Hioki 9275 Instruction Manual

取扱説明書
9275
クランプオンACセンサ
CLAMP ON AC SENSOR
1996年1月 発行 改訂1版
January 1996 Revised edition 1 9275A980-01 96-01H
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目  次
はじめに 2 安全について 点  検 ご使用にあたっての注意  1.概  要
  1.1 製品概要
  1.2 特  長  2.各部の名称  3.操作方法
  3.1 使用上の注意
  3.2 操作方法  4.製品仕様
2 3 4 5 5 5 6 7 7 7 9
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2
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はじめに
このたびは、日置9275クランプオンACセンサ" をご選定いただき 誠にありがとうございました。この製品を十分に活用いただき、末長くご 使用いただくためにも、取扱説明書はていねいに扱い、いつも手元に置い てご使用ください。
安全について
安全記号
この取扱説明書には、本器を安全に操作し、安全な状態を保つのに要する 情報や注意事項が記載されています。本器を使用する前に、下記の安全に 関する事項をよくお読みください。
・操作者は、機器上の表示されている  マークのとこ
ろについて、取扱説明書の し、機器の操作をしてください。
・操作者は、取扱説明書の中の
ず説明を読む必要があることを示します。
 マーク該当箇所を参照
 マークのところは必
○本説明書の注意事項には重要度に応じて以下の表記がされています。
危険
  注意
  注記
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操作や取扱を誤ると、使用者が死亡または重傷につなが る危険性が極めて高いことを意味します。
操作や取扱を誤ると、使用者が傷害を負う場合、または 機器を損傷する可能性があることを意味します。
製品性能および操作上でのアドバイス的なことを意味し ます。
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点  検
本器が届きましたら、輸送中において異常または破損がないかを点検して ください。万一、破損あるいは仕様どおり動作しない場合は、最寄りの代 理店か営業所にご連絡ください。
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4
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ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分にご活用いただく ために、下記の注意事項をお守りくださるようお願いいたします。
・運搬および取扱の際は振動、衝撃を避けてください。特に、落
下などによる衝撃に注意してください。
・直射日光や高温、多湿、結露させるような環境下での保存、使
用は避けてください。変形、絶縁劣化を起こし、仕様を満足し なくなります。
・使用前には、過酷な保存や輸送などによる故障がないかを、点
検と動作確認をしてから使用してください。故障を確認した場 合は、最寄りの代理店か営業所にご連絡ください。
・コア部つき合わせ面にゴミなどが付着した場合は、測定に影響
がでますので柔らかい布にて軽く拭き取ってください。
注意
・コア部に機械的な衝撃を加えないようにしてください。コア面
に傷がついた場合は正確な測定ができません。
・センサケーブル(特にセンサ側の付け根)は、断線による故障
を防ぐため折ったり引っ張たりせず取扱には注意してくださ い。
・カレントモニタおよびセンサの損傷を防ぐため、電源が入った
状態ではセンサコネクタの抜き差しを行わないでください。
・カレントモニタの電源を投入した状態では、被測定導体を挟み
込むとき以外はセンサの先端を閉じておいてください。(開い たままにすると損傷してしまう恐れがあります)
・センサを分解すると開閉機構などを損傷し、使用できなくなり
ます。
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1. 概  要
1.1 製品概要
本器は、3270カレントモニタあるいは3271ACカレントモニタに 接続することにより、被測定導体を切断することなく被測定導体を挟み込 むだけで電流波形を出力することができます。 記録計、オシロスコープなどで簡単に電流波形を記録、観測することがで きます。
1.2 特  長
・高確度な電流検出 ・簡易な電流測定 ・センサの完全な互換性 ・広帯域な周波数特性
   0.5Hz〜1MHz(−3dB) ・大窓径で大電流測定可能 ・過大入力時の保護機能
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1.2 特  長
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ーコア部
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2. 各部の名称
電流方向マー
レバ
つき合わせ
センサケーブ
センサコネク
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3. 操作方法
カレントモニタの取扱説明書の『測定方法』を合わせて参照してくださ い。
3.1 使用上の注意
・クランプ製品は、短絡、人身事故などを避けるために、600Vピ
危険
ーク以下の電路で使用してください。
・クランプコアの先端を開いたときの短絡、人身事故などを避け
るために、裸導体には使用しないでください。コアおよびシー ルドケースが絶縁されていません。
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3.2 操作方法
(1) レバーを軽く押し、センサ部先端を開いてください。 (2) センサ部に表示してある電流方向マークの矢印が負荷側を向くようにし
て、被測定導体が中央になるようにクランプしてください。
注記 中央にしないと導体位置の影響を受ける場合があります
(3) センサを握って、レバーが確実にロックされたことを確認してください。
注記 ロックされていない状態では、正確な測定ができません
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3.2 操作方法
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