取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
3909
インタフェースパック
INTERFACE PACK
――――――――――――――――――――――――――
目次 1
目 次
はじめに
安全について
点検
ご使用にあたっての注意
第 1 章 概要
1.1 TEMP ユーティリティーの概要
1.2 TEMP ユーティリティーの一般仕様
1.3 TEMP ユーティリティーの機能仕様
第 2 章 ご使用になる前に
第 3 章 接続方法
第 4 章 使用方法
4.1 パソコンの接続
4.2 インストールの方法
4.3 メモリデータの読込み（3443 のみ）
4.3.1 基本的な使い方
4.4 データ処理
4.5 ファイルの保存、読み込み、
および印刷
4.6 リアルタイム測定（3444、3445）
4.6.1 リアルタイム測定の方法
4.6.2 モニタ測定の方法
4.6.3 データ処理
4.6.4 ファイルの保存
または読込みと印刷
4.6.5 本体の設定
4.6.6 グラフ表示
第 5 章 プリンタの使用（3443のみ）
5.1 プリンタの接続
5.2 温度計のメモリデータを印字する
1
1
2
3
5
5
5
6
7
9
11
11
12
12
12
15
17
19
20
25
25
27
28
30
37
37
38
―――――――――――――――――――――――
目次 2
――――――――――――――――――――――――――
第 6 章 レコーダとの接続（3444、3445）
6.1 アナログ電圧出力スケールを設定する
第 7 章 保守・サービス
7.1 故障かなと思ったら
41
42
45
46
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――
はじめに
このたびは、
いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分に活
用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説明書は
ていねいに扱い、いつも手元に置いてご使用ください。
・登録商標について
・
Windows
・
Excel
・その他の製品名は各社の商標または登録商標です。
HIOKI3909
は米国マイクロソフト社の登録商標です。
は米国マイクロソフト社の登録商標です。
インタフェースパック をご選定
安全について
この測定器は、測定方法を間違えると人身事故や
機器の故障につながる可能性があります。取扱説
警告
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態に保つ
のに要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用
する前に下記の安全に関する事項をよくお読みください。
明書を熟読し、十分に内容を理解してから操作し
てください。万一事故があっても、弊社製品が原因
である場合以外は責任を負いかねます。
1
○安全記号
使用者は、この取扱説明書の中の マークのある
ところは必ず説明を読み、注意する必要があるこ
とを示します。
―――――――――――――――――――――――
2
――――――――――――――――――――――――――
本取扱説明書の注意事項には重要度に応じて以下の表記をし
ています。
警告
注意
注記
○使用前の確認
・使用前には、過酷な保存や輸送による故障がないか、点検と
動作確認をしてから使用してください。故障を確認した場合
は、お買上店（代理店）か最寄りの営業所にご連絡ください。
操作や取扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷
につながる可能性があることを意味します。
操作や取扱いを誤ると、使用者が傷害を負う場合、
または機器を損傷する可能性があることを意味し
ます。
製品性能および操作上でのアドバイス的なことを
意味します。
点検
本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または破
損がないか点検してからご使用ください。特に付属品および
端子類に注意してください。
万一、破損あるいは仕様どおり動作しない場合は、お買上店
（代理店）か最寄りの営業所にご連絡ください。
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――
ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分に活
用いただくために、下記の注意事項をお守りください。
・
・
・
・弊社はいかなる場合においてもお客様が
・
ユーティリティー"は日置電機株式会社の著作物で
"TEMP
す。
放射温度計の制御またはデータを処理する以外 の目的で、
ユーティリティー"を一部または全部を複製、複写、
"TEMP
改変する事は法律で禁じられております。
ユーティリティー"は改良のため予告なく変更、バー
"TEMP
ジョンアップすることがあります。
ユーティリティー"を引用し書籍を刊行する場合、弊
"TEMP
社による事前の承諾が必要です。また、「
用はできません。
ティー"を使用した運用結果に関していっさいの責任を負う
ものではありません。
ユーティリティー"の最新バージョンは、弊社ホーム
"TEMP
ページからダウンロードできます。
http://www.hioki.com/
HIOKI
"TEMP
」の商標の使
ユーティリ
3
―――――――――――――――――――――――
4
――――――――――――――――――――――――――
CD-R の取り扱いについて
・ ディスクに指紋などの汚れを付けないように
するため、また印刷がかすれないようにするた
め、お取り扱いの際は必ずディスクの縁を持つ
ようにしてください。
・ディスクの記録面には決して手を触れないよう
にしてください。また堅いものの上に直接置か
ないようにしてください。
・ディスクのレーベル表示が消える可能性があり
ますので、ディスクを揮発性アルコールや水に
ぬらさないようにしてください。
・ディスクのレーベル面に文字を記入するとき
は、先がフェルトの油性ペンをご使用ください。
ディスクを傷つけ記録内容を破損する危険性が
注意
ありますので、ボールペンやその他の先の堅い
ペンは使用しないでください。また粘着性ラベ
ルも使用しないでください。
・ディスクがゆがんだり記録内容が破損する危険
性がありますので、直射日光や高温多湿の環境
にディスクをさらさないでください。
・ディスクのシミやホコリ、指紋などを取り除く
場合には、柔らかくて乾いた布またはCDクリ
ーナーをお使いください。常に内側から外側に
向けてぬぐうようにし、決して輪を描くように
はふかないでください。また、研磨剤や溶剤系
クリーナーは使用しないでください。
・この CD-R のご使用にあたってのコンピュータ
システム上のトラブル、および製品の購入に際
してのトラブルについて、弊社は一切の責任を
負いません。
―――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――――――
第1章 概要
1.1 TEMP ユーティリティーの概要
ユーティリティー"はパソコンを使って放射温度計の
"TEMP
データ処理、または操作をするソフトウェアです。
本文中で""で囲まれているものは画面やボタン等の名称を
表します。
また、[]はメニュー項目を示します。
1.2 TEMP ユーティリティーの一般仕様
：
メディア
対応測定器：3443, 3444, 3445
●動作環境
本体
画面表示
ハードディスク
CD-R 1
枚
放射温度ハイテスタ
：
Windows2000、XP、Vista
パーソナルコンピュータ
：解像度
：空き容量
800×600
ドット、16色以上
4MByte
以上
が動作する
5
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要
6
、
――――――――――――――――――――――――――
1.3 TEMP ユーティリティーの機能仕様
●フィールドタイプ用（3443 に対応）
最大データ数
ファイル操作
印刷
画面
統計
測定値判定
通信
●ラボタイプ用（3444、3445 に対応）
最大データ数
ファイル操作
印刷
画面
グラフ表示機能
編集
統計
通信
データ
ファイル読み込み、ファイル書き込み
形式
)
データ表印刷A3、A4、B4、B5用紙縦横に
対応
データ
定画面
最大値、最小値、平均値
上限値、下限値との比較判定
RS-232C
射温度計の測定設定等が可能
32000
ファイル読み込み、ファイル書き込み
形式
)
データ表印刷、グラフ印刷A3、A4、B4、
用紙縦横に対応
データCH一覧表、データ表、グラフ画面
リアルタイム測定画面、その他各種設定画
面
8CH
およびズーム可能、2本のカーソル表示、カ
ーソルデータ表示、カーソル間データ演算
グラフ画面をクリップボードへコピー
最大値、最小値、平均値
RS-232C
度計の測定設定等が可能
、合計
No.64
一覧表、データ表、その他各種設
No.
より、メモリデータ読み込み、放
データ×
同時表示 時間軸、温度軸スケール変更
8CH
より、リアルタイム測定、放射温
130
個
(CSV
(CSV
B5
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要
――――――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に
●フェライトコアの取付け方
電磁波の影響を防ぐため、各ケーブルにフェライトコアを取
り付けることをお薦めします。
注記 CE マーキングの取得は、ケーブルにフェライトコアを
取り付けた状態で行っています。
・モジューラーケーブル
フェライトコア
3443，3444，
3445 側
7
3443，3444，3445
にして取り付けてください。
・その他のケーブル
アナログ出力ケーブルまたはパソコンケーブルについてもモ
ジューラーケーブルと同様にフェライトコア（大）にケーブ
ルを2重巻にし、拡張ボックス側にできるだけ近い部分に取
り付けてください。
―――――――――――――――――――――――
にできるだけ近い部分にケーブルを2重巻
第2章 ご使用になる前に
8
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に
――――――――――――――――――――――――――
第3章 接続方法
●3443（フィールドタイプ）
3443
RS-232C
ｹｰﾌﾞﾙ（ｽﾄﾚｰﾄ）
またはｸﾛｽﾌﾟﾘﾝﾀ仕様に
よる
ﾌﾟﾘﾝﾀ
●3444、3445（ラボタイプ）
3444、3445
ｱﾅﾛｸﾞ電圧出力ｹｰﾌﾞﾙ
ﾓｼﾞｭｰﾗｹｰﾌﾞﾙ
RS-232C
（ｸﾛｽ）
ﾓｼﾞｭｰﾗｹｰﾌﾞﾙ
AC
ｱﾀﾞﾌﾟﾀ（別売）
拡張ﾎﾞｯｸｽ
ﾊﾟｿｺﾝまたは
ﾌﾟﾘﾝﾀを接続
ｹｰﾌﾞﾙ
AC
ｱﾀﾞﾌﾟﾀ（別売）
拡張ﾎﾞｯｸｽ
ﾊﾟｿｺﾝ
9
ﾚｺｰﾀﾞ
RS-232C
ｹｰﾌﾞﾙ（ｸﾛｽ）
―――――――――――――――――――――――
ﾊﾟｿｺﾝ
第3章 接続方法
10
――――――――――――――――――――――――――
・RS-232C ケーブルおよび プリンタケーブルは
市販品をお求めください。
注意
・RS-232C ケーブルのクロ ス接続とストレート
接続のタイプを間違えて使用すると故障の原因
となります。接続前に十分確認してください。
―――――――――――――――――――――――
第3章 接続方法
――――――――――――――――――――――――――
11
第4章 使用方法
4.1 パソコンの接続
拡張ボックスの
ポートとを
COM
RS-232C
9 ピンオスコネクタ
と書かれたコネクタとパソコンの
RS-232C
ケーブルで接続します。
RS-232C
に購入することができます。
RS-232C
があります。拡張ボックスとパソコンと放射温度計の接続に
はクロス接続の
ないよう注意してください。
―――――――――――――――――――――――
ケーブルは、パソコンを取り扱っているお店で普通
ケーブルは、ストレート接続とクロス接続の2種類
RS-232C
ケーブルを使用しますので、間違え
第4章 使用方法
12
――――――――――――――――――――――――――
4.2 インストールの方法 Setup.exe を実行中に停電したり、コンピュータ
注意
の電源を切るとハードディスクの内容が破壊され
る可能性があります。
1. TE MP
2. TE MP
3. [￥Japanese￥Setup.exe]
4.
5.
4.3 メモリデータの読込み（3443 のみ）
4.3.1 基本的な使い方
１．[メモリデータ読み込み]を起動させる。
①スタート→プログラム
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
ユーティリティー
ます。
ユーティリティー
イブを選択します。
画面の指示に従って
ル作業を行ってください。
インストールが正しく行われたことを確認してください。
→
ィーを選択します。
TEMP
ー[スタートメニュー]画
面が表示されます。
ユーティリテ
TEMP
ユーティリティ
CD-RをCD-ROM
が入っている
CD-R
を実行します。
ユーティリティーのインストー
TEMP
ドライブに入れ
CD-ROM
ドラ
――――――――――――――――――――――――――
②
メモリデータ読み込み
メモリ読み込みが起動します。
２．通信の設定を行う。
通信ができるようにするために、
す。
[設定]−[
COM1からCOM4
計を接続した
放射温度計を接続した
通常は
通信設定]を選択します。
COM
COM1かCOM2
ボタンを押します。
ポートの選択をしま
COM
まで選択することができるので、放射温度
ポートを選択してください。
ポートがどれか分からない場合、
COM
のどちらかを選びます。
13
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
14
――――――――――――――――――――――――――
３．通信の確認を行う。
放射温度計とパソコンと
の接続が完了し通信設定
も終わりましたら、通信動
作の確認をします。
[設定]−[
ーを選択します。指示に
従って操作すると、通信動
作が確認できます。
正しく接続されていない場合は、
して再度確認してください。
４．温度計のメモリデータをパソコンへ読み込む
メモリデータ読み込み
に転送されるのを確認します。
注記 パソコン側から、温度計のメモリデータをすべて消去す
接続確認]メニュ
ポートの選択を変更
COM
ボタンを押してメモリデータ一覧表
ることができます。[メモリデータ]−[メモリデータクリ
ア]を選択します。
５．終了する。
ボタンを押してください｡
終了
ユーティリティーが終了します。
TEMP
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
No.
15
ごとに
測定者
――――――――――――――――――――――――――
4.4 データ処理
●メモリデータ一覧表
のメモリデータはデータ
3443
れています。各データ
がメモリできます。データ
メモリデータはすべてのデータ
の合計で
メモリデータ一覧表ではメモリデータの各データ
測定開始・終了時刻、メモリデータ数、最大値、最小値、平
均値、測定者を表示します。
No.
○測定データにタイトルと測定者を記入する
メモリデータ一覧表でタイトルと測定者を記入することがで
きます。
測定内容としてのタイトルと、測定データの責任者としての
測定者を入力することで測定データの信頼性が高まります。
忘れないうちに記入することをお薦めします。
入力方法は、メモリデータ一覧表で、各データ
または測定者の項目をダブルクリックするとテキスト入力状
態になりますので、そこで入力を行ってリターンキーを押し
てください。
個までメモリできます。
130
開始時刻
ﾀｲﾄﾙ
No.には1
終了時刻
―――――――――――――――――――――――
というブロックで管理さ
No.
〜最大
130
No.は1〜64
まで使用可能です。
のすべてのメモリデータ
No.
ﾃﾞｰﾀ数
個までのデータ
最大・最小
平均値
のタイトル
No.
第4章 使用方法
16
――――――――――――――――――――――――――
●データ表の表示
各データ
は、データ表を表示するこ
とで見ることができます。
の測定データ
No.
最小値（赤色）
最大値（青色）
メモリデータ
[
を選ぶことでデータ表の
表示の
ON/OFF
えられます。
○表示するデータNo.の選択
メモリデータ一覧表で表示したいデータ
クします。
選択された
ます。
データ表には選択されたデータ
ます。
また、データ表には上下のボタンが付いていて、
を押すと前のデータ
のデータ表の表示になります。
データ表
]-[
が切り換
は一覧表の一番左の番号の部分の色が変わり
No.
]
No.、▼
No.
の測定データが表示され
No.
ボタンを押すと次のデータ
のセルをクリッ
ボタン
▲
No.
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
――――――――――――――――――――――――――
○判定機能
データ表には上限値、下限
値を入力する部分があり、
ここに数値を入力すると
測定データの判定ができ
ます。判定結果はデータ
表の判定の列に表示され
ます。
：測定値が上限値を超
Hi
えたとき
：測定値が下限値未満
Lo
のとき
範囲内だったときは何も
表示されません。
上限値、下限値の入力部に
能は無視されます。両方に
となります。
4.5 ファイルの保存、読み込み、および印刷
●測定データのファイルへの保存
すべてのデータ
に保存されます。
ファイル
[
名を入力するかファイルを選択して
押すと保存されます。
ファイルから読み込んだデータで、タイトルや測定者を変更
して、ファイルを更新したい場合には、[ファイル
存]を選んでください。
ファイルは
保存されます。
データ数が多い場合には保存に時間がかかることがあります。
No.
名前を付けて保存]を選んでください。ファイル
]-[
形式（カンマ区切りのテキストファイル）で
CSV
"-"
"-"
の測定データがまとめて1つのファイル
―――――――――――――――――――――――
判定値
を入力するとそれぞれの判定機
を入力すると判定機能は
ファイル保存
]-[
第4章 使用方法
17
OFF
ボタンを
上書き保
18
――――――――――――――――――――――――――
●測定データのファイルからの読み込み
ファイル
[
ボタンを押すと読み込みが行われます。
開く
●印刷
すべてのデータ
ファイル
[
用紙選択などを設定します。
ファイル
[
ますので必要な設定をしてから印刷を行ってください。
印刷ボタンを押しても印刷できます。
注記 一覧表やそれぞれのデータ No.のデータのみを印刷する
ことはできません。
●本体時計の設定
本体時計設定]を選
[設定]-[
択します。
時刻を設定して
ンを押すと、本体へデータ
が送信され時計が設定さ
れます。
●本体設定
放射温度計本体に送信す
る測定設定を行います。
本体設定]を選択し
[設定]-[
ます。
を選んでください。ファイル名を選択して
]-[開く]
の測定データがまとめて印刷されます。
No.
用紙設定]を選んでください。プリンタの選択や
]-[
を選んでください。印刷のダイアログが出
]-[印刷]
ボタ
OK
放射率設定
放射率の設定を直接数値で入力するか、リストから選択して
設定します。
設定範囲は
編集
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
0.10〜1.00
ボタンを押すとリストの内容の編集ができます。
までで
分解能です。
0.01
――――――――――――――――――――――――――
放射率リストの編集画面
放射率のリストは全部で10個まで登録できます。
追加する場合
リスト上にて追加したい
位置をクリックします。
材質、放射率の入力部分に
追加したい内容を書き込
んで
追加されます。
削除する場合
リスト上にて削除したい項目をクリックします。
削除
変更する場合
リスト上にて変更したい項目をクリックします。
材質、放射率の入力部分に変更したい内容を書き込んで
変更
4.6 リアルタイム測定（3444、3445）
リアルタイム測定では、以下のような機能があります。
・リアルタイム測定
放射温度計と
をパソコンに読み込んでメモリします。
・8CH データ表表示
リアルタイム測定による測定値データや、ファイルから読み
込んだ測定データを最高
表示することができます。
・グラフ表示
読み込んだデータを最高
できます。
時間軸、温度軸のスケール変更、任意のズームが可能です。
カーソルによる値の読み出し、カーソル間の統計演算ができ
ます。
―――――――――――――――――――――――
ボタンを押すと
追加
ボタンを押すと削除されます。
ボタンを押すと変更されます。
RS-232C
で接続し、リアルタイムに測定データ
までそれぞれデータ表として
8CH
同時にグラフ表示することが
8CH
第4章 使用方法
19
20
――――――――――――――――――――――――――
4.6.1 リアルタイム測定の方法
リアルタイム測定は、放射温度計とパソコンを
続して、リアルタイムに測定データを読み込んでパソコンに
メモリしていく機能です。
１．[リアルタイム測定]を起動させる。
①スタート→プログラム→
ユーティリティー
TEMP
を選択します。
ユーティリティー
TEMP
スタートメニュー]画面が
[
表示されます。
②
リアルタイム測定
リアルタイム測定が起動します。
ボタンを押します。
RS-232C
で接
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
――――――――――――――――――――――――――
２．通信の設定を行う。
通信ができるようにするためには、
ます。
[設定]−[
択することができます。
放射温度計を接続した
通常は
３．通信の確認を行う。
放射温度計とパソコンとの接
続が完了し、通信設定も終了
したら、通信動作の確認をし
ます。
[設定]−[
を選択します。指示に従って
操作をすると、通信動作が確
認できます。
通信設定]を選択します。
ポートがどれか分からない場合、
COM
COM1かCOM2
接続確認]メニュー
のどちらかを選びます。
COM
COM1
から
ポートの選択をし
COM4
21
まで選
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
22
――――――――――――――――――――――――――
４．温度計の測定データをパソコンへ読み込む。
①メモリするCHを選択する。
リアルタイム測定
測定]を選択すると、「リアルタイム測定CH選択」画面が表示
されます。
測定データを読み込みたい
押します。
選択されたCHは、一覧表の一番左のCH番号の部分の色が
変ります。（リアルタイム測定CH選択に変更）
②リアルタイム測定の条件を設定する。
「測定設定」の画面が出ますので、下記に従って設定してくだ
さい。
ﾛｷﾞﾝｸﾞ時間
ｲﾝﾀｰﾊﾞﾙ時間
ボタンを押すか、[測定]−[リアルタイム
を選択し、
CH No.
ﾀｲﾏ測定
Excel に取り込み
OK
ボタンを
・インターバル設定
インターバル（測定間隔）は、数字と単位の選択で決定しま
す。
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
――――――――――――――――――――――――――
・ロギング時間設定
ロギング時間（測定時間）も同様に数字と単位の選択で決定
します。また、"回"を選択すると、設定した回数だけ測定しま
す。測定回数は、測定開始時間の一回を含みます。測定時間
の間隔はインターバルで設定した時間となります。
・タイマ測定
タイマ測定を行う場合は、測定時間の設定の"タイマ測定"チ
ェックボックスをチェックします。チェックをONにすると
自動的にタイマ設定画面が出ます。後でタイマの時間を変更
したり確認するときには、タイマ測定チェックボックスの横
の"タイマ設定"ボタンを押すとタイマ設定画面が出ます。
タイマ設定
タイマ設定では、測
定開始時刻と測定終
了時刻または測定時
間を設定することが
できます。
測定終了の時間は、
直接終了時刻を指定
するか測定時間で設
定するか、どちらか
選択してください。
測定時間で"連続"を選択すれば、タイマーでスタートして止
めたいときに手動で止めることができます。
・Excel 取り込みオプション
マイクロソフト社製の表計算ソフト「
してある場合に有効となります。
に取り込み"チェックボックスをONにすると、通常の
"Excel
リアルタイム測定に加えて
とができます。
の表に測定値を取り込むこ
Excel
」をインストール
Excel
23
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
24
――――――――――――――――――――――――――
③リアルタイム測定を開始する。
インターバル、ロギング
時間の設定後に「測定設
定」の画面の
を押して、その後の指示
に従って進むと測定が開
始されます。
画面には測定値表示のウ
インドウと、測定値がメ
モリされていくデータ表
が表示されます。
取り込みオプショ
Excel
ンを指定した場合には、
が自動的に起動し新規
Excel
まれていきます。
④リアルタイム測定を中止する。
測定中止
とによって、リアルタイム
測定は中止します。中止す
るまでの測定結果は、測定
データCH一覧表およびデ
ータ表に表示されます。
ボタン
OK
ボタンを押すこ
シートにデータが読み込
BOOK
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
――――――――――――――――――――――――――
4.6.2 モニタ測定の方法
接続の確認も含めてモニタ測定する事をお薦めします。
モニタ測定は、1秒のインターバルで放射温度計から測定デ
ータをリアルタイムに読み込んで、画面に表示のみします。
測定データはメモリされませんので、動作の確認や記録を残
す必要がない場合に、気軽に測定することができます。
モニタ測定を開始するには、
モニタ測定]を選択します。
[測定]-[
4.6.3 データ処理
データの最大値、最小値、平均値を計算し表示します。
・8CH データ表表示
リアルタイム測定による測定値データや、ファイルから読み
込んだ測定データを最高
表示することができます。
・測定データ一覧表
測定データCH一覧表で、タイトルと測定者を記入すること
ができます。
測定内容としてのタ
イトルと、測定データ
の責任者としての測
定者を入力すること
で、測定データの信頼
性が高まります。忘れ
ないうちに記入する
ことをお薦めします。
入力方法は、測定デー
タCH一覧表で、読み
込んだCHのタイト
ルまたは測定者の項
目をダブルクリック
すると、テキスト入力状態になりますので、そこで入力を行
ってリターンキーを押してください。測定データのない
では入力できません。
モニタ測定
まで、それぞれデータ表として
8CH
―――――――――――――――――――――――
ボタンを押すか、
第4章 使用方法
25
CH
26
――――――――――――――――――――――――――
No.
ﾀｲﾄﾙ
・データ表
リアルタイム測定による各
の測定データは、データ
CH
表を表示することで見ること
ができます。
データ表]−[(表示したい
[
CH)]
タ表の表示の
り換えられます。同時に最大
8CH
開始時刻
終了時刻
を選択することで、デー
ON/OFF
まで表示できます。
が切
ﾃﾞｰﾀ数
最大・最小
平均値
測定者
―――――――――――――――――――――――
第4章 使用方法
Loading...