Genie SX™-180 Operator's Manual [ja]

SX
-
SX
-
操作説明書
150
180
シリアル番号の範囲
SX150H-612 から
SX180H-745 から
ANSI/CSA North America South America Asia
メンテナンス情報付き
英語版操作説明書の翻訳
Third Edition First Printing Part No. 1292554JAGT
操作説明書 3 初刷
Front Matter
目次
はじめに .............................................................1
シンボルと危険を表すイラストの定義 ...................5
一般的な安全 .....................................................8
作業員の安全 ...................................................14
作業場の安全 ...................................................15
説明 .................................................................24
操作パネル .......................................................25
点検 .................................................................35
操作手順 ..........................................................54
輸送および持ち上げの手順 ...............................68
メンテナンス ......................................................75
仕様 .................................................................79
SX
-150 • SX
Copyright © 2015 Terex Corporation
第 3 版: 初刷、 1 月 2020 年
Genie」は登録商標であり、「SX」は米国およびその他の国におけ る Terex South Dakota, Inc. の登録商標です。
本機械は
ANSI/SAIA A92.20 CAN/CSA B354.6 に適合しています。
-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
はじめに
はじめに
この説明書について
用途および訓練ガイド
当社の製品をお選びいただき、ありがとうござい ます。当社はユーザーの安全を最優先に考えてお り、その達成には皆様のご協力が必要です。本著 は、Genie 機械のユーザーもしくはオペレータのた めの操作および毎日の保守点検説明書となってい ます。
本説明書は機械の一部とみなされ、必ず機械と一 緒に置かれていなければなりません。ご質問等が ありましたら、Genie にお問い合わせください。
製品の識別
この機械のシリアル番号はシリアルラベルに記載さ れています。
シリアル番号はシャーシ に記載
シリアルラベル
(カバーの下)
本機械は、作業員を工具や機材と共に高所作業場 まで上げることを用途としています。機械を操作す る前に、この訓練ガイドを読み、理解することはオ ペレータの任務です。
各作業員は可動式上昇作業台(MEWP)を操
作するためのトレーニングを受けなければなり ません。
MEWP の訓練は認定され、技能を持ち、トレー
ニングされた担当者に実施されなければなりま せん。
トレーニングを受け、認定された担当者のみが
機械を操作することを許可されなければなりま せん。
操作説明書の製品取扱説明書と安全規則をよ
く読み、理解し、従うことはオペレータの任務 です。
操作説明書は作業台のマニュアル保管場所に
あります。
具体的な製品の適用性に関しては、次のペー
ジ記載の「製造者への連絡」を参照してくだ さい。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 1
操作説明書 第 3 版 • 初刷
はじめに
作業台操作の記号の説明とそれに 関連する機械の動作は以下のとお
りです。
作業台の高さ
作業台回転
ジブブーム上昇/下降
ブーム上昇/下降
ブーム延長/収縮
地上操作の記号の説明とそれに関 連する機械の動作は以下のとおり
です。
作業台の高さ、ジブブーム上 昇/下降、ブーム延長/収縮、 およびブーム上昇/下降
ターンテーブル回転および 作業台回転
連続機能と動作は以下のとおりです。
走行および操舵。
インターロック機能は以下のとおりです。
上昇時走行速度。
非水平状態での上昇時の走行。
ブームが非操舵輪、または非操舵トラックを越え
て回転時には走行可能。
全ての作業台および地上操作。
ターンテーブル回転
使用の制限は以下の場合です。
本機械は、作業員を工具や機材と共に高所作
業場まで上げることを用途としています。
走行前進/逆進
機械がしっかりとした平坦な地面に設置されて
いる場合以外は、作業台を上昇させないでくだ さい。
安定性増強とは以下を示します。
操舵右/
2 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
フォームタイヤ
トラック
制限された動作包絡面は以下のとおりです。
1,000 lbs/454 kg 作業台積戴重量
3 初刷 操作説明書
はじめに
通知の配布と準拠
製品ユーザーの安全は Genie の最優先事項です。 数多くのさまざまな通知は Genie が販売業者およ び機械の所有者に重要な安全規約と製品情報を知 らせるために使用されます。
通知に含まれる情報は、機械モデルとシリアル番 号を使用して特定の機械に関連付けられてい ます。
通知の配布は、お客様を担当している販売業者に よって記録されている最新の所有者情報に基づい て行われます。そのため、ご利用の機械を登録し、 連絡先情報を更新することは重要です。
従業員の安全、使用している機械の継続した安全 な操作を保証するために、それぞれの通知に記載 されている事項に必ず準拠してください。
製造者への連絡
Genie にご連絡いただく必要が出てくる場合がある かもしれません。その場合には、ご利用の機械のモ デル番号とシリアル番号、またお客様のお名前とご 連絡情報とを合わせて提供いただくためのご準備 をお願いいたします。Genie にご連絡いただく事項 には最小限であっても以下があります。
事故のご報告
製品の適用性および安全性に関するご質問
標準および法規制の順守情報
機械の所有権の変更、または連絡情報の変更など の現在の所有者情報の更新以下の「所有権の譲 渡」を参照してください。
機械所有権の譲渡
所要時間数分で所有者情報を更新していただくと、 ご利用の機械に適用する重要な安全、保守および 操作に関する情報を取得できます。
www.genielift.com にアクセスしてただくか、または フリーダイヤル 1-800-536-1800 までご連絡いただ き、ご利用の機械をご登録ください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 3
操作説明書 第 3 版 • 初刷
はじめに
安全ステッカーの保守
危険
本説明書の操作指示と安全規則に 従わなかった場合、死亡または重 傷事故の原因となることがあり ます。
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。 1 危険な状態での使用を避ける。
次のセクションに進む前に、安全規則を承知し 理解する。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
安全ステッカーがない場合または破損している場合 は、新しいステッカーを貼付します。常にオペレータ の安全に配慮してください。安全ステッカーの汚れ を取るには、刺激の少ないせっけんと水を使用し ます。安全ステッカーの素材を傷つける場合がある ため、溶剤を使用したクリーナーを使用しないでくだ さい。
危険の分類
製品ステッカーは、識別しやすいよう、下記のような シンボル、色別コード、および注意喚起語を使用し ています。
安全警報マークケガの危険が あることを知らせます。ケガや死 亡の危険を避けるために、このシ ンボルの安全警告に従ってくだ さい。
回避しないと、重傷または死に至 る危険があることを示します。
回避しないと、重傷または死に至 る可能性のある危険があることを 示します。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
回避しないと、軽度または中程度 のケガを負う可能性のある危険 があることを示します。
製品取扱説明書と安全規則 - 安全マニュア
ルおよび操作説明書と機械ステッカーをよく読 み、理解し、それに従う。
物品の損傷に関するメッセージ です。
従業員の安全規則と作業場所の規則をよく読
み、理解し、それに従う。
該当するすべての法規をよく読み、理解し、そ
れに従う。
使用者は安全に機械操作を行うための適切な
トレーニングを受ける。
4 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
シンボルと危険を表すイラストの定義
シンボルと危険を表すイラストの定義
挟まる危険
感電の危険
感電の危険
可動部に近づかない
でください
必要な間隔を維持し
てください
接触を避ける
挟まる危険
転倒の危険
バッテリーの切り離し
頭上の障害物
転倒の危険
操作説明書を読んでく
ださい
衝突の危険
転倒の危険
サービスマニュアル を読んでください
爆発の危険
火災の危険
禁煙。
火気厳禁。 エンジン停止。
禁煙。
爆発の危険
爆発の危険
品番 1292554JAGT SX
やけどの危険
踏まない
安全帯固定場所
消火器
/
倒阻止
-150 • SX™-180 5
操作説明書 第 3 版 • 初刷
シンボルと危険を表すイラストの定義
作業台の荷締め手順 吊り上げ&荷締め手順
風速
最大積載荷重量
上昇中に傾斜アラームが鳴った場合の復元 手順
最大積載荷重量には
+
+
溶接機の重量が含ま れます。
荷締めの手順
車輪荷重
吊り上げ点
タイヤ仕様
上り傾斜にある作 業台:
1 ブームを下ろし
ます。
2 ブームを収縮し
ます。
下り傾斜にある作 業台:
1 ブームを収縮し
ます。
2 ブームを下ろし
ます。
グロープラグを搭載し た機械に、エーテル などの高エネルギー な始動補助剤を使用 しないでください。
作業台への電力の定 格電圧
作業台への空気配 管の定格圧力
6 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
シンボルと危険を表すイラストの定義
色分けされた方向矢 印
緊急下降
暴走の危険
作業台過負荷
トレーニングを受け認
定された担当者のみ によるアクセス
挟まる危険
保守作業中は作業
台またはブームを支 える
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 7
操作説明書 第 3 版 • 初刷
一般的な安全
一般的な安全
8 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
一般的な安全
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 9
操作説明書 第 3 版 • 初刷
一般的な安全
10 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
一般的な安全
82487
114252
82487 B
114252 A
1263542
1263542
114249
114249 A
133205
114252
13306782487
82481
133205
1286362
82481 B
1286362A
1286362
114249
1263542
82481
1263542
品番 1292554JAGT SX
114252114252 133067
114249
-150 • SX™-180 11
操作説明書 第 3 版 • 初刷
一般的な安全
12 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
一般的な安全
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 13
操作説明書 第 3 版 • 初刷
作業員の安全
作業員の安全
作業員の落下防止
この機械を操作する際、落下防止装置 (PFPE) の 着用が必要です。
作業員は、法規に従って安全ベルトまたはハーネ スを着用する必要があります。安全帯を作業台 のアンカーに取り付けてください。
安全装備の使用に関して、作業員は従業員規則、 作業現場の規則、および法規に従う必要があり ます。
すべての PFPE は、適用した法規に準拠したもの でなければならず、PFPE 取扱説明書の指示に 従って検査して使用してください。
14 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
作業場の安全
感電の危険
この機械は絶縁されておらず、電流との接触または 電流への近接に対する保護は施されていません。
電線から離す必要のある 距離については、地域およ び国のすべての規制に 従ってください。少なくとも、 以下の表に記載の必要距 離を空けなければなりま せん。
線間電圧 必要な距離
0 ~ 50KV
50 ~ 200KV
200 ~ 350KV
350 ~ 500KV
500 ~ 750KV
750 ~ 1000KV
作業台の動きや電線の揺れやたるみを考慮にいれ、 強風および突風に注意してください。
10 ft 3.05 m
15 ft 4.60 m
20 ft 6.10 m
25 ft 7.62 m
35 ft 10.67 m
45 ft 13.72 m
通電している電線に機械 が接触している場合は、 機械に近づかないでくだ さい。地上もしくは作業台 の従業員は、電線の電気 が止められるまで、絶対 に機械に触れたり操作し たりしないでください。
雷や暴風などの悪天候下では、機械を操作しない でください。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでく ださい。
転倒の危険
作業員、装備、および機材は、制限された範囲ある いは制限されない動作範囲において、作業台最大 積載重量を超えてはなりません。
作業台最大積載荷重量 最大作業員数
定格作業台最大積載荷重量には、パイプクレード ル、溶接機などのオプションや付属品の重量が含 まれるため、作業台積戴荷重量からこれらの重量 を差し引く必要があります。オプションおよび付属品 に付いているステッカーを参照してください。
750 lbs 340 kg
2
品番 1292554JAGT SX
付属品を使用する場合には、付属品に付いている ステッカー、指示およびマニュアルをよく読んで理解 し、従ってください。
-150 • SX™-180 15
操作説明書 第 3 版 • 初刷
作業場の安全
機械を固い水平な地面に 設置している場合以外は、 ブームを上昇もしくは延長 しないでください。
水平位置の指標として傾斜アラームに依存しない でください。傾斜アラームは、機械が急な斜面にあ る場合にのみ作業台内で鳴ります。
作業台を上昇させるときに傾斜アラームが鳴った場 合には、最新の注意を払ってください。斜面上にお けるブームの状態が、以下のどれに当てはまるか を判断してください。固い水平な地面に移動する前 に、手順に従ってブームを下げてください。作業台 の下降中は、ブームを旋回しないでください。
作業台が上り傾斜にあるときに傾 斜アラームが鳴った場合には、以下 の操作を行います。
1 ブームを下ろします。 2 ブームを収縮します。
作業台が下り傾斜にあるときに傾 斜アラームが鳴った場合には、以下 の操作を行います。
1 ブームを収縮します。 2 ブームを下ろします。
風速が 28 mph/秒速
12.5 m を超える場合は
ブームを上げないでくだ さい。28 mph/秒速 12.5 m 以上の風速のもとでブーム を上げている場合は、ブー ムを下げ、機械の操作を中 止してください。
復元モードは、トレーニングを受け認定された担当 者のみによって実施されなければなりません。
16 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
強風や突風の状況で機械を操作しないでください。 作業台や積荷の表面積を大きくしないでください。 風にあたる面積が増えるにつれて機械の安定性が 低下します。
平らでない場所、障害物の ある場所、不安定な場所、 または滑りやすい場所を、 収納した状態で走行してい るとき、あるいは、くぼみや 急に低くなっている場所の 近辺で走行しているとき は、細心の注意を払うとと もに、機械を減速してくだ さい。
平らでない不安定な地面、またはその他の危険が ある状況では、ブームを上昇したあるいは延長した 状態で機械を走行しないでください。
機械をクレーンとして使用しないでください。
作業台の外にある物体を 押したり、引っ張ったりしな いでください。
最大側方圧力:
90 lbs/400 N
機械の部品を改造したり、使用不能にしたりしない でください。機械の安全性と安定性に影響します。
機械の安定性に影響する部品を、重量や仕様の異 なるものと取り替えないでください。
工場出荷時に取り付けられているタイヤを、異なる 仕様またはプライ数評価値のものと交換しないでく ださい。
空気タイヤを使用しないでください。これらの機械は フォームタイヤを装備しています。ホイールの重量 は、安定性に大きな影響を及ぼします。
機械や他の物体をブームで押さないでください。
ブームを近辺の建造物に接触させないでください。
ブームや作業台を近辺の建造物につながないでく ださい。
作業台の周囲から荷物が突き出ないようにしてくだ さい。
近くの構造物に挟まったり、引っ掛かったりして、通 常の運行を妨げられている作業台を、作業台操作 を使用して解放しようとしないでください。作業員が 作業台から降りてから、地上操作を使用して作業台 を解放してください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 17
操作説明書 第 3 版 • 初刷
作業場の安全
製造元からの書面での通知なしに高所作業台を改 造したり変更したりしないでください。工具や他の機 材を収納するためのアタッチメントを作業台、踏み 板、または手摺りに取り付けると、作業台の重量お よび作業台や積荷の表面積を増大させます。
機械から荷物をぶら下げ たり、取り付けたりしないで ください。
はしごや足場を作業台に 設置しないでください。ま た、本機械のどの部分にも 立てかけないでください。
傾斜面での操作の危険
機械の最大上り、下りおよび横勾配の定格値を超 える斜面では、機械を走行しないでください。定格 勾配は、機械が収納状態の場合にのみ適用され ます。
最大勾配の定格値、収納状態
作業台が下り傾斜にあ る場合
作業台が上がり傾斜に ある場合
横勾配
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる 場合と車輪と地面との摩擦の状態により異なります。 作業台への追加の重量は定格勾配を低減する場 合があります。操作手順の「傾斜面における走行」 のセクションを参照してください。
35% (19°)
35% (19°)
25% (14°)
工具や機材を運ぶ場合は、作業台に均等に配置し、 作業員が作業台で安全に使用できるようにしてくだ さい。
動いている、または動く可能性のある表面、もしくは 車両上で機械を使用しないでください。
タイヤの状態がすべて良好であり、ラグナットが締 められていることを確認してください。
18 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
落下の危険
作業員は、法規に従って安 全ベルトまたはハーネスを 着用する必要があります。 安全帯を作業台のアンカー に取り付けてください。
作業台の手摺りの上に座っ たり、立ったり、登ったりしな いでください。作業台の上で は常にしっかりとした足場を 確保してください。
作業台が上がっている状態 で、作業台から降りないでく ださい。
衝突の危険
走行中または操作中は、 視界の限度および死角に 注意してください。
ターンテーブルを旋回しているときは、ブームの位 置および後方車体の揺れに注意してください。
作業場において、頭上に 障害物もしくは他に危険 なものがないことを確認し てください。
作業台の手摺りにつか まっているときは、手を挟 まないよう注意してくだ さい。
作業台の床面は、常にきれいにしておいてくだ さい。
操作前に、作業台出入口中間レールを下げるか、 もしくは出入口ゲートを閉めてください。
機械が作業台を収納した状態で、作業台が地上に ある場合以外は、作業台に出入りしないでくだ さい。
機械が高い位置の時に作業員が機械から出ようと する特定の場合の危険性については、設計の時に 想定されています。詳細は Genie にお問い合わせ ください(「製造者への連絡」を参照)。
作業員は、安全装備の使用において、従業員規則、 作業場規則、および適合する法規に従わなければ なりません。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 19
操作説明書 第 3 版 • 初刷
作業場の安全
走行や操舵機能を使用する際は、作業台操作およ び走行シャーシの色分けされた方向矢印をよく見て ください。
ブームを下げる場合は、 下に人がいないこと、お よび障害物になるものが ないことを確かめてくだ さい。
路面の状態、交通量、傾 斜、人の位置、およびそ の他追突の要因となるも のに従って、走行速度を 制限してください。
人体への傷害の危険
一酸化炭素中毒を避けるため、常によく換気された 場所で機械を操作してください。
作動油や空気が漏れている状態で機械を操作しな いでください。空気や作動油が漏れると、皮膚に染 み込んだり、やけどを負う原因となります。
カバーの下の部品に不用意に触れると重傷を負う ことがあります。適切なトレーニングを受けたメンテ ナンス担当者以外は、これらのコンパートメントへの 作業を行わないでください。オペレータは、作業前 の点検を行うときのみにこれらのコンパートメント にアクセスしてください。機械の操作中は、すべて のコンパートメントがしっかりと閉じられていなけれ ばなりません。
クレーンの軌道内においてブームを操作する場合 は、必ずクレーンの制御をロックし、衝突を防ぐため の予防措置を講じてください。
機械の操作時は、危険な走行や乱暴な運転をしな いでください。
爆発と火災の危険
LPG ガス、ガソリン、ディーゼル、または他の爆発 性物質の臭いがする場合、あるいはそれらを検知 した場合は、エンジンを始動しないでぐださい。
エンジンが作動している状態で、燃料を補給しない でください。
燃料の補給とバッテリーの充電は、火花、炎、また は火のついたタバコのない、換気された広い場所で 行ってください。
可燃性ガス、爆発性ガス、もしくは微粒子が存在す る危険な場所では、機械を操作したり、バッテリーを 充電したりしないでください。
グロープラグを搭載したエンジンにエーテル製スプ レーをかけないでください。
20 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
機械故障の危険
損傷もしくは故障している機械は使用しないでくだ さい。
作業シフトの前に、機械の操作前の点検を完全に 行い、すべての機能をテストしてください。損傷もしく は故障している機械は、直ちに故障の貼り紙を付 けて、作業を中止してください。
本説明書と Genie サービスマニュアルに記載され ているすべてのメンテナンスを必ず行ってください。
すべてのステッカーが適切な位置にあり、文字が読 める状態であることを確認してください。
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが完 備され、読める状態で、機械の保管場所に保管さ れているようにしてください。
部品の損傷の危険
ブースターケーブルを使ってエンジンを始動する場 合は、12V より高いバッテリーもしくは充電器を使 用しないでください。
バッテリーの安全管理
やけどの危険
バッテリーには酸が入ってい ます。バッテリーを扱うときに は、必ず保護服と保護メガネ を着用してください。
バッテリーの酸をこぼしたり 酸に触れたりしないようにし てください。バッテリー液がこ ぼれた場合は重曹と水を 使って中和してください。
爆発の危険
火花、炎、火のついたタバコ などをバッテリーに近づけな いでください。バッテリーは爆 発性ガスを放出します。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでく ださい。
非常に磁気の高い場所が近くに存在するような現 場では、機械を操作しないでください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 21
感電の危険
電気端子に触れないでください。
操作説明書 第 3 版 • 初刷
作業場の安全
接触アラーム安全規則
接触アラームに付属しているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。定格 作業台最大積載荷重量には接触アラームアッセン ブリの重量が含まれるため、合計作業台荷重量か らこれらの重量を差し引く必要があります。
接触アラームアッセンブリの重量は 10 lbs/4.5 kg です。
接触アラームがしっかりと設置されていることを確 認してください。
溶接機の安全
溶接電源ユニットに付いているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
溶接リードまたはケーブルを接続する場合は、必ず 溶接電源ユニットを作業台操作でオフにした状態で 行ってください。
必ず溶接ケーブルが正しく接続され、溶接機が適 切に接地されている状態で操作してください。
定格作業台最大積載荷重量には溶接機の重量が 含まれるため、作業台に載せることのできる積荷の 合計荷重量は小さくなります。溶接機の電源の重 量は 75 lbs/34 kg です。
溶接機の操作は、OSHA 規則 1926.352(d) に従っ て、必ず消火器が直ちに使用できるような状態で 行ってください。
22 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
作業場の安全
パイプクレードルの安全
パイプクレードルに付いているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。パイ プクレードルのアッセンブリとパイプクレードルの重 量は定格作業台積載荷重量に含まれるため、作業 台に載せることのできる積荷の合計荷重量は小さく なります。
パイプクレードルのアッセンブリの重量は 21 lbs/9.5 kg です。
パイプクレードルのアッセンブリの最大積載重量は 200 lbs/91 kg です。
パイプクレードルのアッセンブリとパイプクレードル の積荷の重量によって、作業台の最大作業員数が 制限される可能性があります。
積荷を作業台の外周の中心に置いてください。
積荷を作業台に固定してください。
使用後のロックアウト
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来の
ない、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。 3 ブームが丸印側のタイヤの間に位置するまで、
ターンテーブルを旋回させます。
4 キースイッチをオフの位置に回し、関係者以外
による使用を避けるためキーを取り外します。
作業台への出入りが妨げられないようにしてくだ さい。
作業台操作や赤色の緊急停止ボタンの操作が妨 げられないようにしてください。
荷がぶら下がっている状態の作業台の移動に関す る危険について、すべて適切に指示され認識してい る場合以外は、操作を行わないでください。
機械に水平力あるいは側面荷重を与える原因にな るので、固定されている積荷やぶら下っている状態 の積荷を上下に移動させないでください。
感電の危険:パイプを通電状態の導体にいっさい 近づけないでください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 23
操作説明書 第 3 版 • 初刷
説明
説明
1 四角形印側タイヤ 2 地上操作パネル 3 ブーム 4 ジブブーム 5 作業台
7 作業台操作パネル 8 スライド式中間レール 9 マニュアル保管場所 10 安全帯固定場所 11 ペダルスイッチ
6 丸型側タイヤ
24 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
操作パネル
操作パネル
地上操作ステーションは、保管する際の作業台上昇手段、および機能テストのために使用します。地上操作 ステーションは、非常事態の際に、作業台に閉じ込められた作業員を救出するために使用することができ ます。作業台操作ステーションが選択されている場合、非常停止スイッチを含めた作業台操作は不可能に なります。
地上操作パネル
1 LCD 出力画面 2 エンジン速度選択ボタン 3 赤色非常停止ボタン 4 グロープラグ ボタン 5 オフ/地上/作業台選択用キー
スイッチ
6 エンジン始動ボタン 7 作業台レベル上昇/下降ボタ
8 ジブブーム上昇/下降ボタン
品番 1292554JAGT SX
9 ブーム延長/収縮ボタン 10 システム回路用 20A 回路ブ
レーカー
11 アラーム 12 バイパス/復元キースイッチ 13 作業台旋回右ボタン 14 作業台旋回左ボタン 15 ジブブーム右旋回ボタン 16 ジブブーム左旋回ボタン 17 高速機能作動ボタン
18 低速機能作動ボタン 19 ターンテーブル旋回左ボタン 20 ターンテーブル旋回右ボタン 21 非常電源ボタン 22 ブーム上昇 / 下降ボタン 23 LCD 画面操作ボタン 24 ジブ旋回表示メーター(動作
包絡面)
25 使用なし 26 使用なし
-150 • SX™-180 25
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作パネル
地上操作パネル
1 LCD 出力画面
abc de
a 低燃料表示器 b エンジンオイル圧力表示器 c 水温表示器 d 非常動力表示器 e エンジン回転数表示器 f 時間計
2 エンジン速度選択ボタン
エンジン速度選択ボタンを押して、エンジン速 度を選択します。ウサギの上の矢印が点灯す ると、エンジンは高速アイドリング状態にあり ます。カメの上の矢印が点灯すると、エンジン は低速アイドリング状態にあります。
3 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする と、全機能が停止し、エンジンがオフになります。 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にして、 機械を操作します。
4 グロープラグ ボタン(手動グロープラグが搭載
されている場合)
グロープラグボタンを 35 秒間押し続けます。
f
5 オフ/地上/作業台選択用キースイッチ
キースイッチをオフの位置に回すと、機械はオ フになります。キースイッチを地上位置に回すと、 地上操作が作動します。キースイッチを作業台 の位置に回すと、作業台操作パネルが作動し ます。
6 エンジン始動ボタン
エンジン開始ボタンを押して、エンジンを開始し ます。
7 作業台レベル上昇/下降ボタン
作業台水平上昇ボタンを押すと、作業台が上 に移動します。作業台水平下降ボタンを押すと、 作業台が下に移動します。
8 ジブブーム上昇/下降ボタン
ジブブーム上昇ボタンを押すと、ジブブームが 上昇します。ジブブーム下降ボタンを押すと、ジ ブブームが下がります。
9 ブーム延長/収縮ボタン
ブーム延長ボタンを押すと、ブームが延長し ます。ブーム収縮ボタンを押すと、ブームが収 縮します。
10 システム回路用 20A 回路ブレーカー 11 アラーム 12 バイパス/復元キースイッチ
作業台が水平でなく、作業台水平制御が作動 していないことが地上操作パネルに表示されて いる場合に、作業台を水平にする目的のみで バイパスキーの位置での操作を実施します。操 作手順を参照してください。
復元キーの位置での操作は、トレーニングを受 け認定された担当者のみによって実施されなけ ればなりません。
26 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
13 作業台旋回右ボタン
20 ターンテーブル旋回右ボタン
作業台旋回右ボタンを押すと、作業台が右に 旋回します。
14 作業台旋回左ボタン
作業台旋回左ボタンを押すと、作業台が左に 旋回します。
15 ジブブーム右旋回ボタン
ジブブーム右旋回ボタンを押すと、ジブブーム が右に旋回します。
16 ジブブーム左旋回ボタン
ジブブーム左旋回ボタンを押すと、ジブブーム が左に旋回します。
17 高速機能作動ボタン
高速機能作動ボタンを押すと、地上操作パネル の機能を高速で操作できます。
18 低速機能作動ボタン
低速機能作動ボタンを押すと、地上操作パネル の機能を低速で操作できます。
ターンテーブル旋回右ボタンを押すと、ターン テーブルが右に旋回します。
21 非常電源ボタン
主動力源(エンジン)が始動しない場合に、非常 動力を使用します。 非常動力ボタンを押し続けながら、必要な機能 を作動させます。
22 ブーム上昇 / 下降ボタン
ブーム上昇ボタンを押すと、ブームが上昇し ます。ブーム下降ボタンを押すと、ブームが下 降します。
23 LCD 画面操作ボタン 24 ジブ旋回表示メーター(動作包絡面)
ジブ右旋回機能の使用を続けると、ジブ旋回表 示メーターの上に点滅した矢印が表示されます。 ジブを左に旋回して、続けます。
ジブ左旋回機能に対する点滅矢印表示はあり ません。ジブを右に旋回して、続けます。
19 ターンテーブル旋回左ボタン
ターンテーブル旋回左ボタンを押すと、ターン テーブルが左に旋回します。
品番 1292554JAGT SX
25 使用なし 26 使用なし
-150 • SX™-180 27
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作パネル
作業台操作パネル
28 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 29
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作パネル
作業台操作パネル
1 ホーンボタン
このボタンを押すと、ホーンが鳴ります。ボタン を離すと、ホーンが止まります。
2 作業台非水平表示ランプ
作業台を水平にしてランプを消灯させます。作 業台水平トグルスイッチは、作業台を水平にす る方向にのみ動作します。
3 傾斜表示ランプのついている機械
ランプが点灯している場合は、すべての機能が 停止しています。「操作手順」のセクションをご 覧ください。
4 ブーム下降表示ランプ
ランプが消えるまでブームを下げます。
5 ブーム上昇 / 収縮表示ランプ
ランプが消えるまでブームを上昇 / 収縮し ます。
6 オプション装備用 7 表示ランプ付き発電機スイッチ
発電機スイッチを動かすと、発電機が起動し ます。発電機を停止するにはスイッチを再度動 かします。
8 表示ランプ付き非常電源スイッチ
主電源(エンジン)が始動しない場合に、非常電 源を使用します。 ペダルスイッチを踏み続けながら、非常電源ス イッチを動かし、必要な機能を作動させます。 非常電源が使用されている間、表示ランプが点 灯します。
9 ディーゼルモデル: 表示ランプ付きグロープラ
グボタン
グロープラグボタンを 35 秒押したままにし ます。グロープラグが使用されている間、グ ロープラグ表示ランプが点灯します。
ディーゼルモデル: 自動グロープラグ表示 ランプ
琥珀色のランプはグローランプが作動している ことを示します。
ガソリン/LPG モデル: 表示ランプ付きチョーク ボタン
チョークボタンを 35 秒押したままにします。 チョークが使用されている間、チョーク表示ラン プが点灯します。
10 表示ランプ付きエンジン始動スイッチ
エンジン始動スイッチを動かすと、エンジンが始 動します。エンジン始動中にはエンジン始動表 示ランプが点滅し、エンジンが作動すると点灯 します。
30 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
11 表示ランプ付きエンジンアイドリング選択ス
イッチ:
このスイッチを動かして、エンジ ンアイドリング設定を選択し ます。ウサギマークのランプの 点灯は、高速アイドリングが選 択されていることを示します。カ メマークのランプの点灯は、低 速アイドリングが選択されてい ることを示します。
12 ジブ旋回表示ランプ(動作包絡面)
ジブ右旋回機能の使用を続けると、ジブ旋回表 示ランプが点滅します。ジブを左に旋回して、続 けます。
ジブ左旋回機能に対する表示ランプはありま せん。ジブを右に旋回して、続けます。
13 作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合にランプ が点滅します。機械が下降走行位置の場合は、 エンジンと各機能は作動できます。機械が下降 走行位置ではない場合、エンジンは停止し、す べての機能は作動しません。
14 動力表示ランプ
機械が作動中はランプが点灯します。
15 エンジン点検表示ランプ
エンジンが故障した場合にランプが点灯し ます。
16 低燃料表示ランプ
機械の燃料が低下した場合にランプが点灯し ます。
17 障害表示ランプ
システムが故障した場合にランプが点灯し ます。
18 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする と、全機能が停止し、エンジンがオフになります。 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にして、 機械を操作します。
下降走行位置ではない場合、ランプが消えるま で、重量を減らし、その後エンジンを再始動し ます。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 31
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作パネル
19 走行および操舵機能用ダブル車軸比例コント
ロール ハンドル もしくは 走行機能用比例コントロール ハンドル および操舵機能用ロッカースイッチ。
操作パネルの青色矢印の方向にコントロール ハンドルを動かすと、機械が前方に走行します。 コントロール ハンドルを黄色の矢印の方向へ 動かすと、機械が後方に走行します。コントロー ル ハンドルを青色三角の方向へ動かすと、機 械が左側に曲がります。コントロール ハンドル を、黄色の三角形の方向に動かすと、機械が 右に曲がります。 もしくは コントロール ハンドルを操作パネルの青色の矢 印の方向に動かすと、機械が前方に走行し ます。コントロール ハンドルを黄色の矢印の方 向へ動かすと、機械が後方に走行します。ロッ カースイッチの左側を押すと、機械が左に曲が ります。ロッカースイッチの右側を押すと、機械 が右に曲がります。
20 表示ランプ付き操舵モード選択スイッチ
操舵モード選択スイッ チを動かして、操舵 モードを選択します。 現在の操舵モードの 横にある表示ランプ が点灯します。
21 ジブブーム上昇 / 下降および左 / 右旋回機能
用、二重車軸比例コントロールハンドル
コントロールハンドルを 上に動かすと、ジブブー ムが上昇します。コント ロールハンドルを下に動 かすと、ジブブームが下 降します。
コントロールハンドルを 左に動かすと、ジブブー ムが左に旋回します。コ ントロールハンドルを右 に動かすと、ジブブーム が右に回転します。
22 表示ランプ付き走行選択スイッチ
走行選択スイッチを動か して、走行設定を選択し ます。現在の設定の横 にある表示ランプが点灯 します。
機械が傾斜面上にある シンボル:傾斜用のロー レンジ運転。
機械が水平面上にある シンボル:最大走行速度 用のハイレンジ運転。
32 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作パネル
23 ブーム延長/収縮機能用単車軸比例コントロー
ル ハンドル
コントロールハンドルを下に 動かすと、ブームが延長し ます。コントロールハンドル を上に動かすと、ブームが 収縮します。
24 表示ランプ付き車軸延長 / 収縮スイッチ
車軸選択スイッチを動か して、車軸設定を選択し ます。車軸が動いている 間、車軸延長および収縮 表示ランプが点滅し ます。車軸が完全に延長 すると、車軸延長表示ラ ンプが点灯します。車軸 が完全に収縮すると、車 軸収縮表示ランプが点灯 します。
25 表示ランプ付き走行機能スイッチ
表示ランプがオンになる と、ブームが丸印側のタイ ヤを越えて移動し、走行 機能が妨げられたことを 意味します。走行するに は、走行機能スイッチを動 かし、走行コントロールハ ンドルを中央位置から ゆっくり動かします。作業 台ボックスと走行シャーシ にある色別された方向矢 印で機械の進む方向を確 認してください。
26 ブーム上昇/下降およびターンテーブル左右旋
回機能用、ダブル車軸比例コントロール ハンド ル
コントロールハンドルを 上に動かすと、ブームが 上昇します。コントロー ルハンドルを下に動か すと、ブームが下降し ます。
品番 1292554JAGT SX
コントロールハンドルを 左に動かすと、ターン テーブルが左に旋回し ます。コントロールハンド ルを右に動かすと、ター ンテーブルが右に旋回し ます。
-150 • SX™-180 33
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作パネル
27 作業台回転スイッチ
作業台回転スイッチを左に 動かすと、作業台が左に 回転します。 作業台回転スイッチを右に 動かすと、作業台が右に 回転します。
28 作業台水平スイッチ
作業台水平スイッチを上に 動かすと、作業台が上昇し ます。作業台水平スイッチ を下に動かすと、作業台が 下に移動します。
34 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
点検
点検
操作前の点検の基本
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 常に操作前の点検を行う。
次のセクションに進む前に、操作前の点検につ いてよく理解してください。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
操作前の点検と規定メンテナンスはオペレータが責 任をもって行ってください。
操作前の点検とは、各シフトの前にオペレータが目 で見て行う点検です。この点検は、オペレータが機 能テストを行う前に、目で点検して異常な箇所を見 つけることを目的としています。
さらに操作前の点検によって、規定メンテナンスが 必要かどうかを判断します。オペレータは、本説明 書で指定されている規定メンテナンス項目のみを 行ってください。
次のページのリストを参照し、それぞれの項目を チェックしてください。
損傷もしくは工場出荷時の状態からの無許可での 改造を発見した場合は、機械に故障中の貼り紙を つけて使用を停止してください。
機械の修理は、認定を受けたサービス担当者のみ がメーカーの製品仕様に基づいて行ってください。 修理が終了したら、オペレータは機能テストに移る 前に再度操作前の点検を行ってください。
品番 1292554JAGT SX
定期保守点検は、認定を受けたサービス担当者が メーカーの製品仕様と責務マニュアルに記載されて いる要項に基づいて行ってください。
-150 • SX™-180 35
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
操作前の点検
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが
完備され、文字が読める状態で、作業台の保 管場所に保管されていることを確認してくだ さい。
すべてのステッカーが、文字が読める状態で所
定の位置にあるか確認します。「点検」のセク ションを参照してください。
エンジンと関連部品 リミットスイッチと警報 旋回センサー 操舵および車軸センサー アラームとビーコン(装備されている場合) ナット、ボルト、他の締め具 作業台出入口中間レールまたはゲート
作動油の漏れがなく、量が適当であることを
チェックしてください。必要に応じてオイルを補 充してください。「メンテナンス」のセクションを参 照してください。
バッテリー液の漏れがないか、量が適当かどう
かをチェックします。必要に応じて蒸留水を補 充してください。「メンテナンス」のセクションを参 照してください。
エンジンオイルの漏れがないこと、適切な量で
あることをチェックします。必要に応じてオイル を補充してください。「メンテナンス」のセクション を参照してください。
エンジン冷却液の漏れがないか、冷却液の量
が適当かどうかをチェックしてください。必要に 応じて冷却液を足してください。「メンテナンス」 のセクションを参照してください。
以下の部品もしくは部分が損傷していたり、変更さ れていないか、きちんと設置されていなかったり、な くなっている部品がないかチェックしてください。
安全帯固定場所
機械全体にわたって下記をチェックします。
溶接や機械部品の割れ 機械のへこみと故障 過度のさび、腐敗または酸化
機械を構成している全ての部品が欠けておら
ず、適合するファスナーやピンが正しい位置に しっかりと締められた状態にあることを確認し ます。
点検が終了後、コンパートメントのすべてのカ
バーがすべてしっかりと閉められ、ラッチで留め られていることを確認します。
電気部品、配線、電気ケーブル 油圧ホース、フィッティング、 シリンダー、マ
ニフォールド
燃料と油圧タンク 走行とターンテーブル用のモーター、およ
び走行ハブ
磨耗板 タイヤとホイール
36 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
点検
機能テストの基本
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に常に機能テストを行う。
次のセクションに進む前に、機能テストについ てよく理解してください。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
機能テストは、機械を使用する前に故障を見つける ことを目的としています。オペレータは、指示された 手順に従ってすべての機能をテストしてください。
故障している機械は決して使用しないでください。 故障が見つかった場合は、故障の貼り紙を付けて 作業を中止してください。機械の修理は、認定を受 けたサービス担当者のみがメーカーの製品仕様に 基づいて行ってください。
修理が終了後、オペレータは機械を使用する前に、 操作前の点検と機能テストを再度実行してくだ さい。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 37
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
地上操作の場合
1 テストを行う場所として、障害物がなく、安定し
た平坦な場所を選びます。
2 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
3 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
結果:ビーコンが点滅します (搭載されている
場合)
4 エンジンを始動させます。「操作手順」のセク
ションを参照してください。
非常停止のテスト
5 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にし
ます。
結果:エンジンが止まり、すべての機能が作動
しません。
6 地上操作の赤色非常停止ボタンを引いてオン
にしてエンジンを再始動します。
拡張可能な車軸のテスト
注記:このテストは車軸を収納した状態で行い ます。
7 地上操作では、機能作業/速度ボタンを押し続
け、ブーム上昇ボタンを押します。
結果: ブームは約 10° まで上昇し、停止します。
LCD 画面では、延長した車軸シンボルの横の
矢印が点滅します。車軸が延長されない限り、 ブームは上昇しません。
8 機能作動/速度選択ボタンを押し続け、ブーム
延長ボタンを押します。
結果: ブームは 1 ft / 30 cm 延長し、停止し
ます。LCD 画面では、延長した車軸シンボルの 横の矢印が点滅します。車軸が延長されない 限り、ブームは延長しません。
9 いずれかの機能作動 / 速度選択ボタンを押し
続け、ターンテーブル左旋回ボタンを押します。
結果: ターンテーブルは 40° 旋回し、停止し
ます。車軸が延長されない限り、ターンテーブ ルは 40° 以上は旋回しません。
10 いずれかの機能作動 / 速度選択ボタンを押し
続け、ターンテーブル右旋回ボタンを押します。
結果: ターンテーブルは中央に戻り、右に 40°
旋回し、停止します。車軸が延長されない限り、 ターンテーブルは 40° 以上は旋回しません。
38 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
点検
11 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。作業台操作で、走行コントロールハンド ルを前進方向に動かし、延長車軸トグルスイッ チを動かします。
結果:機械は走行し、車軸は延長しなければな
りません。車軸が動いている間は、車軸延長お よび収縮表示ランプが点滅し、車軸が完全に延 長しているときには、車軸延長ランプが点灯し ます。
12 地上操作に戻ります。キースイッチを回して地
上操作に切り替えます。
13 機能作動/速度選択ボタンを押し続け、ブーム
上昇ボタンを押し、次にブーム下降ボタンを押 します。
結果:ブームは上昇し、通常通り下降しなけれ
ばなりません。
14 いずれかの機能作動 / 速度選択ボタンを押し
続け、ブーム延長ボタンとブーム収縮ボタンを 押します。
結果:ブームは延長し、通常通り収納されなけ
ればなりません。
機械機能のテスト
16 機能作動/速度選択ボタンを押したままにしない
でください。ブームおよび作業台の各機能ボタ ンが作動するか試行します。
結果:ブームおよび作業台の機能は何も作動し
ません。
17 機能作動/速度選択ボタンを押したままにすると、
ブームおよび作業台の各機能のボタンが有効 になります。
結果:ブームと作業台のすべての機能がフルサ
イクル作動します。ブームが下降しているときに は下降アラームが鳴ります。
非常操作のテスト
18 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする
と、エンジンが停止します。
19 赤色非常停止ボタンを引いてオンにします。 20 非常電源ボタンを押したままにし
ながら、同時に各ブーム機能ボタ ンを押します。
15 いずれかの機能作動 / 速度選択ボタンを押し
続け、ターンテーブル左旋回ボタンを押し、次に ターンテーブル右旋回ボタンを押します。
結果: ターンテーブルは通常どおり旋回し
ます。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 39
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分 的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブーム機能が作動します。
21 エンジンを始動させます。
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
傾斜センサーのテスト
22 TURNTABLE LEVEL
SENSOR X-DIRECTION (ターンテーブル レベルセン
サー X 方向) と表示される まで、いずれかの LCD 画 面コントロール ボタンを押 します。
結果:LCD 画面に角度が表示されます。
23 TURNTABLE LEVEL SENSOR
Y-DIRECTION (ターンテーブル レベルセン
サー Y 方向) と表示されるまで、LCD 画面コン トロール ボタンを押します。
結果:LCD 画面に角度が表示されます。
24 PLATFORM LEVEL SENSOR DEGREES
(作業台レベルセンサー角度) と表示されるま で、LCD 画面コントロール ボタンを押します。
結果:LCD 画面に角度が表示されます。
動作包絡面のテスト
25 同時に次の 2 つの LCD
面コントロールボタンを押す と、ステータスモードが作動 します。
26 PRIMARY ANGLE
DEGREES(主角度)と表示
されるまで、いずれかの表 示されている LCD 画面コン トロールボタンを押します。
27 ブームを上げて LCD 画面を確認します。
結果: LCD 画面には重力によるブーム角度が
表示されます。
28 LENGTH SENSOR
EXTENSION INCHES (長
さセンサーが検出した延長 部分、インチ) と表示される まで、次に表示されている LCD 画面コントロールボタ ンを押します。
29 ブームを延長し LCD 画面を確認します。
結果: LCD 画面にはストリングポテンショメー
ターの延長した長さを表示します。
30 ブームを収縮します。
40 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
点検
ジブの回転限界のテスト
31 地上操作で機能作動ボタンを押し続け、ジブ
ブーム右旋回ボタンまたはジブブーム左旋回 ボタンのいずれかを押します。ジブブームが ブーム部品と一致するように旋回します。
32 機能作動/速度選択ボタンを押し続け、ブーム
延長ボタンを押します。ブームを約 3 ft /
91.4 cm 延長します。
33 ジブを右に旋回します。
結果: ジブ旋回はブーム部品の中心から 30°
の角度で停止します。
34 ジブを左に旋回します。
結果: ジブ旋回はブーム部品の中心から 30°
の角度で停止します。
作業台操作
非常停止のテスト
35 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
36 作業台の赤色非常停止ボタンを押してオフにし
ます。
結果:エンジンが止まり、すべての機能が作動
しません。
37 赤色非常停止ボタンを引いてエンジンを再始動
します。
警報のテスト
38 ホーンボタンを押します。
結果:ホーンが鳴ります。
ジブ左旋回
傾斜センサーアラームのテスト
39 エンジンアイドリング選択スイッチなどのトグル
スイッチを移動します。
結果:作業台操作でアラームが鳴ります。
ジブ右旋回
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 41
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
ペダルスイッチのテスト
40 作業台の赤色非常停止ボタンを押してオフにし
ます。
41 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。エンジンは始動しないでください。
42 ペダルスイッチを踏み、始動トグルスイッチをど
ちらか片側に動かして、エンジンが始動するか 試します。
結果:エンジンは始動しません。
43 ペダルスイッチを踏まずにエンジンを再始動し
ます。
結果:エンジンは始動します。
44 ペダルスイッチを踏まずに各機械機能をテスト
します。
結果:機能は何も作動しません。
機械機能のテスト
45 ペダルスイッチを踏みます。 46 各機能コントロール ハンドル、トグルスイッチ、
もしくはロッカースイッチを作動します。
結果:すべての機能がフルサイクル作動し
ます。
ジブの回転限界のテスト
47 ペダルスイッチを踏みます。 48 ブームを約 3 ft / 91.4 cm 延長します。 49 二重車軸比例コントロールハンドルを右に動か
します。
結果: ジブ旋回はブーム部品の中心から 30°
の角度で停止します。
50 二重車軸比例コントロールハンドルを左に動か
します。
結果: ジブ旋回はブーム部品の中心から 30°
の角度で停止します。
42 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
点検
ステアリングのテスト
51 操舵モード選択ス
イッチを動かして、 四角形印側 (青色 矢印) の操舵を選 択します。
52 ペダルスイッチを踏みます。 53 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ
上の青色の三角形が示す方向に回ります。
54 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押し ます。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ
上の黄色の三角形が示す方向に回ります。
55 操舵モード選択ス
イッチを動かして、 丸印側 (黄色矢 印) の操舵を選択 します。
56 ペダルスイッチを踏みます。 57 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押し ます。
結果:丸印側のホイールが走行シャーシ上の
青色の三角形が示す方向に回ります。
58 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:丸印側のホイールが走行シャーシ上の
黄色の三角形が示す方向に回ります。
59 操舵モード選択ス
イッチを動かして、ク ラブ操舵を選択し ます。
60 ペダルスイッチを踏みます。 61 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:すべてのホイールが走行シャーシ上の青
色の三角形が示す方向に回ります。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 43
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
62 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押し ます。
結果:すべてのホイールが走行シャーシ上の黄
色の三角が示す方向に回ります。
63 操舵モード選択ス
イッチを動かして、 座標操舵を選択し ます。
64 ペダルスイッチを踏みます。 65 走行コントロール ハンドルを操作パネルの青色
の三角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくは ロッカースイッチを青色の三角形の方向に押し ます。
結果:四角形印側のホイールが走行シャーシ
上の青色の三角形が示す方向に回ります。丸 印側のホイールが走行シャーシ上の黄色の三 角形が示す方向に回ります。
走行とブレーキのテスト
67 ペダルスイッチを踏みます。 68 走行コントロールハンドルを操作パネルの青い
矢印の方向に、機械が動き始めるまでゆっくり と動かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻し ます。
結果:機械が走行シャーシの青色矢印の方向
に動き、急停車します。
69 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色い矢
印の方向に機械が動き始めるまでゆっくりと動 かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻します。
結果:機械が走行シャーシの黄色矢印の方向
に動き、急停車します。
注記:ブレーキは、機械が登ることのできるすべて の斜面上で機械を止める能力を持っている必要が あります。
66 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色の三
角形の方向にゆっくりと動かすか、もしくはロッ カースイッチを黄色の三角形の方向に押し ます。
結果: 四角形印側のホイールが走行シャーシ
上の黄色の三角形が示す方向に回ります。丸 印側のホイールが走行シャーシ上の青色の三 角形が示す方向に回ります。
44 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
点検
走行機能システムのテスト
70 ペダルスイッチを踏み、ブームを収納位置まで
下げます。
71 ブームが丸印側のホイールを越え、走行機
能アイコンに表示される範囲から出るまでター ンテーブルを回転します。
結果: 走行機能表示ランプが
点灯し、ブームが表示された 範囲外にある間、点灯し続け ます。
72 走行コントロール ハンドルを中心の位置から動
かします。
結果:走行機能は作動しません。
73 走行機能トグルスイッチを動かし、走行コント
ロールハンドルをゆっくりと中心の位置から動 かします。
結果:走行機能が作動します。
注記:走行機能システムを使用の際、走行および操 舵コントロール ハンドルを動かした方向と反対の方 向に機械が動く場合があります。
作業台操作および走行シャーシ の色分けされた矢印で進む方向 を確認してください。
走行制限速度のテスト
74 ペダルスイッチを踏みます。 75 ブームを水平から 10° まで上昇させます。 76 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行
の位置に動かします。
結果: 主ブームが上昇した状態での最大走行
速度は秒速 0.6 ft/18 cm を超えてはいけま せん。
注: 機械は 68 秒間に 40 ft/12 m 走行します。
77 ブームを下ろし収納します。 78 ブームを 4 ft/1.2 m 延長してください。 79 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行
の位置に動かします。
結果: 主ブームが上昇した状態での最大走行
速度は秒速 0.6 ft/18 cm を超えてはいけま せん。
注: 機械は 68 秒間に 40 ft/12 m 走行します。 80 ブームを水平より 50° まで上昇させ、ブームを
最大まで延長します。
81 走行コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行
の位置に動かします。
結果: ブームを完全に延長した状態での最大
走行速度は、秒速 1.8 in / 4.5 cm を超えては いけません。
走行機能トグルスイッチを動かしてから 2 秒以内に 走行コントロールハンドルを動かさなかった場合に は、走行機能は作動しません。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 45
注: 機械は 270 秒間に 40 ft / 12 m 走行します。
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
走行傾斜カットアウトのテスト
82 ペダルスイッチを踏みます。 83 ブームを完全に収納した状態で、シャーシ角度
Y 軸(前方から後方)に平行して 4.5° 以上 になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。
84 機械を水平な地面に戻し、ブームを約
3 ft/91.4 cm 上昇します。
85 シャーシ角度が Y 軸(前方から後方)に平行し
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行し ます。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機
械は停止し、作業台操作パネルでアラームが 鳴ります。
86 ブームを収納位置まで収縮します。
結果:機械は走行します。
87 水平な地面に戻し、ブームを水平から約 15°
昇します。
88 シャーシ角度が Y 軸(前方から後方)に平行し
4.5° 以上になる傾斜面で機械を走行し ます。
結果:機械のシャーシ傾斜が 4.5°になると、機
械は停止し、作業台操作パネルでアラームが 鳴ります。
89 ブームを下ろし収納します。
91 ペダルスイッチを踏みます。 92 ブームを完全に収納した状態で、シャーシ角度
が X 軸(側面から側面)と平行に 3° 以上にな る傾斜面で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。
93 機械を水平な地面に戻し、ブームを約
3 ft/91.4 cm 上昇します。
94 シャーシ角度が X 軸(側面から側面)と平行に
以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 3°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
95 ブームを収納位置まで収縮します。
結果:機械は走行します。
96 水平な地面に戻し、ブームを水平から約 15°
昇します。
97 シャーシ角度が X 軸(側面から側面)と平行に
以上になる傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 3°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
98 ブームを下ろし収納します。
結果:機械は走行します。
99 水平な地面に戻し、ブームを収納します。
結果:機械は走行します。
90 水平な地面に戻し、ブームを収納します。
46 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
点検
作業台水平復元のテスト
100 ペダルスイッチを踏みます。 101 作業台水平復元スイッチを上に押したままにし
ます。
102 作業台水平スイッチを上に動かすと、作業台は
水平に上昇します。
結果: 作業台は水平位置に戻らなければなり
ません。
103 作業台水平スイッチを下に動かすと、作業台は
水平に下に移動します。
結果: 作業台は水平位置に戻らなければなり
ません。
注: 作業台水平スイッチは、作業台を水平にする方 向にのみ動作します。
非常操作のテスト
104 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする
と、エンジンが停止します。
105 赤色非常停止ボタンを引いてオンにします。 106 ペダルスイッチを踏みます。 107 非常電源スイッチを押したままの状態にし、同
時に各機能コントロールハンドル、トグルスイッ チまたはサムロッカースイッチを作動させます。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分 的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 47
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
接触アラームのテスト (搭載されている場 合)
112 機械の各機能を作動してください。
結果:すべての機能は作動しません。
108 ペダルスイッチを作動させ、接触アラームケー
ブルを押すことで、スイッチソケットからアクチュ エータを解除しないでください。
結果:接触アラームランプが点滅せず、機械の
ホーンが鳴りません。
109 ペダルスイッチを踏んで、作動させてください。
結果:接触アラームランプが点滅し、機械の
ホーンが鳴ります。
110 アクチュエータをスイッチソケットに挿入します。
結果:ランプが消え、ホーンが止まります。
111 ペダルスイッチを踏んで作動させ、接触アラー
ムケーブルを押して、スイッチソケットからアク チュエータを解除してください。
結果:接触アラームランプが点滅し、機械の
ホーンが鳴ります。
113 アクチュエータをスイッチソケットに挿入します。
結果:ランプが消え、ホーンが止まります。
114 機械の各機能を作動してください。
結果:すべての機能が作動します。
a アクチュエータ b 接触アラームケーブル c 点滅アラーム d スイッチソケット
48 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
点検
作業場の点検
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
次のセクションに進む前に、作業場の点検につ いてよく理解してください。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
作業場の点検の基本
次の危険な状態に注意し、これらを回避してくだ さい:
急に低くなっているところ、くぼみ でこぼこした道、床の障害物もしくは破片 傾斜面 不安定な地面、滑りやすい地面 頭上の障害物、高圧送電線 危険な場所 機械の重量に耐えられない地面 風や天候の状態 関係作業員以外の人の存在 その他、起こりうる危険な状態
作業場を点検することによって、オペレータは作業 場が安全な機械操作に適しているかどうかを判断 することができます。オペレータは、作業場に機械 を移動する前に作業場の点検を行わなければなり ません。
オペレータは作業場で起こりうる危険を心得た上で、 機械の移動、セットアップ、運転の際に注意を払い、 危険を回避してください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 49
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
警告用語付きステッカーの点検
次ページの絵を見て、ステッカーの文字が読める状 態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳 細です。
品番 ステッカーの説明
27204 矢印 - 青色 27205 矢印 - 黄色 27206 三角 - 青色 27207 三角 - 黄色 28159 ラベル ディーゼル 28236 警告 - 不適切な操作 31060 危険 - 転倒の危険、リミット スイッチ 31788 危険 - 爆発/やけどの危険 38149 ラベル 特許品 44981 ラベル 作業台への空気管 (オプション) 52475 ラベル 輸送用の荷締め 52865 警告 - 1 年毎の点検記録 65278 要注意 - 踏まない 72086 ラベル 吊り上げ点 72875 警告 - パイプクレードル (オプション) 82237 危険 - 感電の危険 82314 危険 - 転倒の危険 82366 ラベル Chevron Rando 82862 危険 - 消火器、溶接機 (オプション) 97579 危険 - 転倒、溶接機 (オプション) 97602 警告 - 爆発の危険 97757 ラベル 作動油量 97815 ラベル 中間レールを下げる 97865 警告 - 感電の危険 114258 危険 - 爆発の危険 114390 危険 - 感電の危険 114416 危険 - 転倒の危険、傾斜アラーム 133278 ラベル 低硫黄燃料 161686 ラベル 緊急下降指示 161690 危険最大許容量、風圧および外圧 161692 警告 - 定格勾配 161693 ラベル ホイール荷重
数量
品番 ステッカーの説明
218559 危険、警告 転倒、挟まる危険 219487 ラベル作業台過負荷 219960 指示 - Perkins エンジン仕様 230984 地上操作パネル 232978 作業台操作パネル 822722 ラベルヒューズおよびリレーパネル配置 822723 ラベル輸送図 822724 透明なプラスチック製カバー
2
824615 指示 - Deutz エンジン仕様、T4
2
826345 ラベル 超低硫黄燃料のみ (ディーゼルモ
4
1000083 注意 - 始動および制御用バッテリー
4
1254849 危険 - タイヤ仕様、ロープロファイル
2
1255402 指示 - Deutz エンジン仕様
1
1257237 指示 - Perkins Tier 4
3
1256420 ラベル 作業台への電力、208V/115V
2
1256421 ラベル 作業台への電力、110V
1
1256422 ラベル 作業台への電力、415V/240V
2
1262269 ラベル輪荷重、SX-150
6
1262905 指示 - Perkins
1
1263543 警告 - コンパートメントへのアクセス
6
1263544 バイパスキースイッチ
4
1263545 指示 - バイパスキースイッチ
2
1267121 警告 - 手のケガの危険、点検
3
1272242 ラベル 機械の登録/所有権の譲渡
1
1272825 注意 - 操作指示
1
1278542 指示接触アラーム
1
1278982 ラベルアクチュエータスイッチソケット
1
1280819 ラベル 警告、がんと生殖害、Prop 65
1
1280820 ラベル 燃料、ディーゼル排気、Prop 65
1
1281174 ラベル安全帯固定箇所、転倒阻止/転倒防
1
2
1293324 ラベル — ICES-2/CAN-2 規制
2
1294398 ラベル ANSI/CSA 準拠
3
1
2
1
1
1
4
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
* これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成
デル)
示しています (例:カバーの下など) 。
の仕様を示します。
数量
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
4
1
1
2
2
2
4
1
5
1
1
2
1
1
1
1
1
1
8
1
1
50 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
点検
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 51
操作説明書 第 3 版 • 初刷
点検
シンボル付きステッカーの点検
次ページの絵を見て、ステッカーの文字が読める状 態で所定の位置に貼られていることを確認してくだ さい。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳 細です。
品番 ステッカーの説明
27204 矢印 - 青色 27205 矢印 - 黄色 27206 三角 - 青色 27207 三角 - 黄色 28159 ラベル ディーゼル 38149 ラベル 特許品 44981 ラベル 作業台への空気管 (オプション) 52475 ラベル 輸送用の荷締め 65278 要注意 - 踏まない 72086 ラベル 吊り上げ点 82481 ラベル バッテリー/充電器の安全 82487 ラベル マニュアルを読む 82487 ラベル マニュアルを読む
(パイプクレードル) 97757 ラベル 作動油量 97815 ラベル 中間レールを下げる 114249 ラベル 転倒の危険、タイヤ 114251 ラベル 爆発の危険 114252 ラベル 転倒の危険、リミットスイッチ 114473 ラベル 傾斜アラーム 133067 ラベル 感電の危険 133205 ラベル 感電/やけどの危険 161686 ラベル 緊急下降指示
数量
品番 ステッカーの説明
161691 ラベル 定格勾配 161693 ラベル ホイール荷重 219956 ラベル作業台過負荷 219958 ラベル 転倒、挟まる危険 230984 地上操作パネル 232978 作業台操作パネル 822723 ラベル輸送図 822724 透明なプラスチック製カバー
2
1254807 ラベル 112 dBa
2
1256420 ラベル 作業台への電力、208V/115V
4
1256421 ラベル 作業台への電力、110V
4
1256422 ラベル 作業台への電力、415V/240V
2
1256425 ラベル 危険、感電の危険
1
1258677 ラベル 作業台への電力、240V/50Hz
2
1258678 ラベル 作業台への電力、220V/60Hz
6
1262269 ラベル輪荷重、SX-150
6
1263542 ラベル コンパートメントへのアクセス
4
1263544 バイパスキースイッチ
2
1263545 指示 - バイパスキースイッチ
2
1272242 ラベル 機械の登録/所有権の譲渡
2
1278542 ラベル接触アラーム重量 1278982 ラベルアクチュエータスイッチソケット
1
1281174 ラベル安全帯固定箇所、転倒阻止/転倒防
1
4
1286362 ラベル挟まる危険、点検
2
1294398 ラベル ANSI/CSA 準拠
4
1
3
2
1
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
* これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成
示しています (例:カバーの下など) 。
の仕様を示します。
数量
1
4
1
1
1
1
2
1
1
2
2
2
2
2
2
4
5
1
1
1
1
1
8
2
1
52 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
点検
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 53
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
操作手順
原則
操作を行う必須条件は、以下のとお
りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学び、
実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
操作手順のセクションでは、機械操作の手順を機 能ごとに説明しています。安全規則やオペレータの 安全および責務マニュアルの手順に従うことは、オ ペレータの任務です。
作業員を工具や機材と一緒に高所作業場まで上げ る目的以外で、機械を使用することは危険です。
トレーニングを受け認定された担当者のみが、機械 を操作することを許可されます。複数のオペレータ が同じ勤務時間内で異なる時間帯に機械を使用す る場合、すべてのオペレータが資格を有し、オペ レータの安全および責任に関するマニュアルの安 全規則と手順にすべて従わなければなりません。 すなわち、オペレータが交替するたびに、次のオペ レータが機械の操作前に、操作前点検、機能テスト、 作業場点検を行う必要があります。
54 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
エンジンの始動
1 地上操作で、キースイッチを目的の位置まで回
します。
2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンが引かれ、オンの位置にあることを確認 します。
Deutz モデル
1 グロープラグボタン付きのディーゼルモデル: グ
ロープラグボタンを押します。
自動グロープラグ付きのディーゼルモデル:グ ロープラグが作動しているときには、琥珀色の ランプが点灯します。
2 エンジン始動トグルスイッチをどちら
か一方に動かします。グロープラグ がオンの間は、エンジン始動スイッ チはいつでも動かすことができ ます。エンジンが始動しない、あるい は停止した場合、再始動遅延機能 によって 3 秒間始動できなくなり ます。
Perkins モデル
1 グロープラグスイッチをいずれかの側に動かし、
そのままにします。
2 エンジン始動トグルスイッチをどちらか一方に
動かします。エンジンが始動しない、あるいは 停止した場合、再始動遅延機能によって 3 秒 間始動できなくなります。
15 秒間のクランク後エンジンが始動しない場合、故 障の原因を判別して修理してください。60 秒間待っ てから、再度始動を試みてください。
20°F/-6°C 以下の寒い状況では、油圧システムの 損傷を避けるため、操作の前に 5 分間エンジンを 温めてください。
0°F/-18°C 以下の極寒の状況では、オプションの低 温スタートキットを機械に搭載する必要があります。 気温 0°F/-18°C 以下の環境でエンジンを始動する 場合、ブースターバッテリーが必要な場合があり ます。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 55
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
非常停止
地上もしくは作業台操作の赤色非常停止ボタンを 押してオフにし、すべての機能を停止してエンジン を切ります。
赤色非常停止ボタンが押されている状態で作動す る機能は修理する必要があります。
地上操作を選択して操作すると、地上操作が優先 されるため、作業台の赤色非常停止ボタンは使用 できません。
非常電源
主動力 (エンジン) が停止した場合、非常動力を使 用してください。
1 キースイッチを回して地上もしくは作業台操作
に切り替えます。
2 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
3 作業台から操作する場合は、ペダルスイッチを
踏みます。
車軸の延長と収縮
1 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
2 作業台操作で、ペダルス
イッチを踏み、走行コント ロールハンドルをいずれか の方向に動かし、車軸ス イッチを適切な方向に動か します。
車軸が動いている間、車軸延長および収縮表示ラ ンプが点滅します。車軸が完全に延長すると、車軸 延長表示ランプが点灯します。車軸が完全に収縮 すると、車軸収縮表示ランプが点灯します。
ブームが完全に下降し、収縮され、作業台が丸印 側のホイールの間にある場合には、車軸は収縮の みが可能です。
4 非常電源スイッチをオンにしたま
ま、同時に必要な機能を作動させ ます。
走行機能は、非常動力では作動しません。
56 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
地上からの操作
1 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
2 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
3 エンジンを始動させます。
作業台を位置につける
1 機能作動 / 速度選択ボ
タンを押したままにし ます。
2 操作パネルのマークに
従って、適切な機能ボタ ンを押します。
走行とステアリング機能は地上操作から操作できま せん。
ジブの旋回
作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合にランプが 点滅します。エンジンが停止すると、すべての機能 は作動しません。
ランプが消えるまで、作業台にかかっている重量を 減らしてください。それからエンジンを再始動し ます。
注記:過負荷状態になると、作業台でアラームが鳴 ります。その際、作業台の重量が減らされると、ア ラームは停止します。
1 いずれかの機能作動 / 速度選択ボタンを押し
たままにします。
2 ジブブーム右旋回ボタンを押します
ジブ右旋回機能の使用を続けると、ジブ旋回表 示メーターの上に点滅した矢印が表示されます。 ジブを左に旋回して、続けます。
3 いずれかの機能作動 / 速度選択ボタンを押し
たままにします。
4 ジブブーム左旋回ボタンを押します
ジブ左旋回機能に対する点滅矢印表示はあり ません。ジブを右に旋回して、続けます。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 57
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
作業台からの操作
1 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンを引いてオンにします。
3 エンジンを始動させます。エンジンを始動すると
きは、ペダルスイッチを踏まないでください。
作業台を位置につける
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 操作パネルのマークに従って、適切な機能コン
トロールハンドルもしくはサムロッカースイッチ またはトグルスイッチをゆっくりと動かします。
ジブの旋回
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 二重車軸比例コントロールハンドルを右に動か
します。
ジブ右旋回機能の使用を続け るとジブ旋回表示ランプが点 滅します。ジブを左に旋回し て、続けます。
3 ペダルスイッチを踏みます。 4 二重車軸比例コントロールハンドルを左に動か
します。
ジブ左旋回機能に対する表示ランプはありま せん。ジブを右に旋回して、続けます。
操舵
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 操舵モードスイッチを動かして操舵モードを選
択します。現在の操舵モードの横にある表示ラ ンプが点灯します。
3 走行コントロールハンドルを青色
もしくは黄色の三角が示す方向 にゆっくり動かします。 もしくは、走行コントロー ハンドル の先端にあるロッカースイッチを 押します。
作業台操作および走行シャーシにある色別された 矢印マークを見ながら、ホイールの曲がる方向を確 認してください。
走行
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 速度を上げるには、次の操作を行い
ます。走行コントロール ハンドルを青 色または黄色の矢印の方向へゆっくり と動かします。
速度を下げるには、次の操作を行い ます。走行コントロール ハンドルを中 心の位置に向かってゆっくりと動かし ます。
停止するには、次の操作を行います。 走行コントロール ハンドルを中心の位 置へ戻すか、ペダルスイッチを解除し ます。
作業台操作と走行シャーシの色別された方向矢印 で、機械の進む方向を確認してください。
ブームが上昇あるいは延長した状態での走行速度 は制限されています。
58 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
傾斜面における走行
機械に対する上り傾斜、下り傾斜、および横傾斜の 定格勾配を確認し、傾斜勾配を判断します。
最大定格勾配、下り傾斜に作業台 がある場合 (登坂能力):
35% (19°)
最大定格勾配、上り斜面に作業台 がある場合:
35% (19°)
最大定格横勾配:
25% (14°)
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる 場合と車輪と地面との摩擦の状態により異なります。 作業台への追加の重量は定格勾配を低減する場 合があります。登坂能力という用語は、カウンター ウェイトが上り坂にある構成の場合にのみ適用され ます。
ブームが水平より低く、作業台が丸印側のホイール の間にあることを確認します。
傾斜勾配の確認:
デジタル傾斜計を使用するか、あるいは以下の手 順で傾斜を測定します。
必要なものは以下のとおりです。
水準器
最低 3 ft/1 m の長さの真っ直ぐな木片
巻尺
傾斜面の上に木片を置きます。
谷側の端で、木片の上端に水準器を置いた後、木 片が水平になるまでその端を持ち上げます。
木片を水平に保ちながら、木片の端の底部から地 面までの距離を測ります。
巻尺で測った地面からの距離 (高さ) を木片の長さ (水平距離) で割り、その数値に 100 を掛けます。
例:
走行速度選択スイッチを機械が傾斜面上にあるこ とを示すシンボルの方向に動かします。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 59
木片の長さが 144 in (3.6 m) なら、
水平距離 = 144 in (3.6 m)
高さ = 12 in (0.3 m)
12 in ÷ 144 in = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
0.3 m ÷ 3.6 m = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
上り/下り傾斜や横傾斜が最大定格勾配を超える場 合は、機械をウィンチで巻き揚げるか、もしくは傾斜 面の上または下に運ぶ必要があります。「輸送およ びリフト」のセクションを参照してください。
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
傾斜センサー作動設定
シャーシ角度(前
モデル
SX-150
SX-180
方から後方) 最大高さ 最大到達
1.5°
-1.5°
-5°
1.5° 139 ft
5° 113 ft
-1.5° 139.2 ft
-5° 120 ft
139 ft
42.4 m
113 ft
34.4 m
139.2 ft
42.4 m
120 ft
36.6 m
42.4 m
34.4 m
42.4 m
36.6 m
68 ft
20.7 m
68 ft
20.7 m
67 ft
20.4 m
66 ft
20.1 m
68 ft
20.7 m
68 ft
20.7 m
67 ft
20.4 m
66 ft
20.1 m
傾斜表示ランプが点灯し、傾斜ア ラームが鳴る場合、次の機能が影 響を受けます。走行機能が無効に なります。
ブーム下降手順(操作指示を参 照)に従って、走行機能を復元して ください。
傾斜面で機械を収納し、傾斜ア ラームが鳴る場合、次の機能が影 響を受けます。リフト機能が無効 になります。
リフト機能を復元するには、平らな 地面に機械を移動してください。
60 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
走行機能
表示ランプがオンになると、ブーム が丸印側のタイヤを越えて移動 し、走行機能が妨げられたことを 意味します。
走行するには、走行機能スイッチを動かし、走行/操 舵コントロールハンドルを中央位置からゆっくり動 かします。
走行機能スイッチを動かしてから 2 秒以内に走行/ 操舵コントロールハンドルを動かさなかった場合に は、走行機能は動作しません。走行機能スイッチを 解除して、動かしてください。
走行コントロール ハンドルおよび操舵コントロール ハンドルの方向とは反対の方向に機械が動く場合 があるので、注意してください。
必ず作業台操作と走行シャーシの色分け矢印で、 機械の進む方向を確認してください。
走行機能ランプが点灯している場合には、車軸は 収縮できません。
エンジンアイドリング選択(rpm
エンジンアイドリング選択ボタンを 押して、エンジンアイドリング速度 (rpm) を選択します。現在の設定 の横にある表示ランプが点灯し ます。
カメのシンボル:低速アイドリング
ウサギのシンボル:高速アイドリング
エンジンランプのチェック
ランプが点灯し、エンジンが停止した場 合、故障の貼り紙をつけて作業を中止 してください。
ランプが点灯して、エンジンがまだ作動 している場合、24 時間以内にサービス 担当者に連絡してください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 61
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
動作包絡面表示ランプ
動作包絡面表示ランプは、機能が妨げられた、もし くはオペレータによる処置が必要であることをオペ レータに通知するために点灯します。
ブーム上昇/収縮表示ラン プが点滅している場合表示 ランプが消灯するまでブー ムを上昇/収縮します。
ブーム下降表示ランプが点 滅している場合表示ランプ が消灯するまでブームを下 げます。
機械の非水平表示ランプが 点滅している場合このラン プが点滅している間、傾 斜アラームが鳴ります。機 械を安定した平坦な地面に 移動します。
作業台の非水平表示ランプ が点滅している場合このラ ンプが点滅している間、傾 斜アラームが鳴ります。作 業台水平トグルスイッチ は、作業台を水平にする方 向にのみ動作します。表示 ランプが消灯するまで、作 業台を水平にします。
作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場 合にランプが点滅します。エンジンが 停止すると、すべての機能は作動し ません。
ランプが消えるまで、作業台にか かっている重量を減らしてください。 それからエンジンを再始動します。
作業台が上り傾斜にあ るときに傾斜アラーム が鳴った場合には、以 下の操作を行います。
1 ブームを下げ
ます。
2 ブームを収縮し
ます。
作業台が下り傾斜にあ るときに傾斜アラーム が鳴った場合には、以 下の操作を行います。
1 ブームを収縮し
ます。
2 ブームを下げ
ます。
62 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
P22
操作手順
水平でない作業台(P22 コード)
作業台が水平でなく、作業台水平制御が作動して いないことが地上操作パネルに表示されている場 合、バイパスキーの位置を使用して作業台を水平 にします。
以下の操作を行います。
1 エンジンを切ります。 2 メインキースイッチを回して地上操作に切り替
えます。メインキースイッチからキーを取り外し、 そのキーをバイパス/復元キースイッチに差し込 みます。
3 バイパス/復元キース
イッチを回してバイパス 位置にします。
P22
4 非常電源を使用して、作業台水平ボタンを操作
して作業台を水平にします。
5 バイパス/復元キースイッチを回して起動位置に
します。
6 バイパス/復元キースイッチからキーを取り外し、
そのキーをメインキースイッチに差し込みます。
水平でない作業台(作業台レベル > 15 度エ ラー)
地上操作パネルに PLATFORM LEVEL > 15 DEGREES FAULT (「作業台レベル > 15 度 故 障」) が表示され、作業台水平制御が機能しない場 合、トレーニングを受け認定された担当者、あるい は認定を受けたサービス担当者が機械を復元させ る必要があります。
作業台水平復元
1 ペダルスイッチを踏みます。 2 作業台水平復元スイッチを上に押したままにし
ます。
3 作業台水平スイッチを希望の方向に動かし
ます。
注: 作業台水平スイッチは、作業台を水平にする方 向にのみ動作します。
注記: 作業台の傾きが +/-10 度から +/-14.9 度まで の場合は、上記の手順で地上操作パネルまたは作 業台水平復元トグルスイッチで復元することができ ます。作業台の傾きが +/-15 度に到達した場合は、 地上操作パネルの側面にあるサービス/復元キー スイッチを復元モードにする手順のみで復元してく ださい。
7 赤色の非常停止ボタンを押してから、引き出し
てください。
8 P22 コードがまだある場合は、認定を受けた
サービス担当者によって故障が修理されるまで、 故障中の貼り紙をつけて機械の使用を中止し てください。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 63
過負荷の復元
地上操作パネルの LCD 診断表示に Overload Recovery(過負荷の復元)と表示された場合は、作 業台が過負荷状態の間、非常下降システムが作動 します。この表示メッセージをリセットする手順は、 適切な Genie サービスマニュアルを参照してくだ さい。
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
発電機
発電機を作動させるには、発電機トグルスイッチを 押します。
注: 発電機の始動中にペダルスイッチが作動してい る場合は、発電機は作動しません。
発電機の始動中、発電機表示ランプが点滅します。 発電機の始動が完了すると、発電機表示ランプが 点灯し、エンジン回転数が高速(ウサギシンボルの モード)になります。
注: 発電機の作動中には、ジブおよび作業台機能 のみが作動します。ジブおよび作業台機能を有効 にするには、ペダルスイッチを踏む必要があります。 ジブおよび作業台操作中に、発電機は作動を続け ます。走行、ターンテーブルおよびブーム機能を作 動するには、発電機の電源を切る必要があります。
電動工具のプラグを作業台用 GFCI コンセントに差 し込みます。ターンテーブルシャーシに配置されて いる発電機の電源ボックスには GFCI(漏電遮断器) が内蔵されています。
LCD 画面(搭載されている場合)
LCD 画面には、時間計、電圧、油圧および冷却水 温度が表示されます。また、故障コードとその他の 点検情報も表示されます。
Perkins エンジン
Perkins 854F-34T ディーゼルエンジンを搭載して
いる機械には再生モードがあるため、必要に応じて 自動的に起動します。
再生モードが起動しているときには、LCD 画面には
REGEN FORCED(強制再生)と WARNING HIGH EXHAUST SYSTEM TEMP(排気システム
高温度の警告) が表示されます。作業は必要あり ません。
発電機をオフにするには、発電機トグルスイッチを 動かします。発電機をシャットダウンしている間、発 電機表示ランプが点滅します。発電機のシャットダ ウン手順が完了すると、発電機表示ランプが消え、 エンジン回転数が低回転(カメシンボルのモード)に なります。
64 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
操作手順
接触アラーム(搭載されている場合)
接触アラームはアラームと点滅した警告ランプで、 オペレータが作業台操作パネルに接触し、ブーム の動作を妨害したことを地上作業員に知らせること を目的としています。
接触アラームケーブルが作動すると、作業台でのリ フトおよび走行機能は無効になります。音声と視覚 を用いた警告は、他の作業員にサポートが必要で あることを知らせます。この通知の動作はシステム がリセットされるまで続きます。
1 スイッチソケットからアクチュエータが解除され、
接触アラームケーブルが作動します。
2 アクチュエータをスイッチソケットに挿入して、ラ
ンプの点灯とアラームを止めます。
パイプクレードルの手順
パイプクレードルのアッセンブリは、作業台の両側 のガードレールにそれぞれ U ボルトで取り付けられ た 2 つのパイプクレードルから構成されます。
a アクチュエータ b 接触アラームケーブル c 点滅アラーム d スイッチソケット
品番 1292554JAGT SX
a ストラップ b U ボルト c パイプクレードル取り付け具 d 上部作業台手摺り e パイプクレードル溶接部 f 中央部作業台手摺り g 平ウォッシャー h ナイロック ナット
-150 • SX™-180 65
操作説明書 第 3 版 • 初刷
操作手順
必ず以下に従うこと。
パイプクレードルを作業台の内側に取り付けて
ください。
パイプクレードルが、作業台コントロールあるい
は作業台の出入口の妨げにならないようにして ください。
パイプクレードルチューブの底が、作業台床に
載っている状態にしてください。
パイプクレードルを取り付ける前に、作業台が
水平状態であることを確認します。
パイプクレードルの取り付け
1 パイプクレードルを作業台の両側に取り付け
ます。左の手順を参照してください。パイプク レードルチューブの底が、作業台床に載ってい る状態にしてください。
2 2 つの U ボルトを、作業台レールの外側からパ
イプクレードル取り付け具を通して取り付け ます。
3 それぞれの U ボルトを 2 個のウォッシャーと 2
個のナットで固定します。
パイプクレードルの使い方
1 パイプクレードルの組み立ておよび取り付け手
順に適切に従い、パイプクレードルが作業台の 手摺りにしっかりと固定されていることを確認し ます。
2 積荷を両方のパイプクレードルに載るように置
きます。積荷の奥行きが作業台の奥行きと平 行になるようにします。
3 積荷をパイプクレードルの中心に置きます。 4 積荷をそれぞれのパイプクレードルに固定し
ます。ナイロンストラップを積荷の上にかけます。 バックルを押してストラップを通します。ストラッ プを締めます。
5 積荷をゆっくり押したり引いたりして、パイプク
レードルと積荷が固定されていることを確認し ます。
6 機械が動いている間、積荷を固定したままにし
てください。
転倒の危険。パイプクレードルのアッセンブリと
パイプクレードル内の積荷の重量は、機械の定 格作業台積載荷重量に含まれるため、作業台 に載せることのできる積荷の合計荷重量は小さ くなります。
転倒の危険。パイプクレードルのアッセンブリと
パイプクレードルの積荷の重量によって、作業 台の最大作業員数が制限される可能性があり ます。
パイプクレードルの最大積載重量
すべてのモデル
パイプクレードルアッセンブリの重量
200 lbs
90.7 kg
21 lbs
9.5 kg
66 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
操作手順
使用後の注意
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来の
ない、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。 3 ブームが丸印側のタイヤの間に位置するまで、
ターンテーブルを旋回させます。
4 キースイッチをオフの位置に回し、関係者以外
による使用を避けるためキーを取り外します。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 67
操作説明書 第 3 版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
輸送および持ち上げの手順
必ず以下に従うこと。
Genie は、以下の装置の輸送および設置に関
する情報を 1 つの提案として提示します。操縦 者は、米国運輸省の規定、地域のその他の規 定および自社の方針に従って、機械を正しく固 定し、正しいトレーラーを選択することに関して、 すべての責任を負っています。
Genie の顧客が任意のリフトまたは Genie
品をコンテナに収める必要がある場合には、建 設用機器およびリフトを国際輸送用に準備、積 載、固定する作業の専門知識を持つ、認定され た運送会社に依頼してください。
機械のトラックからの積み下ろしは、認定を受
けた可動式上昇作業台の作業員のみが行って ください。
輸送車両は水平な地面に駐車してください。 機械を載せる際は、輸送車両を動かないように
固定してください。
輸送の前に、ターンテーブルがターンテーブル
旋回ロックで固定されていることを確認してくだ さい。操作を始める前に、ターンテーブルのロッ クが解除されていることを確認してください。
機械の定格勾配を超える上り傾斜、下り傾斜、
および横傾斜では、機械を走行しないでくだ さい。操作手順の「傾斜面における走行」のセ クションを参照してください。
輸送車両の荷台の傾斜が最大定格勾配を越え
る場合、機械の積み下ろしの際には「ブレーキ 解除操作」の指示どおりにウィンチを使用する 必要があります。
ウィンチ用のフリーホイール設定
機械が動かないよう輪止めをかましてください。
4 輪すべての走行ハブ取外し キャップを反転させて、ホイー ルブレーキを解除します。
シャーシの荷締め箇所にウィ ンチラインがしっかりと固定さ れ、軌道に障害物が無いこと を確認します。
車両の積載荷重量、積載面、チェーンやスト
ラップが、機械の重量に十分に耐えうるもので
再びブレーキをかけるには逆の手順を行ってくだ さい。
あることを確認してください。Genie リフトはそ のサイズと比べるとかなりの重量があります。 機械の重量についてはシリアルラベルをご覧く
注記:ポンプのフリーホイール弁は常に閉じていな ければいけません。
ださい。
68 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
輸送および持ち上げの手順
輸送用トラックあるいはトレーラー
への固定
機械を輸送するときは、ターンテーブル旋回ロック ピンを必ず使用してください。
1 ターンテーブル旋回ロックピン
輸送の前にキースイッチをオフの位置に回し、キー を取り外してください。
緩んでいたり、固定されていない箇所がないか、機 械全体を点検します。
シャーシの固定
積載荷重量に十分耐えうるチェーンを使用してくだ さい。
チェーンを最低 6 本使用してください。
チェーンの損傷を防ぐため、装具を調節してくだ さい。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 69
操作説明書 第 3 版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
作業台の固定
注: 作業台の収納手順を行っている間はジブと作業 台の位置に注意し、ブームとの接触を避けるように してください。
注: 作業台収納手順を開始するには、車軸とブーム が収縮され、ジブはブームとほぼ平行になっていな ければなりません。
注: 収納手順を開始する前に、ブームは完全に下 げられ、ターンテーブルブームレストパッドに載って いなければなりません。
注: 輸送用の作業台収納は作業台操作からのみ実 施できます。
注: このプロセス中はオペレータのみが作業台内に いることができます。
注: 収納作業中は常に操作パネルに手を置いてく ださい。
1 ブームをターンテーブルブームレストパッドまで
完全に下げます。作業台がトレーラーデッキに 接触しないように、必要に応じてジブを上げ ます。
2 ジブを右に回転します。
ジブが 35 度を超えてブームの右側に回転する と、ブーム上昇機能は水平から 2 度上がった 角度に制限されるようになり、自動ジブ水平機 能が無効になります。
3 作業台がトレーラーの端の外側に移動してくる
時には、必要に応じてブームの高さと作業台の 水平度を調節し、ジブが完全に下げられた際に 作業台がトレーラーデッキに接触しないようにし ます。
4 ジブおよび作業台がブームに接近してきている
時には、作業台が停止するまでブームに向 かって回転します。
70 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
輸送および持ち上げの手順
5 ジブが止まり、作業台がブームの下側に収納さ
れるまで、ジブの回転を続行します。
トレーラの構成に応じて、輸送の際に転び止め および固定するためにブームの上昇や下降が 必要になる場合があります。
6 作業台およびトレーラーデッキの間にオプショ
ンの発泡体ブロックを取り付けます。発泡体ブ ロックを作業台に固定してください。
7 作業台を調節して、ブームとトレーラーデッキ間
の中間スペースの中央に位置するようにし、浮 かせたままの状態にしてください。底部の作業 台サポートにナイロン製ストラップを通して、作 業台を固定します。ブームを固定するときは、 下方へ過度に力を加えないでください。
8 横側への過剰な動きを防ぐため、ストラップを
ブーム 2 番にある上部ストラップ固定部からト レーラーデッキへと取り付けます。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 71
操作説明書 第 3 版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
SX-150
72 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
輸送および持ち上げの手順
SX-180
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 73
操作説明書 第 3 版 • 初刷
輸送および持ち上げの手順
機械が損傷しないよう、また、機械の水平状態を保 てるよう、装具を調節してください。
必ず以下に従うこと。
機械の組み立ては、必ず認定されている整備
工が行ってください。
承認されたクレーン作業員のみが、適切なク
レーン規制のみに従い、機械の持ち上げを行 わなければなりません。
クレーンの積載荷重量、積載面、ストラップや
ロープが、機械の重量に十分に耐えうることを 確認してください。機械の重量についてはシ リアルラベルをご覧ください。
重心 X Y
SX-180 131 in
3.3 m
SX-150 98 in
2.49 m
62 in
1.6 m
61 in
1.55 m
吊り上げの手順
車軸を完全に延長します。ブームを完全に下げて 収縮します。ジブを完全に下げます。
機械の緩んでいる箇所はすべて取り外してくだ さい。
このページの表と図を参考にして、機械の重心を確 認してください。
機械の指定の吊り上げ点にのみ装具を取り付け ます。機械には吊り上げ点が 4 箇所あり、各車軸 に 1 つずつあります。
1 - X
2 - Y
74 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
3 初刷 操作説明書
メンテナンス
メンテナンス
エンジンオイル量の点検
必ず以下に従うこと。
オペレータは、本説明書に記載してある規定メ
ンテナンス項目のみを行います。
定期保守点検は、認定されているサービス担
当者が、製品仕様と責務マニュアルに記載して いる要項に基づいて行ってください。
Genie 承認の交換部品のみを使用してくだ
さい。
メンテナンス記号の説明
以下の記号は、指示の目的をわかりやすくするた めに使用されています。メンテナンス手順の最初に 記載されている記号は、次のような意味を表してい ます。
この手順を行うために、工具が必要です。
この手順を行うために、新たな部品が必要 です。
この手順を行う場合には、エンジンが冷え た状態になっていなければなりません。
エンジンを高性能に保ち、耐用年数を長く保つため に、エンジンオイルの量を適切にしておくことはきわ めて重要です。オイル量が不適切な状態で機械を 操作すると、エンジンの部品が損傷するおそれがあ ります。
注記:オイル量のチェックはエンジンを止めた状態 で行ってください。
1 オイル計量棒をチェックします。必要に応じてオ
イルを補充してください。
Perkins 1104D-44T エンジン
オイルタイプ
オイルタイプ - 低温での状況 Deutz TD2011 L04i エンジン
オイルタイプ
オイルタイプ - 低温での状況 Perkins 854F-34T エンジン
オイルタイプ
オイルタイプ - 低温での状況 Deutz TD2.9L エンジン
オイルタイプ
オイルタイプ - 低温での状況
15W-40
10W-30
15W-40
5W-30
15W-40
5W-30
15W-40
5W-30
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 75
操作説明書 第 3 版 • 初刷
メンテナンス
ディーゼル燃料要件
エンジンの性能は、使用する燃料の品質によって 影響を受けます。高品質の燃料を使用すると、エン ジンの寿命が長くなり、排出ガスの放出レベルが許 容範囲内になるという利点があります。
各エンジンに対応する最低ディーゼル燃料要件は 以下に一覧にしています。
Perkins 1104D-44T
燃料タイプ
Perkins 854F-34T
燃料タイプ
Deutz TD2011 L04i
燃料タイプ
Deutz TD2.9L
燃料タイプ
エンジン
エンジン
エンジン
エンジン
低硫黄燃料(LSD
超低硫黄燃料(ULSD
低硫黄燃料(LSD
超低硫黄燃料(ULSD
作動油量の点検
作動油量を適切なレベルにしておくことは、機械操 作にとって非常に重要です。作動油量が適切でな い場合、油圧部品が損傷することがあります。点検 担当者は、毎日チェックすることにより、作動油量の 変化に気付き、油圧システムでの問題を早期に発 見することができます。
1 ブームが格納位置にあり、エンジンが停止して
いることを確認します。
2 油圧タンク側面にある表示計を目視点検し
ます。
結果: 作動油量は表示計の横のステッカーに
ある 2 つの印の間でなければなりません。
3 必要に応じてオイルを補充してください。このと
きに入れすぎないようにしてください。
最大作動油量
最低作動油量
作動油の仕様
作動油タイプ
76 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
Chevron Rando HD 相当物
3 初刷 操作説明書
メンテナンス
エンジン冷却液量の点検 - 液冷モ デル
エンジン冷却液の量を適切なレベルにしておくこと はエンジンを長持ちさせるのに非常に重要です。冷 却液の量が不適切な場合、エンジンの冷却能力に 影響し、エンジンの部品が損傷するおそれがあり ます。点検担当者は冷却液の量を毎日チェックする ことにより、冷却液の量の変化で、冷却システムで の問題を早期に見つけることができます。
1 冷却液量を確認します。必要に応じて液を足し
てください。
結果(Deutz TD2.9L エンジン):液の量は脱ガ
スタンクの表示計で見える必要があります。
結果(その他のすべてのエンジンモデル)液の
量は、NORMAL(標準)マークを指している必 要があります。
人体への傷害の危険ラジエーター内および脱
ガスタンク内の液体には圧力がかかり、非常に 熱くなっています。キャップをはずし、液体を追 加するときは注意してください。
バッテリーの点検
バッテリーを適切な状態に保つことは、機械の性能 を保ち、安全に操作するために重要です。不適切な 液量、あるいはケーブルや接続の損傷は、部品の 故障につながり、危険な状態を招くおそれがあり ます。
感電の危険。熱くなっている回路や通電してい
る回路に触れると、重傷を負ったり死に至るこ とがあります。指輪、時計などの装身具をすべ て外してください。
人体への傷害の危険。バッテリーには酸が入っ
ています。バッテリーの酸をこぼしたり酸に触れ たりしないようにしてください。バッテリー液がこ ぼれた場合は重曹と水を使って中和してくだ さい。
1 保護服と保護メガネを着用してください。 2 バッテリーケーブルがしっかりと接続され、腐食
していないことを確認します。
3 バッテリー固定ブラケットが適切な位置にしっか
りと取り付けられているか確認します。
品番 1292554JAGT SX
注記:端子プロテクターや腐食防止シーリング剤を 使用することによって、バッテリー端子やケーブル の腐食を防止することができます。
-150 • SX™-180 77
操作説明書 第 3 版 • 初刷
メンテナンス
定期保守点検
四半期ごと、1 年ごと、2 年ごとに行われる保守点 検は、本装置のメンテナンストレーニングを受け認 定されている担当者が、本装置のサービスマニュア ルの手順に従って行わなければなりません。
3 ヶ月以上使用されていない機械は、再び使用す る前に必ず四半期点検を行う必要があります。
78 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
仕様
仕様
モデル
高さ、操作時最大
高さ、作業台最大
高さ、収納時最大
水平最大到達距離
幅、車軸収納時
幅、車軸延長時
長さ、作業台収納時
奥行き、輸送時の収納状態 (輸送用ジブ収納状態)
最大積載荷重
最大風速
ホイールベース、車軸延長時
ホイールベース、車軸収縮時
最低地上高
158 ft 48.16 m
152 ft 46.33 m
10 ft 3.05 m
80 ft 24.38 m
8 ft 2 in 2.49 m
16 ft 6 in 5.03 m
53 ft 1 in 16.18 m
42 ft 8 in 13 m
750 lbs 340 kg
28 mph
15 ft 6 in 4.72 m
16 ft 6 in 5.03 m
15 in 38.1 cm
SX-150
12.5 m/
旋回半径、車軸延長時 内側 外側
9 ft 11 in 3.02 m
24 ft 1 in 7.34 m
旋回半径、車軸収納時 内側 外側
20 ft 7 in 6.27 m
28 ft 1 in 8.56 m
ターンテーブル回転角度(度) 360° 連続
ターンテーブルによる後方車体の揺れ、
3 ft 6 in 1.07 m
車軸延長時
ターンテーブルによる後方車体の揺れ、
3 ft 9 in 1.14 m
車軸収納時
操作パネル 12V DC 比例
作業台寸法、6 フィート
72 x 30 in 183 x 76 cm
(長さ x )
作業台寸法、8 フィート
96 x 36 in 244 x 91 cm
(長さ x )
作業台水平維持 自動水平維持
作業台回転角度
垂直方向のジブ旋回
水平方向のジブ旋回
160°
135°
60°
作業台 AC コンセント 標準
燃料タンク容量 50 ガロン 189 リットル
油圧、最大(ブーム機能) 油圧、最大(補助電源ユニット)
システム電圧
2900 psi
3200 psi
203 バール
221 バール
12V
タイヤ サイズ 445D50/71018 プライ HD FF
重量
49,950 lbs 22,657 kg
(機械の重量は、オプション構成により異なります。機械の重量
についてはシリアルラベルをご覧ください。)
周囲操作温度 -20°F 120°F
-29°C 49°C
機械による騒音
地上作業場での音圧レベル
作業台での音圧レベル
<91 dBA
<75 dBA
保証された音響レベル
ハンド/アームシステムが対象となる総振動値は 2.5 m/秒2 を 超過しません。
本体全体が対象となる補正加速度の最高二乗平均平方根値 は 0.5 m/
2
を超過しません。
最大定格勾配、収納状態、4WD
カウンターウェイト上がり傾斜
カウンターウェイト下がり傾斜
横勾配
35% 19°
35% 19°
25% 14°
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる場合と車輪と 地面との摩擦の状態により異なります。作業台への追加の重 量は定格勾配を低減する場合があります。
走行速度
走行速度、収納時
走行速度、上昇または伸長 時
走行速度、ブームが 125 ft /
38.1 m
2.3 mph
40 ft/11.8
0.4 mph
40 ft/68
0.1 mph
40 ft/270
時速 3.7 km
12 m/11.8
時速 0.65 km
12 m/68
時速 0.17 km
12 m/270
より上にある場合 床荷重表
最大輪荷重
タイヤ接地圧
28,500 lbs 12,927 kg
130 psi 9.13 kg/cm
2
896 kPa
車体占有面の平均圧力 (車軸延長時)
車体占有面の平均圧力 (車軸収納時)
159 psf 778 kg/m
7.63 kPa
306 psf 1494 kg/m
14.65 kPa
2
2
注記:床荷重表は概算値であり、オプションによる構成の違い を考慮したものではありません。安全上の要素を考慮して使用 してください。
Genie では製品の改良を重ねていくことを方針としています。 このため製品の仕様を予告なく変更することがあります。
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 79
操作説明書 第 3 版 • 初刷
仕様
モデル
高さ、操作時最大
高さ、作業台最大
高さ、収納時最大
水平最大到達距離
幅、車軸収納時
幅、車軸延長時
長さ、作業台収納時
奥行き、輸送時の収納状態 (輸送用ジブ収納状態)
最大積載荷重
最大風速
ホイールベース、車軸延長時
ホイールベース、車軸収縮時
最低地上高
186 ft 56.69 m
180 ft 54.86 m
10 ft 3.05 m
80 ft 24.38 m
8 ft 2 in 2.49 m
16 ft 6 in 5.03 m
53 ft 1 in 16.18 m
42 ft 8 in 13 m
750 lbs 340 kg
28 mph
15 ft 6 in 4.72 m
16 ft 6 in 5.03 m
15 in 38.1 cm
SX-180
12.5 m/
旋回半径、車軸延長時 内側 外側
9 ft 11 in 3.02 m
24 ft 1 in 7.34 m
旋回半径、車軸収納時 内側 外側
20 ft 7 in 6.27 m
28 ft 1 in 8.56 m
ターンテーブル回転角度(度) 360° 連続
ターンテーブルによる後方車体の揺れ、
3 ft 6 in 1.07 m
車軸延長時
ターンテーブルによる後方車体の揺れ、
3 ft 9 in 1.14 m
車軸収納時
操作パネル 12V DC 比例
作業台寸法、6 フィート
72 x 30 in 183 x 76 cm
(長さ x )
作業台寸法、8 フィート
96 x 36 in 244 x 91 cm
(長さ x )
作業台水平維持 自動水平維持
作業台回転角度
垂直方向のジブ旋回
水平方向のジブ旋回
160°
135°
60°
作業台 AC コンセント 標準
燃料タンク容量 50 ガロン 189 リットル
油圧、最大(ブーム機能)
油圧、最大(補助電源ユニット)
システム電圧
2900 psi
3200 psi
203 バール
221 バール
12V
タイヤ サイズ 445D50/710, 18 プライ HD FF
重量
55,000 lbs 24,948 kg
(機械の重量は、オプション構成により異なります。機械の重量
についてはシリアルラベルをご覧ください。)
周囲操作温度 -20°F 120°F
-29°C 49°C
機械による騒音
地上作業場での音圧レベル
作業台での音圧レベル
<91 dBA
<75 dBA
保証された音響レベル
ハンド/アームシステムが対象となる総振動値は 2.5 m/秒2 を超 過しません。
本体全体が対象となる補正加速度の最高二乗平均平方根値は
0.5 m/
2
を超過しません。
最大定格勾配、収納状態、4WD
カウンターウェイト上がり傾斜
カウンターウェイト下がり傾斜
横勾配
35% 19°
35% 19°
25% 14°
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる場合と車輪と 地面との摩擦の状態により異なります。作業台への追加の重量 は定格勾配を低減する場合があります。
走行速度
走行速度、収納時
走行速度、上昇または伸長 時
走行速度、ブームが 125 ft /
38.1 m
2.3 mph
40 ft/11.8
0.4 mph
40 ft/68
0.1 mph
40 ft/270
時速 3,7
12 m/11.8
時速 0.65
12 m/68
時速 0.17
12 m/270
より上にある場合 床荷重表
最大輪荷重
タイヤ接地圧
29,500 lbs 13,381 kg
130 psi 9.13 kg/cm
2
896 kPa
車体占有面の平均圧力 (車軸延長時)
車体占有面の平均圧力 (車軸収納時)
175 psf 856 kg/m
8.39 kPa
337 psf 1,644 kg/m
16.12 kPa
2
2
注記:床荷重表は概算値であり、オプションによる構成の違いを 考慮したものではありません。安全上の要素を考慮して使用し てください。
Genie では製品の改良を重ねていくことを方針としています。 このため製品の仕様を予告なく変更することがあります。
80 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
第 3 版 • 初刷 操作説明書
仕様
SX-150 可動範囲表
作業台最大積載荷重量 - 750 lbs/340 kg 最大高さ
1 160 ft 48.8 m 2 150 ft 45.7 m
140 ft 42.7 m
3
130 ft 39.6 m
4 5 120 ft 36.6 m 6 110 ft 33.5 m
100 ft 30.5 m
7
90 ft 27.4 m
8
9 80 ft 24.4 m 10 70 ft 21.3 m 11
60 ft 18.3 m
12 50 ft 15.2 m 13
40 ft 12.2 m
14 30 ft 9.1 m 15
20 ft 6.1 m
16 10 ft 3 m 17 0 ft 0 m
最大到達
18 -20 ft -6.1 m 19 -10 ft -3 m 20 21 22 20 ft 6.1 m 23 30 ft 9.1 m 24 25 26 60 ft 18.3 m 27 70 ft 21.3 m 28
0 ft 0 m
10 ft 3 m
40 ft 12.2 m
50 ft 15.2 m
80 ft 24.4 m
品番 1292554JAGT SX
-150 • SX™-180 81
操作説明書 第 3 版 • 初刷
仕様
SX-180 可動範囲表
作業台最大積載荷重量 - 750 lbs/340 kg 最大高さ
1 180 ft 54.9 m
2 170 ft 51.8 m
160 ft 48.8 m
3
150 ft 45.7 m
4
5 140 ft 42.7 m
6 130 ft 39.6 m
120 ft 36.6 m
7
110 ft 33.5 m
8
9 100 ft 30.5 m
10 90 ft 27.4 m
80 ft 24.4 m
11 12 70 ft 21.3 m
60 ft 18.3 m
13 14 50 ft 15.2 m
40 ft 12.2 m
15 16 30 ft 9.1 m 17 20 ft 6.1 m
10 ft 3 m
18 19 0 ft 0 m
SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT 操作説明書 第 3 版 • 初刷
最大到達
20 -20 ft -6.1 m 21 -10 ft -3 m 22
10 ft 3 m
23 24 20 ft 6.1 m 25 30 ft 9.1 m
40 ft 12.2 m
26
50 ft 15.2 m
27 28 60 ft 18.3 m 29 70 ft 21.3 m
80 ft 24.4 m
30
0 ft 0 m
82 SX™-150 • SX™-180 品番 1292554JAGT
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