)
(5)
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グリップエンド
(再使用)
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10. 図のように加工する。
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10 mm
電動ドリル
(ビット 10 mm)
図のようにドリルの先端から 10 mm のところでテープを巻き付け、 10 mm 以上入れないようにする。
29 mm
12 mm
11. 図のようにハーネスを取り廻す。
(6)
(6)
1. 右側グリップ ヒータワイヤを図 のように通す。
2. 下側のグロメットを
図のように接着する。
マーク A
2. 上側のグロメットを 図のように取り付け、 上下のグロメットを接着 する。
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12. 図のようにハーネスを取り廻す。
Installation Instructions
5 mm 以下
本機のハーネスのテープをはがし、 図のように接続する。
本機のハーネス
(4)
黒 / 白
(7)
(7)
(3)
マーク C
(3)
(4)
(7)
(4)
本機のハーネス
5 mm 以下
13. 図のようにハーネスを取り廻す。
5 mm 以下
(8)
(3)
マーク B
(8)
(8)
本機のハーネス
(L. グリップヒーターへ)
(8)
マーク D
(4)
本機のハーネスのテープをはがし、 図のように接続する。
(8)
黒 / 緑
黒 / 緑
本機のハーネス
(4)
黒 / 緑
取り外しの逆手順で、取り外した車両部品を取り付ける。
13.
• 各ケーブル、ハーネスなどをかみ込まない、引っ張りがないことを確認してください。
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Installation Instructions
販売店様故障診断
• グリップヒータに異常がある場合、グリップヒータスイッチインジケータに以下を表示する。それぞれの指示に従って点検す ること。
グリップヒータスイッチインジケータ 確認内容
1 回点滅する。
1
2 回点滅する。
2, 3, 4, 53 回点滅する。
インジケータが表示しない。
1. バッテリ電圧の点検 サービスマニュアルを参照し、バッテリ電圧を点検する。
2. コード類(端子、カプラ)が確実に接続されているか確認する。
3. グリップヒータの点検 : 端子間で各グリップヒータの抵抗値を測定する。 → 標準値 <右側> : 8.2 Ω ± 10% <左側> : 8.2 Ω ± 10%
4. ヒータハーネスの点検 : 導通を点検する。
5. 上記の手順 2、3、4 の点検で異常がない場合、ヒータが作動しないままであれば、グリップヒータを新品に交換する。 スイッチには IC 回路が含まれているため、通常点検(電圧、導通など)では確認ができない。
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