Genie Z®-80/60 Operator's Manual [ja]

操作説明書
シリアル番号の範囲
Z®-80/60
Z80H-7896 から
ANSI/CSA North America South America Asia
メンテナンス情報付き
英語版操作説明書の翻訳
Fifth Edition First Printing Part No. 1294418JAGT
操作説明書 5 初刷
Z®-80/60 品番 1294418JAGT
Front Matter
目次
はじめに ................................................................. 1
シンボルと危険を表すイラストの定義 ...................... 5
一般的な安全 ......................................................... 8
作業員の安全 ...................................................... 14
作業場の安全 ...................................................... 15
説明 ..................................................................... 25
操作パネル .......................................................... 26
点検 ..................................................................... 34
操作手順 .............................................................. 54
輸送および持ち上げの手順 .................................. 69
メンテナンス ......................................................... 72
仕様 ..................................................................... 76
Copyright © 2002 Terex Corporation
第 5 版: 初刷 2020 年 10 月 「Genie」 および 「Z」 は米国およびその他の国における
Terex South Dakota, Inc. の登録商標です。 本機械は
ANSI/SAIA A92.20 CAN/CSA B354.6 に適合しています。
5 初刷 操作説明書
はじめに
品番 1294418JAGT Z®-80/60 1
はじめに
この説明書について
当社の製品をお選びいただき、ありがとうございます。 当社はユーザーの安全を最優先に考えており、その 達成には皆様のご協力が必要です。本著は、Genie 機械のユーザーもしくはオペレータのための操作およ び毎日の保守点検説明書となっています。
本説明書は機械の一部とみなされ、必ず機械と一緒 に置かれていなければなりません。ご質問等がありま したら、Genie にお問い合わせください。
製品の識別
この機械のシリアル番号はシリアルラベルに記載され ています。
シリアル番号はシャーシ に記載
シリアルラベル
(カバーの下)
用途および訓練ガイド
本機械は、作業員を工具や機材と共に高所作業場ま で上げることを用途としています。機械を操作する前 に、この訓練ガイドを読み、理解することはオペレータ の任務です。
各作業員は可動式上昇作業台(MEWP)を操作
するためのトレーニングを受けなければなりま せん。
MEWP の訓練は認定され、技能を持ち、トレー
ニングされた担当者に実施されなければなりま せん。
トレーニングを受け、認定された担当者のみが機
械を操作することを許可されなければなりま せん。
操作説明書の製品取扱説明書と安全規則をよく
読み、理解し、従うことはオペレータの任務です。
操作説明書は作業台のマニュアル保管場所にあ
ります。
具体的な製品の適用性に関しては、次のページ
記載の「製造者への連絡」を参照してください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
はじめに
2 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
作業台操作の記号論とそれに関連する機械の動作は 以下のとおりです。
作業台レベルスイッチ 作業台回転スイッチ
ジブブーム上昇/下降
主ブーム上昇/下降 ターンテーブル回転
主ブーム延長/収縮スイッチ
補助ブーム上昇/下降
走行前進/逆進
操舵右/
地上操作の記号論とそれに関連する機械の動作は以 下のとおりです。
作業台レベル、ジブブーム 上昇/下降、主ブーム延長/ 収縮、主ブーム上昇/下 降、および補助ブーム収 縮/下降
ターンテーブル回転およ び作業台回転
連続機能と動作は以下のとおりです。
走行および操舵。
インターロック機能は以下のとおりです。
上昇時走行速度。 非水平状態での上昇時の走行。 ブームが丸印側のタイヤの間に位置するまで、
ターンテーブルを旋回させます。
全ての作業台および地上操作。
使用の制限は以下の場合です。
本機械は、作業員を工具や機材と共に高所作業
場まで上げることを用途としています。
機械がしっかりとした平坦な地面に設置されている
場合以外は、作業台を上昇させないでください。
安定性増強とは以下を示します。
フォームタイヤ (搭載されている場合)。
制限された動作包絡面は以下のとおりです。
1,000 lbs/454 kg 作業台積戴重量 (搭載されて
いる場合)。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
はじめに
品番 1294418JAGT Z®-80/60 3
通知の配布と準拠
製品ユーザーの安全は Genie の最優先事項です。 数多くのさまざまな通知は Genie が販売業者および 機械の所有者に重要な安全規約と製品情報を知らせ るために使用されます。
通知に含まれる情報は、機械モデルとシリアル番号を 使用して特定の機械に関連付けられています。
通知の配布は、お客様を担当している販売業者によっ て記録されている最新の所有者情報に基づいて行わ れます。そのため、ご利用の機械を登録し、連絡先情 報を更新することは重要です。
従業員の安全、使用している機械の継続した安全な 操作を保証するために、それぞれの通知に記載され ている事項に必ず準拠してください。
ご利用の機械に関する公開されている通知は www.genielift.com にアクセスしてご確認ください。
製造者への連絡
Genie にご連絡いただく必要が出てくる場合があるか もしれません。その場合には、ご利用の機械のモデル 番号とシリアル番号、またお客様のお名前とご連絡情 報とを合わせて提供いただくためのご準備をお願いい たします。Genie にご連絡いただく事項には最小限で あっても以下があります。
事故のご報告 製品の適用性および安全性に関するご質問 標準および法規制の順守情報
機械の所有権の変更、または連絡情報の変更などの 現在の所有者情報の更新以下の「所有権の譲渡」を 参照してください。
機械所有権の譲渡
所要時間数分で所有者情報を更新していただくと、ご 利用の機械に適用する重要な安全、保守および操作 に関する情報を取得できます。
www.genielift.com にアクセスしてただくか、またはフ リーダイヤル 1-800-536-1800 までご連絡いただき、 ご利用の機械をご登録ください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
はじめに
4 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
危険
本説明書の操作指示と安全規則に従 わなかった場合、死亡または重傷事故
の原因となることがあります。
操作を行う必須条件は、以下のとおり
です。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。 1 危険な状態での使用を避ける。
次のセクションに進む前に、安全規則を承知し理 解する。
2 必ず操作前の点検を行う。 3 使用する前に必ず機能テストを行う。 4 作業場を点検する。 5 決められた用途にのみ機械を使用する。
製品取扱説明書と安全規則 安全マニュアル
および操作説明書と機械ステッカーをよく読み、 理解し、それに従う。
従業員の安全規則と作業場所の規則をよく読み、
理解し、それに従う。
該当するすべての法規をよく読み、理解し、それ
に従う。
使用者は安全に機械操作を行うための適切なト
レーニングを受ける。
安全ステッカーの保守
安全ステッカーがない場合または破損している場合 は、新しいステッカーを貼付します。常にオペレータの 安全に配慮してください。安全ステッカーの汚れを取る には、刺激の少ないせっけんと水を使用します。安全 ステッカーの素材を傷つける場合があるため、溶剤を 使用したクリーナーを使用しないでください。
危険の分類
製品ステッカーは、識別しやすいよう、下記のようなシ ンボル、色別コード、および注意喚起語を使用してい ます。
安全警報マーク - ケガの危険が あることを知らせます。ケガや死亡 の危険を避けるために、このシンボ ルの安全警告に従ってください。
回避しないと、重傷または死に至る 危険があることを示します。
回避しないと、重傷または死に至る 可能性のある危険があることを示し ます。
回避しないと、軽度または中程度の ケガを負う可能性のある危険があ ることを示します。
物品の損傷に関するメッセージ です。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
シンボルと危険を表すイラストの定義
品番 1294418JAGT Z®-80/60 5
シンボルと危険を表すイラストの定義
火災の危険
爆発の危険
爆発の危険
サービスマニュアルを 読んでください
禁煙。 火気厳禁。 エンジン停止。
消火器
禁煙。
爆発の危険
感電の危険
必要な間隔を維持してく ださい
転倒の危険
転倒の危険
転倒の危険
転倒の危険
タイヤ仕様
操作説明書 第 5 版 • 初刷
シンボルと危険を表すイラストの定義
6 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
車輪荷重
風速 最大積載荷重量
外圧 最大積載荷重量には溶 接機の重量が含まれ ます。
荷締めの手順
吊り上げ点
作業台の荷締め手順
吊り上げ&荷締め手 順
安全帯固定場所 腐食性液体
色分けされた方向矢印
暴走の危険
衝突の危険
頭上の障害物
第 5 版 • 初刷 操作説明書
シンボルと危険を表すイラストの定義
品番 1294418JAGT Z®-80/60 7
感電の危険
接触を避ける
バッテリーの切り離し
作業台への電力の定 格電圧
作業台への空気配管の 定格圧力
挟まる危険
保守作業中は作業台 またはブームを支える
グロープラグを搭載し た機械に、エーテルな どの高エネルギーな 始動補助剤を使用し ないでください。
爆発の危険
全ての圧力を低減
上昇中に傾斜アラームが鳴った場合の復元手 順
上り傾斜にある作 業台:
1 主ブームを下げます。 2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを収縮し
ます。
下り傾斜にある作 業台:
1 主ブームを収縮し
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを下げます。
操作説明書を読んで ください
緊急下降
トレーニングを受け認定 された担当者のみによ るアクセス
操作説明書 第 5 版 • 初刷
一般的な安全
8 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
一般的な安全
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを示しています (例:カバーの下など) 。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
一般的な安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 9
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを示しています (例:カバーの下など) 。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
一般的な安全
10 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
第 5 版 • 初刷 操作説明書
一般的な安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 11
操作説明書 第 5 版 • 初刷
一般的な安全
12 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
第 5 版 • 初刷 操作説明書
一般的な安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 13
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを示しています (例:カバーの下など) 。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
作業員の安全
14 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
作業員の安全
作業員の落下防止
この機械を操作する際、落下防止装置 (PFPE) の着 用が必要です。
作業員は、法規に従って安全ベルトまたはハーネスを 着用する必要があります。安全帯を作業台のアンカー に取り付けてください。
安全装備の使用に関して、作業員は従業員規則、作 業現場の規則、および法規に従う必要があります。
すべての PFPE は、適用した法規に準拠したもので なければならず、PFPE 取扱説明書の指示に従って 検査して使用してください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 15
作業場の安全
感電の危険
この機械は絶縁されておらず、電流との接触または電 流への近接に対する保護は施されていません。
電線から離す必要のある 距離については、地域およ び国のすべての規制に 従ってください。少なくと も、以下の表に記載の必 要距離を空けなければな りません。
線間電圧
必要な距離
0 ~ 50KV
10 ft
3.05 m
50 ~ 200KV
15 ft
4.60 m
200 ~ 350KV
20 ft
6.10 m
350 ~ 500KV
25 ft
7.62 m
500 ~ 750KV
35 ft
10.67 m
750 ~ 1000KV
45 ft
13.72 m
作業台の動きや電線の揺れやたるみを考慮にいれ、 強風および突風に注意してください。
通電している電線に機械が 接触している場合は、機械 に近づかないでください。 地上もしくは作業台の従業 員は、電線の電気が止めら れるまで、絶対に機械に触 れたり操作したりしないでく ださい。
雷や暴風などの悪天候下では、機械を操作しないでく ださい。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでくだ さい。
転倒の危険
作業員、装備、および機材は、作業台最大積載荷重 量または作業台延長時の最大積載荷重量を超えては なりません。
作業台最大積載荷重量
500 lbs
227 kg
最大作業員数
2
定格作業台最大積載荷重量には、パイプクレードル、 パネルクレードル、溶接機などのオプションや付属品 の重量が含まれるため、作業台積戴荷重量からこれ らの重量を差し引く必要があります。オプションおよび 付属品に付いているステッカーを参照してください。
付属品を使用する場合には、付属品に付いているス テッカー、指示およびマニュアルをよく読んで理解し、 従ってください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
作業場の安全
16 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
機械を固い水平な地面に設 置している場合以外は、 ブームを上昇もしくは延長し ないでください。
水平位置の指標として傾斜アラームに依存しないでく ださい。傾斜アラームは、機械が急な斜面にある場合 にのみ作業台内で鳴ります。
ブームが下降しているときに傾斜アラームが鳴った場 合には、ブームを水平より高く延長、旋回、あるいは 上昇させないでください。作業台を上昇させる前に、機 械を固い水平な地面に移動してください。
作業台を上昇させるときに傾斜アラームが鳴った場合 には、最新の注意を払ってください。斜面上における ブームの状態が、以下のどれに当てはまるかを判断 してください。固い水平な地面に移動する前に、手順 に従ってブームを下げてください。作業台の下降中 は、ブームを旋回しないでください。
復元モードは、トレーニングを受け認定された担当者 のみによって実施されなければなりません。
作業台が上り傾斜にあると きに傾斜アラームが鳴った 場合には、以下の操作を行 います。
1 主ブームを下げます。 2 補助ブームを収縮/
降します。
3 主ブームを収縮し
ます。
作業台が下り傾斜にあると きに傾斜アラームが鳴った 場合には、以下の操作を行 います。
1 主ブームを収縮し
ます。
2 補助ブームを収縮/
降します。
3 主ブームを下げます。
風速が 28 mph/秒速
12.5 m を超える場合は ブームを上げないでくだ さい。28 mph/秒速 12.5 m 以上の風速のもとでブーム を上げている場合は、ブー ムを下げ、機械の操作を中 止してください。
強風や突風の状況で機械を操作しないでください。作 業台や積荷の表面積を大きくしないでください。風に あたる面積が増えるにつれて機械の安定性が低下し ます。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 17
平らでない場所、障害物 のある場所、不安定な場 所、または滑りやすい場所 を、収納した状態で走行し ているとき、あるいは、くぼ みや急に低くなっている場 所の近辺で走行していると きは、細心の注意を払うと ともに、機械を減速してくだ さい。
平らでない不安定な地面、またはその他の危険があ る状況では、ブームを上昇したあるいは延長した状態 で機械を走行しないでください。
機械をクレーンとして使用しないでください。 機械や他の物体をブームで押さないでください。 ブームを近辺の建造物に接触させないでください。
ブームや作業台を近辺の建造物につながないでくだ さい。
作業台の周囲から荷物が突き出ないようにしてくだ さい。
作業台の外にある物体を押 したり、引っ張ったりしないで ください。
最大側方圧力 ANSI &
CSA 90 lbs/400 N
機械の部品を改造したり、使用不能にしたりしないでく ださい。機械の安全性と安定性に影響します。
機械の安定性に影響する部品を、重量や仕様の異な るものと取り替えないでください。
工場出荷時に取り付けられているタイヤを、異なる仕 様またはプライ数評価値のものと交換しないでくだ さい。
工場出荷時に取り付けられているフォームタイヤを空 気圧タイヤに交換しないでください。ホイールの重量 は、安定性に大きな影響を及ぼします。
ハイフローテーションタイヤの取り付けは工場出荷時 に行います。工場出荷時に取り付けられている標準の タイヤをハイフローテーションタイヤに交換しないでく ださい。
製造元の書面による事前の許可なしに、可動式上昇 作業台を変更、または改造しないでください。工具や 他の機材を収納するためのアタッチメントを作業台、 踏み板、またはガードレールに取り付けると、作業台 の重量および作業台や積荷の表面積を増大させ ます。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
作業場の安全
18 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
機械から荷物をぶら下げ たり、取り付けたりしないで ください。
はしごや足場を作業台に 設置しないでください。ま た、本機械のどの部分にも 立てかけないでください。
工具や機材を運ぶ場合は、作業台に均等に配置し、 作業員が作業台で安全に使用できるようにしてくだ さい。
動いている、または動く可能性のある表面、もしくは車 両上で機械を使用しないでください。
タイヤの状態がすべて良好であり、タイヤに適切に空 気が入れられていること、およびラグナットが適切に締 められていることを確認してください。
近くの構造物に挟まったり、引っ掛かったりして、通常 の運行を妨げられている作業台を、作業台操作を使 用して解放しようとしないでください。作業員が作業台 から降りてから、地上操作を使用して作業台を解放し てください。
傾斜面での操作の危険
機械の最大上り、下りおよび横勾配の定格値を超える 斜面では、機械を走行しないでください。定格勾配は、 機械が収納状態の場合にのみ適用されます。
最大定格勾配、収納状態、2WD
作業台が下り傾斜にある場合
30%
(17°)
作業台が上がり傾斜にある場合
15%
(9°)
横勾配
25%
(14°)
最大定格勾配、収納状態、4WD
作業台が下り傾斜にある場合
45%
(24°)
作業台が上がり傾斜にある場合
35%
(19°)
横勾配
25%
(14°)
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる場 合と車輪と地面との摩擦の状態により異なります。作 業台への追加の重量は定格勾配を低減する場合が あります。操作手順の「傾斜面における走行」のセク ションを参照してください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 19
落下の危険
作業員は、法規に従って 安全ベルトまたはハーネス を着用する必要があり ます。安全帯を作業台 のアンカーに取り付けてく ださい。
作業台の手摺りの上に 座ったり、立ったり、登った りしないでください。作業台 の上では常にしっかりとし た足場を確保してくだ さい。
作業台が上がっている状 態で、作業台から降りない でください。
作業台の床面は、常にきれいにしておいてください。
操作前に、作業台出入口中間レールを下げるか、もし くは出入口ゲートを閉めてください。
機械が作業台を収納した状態で、作業台が地上にあ る場合以外は、作業台に出入りしないでください。
機械が高い位置の時に作業員が機械から出ようとす る特定の場合の危険性については、設計の時に想定 されています。詳細は Genie にお問い合わせくださ い(「製造者への連絡」を参照)。
衝突の危険
走行中または操作中は、 視界の限度および死角に 注意してください。
ターンテーブルを旋回しているときは、ブームの位置 および後方車体の揺れに注意してください。
作業場において、頭上に障 害物もしくは他に危険なも のがないことを確認してくだ さい。
作業台の手摺りにつかまっ ているときは、手を挟まな いよう注意してください。
作業員は、安全装備の使用において、従業員規則、 作業場規則、および適合する法規に従わなければな りません。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
作業場の安全
20 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
走行や操舵機能を使用する際は、作業台操作および 走行シャーシの色分けされた方向矢印をよく見てくだ さい。
ブームを下げる場合は、 下に人がいないこと、およ び障害物になるものがな いことを確かめてくだ さい。
路面の状態、交通量、傾 斜、人の位置、およびその 他追突の要因となるもの に従って、走行速度を制 限してください。
クレーンの軌道内においてブームを操作する場合は、 必ずクレーンの制御をロックし、衝突を防ぐための予 防措置を講じてください。
機械の操作時は、危険な走行や乱暴な運転をしない でください。
人体への傷害の危険
一酸化炭素中毒を避けるため、常によく換気された場 所で機械を操作してください。
作動油や空気が漏れている状態で機械を操作しない でください。空気や作動油が漏れると、皮膚に染み込 んだり、やけどを負う原因となります。
カバーの下の部品に不用意に触れると重傷を負うこと があります。適切なトレーニングを受けたメンテナンス 担当者以外は、これらのコンパートメントへの作業を 行わないでください。オペレータは、作業前の点検を 行うときのみにこれらのコンパートメントにアクセスして ください。機械の操作中は、すべてのコンパートメント がしっかりと閉じられていなければなりません。
爆発と火災の危険
LPG ガス、ガソリン、ディーゼル、または他の爆発性 物質の臭いがする場合、あるいはそれらを検知した場 合は、エンジンを始動しないでぐださい。
エンジンが作動している状態で、燃料を補給しないでく ださい。
燃料の補給とバッテリーの充電は、火花、炎、または 火のついたタバコのない、換気された広い場所で行っ てください。
可燃性ガス、爆発性ガス、もしくは微粒子が存在する 危険な場所では、機械を操作したり、バッテリーを充 電したりしないでください。
グロープラグを搭載したエンジンにエーテル製スプ レーをかけないでください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 21
機械故障の危険
損傷もしくは故障している機械は使用しないでくだ さい。
作業シフトの前に、機械の操作前の点検を完全に行 い、すべての機能をテストしてください。損傷もしくは故 障している機械は、直ちに故障の貼り紙を付けて、作 業を中止してください。
本説明書と Genie サービスマニュアルに記載されて いるすべてのメンテナンスを必ず行ってください。
すべてのステッカーが適切な位置にあり、文字が読め る状態であることを確認してください。
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが完備さ れ、読める状態で、機械の保管場所に保管されている ようにしてください。
部品の損傷の危険
ブースターケーブルを使ってエンジンを始動する場合 は、12V より高いバッテリーもしくは充電器を使用しな いでください。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでくだ さい。
非常に磁気の高い場所が近くに存在するような現場 では、機械を操作しないでください。
バッテリーの安全管理
やけどの危険
バッテリーには酸が入ってい ます。バッテリーを扱うときに は、必ず保護服と保護メガネを 着用してください。
バッテリーの酸をこぼしたり酸 に触れたりしないようにしてく ださい。バッテリー液がこぼれ た場合は重曹と水を使って中 和してください。
爆発の危険
火花、炎、火のついたタバコな どをバッテリーに近づけないで ください。バッテリーは爆発性 ガスを放出します。
感電の危険
電気端子に触れないでください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
作業場の安全
22 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
接触アラーム安全規則
接触アラームに付属しているすべての警告と指示をよ く読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。定格作 業台最大積載荷重量には接触アラームアッセンブリ の重量が含まれるため、合計作業台荷重量からこれ らの重量を差し引く必要があります。
接触アラームアッセンブリの重量は 10 lbs/4.5 kg です。
接触アラームがしっかりと設置されていることを確認し てください。
溶接機の安全
溶接電源ユニットに付いているすべての警告と指示を よく読み、理解し、それに従ってください。
溶接リードまたはケーブルを接続する場合は、必ず溶 接電源ユニットを作業台操作でオフにした状態で行っ てください。
必ず溶接ケーブルが正しく接続され、溶接機が適切に 接地されている状態で操作してください。
定格作業台最大積載荷重量には溶接機の重量が含 まれるため、作業台に載せることのできる積荷の合計 荷重量は小さくなります。溶接機の電源の重量は 75 lbs/34 kg です。
溶接機の操作は、OSHA 規則 1926.352(d) に従っ て、必ず消火器が直ちに使用できるような状態で行っ てください。
作業台への溶接ラインの安全
溶接電源ユニットに付いているすべての警告と指示を よく読み、理解し、それに従ってください。
溶接リードまたはケーブルを接続する場合は、必ず溶 接電源ユニットを作業台操作でオフにした状態で行っ てください。
溶接ケーブルが正しく接続されていない場合は、操作 しないでください。
プラス極側のリード線をターンテーブルと作業台にあ るツイストロック コネクタに接続してください。
マイナス極側のリード線を、ターンテーブルおよび作 業台の接地ポストに接続してください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
品番 1294418JAGT Z®-80/60 23
パイプクレードルの安全
パイプクレードルに付いているすべての警告と指示を よく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。パイプ クレードルのアッセンブリとパイプクレードルの重量は 定格作業台積載荷重量に含まれるため、作業台に載 せることのできる積荷の合計荷重量は小さくなります。
パイプクレードルのアッセンブリの重量は 21 lbs/9.5 kg です。
パイプクレードルのアッセンブリの最大積載重量は 200 lbs/91 kg です。
パイプクレードルのアッセンブリとパイプクレードルの 積荷の重量によって、作業台の最大作業員数が制限 される可能性があります。
積荷を作業台の外周の中心に置いてください。 積荷を作業台に固定してください。 作業台への出入りが妨げられないようにしてください。
作業台操作や赤色の緊急停止ボタンの操作が妨げら れないようにしてください。
荷がぶら下がっている状態の作業台の移動に関する 危険について、すべて適切に指示され認識している場 合以外は、操作を行わないでください。
機械に水平力あるいは側面荷重を与える原因になる ので、固定されている積荷やぶら下っている状態の積 荷を上下に移動させないでください。
感電の危険:パイプを通電状態の導体にいっさい近づ けないでください。
パネルクレードルの安全
パネルクレードルに付いているすべての警告と指示を よく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。クレー ドル、パネル、作業員、工具、その他の機材を合わせ た重量が最大定格重量を超えてはいけません。
パネルクレードルのアッセンブリの重量は 30 lbs/13.6 kg です。
パネルクレードルの最大積載重量は 250 lbs/113 kg です。
パネルクレードルとパネルクレードル内の積荷の重量 によって、作業台の最大作業員数が制限される可能 性があります。
クレードルを作業台に固定してください。付属のスト ラップでパネルを作業台の手摺りに固定します。
パネルを持ち上げる危険について、すべて適切に指 示され、認識している場合以外は、操作を行わないで ください。
機械に水平力あるいは側面荷重を与える原因になる ので、固定されている積荷やぶら下っている状態の積 荷を上下に移動させないでください。
パネルの最大垂直高さ:4 ft/1.2 m。 最大風速:15 mph/6.7 m/秒。 最大パネル面積:32 sq ft/3 m2。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
作業場の安全
24 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
牽引装置本体の安全
牽引装置本体に付いているすべての警告と指示をよく 読み、理解し、それに従ってください。
車両がフリーホイール設定の場合にはブレーキ機能 がなく、機械が動くことによって死、重傷に至る、もしく は対物事故となる可能性があります。
最大牽引速度、または最大牽引時間を超えてはいけ ません。
最大牽引速度
8 mph/13 km/
8 mph/時速 13 km での 最大牽引時間
30
6 mph/時速 10 km での 最大牽引時間
60
使用後のロックアウト
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来のな
い、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。 3 ブームが丸印側のタイヤの間に位置するまで、
ターンテーブルを旋回させます。
4 キースイッチをオフの位置に回し、関係者以外に
よる使用を避けるためキーを取り外します。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
説明
品番 1294418JAGT Z®-80/60 25
説明
1 丸型側タイヤ 2 四角形印側タイヤ 3 補助ブーム 4 地上操作パネル 5 主ブーム
6 安全帯固定場所 7 スライド式中間レール 8 マニュアル保管場所 9 ペダルスイッチ 10 作業台操作パネル 11 作業台
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作パネル
26 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
操作パネル
地上操作ステーションは、保管する際の作業台上昇手段、および機能テストのために使用します。地上操作ス テーションは、非常事態の際に、作業台に閉じ込められた作業員を救出するために使用することができます。作 業台操作ステーションが選択されている場合、非常停止スイッチを含めた作業台操作は不可能になります。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
品番 1294418JAGT Z®-80/60 27
地上操作パネル
1 低速機能作動ボタン
低速機能作動ボタンを押すと、地上操作パネル の機能を低速で操作できます。
2 補助電源スイッチ
主電源が停止した場合に、補助電源を使用してく ださい。
補助電源スイッチをオンにしたまま、必要な機能 を作動させます。
3 ターンテーブル左/右回転ボタン
ターンテーブル旋回左ボタンを押すと、ターンテー ブルが左に回転します。
ターンテーブル旋回右ボタンを押すと、ターンテー ブルが右に回転します。
4 補助ブーム上昇/延長および下降/収縮ボタン
補助ブーム上昇/延長ボタンを押すと、補助ブーム は上昇してから延長します。補助ブーム下降/収 縮ボタンを押すと、補助ブームは収縮してから下 降します。
5 主ブーム上昇/下降ボタン
主ブーム上昇ボタンを押すと、ブームが上昇し ます。主ブーム下降ボタンを押すと、ブームが下 降します。
6 LCD 画面操作ボタン 7 ガソリン/LPG モデル:燃料選択ボタン
燃料選択ボタンを押して、エンジンの燃料を選択 します。LPG タンクの上の矢印が点灯すると、エ ンジンは LPG で作動します。ガソリンタンクの上 の矢印が点灯すると、エンジンはガソリンで作動 します。
8 LCD 出力画面
a 低燃料表示器 b エンジンオイル圧力表示器 c 水温表示器 d 非常動力表示器 e エンジン回転数表示器 f 時間計
9 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする と、全機能が停止し、エンジンがオフになります。 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にして、 機械を操作します。
10 グロープラグ ボタン (手動グロープラグが搭載さ
れている場合)
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作パネル
28 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
11 オフ/地上/作業台選択用キースイッチ
キースイッチをオフの位置に回すと、機械はオフ になります。キースイッチを地上位置に回すと、地 上操作が作動します。キースイッチを作業台の位 置に回すと、作業台操作パネルが作動します。
12 エンジン始動ボタン
エンジン始動ボタンを押すと、エンジンが始動し ます。
13 エンジン速度選択ボタン
エンジン速度選択ボタンを押して、エンジン速度を 選択します。ウサギの上の矢印が点灯すると、エ ンジンは高速アイドリング状態にあります。カメの 上の矢印が点灯すると、エンジンは低速アイドリ ング状態にあります。
14 作業台レベル上昇/下降ボタン
作業台水平上昇ボタンを押すと、作業台が上に 移動します。作業台水平下降ボタンを押すと、作 業台が下に移動します。
15 ジブブーム上昇/下降ボタン
ジブブーム上昇ボタンを押すと、ジブブームが上 昇します。ジブブーム下降ボタンを押すと、ジブ ブームが下がります。
16 主ブーム延長/収縮ボタン
主ブーム延長ボタンを押すと、主ブームが延長し ます。主ブーム収縮ボタンを押すと、主ブームが 収縮します。
17 システム回路用 20A 回路ブレーカー 18 アラーム
19 バイパス/復元キースイッチ
作業台が水平でなく、作業台水平制御が作動して いないことが地上操作パネルに表示されている場 合に、作業台を水平にする目的のみでバイパス キーの位置での操作を実施します。操作手順を 参照してください。
復元キーの位置での操作は、トレーニングを受け 認定された担当者のみによって実施されなけれ ばなりません。
20 作業台左/右回転ボタン
作業台旋回左ボタンを押すと、作業台が左に回 転します。
作業台旋回右ボタンを押すと、作業台が右に回 転します。
21 高速機能作動ボタン
高速機能作動ボタンを押すと、地上操作パネル の機能を高速で操作できます。
22 未使用 23 未使用
5 初刷 操作説明書
操作パネル
品番 1294418JAGT Z®-80/60 29
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作パネル
30 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
作業台操作パネル
1 ホーンボタン
このボタンを押すと、ホーンが鳴ります。ボタンを 離すと、ホーンが止まります。
2 作業台非水平表示ランプ
作業台を水平にしてランプを消灯させます。作業 台水平トグルスイッチは、作業台を水平にする方 向にのみ動作します。
3 傾斜表示ランプのついている機械
ランプが点灯している場合は、すべての機能が停 止しています。「操作手順」のセクションをご覧くだ さい。
4 主ブーム下降表示ランプ
ランプが消灯するまで主ブームを下げます。
5 未使用 6 オプション装備用 7 表示ランプ付き発電機コントロール(搭載されてい
る場合)
スイッチを動かすか、ボタンを押すと、発電機が作 動します。スイッチを再度動かすかボタンを離す と、発電機の電源が切れます。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
品番 1294418JAGT Z®-80/60 31
8 表示ランプ付き補助電源スイッチ
主電源(エンジン)が始動しない場合に、補助電源 を使用します。 補助電源スイッチを片方に押し続けながら、同時 に必要な機能を作動させます。補助電源が使用さ れている間、表示ランプが点灯します。
9 ディーゼルモデル: 表示ランプ付きグロープラグ
コントロール
スイッチを動かすかボタンを押すと、グロープラグ が作動します。
ディーゼルモデル: 自動グロープラグ表示 ランプ
黄色のランプはグローランプが作動していること を示します。
ガソリン/LPG モデル: 表示ランプ付きチョークス イッチ (搭載されている場合)
チョークを作動させるにはスイッチを動かします。
10 表示ランプ付きエンジン始動コントロール
スイッチを動かすかボタンを押すと、エンジンが始 動します。スイッチが動かされる、ボタンが押され ると、表示ランプが点灯します。
11 表示ランプ付きエンジンアイドリングコント
ロール
スイッチを動かすか、ボタンを押して、エンジンア イドリング設定を選択します。現在のエンジンアイ ドリング設定の横にある表示ランプが点灯し ます。
12 ガソリン/LPG モデル: 表示ランプ付き燃料選択
コントロール
スイッチを動かすか、ボタンを押して、エンジンの 燃料を選択します。現在の燃料選択の横にある 表示ランプが点灯します。
13 作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合に、このラ ンプが点滅します。エンジンが停止すると、すべて の機能は作動しません。ランプが消えるまで、重 量を減らしてください。その後エンジンを再始動し ます。
14 動力表示ランプ
機械が作動中はランプが点灯します。
15 エンジン点検表示ランプ
エンジンが故障した場合にランプが点灯します。
16 低燃料表示ランプ
機械の燃料が低下した場合にランプが点灯し ます。
17 障害表示ランプ
システムが故障した場合にランプが点灯します。
18 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする と、全機能が停止し、エンジンがオフになります。 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にして、 機械を操作します。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作パネル
32 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
19 走行および操舵機能用ダブル車軸比例コントロー
ル ハンドル。 もしくは 走行機能用比例コントロール ハンドルおよび操 舵機能用ロッカースイッチ。
操作パネルの青色矢印の方向にコントロール ハ ンドルを動かすと、機械が前方に走行します。コン トロール ハンドルを黄色の矢印の方向へ動かす と、機械が後方に走行します。コントロール ハン ドルを青色三角の方向へ動かすと、機械が左側 に曲がります。コントロール ハンドルを、黄色の 三角形の方向に動かすと、機械が右に曲がり ます。 もしくは コントロール ハンドルを操作パネルの青色の矢 印の方向に動かすと、機械が前方に走行します。 コントロール ハンドルを黄色の矢印の方向へ動 かすと、機械が後方に走行します。ロッカースイッ チの左側を押すと、機械が左に曲がります。ロッ カースイッチの右側を押すと、機械が右に曲がり ます。
20 表示ランプ付き操舵モードコントロール
スイッチを動かすかボタンを押して、操舵モードを 選択します。現在の操舵モードの横にある表示ラ ンプが点灯します。
21 補助ブーム上昇/延長および下降/収縮機能用単
車軸比例コントロールハンドル
コントロールハンドルを上に動かすと、補助ブーム が上昇し延長します。コントロールハンドルを下に 動かすと、補助ブームが収縮し下降します。
22 表示ランプ付き走行コントロール
スイッチを動かすか、ボタンを押して、走行設定を 選択します。現在の設定の横にある表示ランプが 点灯します。
23 主ブーム延長/収縮機能用単車軸比例コントロー
ルハンドル
コントロールハンドルを下に動かすと、ブームが延 長されます。コントロールハンドルを上に動かす と、ブームが収縮されます。
24 表示ランプ付き走行機能コントロール
表示ランプがオンになると、主ブームが丸印側の どちらか一方のホイールを超えて移動し、走行機 能がオフになったことを意味します。走行するに は、走行機能スイッチを動かすか、走行機能ボタ ンを押し、走行コントロールハンドルを中央位置か らゆっくり動かします。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
品番 1294418JAGT Z®-80/60 33
25 主ブーム上昇/下降と、ターンテーブル左/右旋回
機能用デュアル車軸比例コントロールハン ドル
コントロールハンドルを上に動かすと、主ブームが 上昇します。コントロールハンドルを下に動かす と、主ブームが下降します。
コントロールハンドルを右に動かすと、ターンテー ブルが右に回転します。コントロールハンドルを左 に動かすと、ターンテーブルが左に回転します。
26 作業台回転スイッチ
作業台回転スイッチを右に動かすと、作業台が右 に回転します。作業台回転スイッチを左に動かす と、作業台が左に回転します。
27 作業台水平スイッチ
作業台水平スイッチを上に動かすと、作業台が上 昇します。作業台水平スイッチを下に動かすと、 作業台が下に移動します。
28 ジブブーム上昇/下降スイッチ
ジブブームスイッチを上に動かすと、ジブブーム が上昇します。ジブブームスイッチを下に動かす と、ジブブームが下降します。
29 作業台水平復元スイッチ(作業台操作の横に位
置しています)
作業台水平復元スイッチを上に押したままにし ます。作業台水平スイッチを使用して、作業台を 水平にします。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
34 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
点検
操作を行う必須条件は、以下のとおり
です。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。 1 危険な状態での使用を避ける。
2 常に操作前の点検を行う。
次のセクションに進む前に、操作前の点検につい てよく理解してください。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。 4 作業場を点検する。 5 決められた用途にのみ機械を使用する。
操作前の点検の基本
操作前の点検と規定メンテナンスはオペレータが責任 をもって行ってください。
操作前の点検とは、各シフトの前にオペレータが目で 見て行う点検です。この点検は、オペレータが機能テ ストを行う前に、目で点検して異常な箇所を見つける ことを目的としています。
さらに操作前の点検によって、規定メンテナンスが必 要かどうかを判断します。オペレータは、本説明書で 指定されている規定メンテナンス項目のみを行ってく ださい。
次のページのリストを参照し、それぞれの項目をチェッ クしてください。
損傷もしくは工場出荷時の状態からの無許可での改 造を発見した場合は、機械に故障中の貼り紙をつけて 使用を停止してください。
機械の修理は、認定を受けたサービス担当者のみが メーカーの製品仕様に基づいて行ってください。修理 が終了したら、オペレータは機能テストに移る前に再 度操作前の点検を行ってください。
定期保守点検は、認定を受けたサービス担当者が メーカーの製品仕様と責務マニュアルに記載されてい る要項に基づいて行ってください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 35
操作前の点検
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが完
備され、文字が読める状態で、作業台の保管場 所に保管されていることを確認してください。
すべてのステッカーが、文字が読める状態で所定
の位置にあるか確認します。「点検」のセクション を参照してください。
作動油の漏れがなく、量が適当であることをチェッ
クしてください。必要に応じてオイルを補充してく ださい。「メンテナンス」のセクションを参照してくだ さい。
バッテリー液の漏れがないか、量が適当かどうか
をチェックします。必要に応じて蒸留水を補充して ください。「メンテナンス」のセクションを参照してく ださい。
エンジンオイルの漏れがないこと、適切な量であ
ることをチェックします。必要に応じてオイルを補 充してください。「メンテナンス」のセクションを参照 してください。
エンジン冷却液の漏れがないか、冷却液の量が
適当かどうかをチェックしてください。必要に応じ て冷却液を足してください。「メンテナンス」のセク ションを参照してください。
空気タイヤが適切な圧力であるかを確認します。
必要に応じて空気を入れてください。「メンテナン ス」のセクションを参照してください。
以下の部品もしくは部分が損傷していたり、変更され ていないか、きちんと設置されていなかったり、なく なっている部品がないかチェックしてください。
電気部品、配線、電気ケーブル 油圧ホース、フィッティング、 シリンダー、マ
ニフォールド
燃料と油圧タンク 走行とターンテーブル用のモーター、および
走行ハブ
磨耗板 タイヤとホイール
エンジンと関連部品 リミットスイッチと警報 アラームとビーコン(装備されている場合) ナット、ボルト、他の締め具 作業台出入口中間レールまたはゲート
機械全体にわたって下記をチェックします。
溶接や機械部品の割れ 機械のへこみと故障 過度のさび、腐敗または酸化
機械を構成している全ての部品が欠けておらず、
適合するファスナーやピンが正しい位置にしっか りと締められた状態にあることを確認します。
点検が終了後、コンパートメントのすべてのカ
バーがすべてしっかりと閉められ、ラッチで留めら れていることを確認します。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
36 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
操作を行う必須条件は、以下のとおり
です。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。 1 危険な状態での使用を避ける。 2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に常に機能テストを行う。
次のセクションに進む前に、機能テストについて よく理解してください。
4 作業場を点検する。 5 決められた用途にのみ機械を使用する。
機能テストの基本
機能テストは、機械を使用する前に故障を見つけるこ とを目的としています。オペレータは、指示された手順 に従ってすべての機能をテストしてください。
故障している機械は決して使用しないでください。故障 が見つかった場合は、故障の貼り紙を付けて作業を 中止してください。機械の修理は、認定を受けたサー ビス担当者のみがメーカーの製品仕様に基づいて 行ってください。
修理が終了後、オペレータは機械を使用する前に、操 作前の点検と機能テストを再度実行してください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 37
地上操作の場合
1 テストを行う場所として、障害物がなく、安定した
平坦な場所を選びます。
2 キースイッチを回して地上操作に切り替えます。 3 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
結果:ビーコンが点滅します (搭載されている
場合)。
4 エンジンを始動させます。「操作手順」のセクショ
ンを参照してください。
非常停止のテスト
5 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にし
ます。
結果:エンジンが止まり、すべての機能が作動し
ません。
6 地上操作の赤色非常停止ボタンを引いてオンに
してエンジンを再始動します。
機械機能のテスト
7 機能作動/速度選択ボ
タンを押したままにしな いでください。ブームお よび作業台の各機能ボ タンが作動するか試行 します。
結果:ブームおよび作業台の機能は何も作動しま
せん。
8 機能作動/速度選択ボタンを押したままにすると、
ブームおよび作業台の各機能のボタンが有効に なります。
結果:ブームと作業台のすべての機能がフルサイ
クル作動します。ブームが下降しているときには 下降アラームが鳴ります。
補助制御のテスト
9 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする
と、エンジンが停止します。
10 赤色非常停止ボタンを引いてオンにします。
11 同時に補助動力ボタンを押したまま
にし、各ブーム機能ボタンを押し ます。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分的 なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブーム機能が作動します。
12 エンジンを始動させます。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
38 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
傾斜センサーのテスト
13 TURNTABLE LEVEL
SENSOR X-DIRECTION (ターンテーブル レベルセン
サー X 方向) と表示される まで、いずれかの LCD 画 面コントロール ボタンを押し ます。
結果:LCD 画面に角度が表示されます。
14 TURNTABLE LEVEL SENSOR Y-DIRECTION
(ターンテーブル レベルセンサー Y 方向) と表
示されるまで、LCD 画面コントロール ボタンを押 します。
結果:LCD 画面に角度が表示されます。
15 PLATFORM LEVEL SENSOR DEGREES(作
業台レベルセンサー角度) と表示されるまで、 LCD 画面コントロール ボタンを押します。
結果:LCD 画面に角度が表示されます。
動作包絡面のテスト
16 PRI BOOM ANGLE TO
GRAVITY(重力によって角
度が決まる主ブーム) と表示 されるまで、LCD 画面コント ロールボタンを押します。
17 主ブームを上げて LCD 画面を確認します。
結果:主ブームは上昇し、LCD 画面に主ブーム
角度が 35 から 65 度 まで表示されます。画面 が 65 度を表示すると、主ブームは停止します。
18 主ブームを下げます。
19 同時に 2 つの LCD 画面
ボタンを押すと、ステータス モードが作動します。
20 SEC BOOM ANGLE(補助
ブーム角度) と表示されるま で、LCD 画面 コントロール ボタンを押します。
21 補助ブーム上昇/延長ボタンを押したままにし
ます。
結果:補助ブームは上昇し、LCD 画面には以下
が表示されます。
=0 >0 >35 =65
補助ブームが上昇し、次に延長します。 補助ブームは、完全に上昇するまで 延長しません。
22 補助ブーム下降/収縮ボタンを押したまま
にします。
結果:補助ブームが完全に収縮され、その後
下降します。補助ブームは、完全に収縮 されるまでは下降しません。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 39
作業台操作
非常停止のテスト
23 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
24 作業台の赤色非常停止ボタンを押してオフにし
ます。
結果:エンジンが止まり、すべての機能が作動し
ません。
25 赤色非常停止ボタンを引いてエンジンを再始動し
ます。
作動油リターンフィルターのテスト
26 高アイドリング(ウサギのマーク)の横にある表示
ランプが点灯するまで、エンジンアイドリング速度 選択ボタンを押したままにするか、スイッチを動か します。
27 油圧フィルター状態の表示器を見つけ、確認し
ます。
結果:フィルターは、緑のエリアにプランジャーあ
るいはニードルがある状態で作動する必要があり ます。
28 ペダルスイッチによる高アイドリング開始(ウサギ
およびペダルスイッチのシンボル)の横にある表 示ランプが点灯するまで、エンジンアイドリング速 度選択ボタンを押したままにするか、スイッチを動 かします。
警報のテスト
29 ホーンボタンを押します。
結果:ホーンが鳴ります。
傾斜センサーアラームのテスト
30 エンジンアイドリング選択等のボタンを押すか、ス
イッチを動かします。
結果:作業台操作でアラームが鳴ります。
ペダルスイッチのテスト
31 作業台の赤色非常停止ボタンを押してオフにし
ます。
32 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。エンジンは始動しないでください。
33 ペダルスイッチを踏んでエンジンの始動を試みて
ください。
結果:エンジンは始動しません。
34 ペダルスイッチを踏まずにエンジンを再始動し
ます。
結果:エンジンは始動します。
35 ペダルスイッチを踏まずに各機械機能をテストし
ます。
結果:機能は何も作動しません。
機械機能のテスト
36 ペダルスイッチを踏みます。 37 各機械機能コントロールハンドル、トグルスイッチ
またはボタンを作動します。
結果:すべての機能がフルサイクル作動します。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
40 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
ステアリングのテスト(4 輪操舵モデル)
38 四角形印側 (青色の矢印)操舵を選択し
ます。四角形印側 (青色矢印) の操舵ボ タンを押すか操舵モードスイッチを動かし ます。
39 ペダルスイッチを踏みます。 40 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ上
の青色の三角形が示す方向に回ります。
41 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押します。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ上
の黄色の三角形が示す方向に回ります。
42 丸印側タイヤ (黄色の矢印)操舵を選択
します。丸印側(黄色矢印)の操舵ボタン を押すか操舵選択スイッチを動かし ます。
43 ペダルスイッチを踏みます。
44 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押します。
結果:丸印側のホイールが走行シャーシ上の青
色の三角形が示す方向に回ります。
45 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:丸印側のホイールが走行シャーシ上の黄
色の三角形が示す方向に回ります。
46 クラブ操舵を選択します。クラブ操舵ボ
タンを押すか操舵モードスイッチを動か します。
47 ペダルスイッチを踏みます。 48 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:すべてのホイールが走行シャーシ上の青色
の三角形が示す方向に回ります。
49 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押します。
結果:すべてのホイールが走行シャーシ上の黄色
の三角が示す方向に回ります。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 41
50 座標操舵を選択します。座標操舵ボタ
ンを押すか、操舵モードスイッチを動か します。
51 ペダルスイッチを踏みます。 52 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ上
の青色の三角形が示す方向に回ります。丸印側 のホイールが走行シャーシ上の黄色の三角形が 示す方向に回ります。
53 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押します。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ上
の青色の三角形が示す方向に回ります。丸印側 のホイールが走行シャーシ上の黄色の三角形が 示す方向に回ります。
ステアリングのテスト(2 輪操舵モデル)
54 ペダルスイッチを踏みます。 55 走行コントロールハンドルの先端にあるロッカース
イッチを、操作パネルの青色の三角が示す方向 に押します。あるいは、コントロールハンドルを ゆっくりと青色の三角が示す方向に動かします。
結果:操舵輪が走行シャーシ上の青い三角が示
す方向に回ります。
56 ロッカースイッチを操作パネルの黄色い三角が示
す方向に押します。あるいは、コントロール ハン ドルを、黄色い三角が示す方向にゆっくりと動かし ます。
結果:操舵輪が走行シャーシ上の黄色い三角が
示す方向に回ります。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
42 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
走行とブレーキのテスト
57 ペダルスイッチを踏みます。 58 走行コントロールハンドルを操作パネルの青い矢
印の方向に、機械が動き始めるまでゆっくりと動 かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻します。
結果:機械が走行シャーシの青色矢印の方向に
動き、急停車します。
59 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色い矢
印の方向に機械が動き始めるまでゆっくりと動か したあと、ハンドルを中央位置まで戻します。
結果:機械が走行シャーシの黄色矢印の方向に
動き、急停車します。
注記:ブレーキは、機械が登ることのできるすべての 斜面上で機械を止める能力を持っている必要があり ます。
振動軸のテスト(搭載されている場合)
60 作業台操作でエンジンを始動します。 61 右側の四角形印タイヤを 6 in/15 cm のブロック
または縁石上に乗り上げるようにします。
結果:他の 3 つのタイヤが地面としっかり接触し
ていなければいけません。
62 左側の四角形印タイヤを 6 in/15 cm のブロック
または縁石上に乗り上げるようにします。
結果:他の 3 つのタイヤが地面としっかり接触し
ていなければいけません。
63 両方の四角形印タイヤを 6 in/15 cm のブロック
または縁石上に乗り上げるようにします。
結果:丸印側のタイヤが地面としっかり接触して
いなければいけません。
走行機能システムのテスト
64 ペダルスイッチを踏み、ブームを収納位置まで下
げます。
65 主ブームが丸印側のタイヤの 1 つを超えるま
で、ターンテーブルを旋回させます。
結果:走行機能表示ランプが点
灯し、ブームが示された範囲に ある間、点灯を続けます。
66 走行コントロール ハンドルを中心の位置から動
かします。
結果:走行機能は作動しません。
67 走行機能ボタンを押すか走行スイッチを動かし
て、走行コントロールハンドルを中央位置からゆっ くり動かします。
結果:走行機能が作動します。
注記:走行機能システムを使用の際、走行および操舵 コントロール ハンドルを動かした方向と反対の方向に 機械が動く場合があります。
作業台操作および走行シャーシの 色分けされた矢印で進む方向を確 認してください。
走行機能トグルスイッチを動かしてから 2 秒以内に 走行コントロールハンドルを動かさなかった場合に は、走行機能は作動しません。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 43
走行制限速度のテスト
68 ペダルスイッチを踏みます。 69 主ブームを水平位置から 10° より上に上げ
ます。
70 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行の
位置に動かします。
結果:主ブームが上昇した状態での最大走行速
度は 1 秒間に 1 ft/30 cm を超えてはいけま せん。
注記:フォームタイヤを装備しているモデルでは、 40 秒間で 40 ft/12 m 走行します。高フローテーショ ンタイヤを装備しているモデルでは、62 秒間で
40 ft/12 m 走行します。 71 主ブームを収納位置まで下ろします。 72 主ブームを 4 ft/1.2 m 延長してください。 73 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行の
位置に動かします。
結果:主ブームが延長した状態での最大走行速
度は 1 秒間に 1 ft/30 cm を超えてはいけま せん。
注記:機械は 40 秒間に 40 ft/12 m 走行します。
74 主ブームを収納位置まで収縮します。
75 補助ブームを水平位置から 10° より上に上げ
ます。
76 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行の
位置に動かします。
結果:補助ブームが上昇した状態での最大走行
速度は 1 秒間に 30 cm を超えてはいけま せん。
注記:フォームタイヤを装備しているモデルでは、 40 秒間で 40 ft/12 m 走行します。高フローテーショ ンタイヤを装備しているモデルでは、62 秒間で
40 ft/12 m 走行します。 77 補助ブームを収納位置まで下ろします。
主ブームまたは補助ブームを上昇した状態、あるいは 主ブームを延長した状態で走行速度が 1 秒間に 1 ft/30 cm を超えた場合、直ちに故障中の貼り紙を つけて機械の使用を中止してください。
走行傾斜カットアウトのテスト
78 ペダルスイッチを踏みます。 79 ブームを完全に収納した状態で、シャーシ角度が
Y 軸(前方から後方)に平行して 4.5° 以上にな る傾斜面で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。
80 水平な地面に戻し、主ブームを水平から約 10°
上昇します。
81 シャーシ角度が Y 軸(前方から後方)に平行して
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
44 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
82 主ブームを収納位置まで下げるか、または逆進で
走行します。
結果:アラームが止まり、機械は走行します。
83 機械を水平な地面に戻し、主ブームを約
4 ft/1.2 m 上昇します。
84 シャーシ角度が Y 軸(前方から後方)に平行して
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
85 主ブームを収納位置まで格納するか、または逆
進で走行します。
結果:機械は走行します。 86 水平な地面に戻し、ブームを収納します。 87 ブームを完全に収納した状態で、シャーシ角度が
Y 軸(前方から後方)に平行して 4.5° 以上にな る傾斜面で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。 88 水平な地面に戻し、補助ブームを水平から約
10° 上昇します。
89 シャーシ角度が Y 軸(前方から後方)に平行して
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
90 補助ブームを収納位置まで下げるか、または逆
進で走行します。
結果:アラームが止まり、機械は走行します。
91 ブームを完全に収納した状態で、シャーシ角度が
X 軸(側面から側面)と平行に 4.5° 以上になる 傾斜面で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。
92 水平な地面に戻し、主ブームを水平から約 10°
上昇します。
93 シャーシ角度が X 軸(側面から側面)と平行に
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
94 主ブームを収納位置まで下げるか、または逆進で
走行します。
結果:アラームが止まり、機械は走行します。
95 機械を水平な地面に戻し、主ブームを約
4 ft/1.2 m 上昇します。
96 シャーシ角度が X 軸(側面から側面)と平行に
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 45
97 主ブームを収納位置まで格納するか、または逆
進で走行します。
結果:アラームが止まり、機械は走行します。 98 水平な地面に戻し、ブームを収納します。 99 ブームを完全に収納した状態で、シャーシ角度が
X 軸(側面から側面)と平行に 4.5° 以上になる 傾斜面で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。 100 水平な地面に戻し、補助ブームを水平から約
10° 上昇します。
101 シャーシ角度が X 軸(側面から側面)と平行に
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
102 補助ブームを収納位置まで下げるか、または逆
進で走行します。
結果:アラームが止まり、機械は走行します。
作業台水平復元のテスト
103 ペダルスイッチを踏みます。 104 作業台水平復元スイッチを上に押したままにし
ます。
105 作業台水平スイッチを上に動かすと、作業台は水
平に上昇します。
結果: 作業台は水平位置に戻らなければなりま
せん。
106 作業台水平スイッチを下に動かすと、作業台は水
平に下に移動します。
結果: 作業台は水平位置に戻らなければなりま
せん。
注: 作業台水平スイッチは、作業台を水平にする方向 にのみ動作します。
補助制御のテスト
107 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする
と、エンジンが停止します。
108 赤色非常停止ボタンを引いてオンにします。 109 ペダルスイッチを踏みます。 110 補助制御を作動させます。スイッチを移動してそ
のままの位置にするか、ボタンを押したままにし ます。各機能コントロールハンドル、トグルスイッ チ、もしくはサムロッカースイッチを作動します。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分的 なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
46 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
航空機保護パッケージのテスト (搭載されている場合)
注記: このテストの実施には 2 名で行う必要がある 場合があります。
111 作業台底部の黄色いバンパーをいずれかの方向
4 インチ/10 cm 動かします。
112 各機能コントロールハンドルもしくはトグルスイッ
チを作動します。
結果:ブームおよび操舵機能は作動しません。
113 機能優先を作動します。スイッチを動かしてその
ままの位置にするか、ボタンを押したままにし ます。
114 各機能コントロールハンドルもしくはトグルスイッ
チを作動します。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。
接触アラームのテスト (搭載されている場合)
115 ペダルスイッチを作動させ、接触アラームケーブ
ルを押すことで、スイッチソケットからアクチュエー タを解除しないでください。
結果:接触アラームランプが点滅せず、機械の
ホーンが鳴りません。
116 ペダルスイッチを踏んで、作動させてください。
結果:接触アラームランプが点滅し、機械のホー
ンが鳴ります。
117 アクチュエータをスイッチソケットに挿入します。
結果:ランプが消え、ホーンが止まります。
118 ペダルスイッチを踏んで作動させ、接触アラーム
ケーブルを押して、スイッチソケットからアクチュ エータを解除してください。
結果:接触アラームランプが点滅し、機械のホー
ンが鳴ります。
119 機械の各機能を作動してください。
結果:すべての機能は作動しません。
120 アクチュエータをスイッチソケットに挿入します。
結果:ランプが消え、ホーンが止まります。
121 機械の各機能を作動してください。
結果:すべての機能が作動します。
1 アクチュエータ 2 接触アラームケーブル 3 点滅アラーム 4 スイッチソケット
リフト/走行選択機能のテスト
122 ペダルスイッチを踏みます。 123 走行コントロールハンドルを中心の位置から動か
し、ブーム機能コントロールハンドルを作動させ ます。ブーム機能ボタンを押すか、ブーム機能ス イッチを動かします。
結果:ブーム機能は何も作動しません。機械は、
操作パネル上で示した方向に動きます。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 47
操作を行う必須条件は、以下のとおり
です。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。 1 危険な状態での使用を避ける。 2 必ず操作前の点検を行う。 3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
次のセクションに進む前に、作業場の点検につい てよく理解してください。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
作業場の点検の基本
作業場を点検することによって、オペレータは作業場 が安全な機械操作に適しているかどうかを判断するこ とができます。オペレータは、作業場に機械を移動す る前に作業場の点検を行わなければなりません。
オペレータは作業場で起こりうる危険を心得た上で、 機械の移動、セットアップ、運転の際に注意を払い、危 険を回避してください。
作業場の点検
次の危険な状態に注意し、これらを回避してください:
急に低くなっているところ、くぼみ でこぼこした道、床の障害物もしくは破片 傾斜面 不安定な地面、滑りやすい地面 頭上の障害物、高圧送電線 危険な場所 機械の重量に耐えられない地面 風や天候の状態 関係作業員以外の人の存在 その他、起こりうる危険な状態
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
48 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
警告用語付きステッカーの点検
機械に貼られているステッカーの警告用語やシンボル を確認します。適切な点検方法で、ステッカーの文字 がすべて読める状態で所定の位置に貼られているこ とを確認してください。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳細 です。
品番 ステッカーの説明
数量
25994 注意 部品損傷の危険
1
27204 矢印 青色
1
27205 矢印 黄色
1
27206 三角 青色
2
27207 三角 黄色
2
28158 ラベル 無鉛
1
28159 ラベル ディーゼル
1
28160 ラベル 液化石油ガス
1
28161 警告 手のケガの危険
3
28165 手順 ペダルスイッチ
1
28174 ラベル 作業台への電力、230V
3
28235 ラベル 作業台への電力、115V
3
28236 警告 不適切な操作
1
31060 危険 転倒の危険、リミット スイッチ
4
31788 危険 爆発/やけどの危険
1
38149 ラベル 特許品
1
44981 ラベル 作業台への空気管
2
46468 機能優先*
1
52475 ラベル 輸送用の荷締め
6
52865 警告 1 年毎の点検記録
1
65278 要注意 踏まない
4
品番 ステッカーの説明
数量
72053 ラベル 回路ブレーカー 30 Amp
1
72086 ラベル 吊り上げ点
4
72168 ラベル スターターバッテリー
1
72169 ラベル コントロールバッテリー
1
72875 警告 パイプクレードル (オプション)
2
82237 危険 感電の危険 (オプション)
4
82281 作業台操作パネル
1
82314 危険 転倒の危険
1
82366 ラベル Chevron Rando
1
82410 警告 パネルクレードル (オプション)
1
82422 ラベル ランプ
1
82862 危険 消火器、溶接機 (オプション)
1
97579 危険 転倒、溶接機 (オプション)
1
97602 警告 爆発の危険
1
97815 ラベル 中間レールを下げる
1
111878 ラベル ヒューズおよびリレーパネル
1
114236 ラベル CB シンボル
1
114258 危険 爆発の危険
1
114390 危険 感電の危険
3
122864 ラベル ヒューズおよびリレーパネル
1
128953 指示 – Deutz エンジン仕様
1
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを示し
ています (例:カバーの下など)
* これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成の仕
様を示します。
*** これらのステッカーはシャーシの両側面に付いており、
モデル、オプションまたは構成の仕様を示します。
次ページへ続く。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 49
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
50 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
警告用語付きステッカーの点検
前ページからの続き。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳細 です。
品番 ステッカーの説明
数量
133163 ラベル機能優先(航空機保護パッケージ)
1
133177 危険/ラベル タイヤ仕様、
ソリッドタイヤ***
4
133236 危険 転倒の危険
1
133278 ラベル 低硫黄燃料 (ディーゼルモデル)
1
133400 ラベル 輪荷重
4
161084 ラベル DeutzROW
1
218550 危険 転倒の危険、500 lbs/227 kg
1
218559 危険、警告 転倒、挟まる危険
1
219487 ラベル 作業台過負荷
1
226518 指示 操作指示
1
230386 ラベル 緊急下降
1
233131 作業台操作パネル
1
822820 地上操作パネル
1
824615 指示 Deutz エンジン仕様、T4
1
826345 ラベル 超低硫黄燃料のみ (ディーゼル
モデル)
1
1000238 指示 操作指示
2
1258972 指示 Perkins エンジン仕様、404D-22T
1
1263541 危険 転倒の危険
1
1263543 警告 コンパートメントへのアクセス
2
品番 ステッカーの説明
数量
1263544 バイパスキースイッチ
1
1263545 指示 バイパスキースイッチ
1
1267121 警告 手のケガの危険、点検
3
1271397 指示 GM 3.0L エンジン
1
1272242 ラベル 機械の登録/所有権の譲渡
1
1278542 ラベル 接触アラーム重量
1
1278982 ラベル アクチュエータスイッチソケット
1
1280819 ラベル 警告、がんと生殖害、Prop 65
1
1280820 ラベル 燃料、ディーゼル排気、Prop 65
1
1281174 ラベル 安全帯固定箇所、転倒阻止/転倒
防止
8
1284981 警告 爆発の危険、アキュムレーター
1
1294398 ラベル ANSI/CSA 準拠
1
1294421 指示 エンジン仕様、404F-E22TA
1
1294474 ラベル 定格勾配、Z-80
1
1296907 警告 ラベル、DPF および EAT の障害
1
1298991 危険 パネルクレードル (オプション)
2
1301115 ラベル 輸送図
2
T110702 危険/ラベル タイヤ仕様、ソリッドゴム*
4
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを示し
ています (例:カバーの下など)
* これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成の仕
様を示します。
*** これらのステッカーはシャーシの両側面に付いており、
モデル、オプションまたは構成の仕様を示します。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 51
操作説明書 第 5 版 • 初刷
点検
52 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
シンボル付きステッカーの点検
適切な点検方法で、ステッカーの文字がすべて読める 状態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳細 です。
品番 ステッカーの説明
数量
27204 矢印 青色
1
27205 矢印 黄色
1
27206 三角 青色
2
27207 三角 黄色
2
28158 ラベル 無鉛
1
28159 ラベル ディーゼル
1
28160 ラベル 液化石油ガス
1
28174 ラベル 作業台への電力、230V
2
28235 ラベル 作業台への電力、115V
2
44981 ラベル 作業台への空気管*
2
46468 機能優先(航空機保護パッケージ)
1
52475 ラベル 輸送用の荷締め
6
65278 要注意 踏まない
4
72086 ラベル 吊り上げ点
4
82281 作業台操作パネル
1
82422 ラベル ランプ
1
82481 ラベル バッテリー/充電器の安全
1
82487 ラベル マニュアルを読む*
4
82603 ラベル 走行機能パッチ
1
97815 ラベル 中間レールを下げる
1
114166 ラベル 輸送図
2
114236 ラベル CB シンボル
1
品番 ステッカーの説明
数量
114248 ラベル 転倒の危険、傾斜アラーム
1
114249 ラベル 転倒の危険、タイヤ
4
114251 ラベル 爆発の危険
1
114252 ラベル 転倒の危険、リミットスイッチ
5
133067 ラベル 感電の危険
3
133163 ラベル 機能優先(航空機保護パッケー
ジ)
1
133400 ラベル 輪荷重
4
219954 ラベル 転倒の危険、CE
1
219956 ラベル 作業台過負荷
1
219958 ラベル 転倒、挟まる危険
1
230386 ラベル 緊急下降
1
233131 作業台操作パネル
1
822820 地上操作パネル
1
1263540 ラベル 転倒の危険
1
1263542 ラベル コンパートメントへのアクセス
2
1263544 バイパスキースイッチ
1
1263545 指示 バイパスキースイッチ
1
1272242 ラベル 機械の登録/所有権の譲渡
1
1281174 ラベル 安全帯固定箇所、転倒阻止/転倒
防止*
8
1281175 ラベル 安全帯固定箇所、落下阻止*
8
1284982 警告 爆発の危険、アキュムレーター
1
1286362 ラベル 挟まる危険、点検
3
1291770 ラベル 108 dBa
1
1294475 ラベル 定格勾配、Z-80
1
1296907 警告 ラベル、DPF および EAT の障害
1
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを示し
ています (例:カバーの下など) 。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
点検
品番 1294418JAGT Z®-80/60 53
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
54 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
操作手順
操作を行う必須条件は、以下のとおり
です。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。 1 危険な状態での使用を避ける。 2 必ず操作前の点検を行う。 3 使用する前に必ず機能テストを行う。 4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
原則
操作手順のセクションでは、機械操作の手順を機能ご とに説明しています。安全規則やオペレータの安全お よび責務マニュアルの手順に従うことは、オペレータ の任務です。
作業員を工具や機材と一緒に高所作業場まで上げる 目的以外で、機械を使用することは危険です。
トレーニングを受け認定された担当者のみが、機械を 操作することを許可されます。複数のオペレータが同 じ勤務時間内で異なる時間帯に機械を使用する場 合、すべてのオペレータが資格を有し、オペレータの 安全および責任に関するマニュアルの安全規則と手 順にすべて従わなければなりません。すなわち、オペ レータが交替するたびに、次のオペレータが機械の操 作前に、操作前点検、機能テスト、作業場点検を行う 必要があります。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 55
エンジンの始動
1 地上操作で、キースイッチを目的の位置まで回し
ます。
2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止ボ
タンが引かれ、オンの位置にあることを確認し ます。
ガソリン/LPG モデル
1 燃料選択スイッチを任意の位置に動かして燃料を
選択します。
2 エンジン始動トグルスイッチをどちら
か一方に動かします。エンジンが始 動しない、あるいは停止した場合、再 始動遅延機能によって 3 秒間始動できなくなります。
ディーゼルモデル
1 グロープラグ操作付きのディーゼルモデル: グ
ロープラグを作動させます。ボタンを押すかスイッ チを動かします。
自動グロープラグ付きのディーゼルモデル:グ ロープラグが作動しているときには、琥珀色のラ ンプが点灯します。
2 エンジンを始動させます。ボタンを押すかスイッチ
を動かします。エンジンが始動しない、あるいは停 止した場合、再始動遅延機能によって 3 秒間始 動できなくなります。
すべてのモデル
15 秒間のクランク後エンジンが始動しない場合、故 障の原因を判別して修理してください。60 秒間待って から、再度始動を試みてください。
20°F/-6°C 以下の寒い状況では、油圧システムの損 傷を避けるため、操作の前に 5 分間エンジンを温め てください。
0°F/-18°C 以下の極寒の状況では、オプションの低 温スタートキットを機械に搭載する必要があります。気 温 0°F/-18°C 以下の環境でエンジンを始動する場 合、ブースターバッテリーが必要な場合があります。
ガソリン/LPG モデル:20°F/-6°C 以下の低温の状況 では、機械をまずガソリンで始動し、2 分間温めてか ら、LPG に切り替える必要があります。温まったエン ジンは LPG で始動することができます。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
56 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
非常停止
地上もしくは作業台操作の赤色非常停止ボタンを押し てオフにし、すべての機能を停止してエンジンを切り ます。
赤色非常停止ボタンが押されている状態で作動する 機能は修理する必要があります。
地上操作を選択して操作すると、地上操作が優先され るため、作業台の赤色非常停止ボタンは使用できま せん。
補助制御
主電源が停止した場合に、補助電源を使用してくだ さい。
1 キースイッチを回して地上もしくは作業台操作に
切り替えます。
2 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
3 作業台から操作する場合は、ペダルスイッチを踏
みます。
4 補助制御を作動させます。スイッチを
移動してそのままの位置にするか、ボ タンを押したままにします。各機能コン トロールハンドル、スイッチ、またはボ タンを作動させます。
走行機能は、補助電源では作動しません。
地上からの操作
1 キースイッチを回して地上操作に切り替えます。 2 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。 3 ガソリン/LPG モデル:燃料を選択します。 4 エンジンを始動させます。
作業台を位置につける
1 機能作動/速度選択ボタ
ンを押したままにします。
2 操作パネルのマークに従って、適切な機能ボタン
を押します。
走行とステアリング機能は地上操作から操作できま せん。
作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合にランプが点 滅します。エンジンが停止すると、すべての機能は作 動しません。
ランプが消えるまで、作業台にかかっている重量を減 らしてください。それからエンジンを再始動します。
注記:過負荷状態になると、作業台でアラームが鳴り ます。その際、作業台の重量が減らされると、アラー ムは停止します。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 57
作業台からの操作
1 キースイッチを回して地上操作に切り替えます。 2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止ボ
タンを引いてオンにします。 3 ガソリン/LPG モデル:燃料を選択します。 4 エンジンを始動させます。エンジンを始動するとき
は、ペダルスイッチを踏まないでください。
作業台を位置につける
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 操作パネルのマークに従って、適切な機能コント
ロールハンドルもしくはトグルスイッチをゆっくりと
動かすか、適切なボタンを押します。
操舵
1 ペダルスイッチを踏みます。
4 輪操舵モデル:
2 操舵モードを選択します。ボタンを押すかスイッチ
を動かします。現在の操舵モードの横にある表示
ランプが点灯します。
すべてのモデル:
3 走行コントロールハンドルを青
色もしくは黄色の三角が示す方 向にゆっくり動かします。もしく は、走行コントロールハンドル の先端にあるサムロッカース イッチを押します。
作業台操作および走行シャーシにある色別された矢 印マークを見ながら、ホイールの曲がる方向を確認し てください。
走行
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 速度を上げるには、次の操作
を行います。走行/操舵コント ロールハンドルを青色または黄 色の矢印の方向へゆっくりと動 かします。
速度を下げるには、次の操作を行います。走行/ 操舵コントロールハンドルを中心の位置に向かっ てゆっくりと動かします。
停止するには、次の操作を行います。走行/操舵 コントロールハンドルを中心の位置へ戻すか、ペ ダルスイッチを解除します。
作業台操作と走行シャーシの色別された方向矢印 で、機械の進む方向を確認してください。
作業台が上昇あるいは延長した状態での走行速度は 制限されています。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
58 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合にランプが点 滅します。エンジンが停止すると、すべての機能は作 動しません。
ランプが消えるまで、作業台にかかっている重量を減 らしてください。それからエンジンを再始動します。
注記:過負荷状態になると、作業台でアラームが鳴り ます。その際、作業台の重量が減らされると、アラー ムは停止します。
傾斜面における走行
機械に対する上り傾斜、下り傾斜、および横傾斜の定 格勾配を確認し、傾斜勾配を判断します。
最大定格勾配、下り傾斜に作業台があ る場合
(
登坂能力):
2WD: 30% (17°) 4WD: 45% (24°)
最大定格勾配、上り斜面に作業台があ る場合:
2WD: 15% (9°) 4WD: 35% (19°)
最大定格横勾配:
25% (14°)
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる場 合と車輪と地面との摩擦の状態により異なります。作 業台への追加の重量は定格勾配を低減する場合が あります。登坂能力という用語は、カウンターウェイト が上り坂にある構成の場合にのみ適用されます。
ブームが水平位置より下にあり、作業台が丸印側(黄 色の矢印)のホイールの間にあるようにします。
傾斜走行設定での機械を選択します。傾斜上の機械 を示す記号の横にあるランプが点灯するまで、スイッ チを動かすか、ボタンを押します。
傾斜勾配の確認:
デジタル傾斜計を使用するか、あるいは以下の手順 で傾斜を測定します。
必要なものは以下のとおりです。
水準器 最低 3 ft/1 m の長さの真っ直ぐな木片 巻尺
傾斜面の上に木片を置きます。
谷側の端で、木片の上端に水準器を置いた後、木片 が水平になるまでその端を持ち上げます。
木片を水平に保ちながら、木片の端の底部から地面 までの距離を測ります。
巻尺で測った地面からの距離 (高さ) を木片の長さ (水平距離) で割り、その数値に 100 を掛けます。
例:
木片の長さが 144 in (3.6 m) なら、 水平距離 = 144 in (3.6 m) 高さ = 12 in (0.3 m)
12 in ÷ 144 in = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
0.3 m ÷ 3.6 m = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
上り/下り傾斜や横傾斜が最大定格勾配を超える場合 は、機械をウィンチで巻き揚げるか、もしくは傾斜面の 上または下に運ぶ必要があります。「輸送およびリフ ト」のセクションを参照してください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 59
走行機能
表示ランプがオンになると、ブーム がちょうど丸印側のホイールを超 えて移動し、走行機能が停止した ことを意味します。
走行するには、走行機能ボタンを押すか走行機能ス イッチをいずれかの方向に動かし、走行/操舵コント ロールハンドルを中央位置からゆっくり動かします。
走行機能を作動させてから 2 秒以内に走行/操舵コ ントロールハンドルを動かさなかった場合には、走行 機能は動作しません。解除して走行機能を再始動さ せてください。
走行コントロール ハンドルおよび操舵コントロール ハンドルの方向とは反対の方向に機械が動く場合が あるので、注意してください。
必ず作業台操作と走行シャーシの色分け矢印で、機 械の進む方向を確認してください。
発電機(搭載されている場合)
発電機を作動させるには、発電機ボタンを押すかス イッチを動かします。表示ランプが点灯して、エンジン が作動を続けます。
電動工具のプラグを作業台用 GFCI コンセントに差 し込みます。
発電機をオフにするには、発電機ボタンを押すかス イッチを動かします。表示ランプが消灯します。
エンジンアイドリング選択(rpm
エンジンアイドリング(rpm)を選択してください。ボタン を押すかスイッチを動かします。現在の設定の横にあ る表示ランプが点灯します。
ウサギとペダルスイッチのシンボル:ペダルスイッ
チによる高速アイドリング開始
カメのシンボル:低速アイドリング ウサギのシンボル:高速アイドリング
エンジンランプのチェック
ランプが点灯し、エンジンが停止した 場合:故障の貼り紙をつけて作業を 中止してください。
ランプが点灯して、エンジンがまだ作 動している場合、24 時間以内に サービス担当者に連絡してください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
60 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
動作包絡面表示ランプ
動作包絡面表示ランプは、機能が妨げられた、もしく はオペレータによる処置が必要であることをオペレー タに通知するために点灯します。
主ブーム下降表示ランプが点滅: 表示ランプが消灯するまで主 ブームを下げます。
機械の非水平表示ランプが点滅 している場合は:このランプが点 滅している間、傾斜アラームが鳴 ります。機械を安定した平坦な地 面に移動します。
作業台の非水平表示ランプが点 滅している場合は:このランプが 点滅している間、傾斜アラームが 鳴ります。作業台水平トグルス イッチは、作業台を水平にする方 向にのみ動作します。表示ランプ が消灯するまで、作業台を水平 にします。
作業台水平復元
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 作業台水平復元スイッチを上に押したままにし
ます。
3 作業台水平スイッチを希望の方向に動かします。
注: 作業台水平スイッチは、作業台を水平にする方向 にのみ動作します。
注記: 作業台の傾きが +/-10 度から +/-14.9 度まで の場合は、上記の手順で地上操作パネルまたは作業 台水平復元トグルスイッチで復元することができます。 作業台の傾きが +/-15 度に到達した場合は、地上操 作パネルの側面にあるサービス/復元キースイッチを 復元モードにする手順のみで復元してください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 61
水平でない作業台(P22 コード)
作業台が水平でなく、作業台水平制御が作動してい ないことが地上操作パネルに表示されている場合、バ イパスキーの位置を使用して作業台を水平にします。
以下の操作を行います。
1 エンジンを切ります。 2 メインキースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。メインキースイッチからキーを取り外し、そ
のキーをバイパス/復元キースイッチに差し込み
ます。
3 バイパス/復元キース
イッチを回してバイパス 位置にします。
4 非常電源を使用して、作業台水平ボタンを操作し
て作業台を水平にします。 5 バイパス/復元キースイッチを回して起動位置にし
ます。 6 バイパス/復元キースイッチからキーを取り外し、
そのキーをメインキースイッチに差し込みます。 7 赤色の非常停止ボタンを押してから、引き出してく
ださい。 8 P22 コードがまだある場合は、認定を受けたサー
ビス担当者によって故障が修理されるまで、故障
中の貼り紙をつけて機械の使用を中止してくだ
さい。
傾斜センサー動作設定
モデル
シャーシ角度(片側 からもう一方側)
シャーシ角度(前方から 後方)
Z-80
傾斜表示ランプが点灯し、傾斜ア ラームが鳴る場合、次の機能が影響 を受けます。走行機能が無効になり ます。
先の手順で説明しているブーム下降 手順に従って、走行機能を復元して ください。
傾斜面で機械を収納し、傾斜アラー ムが鳴る場合、次の機能が影響を 受けます。リフト機能が無効になり ます。
リフト機能を復元するには、平らな地 面に機械を移動してください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
62 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
水平でない作業台(作業台レベル > 15 度エ ラー)
地上操作パネルに PLATFORM LEVEL > 15 DEGREES FAULT (「作業台レベル > 15 度 故 障」) が表示され、作業台水平制御が機能しない場 合、トレーニングを受け認定された担当者、あるいは 認定を受けたサービス担当者が機械を復元させる必 要があります。
発電機(搭載されている場合)
発電機を作動させるには、発電機ボタンを押すかス イッチを動かします。表示ランプが点灯して、エンジン の回転数は自動的にカメのシンボルのモードになり ます。
エンジンは作動を続け、走行機能および作業台機能 は作動します。
ウサギのシンボルまたはウサギとペダルスイッチのシ ンボルが選択されている場合、発電機は停止し、表示 ランプは消灯します。
電動工具のプラグを作業台用 GFCI コンセントに差 し込みます。
発電機をオフにするには、発電機ボタンを押すかス イッチを動かします。表示ランプが消灯します。
走行速度選択
機械が傾斜面上にあるシンボル:傾斜用の狭範囲
運転
機械が水平面上にあるシンボル:最大走行速度用
の広範囲運転。
機械非水平表示器ランプ
作業台が上昇しているときに傾斜ア ラームが鳴る場合には、機械の非水 平表示ランプが点灯し、一方向また は両方向への走行機能は作動しま せん。斜面上におけるブームの状態 が、以下のどれに当てはまるかを判 断してください。安定した固い水平な 地面に移動する前に、手順に従って ブームを下げてください。作業台の下 降中は、ブームを旋回しないでくだ さい。
作業台が上り傾斜にあると きに傾斜アラームが鳴った 場合には、以下の操作を行 います。
1 主ブームを下げます。 2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを収縮します。
作業台が下り傾斜にあると きに傾斜アラームが鳴った 場合には、以下の操作を行 います。
1 主ブームを収縮します。 2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを下げます。
5 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 63
機械故障インジケーターランプ
ランプが点灯している場合は、すべての機 能が停止しています。
1 赤色の緊急停止ボタンを押してから、引き出してく
ださい。
2 ブームを下げて収納します。 3 故障の貼り紙をつけて作業を中止してください。
機能は作動しません。
作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている 場合にランプが点滅します。エン ジンが停止すると、すべての機能 は作動しません。
ランプが消えるまで、作業台にか かっている重量を減らしてくだ さい。それからエンジンを再始動し ます。
エンジン運転停止表示ランプ(搭載されている場 合)
ランプが点灯:故障の貼り紙をつけて作業を 中止してください。
動作包絡面を超えた場合からの復元
すべての機能が操作を停止している場合には、動作 包絡面を超えている可能性があります。トレーニング を受けたオペレータが地上操作から作業台を下降さ せる必要があります。サービスマニュアルの「サービス バイパス/キースイッチの復元」セクションを参照してく ださい。
LCD 画面(搭載されている場合)
LCD 画面には、時間計、電圧、油圧および冷却水温 度が表示されます。また、故障コードとその他の点検 情報も表示されます。
Perkins エンジン Perkins 404TF-22 ディーゼルエンジンを搭載してい
る機械には再生モードがあるため、必要に応じて自動 的に起動します。
再生モードが起動しているときには、LCD 画面には
REGEN FORCED(強制再生)と WARNING HIGH EXHAUST SYSTEM TEMP(排気システム高温度の
警告) が表示されます。作業は必要ありません。
エンジンの停止
赤色非常停止ボタンを押し、キースイッチを回して OFF(オフ)の位置にします。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
64 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
航空機保護パッケージ (搭載されている場合)
作業台バンパーが何らかの物体に 接触すると、機械がシャットダウン して機能が動作しなくなります。
1 エンジンを始動させます。 2 ペダルスイッチを踏みます。 3 航空機保護優先スイッチを動
かしてそのままにします。
4 適切な機能コントロールハンド
ルまたはトグルスイッチを動か して、機械を航空機コンポーネ ントから離してください。
接触アラーム(搭載されている場合)
接触アラームはアラームと点滅した警告ランプで、オ ペレータが作業台操作パネルに接触し、ブームの動 作を妨害したことを地上作業員に知らせることを目的 としています。
接触アラームケーブルが作動すると、作業台でのリフ トおよび走行機能は無効になります。音声と視覚を用 いた警告は、他の作業員にサポートが必要であること を知らせます。この通知の動作はシステムがリセットさ れるまで続きます。
1 スイッチソケットからアクチュエータが解除され、
接触アラームケーブルが作動します。
2 アクチュエータをスイッチソケットに挿入して、ラン
プの点灯とアラームを止めます。
1 アクチュエータ 2 接触アラームケーブル 3 点滅アラーム 4 スイッチソケット
5 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 65
パイプクレードルの手順
パイプクレードルのアッセンブリは、作業台の両側の ガードレールにそれぞれ U ボルトで取り付けられた
2 つのパイプクレードルから構成されます。
a ストラップ
b U ボルト
c パイプクレードル取り付け具
d 上部作業台手摺り
e パイプクレードル溶接部
f 中央部作業台手摺り
g 平ウォッシャー
h ナイロック ナット
必ず以下に従うこと。
パイプクレードルを作業台の内側に取り付けてく
ださい。
パイプクレードルが、作業台コントロールあるいは
作業台の出入口の妨げにならないようにしてくだ さい。
パイプクレードルチューブの底が、作業台床に
載っている状態にしてください。
パイプクレードルを取り付ける前に、作業台が水
平状態であることを確認します。
パイプクレードルの取り付け
1 パイプクレードルを作業台の両側に取り付け
ます。左の手順を参照してください。パイプクレー ドルチューブの底が、作業台床に載っている状態 にしてください。
2 2 つの U ボルトを、作業台レールの外側からパ
イプクレードル取り付け具を通して取り付けます。
3 それぞれの U ボルトを 2 個のウォッシャーと 2
個のナットで固定します。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
66 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
パイプクレードルの使い方
1 パイプクレードルの組み立ておよび取り付け手順
に適切に従い、パイプクレードルが作業台の手摺 りにしっかりと固定されていることを確認します。
2 積荷を両方のパイプクレードルに載るように置き
ます。積荷の奥行きが作業台の奥行きと平行に なるようにします。
3 積荷をパイプクレードルの中心に置きます。 4 積荷をそれぞれのパイプクレードルに固定し
ます。ナイロンストラップを積荷の上にかけます。 バックルを押してストラップを通します。ストラップ を締めます。
5 積荷をゆっくり押したり引いたりして、パイプクレー
ドルと積荷が固定されていることを確認します。
6 機械が動いている間、積荷を固定したままにして
ください。
転倒の危険。パイプクレードルのアッセンブリとパ
イプクレードル内の積荷の重量は、機械の定格作 業台積載荷重量に含まれるため、作業台に載せ ることのできる積荷の合計荷重量は小さくなり ます。
転倒の危険。パイプクレードルのアッセンブリとパ
イプクレードルの積荷の重量によって、作業台の 最大作業員数が制限される可能性があります。
パイプクレードルの最大積載重量
すべてのモデル
200 lbs
90.7 kg
パイプクレードルアッセンブリの重量
21 lbs
9.5 kg
パネルクレードルのアッセンブリ
1 各パネルクレードルの前面に、必要に応じて警告
ステッカーを貼付してください。
2 パネルクレードルのベース部分にラバーバンパー
1 を取り付けます。図を参照してください。
3 バンパーをハイプロファイル ロックナット 2 つと
ウォッシャー 2 つで固定します。
パネルクレードルの取り付け
1 フックピースをパネルクレードルのベース部分の
スロットに挿入します。
2 パネルクレードルを作業台の底部のチューブの希
望する位置に掛けます。
3 ラバーバンパー 2 をパネルクレードル ベースと
フックピースに通して取り付けます。図を参照して ください。
4 ロープロファイル ロックナット 2 つで固定し
ます。
5 パネルクレードルが作業台床のサポートチューブ
に取り付けられている場合、U ボルトを床側から チューブを囲むようして、パネルクレードルのベー スに挿入します。
6 U ボルトをナット 2 つとウォッシャー 2 つで固
定します。手順 9 に進みます。
7 パネルクレードルが作業台床のサポートチューブ
に取り付けられていない場合、付属のアルミニウ ムチューブを使用してください。
8 チューブをパネルクレードルと作業台床の間に置
きます。U ボルトを床側からチューブを囲むよう にしてパネルクレードルのベース部分に挿入し ます。
9 2 つ目のセットも同じようにして取り付けます。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 67
パッドの取り付け
1 作業台の手摺りにパッド 2 つを取り付けます。パ
ネルが作業台の手摺りに接触しないよう、パッド
の位置を決めます。
ストラップの取り付け
1 クランプを開き、作業台手摺りの垂直チューブを
囲むように取り付けます。 2 クランプの片側からウォッシャーとボルトを挿入し
ます。 3 ストラップアッセンブリのエンドプレートをボルトに
取り付けます。
4 クランプのもう一方の側からボルトを挿入します。 5 ウォッシャーとナットで固定します。締めすぎない
よう注意してください。ストラップアッセンブリのエ
ンドプレートが作業台手摺りでスライドできるよう
にしてください。
パネルクレードルの使い方
1 両方のパネルクレードルを作業台に固定します。 2 積荷を両方のパネルクレードルに載るように置き
ます。 3 積荷を作業台の中心に置きます。 4 ストラップを使って積荷を作業台に固定します。ス
トラップを締めます。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
操作手順
68 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
使用後の注意
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来のな
い、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。 3 ブームが丸印側のタイヤの間に位置するまで、
ターンテーブルを旋回させます。
4 キースイッチをオフの位置に回し、関係者以外に
よる使用を避けるためキーを取り外します。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
輸送および持ち上げの手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 69
輸送および持ち上げの手順
必ず以下に従うこと。
Genie は、以下の装置の輸送および設置に関す
る情報を 1 つの提案として提示します。操縦者
は、米国運輸省の規定、地域のその他の規定お
よび自社の方針に従って、機械を正しく固定し、
正しいトレーラーを選択することに関して、すべて
の責任を負っています。
Genie の顧客が任意のリフトまたは Genie
品をコンテナに収める必要がある場合には、建設
用機器およびリフトを国際輸送用に準備、積載、
固定する作業の専門知識を持つ、認定された運
送会社に依頼してください。
機械のトラックからの積み下ろしは、認定を受け
た可動式上昇作業台の作業員のみが行ってくだ
さい。
輸送車両は水平な地面に駐車してください。 機械を載せる際は、輸送車両を動かないように固
定してください。
車両の積載荷重量、積載面、チェーンやストラッ
プが、機械の重量に十分に耐えうるものであるこ
とを確認してください。Genie リフトはそのサイズ
と比べるとかなりの重量があります。機械の重量
についてはシリアルラベルをご覧ください。
輸送の前に、ターンテーブルがターンテーブル旋
回ロックで固定されていることを確認してください。 操作を始める前に、ターンテーブルのロックが解 除されていることを確認してください。
機械の定格勾配を超える上り傾斜、下り傾斜、お
よび横傾斜では、機械を走行しないでください。操 作手順の「傾斜面における走行」のセクションを参 照してください。
輸送車両の荷台の傾斜が最大定格勾配を越える
場合、機械の積み下ろしの際には「ブレーキ解除 操作」の指示どおりにウィンチを使用する必要が あります。
ウィンチ用のフリーホイール設定
機械が動かないよう輪止めをかましてください。
走行ハブ取外しキャッ プを回して、非操舵輪 のブレーキを解除し ます。
シャーシの荷締め箇所 にウィンチラインがしっ かりと固定され、軌道 に障害物が無いことを 確認します。
再びブレーキをかけるには逆の手順を行ってくだ さい。
Genie Z-80/60 の牽引は推奨しません。牽引しなけ ればならない場合は、2 mph または 3.2 km/h を超え ないでください。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
70 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
輸送用トラックあるいはトレーラーへの
固定
機械を輸送するときは、ターンテーブル旋回ロックピン を必ず使用してください。
1 ターンテーブル旋回ロックピン
輸送の前にキースイッチをオフの位置に回し、キーを 取り外してください。
緩んでいたり、固定されていない箇所がないか、機械 全体を点検します。
シャーシの固定
積載荷重量に十分耐えうるチェーンを使用してくだ さい。
チェーンを最低 5 組使用してください。 チェーンの損傷を防ぐため、装具を調節してください。
作業台の固定
ジブと作業台が収納された状態であることを確認して ください。
作業台回転装置の下にブロックを置きます。ブロック が作業台シリンダーに接触しないようにします。
下部にある作業台サポートにナイロンのストラップを 通して、作業台を固定します。ブームを固定するとき は、下方へ過度に力を加えないでください。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
輸送および持ち上げの手順
品番 1294418JAGT Z®-80/60 71
必ず以下に従うこと。
機械の組み立ては、必ず認定されている整備工
が行ってください。
承認されたクレーン作業員のみが、適切なクレー
ン規制のみに従い、機械の持ち上げを行わなけ
ればなりません。
クレーンの積載荷重量、積載面、ストラップやロー
プが、機械の重量に十分に耐えうることを確認し
てください。機械の重量についてはシリアルラベ
ルをご覧ください。
持ち上げの手順
主ブームと補助ブームを両方とも完全に下げて収縮し ます。機械の緩んでいる箇所はすべて取り外してくだ さい。
ターンテーブルを 90 度回転させます。 このページの表と図を参考にして、機械の重心を確認
してください。 機械の指定の吊り上げ点にのみ装具を取り付け
ます。
ターンテーブルの吊り上げ点から最も遠いシャーシの 吊り上げ点 2 ヶ所にリギングを取り付けます。
機械が損傷しないよう、また、機械の水平状態を保て るよう、装具を調節してください。
1 ターンテーブルの吊り上げ点
4 重心 X
2 シャーシの持ち上げ点 (2)
5 重心 Z
3 重心 Y
操作説明書 第 5 版 • 初刷
メンテナンス
72 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
メンテナンス
必ず以下に従うこと。
オペレータは、本説明書に記載してある規定メン
テナンス項目のみを行います。
定期保守点検は、認定されているサービス担当
者が、製品仕様と責務マニュアルに記載している 要項に基づいて行ってください。
Genie 承認の交換部品のみを使用してください。
メンテナンス記号の説明
以下の記号は、指示の目的をわかりやすくするために 使用されています。メンテナンス手順の最初に記載さ れている記号は、次のような意味を表しています。
この手順を行うために、工具が必要です。
この手順を行うために、新たな部品が必要 です。
この手順を行う場合には、エンジンが冷えた 状態になっていなければなりません。
エンジンオイル量を点検
エンジンを高性能に保ち、耐用年数を長く保つため に、エンジンオイルの量を適切にしておくことはきわめ て重要です。オイル量が不適切な状態で機械を操作 すると、エンジンの部品が損傷するおそれがあり ます。
注記:オイル量のチェックはエンジンを止めた状態で 行ってください。
1 オイル計量棒をチェックします。必要に応じてオイ
ルを補充してください。
Perkins 404D-22 エンジン
オイルタイプ
15W-40
オイルタイプ - 低温での状況
5W-40
Perkins 404F-22T エンジン
オイルタイプ
15W-40
オイルタイプ - 低温での状況
5W-40
Deutz D2.9 L4 エンジン
オイルタイプ
15W-40
オイルタイプ - 低温での状況
5W-40
Deutz TCD 2.2L Stage V エンジン
オイルタイプ
15W-40
オイルタイプ - 低温での状況
5W-40
Deutz F3L 2011F エンジン
オイルタイプ
15W-40
オイルタイプ - 低温での状況
5W-40
GM 3.0L I4 エンジン
オイルタイプ
5W-30
オイルタイプ - 低温での状況
5W-30
5 初刷 操作説明書
メンテナンス
品番 1294418JAGT Z®-80/60 73
作動油量の点検
作動油量を適切なレベルにしておくことは、機械操作 にとって非常に重要です。作動油量が適切でない場 合、油圧部品が損傷することがあります。点検担当者 は、毎日チェックすることにより、作動油量の変化に気 付き、油圧システムでの問題を早期に発見することが できます。
1 ブームが収納位置にあることを確認します。 2 油圧タンク側面にある表示計を目視点検します。
結果:作動油の量は表示計の上から 2 インチ
/5 cm 以内にしなければいけません。 3 必要に応じてオイルを補充してください。このとき
に入れすぎないようにしてください。
作動油の仕様
作動油タイプ
Chevron Rando HD 相当物
エンジン冷却液量の点検 - 液冷モ デル
エンジン冷却液の量を適切なレベルにしておくことは エンジンを長持ちさせるのに非常に重要です。冷却液 の量が不適切な場合、エンジンの冷却能力に影響し、 エンジンの部品が損傷するおそれがあります。点検担 当者は冷却液の量を毎日チェックすることにより、冷 却液の量の変化で、冷却システムでの問題を早期に 見つけることができます。
やけどの危険。熱くなっているエンジン部分と冷
却液に注意してください。熱くなっているエンジン 部分や冷却液に触れると、重度の火傷を負うこと があります。
やけどの危険。エンジンの始動中はラジエーター
のキャップを外さないでください。加圧された冷却 水に触れると、重度の火傷を負うことがあります。 ラジエーターのキャップを取り外す前にエンジンを 冷却してください。
1 冷却液回収タンク内の液量をチェックします。必
要に応じて液を足してください。
結果:液の量はタンクまたは表示計で full(満タ
ン)を指している必要があります。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
メンテナンス
74 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
バッテリーの点検
バッテリーを適切な状態に保つことは、機械の性能を 保ち、安全に操作するために重要です。不適切な液 量、あるいはケーブルや接続の損傷は、部品の故障 につながり、危険な状態を招くおそれがあります。
感電の危険。熱くなっている回路や通電している
回路に触れると、重傷を負ったり死に至ることが あります。指輪、時計などの装身具をすべて外し てください。
人体への傷害の危険。バッテリーには酸が入って
います。バッテリーの酸をこぼしたり酸に触れたり しないようにしてください。バッテリー液がこぼれた 場合は重曹と水を使って中和してください。
1 保護服と保護メガネを着用してください。 2 バッテリーケーブルがしっかりと接続され、腐食し
ていないことを確認します。
3 バッテリー固定ブラケットが適切な位置にしっかり
と取り付けられているか確認します。
注記:端子プロテクターや腐食防止シーリング剤を使 用することによって、バッテリー端子やケーブルの腐 食を防止することができます。
ディーゼル燃料要件
エンジンの性能は、使用する燃料の品質によって影響 を受けます。高品質の燃料を使用すると、エンジンの 寿命が長くなり、排出ガスの放出レベルが許容範囲内 になるという利点があります。
各エンジンに対応する最低ディーゼル燃料要件は以 下に一覧にしています。
Perkins 404D-22 エンジン
燃料タイプ
低硫黄燃料(LSD
Perkins 404F-22T エンジン
燃料タイプ
超低硫黄燃料(ULSD
Deutz D2011 L03i エンジン
燃料タイプ
低硫黄燃料(LSD
Deutz D2.9 L4 エンジン
燃料タイプ
超低硫黄燃料(ULSD
Deutz TCD 2.2L Stage V エンジン
燃料タイプ
超低硫黄燃料(ULSD
第 5 版 • 初刷 操作説明書
メンテナンス
品番 1294418JAGT Z®-80/60 75
定期保守点検
四半期ごと、1 年ごと、2 年ごとに行われる保守点検 は、本機械の保守トレーニングを受け認定されている 担当者が本機械のサービスおよび保守マニュアルの 手順に従って行わなければなりません。
3 ヶ月以上使用されていない機械は、再び使用する 前に必ず四半期点検を行う必要があります。
操作説明書 第 5 版 • 初刷
仕様
76 Z®-80/60 品番 1294418JAGT
仕様
モデル
Z-80/60
高さ、操作時最大
84 ft
25.6 m
高さ、作業台最大
78 ft
23.8 m
高さ、収納時最大
9 ft 10 in
3 m
水平最大到達距離
60 ft
18.3 m
8 ft 2 in
2.5 m
長さ、作業台収納時
37 ft
11.3 m
奥行き、輸送時の収納状態
30 ft
9.1 m
最大積載荷重
500 lbs
227 kg
最大風速
28 mph
12.5 m/
ホイールベース
9 ft 4 in
2.84 m
最低地上高
12 in
30 cm
旋回半径 (外側) 2 輪操舵 4 輪操舵
24 ft 6 in
15 ft
7.5 m
4.5 m
旋回半径 (内側) 2 輪操舵 4 輪操舵
14 ft 6 in
7 ft
4.4 m
2.1 m
ターンテーブル回転角度(度)
停止なし
ターンテーブルによる後方車体の揺れ、 補助ブーム下降時
7 ft 4 in
2.24 m
ターンテーブルによる後方車体の揺れ、 補助ブーム上昇時
3 ft 10 in
1.17 m
周囲操作温度
-40°F 120°F
-40°C 49°C
範囲内での一番低い温度での作動には、特殊な作動油とエンジン オイルが必要です。
操作パネル
12V DC 比例
作業台寸法、6 フィート
(長さ x )
72 x 30 in
182 x 76 cm
作業台寸法、8 フィート (長さ x )
96 x 36 in
244 x 91 cm
作業台水平維持
自動水平維持
作業台回転角度
160°
作業台 AC コンセント
標準
油圧、最大(ブーム機能)
3200 psi
220 バール
システム電圧
12 V
タイヤ サイズ
18-62516 プライ FF
重量
37,500 lbs
17,010 kg
(機械の重量は、オプション構成により異なります。機械の重量につ
いてはシリアルラベルをご覧ください。)
燃料タンク容量、ディーゼル
35 ガロン
132 リットル
燃料タンク容量、ガソリン
30 ガロン
114 リットル
ハンド/アームシステムが対象となる総振動値は 2.5 m/秒2 を超過 しません。
本体全体が対象となる補正加速度の最高二乗平均平方根値は
0.5 m/2 を超過しません。
機械による騒音
保証された音響出力レベル
107 dBA
地上作業場での音圧レベル
85 dBA
作業台での音圧レベル
74 dBA
最大定格勾配、収納状態、2WD
カウンターウェイト上がり傾斜
30%
17°
カウンターウェイト下がり傾斜
15%
横勾配
25%
14°
最大定格勾配、収納状態、4WD
カウンターウェイト上がり傾斜
45%
24°
カウンターウェイト下がり傾斜
35%
19°
横勾配
25%
14°
最大許容外圧力
ブーム構造に平行
4.5°
ブーム構造に垂直
4.5°
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる場合と車輪と地 面との摩擦の状態により異なります。作業台への追加の重量は定 格勾配を低減する場合があります。
走行速度 (フォームタイヤ)
走行速度、収納時
3 mph
40 ft/9.1
4.8 km/h
12.2 m/9.1
走行速度、上昇時または延長 時 - すべてのモデル
0.7 mph
40 ft/40
1.1 km/h
12.2 m/40
走行速度 (高フロテーションタイヤ)
走行速度、収納時
1.9 mph
40 ft/13.6
3.1 km/h
12.2 m/13.6
走行速度、上昇時または延長 時 - すべてのモデル
0.44 mph
40 ft/62
0.64 km/h
12.2 m/62
床荷重表
最大輪荷重
22,500 lbs
10,206 kg
タイヤ接地圧
130 psi
9.1 kg/cm2 896 kPa
車体占有面の平均圧力
377 psf
1841 kg/m2
18.5 kPa
注記:床荷重表は概算値であり、オプションによる構成の違いを考 慮したものではありません。安全上の要素を考慮して使用してくだ さい。
Genie では製品の改良を重ねていくことを方針としています。この ため製品の仕様を予告なく変更することがあります。
第 5 版 • 初刷 操作説明書
仕様
品番 1294418JAGT Z®-80/60 77
Z-80 動作範囲表
最大高さ
最大到達
1
80 ft
24.4 m
11
-10 ft
3 m
2
70 ft
21.3 m
12
0 ft
0 m
3
60 ft
18.3 m
13
10 ft
3 m
4
50 ft
15.2 m
14
20 ft
6.1 m
5
40 ft
12.2 m
15
30 ft
9.1 m
6
30 ft
9.1 m
16
40 ft
12.2 m
7
20 ft
6.1 m
17
50 ft
15.2 m
8
10 ft
3 m
18
60 ft
18.3 m
9
0 ft
0 m
10
-10 ft
3 m
Z®-80/60
品番 1294418JAGT
操作説明書
第 5 版 初刷
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