
操作説明書
60/37DC
60/37FE
シリアル番号の範囲
Z6016N-101 から
ANSI/CSA
North America
South America
Asia
メンテナンス情報付き
First Edition
First Printing
Part No. 1270490JA

操作説明書 初版 • 初刷
Front Matter
目次
はじめに .............................................................1
シンボルと危険を表すイラストの定義 ...................5
一般的な安全 .....................................................7
作業員の安全 ...................................................15
作業場の安全 ...................................................16
説明 .................................................................25
操作パネル .......................................................26
点検 .................................................................33
操作手順 ..........................................................50
輸送および持ち上げの手順 ...............................60
メンテナンス ......................................................63
仕様 .................................................................67
Copyright © 2016 Terex Corporation
第 1 版:第 1 刷、2016 年 1 月
「Genie」 および 「Z」 は米国およびその他の国における
Terex South Dakota, Inc. の登録商標です。
本機械は ANSI/SIA A92.5
CAN B.354.4 に
適合しています。
Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
はじめに
はじめに
この説明書について
用途
当社の製品をお選びいただき、ありがとうござい
ます。当社はユーザーの安全を最優先に考えてお
り、その達成には皆様のご協力が必要です。本著
は、Genie 機械のユーザーもしくはオペレータのた
めの操作および毎日の保守点検説明書となってい
ます。
本説明書は機械の一部とみなされ、必ず機械と一
緒に置かれていなければなりません。ご質問等が
ありましたら、Genie にお問い合わせください。
製品の識別
この機械のシリアル番号はシリアルラベルに記載さ
れています。
シリアル番号は
シャーシに記載
シリアルラベル
(カバーの下)
本製品は、作業員を工具や機材と共に高所作業場
まで上げることのみを用途としています。
通知の配布と準拠
製品ユーザーの安全は Genie の最優先事項です。
数多くのさまざまな通知は Genie が販売業者およ
び機械の所有者に重要な安全規約と製品情報を知
らせるために使用されます。
通知に含まれる情報は、機械モデルとシリアル番
号を使用して特定の機械に関連付けられてい
ます。
通知の配布は、お客様を担当している販売業者に
よって記録されている最新の所有者情報に基づい
て行われます。そのため、ご利用の機械を登録し、
連絡先情報を更新することは重要です。
従業員の安全、使用している機械の継続した安全
な操作を保証するために、それぞれの通知に記載
されている事項に必ず準拠してください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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はじめに
製造者への連絡
Genie にご連絡いただく必要が出てくる場合がある
かもしれません。その場合には、ご利用の機械のモ
デル番号とシリアル番号、またお客様のお名前とご
連絡情報とを合わせて提供いただくためのご準備
をお願いいたします。Genie にご連絡いただく事項
には最小限であっても以下があります。
事故のご報告
製品の適用性および安全性に関するご質問
標準および法規制の順守情報
機械の所有権の変更、または連絡情報の変更など
の現在の所有者情報の更新以下の「所有権の譲
渡」を参照してください。
機械所有権の譲渡
所要時間数分で所有者情報を更新していただくと、
ご利用の機械に適用する重要な安全、保守および
操作に関する情報を取得できます。
www.genielift.com にアクセスしてただくか、または
フリーダイヤル 1-800-536-1800 までご連絡いただ
き、ご利用の機械をご登録ください。
2 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

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はじめに
安全ステッカーの保守
危険
本説明書の操作指示と安全規則に
従わなかった場合、重傷または死
に至ることがあります。
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
次のセクションに進む前に、安全規則を承知し
理解する。
安全ステッカーがない場合または破損している場合
は、新しいステッカーを貼付します。常にオペレータ
の安全に配慮してください。安全ステッカーの汚れ
を取るには、刺激の少ないせっけんと水を使用し
ます。安全ステッカーの素材を傷つける場合がある
ため、溶剤を使用したクリーナーを使用しないでくだ
さい。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
製品取扱説明書と安全規則 - 安全マニュア
ルおよび操作説明書と機械ステッカーをよく読
み、理解し、それに従う。
従業員の安全規則と作業場所の規則をよく読
み、理解し、それに従う。
該当するすべての法規をよく読み、理解し、そ
れに従う。
使用者は安全に機械操作を行うための適切な
トレーニングを受ける。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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はじめに
危険の分類
製品ステッカーは、識別しやすいよう、下記のような
シンボル、色別コード、および注意喚起語を使用し
ています。
安全警報マーク - ケガの危険が
あることを知らせます。ケガや死
亡の危険を避けるために、このシ
ンボルの安全警告に従ってくだ
さい。
回避しないと、重傷または死に至
る危険があることを示します。
回避しないと、重傷または死に至
る可能性のある危険があることを
示します。
回避しないと、軽度または中程度
のケガを負う可能性のある危険
があることを示します。
物品の損傷に関するメッセージ
です。
4 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

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シンボルと危険を表すイラストの定義
シンボルと危険を表すイラストの定義
火災の危険
挟まる危険
爆発の危険
禁煙。
爆発の危険
爆発の危険
グロープラグを搭載
した機械に、エーテ
ルなどの高エネル
ギーな始動補助剤を
使用しないでくだ
さい。
感電の危険
必要な間隔を維持し
禁煙。
火気厳禁。
エンジン停止。
てください
転倒の危険
転倒の危険
車輪荷重
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
風速
接地されている
AC 3
ピンのみ
最大積載荷重量
損傷した電線および
コードを交換してくだ
さい
同様の仕様のタイヤ
と交換してください。
カウンターウェイトとし
側方圧
て使用するバッテリー
5

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シンボルと危険を表すイラストの定義
荷締めの手順
吊り上げ点
腐食性液体
色分けされた方向
矢印
感電の危険
上昇中に傾斜アラームが鳴った場合の復元
手順
接触を避ける
作業台の荷締め手順
暴走の危険
吊り上げ&荷締め
手順
衝突の危険
バッテリーの切り離し
作業台への電力の
定格電圧
安全帯固定場所
衝突の危険
作業台への空気配管
の定格圧力
上り傾斜にある作
業台:
1 主ブームを下げ
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを収縮し
ます。
下り傾斜にある作
業台:
1 主ブームを収縮し
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを下げ
ます。
操作説明書を読んで
ください
サービスマニュアル
を読んでください
トレーニングを受け認
定された担当者の
みアクセス可能
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一般的な安全
一般的な安全
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一般的な安全
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一般的な安全
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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一般的な安全
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一般的な安全
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一般的な安全
12 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
一般的な安全
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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操作説明書 初版 • 初刷
一般的な安全
14 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
作業員の安全
作業員の安全
作業員の落下防止
この機械を操作する際、落下防止装置 (PFPE) の
着用が必要です。
作業員は、法規に従って安全ベルトまたはハーネ
スを着用する必要があります。安全帯を作業台
のアンカーに取り付けてください。
安全装備の使用に関して、作業員は従業員規則、
作業現場の規則、および法規に従う必要があり
ます。
すべての PFPE は、適用した法規に準拠したもの
でなければならず、PFPE 取扱説明書の指示に
従って検査して使用してください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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操作説明書 初版 • 初刷
作業場の安全
作業場の安全
感電の危険
この機械は絶縁されておらず、電流との接触または
電流への近接に対する保護は施されていません。
電線から離す必要のある
距離については、地域お
よび国のすべての規制に
従ってください。少なくと
も、以下の表に記載の必
要距離を空けなければな
りません。
線間電圧 必要な距離
0 ~ 50KV
50 ~ 200KV
200 ~ 350KV
350 ~ 500KV
500 ~ 750KV
750 ~ 1000KV
10 ft 3.05 m
15 ft 4.60 m
20 ft 6.10 m
25 ft 7.62 m
35 ft 10.67 m
45 ft 13.72 m
通電している電線に機械
が接触している場合は、機
械に近づかないでくだ
さい。地上もしくは作業台
の従業員は、電線の電気
が止められるまで、絶対に
機械に触れたり操作したり
しないでください。
雷や暴風などの悪天候下では、機械を操作しない
でください。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでく
ださい。
転倒の危険
作業員、装備、および機材は、作業台最大積載荷
重量または作業台延長時の最大積載荷重量を超
えてはなりません。
作業台最大積載荷重量
最大作業員数
500 lbs 227 kg
2
作業台の動きや電線の揺れやたるみを考慮にいれ、
強風および突風に注意してください。
定格作業台最大積載荷重量には、パイプクレード
ル、パネルクレードル、溶接機などのオプションや
付属品の重量が含まれるため、作業台積戴荷重量
からこれらの重量を差し引く必要があります。オプ
ションおよび付属品に付いているステッカーを参照
してください。
付属品を使用する場合には、付属品に付いている
ステッカー、指示およびマニュアルをよく読んで理解
し、従ってください。
16 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
機械を固い水平な地面に
設置している場合以外は、
ブームを上昇もしくは延長
しないでください。
水平位置の指標として傾斜アラームに依存しない
でください。傾斜アラームは、機械が急な斜面にあ
る場合にのみ作業台内で鳴ります。
ブームが下降しているときに傾斜アラームが鳴った
場合には、ブームを水平より高く延長、旋回、ある
いは上昇させないでください。作業台を上昇させる
前に、機械を固い水平な地面に移動してください。
作業台が上り傾斜にある
ときに傾斜アラームが
鳴った場合には、以下の
操作を行います。
1 主ブームを下げ
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを収縮し
ます。
作業台が下り傾斜にある
ときに傾斜アラームが
鳴った場合には、以下の
操作を行います。
1 主ブームを収縮し
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを下げ
ます。
作業台が上昇しているときに傾斜アラームが鳴る
場合には、細心の注意を払ってください。下記の傾
斜アラームの手順で示されるように、斜面上におけ
るブームの状態がどれに当てはまるかを判断してく
ださい。安定した水平な地面に移動する前に、手順
に従ってブームを下げてください。作業台の下降中
は、ブームを旋回しないでください。
強風や突風の状況で機械を操作しないでください。
作業台や積荷の表面積を大きくしないでください。
風にあたる面積が増えるにつれて機械の安定性が
低下します。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
風速が 28 mph / 秒速
12.5 m を超える場合は
ブームを上げないでくだ
さい。28 mph / 秒速
12.5 m 以上の風速のもと
でブームを上げている場
合は、ブームを下げ、機械
の操作を中止してくだ
さい。
17

操作説明書 初版 • 初刷
作業場の安全
平らでない場所、障害物
のある場所、不安定な場
所、または滑りやすい場所
を、収納した状態で走行し
ているとき、あるいは、くぼ
みや急に低くなっている場
所の近辺で走行していると
きは、細心の注意を払うと
ともに、機械を減速してく
ださい。
平らでない不安定な地面、またはその他の危険が
ある状況では、ブームを上昇したあるいは延長した
状態で機械を走行しないでください。
機械をクレーンとして使用しないでください。
機械や他の物体をブームで押さないでください。
機械の部品を改造したり、使用不能にしたりしない
でください。機械の安全性と安定性に影響します。
機械の安定性に影響する部品を、重量や仕様の異
なるものと取り替えないでください。
工場出荷時に取り付けられているタイヤを、異なる
仕様またはプライ数評価値のものと交換しないでく
ださい。
工場出荷時に取り付けられているフォームタイヤを
空気圧タイヤに交換しないでください。ホイールの
重量は、安定性に大きな影響を及ぼします。
近くの構造物に挟まったり、引っ掛かったりして、通
常の運行を妨げられている作業台を、作業台操作
を使用して解放しようとしないでください。作業員が
作業台から降りてから、地上操作を使用して作業台
を解放してください。
ブームを近辺の建造物に接触させないでください。
ブームや作業台を近辺の建造物につながないでく
ださい。
作業台の周囲から荷物が突き出ないようにしてくだ
さい。
作業台の外にある物体を
押したり、引っ張ったりしな
いでください。
最大側方圧力 ― ANSI &
CSA
150 lbs / 667 N
製造元の書面による事前の許可なしに、高所作業
台を変更したり改造したりしないでください。工具や
他の機材を収納するためのアタッチメントを作業台、
踏み板、もしくは手摺りに取り付けると、作業台の
重量および作業台や積荷の表面積を増大させ
ます。
18 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
機械から荷物をぶら下げ
たり、取り付けたりしない
でください。
傾斜面での操作の危険
機械の最大上り、下りおよび横勾配の定格値を超
える斜面では、機械を走行しないでください。定格
勾配は、機械が収納状態の場合にのみ適用され
ます。
はしごや足場を作業台に
設置しないでください。ま
た、本機械のどの部分に
も立てかけないでくだ
さい。
工具や機材を運ぶ場合は、作業台に均等に配置し、
作業員が作業台で安全に使用できるようにしてくだ
さい。
動いている、または動く可能性のある表面、もしくは
車両上で機械を使用しないでください。
タイヤの状態がすべて良好であり、ラグナットが締
められていることを確認してください。
最大定格勾配、収納状態、4WD
作業台が下り傾斜にある場合
作業台が上がり傾斜にある場合
横勾配
45% (24°)
45% (24°)
25% (14°)
注記:定格勾配は、地面の状態と車輪と地面との摩
擦により異なります。操作手順の「傾斜面における
走行」のセクションを参照してください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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操作説明書 初版 • 初刷
作業場の安全
落下の危険
作業員は、法規に従って
安全ベルトまたはハーネ
スを着用する必要があり
ます。安全帯を作業台
のアンカーに取り付けてく
ださい。
作業台の手摺りの上に
座ったり、立ったり、登った
りしないでください。作業台
の上では常にしっかりとし
た足場を確保してくだ
さい。
作業台が上がっている状
態で、作業台から降りない
でください。
衝突の危険
走行中または操作中は、
視界の限度および死角に
注意してください。
ターンテーブルを旋回しているときは、ブームの位
置および後方車体の揺れに注意してください。
作業場において、頭上に
障害物もしくは他に危険
なものがないことを確認し
てください。
作業台の手摺りにつか
まっているときは、手を挟
まないよう注意してくだ
さい。
作業台の床面は、常にきれいにしておいてくだ
さい。
操作前に、作業台出入口中間レールを下げるか、
もしくは出入口ゲートを閉めてください。
機械が作業台を収納した状態で、作業台が地上に
ある場合以外は、作業台に出入りしないでくだ
さい。
20 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA
作業員は、安全装備の使用において、従業員規則、
作業場規則、および適合する法規に従わなければ
なりません。
走行や操舵機能を使用する際は、作業台操作およ
び走行シャーシの色分けされた方向矢印をよく見て
ください。

初版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
主ブームまたは補助ブー
ムを下げる場合は、下に
人がいないこと、および障
害物になるものがないこと
を確かめてください。
路面の状態、交通量、傾
斜、人の位置、およびその
他追突の要因となるもの
に従って、走行速度を制限
してください。
クレーンの軌道内においてブームを操作する場合
は、必ずクレーンの制御をロックし、衝突を防ぐため
の予防措置を講じてください。
人体への傷害の危険
作動油や空気が漏れている状態で機械を操作しな
いでください。空気や作動油が漏れると、皮膚に染
み込んだり、やけどを負う原因となります。
カバーの下の部品に不用意に触れると重傷を負う
ことがあります。適切なトレーニングを受けたメンテ
ナンス担当者以外は、これらのコンパートメントへの
作業を行わないでください。オペレータは、作業前
の点検を行うときのみにこれらのコンパートメント
にアクセスしてください。機械の操作中は、すべて
のコンパートメントがしっかりと閉じられていなけれ
ばなりません。
エンジンが作動しているときは、一酸化炭素中毒を
避けるため、よく換気された場所で機械を操作して
ください。
爆発と火災の危険
機械の操作時は、危険な走行や乱暴な運転をしな
いでください。
ディーゼル、または他の爆発性物質の臭いがする
場合、あるいはそれらを検知した場合は、エンジン
を始動しないでぐださい。
エンジンが作動している状態で、燃料を補給しない
でください。
燃料の補給とバッテリーの交換は、火花、炎、また
は火のついたタバコのない、換気された広い場所で
行ってください。
可燃性ガス、爆発性ガス、または微粒子が存在す
る危険な場所では、機械を操作したり、バッテリーを
充電したりしないでください。
エンジンにエーテル製スプレーをかけないでくだ
さい。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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操作説明書 初版 • 初刷
作業場の安全
機械故障の危険
損傷もしくは故障している機械は使用しないでくだ
さい。
作業シフトの前に、機械の操作前の点検を完全に
行い、すべての機能をテストしてください。損傷もしく
は故障している機械は、直ちに故障の貼り紙を付
けて、作業を中止してください。
本説明書と Genie サービスマニュアルに記載され
ているすべてのメンテナンスを必ず行ってください。
すべてのステッカーが適切な位置にあり、文字が読
める状態であることを確認してください。
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが完
備され、読める状態で、機械の保管場所に保管さ
れているようにしてください。
部品の損傷の危険
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでく
ださい。
ブースターケーブルを使ってエンジンを始動する場
合は、12V より高いバッテリーもしくは充電器を使
用しないでください。
非常に磁気の高い場所が近くに存在するような現
場では、機械を操作しないでください。
バッテリーの安全管理
やけどの危険
バッテリーには酸が入ってい
ます。バッテリーを扱うときに
は、必ず保護服と保護メガネ
を着用してください。
バッテリーの酸をこぼしたり酸
充電中はバッテリーまたは充電器を水や雨にさらさ
ないでください。
爆発の危険
に触れたりしないようにしてく
ださい。バッテリー液がこぼれ
た場合は重曹と水を使って中
和してください。
火花、炎、火のついたタバコ
などをバッテリーに近づけな
いでください。バッテリーは爆
発性ガスを放出します。
バッテリーパックカバーは、
充電のすべてのサイクルが
終了するまで開いたままの状
態にしてください。
バッテリー端子またはケーブ
ル留め金に金属製の工具で
触れると火花を発することが
あります。工具を使用すると
きは、接触させないように注
意してください。
22 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
部品損傷の危険
機能バッテリーの充電には、48V 以上の充電器を
使用しないでください。
バッテリーパックは必ず両方一緒に充電してくだ
さい。
バッテリーパックを取り外す前に、バッテリーパック
プラグを外してください。
感電/やけどの危険
充電器は、接地されている AC 3
ピン電気コンセントにのみ接続して
ください。
コード、ケーブルおよび配線の損
傷を毎日点検してください。破損し
ている部品は操作する前に取り替
えてください。
バッテリー端末への接触による感電に注意してくだ
さい。指輪、時計などの装身具をすべて外してくだ
さい。
発電機が水中に沈んでいる場合には、操作しない
でください。
転倒の危険
工場出荷時に機械に搭載されているバッテリーより
軽いバッテリーを使用しないでください。バッテリー
はカウンターウェイトとして使用されており、機械の
安定性に不可欠です。標準バッテリー搭載の機械
では、各バッテリーの重量は 107 lbs / 48.5 kg で
なければなりません。メンテナンス不要のバッテ
リーを搭載している機械では、各バッテリーの重さ
は 123 lbs / 56.7 kg でなければなりません。バッ
テリーを含めた各バッテリーパックの重量は最低
1,250 lbs / 567 kg でなければなりません。
パネルクレードルの安全
パネルクレードルに付いているすべての警告と指示
をよく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。ク
レードル、パネル、作業員、工具、その他の機材を
合わせた重量が最大定格重量を超えてはいけま
せん。
パネルクレードルのアッセンブリの重量は 30 lbs /
13.6 kg です。
パネルクレードルの最大積載重量は 250 lbs /
113 kg です。
パネルクレードルとパネルクレードル内の積荷の重
量によって、作業台の最大作業員数が制限される
可能性があります。
クレードルを作業台に固定してください。付属のスト
ラップでパネルを作業台の手摺りに固定します。
パネルを持ち上げる危険について、すべて適切に
指示され、認識している場合以外は、操作を行わな
いでください。
機械に水平力あるいは側面荷重を与える原因にな
るので、固定されている積荷やぶら下っている状態
の積荷を上下に移動させないでください。
パネルの最大垂直高さ:4 ft / 1.2 m
最大風速:15 mph / 6.7 m/秒
最大パネル面積:32 sq ft / 3 m
2
持ち上げ時の危険
バッテリーパックの取り外しや取り付けを行う場合
は、フォークリフトを使用してください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
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操作説明書 初版 • 初刷
作業場の安全
使用後のロックアウト
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来の
ない、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。
3 ブームが非操舵ホイールの間にくるように、
ターンテーブルを回転させます。
4 キースイッチを OFF (オフ) の位置に回し、関係
者以外による使用を避けるためキーを取り外し
ます。
24 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
説明
説明
1 非操舵側タイヤ
2 操舵輪
3 充電器への電力
4 地上操作パネル
5 補助ブーム
6 主ブーム
7 ジブブーム
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
8 作業台操作パネル
9 作業台
10 旋回口
11 安全帯固定場所
12 スライド式中間レール
13 ペダルスイッチ
14 マニュアル保管場所
25

操作説明書 初版 • 初刷
操作パネル
操作パネル
地上操作パネル
1 機能作動スイッチ
機能作動ボタンを押したままにすると、地上操
作パネルの機能を操作できます。
2 補助ブーム上昇/下降スイッチ
補助ブーム上昇/下降スイッチを上に動かすと、
補助ブームが上昇します。補助ブーム上昇/下
降スイッチを下に動かすと、補助ブームが下降
します。
26 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA
3 主ブーム上昇/下降スイッチ
主ブーム上昇/下降スイッチを上に動かすと、
ブームが上昇します。主ブーム上昇/下降スイッ
チを下に動かすと、ブームが下降します。
4 主ブーム延長/収縮スイッチ
主ブーム延長/収縮スイッチを右に動かすと、主
ブームが延長します。ブーム延長/収縮スイッチ
を左に動かすと、主ブームが収縮します。

初版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
5 LCD 表示
11 ジブブーム上昇/下降スイッチ
機械が始動すると、LCD 画面には機械の傾斜
と回転の角度、機械の操作時間、バッテリーの
充電レベルが表示され、アラームは 4 秒間の
ビープ音を鳴らします。また、故障コードとその
他の点検情報も表示されます。
6 地上選択/オフ/作業台用キースイッチ
キースイッチを地上位置に回すと、地上操作が
作動します。キースイッチをオフの位置に回す
と、機械はオフになります。キースイッチを作業
台の位置に回すと、作業台操作パネルが作動
します。
7 DC モードランプ: FE モデル
機械が DC モードであることを示すランプが点
灯します。
8 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押して OFF (オフ) の位
置にすると、全機能が停止し、エンジンがオフ
になります。赤色非常停止ボタンを引いて ON
(オン)の位置にして、機械を操作します。
ジブブームスイッチを上に動かすと、ジブブーム
が上昇します。ジブブームスイッチを下に動か
すと、ジブブームが下降します。
12 作業台水平スイッチ
作業台水平スイッチを上に動かすと、作業台が
上昇します。作業台水平スイッチを下に動かす
と、作業台が下に移動します。
13 未使用
14 ターンテーブル旋回スイッチ
ターンテーブル旋回スイッチを上に動かすと、
ターンテーブルが右に旋回します。ターンテー
ブル旋回スイッチを下に動かすと、ターンテーブ
ルが左に旋回します。
15
作業台回転スイッチ
作業台旋回スイッチを下に動かすと、作業台が
右に回転します。作業台旋回スイッチを上に動
かすと、作業台が左に回転します。
16 非常電源スイッチ
9 ハイブリッドモードランプ:FE モデル
ランプが点灯すると機械がハイブリッドモードで
あることを示します。
10 機械モード選択スイッチ: FE モデル
主動力源 (エンジン) が停止した場合、非常動
力を使用してください。
非常電源スイッチをいずれかの側に押したまま
にして、同時に必要な機能を作動させます。
スイッチを左側に動かすと、DC モードを選択し
ます。
スイッチを右側に動かすと、ハイブリッドモード
を選択します。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
27

操作説明書 初版 • 初刷
操作パネル
作業台操作パネル
28 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
29

操作説明書 初版 • 初刷
操作パネル
作業台操作パネル
5 主ブーム延長/収縮スイッチ
1 ホーンボタン
このボタンを押すと、ホーンが鳴ります。ボタン
を離すと、ホーンが止まります。
2 作業台水平スイッチ
作業台水平スイッチを上に
動かすと、作業台が上昇し
ます。作業台水平スイッチ
を下に動かすと、作業台が
下に移動します。
3 ジブブーム上昇/下降スイッチ
ジブブームスイッチを上
に動かすと、ジブブー
ムが上昇します。ジブ
ブームスイッチを下に
動かすと、ジブブーム
が下降します。
4 作業台回転スイッチ
作業台回転スイッチを左に
動かすと、作業台が左に
回転します。
作業台回転スイッチを右に
動かすと、作業台が右に
回転します。
主ブーム延長/収縮スイッチ
を上に動かすと、主ブームが
収縮します。ブーム延長/収
縮スイッチを下に動かすと、
主ブームが延長します。
6 機能速度コントロールスイッチ
スイッチを左に動かすと、ジブ上昇/下降、作業
台旋回および主ブーム延長/収縮の機能速度
は減速します。
スイッチを右に動かすとジブ上昇/下降、作業台
旋回および主ブーム延長/収縮の機能速度は
加速します。
注記: 機能速度は速度コントロールスイッチが
動かされる毎に 5% 加速または減速します。ま
た、速度コントロールスイッチは動かしたままに
し、機能スピードを加減することができます。
7 非常電源スイッチ
主電源が始動しない場合に、非常電源を使用
します。
非常電源スイッチを上または下に押し続けなが
ら、同時に必要な機能を作動させます。
8 発電機スイッチ(搭載されている場合)
発電機を作動させるには、発電機ボタンを上に
動かします。発電機を停止するにはスイッチを
下に動かします。
30 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
9 航空機保護優先スイッチ(搭載されている場合)
12 走行機能表示ランプ
作業台のバンパーが何らかの物体に接触した
場合に、機械を操作するために航空機保護優
先スイッチを動かしてそのままにします。
10 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押して OFF (オフ) の位
置にすると、全機能が停止し、エンジンがオフ
になります。赤色非常停止ボタンを引いて ON
(オン)の位置にして、機械を操作します。
11 走行および操舵機能用ダブル車軸比例コント
ロール ハンドル
もしくは 走行機能用比例コントロール ハンドル
および操舵機能用ロッカースイッチ。
操作パネルの青色矢印の方向にコントロール
ハンドルを動かすと、機械が前方に走行します。
コントロール ハンドルを黄色の矢印の方向へ
動かすと、機械が後方に走行します。コントロー
ル ハンドルを青色三角の方向へ動かすと、機
械が左側に曲がります。コントロール ハンドル
を、黄色の三角形の方向に動かすと、機械が
右に曲がります。
もしくは
コントロール ハンドルを操作パネルの青色の矢
印の方向に動かすと、機械が前方に走行し
ます。コントロール ハンドルを黄色の矢印の方
向へ動かすと、機械が後方に走行します。ロッ
カースイッチの左側を押すと、機械が左に曲が
ります。ロッカースイッチの右側を押すと、機械
が右に曲がります。
ブームが非操舵輪を越えて移動し、走行機能
が妨げられると、ランプが点灯します。
13 走行機能スイッチ
走行機能表示ランプが点灯しているときに走行
するには、走行機能スイッチをいずれかの側に
押したまま、走行コントロールハンドルを中央か
らゆっくり動かします。走行コントロール ハンド
ルおよび操舵コントロール ハンドルの方向とは
反対の方向に機械が動く場合があるので、注
意してください。
14 走行速度選択スイッチ
機械が傾斜面上にあるシンボル:狭範囲のた
め、減速した走行速度において改善されたス
ロットルコントロール。
機械が水平面にあるシンボル: 最大走行速度
用の広範囲運転。
15 非水平表示ランプ
傾斜アラームが鳴ると、傾斜表示ランプが点灯
します。
16
LCD 出力画面
a 操作説明書を参照する
b 保守部門に連絡する
c 危険
d ハイブリッドモード
e DC モード
17 未使用
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
31

操作説明書 初版 • 初刷
操作パネル
18 機械モード選択スイッチ: FE モデル
スイッチを左側に動かすと、DC モードを選択し
ます。
スイッチを右側に動かすと、ハイブリッドモード
を選択します。
19 補助ブーム上昇/下降スイッチ機能用比例コン
トロールハンドル
コントロールハンドルを上
に動かすと、補助ブームが
上昇します。コントロール
ハンドルを下に動かすと、
補助ブームが下降します。
20 主ブーム上昇/下降と、ターンテーブル左/右旋
回機能用デュアル車軸比例コントロールハン
ドル
コントロールハンドルを上
に動かすと、主ブームが上
昇します。コントロールハ
ンドルを下に動かすと、主
ブームが下降します。
コントロールハンドルを右
に動かすと、ターンテーブ
ルが右に回転します。コン
トロールハンドルを左に動
かすと、ターンテーブルが
左に回転します。
32 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
点検
点検
操作前の点検の基本
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 常に操作前の点検を行う。
次のセクションに進む前に、操作前の点検につ
いてよく理解してください。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
操作前の点検と規定メンテナンスはオペレータが責
任をもって行ってください。
操作前の点検とは、各シフトの前にオペレータが目
で見て行う点検です。この点検は、オペレータが機
能テストを行う前に、目で点検して異常な箇所を見
つけることを目的としています。
さらに操作前の点検によって、規定メンテナンスが
必要かどうかを判断します。オペレータは、本説明
書で指定されている規定メンテナンス項目のみを
行ってください。
次のページのリストを参照し、それぞれの項目を
チェックしてください。
損傷もしくは工場出荷時の状態からの無許可での
改造を発見した場合は、機械に故障中の貼り紙を
つけて使用を停止してください。
機械の修理は、認定を受けたサービス担当者のみ
がメーカーの製品仕様に基づいて行ってください。
修理が終了したら、オペレータは機能テストに移る
前に再度操作前の点検を行ってください。
定期保守点検は、認定を受けたサービス担当者が
メーカーの製品仕様と責務マニュアルに記載されて
いる要項に基づいて行ってください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
33

操作説明書 初版 • 初刷
点検
操作前の点検
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが
完備され、文字が読める状態で、作業台の保
管場所に保管されていることを確認してくだ
さい。
磨耗板
タイヤとホイール
FE モデル: エンジンと関連部品
リミットスイッチ、角度センサーおよび
ホーン
すべてのステッカーが、文字が読める状態で所
定の位置にあるか確認します。「点検」のセク
ションを参照してください。
作動油の漏れがなく、量が適当であることを
チェックしてください。必要に応じてオイルを補
充してください。「メンテナンス」のセクションを参
照してください。
バッテリー液の漏れがないか、量が適当かどう
かをチェックします。必要に応じて蒸留水を補
充してください。「メンテナンス」のセクションを参
照してください。
FE モデル: エンジンオイルの漏れがないこと、
適切な量であることをチェックします。必要に応
じてオイルを補充してください。「メンテナンス」
のセクションを参照してください。
FE モデル: エンジン冷却液の漏れがないか、
冷却液の量が適当かどうかをチェックしてくだ
さい。必要に応じて冷却液を足してください。「メ
ンテナンス」のセクションを参照してください。
以下の部品もしくは部分が損傷していたり、変更さ
れていないか、きちんと設置されていなかったり、な
くなっている部品がないかチェックしてください。
アラームとビーコン(装備されている場合)
ナット、ボルト、他の締め具
作業台出入口中間レールまたはゲート
安全帯固定場所
機械全体にわたって下記をチェックします。
溶接や機械部品の割れ
機械のへこみと故障
過度のさび、腐敗または酸化
機械を構成している全ての部品が欠けておら
ず、適合するファスナーやピンが正しい位置に
しっかりと締められた状態にあることを確認し
ます。
点検が終了後、コンパートメントのすべてのカ
バーがすべてしっかりと閉められ、ラッチで留め
られていることを確認します。
電気部品、配線、電気ケーブル
油圧ホース、フィッティング、 シリンダー、マ
ニフォールド
燃料と油圧タンク
走行とターンテーブル用のモーター、およ
び走行ハブ
34 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
点検
機能テストの基本
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に常に機能テストを行う。
次のセクションに進む前に、機能テストについ
てよく理解してください。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
機能テストは、機械を使用する前に故障を見つける
ことを目的としています。オペレータは、指示された
手順に従ってすべての機能をテストしてください。
故障している機械は決して使用しないでください。
故障が見つかった場合は、故障の貼り紙を付けて
作業を中止してください。機械の修理は、認定を受
けたサービス担当者のみがメーカーの製品仕様に
基づいて行ってください。
修理が終了後、オペレータは機械を使用する前に、
操作前の点検と機能テストを再度実行してくだ
さい。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
35

操作説明書 初版 • 初刷
点検
地上操作
1 テストを行う場所として、障害物がなく、安定し
た水平な場所を選びます。
2 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
3 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
結果:ビーコンが点滅します (搭載されている
場合)。
4 FE モデル: エンジンを始動させます。「操作手
順」のセクションを参照してください。
非常停止のテスト
5 赤色非常停止ボタンを押して OFF (オフ) の位
置にします。
FE モデルの結果: エンジンが 2、3 秒後に停止
します。
6 機能作動ボタンを押したままにし、各ブームお
よび作業台トグルスイッチを有効にします。
結果:機能は何も作動しません。
7 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
機械機能のテスト
非常操作のテスト
FE モデル:
10 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
11 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
12 ハイブリッドモードを選択します。
13 非常電源スイッチをオンにしたま
ま、同時に各ブームの機能トグルス
イッチを作動させます。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分
的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブーム機能が作動します。
DC モデル:
14 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
15 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
16 非常電源スイッチをオンにしたま
ま、同時に各ブームの機能トグルス
イッチを作動させます。
8 機能作動ボタンを押したままにしないでください。
各ブームおよび作業台の機能トグルスイッチが
作動するか試します。
結果: ブームおよび作業台の機能は何も作動
しません。
9 機能作動ボタンを押したままにし、各ブームお
よび作業台トグルスイッチを有効にします。
結果: ブームと作業台のすべての機能がフル
サイクル作動します。ブームが下降していると
きには下降アラームが鳴ります。
36 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分
的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブーム機能が作動します。

初版 • 初刷 操作説明書
点検
傾斜センサーのテスト
FE モデル:
17 テストを行う場所として、障害物がなく、安定し
た水平な場所を選びます。
18 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
19 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
20 ハイブリッドモードを選択します。
21 エンジンを始動させます。「操作手順」のセク
ションを参照してください。
結果:機械の始動時に、地上操作コントロール
メーターには傾斜と回転の角度が表示され、ア
ラームは 4 秒間のビープ音を鳴らします。
DC モデル:
22 テストを行う場所として、障害物がなく、安定し
た水平な場所を選びます。
作業台操作
25 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
26 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
27 FE モデル: エンジンを始動させます。「操作手
順」のセクションを参照してください。
非常停止のテスト
28 作業台の赤色非常停止ボタンを押して OFF
(オフ) にします。
FE モデルの結果: エンジンが停止します。
29 各機能コントロール ハンドル、トグルスイッチ、
もしくはロッカースイッチを作動します。
結果:機能は何も作動しません。
30 作業台の赤色非常停止ボタンを引いて ON (オ
ン) の位置にします。
23 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
24 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
結果:機械の始動時に、地上操作コントロール
メーターには傾斜と回転の角度が表示され、ア
ラームは 4 秒間のビープ音を鳴らします。
警報のテスト
31 ホーンボタンを押します。
結果:ホーンが鳴ります。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
37

操作説明書 初版 • 初刷
点検
ペダルスイッチのテスト
DC モデル:
32 ペダルスイッチを踏まないでください。機械の各
機能をテストしてください。
結果:機能は何も作動しません。
FE モデル:
33 作業台の赤色非常停止ボタンを押して OFF
(オフ) にします。
34 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) の位
置にします。エンジンは始動しないでください。
35 ペダルスイッチを踏んで、機械モード選択スイッ
チをハイブリッドモードに動かしてエンジンを始
動しようとしないでください。
結果:エンジンは始動しません。
36 機械モード選択スイッチを動かして、ハイブリッ
ドモードを選択します。
37 ペダルスイッチを踏んだままにします。
結果:エンジンは始動します。
38 ペダルスイッチを踏まずに各機械機能をテスト
します。
ステアリングのテスト
41 ペダルスイッチを踏みます。
42 走行コントロールハンドルの先端にあるロッ
カースイッチを、操作パネルの青色の三角が示
す方向に押します。あるいは、コントロールハン
ドルをゆっくりと青色の三角が示す方向に動か
します。
結果:操舵輪が走行シャーシ上の青い三角が
示す方向に回ります。
43 ロッカースイッチを操作パネルの黄色い三角が
示す方向に押します。あるいは、コントロール
ハンドルを、黄色い三角が示す方向にゆっくり
と動かします。
結果:操舵輪が走行シャーシ上の黄色い三角
が示す方向に回ります。
走行とブレーキのテスト
44 ペダルスイッチを踏みます。
45 走行コントロールハンドルを操作パネルの青い
矢印の方向に、機械が動き始めるまでゆっくり
と動かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻し
ます。
結果:機能は何も作動しません。
機械機能のテスト
39 ペダルスイッチを踏みます。
40 各機械機能コントロールハンドルもしくはトグル
スイッチを作動します。
結果: ブームと作業台のすべての機能がフル
サイクル作動します。
38 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA
結果:機械が走行シャーシの青色矢印の方向
に動き、急停車します。
46 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色い矢
印の方向に機械が動き始めるまでゆっくりと動
かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻します。
結果:機械が走行シャーシの黄色矢印の方向
に動き、急停車します。
注記:ブレーキは、機械が登ることのできるすべて
の斜面上で機械を止める能力を持っている必要が
あります。

初版 • 初刷 操作説明書
点検
走行機能システムのテスト
47 ペダルスイッチを踏み、ブームを収納位置まで
下げます。
48 主ブームが非操舵輪の 1 つを超えるまで、ター
ンテーブルを旋回させます。
結果:走行機能表示ラン
プが点灯し、ブームが示
された範囲にある間、点
灯を続けます。
49 走行コントロール ハンドルを中心の位置から動
かします。
結果:走行機能は作動しません。
50 走行機能トグルスイッチをどちらか一方に動か
してそのままにし、走行コントロールハンドルを
ゆっくりと中心の位置から動かします。
結果:走行機能が作動します。
注記:走行機能システムを使用の際、走行および操
舵コントロール ハンドルを動かした方向と反対の方
向に機械が動く場合があります。
走行制限速度のテスト
51 ペダルスイッチを踏みます。
52 主ブームを約 2 ft / 61 cm 上昇します。
53 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行
の位置に動かします。
結果:主ブームが上昇した状態での最大走行
速度は 1 秒間に 1 ft / 30 cm を超えてはいけ
ません。
54 主ブームを収納位置まで下ろします。
55 主ブームを約 2 ft / 61 cm 延長します。
56 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行
の位置に動かします。
結果:主ブームが延長した状態での最大走行
速度は 1 秒間に 1 ft / 30 cm を超えてはいけ
ません。
57 主ブームを収納位置まで収縮します。
58 補助ブームを約 2 ft / 61 cm 上昇します。
59 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行
の位置に動かします。
作業台操作および走行シャー
シの色分けされた矢印で進む
方向を確認してください。
結果:補助ブームが上昇した状態での最大走
行速度は 1 秒間に 1 ft / 30 cm を超えてはい
けません。
60 補助ブームを収納位置まで下ろします。
主ブームまたは補助ブームを上昇した状態、あるい
は主ブームを延長した状態で走行速度が 1 秒間に
1 ft / 30 cm を超えた場合、直ちに故障中の貼り紙
をつけて機械の使用を中止してください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
39

操作説明書 初版 • 初刷
点検
振動軸のテスト(搭載されている場合)
61 右の操舵側タイヤを 6 in / 15 cm のブロックま
たは留めぐつわの上に置きます。
結果:他の 3 つのタイヤが地面としっかり接触
していなければいけません。
62 左の操舵側タイヤを 6 in / 15 cm のブロックま
たは留めぐつわの上に置きます。
結果:他の 3 つのタイヤが地面としっかり接触
していなければいけません。
63 2 つの非操舵側タイヤを 6 in / 15 cm のブロッ
クまたは留めぐつわの上で運転します。
結果:非操舵側タイヤが地面としっかり接触し
ていなければいけません。
非常操作のテスト
64 赤色非常停止ボタンを押して OFF (オフ) の位
置にします。
65 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) にし
ます。
66 ペダルスイッチを踏みます。
リフト/走行選択機能のテスト
(搭載されている場合)
68 ペダルスイッチを踏みます。
69 走行コントロールハンドルを中心の位置から動
かし、ブーム機能トグルスイッチを作動させ
ます。
結果:ブーム機能は何も作動しません。機械は、
操作パネル上で示した方向に動きます。
機械を操作する前にすべての故障箇所を修理して
ください。
航空機保護パッケージのテスト
(搭載されている場合)
注記: このテストの実施には 2 名で行う必要がある
場合があります。
70 主ブームを約 1 ft / 30 cm 延長します。
71 作業台底部の黄色いバンパーをいずれかの方
向に 4 インチ / 10 cm 動かします。
72 各機能コントロールハンドルもしくはトグルス
イッチを作動します。
67 非常電源スイッチを押したままの状態にし、同
時に各機能コントロールハンドル、トグルスイッ
チまたはサムロッカースイッチを作動させます。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を
部分的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。走行機能は、非常電源では作動しま
せん。
40 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA
結果:ブームおよび操舵機能は作動しません。
73 航空機保護優先スイッチを動
かしてそのままにします。
74 各機能コントロールハンドルもしくはトグルス
イッチを作動します。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。

初版 • 初刷 操作説明書
点検
作業場の点検
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
次のセクションに進む前に、作業場の点検につ
いてよく理解してください。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
作業場の点検の基本
次の危険な状態に注意し、これらを回避してくだ
さい:
急に低くなっているところ、くぼみ
でこぼこした道、床の障害物もしくは破片
傾斜面
不安定な地面、滑りやすい地面
頭上の障害物、高圧送電線
危険な場所
機械の重量に耐えられない地面
風や天候の状態
関係作業員以外の人の存在
その他、起こりうる危険な状態
作業場を点検することによって、オペレータは作業
場が安全な機械操作に適しているかどうかを判断
することができます。オペレータは、作業場に機械
を移動する前に作業場の点検を行わなければなり
ません。
オペレータは作業場で起こりうる危険を心得た上で、
機械の移動、セットアップ、運転の際に注意を払い、
危険を回避してください。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
41

操作説明書 初版 • 初刷
点検
警告用語付きステッカーの点検
Z-60/37DC
次ページの絵を見て、ステッカーの文字が読める状
態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ
さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳
細です。
品番 ステッカーの説明
27204 矢印 - 青色
27205 矢印 - 黄色
27206 三角 - 青色
27207 三角 - 黄色
28174 ラベル - 作業台への電力、230V **
28235 ラベル - 作業台への電力、115V **
28236 警告 - 不適切な操作
28372 ラべル - バッテリーパックのプラグを外す
31060 危険 - 転倒の危険、リミット スイッチ
31508 危険 - 感電の危険
31788 危険 - 爆発/やけどの危険
40434 ラベル - 安全帯固定箇所
44981 ラベル - 作業台への空気管 (オプション)
52475 ラベル - 輸送用の荷締め
52865 警告 - 1 年毎の点検記録
52966 外装 - 4 x 2 **
52967 外装 - 4 x 4 **
65278 要注意 - 踏まない
72086 ラベル - 吊り上げ点
82237 危険 - 感電の危険
82314 危険 - 転倒の危険
数量
品番 ステッカーの説明
82366 ラベル - Chevron Rando
82410 警告 - パネルクレードル (オプション)
97815 ラベル - 中間レールを下げる
97865 警告 - 感電の危険
114390 危険 - 感電の危険
114397 危険 - 傾斜アラーム
133286 ラベル - 充電器への電力
147792 危険 - タイヤ仕様
218549 危険 - 転倒の危険、ANSI、
1
218559 危険、警告 - 転倒、挟まる危険
1
1255581 外装 - Genie
2
1263543 警告 - コンパートメントへのアクセス
2
1265361 ラベル - バッテリー充電表示器
2
1265450 地上操作パネル
2
1265451 作業台操作パネル
1
1269246 ラベル - 輸送/リフト
2
1269248 指示 - バッテリー接続図
2
1269249 指示 - バッテリー充電
1
1269250 注 - 操作指示
2
1269252 ラベル - 輪荷重、Z-60/37
8
1269254 危険 - 転倒の危険、バッテリー
2
1269257 ラベル - 定格勾配、Z-60/37
6
1269259 外装 - Genie Z-60/37DC
1
1269261 外装 - Z-60/37DC
1
1
3
4
1
1
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
** これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成の
500 lbs / 227 kg
示しています (例:カバーの下など) 。
仕様を示します。
数量
1
2
1
2
3
1
1
4
1
1
2
2
1
1
1
2
2
2
1
4
2
1
1
1
42 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
点検
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
43

操作説明書 初版 • 初刷
点検
警告用語付きステッカーの点検
Z-60/37FE
次ページの絵を見て、ステッカーの文字が読める状
態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ
さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳
細です。
品番 ステッカーの説明
27204 矢印 - 青色
27205 矢印 - 黄色
27206 三角 - 青色
27207 三角 - 黄色
28159 ラベル - ディーゼル
28174 ラベル - 作業台への電力、230V **
28235 ラベル - 作業台への電力、115V **
28236 警告 - 不適切な操作
28372 ラべル - バッテリーパックのプラグを外す
31060 危険 - 転倒の危険、リミット スイッチ
31508 危険 - 感電の危険
31788 危険 - 爆発/やけどの危険
40434 ラベル - 安全帯固定箇所
44981 ラベル - 作業台への空気管 (オプション)
52475 ラベル - 輸送用の荷締め
52865 警告 - 1 年毎の点検記録
52966 外装 - 4 x 2 **
52967 外装 - 4 x 4 **
65278 要注意 - 踏まない
72086 ラベル - 吊り上げ点
82237 危険 - 感電の危険
82314 危険 - 転倒の危険
82366 ラベル - Chevron Rando
82410 警告 - パネルクレードル (オプション)
97602 警告 - 爆発の危険
数量
品番 ステッカーの説明
97815 ラベル - 中間レールを下げる
97865 警告 - 感電の危険
114258 危険 - 爆発の危険
114390 危険 - 感電の危険
114397 危険 - 傾斜アラーム
133278 ラベル - 低硫黄燃料 **
133286 ラベル - 充電器への電力
147792 危険 - タイヤ仕様
218549 危険 - 転倒の危険、ANSI、
1
218559 危険、警告 - 転倒、挟まる危険
1
826345 ラベル - 超低硫黄燃料のみ
2
2
1255581 外装 - Genie
1
1263543 警告 - コンパートメントへのアクセス
2
1265361 ラベル - バッテリー充電表示器
2
1265450 地上操作パネル
1
1265451 作業台操作パネル
2
1269246 ラベル - 輸送/リフト
2
1269247 指示 - クボタディーゼルエンジン仕様
1
1269248 指示 - バッテリー接続図
2
1269249 指示 - バッテリー充電
8
1269251 注 - 操作指示
2
1269252 ラベル - 輪荷重、Z-60/37
6
1269254 危険 - 転倒の危険、バッテリー
1
1269257 ラベル - 定格勾配、Z-60/37
1
1269260 外装 - Genie Z-60/37FE
1
1269262 外装 - Z-60/37FE Hybrid
3
4
1
1
1
2
1
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
** これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成の
500 lbs / 227 kg
(ディーゼルモデル)**
(D1105-E4B)
示しています (例:カバーの下など) 。
仕様を示します。
数量
1
2
2
3
1
1
1
4
1
1
1
2
2
1
1
1
2
1
2
2
1
4
2
1
1
1
44 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
点検
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
45

操作説明書 初版 • 初刷
点検
シンボル付きステッカーの点検
Z-60/37DC
次ページの絵を見て、ステッカーの文字が読める状
態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ
さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳
細です。
品番 ステッカーの説明
27204 矢印 - 青色
27205 矢印 - 黄色
27206 三角 - 青色
27207 三角 - 黄色
28174 ラベル - 作業台への電力、230V **
28235 ラベル - 作業台への電力、115V **
40434 ラベル - 安全帯固定箇所
44981 ラベル - 作業台への空気管 (オプション)
52475 ラベル - 輸送用の荷締め
52966 外装 - 4 x 2 **
52967 外装 - 4 x 4 **
65278 要注意 - 踏まない
72086 ラベル - 吊り上げ点
82481 ラベル - バッテリー/充電器の安全
82487 ラベル - マニュアルを読む
82487 ラベル - マニュアルを読む
(パネルクレードル)
97815 ラベル - 中間レールを下げる
数量
品番 ステッカーの説明
114248 ラベル - 転倒の危険、傾斜アラーム
114249 ラベル - 転倒の危険、タイヤ
114251 ラベル - 爆発の危険
114252 ラベル - 転倒の危険、リミットスイッチ
114334 ラベル - 感電の危険、プラグ
133067 ラベル - 感電の危険
133205 ラベル - 感電/やけどの危険
219953 危険、警告 - 転倒、挟まる危険、ANSI
219958 ラベル - 転倒、挟まる危険
1255581 外装 - Genie
1
1256425 ラベル - 危険、感電の危険
1
1263542 ラベル - コンパートメントへのアクセス
2
1265361 ラベル - バッテリー充電表示器
2
1265450 地上操作パネル
2
1265451 作業台操作パネル
2
1269246 ラベル - 輸送/リフト
8
1269252 ラベル - 輪荷重、Z-60/37
2
1269255 危険 - 転倒の危険、バッテリー
6
1269258 ラベル - 定格勾配、Z-60/37
1
1269259 外装 - Genie Z-60/37DC
1
1269261 外装 - Z-60/37DC
3
4
4
2
2
1
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
示しています (例:カバーの下など) 。
** これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成の
仕様を示します。
数量
1
4
2
3
1
3
2
1
1
2
1
2
1
1
1
2
4
2
1
1
1
46 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
点検
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
47

操作説明書 初版 • 初刷
点検
シンボル付きステッカーの点検
Z-60/37FE
次ページの絵を見て、ステッカーの文字が読める状
態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ
さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳
細です。
品番 ステッカーの説明
27204 矢印 - 青色
27205 矢印 - 黄色
27206 三角 - 青色
27207 三角 - 黄色
28159 ラベル - ディーゼル
28174 ラベル - 作業台への電力、230V **
28235 ラベル - 作業台への電力、115V **
40434 ラベル - 安全帯固定箇所
44981 ラベル - 作業台への空気管 (オプション)
52475 ラベル - 輸送用の荷締め
52966 外装 - 4 x 2 **
52967 外装 - 4 x 4 **
65278 要注意 - 踏まない
72086 ラベル - 吊り上げ点
82481 ラベル - バッテリー/充電器の安全
82487 ラベル - マニュアルを読む
82487 ラベル - マニュアルを読む
(パネルクレードル)
数量
品番 ステッカーの説明
97815 ラベル - 中間レールを下げる
114248 ラベル - 転倒の危険、傾斜アラーム
114249 ラベル - 転倒の危険、タイヤ
114251 ラベル - 爆発の危険
114252 ラベル - 転倒の危険、リミットスイッチ
114334 ラベル - 感電の危険、プラグ
133067 ラベル - 感電の危険
133205 ラベル - 感電/やけどの危険
219953 危険、警告 - 転倒、挟まる危険、ANSI
219958 ラベル - 転倒、挟まる危険
1
1255581 外装 - Genie
1
1256425 ラベル - 危険、感電の危険
2
1263542 ラベル - コンパートメントへのアクセス
2
1265361 ラベル - バッテリー充電表示器
1
1265450 地上操作パネル
2
1265451 作業台操作パネル
2
1269246 ラベル - 輸送/リフト
8
1269252 ラベル - 輪荷重、Z-60/37
2
1269255 危険 - 転倒の危険、バッテリー
6
1269258 ラベル - 定格勾配、Z-60/37
1
1269260 外装 - Genie Z-60/37FE
1
1269262 外装 - Z-60/37FE Hybrid
3
4
4
2
2
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
示しています (例:カバーの下など) 。
** これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成の
仕様を示します。
数量
1
1
4
2
3
1
3
2
1
1
2
1
2
1
1
1
2
4
2
1
1
1
48 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
点検
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
49

操作説明書 初版 • 初刷
操作手順
操作手順
原則
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
操作手順のセクションでは、機械操作の手順を機
能ごとに説明しています。安全規則やオペレータの
安全および責務マニュアルの手順に従うことは、オ
ペレータの任務です。
作業員を工具や機材と一緒に高所作業場まで上げ
る目的以外で、機械を使用することは危険です。
トレーニングを受け認定された担当者のみが、機械
を操作することを許可されます。複数のオペレータ
が同じ勤務時間内で異なる時間帯に機械を使用す
る場合、すべてのオペレータが資格を有し、オペ
レータの安全および責任に関するマニュアルの安
全規則と手順にすべて従わなければなりません。
すなわち、オペレータが交替するたびに、次のオペ
レータが機械の操作前に、操作前点検、機能テスト、
作業場点検を行う必要があります。
50 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作手順
機械操作
FE モデルはエンジンが作動してるかどうかにかか
わらず操作することができます。
1 キースイッチを回して地上もしくは作業台操作
に切り替えます。
2 機械の操作前に両方のバッテリーパックが接
続されていることを確認します。
3 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンが引かれ、ON (オン) の位置にあること
を確認します。
非常停止
地上もしくは作業台操作パネルの赤色非常停止ボ
タンを押して OFF (オフ) にし、すべての機能を停止
します。
赤色非常停止ボタンが押されている状態で作動す
る機能は修理する必要があります。
地上操作を選択して操作すると、地上操作が優先
されるため、作業台の赤色非常停止ボタンは使用
できません。
非常電源
主要電源が停止した場合に、非常電源を使用してく
ださい。
1 キースイッチを回して地上もしくは作業台操作
に切り替えます。
2 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) の位
置にします。
3 作業台から操作する場合は、ペダルスイッチを
踏みます。
4 非常電源スイッチをいずれかの側に
押したままにして、同時に必要な機
能を作動させます。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
51

操作説明書 初版 • 初刷
操作手順
FE モデル: エンジンの始動
地上操作パネルの場合:
1 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンが引かれ、ON (オン) の位置にあること
を確認します。
3 機械モード選択スイッチを動かして、ハイブリッ
ドモードを選択します。
4 機能作動ボタンを押して、エンジ
ンを始動します。
作業台操作パネルの場合:
5 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
6 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンが引かれ、ON (オン) の位置にあること
を確認します。
地上からの操作
1 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
2 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) の位
置にします。
3 FE モデル: DC モードまたはハイブリッドモード
を選択します。
4 FE モデル: エンジンを始動させます。
作業台を位置につける
1 機能作動ボタンを押したままにし
ます。
2 操作パネルのマークに従って、適切なトグルス
イッチを動かします。
走行とステアリング機能は地上操作から操作できま
せん。
7 機械モード選択スイッチを動かして、ハイブリッ
ドモードを選択します。
8 ペダルスイッチを踏んでエンジンを始動します。
15 秒間のクランク後エンジンが始動しない場合、故
障の原因を判別して修理してください。60 秒間待っ
てから、再度始動を試みてください。
20°F / -6°C 以下の寒い状況では、油圧システムの
損傷を避けるため、操作の前に 5 分間エンジンを
温めてください。
0°F / -18°C 以下の極寒の状況では、オプションの
低温スタートキットを機械に搭載する必要があり
ます。気温 0°F / -18°C 以下の環境でエンジンを始
動する場合、ブースターバッテリーが必要な場合が
あります。
52 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作手順
作業台からの操作
注記:作業台から操作する場合には、次のペダルス
イッチのメッセージが作業台操作パネルの LCD 画面
に表示されます。
FOOT SWITCH POWER UP FAULT.
RELEASE FOOT SWITCH AND REPOWER.
(ペダルスイッチ電源失敗。ペダルスイッチを離し
て、再度電源を入れてください。)
FOOT SWITCH MUST BE APPLIED BEFORE
FUNCTION IS ACTIVATED (ペダルスイッチは
機能が作動する前に適用されなければなりま
せん。)
FOOT SWITCH TIMED OUT.RELEASE FOOT
SWITCH TO RESET. (ペダルスイッチがタイムア
ウトしました。ペダルスイッチを離してリセットしてく
ださい。)
これらのうちメッセージの内のいずれかが表示された
場合には、その指示に従って機械操作を再開してくだ
さい。
1 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
2 赤色非常停止ボタンを引いて ON (オン) の位置
にします。
3 FE モデル: DC モードまたはハイブリッドモードを
選択します。
4 FE モデル: エンジンを始動させます。
作業台を位置につける
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 操作パネルのマークに従って、適切な機能コント
ロールハンドルもしくはトグルスイッチをゆっくりと
動かすか、適切なボタンを押します。
注記: 上昇機能が無効になり、UP FUNCTIONS
DISABLED DUE TO LOW VOLTAGE CHARGE
BATTERIES(低電圧のため上昇機能が無効 要充電)
というメッセージが作業台操作パネル LCD 画面に表
示された場合には、上昇機能を完全に有効にするた
めにバッテリーを充電してください。
操舵
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 走行コントロールハンドルを青色もしくは黄色の三
角が示す方向にゆっくり動かします。
もしくは、走行コントロー ハンドルの先端にある
ロッカースイッチを押します。
作業台操作および走行シャーシにある色別された矢
印マークを見ながら、ホイールの曲がる方向を確認し
てください。
走行
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 速度を上げるには、次の操作を行います。コント
ロール ハンドルを中心の位置からゆっくりと動か
します。
速度を下げるには、次の操作を行います。コント
ロール ハンドルを中心の位置に向かってゆっくり
と動かします。
停止するには、次の操作を行います。コントロー
ル ハンドルを中心に戻すか、または、機能作動ス
イッチを離します。
作業台操作と走行シャーシの色別された方向矢印で、
機械の進む方向を確認してください。
ブームが上昇した状態では走行スピードが制限されて
います。
注記: 4WD の機械では、レベルセンサーによって水
平状態が 11.3 度以下(20% 勾配以下)と測定された
場合には、全体的な走行速度が 2.5 mph / 時速
4 km まで減速します。DRIVE SPEED REDUCED
DUE TO SLOPE(勾配による走行速度減速)という
メッセージが作業台操作パネルの LCD 画面に表示さ
れます。
注記: 温度が非常に高い環境では、オペレータは走行
速度または充電作業が遅いと気が付く場合があり
ます。これは、機械自体を熱の影響から保護するため
の機能設計によるものです。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
53

操作説明書 初版 • 初刷
操作手順
傾斜面における走行
機械に対する上り傾斜、下り傾斜、および横傾斜の
定格勾配を確認し、傾斜勾配を判断します。
最大定格勾配、下り傾斜に作業
台がある場合 (登坂能力):
4WD: 45% (24°)
傾斜勾配の確認:
デジタル傾斜計を使用するか、あるいは以下の手
順で傾斜を測定します。
必要なものは以下のとおりです。
水準器
最低 3 ft / 1 m の長さの真っ直ぐな木片
最大定格勾配、上り斜面に作業
台がある場合:
4WD: 45% (24°)
最大定格横勾配:
25% (14°)
注記:定格勾配は、地面の状態と車輪と地面との摩
擦により異なります。登坂能力という用語は、カウン
ターウェイトの下り斜面の構成の場合にのみ適用さ
れます。
ブームが水平より低く、作業台が非操舵輪の間に
あることを確認します。
巻尺
傾斜面の上に木片を置きます。
谷側の端で、木片の上端に水準器を置いた後、木
片が水平になるまでその端を持ち上げます。
木片を水平に保ちながら、木片の端の底部から地
面までの距離を測ります。
巻尺で測った地面からの距離 (高さ) を木片の長さ
(水平距離) で割り、その数値に 100 を掛けます。
例:
木片の長さが 144 in (3.6 m) なら、
水平距離 = 144 in (3.6 m)
高さ = 12 in (0.3 m)
12 in ÷ 144 in = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
0.3 m ÷ 3.6 m = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
上り/下り傾斜や横傾斜が最大定格勾配を超える場
合は、機械をウィンチで巻き揚げるか、もしくは傾斜
面の上または下に運ぶ必要があります。「輸送およ
びリフト」のセクションを参照してください。
54 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作手順
走行機能
表示ランプの点灯は、ブームが
非操舵輪を超えて移動し、走行
機能が妨げられたことを意味し
ます。
走行するには、走行機能スイッチをどちらか一方に
動かしてそのままにし、走行コントロール ハンドル
をゆっくりと中心の位置から動かします。
走行コントロール ハンドルおよび操舵コントロール
ハンドルの方向とは反対の方向に機械が動く場合
があるので、注意してください。
必ず作業台操作と走行シャーシの色分け矢印で、
機械の進む方向を確認してください。
走行速度選択
機能速度コントロール
1 スイッチを左に動かし、ジ
ブ上昇/下降機能、作業台
旋回および主ブーム延長
/収縮の機能速度を減速
します。
2 スイッチを右に動かし、ジ
ブ上昇/下降機能、作業台
旋回および主ブーム延長
/収縮の機能速度を加速
します。
注記: 機能速度は速度コントロールスイッチが動
かされる毎に 5% 加速または減速します。
また、速度コントロールスイッチはいずれかの方向
に動か
したままにし、機能スピードを加減することができ
ます。
AC 変換器 (搭載されている場合)
機械が傾斜面上にあるシンボル:狭範囲のため、
減速した走行速度において改善されたスロット
ルコントロール。
機械が水平面上にあるシンボル:最大走行速度
用の広範囲運転。
変換器は、外部 AC 電源が取
り外されたときに作業台に電力
を供給します。
機械の作業台への電力ケーブ
ルを変換器の電源ケーブルに
差し込みます。
変換器を作動させるには、変換器ボタンを上に動か
します。
変換器を停止するにはスイッチを下に動かします。
変換
器を使用している間、すべてのブームの機能は
作動します。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
55

操作説明書 初版 • 初刷
操作手順
傾斜表示ランプ
作業台が上昇しているときに傾
斜アラームが鳴る場合には、機械
の非水平表示ランプが点灯し、一
方向または両方向への走行機能
は作動しません。斜面上における
ブームの状態が、以下のどれに当
てはまるかを判断してください。安
定した固い水平な地面に移動する
前に、手順に従ってブームを下げ
てください。作業台の下降中は、
ブームを旋回しないでください。
作業台が上り傾斜にある
ときに傾斜アラームが
鳴った場合には、以下の
操作を行います。
1 主ブームを下げ
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
航空機保護パッケージ
(搭載されている場合)
作業台バンパーが何らかの物体
に接触すると、機械がシャットダ
ウンして機能が動作しなくなり
ます。
1 エンジンを始動させます。
2 ペダルスイッチを踏みます。
3 航空機保護優先スイッチを
動かしてそのままにします。
4 適切な機能コントロールハン
ドルまたはトグルスイッチを
動かして、機械を航空機コン
ポーネントから離してくだ
さい。
使用後の注意
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来の
ない、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。
3 主ブームを収縮し
ます。
作業台が下り傾斜にある
ときに傾斜アラームが
鳴った場合には、以下の
操作を行います。
1 主ブームを収縮し
3 ブームが非操舵ホイールの間にくるように、
ターンテーブルを回転させます。
4 キースイッチを OFF (オフ) の位置に回し、関係
者以外による使用を避けるためキーを取り外し
ます。
ます。
2 補助ブームを下げ
ます。
3 主ブームを下げ
ます。
56 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作手順
FE モデル: エンジンによるバッテリーの充電
バッテリーと充電器の操作手順
必ず以下に従うこと。
外部充電器またはブースターバッテリーを使用
しないでください。
よく換気された場所でバッテリーを充電してくだ
さい。
充電器に表示されている適切な AC 入力電圧
を使用してください。
Genie 承認のバッテリーと充電器のみを使用し
てください。
バッテリーの充電
FE モデル: エンジンまたは外部電源を使用して
バッテリーを再充電します。
エンジンを作動することによって、バッテリーは自動
的に充電されます。
充電サイクルが 85% に到達すると、エンジンは自
動的に停止します。
充電サイクルが 85% に到達した後に、HYBRID
CHARGE COMPLETE. PLUG IN FOR 100%
CHARGE. (ハイブリッド充電完了。100%充電はコ
ンセントにつないでください。)というメッセージが作
業台操作パネルの LCD 画面に表示されます。
外部電源によるバッテリーの充電
1 接地されている AC 回路に充電器を接続し
ます。
充電サイクルが完了すると、充電器は自動的に停
止します。
機械が液式鉛蓄バッテリーを搭載している場合、充
電サイクルが終了した時にバッテリー液の量を確認
してください。必要に応じてバッテリー チューブの底
に蒸留水を補給します。このときに入れすぎないよ
うにしてください。
DC モデル: 外部電源を使用してバッテリーを再充
電します。
充電前にバッテリーが接続されていることを確認し
ます。
機械が液式鉛蓄バッテリーを搭載している場合、充
電サイクルが終了した時にバッテリー液の量を確認
してください。必要に応じてバッテリー チューブの底
に蒸留水を補給します。このときに入れすぎないよ
うにしてください。
週 1 回バッテリーが充電されていない場合には、
FULL PLUG-IN CHARGE ADVISED WEEKLY
FOR BEST BATTERY LIFE(バッテリー寿命を最
善に保つには週ごとの完全な充電を推奨します)と
いうメッセージが作業台操作パネルの LCD 画面に
表示されます。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
57

操作説明書 初版 • 初刷
操作手順
乾式バッテリーの液注入と充電の
手順
この手順は液式鉛蓄バッテリーのみに適用します。
1 バッテリー通気孔のキャップを外し、バッテリー
通気孔開口部のプラスチックシールを取り除き
ます。
2 それぞれのセルに、プレートが隠れる程度に
バッテリー液(電解液)を入れます。
バッテリー充電のサイクルが終了するまでは、満タ
ンまで入れないでください。入れすぎると、充電中に
バッテリー液があふれることがあります。バッテリー
液がこぼれた場合は重曹と水を使って中和してくだ
さい。
3 バッテリー通気孔のキャップを取り付け直し
ます。
4 バッテリーを充電します。
5 充電の終了後、バッテリー液の量を確認します。
必要に応じてバッテリー チューブの底に蒸留水
を補給します。このときに入れすぎないようにし
てください。
パネルクレードルのアッセンブリ
1 各パネルクレードルの前面に、必要に応じて警
告ステッカーを貼付してください。
2 パネルクレードルのベース部分にラバーバン
パー 1 を取り付けます。図を参照してください。
3 バンパーをハイプロファイル ロックナット 2 つと
ウォッシャー 2 つで固定します。
パネルクレードルの取り付け
1 フックピースをパネルクレードルのベース部分
のスロットに挿入します。
2 パネルクレードルを作業台の底部のチューブの
希望する位置に掛けます。
3 ラバーバンパー 2 をパネルクレードル ベースと
フックピースに通して取り付けます。図を参照し
てください。
4 ロープロファイル ロックナット 2 つで固定し
ます。
5 パネルクレードルが作業台床のサポートチュー
ブに取り付けられている場合、U ボルトを床側
からチューブを囲むようして、パネルクレードル
のベースに挿入します。
6 U ボルトをナット 2 つとウォッシャー 2 つで固定
します。手順 9 に進みます。
7 パネルクレードルが作業台床のサポートチュー
ブに取り付けられていない場合、付属のアルミ
ニウムチューブを使用してください。
8 チューブをパネルクレードルと作業台床の間に
置きます。U ボルトを床側からチューブを囲む
ようにしてパネルクレードルのベース部分に挿
入します。
9 2 つ目のセットも同じようにして取り付けます。
58 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
操作手順
パッドの取り付け
1 作業台の手摺りにパッド 2 つを取り付けます。
パネルが作業台の手摺りに接触しないよう、
パッドの位置を決めます。
ストラップの取り付け
1 クランプを開き、作業台手摺りの垂直チューブ
を囲むように取り付けます。
2 クランプの片側からウォッシャーとボルトを挿入
します。
3 ストラップアッセンブリのエンドプレートをボルト
に取り付けます。
4 クランプのもう一方の側からボルトを挿入し
ます。
5 ウォッシャーとナットで固定します。締めすぎな
いよう注意してください。ストラップアッセンブリ
のエンドプレートが作業台手摺りでスライドでき
るようにしてください。
パネルクレードルの使い方
1 両方のパネルクレードルを作業台に固定し
ます。
2 積荷を両方のパネルクレードルに載るように置
きます。
3 積荷を作業台の中心に置きます。
4 ストラップを使って積荷を作業台に固定します。
ストラップを締めます。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
59

操作説明書 初版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
輸送および持ち上げの手順
必ず以下に従うこと。
Genie は、以下の装置の輸送および設置に関
する情報を 1 つの提案として提示します。操縦
者は、米国運輸省の規定、地域のその他の規
定および自社の方針に従って、機械を正しく固
定し、正しいトレーラーを選択することに関して、
すべての責任を負っています。
Genie の顧客が任意のリフトまたは Genie 製
品をコンテナに収める必要がある場合には、建
設用機器およびリフトを国際輸送用に準備、積
載、固定する作業の専門知識を持つ、認定され
た運送会社に依頼してください。
輸送の前に、ターンテーブルがターンテーブル
旋回ロックで固定されていることを確認してくだ
さい。操作を始める前に、ターンテーブルのロッ
クが解除されていることを確認してください。
機械の定格勾配を超える上り傾斜、下り傾斜、
および横傾斜では、機械を走行しないでくだ
さい。操作手順の「傾斜面における走行」のセ
クションを参照してください。
輸送車両の荷台の傾斜が上り傾斜と下り傾斜
の最大定格勾配を越える場合、機械の積み下
ろしの際には「ブレーキ解除操作」の指示どお
りにウィンチを使用する必要があります。定格
勾配については、「仕様」のセクションを参照し
てください。
ウィンチ用のフリーホイール設定
機械が動かないよう輪止めをかましてください。
機械のトラックからの積み下ろしは、認定を受
けた高所リフト作業員のみが行ってください。
輸送車両は水平な地面に駐車してください。
機械を載せる際は、輸送車両を動かないように
固定してください。
車両の積載荷重量、積載面、チェーンやスト
ラップが機械の重量に十分に耐えうるものであ
ることを確認してください。Genie リフトはその
サイズと比べるとかなりの重量があります。機
械の重量についてはシリアルプレートをご覧く
ださい。シリアルプレートの場所については、点
検のセクションを参照してください。
4WD モデル:4 輪すべての
走行ハブ取外しキャップを
回して、ホイールブレーキを
解除します。
シャーシの荷締め箇所にウィンチラインがしっかりと
固定され、軌道に障害物が無いことを確認します。
再びブレーキをかけるには逆の手順を行ってくだ
さい。
注記:Genie Z-60/37DC あるいは Z-60/37FE の牽
引は推奨しません。牽引しなければならない場合は、
2 mph / 時速 3.2 km を超えないでください。
60 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
輸送および持ち上げの手順
輸送用トラックあるいはトレーラー
への固定
機械を輸送するときは、ターンテーブル旋回ロック
ピンを必ず使用してください。
シャーシの固定
積載荷重量に十分耐えうるチェーンを使用してくだ
さい。
チェーンを最低 6 本使用してください。
チェーンの損傷を防ぐため、装具を調節してくだ
さい。
図を参照する場合は、持ち上げの手順をご覧くだ
さい。
作業台の固定
ジブと作業台が収納された状態であることを確認し
てください。
下部にある作業台サポートにナイロンのストラップ
を通して、作業台を固定します。ブームを固定する
ときは、下方へ過度に力を加えないでください。
1 ターンテーブル旋回ロックピン
輸送の前にキースイッチを OFF(オフ)の位置に回
し、キーを取り外してください。
緩んでいたり、固定されていない箇所がないか、機
械全体を点検します。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
61

操作説明書 初版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
持ち上げの手順
必ず以下に従うこと。
機械の組み立ては、必ず認定されている整備
工が行ってください。
承認されたクレーン作業員のみが、適切なク
レーン規制のみに従い、機械の持ち上げを行
わなければなりません。
クレーンの積載荷重量、積載面、ストラップや
ロープが、機械の重量に十分に耐えうることを
確認してください。機械の重量についてはシ
リアルラベルをご覧ください。
ブームを完全に下げて収縮します。ジブを完全に下
げます。機械の緩んでいる箇所はすべて取り外して
ください。
このページの表と図を参考にして、機械の重心を確
認してください。
機械の指定の吊り上げ点にのみ装具を取り付け
ます。
機械が損傷しないよう、また、機械の水平状態を保
てるよう、装具を調節してください。
重心 X 軸 Y 軸
Z-60/37DC および
Z-60/37FE
3 ft 10 in
1.16 m
4 ft 2 in
1.27 m
62 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
メンテナンス
メンテナンス
エンジンオイル量の点検
必ず以下に従うこと。
オペレータは、本説明書に記載してある規定メ
ンテナンス項目のみを行います。
定期保守点検は、認定されているサービス担
当者が、製品仕様と責務マニュアルに記載して
いる要項に基づいて行ってください。
Genie 承認の交換部品のみを使用してくだ
さい。
メンテナンス記号の説明
以下の記号は、指示の目的をわかりやすくするた
めに使用されています。メンテナンス手順の最初に
記載されている記号は、次のような意味を表してい
ます。
この手順を行うために、工具が必要です。
エンジンを高性能に保ち、耐用年数を長く保つため
に、エンジンオイルの量を適切にしておくことはきわ
めて重要です。オイル量が不適切な状態で機械を
操作すると、エンジンの部品が損傷するおそれがあ
ります。
注記:オイル量のチェックはエンジンを止めた状態
で行ってください。
1 オイル計量棒をチェックします。必要に応じてオ
イルを補充してください。
クボタ D1105-E4B エンジン
オイルタイプ
SAE10W または 10W-30
この手順を行うために、新たな部品が必要
です。
この手順を行う場合には、エンジンが冷え
た状態になっていなければなりません。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
63

操作説明書 初版 • 初刷
メンテナンス
ディーゼル燃料要件
エンジンの性能は、使用する燃料の品質によって
影響を受けます。高品質の燃料を使用すると、エン
ジンの寿命が長くなり、排出ガスの放出レベルが許
容範囲内になるという利点があります。
各エンジンに対応する最低ディーゼル燃料要件は
以下に一覧にしています。
D1105-E4B
クボタ
燃料タイプ
エンジン
低硫黄燃料(LSD)
または
超低硫黄燃料(ULSD)
作動油量の点検
作動油量を適切なレベルにしておくことは、機械操
作にとって非常に重要です。作動油量が適切でな
い場合、油圧部品が損傷することがあります。点検
担当者は、毎日チェックすることにより、作動油量の
変化に気付き、油圧システムでの問題を早期に発
見することができます。
1 ブームが収納位置にあることを確認します。
2 油圧タンク側面にある表示計を目視点検し
ます。
結果:作動油の量は表示計の上から 2 in /
5 cm 内にしなければいけません。
3 必要に応じてオイルを補充してください。このと
きに入れすぎないようにしてください。
作動油の仕様
作動油タイプ
Chevron Rando HD 相当物
64 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
メンテナンス
エンジン冷却液量の点検 - 液冷モ
デル
エンジン冷却液の量を適切なレベルにしておくこと
はエンジンを長持ちさせるのに非常に重要です。冷
却液の量が不適切な場合、エンジンの冷却能力に
影響し、エンジンの部品が損傷するおそれがあり
ます。点検担当者は冷却液の量を毎日チェックする
ことにより、冷却液の量の変化で、冷却システムで
の問題を早期に見つけることができます。
やけどの危険。熱くなっているエンジン部分と
冷却液に注意してください。熱くなっているエン
ジン部分や冷却液に触れると、重度の火傷を
負うことがあります。
やけどの危険。エンジンの始動中はラジエー
ターのキャップを外さないでください。加圧され
た冷却水に触れると、重度の火傷を負うことが
あります。ラジエーターのキャップを取り外す前
にエンジンを冷却してください。
1 冷却液回収タンク内の液量をチェックします。必
要に応じて液を足してください。
結果:液の量はタンクまたは表示計で FULL(満
タン)を指している必要があります。
バッテリーの点検
バッテリーを適切な状態に保つことは、機械の性能
を保ち、安全に操作するために重要です。不適切な
液量、あるいはケーブルや接続の損傷は、部品の
故障につながり、危険な状態を招くおそれがあり
ます。
感電の危険。熱くなっている回路や通電してい
る回路に触れると、重傷を負ったり死に至るこ
とがあります。指輪、時計などの装身具をすべ
て外してください。
人体への傷害の危険。バッテリーには酸が入っ
ています。バッテリーの酸をこぼしたり酸に触れ
たりしないようにしてください。バッテリー液がこ
ぼれた場合は重曹と水を使って中和してくだ
さい。
1 保護服と保護メガネを着用してください。
2 バッテリーケーブルがしっかりと接続され、腐食
していないことを確認します。
3 バッテリー固定ブラケットが適切な位置にしっか
りと取り付けられているか確認します。
注記:端子プロテクターや腐食防止シーリング剤を
使用することによって、バッテリー端子やケーブル
の腐食を防止することができます。
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
65

操作説明書 初版 • 初刷
メンテナンス
定期保守点検
四半期ごと、1 年ごと、2 年ごとに行われる保守点
検は、本装置のメンテナンストレーニングを受け認
定されている担当者が、本装置のサービスマニュア
ルの手順に従って行わなければなりません。
3 ヶ月以上使用されていない機械は、再び使用す
る前に必ず四半期点検を行う必要があります。
66 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
仕様
仕様
モデル
高さ、操作時最大
高さ、作業台最大
高さ、収納時最大
水平最大到達距離
幅
長さ、作業台収納時
最大積載荷重
最大風速
ホイールベース
地上高さ、中央
最低地上高さ、車軸
旋回半径 (外側)
旋回半径 (内側)
ターンテーブル回転角度(度)
ターンテーブルによる後方車
65 ft 7 in 20 m
59 ft 7 in 18.16 m
8 ft 4 in 2.54 m
36 ft 7 in 11.15 m
8 ft 2 in 2.49 m
26 ft 9 in 8.15 m
500 lbs 227 kg
28 mph
8 ft 2 in 2.49 m
12.4 in 31.5 cm
18 ft 8 in 5.69 m
8 ft 3 in 2.51 m
1 ft 11 in 0.58 m
Z-60/37DC
秒速 12.5 m
13 in 33 cm
355°
体の揺れ(ライザー上昇)
ターンテーブルによる後方車
2 ft 8 in 0.81 m
体の揺れ(ライザー下降)
作業台寸法、6 フィート
72 in x 30 in 183 x 76 cm
(長さ x 幅)
作業台寸法、8 フィート
96 in x 36 in 244 x 91 cm
(長さ x 幅)
作業台水平維持 自動水平維持
作業台回転角度
160°
操作パネル 24V DC 比例
作業台 AC コンセント 標準
油圧、最大(ブーム機能)
システム電圧
3000 psi
206.8 バール
48V
最大定格勾配、収納状態、4WD
作業台が下り傾斜にある場合
作業台が上がり傾斜にある場合
横勾配
45% 24°
45% 24°
25% 14°
注記:定格勾配は、地面の状態と車輪と地面との摩擦により
異なります。
走行速度
走行速度、収納時、4WD
走行速度、上昇または伸長時
4.0 mph
40 ft/8.5 秒
0.7 mph
40 ft/40 秒
時速 6.4 km
12.2 m/8.5 秒
時速 1.0 km
12.2 m/40 秒
機械による騒音
地上作業場での音圧レベル
作業台での音圧レベル
保証された音響レベル
<85 dBA
<74 dBA
105 dBA
床荷重表
最大輪荷重
タイヤ接地圧
9200 lbs 4173 kg
130 psi 9.14 kg/cm
896 kPa
車体占有面の平均圧力
180 psf 879 kg/m
8.62 kPa
注記:床荷重表は概算値であり、オプションによる構成の違
いを考慮したものではありません。安全上の要素を考慮して
使用してください。
Genie では製品の改良を重ねていくことを方針としています。
このため製品の仕様を予告なく変更することがあります。
2
2
タイヤ サイズ 355/55 D625、14 ply
重量
16600 lbs 7530 kg
(機械の重量は、オプション構成により異なります。機械の重
量についてはシリアルラベルをご覧ください。)
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
67

操作説明書 初版 • 初刷
仕様
モデル
高さ、操作時最大
高さ、作業台最大
高さ、収納時最大
水平最大到達距離
幅
長さ、作業台収納時
最大積載荷重
最大風速
ホイールベース
地上高さ、中央
最低地上高さ、車軸
旋回半径 (外側)
旋回半径 (内側)
ターンテーブル回転角度(度)
ターンテーブルによる後方車
65 ft 7 in 20 m
59 ft 7 in 18.16 m
8 ft 4 in 2.54 m
36 ft 7 in 11.15 m
8 ft 2 in 2.49 m
26 ft 9 in 8.15 m
500 lbs 227 kg
28 mph
8 ft 2 in 2.49 m
13 in 33 cm
12.4 in 31.5 cm
18 ft 8 in 5.69 m
8 ft 3 in 2.51 m
1 ft 11 in 0.58 m
Z-60/37FE
秒速 12.5 m
355°
体の揺れ(ライザー上昇)
ターンテーブルによる後方車
2 ft 8 in 0.81 m
体の揺れ(ライザー下降)
作業台寸法、6 フィート
72 in x 30 in 183 x 76 cm
(長さ x 幅)
作業台寸法、8 フィート
96 in x 36 in 244 x 91 cm
(長さ x 幅)
作業台水平維持 自動水平維持
作業台回転角度
160°
操作パネル 24V DC 比例
作業台 AC コンセント 標準
油圧、最大(ブーム機能)
システム電圧
3000 psi
206.8 バール
48V
最大定格勾配、収納状態、4WD
作業台が下り傾斜にある場合
作業台が上がり傾斜にある場合
横勾配
45% 24°
45% 24°
25% 14°
注記:定格勾配は、地面の状態と車輪と地面との摩擦により
異なります。
走行速度
走行速度、収納時、4WD
走行速度、上昇または伸長時
4.0 mph
40 ft/8.5 秒
0.7 mph
40 ft/40 秒
時速 6.4 km
12.2 m/8.5 秒
時速 1.0 km
12.2 m/40 秒
機械による騒音
地上作業場での音圧レベル
作業台での音圧レベル
保証された音響レベル
<85 dBA
<74 dBA
105 dBA
床荷重表
最大輪荷重
タイヤ接地圧
9200 lbs 4173 kg
130 psi 9.14 kg/cm
2
896 kPa
車体占有面の平均圧力
180 psf 879 kg/m
2
8.62 kPa
注記:床荷重表は概算値であり、オプションによる構成の違
いを考慮したものではありません。安全上の要素を考慮して
使用してください。
Genie では製品の改良を重ねていくことを方針としています。
このため製品の仕様を予告なく変更することがあります。
タイヤ サイズ 355/55 D625、14 ply
重量
17100 lbs 7756 kg
(機械の重量は、オプション構成により異なります。機械の重
量についてはシリアルラベルをご覧ください。)
燃料タンク容量 20 ガロン 75.7 リットル
68 Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA

初版 • 初刷 操作説明書
仕様
Z-60/37DC および Z-60/37FE
可動範囲表
Z-60/37DC • Z-60/37FE パーツ番号 1270490JA 操作説明書 初版 • 初刷
パーツ番号 1270490JA Z-60/37DC • Z-60/37FE
69