
取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
3444
3445
放射温度ハイテスタ
TEMPERATURE HiTESTER

――――――――――――――――――――――――――
目次 1
目 次
はじめに
安全について
点検
ご使用にあたっての注意
第 1 章 概要
1.1 製品概要
1.2 各部の名称と機能
第 2 章 ご使用になる前に
2.1 電池の装てん、交換
第 3 章 測定方法
3.1 測定の開始・終了
3.2 測定視野と照準
3.3 放射率の設定方法
3.4 放射率(ε)の簡易的な求め方
3.5 最高(最低)温度を表示する
3.6 パソコンを利用する場合
第 4 章 仕様
第 5 章 保守・サービス
5.1 故障かなと思ったら
5.2 測定のアドバイス
1
1
2
3
5
5
6
11
12
15
15
16
18
20
22
23
25
27
29
30
―――――――――――――――――――――――

目次 2
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――
はじめに
このたびは、
選定いただき、誠にありがとうございます。この製品を十分
に活用いただき、末長くご使用いただくためにも、取扱説明
書はていねいに扱い、いつも手元に置いてご使用ください。
HIOKI3444・3445
放射温度ハイテスタ をご
安全について
この測定器は、測定方法を間違えると人身事故や
機器の故障につながる可能性があります。取扱説
警告
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態に保つ
のに要する情報や注意事項が記載されています。本器を使用
する前に下記の安全に関する事項をよくお読みください。
○安全記号
明書を熟読し、十分に内容を理解してから操作し
てください。万一事故があっても、弊社製品が原因
である場合以外は責任を負いかねます。
使用者は、取扱説明書内の マークのあるところ
は、必ず読み注意する必要があることを示します。
レーザに対する警告を示します。
1
―――――――――――――――――――――――

2
――――――――――――――――――――――――――
取扱説明書の注意事項には、重要度に応じて以下の表記がさ
れています。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が死亡または重
傷につながる危険性が極めて高いことを意味しま
危険
す。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が死亡または重
警告
傷につながる可能性があることを意味します。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が傷害を負う場
合、または機器を損傷する可能性があることを意
注意
味します。
注記
○確度について
・
○使用前の確認
・使用前には、保存や輸送による故障がないか、点検と動作確
製品性能および操作上でのアドバイス的なことを
意味します。
(読み値、表示値、指示値)
rdg.
現在測定中の値、測定器が現在指示している値を表します。
認をしてから使用してください。故障を確認した場合は、お
買上店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
点検
本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常または破
損がないか点検してからご使用ください。特に付属品および
液晶表示部や操作キー、レンズに注意してください。
万一、破損あるいは仕様どおり動作しない場合は、お買上店
(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。
―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――
ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分に
ご活用いただくために、下記の注意事項をお守りください。
・ここに規定した以外の手順による操作は、危険
なレーザ放射の被爆をもたらします。
・3444・3445(ラボタイプ)は、光源として可視光
半導体レーザを使用しており、JIS 規格(JIS
C6802)のクラス 2 に相当します
(波長 670 nm、最大出力 1mW)。
危険
警告
このレーザ光は目に障害を与える危険がありま
すので、レーザ光が直接目に入らないように注
意してください。
・光学機器で、直接レーザ光を見ないでください。
・鏡面状の物体を測定する場合には、その反射光
が目に入らないように注意してください。
・レーザ光が爆発性のガスに触れないようにして
ください
・本器をぬらしたり、ぬれた手で測定すると感電
事故になるので注意してください。
・機器の保護機能が故障している場合には、使用
できないように破棄するか、知らないで動作さ
せることのないように表示しておいてくださ
い。
3
・強力な電磁波を発生するもの、または帯電して
注意
いるものの近くで使用しないでください。誤動
作の原因となります。
―――――――――――――――――――――――

4
――――――――――――――――――――――――――
・本器の使用環境および設置場所は使用温湿度範
囲 0〜40℃、35〜85% rh 以下の屋内です。直射
日光、ホコリ、腐食性ガスのある場所では使用し
ないでください。
・直射日光や高温、多湿、結露するような環境下で
の、保存や使用はしないでください。変形、絶縁
劣化を起こし、仕様を満足しなくなります。
・本器は防滴構造を採用していますが、水がかか
ったまま長時間放置すると水が浸入したりする
ことがあります。また、レンズやその周辺に水
滴がついたままでは、測定誤差を生じます。直
注意
注記
・放射率設定が測定対象の放射率と異なりますと、誤差を生じ
ます。
・℃が点滅するときは、使用周囲温度範囲外です。直ちに使用
を中断してください。
・使用前には、保存や輸送による故障がないか、点検と動作確
認をしてから使用してください。
・電池消耗時は
んので、ただちに交換してください。
ちに水を拭き取ってください。
・腐食性ガスや爆発性ガスが発生する場所では使
用しないでください。本器の破損もしくは、爆
発事故を誘発する可能性があります。
・本器の損傷を防ぐため、運搬および取扱いの際
は振動、衝撃を避けてください。特に、落下など
による衝撃に注意してください。
・レンズを太陽光などの強い光に向けないでくだ
さい。センサを破壊する恐れがあります。
・測定対象物にレンズを接触させ汚したり、キズ
を付けたり、また異物を入れたりしないでくだ
さい。誤差の原因となります。
マークが点滅します。確度保証はできませ
―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――
第1章 概要
1.1 製品概要
1.測定原理
すべての物体は、温度に応じた赤外線エネルギーを放射して
います。そのエネルギー量を測定することで、その物体の温
度を測定することができます。
2.赤外線とは
赤外線とは、光(電磁波)の一種であり、空気中の透過力が
大きく物質に吸収されやすい性質を持っています。
赤外線検知方式放射温度計では、空気の温度や測定距離に関
係なく正確な測定ができます。
3.放射温度計の構成
物体から放射された赤外線を、赤外線透過レンズや8μmカ
ットオンフィルタ等の光学系で、赤外線センサへ集光します。
赤外線センサからの出力信号は、基準温度センサの出力信号
とともに、電気回路に入力されます。
電気回路で、基準温度の補正や、放射率の補正などをほどこ
して温度に換算し、表示します。
5
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要

6
――――――――――――――――――――――――――
1.2 各部の名称と機能
3444・3445 ラボタイプ
①レンズ
②レーザマーカ照射口
カメラ三脚用ネジ
レーザ説明・警告ラベル
電池ボックス
拡張ボックス用コネクタ
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要

――――――――――――――――――――――――――
注記 拡張ボックス用コネクタには、オプションの3909 インタ
フェースパック付属の接続ケーブルを接続します。詳し
くは、3909 インタフェースパックの取扱説明書を参照し
てください。
操作部
液晶表示部
④設定値変更キー
7
③モード
切換えキー
⑤OFF キー
―――――――――――――――――――――――
⑦表示分解能
切換えキー
⑥MEAS キー
第1章 概要

8
――――――――――――――――――――――――――
①レンズ
測定対象物の赤外線をここより受光します。
②レーザマーカ照射口
ここからレーザマーカが照射されます。
③モード切換えキー
測定中は、上段の瞬時値表示のほか、下段に
値の切換表示ができます。ホールド中は、上記に加えて放射
率、アナログ電圧出力スケールの設定を選択できます。
注記 アナログ電圧出力の使用は、オプションの3909 インタフ
ェースパックが別途必要になります。
④設定値変更キー
放射率およびアナログ電圧出力スケールの設定値の変更に使
用します。
・▼キー :数値が減少
・▲キー :数値が増加
⑤OFF キー
押すと電源が切れます。
⑥MEAS キー
を押すごとに、測定・ホールドが切り換わります。
MEAS
電源オンスイッチはありません。
キーを押すと電源が入ります。ホールド中または
MEAS
マークが表示されている状態にすると、約15秒後に電
SET
源が切れます。(オートパワーオフ)測定中はオートパワーオ
フが働きません。ホールドにしてください。
を切ることもできます。
⑦表示分解能切換えキー
キーを押すごとに、表示分解能1℃・
/
す。
MAX値、MIN
キーで電源
OFF
℃が切り換わりま
0.1
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要

――――――――――――――――――――――――――
液晶表示部
HOLD マーク
レーザマーク
放射率εマーク
SET マーク
LCD ディスプレイ
・
HOLD :
・
MEAS :
・
・
ε
・
SET
・
ZERO・FS :ZERO
注記 アナログ電圧出力の使用は、オプションの3909 インタフ
ェースパックが別途必要になります。
・
MAX・MIN
・
℃
・
・測定値 :測定温度範囲(
測定値のホールド時に点灯します。
測定中に点滅します。
:点灯 レーザが発光していません。
点滅 レーザが発光しています。
:放射率の表示または設定時に点灯します。
:放射率およびアナログ電圧出力スケール設定
時に点滅します。
アナログ電圧出力スケール下限設定
時に点灯します。
アナログ電圧出力スケール上限設定時
FS
に点灯します。
:
最高温度表示
MAX
最低温度表示
MIN
:摂氏の単位が表示されます。
:電池消耗時は
保証はできませんので、ただちに交換してく
ださい。
と、測定値が点滅します。
MEAS マーク
電池残量マーク
測定値
℃マーク
MAX・MIN
マーク
ZERO・FS マーク
マークが点滅します。確度
-50.0〜500.0
℃)から外れる
9
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要

10
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
第1章 概要

――――――――――――――――――――――――――
11
第2章 ご使用になる前に
ご使用になる前に以下の作業をしてください。
1.付属のネジ回しの取付
紛失防止のため、付属のネジ回しを、
ハンドストラップに取り付けてくだ
さい。
ネジ回しは、電池カバーのネジを外す
時に使います。
2.ハンドストラップの取付
落下防止のため、ご使用前にハンドス
トラップを計器に取り付けてください。
3.電池の装てん
電池を本体裏面の電池ボックスに正しく入れてください。
電池の入れ方は、「
さい。
電池の装てん、交換」を参照してくだ
2.1
―――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に

12
――――――――――――――――――――――――――
2.1 電池の装てん、交換
・納品時には、計器に電池を取り付けていません。次に示す手
順で電池を取り付けてください。
・電池消耗時は
んので、ただちに交換してください。
・本体がぬれている場合は、必ず水気を拭き取り、隙間に入っ
ている水がケース内に入らないよう、ボックスを下向きにし
て、電池カバーを外してください。
マークが点滅します。確度保証はできませ
使用乾電池:マンガン電池
あるいはアルカリ電池
1.電池カバーを外す。
本体裏面の電池ボックスのネジを付属のネジ回しでゆるめ、
電池カバーを外します。
2.電池を交換する。
古い電池が入っているとき
は、取り外します。
新しい電池の極性(+−)を
確かめ、正しく装着してくだ
さい。
3.電池カバーをしめる。
電池装てん後、電池カバーを
しめ、ネジを均等にしっかり
と締めてください。
―――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に
6F22
6LR61

――――――――――――――――――――――――――
電池交換時には、まちがって MEAS キーを押さな
危険
警告
注意
注記
・電池を取り外すと各設定値は失われます。電池交換後は、放
射率やアナログ電圧出力スケールの設定を行ってください。
「
プションのインタフェースパックが必要です。インタフェー
スパックの取扱説明書を参照してください。
・長い間使用しないときは、電池の液漏れによる腐食を防ぐた
めに電池を抜いて保管してください。
・付属品の電池はモニター用ですので、寿命が短い時がありま
す。
いでください。レーザマーカが目に入ることがあ
りますので危険です。また交換後は必ずふたをし
てから使用してください。
・電池交換するときは、極性+、−に注意し逆挿入
しないように電池を入れてください。
・使用済の電池をショート、分解または火の中に
投入しないでください。破裂する恐れがあり、
危険です。
・使用済の電池は指定された場所に種別に従って
処分してください。
・ケーブルを電池カバーに挟み込まないように注
意してください。
・ゴムパッキンにゴミが着いていたり、よじれた
状態で電池カバーを閉めないでください。計器
本体の防滴構造が保たれません。
放射率の設定方法」参照。アナログ電圧出力の使用はオ
3.3
13
―――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に

14
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
第2章 ご使用になる前に

――――――――――――――――――――――――――
15
第3章 測定方法
3.1 測定の開始・終了
電源オフのとき
1.
すと電源が入ります。
ディスプレイには、前回、電
LCD
源が切れる直前の画面が表示さ
れます。
電源オフの状態から
注記
キーを1秒以上押し続けると
測定を開始します。
レンズを測定対象物に向けます。
2.
3. MEAS
MEAS
ーを押している間はレーザマーカが発光し、対象物に照準を
合わせることができます。
カは消灯しますが、測定は継続して行われます。
キーを押します。
キーを押している間測定を行います。
MEAS
キーを押
MEAS
MEAS
MEAS
キーを離すとレーザマー
キ
3444・3445 で
危険
発光しています。レーザマーカが目(目に障害)に
入らないように注意してください。
―――――――――――――――――――――――
マーク点滅中は、レーザマーカを
第3章 測定方法

16
――――――――――――――――――――――――――
表示部を読みます。
4.
測定を終了します。
5.
測定中にもう一度
押すと、測定を終了し、その時の
測定値がホールドされます。
注記
・測定値が測定温度範囲(
℃)から外れると表示が点
500.0
滅します。
電源を切ります。
6.
キーを押すと、電源が切れま
■
す。
オートパワーオフが働き、電源が
切れます。
3.2 測定視野と照準
注記
・測定視野は光学応答
は測定径よりも十分大きいことが必要です(
・レーザマーカは測定距離
ドに照射されます。
・測定距離は、2m以上離れていても、測定対象物からの赤外
線を吸収したり、さえぎる物がない限り、温度は測定視野の
平均値として表示されます。
点灯中は、約15秒後に
HOLD
キーを
MEAS
〜
-50.0
の測定径です。測定対象物の大きさ
90%
mまでは、測定視野径の両サイ
1.5
1.5〜2
倍以上)。
―――――――――――――――――――――――
第3章 測定方法

――――――――――――――――――――――――――
3444
照準ピッチ
距離
測定視野
距 離 0.5 m 1m 1.5 m 2m
測定視野
照準ピッチ
3445
照準ピッチ
φ20 mm φ24 mm φ48 mm φ80 mm
34 mm 41 mm 48 mm 55 mm
17
距離
距 離 73 mm 100 mm 150 mm 200 mm
測定視野
照準ピッチ
φ2.0±1mm φ8 mm φ20 mm φ33 mm
0mm 10 mm 28 mm 47 mm
―――――――――――――――――――――――
測定視野
第3章 測定方法

18
――――――――――――――――――――――――――
3.3 放射率の設定方法
物体はそれぞれ固有の放射率を持っています。正しい温度を
求めるため、放射率を測定対象物の値に設定してください。
初期値は
1. ε(放射率)を表示する。
HOLD
押し放射率を表示させます。εが
点灯し、
ε(放射率)を変更する。
2.
数字は、
ます。
3. ε(放射率)の設定を終了する。
MEAS
直ちに測定できます。
に設定されています。
0.95
の状態から
が点滅します。
SET
▲
▼
キーを押すと設定終了し、
キーを数回
M
キーで変更でき
―――――――――――――――――――――――
第3章 測定方法

――――――――――――――――――――――――――
品名 放射率 品名 放射率
アスファルト
コンクリート
セメント
砂
土
水
氷
雪
ガラス
セラミック
大理石
ほたる石
石膏
しっくい
れんが(赤色
繊維
布(黒色
)
人の皮膚
なめし皮
放射率(ε)は測定対象物の表面の状態や色により多少異
注記
なります。温度を正確に測定したい場合や、放射率のわ
からないものの温度を測定したいときは、別売りの黒体
テープ、黒体スプレーを使用してください。
放射率(ε)は黒体テープ、黒体スプレーに示されている
値に設定してください。
0.90〜0.98
0.94
0.96
0.90
0.92〜0.96
0.92〜0.96
0.96〜0.98
0.83 Al
0.90〜0.95 Cr
0.90〜0.94 Cu
0.94 Fe
0.30〜0.40 Ni
0.80〜0.90 Ti
0.89〜0.91 Zn
0.93〜0.96
)
0.90
0.98
0.98
0.75〜0.80
木炭(粉
)
塗装ラッカー
塗装ラッカー
艶消し黒
(
ゴム(黒
プラスチック
材木
紙
真鍮酸化物
青銅凹凸面
圧延ステンレス鋼
赤くさびた鉄
)
)
酸化物
酸化物
酸化物
酸化物
酸化物
酸化物
酸化物
0.96
0.80〜0.95
0.97
0.94
0.85
0.90
0.70〜0.94
0.76
0.81
0.78
0.78〜0.82
0.90
0.40〜0.60
0.11〜0.28
0.56〜0.64
0.55
0.45
0.69
19
―――――――――――――――――――――――
第3章 測定方法

20
――――――――――――――――――――――――――
3.4 放射率(ε)の簡易的な求め方
測定対象物の放射率が不明である場合、オプションの黒体テ
ープを用いて簡易的に求めることができます。
測定対象物に、黒体テープを貼り、適度に加熱(室温+20℃
1.
以上)して、できるだけ一定温度に保ちます。
(温度が高い方が、放射率は正確に求められます)
本器のεの値を黒体テープの放
2.
射率(
黒体テープを貼った部分の温度
3.
を本器で測定して、記録しておき
ますます。(6.で使います)
次に黒体テープを貼っていない
4.
部分で、3で測定した部分にでき
るだけ近い部分を測定し、
MEAS
HOLD
)に設定します。
0.95
キーを離して測定値を
します。
―――――――――――――――――――――――
第3章 測定方法

――――――――――――――――――――――――――
キーを数回押して、放射率設
5. M
定画面にします。
21
6. ▼
で求めた値になるまでεの値を
変化させます。この時のεの値
が、測定対象物の放射率になりま
す。
注記
―――――――――――――――――――――――
キーを押して、温度が
▲
黒体テープの替わりに、オプションの黒体スプレーを用
いても同様の方法で対象物の放射率を求めることができ
ます。この場合、2のεの値を黒体スプレーのラベルに記
載の値に設定してください。
3
第3章 測定方法

22
――――――――――――――――――――――――――
3.5 最高(最低)温度を表示する
① MAX/MIN を表示する。
キーを押すと
M
に最高(最低)温度を表示します。
ホールド時は、前回の測定の最高
(最低)温度を表示します。
測定中は、測定中の最高(最低)
温度を表示します。
② MAX/MINの表示を解除する。
キーを数回押して、なにも表
M
示されない状態にしてください。
MAX→MIN
の順
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第3章 測定方法