
Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて 運転免許について
お買いあげになりましたら、 販売店にてこ
★★
の取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を受取
り、下記の説明を受けてください。
お車の正しい取扱いかた
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
Honda
この車を一般公道で運転するには、運転免許が
必要です。ご自身の免許で運転できるか、確認し
てください。
この車の排気量:
排気量により必要な免許が異なります。
この車の乗車定員は、運転者を含め2人です。
★
なお、運転免許を取得後1年未満の方は、法令に
より2人乗りはできません。
397 cm
(cc)
排出ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
★
−
(型):
CB400SS
平成11年排出ガス規制適合車
BC NC41

取扱説明書について
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、
★
安全な運転のしかた、簡単な点検の方法などに
ついて説明してあります。
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メン
テナンスを安全に行うために」は重要ですので、
しっかりお読みください。
車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自
★
の装備や取扱いがありますので、運転する前に
必ずこの取扱説明書をお読みください。
また、メンテナンスノートもぜひお読みくださ
い。
車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書お
★
よびメンテナンスノートをお渡しください。
車の仕様、その他の変更により、この本の内容と
★
実車が一致しない場合があります。ご了承くだ
さい。
安全に関する表示について
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のある
こと」を回避方法と共に、下記の表示で記載して
います。これらは重要ですので、しっかりお読み
ください。
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至る可能性がある
もの
指示に従わないと、傷害を受け
る可能性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただき
たいこと
知っておいていただきたい
こと
知っておくと便利なこと

目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・14
・・・・・・・・・・・・・・・速度計(スピードメータ) ・14
・・・・・・・・・・・・・・・積算距離計(オドメータ) ・14
・・・・・・・・・・・区間距離計(トリップメータ) ・14
・・・・・・・・・・・エンジン回転計(タコメータ) ・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表示灯 ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・16
前照灯上向き表示灯(ハイビーム
・・・・・・パイロットランプ) ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニュートラル表示灯 ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・17
・・・・・・・・・・・・・・・前照灯上下切換えスイッチ ・18
・・・・・・・・・・・・・・・エンジンストップスイッチ ・19
・・・・・・・・・・・・・・・パッシングライトスイッチ ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・21
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・23
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類入れ ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・携帯工具入れ ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サイドカバー ・25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・27
・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキペダルの高さ調整 ・28
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・29
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料コック ・31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・32
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チェンジのしかた ・35
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・走りかた ・36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの使いかた ・38

・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・40
・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・43
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・45
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪ブレーキ ・51
・・・・・・・・・・・・・ブレーキ液の量の点検 ・51
・・・・・・・ブレーキパッドの摩耗の点検 ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後輪ブレーキ ・53
・・・・・・・ブレーキペダルの遊びの点検 ・53
・・・・・・・ブレーキシューの摩耗の点検 ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空気圧の点検 ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・亀裂と損傷の点検 ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・異状な摩耗の点検 ・56
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝の深さの点検 ・57
・・・・・・・・・・・交換タイヤの選択について ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・緩み(たるみ)の点検 ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・給油と清掃 ・60
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・61
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・63
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルの補給 ・65
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ ・69
・・・・・・・・・クラッチレバーの遊びの点検 ・69
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・71
・・・・・・・・・・・・バッテリの取付け、取外し ・72
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズの点検、交換 ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・76
・・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・78
・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレンの清掃 ・78

目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・82
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・83
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・84
・・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・85
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・86
・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・90

安全運転のために
ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必
要な基本的なものです。これらの項目をいつもお
守りいただき、安全運転を心がけてください。
運転する前に
日常点検を行ってください。
車は常に清潔に手入れをし、定められた点検整
備を必ず行いましょう。
日常点検は、 ページ参照。
定期点検を実施してください。
定期点検は、 ページ参照。
45
48

安全運転のために
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳
禁で行ってください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
含まれています。エンジンは、風通しの良い場所
でかけてください。

服装
運転者と同乗者は、必ずヘルメットを着用して
ください。これは、法令でも定められています。
ヘルメットの着用は、あごひもを確実に締める
など、正しく行ってください。
ヘルメットは二輪車用で 、 マークか マ
ークのあるものをお勧めします。頭にしっくり
合って圧迫感のないものをお選びください。
保護具や保護性の高い服を着用してください。
フェイスシールドまたはゴーグルの使用
くるぶしまで覆い、かかとのある靴の着用
−二輪車用ブーツが望ましい
摩擦に強い皮製の手袋の着用
長ズボンと長袖のジャケットの着用
明るく目立つ色の動きやすい服装で体の露
−
出の少ないものを着用してください。
すその広いズボンや袖口の広いジャケット
−
は、ブレーキやチェンジ操作のじゃまにな
り思わぬ事故の原因にもなりますので避け
てください。
CS SG JIS
ヘルメットを正しく着用していないと、万一
の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可
能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、保
護具および保護性の高い服を着用してくださ
い。

安全運転のために
乗りかた
走行中は、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください。
同乗者は、両足を後席用ステップに置き、両手で
からだを保持してください。運転者は、同乗者の
乗車姿勢を確認してください。
急激なハンドル操作や、片手運転は避けてくだ
さい。
これは、すべての二輪車の安全運転の原則です。

荷物 改造
荷物を積んだときは、積まないときにくらべて
操縦安定性が変わります。積載するときは、積
み過ぎない、荷物を固定するなど十分注意し、
安全に走行してください。
ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作が
できなくなる場合があります。物を置かないで
ください。
ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎらな
いでください。過熱によりレンズが溶けたり、荷
物等まで損傷する場合があります。
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪
化させたり、排気音を大きくしたり、ひいては車
の寿命を縮めることがあります。
不正改造は法律に触れることは勿論、他の迷惑
行為となります。
このような改造に起因する場合は、保証が受け
られません。
この車は平成 年排出ガス規制適合車です。
排出ガス濃度を劣化させるような不正改造は行
わないでください。
11

安全運転のために
駐車
駐車するときは
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハンド
ルロックをかけ、キーを抜いてお持ちください。
水平でしっかりした地面の場所に駐車してくだ
さい。
交通のじゃまにならない安全な場所を選んで駐
車しましょう。
やむをえず傾斜地、砂利を敷いた所、でこぼこな
所、地面の軟らかい所等に駐車せざるを得ない
ときは、車の転倒・動き出しのないよう、安全処
置に十分留意してください。
サイドスタンドでの駐車について
車は水平な場所にハンドルを左にきって駐車しま
しょう。
ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が不安
定になり、転倒する恐れがあります。

マフラなどが熱くなっています。他の方が触れ
ることのない場所に駐車しましょう。
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラ、エンジンなどに触れないでください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中およ
び停止後しばらくの間は熱くなっています。
このとき、マフラ、エンジンなどに触れるとヤ
ケドを負う可能性があります。
エンジン回転中および停止後しばらくの間
はマフラ、エンジンなどに触れないでくだ
さい。
他の方がマフラ、エンジンなどに触れるこ
とのない場所に駐車してください。

各部の名称
携帯工具入れ(P.24)
書類入れ(P.24)
後席用ステップ
燃料タンクキャップ(P.30)
オイルレベルゲージ
前輪ブレーキレバー
後輪ブレーキペダル

クラッチレバー
燃料コック(P.31)
サイドスタンドチェンジペダル
バッテリ(P.71)
ヒューズ(P.74)
ヘルメットホルダ
(P.23)
後席用ステップ

メータの見かた、使いかた
計器類
速度計(スピードメータ)
走行中の速度を示します。法定速度を守り安全走
行してください。
積算距離計(オドメータ)
走行した総距離を の単位で示します。
白地に黒数字は の単位です。
区間距離計(トリップメータ)
メータを0に戻した時点からの走行距離を示し
ます。
戻すときは、区間距離計ノブ(トリップメータノ
ブ)を矢印の方向に回します。
km
100 m
速度計
(スピードメータ)
区間距離計ノブ
(トリップメータノブ)
積算距離計
(オドメータ)
区間距離計
(トリップメータ)

エンジン回転計(タコメータ)
エンジンの回転数を示します。
エンジン回転数がレッドゾーンに入らないように
してください。
空吹かし及び1速2速ギヤ位置での急加速
はレッドゾーンに入りやすいので特に注意
してください。
レッドゾーンとはエンジンの限界回転域を
示したものです。レッドゾーン以上で使用
するとエンジン回転が不円滑になり、エン
ジン寿命に悪影響を与えるだけでなく、最
悪の場合エンジンがこわれます。
エンジン回転計
(タコメータ)
レッドゾーン

メータの見かた、使いかた
表示灯
方向指示器表示灯
方向指示器が点滅しているときに点滅します。
前照灯上向き表示灯(ハイビームパイロットラン
プ)
照射角が上向きのときに点灯します。
ニュートラル表示灯
メインスイッチのキーがONの位置にありチェ
ンジがニュートラルの位置にあるとき点灯します。
方向指示器表示灯
ニュートラル表示灯
前照灯上向き表示灯

スイッチの使いかた
メインスイッチ
メインスイッチは電気回路の断続を行います。
キーの
位置
ON
OFF
LOCK
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく
ださい。
メインスイッチのキーをOFFやLOCKの
位置にすると電気系統は作動しません。走行中に
メインスイッチのキーを操作すると思わぬ事故に
つながるおそれがありますので必ず停車してから
操作してください。
作用
始動・昼夜間走行
前照灯(ヘッドライト)
などが常時点灯する。
ホ−ン・方向指示器・制動
灯(ストップランプ)など
が使える。
停止
電気回路を全部遮断する
ハンドルのロックができる
電気回路を全部遮断する
キーの
脱着
抜けない
抜ける
抜ける
この車はメインスイッチをONにすると
前照灯(ヘッドライト)が常時点灯します。
エンジンをかけずにONの状態にしてお
くと、バッテリあがりの原因となります。
車をはなれるときは、ハンドルロックをか
けて必ずキーを抜いてお持ちください。
OFF
メインスイッチ
ON
LOCK

スイッチの使いかた
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
《前照灯(ヘッドライト)の上下切換え》
前照灯上下切換えスイッチを押して行います。
・・・・前照灯(ヘッドライト)が上向き
(HI)
・・・・前照灯(ヘッドライト)が下向き
(LO)
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょう。
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)

エンジンストップスイッチ
エンジンストップスイッチは、転倒など非常の場
合に、手もとですぐにエンジンを止めるために設
けたものです。
通常は(RUN)の位置にしておいてくださ
い。
(OFF)の位置ではエンジンはかかりませ
ん。
エンジンストップスイッチは非常の場合以外は使
用しないでください。走行中にエンジンストップ
スイッチを → → にすると、エンジン
回転が不円滑となり、走行不安定の原因となりま
す。またエンジンにも悪影響をおよぼすおそれが
あります。
RUN OFF RUN
非常時にエンジンストップスイッチでエン
ジンを停止した場合、忘れずにメインスイ
ッチをOFFにしてください。ONの
ままにしておくと、バッテリあがりの原因
となります。
エンジンストップスイッチ

スイッチの使いかた
パッシングライトスイッチ
追越しのときに、自車の存在を知らせるためのも
のです。
《使いかた》
パッシングライトスイッチを押して行います。
前照灯上下切換えスイッチが上向きのときは作動
しません。
ホーンスイッチ
メインスイッチがのとき、ホーンスイッチ
を押すとホーンが鳴ります。
ON
パッシングライトスイッチ
ホーンスイッチ

方向指示器スイッチ
右左折する時や、進路変更する場合には方向指示
器で合図します。
《使いかた》
メインスイッチのキーをONにしてスイッチを
入れると、方向指示器が作動します。
解除は、方向指示器スイッチを押して行います。
・・・・・右 折
・・・・・左 折
方向指示器スイッチは、自動的に解除しま
せん。使用後は、必ず解除してください。つ
けたままにしておくと他の方に迷惑となり
ます。
電球(バルブ)は、正規のワット数以外のも
のを使用しますと、方向指示器が正常に作
動しなくなります。必ず正規のワット数の
ものを使用してください。
方向指示器スイッチ

装備の使いかた
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドルロ
ックをかけましょう。
チェーンロック等のご使用もおすすめします。
《かけかた》
ハンドルを左にいっぱいに切ります。
1.
メインスイッチにキーを差し込みます。
2.
キーを押し込みながら、LOCKの位置ま
3.
で回します。
ロックがかかりにくい場合は、多少ハンドル
を左右に動かしてください。
キーを抜きます。
4.
《外しかた》
メインスイッチにキーを差し込みます。
1.
キーを押し込みながら、OFFの位置まで
2.
回します。
交通のじゃまにならない安全な場所を選ん
で駐車しましょう。
ハンドルが確実にロックされているか、ハ
ンドルを軽く左右に動かして確認してくだ
さい。
メインスイッチのキー
《かけかた》
押す
回回すす
回回すす
押す
《外しかた》

ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用するもの
です。
走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨げた
り、車体に損傷を与えることがあります。また、ヘ
ルメットに損傷を与え保護機能を低下させます。
《使いかた》
メインスイッチのキーを左に回し、ヘルメッ
1.
トホルダピンのロックを解除します。
ヘルメットホルダピンにヘルメットの金具を
2.
かけ、ヘルメットホルダピンを押してロック
します。
ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダピン
メインスイッチのキー

装備の使いかた
書類入れ 携帯工具入れ
右サイドカバーの裏側に書類入れがあります。
取扱説明書やメンテナンスノートなどは、書類入
れに格納し、ここに保管してください。
右サイドカバーと書類入れのマジックテープを
合わせ、確実に固定してください。
右サイドカバーの取外しは、 ページを参照
してください。
洗車時、書類の格納場所付近に強く水をか
けないでください。内部に水が入ることが
あります。
書類入れ
25
右サイドカバー
右サイドカバーを取外すと携帯工具入れがありま
す。
携帯工具は、工具入れに格納し、バンドでしっかり
と固定してください。
携帯工具
携帯工具入れ
バンド

サイドカバー
右サイドカバー
《取外し》
メインスイッチのキーをサイドカバーロック
1.
に差し込み、右に回したまま、サイドカバー左
上部を手前に引いてフックをグロメットから
外します。
サイドカバーを右にずらし、フレームとフッ
2.
クとの合わせ部を外し、右サイドカバーを取
外します。
《取付け》
フレームとフックを合わせ、右サイドカバー
1.
を取付けます。
メインスイッチのキーをサイドカバーのロッ
2.
クに差し込み、右に回したまま、フックをグロ
メットに差し込みます。
メインスイッチのキーを左に回し、キーを抜
3.
きます
フック
メインスイッチ
のキー
グロメット
サイドカバー
ロック
右サイドカバー
フレーム
フック

装備の使いかた
左サイドカバー
《取外し》
ボルトを外します。
1.
サイドカバー右上部を手前に引いてフックを
2.
外します。
サイドカバー上部を手前に倒し、サイドカバ
3.
ー下部のフックを外します。
《取付け》
取付けは取外しの逆手順で行います。
左サイドカバー
フック
フック
ボルト

シート
《取外し》
ボルトとカラーを外し、シートベルトを取外
1.
します。
シートを後方へずらしながら持ち上げ、取外
2.
します。
カラー
シート
ボルト
シートベルト
カラー
《取付け》
シート前側の凸部をフレームの下側に差し込
1.
みます。
シートベルトとカラーを右図のようにセット
2.
しボルトを締付けます。
ボルトは確実に締付けてください。
ボルト
凸部

装備の使いかた
ブレーキペダルの高さ調整
ブレーキペダルの高さは、若干の調整ができます。
調整はロックナットをゆるめアジャスタで行いま
す。
調整後、確実にロックナットを締付けてください。
ブレーキペダルの高さ調整を行った後は必ずブレ
ーキ調整をしてください。
(ブレーキ調整は53ページ参照)
アジャスタ
ロックナット

燃料の補給
燃料の補給
《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン
必ず無鉛ガソリンを補給してください。
補給するときは、無鉛ガソリンであること
を確認してください。
高濃度アルコール含有燃料を補給すると、
エンジンや燃料系などを損傷する原因とな
ります。
軽油や粗悪ガソリンを補給したり、不適切
な燃料添加剤を使うと、エンジンなどに悪
影響を与えます。
ガソリンは、燃えやすくヤケドを負ったり、爆
発して重大な傷害に至る可能性があります。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、火
花、熱源などの火元を遠ざけてください。
燃料補給は、必ず屋外で行ってください。
こぼれたガソリンは、すぐに拭き取ってく
ださい。
身体に帯電した静電気の放電による火花によ
り、気化したガソリンに引火し、ヤケドを負う
可能性があります。
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳禁
で行ってください。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体や
給油機などの金属部分に触れて身体の静
電気を除去してください。
給油作業は静電気を除去した人のみで行
なってください。

燃料の補給
《補給のしかた》
キーカバーを開け、メインスイッチのキーを
1.
差し込み右に回し、燃料タンクキャップを取
外します。
ガソリンを注入口の下側にあるレベルプレー
2.
ト下端まで入れます。
ガソリンをレベルプレート下端以上に入れる
と、燃料タンクキャップのブリーザ孔からガ
ソリンがにじみ出ることがあります。
メインスイッチのキー
燃料タンクキャップ
キーカバー
燃料タンクキャップを手で押して確実にキャ
3.
ップを取付け、メインスイッチのキーを抜き、
キーカバーを閉じます。
燃料タンクキャップがロックされないと、メ
インスイッチのキーは抜けません。
レベルプレート下端

燃料コック
レバーの矢印が燃料コックの状態を示します。
ON ・・・
OFF・・・
RES・・・
キャブレータにガソリンが流れます。
エンジンを始動するときはこの位置に
します。
キャブレータにガソリンが流れません。
乗車するとき以外は、この位置にしま
す。
予備燃料です。ONで走行中燃料が
なくなったらこの位置にします。早め
にガソリンを補給してください。
補給後はONに戻してください。戻
し忘れると、走行中に予備燃料がなく
なり走行できなくなります。
予備燃料容量
2.6
約

正しい運転操作
エンジンのかけかた
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含
まれています。エンジンは、風通しの良い場所でか
けてください。
エンジン始動は、 − ページの「始動手順」
に従い行ってください。
無用の空ふかしや長時間の暖機運転はしな
いでください。ガソリンの無駄使いになる
ばかりでなく、エンジン等に悪影響を与え
ます。
3334
この車には、サイドスタンドを出したまま
チェンジを入れると、自動的にエンジンが
停止するイグニッションカットオフ式サイ
ドスタンドを採用しています。スタートす
る前に、必ずサイドスタンドを格納してく
ださい。

《始動手順》
エンジンが冷えているとき
エンジンストップスイッチが(RUN)
1.
になっていることを確認します。
燃料コックレバーがONになっていること
2.
を確認します。
メインスイッチをONにします。
3.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
4.
ラル表示灯で確認してください。)
チョークレバーをいっぱいに引きます。
5.
6.
スロットルグリップを完全に閉じ、キックペ
ダルを最上段よりストッパーに当たるまで力
強くキックします。
エンジンがかかったら、チョークレバーを徐
7.
々に戻し、回転がスムーズになるまで暖機運
転し、チョークレバーを完全に戻します。
サイドスタンドが確実に格納してあることを
8.
確認してからスタートしてください。
チョークレバーを引いたままで長時間暖機
運転を行わないでください。
エンジンが損傷する恐れがあります。
チョークレバー
戻戻すす
引引くく
エンジンがかからないときは、 ページ記
載の要領で確認してください。
87

正しい運転操作
エンジンが暖まっているとき
エンジンストップスイッチが(RUN)
1.
になっていることを確認します。
燃料コックレバーがONになっていること
2.
を確認します。
メインスイッチをONにします。
3.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
4.
ラル表示灯で確認してください。)
5.6.スロットルグリップを完全に閉じ、キックペ
ダルを最上段よりストッパーに当たるまで力
強くキックします。
サイドスタンドが確実に格納してあることを
確認してからスタートしてください。
エンジンがかからないときは、 ページ記
載の要領で確認してください。
87

チェンジのしかた
チェンジは、右図のような5段リターン式です。
変速は、スロットルグリップを一旦戻して、クラ
ッチレバーを完全に握ってから行います。
チェンジペダルの操作は、つま先で軽く行い、ペ
ダルにコツンと足ごたえのあるまで確実に操作
してください。無理をすると、チェンジ機構を痛
める原因となります。

正しい運転操作
走りかた
走行前に、キックスタータペダル、サイドスタン
ドは完全に納まっているか確認してください。
車のスピードに応じてギヤを切換えることが必
要です。右表は、その速度範囲を示したものです。
不必要な急加減速をつつしんで走ることが、燃
料の節約と車の寿命をのばします。
走行中に異音や異常を感じたときは、ただ
ちに 販売店で調べましょう。
Honda
発進は、できるだけ静かに行いましょう。
法定速度を守って走りましょう。
速度範囲
1速
2速
3速
4速
5速
《慣らし運転》
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能
を良い状態に保つことができます。
この車は乗り初めてから を走行するまで
は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ
さい。
〜
040km/h
〜
15 60 km/h
〜
25 85 km/h
〜
35 110 km/h
45 km/h
以上
500 km

《シフトダウンのしかた》
追い越しするときなど、強力な加速が必要なとき
は、シフトダウンをすると加速力が得られます。
あまり高い速度で行うと、エンジンの回転が上が
り過ぎて、エンジン、ミッションに悪影響を与える
だけでなく、最悪の場合エンジン、ミッションがこ
われます。右表の速度内で行ってください。
5速→4速
4速→3速
3速→2速
2速→1速
シフトダウン可能限界速度
100 km/h
80 km/h
50 km/h
35 km/h
以下
以下
以下
以下

正しい運転操作
ブレーキの使いかた
ブレーキは、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同
時に使いましょう。制動力を効果的に得るため
には、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時に使
う必要があります。
不必要な急ブレーキは避けましょう。急激なブ
レーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の安定
性を損なうおそれがあります。
雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤがロ
ックしやすく、制動距離が長くなります。スピー
ドを落として、余裕をもったブレーキ操作をし
てください。
連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温度上
昇の原因となり、ブレーキの効きが悪くなるお
それがありますので避けてください。
水たまりを走行した後や雨天走行時には、ブレ
ーキの効き具合が悪くなることがあります。
水たまりを走行した後などは、安全な場所で周
囲の交通事情に十分注意し、低速で走行しなが
らブレーキを軽く作動させて、ブレーキの効き
具合を確認してください。もし、ブレーキの効き
が悪いときは、ブレーキを軽く作動させながら
しばらく低速で走行して、ブレーキのしめりを
乾かしてください。

《エンジンブレーキ》
スロットルグリップをもどすとエンジンブレーキ
がききます。さらにエンジンブレーキを必要とす
るときは4速、3速・・・・・とシフトダウンを行って
ください。
急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因となり
37
ます。 ページの表にしたがって行ってくださ
い。
長い下り坂、急な下り坂などでは、断続的なブレー
キ操作とエンジンブレーキを併用してください。

メンテナンスを安全に行うために
整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行
ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、
スタンドを立てて行ってください。

エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン
本体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱く
なっています。ヤケドにご注意ください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
含まれています。しめきったガレージの中や、風
通しの悪い場所でエンジンをかけての点検はや
めてください。

メンテナンスを安全に行うために
走行して点検する必要があるときは、安全な場
所で周囲の交通事情に十分注意して行ってくだ
さい。
メンテナンスに工具を必要とするときは、適切
な工具を使用してください。

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた
だくために、道路運送車両法で1日1回の日常点
検と6か月、12か月毎の定期点検整備を行うこと
が義務づけられています。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して
ください。
点検整備の方法を正しく行わないことや、不
適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす
原因となり、死亡または重大な傷害に至る可
能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー
トに記載された点検方法・要領を守り、必ず
実施してください。
異状箇所は乗車前に修理してください。
各点検、メンテナンス等については、以下のページ
をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・45
・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6か月点検項目 ・49
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・51
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・55
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・61
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クラッチ ・69
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・71
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・78

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、 時)は、特に初
1,000 km
期の点検整備が車の寿命に影響することを重視し、
点検を無料でお取扱いいたします。
お買いあげの 販売店で行ってください。
Honda
他の販売店にてお受けになると有料となる場合が
あります。
また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実
費をいただきます。
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合
は、あなたのお車に最適な 純正部品をご
使用ください。
純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合
するように作られています。
お求めは、 販売店にご相談ください。
Honda
純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
詳細については、別冊「メンテナンスノート」の
ページをご覧ください。
14
3
小型自動車[ を超えるもの]は、2年ご
250 cm (cc)
とに国で定める継続検査を受けなければ使用でき
ません。
期間満了前に必ずお受けください。
純正部品マーク

日常点検
日常点検
お車をご使用の方には、1日1回運転する前に点
検を行うことが法で定められています。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して
ください。
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項
目」です。
下線のついている項目については、「簡単なメンテ
ナンス」に説明があります。 ページ以後を参照
してください。
また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス
部品配置図」で示します。参照してください。
点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」の
ページ以後をご覧ください。
20
50
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ
エンジン
灯火装置及び方向指示器
運行において異状が認められた箇所
(※)印の点検は、お車の走行距離、運転時の状態等
から判断した適切な時期(長距離走行前や洗車時、
給油時等)に行う項目です。
レバーの遊び(油圧式)
ペダルの遊び
ブレーキのきき具合
ブレーキ液の量
空気圧
亀裂、損傷
異状な摩耗
溝の深さ(※)
エンジンオイルの量(※)
(4サイクル車)
かかり具合、異音(※)
低速、加速の状態(※)

日常点検
メンテナンス部品配置図
点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡
単なメンテナンス」および別冊「メンテ
ナンスノート」の ページ以後をご
覧ください。
20
オイルレベルゲージ
ブレーキリザーバタンク
前輪ブレーキレバー
後輪ブレーキペダル

フロントウインカランプ
ヘッドライト
前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
ストップ テールランプ
タイヤ
リヤウインカランプ

定期点検
定期点検
定期点検は、道路運送車両法で定められた6か月、
12か月ごとの点検と、使い始めてから1か月目(ま
たは、 時)に行う点検があります。
1,000 km
また、これらの法定点検項目のほかに が推
奨する点検整備項目もあります。
安全快適にお車をご使用いただくために、点検整
備を必ず実施してください。
点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご
自身で行う場合も、他に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、 販売店に
ご相談ください。
ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の
知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。
難しいと思われる内容については、 販売
店にご相談ください。
Honda
Honda
Honda
点検整備のデータは、 ページのサービスデー
タを参照してください。
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点
検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ
さい。
6か月点検項目は、次ページにあります。
点検内容等、詳しくは別冊「メンテナンスノート」
の定期点検の解説(ページ)をご覧ください。23
90

6か月点検項目
点火装置
エンジン本体
潤滑装置
クラッチ クラッチレバーの遊び
チェーン及びスプロケット
ブレーキペダル及び
ブレーキレバー
ホース及びパイプ 漏れ、損傷、取付状態
ブレーキドラム及び
ブレーキシュー
ホイール タイヤの状態
点検内容は、別冊「メンテナンスノート」の ページをご覧ください。
スパークプラグの状態
排気ガスの状態
エンジンオイルの漏れ
クラッチの作用
チェーンの緩み
遊び
ブレーキのきき具合
ドラムとライニングのすき間
ホイールのボルト、ナットの緩み
23
Honda
推奨6か月点検整備項目
ブレーキ装置
ブローバイガス還元装置
点検整備の内容は、本書の および ページを参照してく
パッドの摩耗
ブリーザドレンの清掃
ださい。
5278

簡単なメンテナンス
簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ
ナンス(点検整備)について説明しています。
ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切な工
具を使用し、メンテナンスを行ってください。
安全のため、技量や作業に必要な工具をお持ちで
ない場合は、 販売店にご相談ください。
Honda

ブレーキ
前輪ブレーキ
《ブレーキ液の量の点検》
平坦地でスタンドを立て、ハンドルを動かし、リザ
ーバタンクキャップ上面を水平にします。
液面が下限()以上にあることを確認して
ください。
液面が下限以下の場合はブレーキパッドの摩耗が
考えられます。パッドの摩耗の点検を行ってくだ
さい。(次ページ参照)
ブレーキパッドが摩耗していない場合は、ブレー
キ系統の液漏れが考えられます。
異状箇所の修理やブレーキ液の補充は 販売
店にご相談ください。
指定ブレーキ液
Honda
LOWER
Honda
純正ブレーキフルード DOT4
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく
ださい。
銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ
レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障
の原因となることがあります。
下限

簡単なメンテナンス
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
Honda
( 推奨6か月点検整備項目)
ブレーキキャリパの下側からのぞいて、パッドの
摩耗限界ラインがブレーキディスクの側面に達し
たら、パッドの摩耗限界です。
摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時
に交換してください。
ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda
ブレーキキャリパ
ブレーキディスク
パッドの摩耗限界ライン

後輪ブレーキ
《ブレーキペダルの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキペダルを押し、ペ
ダル先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを
スケールなどで確認します。
20 30 mm
後輪ブレーキペダルの遊び:
規定の範囲を越えている場合は調整してください。
調整のしかた
ブレーキアーム部のアジャスタにより遊びを調整
します。
調整は、アジャスタを回して行います。
−
遊遊びびがが
少少ななくくななるる
調整後は、ブレーキペダルの遊びを確認してくだ
さい。
アジャスタ
遊遊びびがが
多多くくななるる

簡単なメンテナンス
《ブレーキシューの摩耗の点検》
ブレーキペダルをいっぱいに押して、ブレーキア
ームの矢印とブレーキパネルの刻印が一致しない
ことを確認します。
一致する場合は、ブレーキシューの使用限界です
ので交換してください。
ブレーキシューの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda
刻印
矢印

タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態に保
つことが必要です。
常に適正な空気圧を保ってください。
また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは、使
用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な
空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原
因となり、死亡または重大な傷害に至る可能
性があります。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧が適
当であるかを点検します。
タイヤ接地部のたわみ状態が異常な場合は、タイ
ヤが冷えている状態でタイヤゲージを使用し、適
正な空気圧に調整してください。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守
り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは
交換してください。
タイヤの空気圧
1人乗車時 前 輪
後輪
2人乗車時 前 輪
後輪
200 kPa (2.00 kgf/cm )
200 kPa (2.00 kgf/cm
200 kPa (2.00 kgf/cm
200 kPa (2.00 kgf/cm
)
)
)

簡単なメンテナンス
《亀裂と損傷の点検》
タイヤの全周に亀裂や損傷及び釘、石、その他の異
物が刺さったり、かみ込んだりしていないかを点
検します。
《異状な摩耗の点検》
タイヤの接地面が異常に摩耗していないかを点検
します。
タイヤの状態が異状な場合は、 販売店にご
相談ください。
Honda

《溝の深さの点検》
溝の深さに不足がないかをウェアインジケータ
(スリップサイン)により確認します。
ウェアインジケータがあらわれたときは、ただち
に交換してください。
また、安全な走行のためトレッド中央部の溝の深
さが次の数値になったときは交換してください。
前輪 後輪
1.5 mm 2.0 mm
ウェアインジケータ
表示マーク

簡単なメンテナンス
《交換タイヤの選択について》
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用
してください。
指定以外のタイヤは、操縦性や走行安定性に悪影
響を与えることがありますので使用しないでくだ
さい。
タイヤの交換は、 販売店にご相談ください。
指定タイヤ
前輪
後輪
Honda
サイズ
タイプ
サイズ
タイプ
−−
100/90 19 57S 100/90 19 M/C 57S
IRC RS-310F c
−−
110/90 18 61S
IRC RS-310R c
指定以外のタイヤを取付けると、操縦性や走
行安定性に悪影響を与えることがあります。
そのことが原因で転倒事故などを起こし、死
亡または重大な傷害に至る可能性があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ
れた指定タイヤを取付けてください。
チューブ付き
110/90 18 M/C 61S
チューブ付き

ドライブチェーン
ドライブチェーンのメンテナンスは、エンジンを
停止した状態で行ってください。
《緩み(たるみ)の点検》
スタンドを立て、前後スプロケットの中央を手で
上下に動かし、チェーンの緩み(たるみ)が規定の
範囲内にあることをスケールなどで確認します。
ドライブチェーンの緩み:
緩みが規定の範囲を越えている場合は、調整して
ください。
ドライブチェーンの緩みが 以上の場合、
絶対に走行しないでください。
また、車体を垂直にし、車体を前後に動かしてチェ
ーンが滑らかに回転することを確認します。チェ
ーンの回転が滑らかでない場合や、異音が出る場
合は異常です。
調整などの場合は 販売店にご相談ください。
Honda
10 20 mm
−
50
mm
ドライブチェーンの緩み(たるみ)

簡単なメンテナンス
《給油と清掃》
車体を前後に動かしてはサイドスタンドを立て、
チェーンやスプロケットに付着した泥、汚れをブ
ラシなどで落とします。このチェーンは、ゴムのシ
ールを使用しているのでスチーム洗浄は行わない
でください。
汚れを落とした後、給油を行います。オイルがチェ
ーン各部によく行きわたるようにチェーンローラ
の両側に給油してください。
チェーンにオイルをつけ過ぎると、衣服や車に飛
び散り、汚しますのでオイルをつけ過ぎないよう
注意してください。
指定オイル
Honda
純正チェーンオイルまたは
ギヤオイル(#80〜 #90)
Honda
純正チェーンオイル以外の溶剤入り
潤滑油(チェーンスプレー等)は、チェーン
の寿命を縮めるものがあるので使用しない
でください。

エンジンオイル
エンジンの性能を維持するためには、定期的なエ
ンジンオイルの点検・補給が必要です。
汚れたオイルや古くなったオイルは、エンジンに
悪影響を与えますので、早目に交換してください。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本
体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ
ています。ヤケドにご注意ください。
この車の潤滑装置はドライサンプ方式を採用して
います。
エンジンオイル量の点検は下記の手順で行ってく
ださい。
エンジンを始動して、オイル量の点検をする前に、
以下の点検を行ってください。
1.
右サイドカバーを取外します。
(25ページ参照 )
オイルレベルゲージを外します。
2.
布などでオイルレベルゲージについたオイル
3.
を拭きます。
車体を垂直に立て、オイルレベルゲージをね
4.
じ込まずに差し込み、レベルゲージにオイル
が付着するかを確かめます。
レベルゲージにオイルが付いた場合は、
5.
ページ記載の要領でオイル量の点検をします。
オイルレベルゲージ
上限
下限
63

簡単なメンテナンス
レベルゲージにオイルが付かない場合
クランクケース右側にあるオイルチェックボルト、
シーリングワッシャを取外します。
チェックボルト穴からオイルが流出する場合
チェックボルト、シーリングワッシャを取付け、
・
63
ページ記載の要領でオイル量の点検を行い
ます。
オイルが流出しない場合
チェックボルト、シーリングワッシャを取付け
・
ます。
エンジンを始動せずに、レベルゲージを外し、上
限までオイルを補給します。レベルゲージを取
付け、 ページ記載の要領で再度エンジンオ
63
イル量を点検します。
エンジンを始動する前に、こぼれたオイルは完全
に拭き取ってください。
オイルチェックボルト

《オイル量の点検》
平坦地でエンジンを始動し、暖機運転を行い
ます。
特に、寒冷時には十分な暖機運転を行ってく
ださい。
暖機運転は、サイドスタンドを使用し車体が
傾斜した状態で行っても差し支えありません。
2.
暖機運転を完了させた後、車体を垂直に立て
た状態で約1分間アイドリングさせます。1.
暖機運転完了後は、サイドスタンドを使用した状
態や、車体を傾けた状態でアイドリングしないで
ください。正しいエンジンオイル量が確認できま
せん。
アイドリングするときとオイル量を確認するとき
は、必ず車体を垂直に立てて行ってください。

簡単なメンテナンス
3.
エンジンを停止し、2〜3分後にオイルレベ
ルゲージを外します。
4.
布等でオイルレベルゲージについたオイルを
拭きます。
5.
車体を垂直に立て、オイルレベルゲージをね
じ込まず差し込みます。
6.
オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の
間にあることを確認します。
オイル量が下限に近かったら、上限まで補給
します。
エンジンオイルの補給は次ページ参照。
オイルレベルゲージを確実に取付けます。
7.
オイルレベルゲージ
上限
下限

《オイルの補給》
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
API分類 JASO規格
ウルトラU
ウルトラ
SUPER8
相当品をご使用の場合
オイル容器の表示を確認し、下記のすべての規格
を満たしているオイルをお選びください。
分類: 、 、 級相当
API SG SH SJ
JASO MA
規格:外気温に応じ次ページの表から選択
SAE
なお、 分類が 、 、 級でも特性が微妙に
API SG SH SJ
異なりこの車に適合しない場合があります。
SJ級 MA
SJ級 MA 10W −40
規格(二輪車用オイル規格):
SAE規格
10W −30
クラッチは、エンジンオイルに浸されてい
ます。過度に摩擦を低減するエンジンオイ
ルは、クラッチの滑りや始動不良などを発
生させます。また、エンジン性能や寿命に悪
影響を与える場合があります。
必要以上に摩擦低減剤を含むエンジンオ
イルは、使用しないでください。
必要以上に摩擦を低減する添加物は、加
えないでください。
銘柄やグレードの異なるオイルを混用しな
いでください。また、低品質オイルや高品質
オイルでもこの車に適合しないオイルは、
使用しないでください。
オイルが変質したり、適合しないため、この
車本来の性能が発揮できないばかりでなく、
エンジンの故障や損傷の原因となります。

簡単なメンテナンス
外気温と粘度との関係 交換時期
エンジンオイルは、外気温に応じた粘度のものを
下表にもとづきお使いください。
初回:
1,000 km
以後: ごと
6,000 km
(SAE 規格)
(外気温)
エンジンオイルの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda

平坦地でエンジンを始動し、暖機運転を行い
ます。
特に、寒冷時には十分な暖機運転を行ってく
ださい。
暖機運転は、サイドスタンドを使用し車体が
傾斜した状態で行っても差し支えありません。
暖機運転を完了させた後、車体を垂直に立て
2.補給のしかた
た状態で約1分間アイドリングさせます。1.
暖機運転完了後は、サイドスタンドを使用した状
態や、車体を傾けた状態でアイドリングしないで
ください。正しいエンジンオイル量が確認できま
せん。
アイドリングするときとオイル量を確認するとき
は、必ず車体を垂直に立てて行ってください。

簡単なメンテナンス
エンジンを停止し、2〜3分後にオイルレベ
3.
ルゲージを外します。
布等でオイルレベルゲージに付いたオイルを
4.
拭きます。
車体を垂直に立て、オイルレベルゲージでオ
5.
イル量を確認しながら、注入口よりオイルを
上限まで補給します。
補給するときは、オイル注入口からごみなど
が入らないようにしてください。また、オイル
をこぼしたときは完全に拭き取ってください。
オイルレベルゲージを確実に取付けます。
6.
オイルは規定量より多くても少なくても、
エンジンに悪影響を与えます。
オイルレベルゲージ
上限
下限
注入口

クラッチ
《クラッチレバーの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でクラッチレバーを引き、レ
バー先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを
スケールなどで確認します。
10 20 mm
クラッチレバーの遊び:
規定の範囲を越えている場合は、調整してくださ
い。
調整のしかたは、次ページを参照してください。
−

簡単なメンテナンス
調整のしかた
クラッチケーブルのクラッチレバー側またはクラ
ッチ側のアジャスタにより遊びを調整します。
調整は、ロックナットをゆるめアジャスタを回
して行います。
調整後、ロックナットを締付けます。
締付け後、クラッチレバーの遊びを確認してくだ
さい。
また、調整後エンジンをかけ、チェンジ操作がスム
ーズであるか、エンストまたは飛び出し等がない
かも確認してください。
《主調整》
《微調整》
ロックナット
アジャスタ
ロックナット
アジャスタ

バッテリ
この車は、メンテナンスフリータイプのバッテリ
を使用しています。バッテリ液の点検、補給は必要
ありません。
バッテリには、希硫酸が電解液として含まれ
ています。希硫酸は腐食性が強く、目や皮膚に
付着すると重いヤケドを負います。
バッテリの取扱い
バッテリ取扱い時には、ショートによる火花や
たばこ等の火気に十分注意してください。
バッテリ液は、希硫酸ですので目や皮膚に付着
しないよう十分注意してください。
密閉式バッテリですので、液口キャップは
絶対に取外さないでください。
バッテリの充電時も液口キャップを取外す
必要はありません。
バッテリの近くで作業する時は、保護メガ
ネと保護服を着用してください。
バッテリを、子供の手の届く所に置かない
でください。
万一の場合の応急処置
電解液が目に付着したとき
コップなどに入れた水で、15分以上洗浄して
−
ください。加圧された水での洗浄は、目を痛め
るおそれがあります。
電解液が皮膚に付着したとき
電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
−
洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
水、または牛乳を飲んでください。
−
応急処置後、直ちに医師の診察を受けてください。

簡単なメンテナンス
《バッテリの取付け、取外し》
取外し
左サイドカバーを外します。(26ページ参照)
1.
バッテリホルダからリレーを取外します。
2.
ボルトを外し、バッテリホルダを取外します。
3.
バッテリを取出します。
4.
バッテリコネクタの両端を押えながら、バッ
5.
テリコネクタを引き外します。
取付け
取外しの逆手順でバッテリを取付けます。
バッテリコネクタの取付けは、カチッと音がす
るまで確実に行ってください。
バッテリ
コネクタ
バッテリホルダ
リレー
ボルト
バッテリ

バッテリターミナル部は、コネクタの抜き
差しによって自己清浄するようになってい
ます。
ワイヤブラシやサンドペーパ等では磨かな
いでください。
バッテリを交換する場合は、必ず同型式のメンテ
ナンスフリーバッテリをご使用ください。

簡単なメンテナンス
ヒューズ
《ヒューズの点検、交換》
メインスイッチを切り、ヒューズが切れていない
ことを確認します。
ヒューズが切れている場合は、指定されている容
量のヒューズと交換します。
指定容量を超えるヒューズを使用すると、配線の
過熱、焼損の原因になるので絶対に使用しないで
ください。
交換してもすぐにヒューズが切れる場合はヒュー
ズの劣化以外の原因が考えられます。原因を調べ
て、直してから新品と交換しましょう。
電装品類(ライト、計器など)を取付けると
きは車種毎に決められている「アク
セサリ」をご使用ください。それ以外のもの
を使用するとヒューズが切れたり、バッテ
リあがりをおこすことがあります。
Honda
ヒューズ切れ

ヒューズボックス内のヒューズ
左サイドカバーを取外します。
1.
(26ページ参照)
ヒューズボックスのカバーを開けます。
2.
故障状況から、交換すべきヒューズをヒュー
3.
ズボックスの表示に従い確認します。
スペアヒューズは、ヒューズボックスの中に
あります。
カバーを閉め、左サイドカバーを取付けます。
4.
バッテリコネクタ内のヒューズ
左サイドカバーを取外します。
1.
(26ページ参照)
バッテリコネクタのカバーを開けます。
2.
故障状況から、交換すべきヒューズをバッテ
3.
リコネクタの表示に従い確認します。
スペアヒューズは、カバーにあります。
カバーを閉め、左サイドカバーを取付けます。
4.
バッテリコネクタ
スペアヒューズ
カバー
ヒューズボックス
スペアヒューズ

簡単なメンテナンス
エアクリーナ
この車には、ろ紙にオイルを含ませたビスカス式
のエアクリーナエレメントが装備されており、点
検・清掃は不要です。
40,000 km
《エアクリーナエレメントの交換》
1.
2.
3.
ごとに交換してください。
右サイドカバーを取外します。
25
( ページ参照。)
ビスを外し、エアクリーナケースカバーを取
外します。
エアクリーナエレメントを取外します。
取外し後ケース内にゴミやほこり等がないこ
とを確認し、ある場合は取除きます。
ビス
エアクリーナケースカバー
エアクリーナエレメント

4.新品のエアクリーナエレメントを取付け、エ
アークリーナケースカバー、サイドカバーを
取付けます。
エアクリーナエレメントの取付けが不完全
であると、ゴミやほこりを直接吸ってシリ
ンダの摩耗や出力低下を起こし、エンジン
の耐久性に悪影響を与えます。確実に取付
けてください。
また、洗車時エアクリーナに水を入れない
ようご注意ください。エアクリーナ内部に
水が入ると、始動不良等の原因になります。

簡単なメンテナンス
ブリーザドレン
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本
体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ
ています。ヤケドにご注意ください。
《ブリーザドレンの清掃》
( 推奨6か月点検整備項目)
Honda
ブリーザドレンの下に受け皿等を用意します。
1.
ドレンプラグを外し、ブリーザドレン内の堆
2.
積物を取除きます。
ドレンプラグを確実に取付けます。
3.
ブリーザドレン
ドレンプラグ

車のお手入れ
お車を定期的に清掃することは、品質や性能を維
持するために大切な作業です。
普段見逃しがちな異常の発見にもつながります。
また、海水や路面凍結防止剤などに含まれる塩分
は、車体のサビを促進します。
海岸付近や凍結防止剤を散布した路面を走行した
後は必ず洗車してください。
《洗車のしかた》
水を流しながら柔らかい布やスポンジで汚れ
1.
を落としてください。
汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤を使用
し、十分な水で洗剤を洗い流してください。
柔らかい布で拭きあげてください。車体を乾
2.
燥させた後、ブレーキレバーやクラッチレバ
ー、スタンドの取付け部へ注油し、その後、車
体の腐食を防ぐため、ワックスがけを行なっ
てください。

車のお手入れ
洗車は、エンジンが冷えているときに行ってく
ださい。
高圧洗車機などのような車体に高い水圧がかか
る洗車は避けてください。
特に可動部や電装部品等にかかると、作動不良
や故障の原因となることがあります。
洗車時、マフラに水を入れないでください。マフ
ラ内部に水がたまると始動不良やサビの発生な
どの原因になることがあります。

洗車時、ブレーキの制動部分に水をかけないよ
うにしてください。水がかかるとブレーキの効
き具合が悪くなることがあります。
洗車後は、安全な場所で周囲の交通事情に十分
注意し、低速で走行しながらブレーキを軽く作
動させて、ブレーキの効き具合を確認してくだ
さい。もし、ブレーキの効きが悪いときは、ブレ
ーキを軽く作動させながらしばらく低速で走行
して、ブレーキのしめりを乾かしてください。
ワックスやケミカル類を使用するときは、ボデ
ィの目立たないところでくもりやキズ、色むら
等が生じないか確認してからご使用ください。
また、ワックス等で強く磨くと塗膜が薄くなっ
たり、色むらが生じますのでご注意ください。
ブレーキディスクやパッドにワックス、オイル
等の油脂類が付着しないよう注意してください。
ブレーキが効かなくなり、事故の原因になる場
合があります。

車のお手入れ
保管のしかた
お車はできるだけご自宅の敷地内に保管し、屋外
に保管する場合はボディカバーをかけてください。
ボディカバーはエンジンやマフラが冷えて
からかけてください。
長期間、ご使用にならない場合は次の項目をお守
りください。
大事なお車をサビから守るために、保管する前
にワックスがけを行なってください。また、雨上
がりには一度ボディカバーを外し、車体を乾燥
させてください。
バッテリは自己放電と電気漏れを少なくするた
め車から取外し、完全充電して風通しのよい暗
い場所に保存してください。もし車に積んだま
ま保存する場合は、バッテリコネクタを外して
ください。

地球環境の保護について
地球の環境を守るため、使用済みのバッテリやタ
イヤ、エンジンオイルの廃油等は、むやみに捨てな
いでください。
また、将来お車を廃車される場合も同様です。
これらのものを廃棄する場合は、 販売店に
ご相談ください。
Honda

色物部品をご注文のとき
色物部品をご注文のときは、カラーラベルに記載
されているモデル名、カラーおよびコードをお知
らせください。
カラーラベルは、シート下のフレームに貼ってあ
ります。
シートを取外すと(28ページ参照)カラーラベル
が確認できます。
カラーラベル

マフラの純正マークについて
マフラの後部には、 純正部品を表す
HONDAマークが刻印されています。
Honda
HONDAマーク

フレーム号機
フレーム号機は、部品を注文するときや、車の登録
に関する手続に必要です。
また、フレーム号機は、お車が盗難にあった場合に、
車を捜す手掛りにもなります。ナンバプレートの
登録番号と共に別紙に記録し、車と別に保管する
ことをおすすめします。
フレーム号機打刻位置 エンジン号機打刻位置

エンジンが始動しないとき
始動しないまたは動かなくなったときは、次の点
を調べてください。 お近くの 販売店にお申しつけください。
エンジンのかけかたは取扱説明書通りですか。
燃料タンクにガソリンはありますか。
になっていますか。(OFF)の状態にな
っていたときは、次のことを行ってください。
エンジンストップスイッチを
1.
(OFF)のままにします。
チョークレバーを全部戻します。
2.
スロットルを全開にします。
3.
キックペダルを4〜5回踏んでエンジンを回
4.
します。
エンジンストップスイッチを
5.
(RUN)にし ページの始動要領でエンジ
ンをかけてください。
33
故障の修理
Honda
むやみに修理しないで、早く 販売店で点
検整備を受けることが、お車を長持ちさせる秘
けつです。エンジンストップスイッチは (RUN)
Honda

主要諸元
長さ
幅
高さ
軸距
原動機種類/総排気量
車両重量
乗車定員
タイヤサイズ 前輪
後輪
最低地上高
燃料消費率
最小回転半径
圧縮比
最高出力
最大トルク
燃料タンク量
−型式
BC NC41
2,165 mm
780 mm
1,125 mm
1,405 mm
ガソリン
153 kg
2人
100/90 19 57S
110/90 18 61S
160 mm
39.0 km / 60 km/h
2.5 m
8.8
21 kW (29 PS)/ 7,000 rpm
31 N•m (3.2 kg•m)/ 5,500 rpm
11
4サイクル
−
−
(車速 )
0.397
/
−
100/90 19 M/C 57S
−
110/90 18 M/C 61S

点火形式
点火時期
アイドリング回転数
点火プラグ NGK
DENSO
蓄電池(バッテリ)
機関から変速機までの減速比
クラッチ形式
変速機形式
変速機操作方式
変速比1速
2速
3速
4速
5速
第一減速比
式 バッテリ点火
CDI
BTDC7° / 1,300 rpm
1,300 rpm
DPR8Z
DPR9Z
X24GPR U
X27GPR U
12V 2.3Ah
2.826
湿式多板コイルスプリング
常時噛合式
左足動式
2.615
1.789
1.350
1.076
0.925
2.333
−
−
−

サービスデータ
ドライブチェ−ンの緩み(たるみ)
後輪ブレーキペダルの遊び
タイヤ空気圧 1人乗車時 前 輪
後輪
2人乗車時 前 輪
後輪
エンジンオイルの量 全 容 量
オイルフィルタ
交換時
オイル交換時
クラッチレバーの遊び
ヒューズ
点火プラグの点火すきま
エアクリーナエレメント 形 式
電球(バルブ) ヘッドライト
ストップ・テールランプ
フロントウインカランプ
リヤウインカランプ
−
10 20 mm
−
20 30 mm
200 kPa (2.00 kgf/cm )
200 kPa (2.00 kgf/cm
200 kPa (2.00 kgf/cm
200 kPa (2.00 kgf/cm
2.2
1.8
1.7
−
10 20 mm
15A ,10A ,5A
−
0.6 0.7 mm
ろ紙式(ビスカスタイプ)
−
12V 60/55W
−
12V 18/5W
−
12V 15/5W
−
12V 15W
)
)
)

ーメモー

ーメモー

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本田技研工業株式会社 お客様相談センター
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