Hioki 3423 Instruction Manual

取扱説明書
INSTRUCTION MANUAL
3423
ルクスハイテスタ
LUX HiTESTER
目次
はじめに 点検 安全について ご使用にあたっての注意
第1章概要
第2章 測定準備
第3章 測定方法
第4章 一般仕様
7
製品概要
1.1
各部の名称と機能
1.2
11
電池の実装と交換
2.1
アダプタの使用
2.2 AC
17
第5章 法定照度計について
第6章参考
21
照度基準
6.1
可視域相対分光応答度特性
6.2
斜入射光特性
6.3
11 12
13
19
21 22 23
第7章 保守・サービス
メッセージ一覧
7.1
お手入れの方法
7.2
校正・修理
7.3
25
25 25 26
__________________________________________________
はじめに
点検
このたびは、 選定いただき、誠にありがとうございます。 この製品を十分にご活用いただき、末長くご使用いた だくためにも、取扱説明書はていねいに扱い、いつも お手元に置いてご使用ください。
本器がお手元に届きましたら、輸送中において異常ま たは破損がないかを点検してからご使用ください。 特に付属品およびパネル面のスイッチ、端子類に注意 してください。 万一、破損あるいは仕様どおり動作しない場合は、お 買上店(代理店)または最寄りの営業所にご連絡くだ さい。
HIOKI3423
ルクスハイテスタをご
_____________________________________________
__________________________________________________
安全について
警告
この機器は 験し、安全な状態で出荷されています。測定方法を間違え ると人身事故や機器の故障につながる可能性があります。 取扱説明書を熟読し、十分に内容を理解してから操作して ください。万一事故があっても、弊社製品が原因である場 合以外は責任を負いかねます。
IEC 61010
この取扱説明書には本器を安全に操作し、安全な状態 に保つのに要する情報や注意事項が記載されています。 本器を使用する前に下記の安全に関する事項をよくお 読みください。
安全記号
・使用者は、機器上に表示されている マークのところに
ついて、取扱説明書の 器の操作をしてください。
・使用者は、取扱説明書内の
ず読み注意する必要があることを示します。
直流(DC)を示します。
電源の「入」を示します。
電源の「切」を示します。
安全規格に従って、設計され、試
マークの該当箇所を参照し、機
マークのあるところは、必
_____________________________________________
__________________________________________________
取扱説明書の注意事項には、重要度に応じて以下の 表記がされています。
操作や取り扱いを誤ると、使用者が死亡または重傷に
つながる可能性があることを意味します。
注意
注記
操作や取り扱いを誤ると、使用者が傷害を負う場合、 または機器を損傷する可能性があることを意味します。
製品性能および操作上でのアドバイス的なことを 意味します。
確度について
弊社では測定値の限界誤差を、次に示す ケール)、
(リーディング)、
rdg.
(ディジット)に
dgt.
対する値として定義しています。
(最大表示値、目盛長)
f.s.
最大表示値または、目盛長を表します。 一般的には、現在使用中のレンジを表します。
(読み値、表示値、指示値)
rdg.
現在測定中の値、測定器が現在指示している値を 表します。
(分解能)
dgt.
ディジタル測定器における最小表示単位、つまり 最小桁の
を表します。
"1"
_____________________________________________
(フルス
f.s.
__________________________________________________
ご使用にあたっての注意
本器を安全にご使用いただくために、また機能を十二分 にご活用いただくために、下記の注意事項をお守りくだ さるようお願いいたします。
注意
・本器は受光部と表示部が分離できる構造になっています。
本器の故障を避けるため、これらの脱着は必ず電源を切っ てから行ってください。
・本器の損傷を避けるため、
り、電圧を入力したりしないでください。
・本器は防じん・防水構造となっていません。ホコリの多い
環境や水のかかる環境下で使用しないでください。故障の 原因になります。
・高温、多湿、結露するような環境下での、保存や使用はし
ないでください。変形、絶縁劣化を起こし、仕様を満足し なくなります。
・腐食性ガスや爆発性ガスが発生する場所では使用しないで
ください。本器を破損する可能性があります。
・本器の損傷を防ぐため、運搬および取り扱いの際は振動、
衝撃を避けてください。特に、落下などによる衝撃に注意 してください。本器を破損します。
ANALOG OUT
端子を短絡した
_____________________________________________
__________________________________________________
注記
・一般の照明器具の下での照度測定において、表示の安
定しないことがありますが、これは光源電圧の変動、 周囲の状態(人の影等)によるものがほとんどです。 これらの点に注意して測定してください。
・低照度下での測定のため、表示部にバックライトがつ
いています。電池の消耗をできるだけ少なくするた め、明るさは最小限に絞ってあります。 点灯後は約8秒で自動的に消灯します。バックライ トの照度に及ぼす影響をなくすため、バックライト点 灯時は直前に表示を
・本器の測定基準面(
です。
マーク点灯時は、電池が消耗していますので、早め
に交換してください。
・本器を分解したり、衝撃を加えないようにしてくださ
い。
するようになっています。
HOLD
REF.LEVEL
)は、受光面の先端
_____________________________________________
__________________________________________________
_____________________________________________
__________________________________________________
第1章概要
製品概要
1.1
ルクスハイテスタは各種照明機器、照明工事、
3423
設備管理など幅広い分野でご使用いただけます。 本器は
20 lx〜200000 lxの5
すので、広範囲な照度の測定ができます。測定者の便 を考え、受光部と表示部を分離して測定できる構造に し、表示部には読みやすい大型の さらに、バックライト機能によって、低照度の環境下 でも読み取りを容易に行えるようになっています(バ ックライト点灯時は表示がホールドされるので測定に 影響を与えません)。 受光部にシリコンフォトダイオードと光学フィルタを 使用し、色に対する感度を人間の目の応答に近づける ように視感度補正をしています。 マイコンを搭載し、オートレンジ、ワンタッチゼロア ジャスト、アナログ出力のゼロアジャストが行えます。 電池駆動のほかACアダプタ( 売))が使用できますので、長時間の測定に便利です。
レンジ構成になっていま
を採用しました。
LCD
9035 AC
アダプタ(別
_____________________________________________
第1章概要
__________________________________________________
各部の名称と機能
1.2
受光部と表示部の2つに分かれており、分離できます。
(別売
接続ケーブル(ケース付き)使用)
9436
_____________________________________________
第1章概要
9094
__________________________________________________
[受光部]
受光面
[表示部]
測定基準表示マーク 測定基準面が受光面の先端であることを示します。
ディスプレイ
LCD
キー
RANGE
キー、
HOLD
キー
0 ADJ
キャップ ゼロアジャストを行うときに受光部に取り付け
イジェクトフック 受光部と表示部の脱着を行います。
POWER ANALOG OUT
電池ぶた 電池交換時に取り外します。
LIGHT
キー
スイッチ
端子
のセンサ部分です。受光面の照度を測定
3423
します。
AUTO
HOLD
レンジの選択を行います。 表示ホールド、または、バックライトの点灯を行
います。 ゼロアジャストを行います。
ます。
電源の 照度のアナログ出力を行います。(別売
力コード使用)
オートレンジのときに点灯します。 表示をホールドしたとき、または、バ
ックライトを点灯したとき点灯します。 電池が消耗したとき点灯します。
0 20000 lx 00 200000 lx lx .
ON/OFF
レンジの時に点灯します。
レンジの時に点灯します。 照度の単位記号(ルクス)を示します 小数点を示します。
を行います。
_____________________________________________
第1章概要
10
__________________________________________________
_____________________________________________
第1章概要
__________________________________________________
11
第2章 測定準備
電池の実装と交換
2.1
警告
・感電事故を避けるため、
アダプタコードを外してから電池を交換してください。交 換後は、必ずふた(ケース)をしてから 使用してください。
・電池交換するときは新旧および異種の混合はしないでくだ
さい。また極性+−に注意し、逆挿入しないでください。性 能劣化や液漏れの原因になります。
・使用済の電池をショート、分解または火中への投入はしな
いでください。破裂する恐れがあり危険です。
・使用済の電池は地域で定められた規則に従って処分してく
ださい。
電池ぶたをスライドして取り外します。
1.
個の電池を新しいものと交換します。
2. 2
電池ぶたを取り付けます。
3.
POWER
スイッチを
OFF
にし、
AC
_____________________________________________
第2章 測定準備
12
__________________________________________________
2.2 AC
アダプタの使用
別売オプションのACアダプタを使用することができ ます。
警告
アダプタは指定の
AC
SINO-AMERICAN
V/300 mA
てください。(定格電源電圧に対し しています)本器の損傷および電気事故を避けるため、そ れ以外の電圧での使用は絶対にしないでください。
、端子径φ5のセンタマイナスのものを使用し
9035 AC
)) または安全面で
アダプタ(
IEC950
の電圧変動を考慮
10%
A20630NJ
準拠し、
6
_____________________________________________
第2章 測定準備
__________________________________________________
13
第3章 測定方法
付属のキャップを受光部にセットし、
1.
チをI(ON)にします。
ディスプレイに数字が表示されたら、
2. LCD
ーを押してください。このとき べてのレンジのゼロアジャストが一度に行われます。
の文字が消えたら、キャップを外し受光部を測
3. ADJ
定しようとする位置に置いてください。
電源投入時は
4.
れ、オートレンジモードになっています。レンジを固 定する場合には、 してください。( て現在表示のレンジに固定されます。以後押すごと に測定範囲の広いレンジに移ります。また、
レンジの次は
lx
レンジからオートレンジに戻すには、
秒以上押し続けてください。
1
測定範囲を超えると「OF」が表示されます。
5.
表示が安定したところで表示 値を 読み取ってく ださい。
6.
表示を止める場合には、
7.
もう1度押すと、ホールドは解除されます(アナログ
出力はホールドされません。
換え、ゼロアジャストはできません)。
バックライトを点灯する場合には、
8.
以上押し続けてください。バックライト点灯時に表
示は自動的にホールドされます。バックライトは約
秒間点灯し自動的に消灯します(バックライトが消
8
灯してもホールド状態は解除されません。また、8秒
以内にもう1度押すとバックライトは消灯しホール
ドも解除されます)。
ディスプレイに
LCD
RANGE
RANGE
20 lx
キーを押して最適レンジに
キーを押すと
レンジになります)マニュアル
HOLD
POWER
が表示され、す
ADJ
AUTO
RANGE
キーを押してください。
中はレンジの切
HOLD
LIGHT
0ADJ
が表示さ
AUTO
200000
キーを1秒
スイッ
は消え
キーを
_____________________________________________
第3章 測定方法
14
__________________________________________________
アナログ出力を使用する場合は、
9.
売)を
ANALOG OUT
続してご使用ください。アナログ出力は1カウント が ジにしておくとレンジが切り換わりフルスケール値 が変わる場合があります。このような場合には、マニ ュアルレンジにてご使用ください。
電池が消耗すると
10.
池と交換してください。
受光部と表示部を分離して測定する場合には、
11. POWER
認し、表示部を押さえ、イジェクトフックを両側から 押しながらゆっくり受光部 を引 っ張 って くだ さい。 受光部と表示部の接続には ス付)(別売)をご使用ください。 測定が終わりましたら、キャップをして
12.
ッチを○(
です。照度値が変化する場合、オートレン
0.1 mV
スイッチが○(
OFF
端子に接続し、記録計などと接
マークが点灯します。新しい電
)になっていることを確
OFF
9436
)にしてください。
出力コード(別
9094
接続ケーブル(ケー
POWER
スイ
_____________________________________________
第3章 測定方法
__________________________________________________
注記
・キャップがセットされていない(
ントがある)場合、 プのセットを確認してください。
・電源投入後、すぐにゼロアジャストを行うと数カウン
ト数字が残る場合があります。その場合には、再度ゼ ロアジャストを実行してください。
POWER
抜差しや、受光部と表示部の分離、接続を行わないで ください。
POWER
(ON)にすると、誤動作することがあります。その場
合には 待ってから電源を入れ直してください。
・バックライトは低照度下でご使用ください。電池の消
耗を少なくするため、光量を絞ってありますので、通 常照度下では点灯が確認しづらいことがあります。
スイッチがI(ON)のまま、ACアダプタの
スイッチを○(
POWER
スイッチを○(
が表示されますのでキャッ
CAP
)にして、すぐに
OFF
相当以上のカウ
1lx
)にして、数秒
OFF
15
I
_____________________________________________
第3章 測定方法
16
__________________________________________________
_____________________________________________
第3章 測定方法
__________________________________________________
17
第4章 一般仕様
階級 型式 計量法 型式承認第 表示
表示動作
測定レンジ
オーバー表示 「OF」表示 確度 ±
斜入射光特性
応答時間 オートレンジ5秒以内
温度特性
湿度特性
_____________________________________________
JIS C 1609-1993
LCD 3 1/2
ただし、
200000 lx
オートレンジ「 ホールドレンジ「 電池消耗「 単位記号「lx」表示
バックライト機能
EL 20, 200, 2000 lx
20000 lx 200000 lx
20/200/2000/20000/200000 lx
オート/マニュアル切換式
4% rdg.±1dgt.(23℃±5
角度 余弦則からの外れ
°
10
°
30
°
50
°
60
°
80
マニュアルレンジ2秒以内
-10℃〜40
れ±
3%
23℃、45〜75%rh
に3時間放置し元の環境に戻したときの値との ずれ±
3%
一般形AA級に準拠
E-11
最大「
20000 lx
レンジは「
レンジ:10カウントステップ
レンジ:
℃における23℃時の測定値からのず
1999
レンジは「
199900
」表示
AUTO
」表示
HOLD
」表示
レンジ:1カウントステップ
カウントステップ
100
±
1%
±
2%
±
6%
±
7%
±
25%
の環境での値と、85〜
19990
℃)
95%rh
第4章 一般仕様
18
__________________________________________________
可視域相対分光応 答特性
紫外域・赤外域の 応答度特性
疲労特性 光が入射後、1分後と10分後の値の差±1%以下 断続光に対する特性
受光素子 シリコンフォトダイオード 使用温湿度範囲 保存温湿度範囲 確度保証温湿度範囲
確度保証期間 アナログ出力 電源 定格電源電圧
最大定格電力 連続使用時間 約25時間 放射性周波電磁界
の影響 寸法・質量
付属品 センサキャップ、単3形マンガン乾電池(
オプション
適合規格 安全性
標準分光視感効率(標準比視感度)からの外れ
以下
8%
紫外・赤外放射に対する応答1%以下
または
100 Hz
続光を照射したときの値のずれ±
-10〜40℃,80%rh
-10〜50℃,80%rh 23±5℃,80%rh
2 DC200 mVf.s.±2.5%f.s.
単3形マンガン乾電池( アルカリ乾電池(
アダプタ
9035 AC 600 mVA
にて±
3 V/m
74W×170H×30D mm
310 g
×2、
9436
帯用ケース(付属)、
9035 AC
EMC EN61326
120 dgt.
(電池含む)
携帯用ケース、取扱説明書
9376
接続ケーブル(2m/ケース付)、
アダプタ
EN61010
汚染度2(予想される過渡過電圧
の周波数で
120 Hz
以下(結露なきこと) 以下(結露なきこと)
以下(結露なきこと)
(表示値に対して)
DC1.5 V×2
R6P×2
LR6×2
A20630NJ(SINO-AMERICAN
(突起物含まず)
出力コード(
9094
A20630NJ(SINO-AMERICAN
周期の断
1/2
2%
)または単3形
R6P
9376
1.5 m
330 V
))
携 )、
))
_____________________________________________
第4章 一般仕様
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