HIOKI 3804-50 User Manual

取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
3804-50
ディジタルハイテスタ
DIGITAL HiTESTER
目 次
はじめに ........................................................................................................... 1
梱包内容の確認 ............................................................................................ 1
安全について ................................................................................................. 2
ご使用にあたっての注意 ......................................................................... 5
第1章 概要 9
1.1 製品概要 ................................................................................. 9
1.2 各部の名称と機能 ...........................................................10
第 2 章 測定方法 15
2.1 測定前の点検 .....................................................................16
2.2 電圧測定 ..............................................................................19
2.3 電流測定 ..............................................................................20
2.4 抵抗測定 ..............................................................................22
2.5 導通チェック .....................................................................23
2.6 ダイオードチェック ......................................................24
2.7 コンデンサ容量測定 ......................................................25
第 3 章 付加機能 27
3.1 オートレンジ機能 ...........................................................27
3.2 マニュアルレンジ機能 ..................................................28
3.3 ホールド機能 .....................................................................28
3.3.1 トリガホールド機能 .................................................28
3.3.2 リフレッシュホールド機能 ................................29
3.4 レコーディング機能 ......................................................31
3.5 相対値(REL)表示機能 .............................................32
3.6 4-20 mA(0-20 mA)% 換算表示機能 .......... 33
3.7 バーグラフ表示機能 ......................................................34
i
ii
3.8 オートパワーセーブ機能 ............................................ 34
3.9 過負荷警告機能 ............................................................... 35
3.10 電池寿命警告機能 ......................................................... 36
3.11 通信機能(オプション) ............................................. 36
第 4 章 パワーオンオプション 39
第5章 仕様 43
5.1 一般仕様 .............................................................................. 43
5.2 電気的特性 ......................................................................... 45
5.3 確度 ....................................................................................... 46
第 6 章 保守・サービス 51
6.1 困ったときは .................................................................... 51
6.2 クリーニング .................................................................... 53
6.3 電池およびヒューズの交換 ........................................ 53
6.4 本体ソフトのバージョンの確認方法 .................... 55
6.5 全点灯表示の確認方法 ................................................. 55

はじめに

はじめに
このたびは、HIOKI ”3804-50 ディジタルハイテスタ ”をご 選定いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分に
ご活用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説明書 はていねいに扱い、いつもお手元に置いてご使用ください。

梱包内容の確認

本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または破損
がないか点検してからご使用ください。特に付属品および、パ ネル面のスイッチ、端子類に注意してください。万一、破損あ るいは仕様どおり動作しない場合は、お買上店(代理店)か最 寄りの営業所にご連絡ください。
本器を輸送するときは、最初にお届けした梱包材を使用し、必
ず二重梱包してください。輸送中の破損については保証しかね ます。
□ 積層形アルカリ乾電池
6LR61(本体内蔵 / 1 個)
□ 3851-10 テストリード(1 個)
□ 取扱説明書(1 冊)
□ 3804-50 ディジタルハイテスタ
(ホルスタ付き / 1 台)
1
オプション
□ 3853 携帯用ケース □ 3856-01 通信パッケージ(RS-232C) □ 3856-02 通信パッケージ(USB) □ 9617 台付クリップ(CE 非対応) □ 9618 クリップ形リード(CE 非対応)

安全について

2
安全について
この機器は IEC 61010 安全規格に従って、設計され、試験し、 安全な状態で出荷されています。測定方法を間違えると人身事故 や機器の故障につながる可能性があります。取扱説明書を熟読し、 十分に内容を理解してから操作してください。万一事故があって も、弊社製品が原因である場合以外は責任を負いかねます。
安全記号
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態に保つの に要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用する 前に下記の安全に関する事項をよくお読みください。
使用者は、取扱説明書内の マークのあるところ は、必ず読み注意する必要があることを示します。
使用者は、機器上に表示されている マークの ところについて、取扱説明書の マークの該当 箇所を参照し、機器の操作をしてください。
この端子には、危険な電圧がかかることを示しま す。
二重絶縁または強化絶縁で保護されている機器を 示します。
接地端子を示します。
直流(DC)を示します。
交流(AC)を示します。
直流(DC)または交流(AC)を示します。
安全について
取扱説明書の注意事項には、重要度に応じて以下の表記がされ ています。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が死亡また は重傷につながる危険性が極めて高いこと を意味します。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が死亡また は重傷につながる可能性があることを意味 します。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が傷害を負 う場合、または機器を損傷する可能性がある ことを意味します。
製品性能および操作上でのアドバイス的な ことを意味します。
その他の記号
してはいけない行為を示します。
3
(p. )
*
参照先を示します。
説明を下部に記述しています。
安全について
4
測定カテゴリ(過電圧カテゴリ)について
本器は CAT II (1000 V)、CAT III (600 V) に適合しています。 測定器を安全に使用するため、IEC61010 では測定カテゴリと して、使用する場所により安全レベルの基準を CAT Ⅰ~ CAT Ⅳで分類しています。概要は下記のようになります。
CAT I:
CAT II:
CAT III:
CAT IV:
数値の大きいカテゴリは、より高い瞬時的なエネルギーのある 電気環境を示します。そのため、CAT Ⅲで設計された測定器は、 CAT Ⅱで設計されたものより高い瞬時的なエネルギーに耐える ことができます。 カテゴリの数値の小さいクラスの測定器で、数値の大きいクラ スに該当する場所を測定すると重大な事故につながる恐れがあ りますので、絶対に避けてください。 特に、CAT Ⅰの測定器を CAT Ⅱ、ⅢおよびⅣに該当する場所 の測定に用いないでください。 測定カテゴリは IEC60664 の過電圧カテゴリに対応します。
コンセントからトランスなどを経由した機器内の二次側 の電気回路
コンセントに接続する電源コード付き機器(可搬形工具・ 家庭用電気製品など)の一次側電路
直接分電盤から電気を取り込む機器(固定設備)の一次側 および分電盤からコンセントまでの電路
建造物への引込み電路、引込み口から電力量メータおよび 一次過電流保護装置(分電盤)までの電路

ご使用にあたっての注意

5
ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分にご活 用いただくために、下記の注意事項をお守りください。
本器の設置について
使用温湿度範囲 :0 ~ 40 ℃、80%rh 以下(結露しないこと)
ただし 31 ℃を超える場合、湿度は 40 ℃、
確度保証温湿度範囲:23 ± 5 ℃、80%rh 以下(結露しないこと)
本器の故障、事故の原因になりますので、以下のような場所 には設置しないでください。
50%rh へ直線的に減少
直射日光があたる場所 高温になる場所
水のかかる場所 多湿、結露するような場所
ホコリの多い場所
腐食性ガスや爆発性ガスが発生する場所
強力な電磁波を発生する場所 帯電しているものの近く
機械的振動の多い場所
ご使用にあたっての注意
6
ご使用前の確認
使用前には、保存や輸送による故障がないか、点検と動作確認 をしてから使用してください。故障を確認した場合は、お買上 店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
テストリードの被覆が破れたり、金属が露出していないか、使 用する前に確認してください。損傷がある場合は、感電事故に なるので、指定の 3851-10 テストリードと交換してください。
測定時の注意
感電事故を防ぐため、下記のことをお守りください。
測定前に必ずファンクションスイッチの位置を確認してくだ
さい。
ファンクションスイッチを切り替えるときは、テストリード
を被測定物から外し、測定端子からも抜いてください。
端子部は、安全な絶縁距離がとれていません。感電事故を防ぐ ため、端子部には触れないでください。
安全のため、テストリードは付属またはオプションの テスト リードを使用してください。
ご使用にあたっての注意
本器の取り扱いについて
本器の損傷を防ぐため、運搬および取り扱いの際は振動、衝撃 を避けてください。特に、落下などによる衝撃に注意してくだ さい。
電池の液漏れによる腐食を防ぐため、長い間使用しな
いときは、電池を抜いて保管してください。
使用後は必ずファンクションスイッチをOFFにしてく
ださい。
テストリードの取り扱いについて
断線による故障を防ぐため、ケーブルを折ったり引っ張った
りしないでください。
テストリードの先端はとがっているため危険です。けがのな
いよう、取り扱いには十分注意してください。また、使用し ないときは保護用のキャップを取り付けてください。
ケーブルが溶けると金属部が露出し危険です。発熱部などに
触れないようにしてください。
7
ご使用にあたっての注意
8

1.1 製品概要・特長

概要 第1章
1.1 製品概要・特長
本器は電圧(直流 / 交流)、電流( 直 流 / 交 流)、抵抗、導通、ダ イオード、静電容量測定が可能な多機能高性能ディジタルマル チメータです。また、オプションの 3856-01/02 でパソコンと 接続して本器の制御や測定データの送信を行うことができま す。
高性能ハンディ DMM
最大 9999 カウント表示可能です。直流電圧測定の基本確度 は± 0.09%rdg. ± 2dgt. です。
CE マーキング対応の安全設計
国際安全規格(IEC61010-1 測定カテゴリ CAT Ⅱ 1000 V、 CAT Ⅲ 600 V)、EMC 関連規格に適合しています。
充実した付加機能
測定の簡単サポートから簡易解析までの充実した付加機能 を備えています。 参照 :「第 3 章 付加機能」(
p.27)
9
リフレッシュホール ド機能
レコーディング機能
4-20mA(0-20mA) % 換算表示機能
相対値表示機能 基準値からの変動を表示します。
通信機能
測定値を自動的に固定して、テストリードを離 しても測定値を保持します。
測定中の最大値、最小値、最大値 - 最小値、平 均値、現在の測定値を切り替えて表示します。
4-20 mA(0-20 mA)計装信号を 0-100% に 換算表示します。
パソコンと接続してデータを解析できます。
(RS-232C/USB、オプション 3856-01/02 が
必要です)

1.2 各部の名称と機能

10
1.2 各部の名称と機能
正面図
表示部
参照 : ( p.11)
キー操作部
参照 : ( p.12)
ファンクション スイッチ
参照 : ( p.12)
μA.mA 端子 電流 測 定(999.9 mA 以下)で使用 する端子です。テ ストリードの赤色 を接続します。
V. ..Ω. 端子 電圧測定、ダイオード チェック、抵抗測定、静 電容量測定で使用する 端子です。テストリー ドの赤色を接続しま す。
COM 端子 各測定共通で使用 する端子です。テス トリードの黒色を 接続します。
A端子 電流測定(9.99 A 以下)で使用する 端子です。テスト リードの赤色を接 続します。
1.2 各部の名称と機能
11
表示部
測定値表示 部と単位
バーグラフ
記号 説明
APS オートパワーセーブ機能が ON のとき点灯します。
REL 相対値表示機能が ON のとき点灯します。
レコーディング機能が ON のとき点灯します。
MAX 最大値を表示しているとき点灯します。(レコーディング機能)
MIN 最小値を表示しているとき点灯します。(レコーディング機能)
MAX-
最大値 - 最小値を表示しているとき点灯します。(レコーディ ング機能)
MIN
AVG 平均値を表示しているとき点灯します。(レコーディング機能)
ダイオードチェックファンクションのとき点灯します。
導通チェックファンクションのとき点灯します。
バッテリマーク(電池消耗警告表示)です。 電池交換時期に点灯します。
AUTO オートレンジのとき点灯します。
DCV 測定、DCA 測定のとき点灯します。
ACV 測定、ACA 測定のとき点灯します。
マニュアル/トリガホールド機能が ON のとき点灯します。
通信制御されているとき点灯します。
1.2 各部の名称と機能
12
ファンクションスイッチ
OFF 本器の電源を切ります。
電圧測定ファンクションです。
SHIFTキーで DC、AC を切り替えます。
ダイオードチェックファンクションです。
抵抗測定ファンクションです。
SHIFTキーで導通チェックに切り替えます。
静電容量測定ファンクションです。
9999 μA 以下の電流測定ファンクションです。
SHIFTキーで DC、AC を切替えます。
999.9 mA 以下の電流測定ファンクションです。
SHIFTキーで DC、AC を切り替えます。
9.99 A 以下の電流測定ファンクションです。
SHIFTキーで DC、AC を切り替えます。
OFF 本器の電源を切ります。
キー操作部
ホールド機能、長押しで レコーディング機能の ON/OFF を行います。
レンジの切替えを を行います。
SHIFT キーです 測定機能(本体青字表記) の切替え等を行います。
相対値機能ON/OFF を行います。
ホルスタ
1.2 各部の名称と機能
コネクタ
テストリード ホルダ
スタンド
13
コネクタ
テストリード ホルダ
スタンド
オプションの通信ケーブルを接続します。 ホルスタを本器から外すとコネクタも外れます。紛 失しないように注意してください。
テストリードを固定できます。 一方のテストリードを固定して、本器を持ちながら 測定することができます。
スタンドを引き出して、本器を立てて置くことがで きます。
本器は標準付属のホルスタが装着されています。 ホルスタは柔らかい材質のため、外部からの衝撃を吸収して本 器を保護します。 電池またはヒューズは、ホルスタを外してから交換してくださ い。また、交換後はホルスタを装着してから使用してください。
1.2 各部の名称と機能
14
背面
通信ポート
ネジ
スタンドを立てたまま、上方向から強い力を加えないでくださ い。スタンドを損傷します。
15
測定方法 第2章
感電事故を防ぐため、下記のことをお守りください。
測定前に必ずファンクションスイッチの位置を確認してくだ
さい。
ファンクションスイッチを切り替えるときは、テストリード
を被測定物から外し、測定端子からも抜いてください。
最大入力電圧は DC1000 V、AC1000 V または 2 × 10
V Hz です。この最大入力電圧を超えると本器を破損し、人 身事故になるので測定しないでください。
最大入力電流は以下の通りです。
A 端子:AC/DC 10 A まで連続
μA.mA 端子:AC/DC 1 A
この電流を超えると本器を破損し、人身事故になるので入力 しないでください。
対地間最大定格電圧は以下の通りです。
CAT Ⅱ:DC1000 V, AC1000 V CAT Ⅲ:DC600 V, AC600 V 大地に対してこの電圧を超える測定はしないでください。本 器を破損し、人身事故になります。
感電事故を防ぐため、テストリードの先端で電圧のかかって
いるラインを短絡しないでください。
テストリードによる測定箇所は、安全のため必ずブレーカの
二次側で行ってください。
7
端子部は、安全な絶縁距離がとれていません。感電事故を防ぐ ため、端子部には触れないでください。

2.1 測定前の点検

16
安全のため、テストリードは付属またはオプションの テスト リードを使用してください。
テストリードには輸送時に先ピ ンを保護するためのキャップが 装着されています。ご使用前に取 り外してください。
2.1 測定前の点検
動作点検
動作確認をして異常があった場合は、途中でも点検を中止し、本 器を使用しないでください。
用意するもの
本器
3851-10 テストリード
AC コンセント(AC100 V 50 Hz/ 60 Hz などの商用電源)
1. ファンクションスイッチを Ω にします。
2. SHIFT キーを押して導通チェックにします。
(点
p.23)
参照 :(
3. テストリードの赤色を本器の V 端子に、黒色を
COM 端子に接続します。
2.1 測定前の点検
17
4. テストリードの赤色と黒色の先端同士を押し当て
て短絡します。
ブザーが鳴る
0 Ω 付近で値が安定している
OL を表示する / 表示が安定しない→ NG
テストリードの断線、テスタの故障が考え られます
OK
5. ファンクションスイッチを V にし、SHIFT キーを
押して ACV にします。
(点
6. AC コンセントの差し込み口にテストリードの先
端を差し込みます。
商用電圧値を表示する OK
商用電圧値を表示しない→ NG
テスタの故障が考えられます
これは本器の動作の一部を確認するのみです。本器が製 品仕様通り動作するかの確認には、定期的な校正が必要 です。
2.1 測定前の点検
18
7. μA、mA 端子用ヒューズの断線確認)
ファンクションスイッチをダイオードチェック
)にします。
テストリードの赤色を μA、mA 端子に、黒色を V 端子に接続し、先端同士を押し当てて短絡します。
約 1.6 V を表示する OK
OL を表示する→ NG
ヒューズの断線が考えられます ヒューズの交換をしてください
p.53)
参照 :(
8. (A 端子用ヒューズの断線確認)
テストリードの赤色を A 端子に、黒色を V 端子に 接続し、先端同士を押し当てて短絡します。
ブザーが鳴る OK
OL を表示する→ NG
ヒューズの断線が考えられます ヒューズの交換をしてください
p.53)
参照 :(

2.2 電圧測定

19
2.2 電圧測定
各レンジの測定範囲を超える電圧、電流を入力しないでくだ
さい。本器を破損します。
本器の電源が OFF の状態で、測定端子に電圧、電流を入力し
ないでください。本器を破損することがあります。
1. ファンクションスイッチを
切り替えます。
2. SHIFT キーで DC、AC を選
択します。
AC DC
<例> ACV 選択時
AUTO 消灯)
(DC)
3. マニュアルレンジにしたい
場合は RANGE キーを押し ます。
(通常はオートレンジです)
(⇒ p.28)
4. テストリードを測定端子に
接続します。
(AC)
20

2.3 電流測定

<例>
交流電圧測定
直流電圧測定
<例> AC 電圧測定時
5. 被測定物にテストリードを
接続します。
6. 表示部の表示値を読みま
す。
2.3 電流測定
電圧を入力しないでください。本器を破損し、人身事故になり ます。電気事故を防ぐため、測定回路の電源を切ってから、測 定してください。
各レンジの測定範囲を超える電圧、電流を入力しないでくだ
さい。本器を破損します。
本器の電源が OFF の状態で、測定端子に電圧、電流を入力し
ないでください。本器を破損することがあります。
AC DC
<例> ACA 選択時
AUTO 消灯)
A の場合
1. ファンクションスイッチを
切り替えます。
μA :9999 μA 以下を測定する
とき
mA:999.9 mA 以下を測定す
るとき A:9.99 A以下で測定するとき 測定する電流が不明なときは、 A に合わせてください。
2. SHIFTキーで DC、AC を選
択します。
(DC)
3. マニュアルレンジにしたい
場合は RANGE キーを押し ます。
(通常はオートレンジです)
参照 :( p.28)
4. テストリードを測定端子に
接続します。
5. 被測定物にテストリードを
接続します。
6. 表示部の表示値を読みま
す。
mA ファンクションで SHIFT
キー
を長押しすると % 換算表 示(4-20 mA/ 0-20 mA)にな ります。工業計器のチェックに 使用できます。
参照 :( p.33)
2.3 電流測定
21
(AC)

2.4 抵抗測定

22
2.4 抵抗測定
電圧を入力しないでください。本器を破損し、人身事故になり ます。電気事故を防ぐため、測定回路の電源を切ってから、測 定してください。
1. ファンクションスイッチを
切り替えます。
2. マニュアルレンジにしたい
場合は RANGE キーを押し ます。
(通常はオートレンジです)
参照 :( p.28)
3. テストリードを測定端子に
接続します。
4. 被測定物にテストリードを
接続します。
5. 表示部の表示値を読みます。
<例>
AUTO 消灯)
相対値表示機能(REL) でゼロアジャストすることがで
きます。参照:( p.32)
インダクタンスが 10H(ヘンリー)を超えるようなコ
イル(インダクタ)の巻線抵抗は、誘導負荷の影響で 測定できない場合がありますのでご注意ください。

2.5 導通チェック

23
2.5 導通チェック
電圧を入力しないでください。本器を破損し、人身事故になり ます。電気事故を防ぐため、測定回路の電源を切ってから、測 定してください。
1. ファンクションスイッチを
切り替えます。
点灯
<例>
AUTO 消灯)
2. SHIFTキ ーで 導通( )を
選択します。
3. レンジを変更したい場合は
RANGE キーを押します。
(通常はマニュアルレンジです)
オートレンジにしたい場合は
RANGE キーを長押しします。
参照 :( p.28)
4. テストリードを測定端子に
接続します。
5. 被測定物にテストリードを
接続します。
6. 表示部の表示値を読みます。
各レンジで表示値が 100 カウン ト以下の場合、ブザー音が鳴り ます。(999.9 Ω レンジの場合
10.0 Ω 以下) ただし、相対値表示モード中は 表示値ではなく内部の測定値に 従います。

2.6 ダイオードチェック

24
2.6 ダイオードチェック
電圧を入力しないでください。本器を破損し、人身事故になり ます。電気事故を防ぐため、測定回路の電源を切ってから、測 定してください。
1. ファンクションスイッチを
切り替えます。
<例>
カソード
アノード
順方向
2. テストリードを測定端子に
接続します。
3. 被測定物にテストリードを
接続します。
4. 表示部の表示値を読みます。
正常なダイオードで順方向電圧
(0.3 ~ 0.8 V)を表示します。
表示値が 0.050 V 未満の場合、 ブザー音が鳴ります。 表示値が 0.3 V ~ 0.8 V に下が ると、ダイオード検出としてブ ザー単発音が鳴ります。 ただし、相対値表示モード中は 表示値ではなく内部の測定値に 従います。

2.7 コンデンサ容量測定

25
2.7 コンデンサ容量測定
電圧を入力しないでください。本器を破損し、人身事故になり ます。電気事故を防ぐため、測定回路の電源を切ってから、測 定してください。
1. ファンクションスイッチを
切り替えます。
2. マニュアルレンジにしたい
AUTO 消灯)
<例>
場合は RANGE キーを押し ます。
(通常はオートレンジです)
参照 :( p.28)
3. テストリードを測定端子に
接続します。
4. 被測定物にテストリードを
接続します。
5. 表示部の表示値を読みます。
本器は充放電方式により、コン デンサ容量を測定します。9.999 mF レンジは、充電時間の影響 で測定値が表示されるまで数十 秒程度かかる場合があります。
2.7 コンデンサ容量測定
26
Loading...
+ 100 hidden pages