Honda GYRO CANOPY (2011) User guide

Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて 運転免許について
お買いあげになりましたら、 販売店にてこ
★★
の取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を受取 り、下記の説明を受けてください。
お車の正しい取扱いかた 保証内容と保証期間 点検・整備について 車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
Honda
乗車定員
この車の乗車定員は、運転者のみの1人です。
排出ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
(型
JBH TA03GYRO CANOPY
平成18年排出ガス規制適合車
取扱説明書について
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メン
テナンスを安全に行うために」は重要ですので、 しっかりお読みください。 車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自
よびメンテナンスノートをお渡しください。 車の仕様、その他の変更により、この本の内容と
販売店で取付けられた アクセサリ
Honda Honda
安全に関する表示について
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のあるこ
と」を回避方法と共に、下記の表示で記載していま す。これらは重要ですので、しっかりお読みくださ い。
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至る可能性がある もの
指示に従わないと、傷害を受け る可能性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただき たいこと 知っておいていただきたい こと 知っておくと便利なこと
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・触媒装置について ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・21
・・・・・・・・・・・・・・・速度計(スピードメータ) ・21 ・・・・・・・・・・・・・・・積算距離計(オドメータ) ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料計 ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯・表示灯 ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・速度警告灯 ・22
PGM-FI
前照灯上向き表示灯
前照灯上下切換えスイッチ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯 ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・25
・・・・・・・・・(ハイビームパイロットランプ) ・22
・・・・・・・(ヘッドライト上下切換えスイッチ) ・26
・・・・・・・・・・・・・・・ウォッシャ液噴射スイッチ ・27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワイパスイッチ ・27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・29
・・・・・・・・・・・・・・・・・パーキングロックレバー ・29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類入れ ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・35
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・走りかた ・39
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの使いかた ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駐車 ・41
・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・44
・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・47 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・49 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪ブレーキ ・54
・・・・・・・ブレーキレバーの遊びの点検 ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後輪ブレーキ ・56
・・・・・・・ブレーキレバーの遊びの点検 ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪ブレーキ ・58
・・・・・・・ブレーキシューの摩耗の点検 ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後輪ブレーキ ・58
・・・・・・・ブレーキシューの摩耗の点検 ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空気圧の点検 ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・亀裂と損傷の点検 ・60 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・異状な摩耗の点検 ・61
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝の深さの点検 ・61
・・・・・・・・・・・交換タイヤの選択について ・62
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・63
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・63
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルの補給 ・66
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水量の点検 ・72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水の補給 ・73
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・75
・・・・・・・・・バッテリターミナル部の清掃 ・76
・・・・・・・・・・・・バッテリの取付け、取外し ・77
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズの点検、交換 ・79
・・・・・・・・・・・・・トランスミッションオイル ・81
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・81
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル漏れの点検 ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・83
・・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・83
・・・・・・・・・・・・・・・パーキングロックレバー ・86
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遊びの点検 ・86
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォッシャ液 ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・点検 ・87 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・補給 ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワイパ ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・点検 ・89
・・・・・・・・・ワイパブレードラバーの交換 ・90
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・92
・・・・・・・・・・・・・・・・・ラバーブーツの点検 ・92
・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類の点検 ・93
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・93
・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレンの清掃 ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・95
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルミ部品の取扱い ・98
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シートの取扱い ・98
・・・・・・・・・・・・・・・・・つや消し塗装の取扱い ・99
・・・・・・・・・・・エキゾーストパイプの取扱い ・99 ・・・・・・・・・・ウインドスクリーンの取扱い ・100
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・101
・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・102
・・・・お車および部品等の廃棄をするとき ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・105
・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・106
・・・・・・・・・・・・・・・・・・オーバーヒートしたとき ・107
・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・108
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・110
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・112
安全運転のために
ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必 要な基本的なものです。これらの項目をいつもお 守りいただき、安全運転を心がけてください。
スピードメータ部に速度警告灯が装備されてい ます。 車の速度が法定最高速度()を超えると 速度警告灯が点滅し運転者に注意をうながしま す。
30 km/h
速度警告灯
運転する前に
日常点検を行ってください。 車は常に清潔に手入れをし、定められた点検整 備を必ず行いましょう。 日常点検は、 ページ参照。
定期点検を実施してください。 定期点検は、 ページ参照。
49
52
安全運転のために
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳 禁で行ってください。
服装
運転者は、必ずヘルメットを着用してください。 これは、法令でも定められています。ヘルメット の着用は、あごひもを確実に締めるなど、正しく 行ってください。 ヘルメットは二輪車用で 、 マークか マ ークのあるものをお勧めします。頭にしっくり 合って圧迫感のないものをお選びください。 保護具や保護性の高い服を着用してください。
フェイスシールドまたはゴーグルの使用 くるぶしまで覆い、かかとのある靴の着用
−二輪車用ブーツが望ましい 摩擦に強い皮製の手袋の着用 長ズボンと長袖のジャケットの着用
明るく目立つ色の動きやすい服装で体の露
− 出の少ないものを着用してください。 すその広いズボンや袖口の広いジャケット
− は、ブレーキ操作などの運転動作のじゃま になり思わぬ事故の原因にもなりますので 避けてください。
PSC SG JIS
ヘルメットを正しく着用していないと、万一 の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可 能性が高くなります。
運転者は乗車時、必ずヘルメット、保護具およ び保護性の高い服を着用してください。
安全運転のために
乗りかた
走行中は、運転者は両手でハンドルを握り、両足 をステップに置いてください。
カーブでは車体をスイング(内側に傾ける)させ て曲がります。 スイング時にはルーフが運転者より内側や外側 に来て接触や衝突を起こさないように注意して、 走行してください。
カーブを曲がるときは、スピードを控えめに
走行してください。 カーブを曲がるときには、二輪車と比べて内
輪差が大きくなります。 後輪がカーブ内側の縁石などに乗り上げたり しないようにハンドルを切り、余裕を持った 走行ラインで走ってください。 バックミラーを有効に使って車体幅を確認し
てください。
安全運転のために
悪路走行 凸凹の路面を走るときは、バランスをくずさ ないように十分にスピードを落して走行して ください。また段差がある場合には、車体が はねないようにゆっくりと走行してください。
高さ制限のあるトンネルなどを通るときは高さ に注意してください。
(車の全高は、 です。)
1.69 m
強い風を受けると走行が不安定になります。風 の強い日やビルとビルの谷間を通るときなどは、 スピードを控え特に注意してください。
雪道や凍った道はすべりやすくなっています。 必ずスノータイヤを装着し、ゆっくり走ってく ださい。スノータイヤのお求めは 販売店 にご相談ください。
Honda
荷物
荷物の積載は下記重量までです。 ただし、リヤデッキとオプションのインナバス ケットに荷物を積むときは、両方の荷物を合わ せて最大 までです。 例:
kg
インナバスケットに荷物を 積んだ場 合は、リヤデッキには まで荷物を積め ます。
合計の最大荷物重さ:
kg3029
30kg
kg
1
インナバスケットを 取付けた場合:
1.5kg
リヤデッキ:オプションの
30kg
安全運転のために
オプションのインナバスケットから荷物がはみ 出さないようにしましょう。ハンドル操作に支 障をきたすことがあります。
荷物を高く積み過ぎると走行中に風の影響を 受けたり、カーブでバランスを失うことがあり ます。 荷物はしっかりと固定してください。 ルーフピラーにロープなどを掛けないでくださ い。損傷することがあります。 ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎらな いでください。過熱によりレンズが溶けたり、荷 物等まで損傷する場合があります。 ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作が できなくなる場合があります。物を置かないで ください。 荷物は指定の場所以外には積まないでください。 カバー等が破損することがあります。
改造
この車は平成 年排出ガス規制適合車です。 排出ガス濃度を劣化させるような不正改造は行 わないでください。 また、マフラには排出ガスを浄化する触媒装置 が内蔵されています。 他のマフラをこの車に取付けると、排出ガス規 制に適合しなくなる可能性があります。 マフラを交換する場合は、 販売店にご相 談ください。
18
Honda
安全運転のために
駐車
駐車するときは
盗難防止のため、車から離れるときは必ずパーキ ングロックをかけ、キーを抜いてお持ちください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中およ び停止後しばらくの間は熱くなっています。 このとき、マフラ、エンジンなどに触れるとヤ ケドを負う可能性があります。
エンジン回転中および停止後しばらくの間 はマフラ、エンジンなどに触れないでくだ さい。 他の方がマフラ、エンジンなどに触れるこ とのない場所に駐車してください。
傾斜地での駐車について
やむをえず傾斜地で駐車する場合は、パーキン グロックのスイングロック機構を利用し車体本 体を垂直にしてください。 パーキングロックについては、29ページ参照。
触媒装置について
触媒装置の働き
この車のマフラには、触媒装置が内蔵されていま す。 触媒装置の働きにより、排出ガスに含まれる一酸 化炭素()、炭化水素()、窒素酸化物()
CO HC NOx
3つの有害物質の排出量を低減します。
可燃物には注意を
触媒装置は高温になります。枯れ草や紙、油、木材 など燃えやすいものがあるところには駐停車しな いでください。
触媒装置を大切に
不適切な取扱いをすると触媒温度が異常に高くな り焼損するおそれがありますので、次のような取 扱いはしないでください。
《不適切な取扱いの例》
走行中にメインスイッチのキーを操作すること。 エンジンを止めるとき、空ぶかし直後にメイン スイッチのキーを切ること。
触媒装置が損傷したまま使用すると排出ガス濃度 を劣化させるだけではなく、この車本来の性能を 発揮できなくなりますので次のことをお守りくだ さい。
燃料は必ず無鉛ガソリンをご使用ください。 定められた点検整備を実施してください。 点火系、充電系、燃料系の不調は触媒装置に大き く影響を与えますので、エンジン不調を感じた ときはただちに 販売店で点検を受けてく ださい。
Honda
各部の名称
バックミラー バックミラー
ウォッシャ液噴射スイッチ
(P.27)
後輪ブレーキレバー
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換え
スイッチ)(P.26)
方向指示器スイッチ
(P.25)
ホーンスイッチ(P.24)
ウォッシャタンクキャップ
前輪ブレーキレバー
スロットルグリップ
ワイパスイッチ(P.27)
スタータスイッチ(P.24)
メインスイッチ(P.23)
パーキングロックレバー(P.29)
各部の名称
速度計(スピードメータ)
(P.21)
燃料計(P.21)
積算距離計(オドメータ)
(P.21)
方向指示器表示灯
(P.22)
前照灯上向き表示灯
(P.22)
速度警告灯
(P.22)
PGM-FI
(P.22)
警告灯
ウインドスクリーン
ヘルメットホルダ
(P.33)
ブレーキレバー アジャスタ(前輪)
(P.54)
ルーフ
サイドプロテクタ
リヤデッキ
エアクリーナエレメント
(P.83)
シートロック
(P.32)
キックスタータペダル
オイルレベルゲージ
(P.64)
トランスミッション オイルチェックボルト
(P.81)
各部の名称
サイドプロテクター
エンジンカバー
ブレーキレバー アジャスタ(後輪)
(P.56)
ルーフピラー
ブリーザドレン(P.93)
ワイパブレード(P.89)
ワイパアーム
燃料タンクキャップ
(P.36)
バッテリ(P.75) ヒューズボックス(P.80)
ラジエータリザーバタンク
メータの見かた、使いかた
計器類
速度計(スピードメータ)
走行中の速度を示します。法定速度を守り安全走 行してください。
積算距離計(オドメータ)
走行した総距離を の単位で示します。 白地に黒数字は の単位です。
燃料計
燃料タンク内のガソリンの量を示します。 指針が赤ワクに入りかけたときは、早めにガソリ ンを補給してください。
燃料計の指針が赤ワクに入りかけたときの燃 料有効残量 : 約1.5
ガソリンの補給は、35ページ参照。
km
100 m
速度計(スピードメータ)
赤ワク
積算距離計(オドメータ)
燃料計
メーターの見かた、使いかた
警告灯・表示灯
30 km/h
警告灯
PGM-FI
警告灯は、メインスイッチがのとき
PGM-FI ON
システムに異常があると点灯します。
PGM-FI
警告灯が点灯した場合は、ただちに
PGM-FI Honda
販売店にご相談ください。
また、 警告灯が点灯した場合、車速が制限
PGM-FI
されることがあります。
警告灯は、メインスイッチを
PGM-FI ON
にすると点灯し数秒後に消灯するのが正常 です。
方向指示器表示灯
方向指示器が点滅しているときに点滅します。
前照灯上向き表示灯
(ハイビームパイロットランプ)速度警告灯
照射角が上向きのときに点灯します。速度が を超えると、点滅します。
方向指示器表示灯 前照灯上向き表示灯
速度警告灯
PGM-FI
警告灯
スイッチの使いかた
メインスイッチ
メインスイッチは電気回路の断続を行います。
キーの 位置
ON
始 動・走 行
OFF
停止
LOCK
パーキングロックレバーを固定 する。
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく ださい。 メインスイッチのキーをやの位置 にすると電気系統は作動しません。走行中にメイ ンスイッチのキーを操作すると思わぬ事故につな がるおそれがありますので必ず停車してから操作 してください。
作用
ホーン・方向指示器・制動灯(ス トップランプ)などが使える
電気回路を全て遮断する
電気回路を全て遮断する。
OFF LOCK
キーの 脱着
抜けない
抜けない
抜ける
パーキングロックがかかった状態で
にできます。
LOCK
車をはなれるときは、キーを必ず抜いてお 持ちください。
LOCK
ON OFF
の状態 の状態
メインスイッチ メインスイッチのキー
の状態
スイッチの使いかた
スタータスイッチ
メインスイッチのキーをにしてブレーキレ バーを握り、スイッチを押すとエンジンがかかり ます。
ブレーキをかけた状態でないとエンジンは かかりません。
ON ON
スタータスイッチ ホーンスイッチ
ホーンスイッチ
メインスイッチがのとき、ホーンスイッチ を押すとホーンが鳴ります。
方向指示器スイッチ
右左折する時や、進路変更する場合には方向指示 器で合図します。
《使いかた》
メインスイッチのキーをにしてスイッチを 入れると、方向指示器が作動します。 解除は、方向指示器スイッチを中央に戻します。
…右折 …左折
方向指示器スイッチは、自動的に解除しま せん。使用後は、必ず解除してください。つ けたままにしておくと他の方に迷惑となり ます。 電球(バルブ)は、正規のワット数以外のも のを使用すると、方向指示器が正常に作動 しなくなります。必ず正規のワット数のも のを使用してください。
ON
方向指示器スイッチ
スイッチの使いかた
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
前照灯(ヘッドライト)の照射角を上下に切換え るスイッチです。 前照灯の上下切換えは、スイッチを押して行い ます。
(上向き)
・・・・
遠くを照らしたい場合に使用します。
(下向き)
対向車のあるとき、市街地走行など上
・・・・
向きが不適当なときは、下向きにして ください。
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょう。
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
ウォッシャ液噴射スイッチ ワイパスイッチ
メインスイッチがのとき、ウォッシャ液噴 射スイッチを押すとウォッシャ液が噴射します。
ウォッシャ液が出ないときには、ウォッシ ャ液噴射スイッチを作動させないでくださ い。ウォッシャ液が空のままで動かすとポ ンプの故障の原因となります。
ウォッシャ液噴射スイッチ
ON ON
メインスイッチがのとき、ワイパスイッチ をにするとワイパが作動します。
ON
…ワイパを作動します。
ON
…停止します。
OFF
ワイパを止めるときはメインスイッチが
のままワイパスイッチをにし
ON OFF
てください。ワイパを正しい位置に止める ためです。
ワイパスイッチ
スイッチの使いかた
ウインドスクリーンは樹脂部品のため、ガラス製 と異なる注意が必要です。次の項目をお守りくだ さい。
ワイパブレード(ゴム部)がスクリーン面に張り 付いた状態やスクリーン面に着氷、積雪した状 態でワイパを動かすと、ワイパブレードを損傷 したり、ワイパモータの故障の原因となります。 必ず取り除いてから動かしてください。
装備の使いかた
パーキングロックレバー
この車には、駐車時に使用する、パーキングロッ クが装備されています。
パーキングロックレバー
駐車するときは、パーキングロックレバーを操作 し、必ずパーキングロックをかけてください。 パーキングロックをかけないと車が転倒します。 また、パーキングロックをかけた状態で、メイン スイッチをLOCKにすると、パーキングロッ クレバーが動かなくなります。
パーキングロックは、パーキング機構とス イングロック機構を備えています。どちら の機構もパーキングロックレバーの操作で 作動します。
パーキング機構は、減速機を固定して後
輪を回らなくします。 スイングロック機構は、後輪部分と車体
本体がスイングするのを止めます。
上げる(駐車時)
下げる(走行時)
装備の使いかた
走行中はパーキングロックレバーを操作しないで ください。
走行中にパーキングロックレバーを上げると、 後輪がロックすると共に車体がスイングしな くなります。これらは、転倒事故などを起こす 原因となり、死亡または重大な傷害に至る可 能性があります。
走行中は、パーキングロックレバーを操作し ないでください。パーキングロックレバーの 操作は、車が完全に停止してから行ってくだ さい。
走行中や停止直前にパーキングロックレバ ーを操作すると、パーキング機構を損傷し、 スイングロック機構に悪影響を与えます。 パーキングロックレバーの操作は、車が完 全に停止してから行ってください。
1.
車体本体を垂直状態にします。
2.
パーキングロックレバーを上げます。車体本 体を左右に軽く揺り、車体が固定されたこと を確認します。
3.
メインスイッチをLOCKにします。
《外しかた》《パーキングロックのかけかた》
1.
メインスイッチをOFFまたはONにし ます。
2.
車体本体を保持しながら、パーキングロック レバーを下げます。
パーキングロックレバー
スイングロック機構は、段階的に 箇所の
5 位置(範囲)でロックできます。パーキング ロックをかける時は、必ず車体本体を垂直 に最も近い状態でロックしてください。 車をはなれるときは、メインスイッチの キーを必ず抜いてお持ちください。
上げる(駐車時)
下げる(走行時)
装備の使いかた
シート
《開けかた》
メインスイッチのキーを使いシートロックを解除 し、シートを開けます。
《閉じかた》
1.2.シートを閉じ、上から押し下げてロックしま
す。 シート後部を軽く持ち上げ、シートが確実 にロックされたことを確認します。
キーをシートの下に置き忘れた状態でシー トを下げると、自動的にロックされ、キーを 取出すことができなくなりますのでご注意 ください。 シートを閉めた後、完全にシートロックが かかったか確かめてください。 ロックをかけないで走行すると、走行に支 障をきたすことがあります。
解除
メインスイッチのキー シートロック
ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用するもの です。 走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨げた り、車体に損傷を与えることがあります。また、ヘ ルメットに損傷を与え保護機能を低下させます。 キーをシートの下に置き忘れた状態でシー
《使いかた》
1.
メインスイッチのキーを使いシートロックを 解除し、シートを開けます。(32ページ参照) ヘルメットホルダにヘルメットの金具をかけ
2.
ます。
3.
シートを閉じ、上から押し下げてシートをロ ックします。
4.
シートの後部を軽く持ち上げ、シートが確実 にロックされたことを確認します。
《外しかた》
メインスイッチのキーを使いシートを開け て、ヘルメットを取外します。
トを下げると、自動的にロックされ、キーを 取出すことができなくなりますのでご注意 ください。
ヘルメットホルダ
装備の使いかた
書類入れ
シート裏側に書類入れがあります。 取扱説明書やメンテナンスノートなどは、ビニー ル袋に入れ、ここに格納してください。
(シートの開閉は、32ページ参照)
洗車時、書類の格納場所付近に強く水をか けないでください。内部に水が入ることが あります。
ビニール袋
メンテナンスノート
取扱説明書
燃料の補給
《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン
ガソリンは、燃えやすくヤケドを負ったり、爆 発して重大な傷害に至る可能性があります。
必ず無鉛ガソリンを補給してください。 補給するときは、無鉛ガソリンであること を確認してください。 有鉛ガソリンを補給すると、触媒装置など を損ないます。 高濃度アルコール含有燃料を補給すると、 エンジンや燃料系などを損傷する原因とな ります。 軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソ リン)などを補給したり、不適切な燃料添加 剤を使うと、エンジンなどに悪影響を与え ます。
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳禁 で行ってください。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、火 花、熱源などの火元を遠ざけてください。 燃料補給は、必ず屋外で行ってください。 こぼれたガソリンは、すぐに拭き取ってく ださい。
身体に帯電した静電気の放電による火花によ り、気化したガソリンに引火し、ヤケドを負う 可能性があります。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体や 給油機などの金属部分に触れて身体の静 電気を除去してください。 給油作業は静電気を除去した人のみで行 なってください。
燃料の補給
《補給のしかた》
メインスイッチのキーを使いシートロックを
1.
解除し、シートを開けます。( ページ参照) 燃料タンクキャップを左に回して外します。
2.
ガソリンを注入口の下側にあるレベルプレー
3.
ト下端まで入れます。 ガソリンをレベルプレート下端以上に入れる と、燃料タンクキャップのブリーザ孔からガ ソリンがにじみ出ることがあります。 燃料タンクキャップを右に回すとしまります。
4.
タンクキャップの△マークと燃料タンクの
△マークが合うところまで確実に回してく
ださい。 シートを閉じ、上から押して下げてロックし
5.
ます。 シート後部を軽く持ち上げ、シートが確実に
6.
ロックされたことを確認します。
32
燃料タンクキャップ レベルプレート下端
△マーク
正しい運転操作
エンジンのかけかた
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含 まれています。エンジンは、風通しの良い場所でか けてください。
エンジン始動は、38ページの「始動手順」に従い行 ってください。
スタータスイッチを押して5秒以内でエン ジンがかからないときは、一度メインスイ ッチをに戻して10秒以上待ってか
OFF
ら再始動してください。 これはバッテリ電圧を回復させるためです。 エンジンがかかっているときパーキングロ ックレバーを上げた状態でスロットルグリ ップを回さないでください。動力伝達装置 が異常摩耗をおこします。 無用の空ぶかしや長時間の暖機運転はしな いでください。ガソリンの無駄使いになる ばかりでなく、エンジン等に悪影響を与え ます。
万一転倒した場合は、一旦メインスイッチ をにしてください。再度、走行を行
OFF
う際は、各部の損傷状態や、走行に支障が無 いかを十分に確認してください。
エンジンをかけるときには、スロットルを 全開にしないでください。 スロットルを全開にしてエンジンを始動し ようとすると、 ユニットが燃料の供 給を停止します。
PGM-FI
正しい運転操作
《始動手順》
この車にはオートチョークが装備されていますの でエンジンが冷えているとき、暖まっているとき にかかわらず以下の始動手順に従ってください。 1.
パーキングロックレバーが上げられているこ とを確認します。
2.
メインスイッチをONにします。
3.
後輪ブレーキレバーを握ります。
4.
スロットルグリップを回さずに、スタータス イッチを押すか、キックスタータペダルをキ ックします。
エンジンがかからないときは、 ページ 記載の要領で確認してください。
108
パーキングロックレバー
上げた 状態
キックスタータペダル
走りかた
走行前に、キックスタータペダルは完全に納まっ ているか確認してください。 乗車時はルーフにヘルメットが当たらないように 気をつけて乗車してください。
1.
後輪ブレーキレバーを握り、パーキングロッ クレバーを下げます
2.
車を左右に軽く動かして、スイングロック機 構が解除されていることを確認します。
3.
後輪ブレーキレバーを放し、スロットルグリ ップをゆっくり回せば車はゆっくりと走り出 します。
不必要な急加減速をつつしんで走ることが、燃 料の節約と車の寿命をのばします。
走行中に異音や異常を感じたときは、ただ ちに 販売店で調べましょう。
Honda
発進は、できるだけ静かに行いましょう。 法定速度を守って走りましょう。
《慣らし運転》
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能 を良い状態に保つことができます。 この車は乗り初めてから を走行するまで は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ さい。
100 km
正しい運転操作
ブレーキの使いかた
駐車
29
アームを起こす
ノブ
ノブを引く
アームを 起こした状態
正しい運転操作
サイドプロテクタ
−メモー
メンテナンスを安全に行うために
整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行 ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、 パーキングロックをかけて行ってください。
メンテナンスを安全に行うために
日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた だくために、日常のお車の使用状況に応じて、お客 様の判断で適時行っていただく日常点検と、1年 毎(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の定期点検整備 を設けてあります。 安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して ください。
点検整備の方法を正しく行わないことや、不 適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす 原因となり、死亡または重大な傷害に至る可 能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー トに記載された点検方法・要領を守り、必ず 実施してください。 異状箇所は乗車前に修理してください。
各点検、メンテナンス等については、以下のページ をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・63
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・75 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・79
・・・・・・・・・・・・・・・トランスミッションオイル ・81
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・パーキングロックレバー ・86
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウォッシャ液 ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワイパ ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・92
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・93
日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、 時)は、特に初 期の点検整備が車の寿命に影響することを重視し、 点検を無料でお取扱いいたします。 お買いあげの 販売店で行ってください。 他の販売店にてお受けになると有料となる場合が あります。 また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実 費をいただきます。
Honda
1,000 km
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合 は、あなたのお車に最適な 純正部品をご 使用ください。 純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合 するように作られています。 お求めは、 販売店にご相談ください。 純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
Honda
詳細については、別冊「メンテナンスノート」をご 覧ください。
純正部品マーク
日常点検
日常点検
安全快適にご使用いただくために法令に準じ、日 常のお車の使用状況に応じて、お客様の判断で適 時行う点検です。 点検時期の目安としては、長距離走行や洗車時、給 油時などに実施し、その結果をメンテナンスレコ ードに記入してください。
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項 目」です。 下線のついている項目については、「簡単なメンテ ナンス」に説明があります。 ページ以後を参照 してください。 また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス 部品配置図」で示します。参照してください。
点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」をご 覧ください。
53
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ
エンジン
灯火装置及び方向指示器 運行において異状が認められた箇所
レバーの遊び ブレーキの効き具合 空気圧 亀裂、損傷 異状な摩耗 溝の深さ 冷却水の量 エンジンオイルの量 かかり具合、異音 低速、加速の状態
日常点検
メンテナンス部品配置図
点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡 単なメンテナンス」および別冊「メンテ ナンスノート」をご覧ください。
ラジエータリザーバタンク
前照灯上下切換えスイッチ 方向指示器スイッチ
メインスイッチ
前輪ブレーキレバー
ヘッドライト
フロントウインカランプ
後輪ブレーキレバー
オイルレベルゲージ
リヤウインカランプ
ストップ・テールランプ
タイヤ
定期点検
定期点検
1年毎(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の点検と、使 い始めてから1か月目(または、 時)に行 う点検があります。 また、これらの点検項目のほかに が指定す る点検整備項目もあります。
安全快適にお車をご使用いただくために、点検整 備を必ず実施してください。 点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご 自身で行う場合も、他に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、 販売店に ご相談ください。 ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の 知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。 難しいと思われる内容については、 販売 店にご相談ください。
1,000 km
Honda
Honda
Honda
点検整備のデータは、 ページのサービスデー タを参照してください。定期点検は、道路運送車両法に準じて設けられた
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点 検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ さい。
112
簡単なメンテナンス
簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ ナンス(点検整備)について説明しています。
ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切な工 具を使用し、メンテナンスを行ってください。 安全のため、技量や作業に必要な工具をお持ちで ない場合は、 販売店にご相談ください。
Honda
簡単なメンテナンス
ブレーキ
前輪ブレーキ
《ブレーキレバーの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキレバーを引 き、レバー先端の遊びの量が規定の範囲内に あることをスケールなどで確認します。
10 20 mm
前輪ブレーキレバーの遊び:
規定の範囲を超えている場合は調整してくだ さい。
調整のしかた
ブレーキレバーの遊びはハンドルを直進状態にし て調整します。 ブレーキアーム部のアジャスタにより遊びを調整 します。
アジャスタ
調整後、ブレーキアームを押してアジャスタとピ ンの間に隙間があることを確認します。
ブレーキアーム
アジャスタ
ピン
調整後は、ブレーキレバーの遊びを確認してくだ さい。 ブレーキレバーの遊びの調整について、詳しくは
販売店にご相談ください。
Honda
レバーの調整範囲を超えた場合は、 販売店
Honda
にご相談ください。
アジャスタの凹部は、半回転ごとにピンの 凸部に一致します。遊びの調整後、これらが 一致していることを確認してください。
簡単なメンテナンス
後輪ブレーキ
《ブレーキレバーの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキレバーを引き、レ バー先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを スケールなどで確認します。
後輪ブレーキレバーの遊び:
規定の範囲を超えている場合は調整してください。
10 20 mm
調整のしかた
ブレーキレバーの遊びはハンドルを直進状態にし て調整します。 ブレーキアーム部のアジャスタにより遊びを調整 します。
《右側アジャスタ》(左右共)
ブレーキアーム
遊びが多くなる
アジャスタ
調整後、ブレーキアームを押してアジャスタとピ ンの間に隙間があることを確認します。
ブレーキアーム
アジャスタ
ピン
調整後は、ブレーキレバーの遊びを確認してくだ さい。 ブレーキレバーの遊びの調整について、詳しくは
販売店にご相談ください。
Honda
レバーの調整範囲を超えた場合は、 販売店
Honda
にご相談ください。
アジャスタの凹部は、半回転ごとにピンの 凸部に一致します。遊びの調整後、これらが 一致していることを確認してください。
簡単なメンテナンス
後輪ブレーキ前輪ブレーキ
《ブレーキシューの摩耗の点検》
ブレーキレバーをいっぱいに引いて、ブレーキイ ンジケータの矢印とブレーキパネルの△マークが 一致しないことを確認します。 一致する場合は、ブレーキシューの使用限界です ので交換してください。 ブレーキシューの交換は、 販売店にご相談 ください。
《前輪ブレーキ》 《右側後輪ブレーキ》(左右共)
矢印
Honda Honda
△マーク ブレーキアームの
《ブレーキシューの摩耗の点検》
ブレーキレバーをいっぱいに引いて、ブレーキア ームとブレーキパネルのインジケータの頂点が一 致しないことを確認します。 一致する場合は、ブレーキシューの使用限界です ので交換してください。 ブレーキシューの交換は、 販売店にご相談 ください。
インジケータ
ブレーキパネルの インジケータ
タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態に保 つことが必要です。 常に適正な空気圧を保ってください。 また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは、使 用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な 空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原 因となり、死亡または重大な傷害に至る可能 性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守 り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは 交換してください。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧が適 当であるかを点検します。 タイヤ接地部のたわみ状態が異状な場合は、タイ ヤが冷えている状態でタイヤゲージを使用し、適 正な空気圧に調整してください。
簡単なメンテナンス
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイヤ によっては空気圧不足が見た目ではわかりづらい ものもあるため、少なくとも一カ月に一度はタイ ヤゲージを使用して空気圧の点検を行ってくださ い。
走行後のタイヤが温まっている状態ではタイヤの 空気圧は高くなることがありますので、必ず冷え た状態で調整してください。
タイヤの空気圧
前輪 後輪
175 kPa (1.75 kgf/cm 175 kPa (1.75 kgf/cm )
)
《亀裂と損傷の点検》
タイヤの全周に亀裂や損傷及び釘、石、その他の異 物が刺さったり、かみ込んだりしていないかを点 検します。
道路の縁石等にタイヤ側面を接触させたり、大き な凹みや突起物を乗り越した時は、必ず点検して ください。
タイヤの接地面が異状に摩耗していないかを点検 します。
タイヤの状態が異状な場合は、 販売店にご 相談ください。
Honda
《溝の深さの点検》《異状な摩耗の点検》
溝の深さに不足がないかをウェアインジケータ
(スリップサイン)により確認します。
ウェアインジケータがあらわれたときは、ただち に交換してください。
ウェアインジケータ表示マーク
簡単なメンテナンス
《交換タイヤの選択について》
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用 してください。 指定以外のタイヤは、操縦性や走行安定性に悪影 響を与えることがありますので使用しないでくだ さい。 タイヤの交換は、 販売店にご相談ください。
指定タイヤ
前輪後輪サイズ
タイプ サイズ タイプ
Honda
100/100 12 62J
チューブレス
IRC PZ 30F
130/70 8 42L
チューブレス
IRC PZ 35R
指定以外のタイヤを取付けると、操縦性や走 行安定性に悪影響を与えることがあります。 そのことが原因で転倒事故などを起こし、死 亡または重大な傷害に至る可能性があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ れた指定タイヤを取付けてください。
エンジンオイル
エンジンオイルは走行距離や時間の経過とともに 劣化したり減っていきます。 そのため、定期交換時期に行う交換だけではなく 日常点検によるオイル点検・補給が必要です。 汚れたオイルや古くなったオイルは、エンジンに 悪影響を与えますので、早めに交換してください。 エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本 体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ ています。ヤケドにご注意ください。
《オイル量の点検》
平坦地に車体を置きパーキングロックレバー
1.
を上げ、エンジンを3〜5分間アイドリング させます。
簡単なメンテナンス
エンジン停止2〜3分後にオイルレベルゲー
2.
ジを外します。 オイルレベルゲージを外すときは、いったん オイルレベルゲージ全体をリヤフェンダの内 側に引き上げてから、下側へ取出します。 その際、手を奥まで入れすぎると、エキゾース トパイプや触媒装置に接触するおそれがあり ますので、十分にご注意ください。
エキゾースト パイプ
エキゾースト パイプ
触媒装置
触媒装置
オイルレベルゲージ
リヤフェンダ
オイルレベルゲージ
布等でオイルレベルゲージについたオイルを
3.
拭きます。 オイルレベルゲージをねじ込まず差し込みま
4.
す。 オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の
5.
間にあることを確認します。 オイル量が下限に近かったら、上限まで補給 します。 エンジンオイルの補給は、 ページ参照。 オイルレベルゲージを確実に取付けます。
6.
66
オイルレベルゲージ
上限
下限
エキゾーストパイプ
触媒装置
注入口
簡単なメンテナンス
《オイルの補給》
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
JASO
T903規 格
ウルトラE1
相当品をご使用の場合
オイル容器の表示を確認し、下記のすべての規格 を満たしているオイルをお選びください。
10W −30MB SL級
API分類SAE規格
銘柄やグレードの異なるオイルを混用しな いでください。また、低品質オイルや高品質 オイルでもこの車に適合しないオイルは、 使用しないでください。 オイルが変質したり、適合しないため、この 車本来の性能が発揮できないばかりでなく、 エンジンの故障や損傷の原因となります。
JASO T 903 MB SAE API SG SH SJ SL
相当品がすべての規格を満たしている場合でも特 性が異なりこの車に適合しない場合があります。
規格(二輪車用オイル規格):
規格:外気温に応じ ページの表から選択
分類: 、 、 、 級相当
67
規格マークの入っている相当品を使用 する場合、エナジーコンサービングを取得 したオイルには摩擦係数の低いものがあ り推奨しません。
推奨します推奨しません
JASO T 903API
規格とは4サイクルエンジン オイルの性能を分類する規格です。なお、 規格に適合し届け出されたオイルの容器 には、次の表示があります。
上段:オイルコード
下段:性能分類の表示
性能であること
MB
を示しています
簡単なメンテナンス
外気温と粘度との関係 交換時期 エンジンオイルは、外気温に応じた粘度のものを 下表にもとづきお使いください。
初回: または1か月
1,000 km
以後: または1年ごと
6,000 km
(SAE 規格)
(外気温)
エンジンオイルの交換は、 販売店にご相談 ください。
Honda
平坦地に車体を置きパーキングロックレバー
1.
を上げます。 ボルトAを外し、エンジンカバーを取外しま
2.
す。
エンジンカバー ボルトA
ボルトBおよびボルトC、カラーを外し、リヤ
3.補給のしかた
フェンダとリヤフェンダプレートを取外しま す。
ボルトB
リヤフェンダ
リヤフェンダプレート
カラー
ボルトC
簡単なメンテナンス
エンジンを3〜5分間アイドリングさせます。
4.
エンジン停止2〜3分後にオイルレベルゲー
5.
ジを外します。 布等でオイルレベルゲージに付いたオイルを
6.
拭きます。 オイルレベルゲージでオイル量を確認しなが
7.
ら、注入口よりオイルをオイルレベルゲージ の上限まで補給します。 補給するときは、オイル注入口からごみなど が入らないようにしてください。また、オイル をこぼしたときは完全に拭き取ってください。 オイルレベルゲージを確実に取付けます。
8.
オイルは規定量より多くても少なくても、 エンジンに悪影響を与えます。
オイルレベルゲージ 触媒装置
注入口
上限
下限
エキゾーストパイプ
リヤフェンダの裏側のフックをグロメットに 合わせて、リヤフェンダを取付けます。
エンジンカバーを取付けます。9. 10.
ボルトB
グロメット
フックリヤフェンダプレート
リヤフェンダ
ボルトB
カラー
ボルトC
ボルトA
エンジンカバー
簡単なメンテナンス
冷却水
《冷却水量の点検》
平坦地に車体を置きパーキングロックレバー
1.
を上げます。 冷却水がリザーバタンクの上限と下限の間に
2.
あることを確認します。 水量が下限に近かったら、上限まで補給しま す。 冷却水の補給は、次ページを参照してくださ い。
冷却水の減り具合が著しいときは、ラジエータ本 体、キャップ、ホースなどからの水漏れが考えられ ます。 また、リザーバタンクに冷却水がない場合も異常 です。
販売店にご相談ください。
Honda
上限
下限
リザーバタンク
《冷却水の補給》
補給はリザーバタンクのキャップから行い、通常 はラジエータキャップを外さないでください。
エンジンが熱いときにラジエータキャップを 外すと、冷却水が噴き出し、重いヤケドを負い ます。
ラジエータキャップを外す前には、必ずエン ジン、ラジエータが冷えていることを確認し てください。
指定以外のラジエータ液や不適当な水を使 うとサビなどの原因となります。
簡単なメンテナンス
冷却水指定液
Honda
純正ウルトララジエータ液
指定液の濃度を上水道(軟水)で下記濃度に薄めて お使いください。
標準濃度:50%
濃度による不凍温度は、 30%の場合 − まで 50%の場合 − まで
補給のしかた
平坦地に車体を置きパーキングロックレバー
1.
を上げます。
エンジンカバーを取外します。( ページ参
2.
照)
16°C 37°C
69
リザーバタンクのキャップを取外し、上限ま
3.
で冷却水を補給します。 リザーバタンクのキャップを取付けます。
4.
エンジンカバーを取付けます。( ページ参
5.
照)
リザーバタンクのキャップ 上限
71
下限
バッテリ
この車は、メンテナンスフリータイプのバッテリ を使用しています。バッテリ液の点検、補給は必要 ありません。 バッテリのターミナル部に汚れや腐食がある場合 のみ清掃してください。
バッテリの取扱い
密閉式バッテリですので、液口キャップは
絶対に取外さないでください。
バッテリの充電時も液口キャップを取外す
必要はありません。
バッテリには、希硫酸が電解液として含まれ ています。希硫酸は腐食性が強く、目や皮膚に 付着すると重いヤケドを負います。
バッテリの近くで作業する時は、保護メガ ネと保護服を着用してください。 バッテリを、子供の手の届く所に置かない でください。
万一の場合の応急処置
電解液が目に付着したとき
コップなどに入れた水で、15分以上洗浄して
− ください。加圧された水での洗浄は、目を痛め るおそれがあります。
電解液が皮膚に付着したとき
電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
− 洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
水、または牛乳を飲んでください。
応急処置後、直ちに医師の診察を受けてください。
簡単なメンテナンス
《バッテリターミナル部の清掃》
清掃のしかた
バッテリを取外します。(次ページ参照)
ターミナル部が腐食して白い粉が付いている場 合は、ぬるま湯を注いで拭きます。 ターミナル部の腐食が著しいものは、ワイヤブ ラシまたはサンドペーパで磨きます。
清掃後、バッテリを取付けます。
バッテリを交換する場合は、必ず同型式のメンテ ナンスフリーバッテリをご使用ください。
《バッテリの取付け、取外し》
取外し
メインスイッチのキーをにします。
1.
ビスを外します。
2.
カバー下部を上方に浮かしながら手前に引き
3.
だして、カバーを取外します。
OFF
カバー
ビス
簡単なメンテナンス
◯−コード端子のボルトを外して、◯−側コード
4.
を外します。 ターミナルカバーをめくり、◯+側コード端子
5.
のボルトを外して、◯+側コードを外します。 バッテリセットプレートのボルトを外し、バ
6.
ッテリセットプレートを開きます。 バッテリを取出します。
7.
取付け
取外しの逆手順でバッテリを取付けます。
バッテリコードは、必ず先に○+側より取付けてく ださい。 また、ターミナル部にゆるみが生じないように確 実にボルト/ナットを締付けてください。
ー側コード
バッテリセット プレートボルト
ボルト
バッテリ
ターミナルカバー
+側コード
バッテリセット プレート
ヒューズ
《ヒューズの点検、交換》
メインスイッチを切り、ヒューズが切れていない ことを確認します。 ヒューズが切れている場合は、指定されている容 量のヒューズと交換します。 指定容量を超えるヒューズを使用すると、配線の 過熱、焼損の原因になるので絶対に使用しないで ください。
交換してもすぐにヒューズが切れる場合はヒュー ズの劣化以外の原因が考えられます。原因を調べ て、直してから新品と交換しましょう。
電装品類(ライト、計器など)を取付けると きは車種毎に決められている「アク セサリ」をご使用ください。それ以外のもの を使用するとヒューズが切れたり、バッテ リあがりをおこすことがあります。
Honda
ヒューズ切れ
簡単なメンテナンス
ヒューズボックス内のヒューズ
メインスイッチがになっていること
1.
を確認します。 カバーを取外します。( ページ参照)
2.
ヒューズボックスカバーを開けます。
3.
故障状況から、交換すべきヒューズをヒュー
4.
ズボックスカバーの表示に従い確認します。 スペアヒューズは、ヒューズボックス内およ びバッテリの近くにあります。 ヒューズボックスカバーを閉め、カバーを取
5.
付けます。
OFF
77
スペアヒューズ
ヒューズボックス
カバー
スペアヒューズ
トランスミッションオイル
《オイル量の点検》
1.
平坦地に車体を置きパーキングロックレバー を上げます。
2.
オイルチェックボルトを外します。
3.
オイルがボルト穴の下端まであることを油面 の位置で確認します。 油面が低い場合は、ボルト穴からオイルが出 てくるまでオイルを補給してください。
補給するときは、オイル注入口からゴミなど が入らないようにしてください。オイルをこ ぼしたときは、完全に拭き取ってください。
オイルチェックボルトを確実に取付けます。
4.
オイルは規定量より多くても少なくても、 悪影響を与えます。
オイルチェックボルト
簡単なメンテナンス
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
JASO
T903規 格
10W −30ウルトラE1 MB SL級
相当品をご使用の場合、オイル容器の表示を確認 し、次の範囲内でお選びください。
JASO T 903 MB SAE 10W 30 API SG SH SJ SL
規格(二輪車用オイル規格):
規格:
分類: 、 、 、 級相当
API分類SAE規格
銘柄やグレードの異なるオイルを混用しな いでください。また、低品質オイルは使用し ないでください。オイルの変質などにより、 この車本来の性能が発揮できないばかりで なく、エンジンの故障や損傷の原因となり ます。
交換時期
初回5年目、以後4年ごと
トランスミッションオイルの交換は、 販売 店にご相談ください。
Honda
《オイル漏れの点検》
トランスミッションケースなどから、オイルが漏 れていないことを確認します。
エアクリーナ
この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカスタ イプのエアクリーナエレメントが装備されており、 点検・清掃は不要です。
10,000 km
《エアクリーナエレメントの交換》
取外し
1.
ごとに交換してください。
エンジンカバーを取外します。
( ページ参照)
69
簡単なメンテナンス
クリップを下側に押し下げて、エアクリーナ
2. エアクリーナエレメントを取外します。3.
カバーを取外します。
クリップ
エアクリーナカバー
クリップ
エアクリーナエレメント
取付け
エアクリーナエレメントを取付けます。
1.
エアクリーナカバーの右側をツメに差込んで
2.
から下ろし、クリップで固定します。 エンジンカバーを取付けます。( ページ参
3.
71
照)
エアクリーナカバー
ツメ
エアクリーナエレメントの取付けが不完全 であると、ゴミやほこりを直接吸ってシリ ンダの摩耗や出力低下を起こし、エンジン の耐久性に悪影響を与えます。確実に取付 けてください。 また、洗車時エアクリーナに水を入れない ようご注意ください。エアクリーナ内部に 水が入ると、始動不良等の原因になります。
クリップ
クリップ
エアクリーナエレメント
簡単なメンテナンス
パーキングロックレバー
《遊びの点検》
Honda
指定1年点検整備項目)
1.
平坦で足場のしっかりした場所に駐車し、車 止めを行います。
2.
メインスイッチにキーを差込んでOFFの 位置にします。
3.
車体本体を保持しながら、パーキングロック レバーを下げます。
4.
抵抗を感じるまで、手でパーキングロックレ バーを上げ、レバー先端の遊びの量が規定の 範囲内にあることをスケールなどで確認しま す。
レバーの遊び:
5.
遊びの量の確認後、パーキングロックレバー を上げます。
規定の範囲を越えている場合は、調整が必要です。
Honda
販売店にご相談ください。
510mm
パーキングロックレバー
ウォッシャ液
《点検》
ウォッシャ液噴射スイッチ
スリット
ウォッシャタンク
簡単なメンテナンス
《補給》
ウォッシャタンクキャップ
ウォッシャ液には凍結防止剤が入
Honda
っていますので気温に合わせた濃度でお使 いください。ウォッシャ液が凍結するとモ ータなどが損傷します。 ウォッシャ液の濃度の使いわけおよび注意 事項はウォッシャ液の容器に記載してあり ます。
ウォッシャ液をご使用の場合は、下表を
Honda
参考に原液を水でうすめてください。
冬期
夏期
使用地
寒冷地
一般
全地域
うすめる割合 原液
1 1 1
凍結温度
°C
−25以 下 1 3
−9
−4
ワイパ
《点検》
ウォッシャ液を噴射させながら、ワイパを作動さ せ点検します。
ワイパの拭き取りが円滑かつ良好に行えるか確 認します。 ワイパモータやワイパブレードから異常な音が 出ていないか確認します。
粗悪品や不凍液、石けん水および他のケミ カル用品などをウォッシャ液に使用すると、 樹脂部品や塗装面などに害を与えます。 ウォッシャ液を補給するときは、ゴミ、ほこ りなどが入らないように注意してください。 ノズルのつまりや故障の原因となります。 補給してもウォッシャ液が噴射しないとき は、 販売店にご相談ください。
Honda
ワイパブレード
ワイパモータ
(ボディカバーの裏側にあります。)
簡単なメンテナンス
《ワイパブレードラバーの交換》
があるばかりでなくウインドスクリーンを傷つけ ることがありますので、早めに交換してください。
ワイパアームを起こし、ノブを引きだして、ア
1.
ームを固定します。
アームを起こす
ノブを押しながら、ワイパブレードを引いて
2.
ワイパアームから取外します。ワイパブレードラバーが傷んでいると、拭きむら
ワイパブレード
ノブ
ノブを引く
アームを 起こした状態
ノブ
ワイパアーム
ワイパブレードラバーの突起部が外れるまで
3.
ワイパブレードラバーを引き、そのままワイ パブレードから引き抜きます。
新品のワイパブレードラバーを突起部の反対
4.
側からワイパブレードに沿って差し込み、突 起部を元の位置に入れます。
ワイパブレード
突起部
ワイパブレードラバー
引き抜く
取外しの逆手順でワイパブレードを取付け、
5.
ワイパアームを戻します。
簡単なメンテナンス
ケーブル・ワイヤ類
《ラバーブーツの点検》
ケーブル類にはインナーケーブル保護のため、ラ バーブーツが取付けられています。常に正しく取 付けられているか点検してください。 洗車時には、ラバーブーツに直接水をかけたり、ブ ラシを当てたりしないでください。汚れのひどい 場合は、固くしぼった布等で拭き取るようにして ください。
ラバーブーツ
《ケーブル・ワイヤ類の点検》
ブレーキレバー、スロットルグリップを作動させ、 スムーズに動くか、作動が異状に重くないか、ブレ ーキレバー、スロットルグリップから手を放した ときにレバーやグリップがスムーズに戻るかを点 検してください。また、ケーブル・ワイヤの外表部 に損傷がないかを点検してください。異状を感じ た場合は 販売店にご相談ください。
Honda
ブレーキケーブル
スロットルワイヤ
ブリーザドレン
エンジンの性能を維持するためには、定期的なブ リーザドレンの清掃が必要です。 エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本 体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ ています。ヤケドにご注意ください。
簡単なメンテナンス
《ブリーザドレンの清掃》
指定1年点検整備項目)
Honda
右側
ブリーザドレンの下に受け皿等を用意します。
1.
ブリーザドレンを外し、ブリーザドレン内の
2.
堆積物を取除きます。 ブリーザドレンを確実に取付けます。
3.
ブリーザドレン
・左側
ブリーザドレンの下に受け皿等を用意します。
1.
ドレンチューブを横から押しつぶすようにつ
2.
まんで広げ、ブリーザドレン内の堆積物を取 除きます。 ドレンチューブを元に戻します。
3.
ブリーザドレン
車のお手入れ
お車を定期的に清掃することは、品質や性能を維 持するために大切な作業です。 普段見逃しがちな異常の発見にもつながります。
また、海水や路面凍結防止剤などに含まれる塩分 は、車体のサビを促進します。 海岸付近や凍結防止剤を散布した路面を走行した 後は必ず洗車してください。
《洗車のしかた》
水を流しながら柔らかい布やスポンジで汚れ
1.
を落としてください。 汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用 し、十分な水で洗剤を洗い流してください。
柔らかい布で拭きあげてください。車体を乾
2.
燥させた後、ブレーキレバーやスタンドの取 付け部へ注油し、その後、車体の腐食を防ぐた め、ワックスがけを行ってください。
車のお手入れ
高圧洗車機などのような車体に高い水圧がかか る洗車は避けてください。 特に可動部や電装部品等にかかると、作動不良 や故障の原因となることがあります。
ボディカバーやリヤデッキなどの樹脂部を清掃 するときは、水で洗い流してください。 汚れがひどい場合は、水で洗い流しながら中性 洗剤を含ませた柔らかい布またはスポンジで汚 れを落とし、もう一度水で洗い流してから拭き 取ってください。 乾いた状態で拭くと、樹脂部に傷をつけますの で避けてください。
洗車時、マフラに水を入れないでください。マフ ラ内部に水がたまると始動不良やサビの発生な どの原因になることがあります。
洗車時、吸気口に水を入れないでください。水が 入ると始動不良の原因になったり、動力伝達機 構を損傷します。
洗車直後などにヘッドライト内部がくもること があります。この場合、ヘッドライトを点灯する ことでくもりは徐々に消えていきます。ヘッド ライトの点灯は、エンジンをかけながら行って ください。
車のお手入れ
アルミ部品の取扱い
アルミ部品は、塩分などの汚れを嫌います。また、 他の金属部品と異なり、傷がつきやすくなってい ます。取扱いについては必ず次のことをお守りく ださい。
《アルミホイール》
シートの取扱い
シートをきれいな状態でご使用いただくため次の ことをお守りください。
つや消し塗装の取扱い
つや消し塗装部品は、一般的な塗装と取扱いが異 なります。 つや消し塗装を維持するため必ず次のことをお守 りください。
《お手入れ》
《取扱い》
塗装面にコンパウンドやコンパウンド入りワッ クスを使用すると、つや消し感が無くなったり、 色むらが生じるおそれがありますので、使用し ないでください。 ご不明な点がありましたら、 販売店にご 相談ください。
Honda
エキゾーストパイプの取扱い
エンジン停止直後は、エンジン本体、エキゾースト パイプ、マフラなどが熱くなっています。ヤケドに ご注意ください。
エキゾーストパイプ・マフラが塗装されている場 合は、ステンレス用台所洗剤や市販のコンパウン ドを使用しないでください。塗装面の清掃には中 性洗剤を使用してください。もし、塗装処理されて いるか判らない場合は、 販売店にご相談く ださい。
Honda
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