Honda Civic Type R 2015 Owners Guide

クイックガイド
安全なドライブ
計器の見かた
各部の操作
運転
メンテナンス
Civic TypeR
オーナーズマニュアル
万一の場合には
資料
索引

クイックガイド

非常点滅表示灯(ハザードスイッチ)
警告灯
(P48)
表示灯
(P54)
マルチインフォメーションディスプレイ
(P59)
ENGINESTART/STOP スイッチ
(P108)
ハンドル位置調節レバー
(P117)
リヤデフロスター/ ヒーテッドドアミラー スイッチ
(P117)
オートエアコン
(P140)
アイドリングストップシステム OFF スイッチ
(P156)
VSAOFF スイッチ
(P166)
メーター
(P65)

ビジュアル目次

クイ
ワイパー/ ウォッシャースイッチ
(P114)
(+/(-//ス
(P83)
(ディスプレイ / インフォメーション)
スイッチ
(P74)
+R スイッチ
(P161)
ライト / 方向指示器(ウィンカー)スイッチ
(P111, 112)
フォグライトスイッチ
(P113)
(セレクト / リセット)ノブ
(P116)
クルーズコントロールスイッチ
(P162)
ホーンスイッチ(周
MENU スイッチ
(P83)
SOURCE スイッチ
(P83)
クイ
1
ビジュアル目次
チェンジレバー
(P154)
アクセサリーソケット
(P133)
SRS エアバッグシステム
(運転席用)
(P27)
ドアミラー調節スイッチ
(P119)
マスタードアロックスイッチ
(P100)
パワーウィンドースイッチ
(P106)
フューエルリッドオープナー
(P174)
ボンネット解除ノブ
(P186)
室内運転席側ヒューズボックス
(P240)
室内助手席側ヒューズボックス
(P242)
SRS エアバッグシステム(助手席用)
(P27)
アクセサリーソケット
(P133)
パーキングブレーキ
(P169)
グローブボックス
(P128)
非常信号灯
(P215)
クイ
2
ルームミラー
(P118)
マップランプ
(P127, 195)
サンバイザー
バニティミラー
グラブレール
コートフック
(P134)
室内灯
(P126, 195)
サイドカーテンエアバッグシステム
(P30)
シートベルト
(P20)
汎用型 ISOFIX チャイルドシート 取付装置
(P38)
リヤシート
(P123)
フロントシート
(P121)
クイ
3
ビジュアル目次
エンジンルーム内のメンテナンス
(P185)
ワイパー
(P114, 197)
ドアミラー
(P119)
ドアミラーウィンカー
(P111, 191)
ドアの施錠 / 解錠
(P92)
給油のしかた
(P174)
ハイマウントストップ ランプ
(P194)
テールゲートの開閉
(P102)
ヘッドライト
(P112,188)
フォグライト
(P113, 190)
タイヤ
(P199, 216)
制動灯 / 尾灯
(P191)
後退灯
(P192)
ウィンカー
(P111, 189, 191)
クイ
4

アイドリングストップシステム

a
b
エンジン作動中
N
アイドリングストップ中
1
a
b
エンジンが自動的に再始動
燃費向上のために、下記の手順によりアイドリングストップしたり、エンジンが自動的に再始動するシステムです。 アイドリングストップしているときは、メーター内のアイドリングストップ表示灯(グリーン)が点灯します。(P156)
走行状態 マニュアル車の操作 操作後のエンジンの状態
1. 停車してブレーキペダルを踏む。
2.
クラッチペダルをいっぱいに踏み込む。
減速
•ブレーキペダルを踏み続ける。
•チェンジレバーを (ニュートラ ル)にする
•クラッチペダルを離す。
停車
1.
クラッチペダルをいっぱいに踏み込む。
2. チェンジレバーを にする
3.
通常の発進時の操作をする。
クイ
発進
5
安全なドライブ
運転を始める前の確認
(P19)
●運転前にフロントシートの位置、ハンドルの位置、 ミラー類の角度を調節します。
シートベルト
(P20)
排気ガスについて
(P46)
●車の排気ガスには有害な一酸化炭素が含まれている ため、ガレージなどの密閉された場所ではエンジン を始動させないでください。
お子さまの安全
(P35)
●シートベルトを正しく着用できない小 さなお子さまを乗せるときは、チャイ ルドシートをお使いください。お子さ まの安全のために、チャイルドシート はリヤシートに取り付けてください。
エアバッグ
(P27)
●万一の衝突の際に、乗員への衝撃を緩和する ために、エアバッグが装備されています。
●正しい運転姿勢でシートベル トを着用してください。
●同乗者にも必ずシートベルト を着用させます。
●妊娠中のかたは腹部を圧迫し ないようにシートベルトを着 用してください。
クイ
(P18)
6
計器の見かた
燃料残量警告灯
タコメーター
スピードメーター
燃料計
インフォメーション表示灯
警告灯
(P48)
 表示灯
(P54)
 メーター
(P65)
マルチインフォメーションディスプレイ
(P67)
警告灯/表示灯
VSAOFF 警告灯
VSA 警告灯
Honda スマートキー システム警告灯
油圧警告灯
PGM-FI 警告灯
充電警告灯
ハイビーム表示灯
ライト点灯表示灯
方向指示器 / 非常点滅表示灯
ABS 警告灯
シートベルト非着用警告灯
イモビライザーシステム 表示灯
ブレーキ警告灯(レッド)
EPS システム警告灯
セキュリティアラーム システム作動表示灯
エアバッグシステム警告灯
警告灯/表示灯
クルーズコントロール 表示灯
クルーズメイン表示灯
フォグライト点灯表示灯
アイドリングストップ システム警告灯(オレンジ)
アイドリングストップ 表示灯(グリーン)
ブレーキシステム警告灯
(オレンジ)
ライト表示灯
タイヤ空気圧警報システム 警告灯
ドア / テールゲート開閉 警告灯
マルチインフォメー ションディスプレイ
REV インジケータ ―
+R 表示灯
セキュリティアラーム システム作動表示灯
ギヤポジション表示灯
水温計
(P47)
クイ
X1000r/min
7
各部の操作
左折
右折
点灯
ハイビーム
ロービーム
追越合図
(パッシング)
クイ
(P90)
時刻を合わせる
a
MENU スイッチを押す。
b
(+/(-
スイッチで「Adjust clock」を選
択し、SOURCE スイッチを押す。
c
(+/(-
スイッチを押して時計表示
(24h/12h)を切り換える。
d
e
f
/ スイッチで時または分を選択す
る。
(+/(-
スイッチを押して時刻を合わせ
る。
選択を確定するには、 / スイッチ で を選択し、SOURCEスイッチを押 す。
(P91)
ENGINESTART/STOP スイッチ
スイッチを押すと、パワーモードが切り換わ ります。
(P108)
ウィンカー
方向指示器(ウィンカー)スイッチ
ライト
ライトスイッチ
(P111)
(P112)
8
ワイパー
手前に引くと ウォッシャー
•HI
(レバーを操作している間作動)
停止 自動操作 低速(普通の雨量のとき) 高速(雨量の多いとき)
•MIST
•OFF
•AUTO
•LO
左右切り換えスイッチ
格納スイッチ
角度調節スイッチ
運転席
パワーウィンドーロックボタン
• ON 運転席以外のウィンドーが非作動
• OFF 全てのウィンドーが作動
ON
OFF
ワイパー/ ウォッシャースイッチ
(P114)
ドアミラー
●パワーモードが ON モードのとき、ドアミ ラーの格納または角度の調節ができます。
(P119)
ハンドル位置の調節
(P117)
●ハンドル位置調節レバーを引き上げ、ハン ドルの位置を調節します。
クイ
パワーウィンドー
●パワーモードが ON モードのとき、ウィン ドーの開閉ができます。
(P106)
テールゲート
●テールゲートは、テールゲートオープンス イッチを押して開きます。
(P102)
9
エアコン
#Y
を押すと、オートエアコンが作動します。
を押すと、止まります。
●前面ガラスの曇りを取るには、 を押します。
足元送風、 上半身送風
足元送風 足元送風、
窓ガラスの 曇り取り
スイッチ
温度調節スイッチ
ファンスピード切り換え スイッチ
#Y
スイッチ
[Q
スイッチ
スイッチ
上半身送風
スイッチ
モード切り換えスイッチ
スイッチ
(P139)
クイ
10
運転
スイッチ
VSA OFF
スイッチ
CRUISE
スイッチ
ENGINE START/STOP
CRUISE
(P146)
マニュアル車
(P154)
ガソリンを入れる
指定燃料: 無鉛プレミアムガソリン タンク容量: 50 リットル
a
フューエルリッドオープナーを引いて、フューエルリッドを開ける。
(P174)
クイ
VSAOFF スイッチ
●VSA とは、急激な車両の挙動変化を抑制 しようとする装置です。
●VSA を停止(OFF)状態にするには、
「ピッ」とブザーが鳴るまで押します。再
度、使用(ON)するには を「ピッ」とブ ザーが鳴るまで押します。
CRUISE スイッチ
●クルーズコントロールは、高速道路などを 定速で運転するとき、アクセルペダルを踏 まなくても車速を一定に保つ装置です。
●クルーズコントロールを使用しないとき は、安全のために を押して OFF にしてください。
(P166)
(P162)
b
ツマミをゆっくり回 してキャップを開け る。
c
キャップをホルダー にかける。
11
メンテナンス
ワイパーブレード
(P197)
●拭きムラがある場合は、ワイパーブレードラバーを交換します。
エンジンルーム
(P185)
●冷却水、ウォッシャー液の補給を行います。
●バッテリーを点検します。
a
運転席足元のボンネット解除ノブを引く。
b
レバーを押してボンネットを開ける。
ボンネット解除ノブ
引く
タイヤ
(P199)
●タイヤ、ホイールを点検します。
●降雪地域では、スノータイヤが必要です。
ライト
(P188)
●ヘッドライト、フォグライト電球などの点検または交換を行います。
●電球の交換については、「メンテナンス」を参照してください。
●ヒューズの交換については、「万一の場合には」を参照してください。(P237)
クイ
(P179)
12
万一の場合には
(P214)
クイ
パンクした
●安全な場所に停車し、パンク修理キットで 応急修理します。
警告灯が点灯した
●詳細を確認し、取扱説明書にしたがってく ださい。
(P216)
(P233)
エンジンが始動しない
(P227)
●バッテリーあがりが考えられます。救援車 のバッテリーを利用してエンジンを始動し ます。
ヒューズが切れた
●室内とエンジンルーム内にヒューズボック スがあります。切れているヒューズを取り 換えます。
(P237)
オーバーヒートした
●安全な場所に停車し、蒸気が出ていなけれ ばボンネットを開けてください。
(P232)
けん引してもらいたい
(P244)
●必ず専門業者に依頼してください。
13

こんなときは

ENGINE START/STOP
ENGINE START/STOP
解錠
施錠
クイ
のパワーモー ドが OFF モードからアクセサ リーモードにならない
ブレーキペダルを踏んだら ガタガタと振動した
後席ドアが車内から開けられない • チャイルドプルーフが施錠の位置
キーレスエントリーシステムおよ び Honda スマートキーシステム でドアを解錠したはずなのに施錠 されている
• ハンドルがロックされていませんか? ハンドルを左右に回しながら、
を押してください。
• ブレーキペダルを踏んだとき、ペダルが小刻みに動くことがあ ります。 これは ABS が作動しているときの現象で異常ではありません。 そのまま、ブレーキペダルを強く踏み続けてください。
になっていませんか? 後席ドアを外から開け、チャイル ドプルーフのレバーを解錠の位置 にしてください。
• キーレスエントリーシステムおよび Honda スマートキーシステムで解錠し てから、約 30 秒以内にドア、テール ゲートを開けなかった場合は、自動的に 再度施錠されます。
14
運転席ドアを開けるとブザーが鳴 る
• パワーモードを OFF モード以外にしていませんか?
• ライトを消し忘れていませんか?
• アイドリングストップ中に運転席ドアを開けていませんか?
走行するとブザーが鳴る • 運転席および助手席シートベルトを着用していますか?
• パーキングブレーキを完全に戻していますか?
クイ
走行中にブレーキを踏むと金属的 な摩擦音がする
プレミアム(ハイオク)ガソリン仕 様車にレギュラーガソリンを使用 しても大丈夫ですか?
• ブレーキパッドが摩耗して使用限界になっているおそれがあり ます。Honda 販売店で点検を受けてください。
• プレミアムガソリンが入手できないときはレギュラーガソリン をお使いになることもできますが、この場合、本来のエンジン 性能を発揮できません。
15

安全に関する表示

アドバイス
お車が故障や破損することを防ぐためのアドバイスや、環境 への配慮のために守っていただきたいこと。

サービス診断記録装置について

「運転者や他の人が傷害を受ける可能性のあること」を回避方法
と共に、下記の表示で記載しています。これらは重要ですの で、しっかりお読みください。
指示にしたがわないと、死亡または重大
d
w
c
な傷害に至るもの
指示にしたがわないと、死亡または重大 な傷害に至る可能性があるもの
指示にしたがわないと、傷害を受ける可 能性があるもの

その他の表示

下記の表示を使って記載しています。
この車には、システムを制御するためのコンピューターが搭載 されており、次の内容をデータとして記録します。
• エアバッグシステムの故障診断情報
• エアバッグの作動に関する情報
• 動力伝達機構の状態
• 運転状態
HondaおよびHonda が委託した第三者は、記録されたデータ を技術的な診断や Honda の車両の研究開発のために、取得、 利用することがあります。 なお、会話等の音声や映像は記録されません。

データの開示について

HondaおよびHonda が委託した第三者は、取得したデータを 以下の場合を除き、第三者へ開示、提供することはありませ ん。
• お車の所有者または使用者の同意がある場合
• 裁判所命令等、法的強制力のある要請に基づく場合
• 統計的な処理を行う等、使用者や車が特定できないように 加工したデータを、研究機関等に提供する場合
16
目次
2 安全なドライブ P.18
安全なドライブのために19 シートベルト20 エアバッグ27 お子さまの安全35 排気ガスの危険性46
2 計器の見かた P.47
警告灯と表示灯48 メーターとマルチインフォメーションディスプレイ65
2 各部の操作 P.90
時刻の設定 91 ドアの施錠と解錠92 テールゲートの開閉102 セキュリティシステム104 ウィンドーの開閉106 シートの調節121 室内灯 / 室内装備品126 エアコン139
2 オーディオ P.144
2 運転 P.146
運転の前に147 運転操作149 ブレーキ操作169 駐停車操作173 給油174 ターボ車について177 アクセサリーと改造178
2 メンテナンス P.179
メンテナンスの前に180 オイルモニターシステム182 エンジンルーム内のメンテナンス185 電球の交換 188 ワイパーブレードラバーの点検と整備197 タイヤの点検と整備199 Honda スマートキー204 エアコンのお手入れ206 清掃209
2 万一の場合には P.214
工具、非常信号灯215 パンクしたとき216 エンジンが始動しない227 ジャンプスタート230 オーバーヒート232 警告灯の点灯 / 点滅233 ヒューズ237 けん引244 テールゲートが開かないとき245
2 資料 P.246
仕様247
ハンドルまわりのスイッチ操作
108
ミラー類の調節118
安全なドライブ
計器の見かた
各部の操作
オーディオ
運転
メンテナンス
万一の場合には
資料
索引
P.18
P.47
P.90
P.144
P.146
P.179
P.214
P.246
P.248
車の仕様などの変更により、この本の内容と実車が一致しない場合がありますのでご了承ください。

安全なドライブ

この章には、安全運転のために必要な重要情報が記載されています。 運転を始める前によくお読みいただき、運転者と同乗者の安全を確保して ください。
安全なドライブのために .......................... 19
シートベルト
シートベルトについて .......................... 20
シートベルトの着用.............................. 23
シートベルトの点検.............................. 26
シートベルトのアンカーポイント ........ 26
エアバッグ
エアバッグの種類 ................................. 27
SRS エアバッグ .................................... 27
サイドカーテンエアバッグ................... 30
エアバッグシステム警告灯................... 33
エアバッグのお手入れ .......................... 34
18
お子さまの安全 ........................................ 35
乳幼児の安全 ........................................ 36
大きなお子さまの安全 .......................... 44
排気ガスの危険性
一酸化炭素について.............................. 46
安全なドライブのために
1安全のための確認事項
ドア /テールゲート開閉警告灯が点灯している 場合は、完全に閉まっていないドア、テール ゲートがあります。
ドア、テールゲートをもう一度正しく閉め直 してください。「ドア / テールゲート開閉警告 灯」は消灯し、正常な状態に戻ります。
2 ドア / テールゲート開閉警告灯 P.51
マルチインフォメーションディスプレイにも 警告が表示されます。
2 マルチインフォメーションディスプレイの
メッセージ P.59
安全のための確認事項
安全なドライブのために、走行前に下記の項目を確認してください。
ドア、テールゲートは完全に閉まっているか?
u すべてのドア、テールゲートが完全に閉まり、正しく施錠されていること
を確認してください。
2 車内での施錠 / 解錠 P.99
運転しやすい姿勢にシート位置を調節しているか?
u 正しい運転姿勢がとれるよう、シート位置の調節をしてください。
2 フロントシート P.121
同乗者のシートも、安全が保たれるよう調節しているか?
u ダッシュボードからできるだけ離れた位置までシートを下げてください。
2 フロントシート P.121
乗員全員が正しくシートベルトを着用しているか?
u 運転者と乗員全員が正しくシートベルトを着用していることを確認してく
ださい。
2 シートベルトの着用 P.23
エアバッグシステム警告灯などが点灯していないか?
u エアバッグに関する説明をあらかじめお読みいただき、シートの位置など
を調節してください。
2 エアバッグ P.27
お子さまの安全を守るために、チャイルドシートやシートベルトを着用して いるか?
u お子さまが同乗する場合は、お子さまの年齢や身長・体重に応じてチャイ
ルドシートやシートベルトなどで安全を確保するようにしてください。
2 お子さまの安全 P.35
坂道で駐車するときは、パーキングブレーキをかけ、チェンジレバーを上り 坂の場合(1、下り坂と平地の場合(Rにしているか?
u さらにタイヤに輪止めをすると効果があります。
2 シフト操作 P.154
安 全 な ド ラ イ ブ
19
シートベルト
1シートベルトについて
シートベルトを着用した状態で事故にあった ときは、Honda 販売店で点検を受け、ベルト が破損していたり、正しく作動しない場合 は、ベルトを交換してください。
シートベルトがロックした場合、一度ベルト を強く引いてからゆるめ、ベルトをゆっくり 引き出してください。
w
シートベルトは乗員全員が必ず正しく着用 する。
シートベルトを正しく着用しないと、エア バッグが装備されていても、衝突したとき に重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡 につながるおそれがあります。
乗車中は正しい姿勢を保つ。
正しい姿勢ですわらないと、衝突したとき に傷害を受ける危険性が高くなります。
シートベルトについて
シートベルトは、シートに体を固定することで安全を確保するための安全装置 です。
安 全
■三点式シートベルト
な ド
体の動きに合わせて伸縮し、強い衝撃を受けるとベルトが自動的にロックしま
ラ イ
す。
すべての席に三点式シートベルトが装備されています。
■シートベルトの着用
シートベルトの着用にあたっては、以下の点に注意してください。
運転者は正しい運転姿勢で、シートベルトを必ず着用
同乗者にも必ずシートベルトを着用
シートベルトを正しく着用できない小さなお子さまを乗せるときは、必ず
チャイルドシートを使用
1 本のシートベルトを 2 人以上で使用しない
ベルトにはクリップや洗たくばさみなどでたるみをつけない
20
シートベルトリマインダー
1シートベルトリマインダー
運転席または助手席シートベルトを着用せず に走行した場合、停車するとブザーは止まり ます。また、走行している場合でも一定時間 を超えるとブザーは止まります。
助手席シートに荷物などを置くと、センサー が重量を検知して警告灯が点滅しブザーが鳴 ることがあります。
助手席にお子様や小柄な方を乗せたりクッ ションなどを使用すると、センサーが乗員を 検知せず正常に作動しないことがあります。
シートベルト 着用
シートベルト 未着用
■フロントシート
パワーモードを ON モードにしたときや走行 したとき、運転席または助手席のシートベ ルトを着用するまでシートベルトリマイン ダーが作動し、ブザーと警告灯でお知らせ します。 マルチインフォメーションディスプレイに も警告が表示されます。
■リヤシート
パワーモードが ON モードのときに、後席ド アを開閉すると、リヤシートベルトを着用 するまでマルチインフォメーションディス プレイに警告が表示されます。
MENU スイッチから「Vehicleinformation」
(+(-
を選択し、 information」画面を表示します。
スイッチで「Rear seatbelt
uu シートベルト u シートベルトについて
安 全 な ド ラ イ ブ
次ページに続く
21
uu シートベルト u シートベルトについて
1シートベルトプリテンショナー
シートベルトプリテンショナーは、一度作動 すると使用できません。 衝突によりシートベルトプリテンショナーが 作動するとエアバッグシステム警告灯が点灯 します。
衝突したときは、Honda販売店で点検を受け、 作動済みの場合は交換してください。
SRS エアバッグとシートベルトプリテンショ ナーはかならずしも同時に作動しません。
側面からの衝突により、シートベルトプリテ ンショナーが作動します。
c
シートベルト引き込み装置の取り外し、分 解などはしない。
誤作動や故障の原因となります。
シートベルトプリテンショナー
自動的に 巻き取る
シートベルトプリテンショナー
フロントシートにはシートベルトプリテンショナーを装備しています。
安 全
シートベルトプリテンショナーは、一定以上の前方向や側面からの衝撃を受け
ると自動的にシートベルトを引き込み、拘束します。
ド ラ イ ブ
22
シートベルトの着用
1シートベルトの着用
シートベルトを外すには、バックルの赤色 の を押してください。
そのとき、ベルトが完全に収納されるようベ ルトに手を添えてください。
シートベルトを十分に機能させるため、バッ クルおよび自動巻き取り装置の内部に異物を 入れないようにしてください。
シートベルトの分解、改造はしないでくださ い。正常に作動しないおそれがあります。
c
肩ベルトは腕の下に通したり、首の後ろに 回さない。
シートベルトを正しく着用しないと、本来 の機能を果たさず衝突時などに、けがをす るおそれがあります。
PRESS
ゆっくり引く
正しい姿勢
タングプレート
バックル
できるだけ 低い位置
三点式シートベルト
1. 正しい姿勢でシートにすわる。
2. シートベルトをゆっくり引き出す。
3. タングプレートをバックルに差し込む。
u このとき、ベルトにねじれや引っかか
りがないように注意します。
4. ベルトを、腰骨のできるだけ低い位置に かかるように合わせる。
5. ベルトを引っ張り、バックルが固定され ていることを確認する。
uu シートベルト u シートベルトの着用
安 全 な ド ラ イ ブ
次ページに続く
23
uu シートベルト u シートベルトの着用
1ショルダーアンカーの高さ調節
安全性を高めるため、肩ベルトが肩から胸に かかっていることを確認してください。
ベルトが首に当たるときは、下げて調節して ください。
c
調節後は、ショルダーアンカーが確実に固 定されているか確認する。
ショルダー アンカー
押す
ショルダーアンカーの高さ調節
安 全 な ド ラ イ ブ
フロントシートのシートベルトは、座高に 合わせて、ショルダーアンカーの高さを調 節してください。
1. ショルダーアンカーの解除ボタンを押し ながらアンカーを上下に動かす。
2. 適切な高さで解除ボタンを離し、ショル ダーアンカーを固定する。
24
妊娠中のかたのシートベルト着用のしかた
1妊娠中のかたのシートベルト着用のしかた
妊娠中のかたは以下の点を注意してくださ い。万一の衝突時にフロントエアバッグに よって、ご自身と赤ちゃんが傷害を受ける危 険性が軽減されます。
運転するときは上体を起こして、運転に支障 のない範囲でシートをなるべく後ろに下げる
助手席にすわる場合も、シートはできるだけ 後ろに下げる
c
妊娠中のシートベルト着用は、医師に確認 する。
万一のとき、腹部、胸部、肩部などに圧迫 を受けることがあります。
腰ベルトは腹部を避けて、必ず 腰骨のできるだけ低い位置に ぴったり着用
肩ベルトは腹部を避け 胸部にかかるように着用
妊娠中のかたが運転または同乗するときは、ご自身と赤ちゃんを守るために、 常に三点式シートベルトを着用してください。
uu シートベルト u シートベルトの着用
安 全 な ド ラ イ ブ
25
uu シートベルト u シートベルトの点検
1シートベルトの点検
ベルトがスムーズに巻き取られない場合、ベ ルトが汚れていないことを確認してくださ い。
ベルトが汚れているとスムーズに巻き取られ ない場合があります。まず、ベルトに汚れが ないか確認してください。汚れを落とすと動 きが元に戻ることがあります。
ベルトが破損していたり、正しく作動しない 場合は、ベルトを交換してください。
フロントシート
アンカー ポイント
リヤシート
アンカーポイント
シートベルトの点検
シートベルトを安全にお使いいただくために、定期的な点検を行ってくださ い。点検の確認ポイントは下記のとおりです。
すべてのベルトをいっぱいまで引き出し、ほつれ、破れ、焼けこげ、すり切
全 な ド ラ イ ブ
れがないか?
バックルが確実に固定されるか?
ベルトがスムーズに巻き取られるか?
シートベルトのアンカーポイント
シートベルトを交換する場合、図の中で示 されるアンカーポイントを使用してくださ い。 フロントシートには三点式シートベルトが 使われています。
リヤシートには三点式シートベルトが使わ れています。
26
エアバッグ
1エアバッグの種類
エアバッグは非常に速い速度で膨らみます。
エアバッグとの接触により、すり傷、やけど、 打撲などを受けることがあります。
w
エアバッグ装備車でもシートベルトは必ず 使用する。
エアバッグは、衝撃を緩和するためのシス テムで、シートベルトの補助拘束具です。 エアバッグシステム装備車であっても、必 ず正しくシートベルトを着用してくださ い。シートベルトを着用しないと、衝突時 にエアバッグの効果が十分に発揮されず、 重大な傷害や死亡などの危険性が高くなり ます。
c
エアバッグが膨らんだ直後は、構成部品に 触れない。
エアバッグの構成部品が熱くなっているた め、やけどなどの思わぬけがをすることが あります。
エアバッグの種類
エアバッグは、パワーモードが ON モードのときに車体が衝突による衝撃を受 けると膨らみ、運転者および同乗者の受ける衝撃を緩和させます。 エアバッグには下記の種類があり、衝突の方向や条件などにより作動が異なり ます。
SRS エアバッグ:フロントシートの前方向エアバッグ
サイドカーテンエアバッグ:窓側の天井部両側についたエアバッグ
SRS エアバッグ
運転席と助手席についています。前方向からの衝突により、SRS エアバッグが 膨らんで運転者と助手席の同乗者の頭と胸部への衝撃を緩和します。
SRS:サプリメンタルレストレイントシステム(SupplementalRestraint System)の略で、シートベルトの補助拘束の意味。
格納場所
運転席側はハンドルの中央、助手席側はダッシュボードに SRS エアバッグが格納 されています。どちらも「SRSAIRBAG」と表示されています。
作動のしくみ
SRS エアバッグが作動するのは、一定以上の衝撃で前方向から衝突したときで す。このとき、センサーが衝突による急激な減速を検知し、コントロールユ ニットのはたらきにより運転席と助手席の SRS エアバッグが膨らみます。
安 全 な ド ラ イ ブ
次ページに続く
27
uu エアバッグ uSRS エアバッグ
1SRS エアバッグの作動
エアバッグが膨らむときに、空中に粉が舞う ことがあります。
この粉は無害ですが、場合によっては一時的 に不快感をおぼえることがあります。 安全を確認後、ただちに車外に出てください。
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インストルメントパネルに手をついたり頭 や胸を近づけた状態で乗車しない。
SRSエアバッグが膨らむ際、強い衝撃を受 け重大な傷害を受けるおそれがあります。
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ハンドルやインストルメントパネル上面 に、ステッカーを貼ったり、ものを置いた りしない。
SRSエアバッグが正常に機能しなくなった り、エアバッグが膨らんだときに置いたも のが飛んで運転者や同乗者がけがをする原 因になります。
作動時
SRS エアバッグの作動
安 全 な ド ラ イ ブ
SRS エアバッグは、次のような場合に作動します。
20 〜 30km/h 以上の速度で、きわめて厚い固定されたコンクリートの壁に真 正面から衝突したときと同等か、それ以上の衝撃を受けたとき
車両の前方左右約 30 度以内の方向から強い衝撃を受けたとき
衝撃を吸収できるもの(車やガードレールのように変形するもの)に衝突した場 合、作動するときの車速は高くなります。
次のような場合、車両下部に強い衝撃を受け、SRS エアバッグが作動すること があります。
縁石や地面の突起物に衝突したとき
深い溝や穴に落ちたとき
高いところから落ちたとき
前方向から衝突すると、シートベルトが乗 員の下半身と胴体を拘束し、SRSエアバッグ が頭と胸部を保護します。
運転者の視界を妨げたり、ハンドル操作の 邪魔にならないように、SRSエアバッグは膨 らんだあとすぐにしぼみます。
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