Genie S®-60 J Operator's Manual [ja]

操作説明書
ル番号の範囲
S®-60 J
S60JH-101 から
ANSI/CSA
Asia
メンテナンス情報付き
英語版操作説明書の翻訳
First Edition Second Printing Part No. 1283764JAGT
シリア
North America South America
操作説明書 初版 2
Front Matt er
目次
はじめに ............................................................. 1
シンボルと危険を表すイラストの定義................... 5
一般的な安全 ..................................................... 8
作業員の安全 ................................................... 14
作業場の安全 ................................................... 15
説明 .................................................................. 25
操作パネル ....................................................... 26
点検 .................................................................. 34
操作手順 .......................................................... 49
輸送および持ち上げの手順 ............................... 60
メンテナンス ...................................................... 63
仕様 .................................................................. 67
S
Copyright © 2019 Terex Corporation
初版: 2 刷、 1 2023
Genie および「S」は米国およびその他の国に
おける Terex South Dakota, Inc. の 登録商標です。
本機械は
ANSI/SAIA A92.20 CAN/CSA B354.6 に適合しています。
®
-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
はじめに
はじめに
この説明書について
用途および訓練ガイド
当社の製品をお選びいただき、ありがとうござい ます。当社はユーザーの安全を最優先に考えてお り、その達成には皆様のご協力が必要です。本著 は、Genie 機械のユーザーもしくはオペレータのた めの操作および毎日の保守点検説明書となってい ます。
本説明書は機械の一部とみなされ、必ず機械と一 緒に置かれていなければなりません。ご質問等が ありましたら、Genie にお問い合わせください。
製品の識別
この機械のシリアル番号はシリアルラベルに記載さ れています。
シリアルラベル (カバーの下)
シリアル番号はシャーシに
記載 .
本機械は、作業員を工具や機材と共に高所作業場 まで上げることを用途としています。機械を操作す る前に、この訓練ガイドを読み、理解することはオ ペレータの任務です。
各作業員は可動式上昇作業台(MEWP)を操
作するためのトレーニングを受けなければなり ません。
MEWP の訓練は認定され、技能を持ち、ト
レーニングされた担当者に実施されなければな りません。
トレーニングを受け、認定された担当者のみが
機械を操作することを許可されなければなりま せん。
操作説明書の製品取扱説明書と安全規則をよ
く読み、理解し、従うことはオペレータの任務 です。
操作説明書は作業台のマニュアル保管場所に
あります。
具体的な製品の適用性に関しては、次のペー
ジ記載の さい。
「製造者への連絡」を参照してくだ
品番 1283764JAGT S®-60 J 1
操作説明書 初版 2
作業台の高さ
作業台回転 ジブブ
走行前進
操舵右
作業台の高さ、ジブブ 上昇 縮、およびブ
タ 作業台回転
はじめに
作業台操作の記号の説明とそれに関連する機械 の動作は以下のとおりです。
地上操作の記号の説明とそれに関連する機械の 動作は以下のとおりです。
ーム
/下降、ブーム延長/
ーム上昇/下降
ーンテーブル回転および
ーム上昇/下降
連続機能と動作は以下のとおりです。
ーム上昇/下降
走行および操舵。
インターロック機能は以下のとおりです。
ーム延長/収縮
上昇時走行速度。
非水平状態での上昇時の走行。
非操舵ホイールを越えてブームが回転している
場合の走行機能。
ーンテーブル回転
全ての作業台および地上操作。
使用の制限は以下の場合です。
2 S®-60 J 品番 1283764JAGT
/逆進
本機械は、作業員を工具や機材と共に高所作
業場まで上げることを用途としています。
機械がしっかりとした平坦な地面に設置されて
いる場合以外は、作業台を上昇させないでくだ さい。
安定性増強とは以下を示します。
/
フォームタイヤ
制限された動作包絡面は以下のとおりです。
制限なし。
初版 2 操作説明書
はじめに
通知の配布と準拠
製品ユーザーの安全は Genie の最優先事項 です。数多くのさまざまな通知は Genie が販売業 者および機械の所有者に重要な安全規約と製品情 報を知らせるために使用されます。
通知に含まれる情報は、機械モデルとシリアル番 号を使用して特定の機械に関連付けられてい ます。
通知の配布は、お客様を担当している販売業者に よって記録されている最新の所有者情報に基づい て行われます。そのため、ご利用の機械を登録し、 連絡先情報を更新することは重要です。
従業員の安全、使用している機械の継続した安全 な操作を保証するために、それぞれの通知に記載 されている事項に必ず準拠してください。
ご利用の機械に関する公開されている通知は www.genielift.com にアクセスしてご確認ください。
製造者への連絡
Genie にご連絡いただく必要が出てくる場合があ るかもしれません。その場合には、ご利用の機械の モデル番号とシリアル番号、またお客様のお名前と ご連絡情報とを合わせて提供いただくためのご準 備をお願いいたします。Genie にご連絡いただく事 項には最小限であっても以下があります。
事故のご報告
製品の適用性および安全性に関するご質問
標準および法規制の順守情報
機械の所有権の変更、または連絡情報の変更など の現在の所有者情報の更新以下の「所有権の譲 渡」を参照してください。
機械所有権の譲渡
所要時間数分で所有者情報を更新していただくと、 ご利用の機械に適用する重要な安全、保守および 操作に関する情報を取得できます。
www.genielift.com にアクセスしてただくか、また はフリーダイヤル 1-800-536-1800 までご連絡い ただき、ご利用の機械をご登録ください。
品番 1283764JAGT S®-60 J 3
操作説明書 初版 2
製品ステ シンボル、色別コ ていま
安全警報マ があることを知らせま 死亡の危険を避けるために、この シンボルの安全警告に従 さ
回避しないと、重傷または死に至 る危険があることを示しま
回避しないと、重傷または死に至 る可能性のある危険があることを 示しま
回避しないと、軽度または中程度 のケガを負う可能性のある危険 があることを示しま
物品の損傷に関するメ で
はじめに
安全ステッカーの保守
危険 本説明書の操作指示と安全規則に
従わなかった場合、死亡または重 傷事故の原因となることがあり ます。
操作を行う必須条件は、以下のとお りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学
び、実施してください。
危険な状態での使用を避ける。
1
次のセクションに進む前に、安全規則を承知し 理解する。
2 必ず操作前の点検を行う。
安全ステッカーがない場合または破損している場合 は、新しいステッカーを貼付します。常にオペレータ の安全に配慮してください。安全ステッカーの汚れ を取るには、刺激の少ないせっけんと水を使用し ます。安全ステッカーの素材を傷つける場合がある ため、溶剤を使用したクリーナーを使用しないでくだ さい。
危険の分類
ッカーは、識別しやすいよう、下記のような
ード、および注意喚起語を使用し
す。
ーク - ケガの危険
い。
す。ケガや
ってくだ
す。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
製品取扱説明書と安全規則 安全マニュア
ルおよび操作説明書と機械ステッカーをよく読 み、理解し、それに従う。
従業員の安全規則と作業場所の規則をよく読
み、理解し、それに従う。
該当するすべての法規をよく読み、理解し、そ
れに従う。
使用者は安全に機械操作を行うための適切な
トレーニングを受ける。
4 S®-60 J 品番 1283764JAGT
す。
す。
す。
ッセージ
初版 2 操作説明書
シンボルと危険を表すイラストの定義
シンボルと危険を表すイラ ストの定義
火災の危険
消火器
爆発の危険
爆発の危険
グロープラグを搭載し た機械に、エーテル などの高エネルギー
禁煙。 火気厳禁。
エンジン停止。 な始動補助剤を使用 しないでください。
禁煙。
爆発の危険
感電の危険
必要な間隔を維持し
てください
転倒の危険
品番 1283764JAGT S®-60 J 5
転倒の危険
転倒の危険
転倒の危険
タイヤ仕様
操作説明書 初版 2
シンボルと危険を表すイラストの定義
車輪荷重
荷締めの手順
腐食性液体
風速
最大積載荷重量
外圧
最大積載荷重量には 溶接機の重量が含ま れます。
吊り上げ点
色分けされた方向矢 印
作業台の荷締め手順 吊り上げ&荷締め手
暴走の危険
衝突の危険
安全帯固定場所
頭上の障害物
6 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
シンボルと危険を表すイラストの定義
感電の危険
上昇中に傾斜アラームが鳴った場合の復元 手順
接触を避ける
下り傾斜にある作 業台:
1 ブームを収縮し
ます。
2 ブームを下ろし
ます。
上り傾斜にある作 業台:
1 ブームを下ろし
ます。
2 ブームを収縮し
ます。
バッテリーの切り離し 作業台への電力の定
格電圧
操作説明書を読んで ください
トレーニングを受け認 定された担当者のみ によるアクセス
作業台への空気配管
の定格圧力
サービスマニュアルを
読んでください
補助下降
品番 1283764JAGT S®-60 J 7
挟まる危険
保守作業中は作業台 またはブームを支え る
操作説明書 初版 2
一般的な安全
一般的な安全
8 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
一般的な安全
品番 1283764JAGT S®-60 J 9
操作説明書 初版 2
一般的な安全
10 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
一般的な安全
品番 1283764JAGT S®-60 J 11
操作説明書 初版 2
一般的な安全
12 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
一般的な安全
品番 1283764JAGT S®-60 J 13
操作説明書 初版 2
作業員の安全
作業員の安全
作業員の落下防止
この機械を操作する際、落下防止装置 (PFPE) の 着用が必要です。
作業員は、法規に従って安全ベルトまたはハーネ スを着用する必要があります。安全帯を作業台 のアンカーに取り付けてください。
安全装備の使用に関して、作業員は従業員規則、 作業現場の規則、および法規に従う必要があり ます。
すべての PFPE は、適用した法規に準拠したもの でなければならず、PFPE 取扱説明書の指示に 従って検査して使用してください。
14 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
電線から離す必要のある 距離については、地域およ び国のすべての規制に 従 以下の表に記載の必要距 離を空けなければなりま せ
線間電圧
必要な距離
0
t
m
50
t
m
200
t
m
350
t
m
500
t
m
750
t
m
通電している電線に機械 が接触している場合は、 機械に近づかないでくだ さ の従業員は、電線の電気 が止められるまで、絶対 に機械に触れたり操作し たりしないでくださ
作業台最大積載荷重量
bs
g
最大作業員数
2
作業場の安全
作業場の安全
感電の危険
この機械は絶縁されておらず、電流との接触または 電流への近接に対する保護は施されていません。
い。地上もしくは作業台
ってください。少なくとも、
ん。
50KV
200KV
350KV
500KV
750KV
1000KV
10 f
15 f
20 f
25 f
35 f
45 f
3.05
4.60
6.10
7.62
10.67
13.72
作業台の動きや電線の揺れやたるみを考慮にい れ、強風および突風に注意してください。
い。
雷や暴風などの悪天候下では、機械を操作しない でください。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでく ださい。
転倒の危険
作業員、装備、および機材の重量は、作業台最大 積載荷重量を超えてはなりません。
660 l
定格作業台最大積載荷重量には、パイプクレード ル、溶接機などのオプションや付属品の重量が含 まれるため、作業台積戴荷重量からこれらの重量 を差し引く必要があります。オプションおよび付属品 に付いているステッカーを参照してください。
付属品を使用する場合には、付属品に付いている ステッカー、指示およびマニュアルをよく読んで理解 し、従ってください。
300 k
品番 1283764JAGT S®-60 J 15
操作説明書 初版 2
機械を固い水平な地面に 設置している場合以外は、 ブ しないでくださ
作業台が上り傾斜にあるときに傾 斜
た場合には、以下
の操作を行いま
1
2
作業台が下り傾斜にあるときに傾 斜
た場合には、以下
の操作を行いま
1
2
風速が
12.5
ブ さ
12.5
でブ は、ブ 操作を中止してくださ
作業場の安全
ームを上昇もしくは延長
い。
アラームが鳴っ
す。
ブームを下ろします。
ブームを収縮します。
アラームが鳴っ
す。
ブームを収縮します。
ブームを下ろします。
水平位置の指標として傾斜アラームに依存しない でください。傾斜アラームは、機械が急な斜面にあ る場合にのみ作業台内で鳴ります。
作業台が上昇しているときに傾斜アラームが鳴る 場合には、細心の注意を払ってください。機械の傾 斜表示ランプが点灯すると、一方向または両方向 への走行機能は作動しません。斜面上における ブームの状態が、以下のどれに当てはまるかを判 断してください。安定した固い水平な地面に移動す る前に、手順に従ってブームを下げてください。作 業台の下降中は、ブームを旋回しないでください。
復元モードは、トレーニングを受け認定された担当 者のみによって実施されなければなりません。
28 mph/秒速
m を超える場合は
ームを上げないでくだ
い。28 mph/秒速
m 以上の風速のもと
ームを上げている場合
ームを下げ、機械の
い。
強風や突風の状況で機械を操作しないでください。 作業台や積荷の表面積を大きくしないでください。 風にあたる面積が増えるにつれて機械の安定性が 低下します。
16 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
平らでない場所、障害物の ある場所、不安定な場所、 または滑りやすい場所を、 収納した状態で走行してい るとき、あるいは、くぼみや 急に低くな 近辺で走行しているとき は、細心の注意を払うとと もに、機械を減速してくだ さ
作業台の外にある物体を 押したり、引 いでくださ
最大許容外圧力
9
作業場の安全
機械の部品を改造したり、使用不能にしたりしない でください。機械の安全性と安定性に影響します。
機械の安定性に影響する部品を、重量や仕様の異 なるものと取り替えないでください。
っている場所の
い。
平らでない不安定な地面、またはその他の危険が ある状況では、ブームを上昇したあるいは延長した 状態で機械を走行しないでください。
機械をクレーンとして使用しないでください。
機械や他の物体をブームで押さないでください。
ブームを近辺の建造物に接触させないでください。
ブームや作業台を近辺の建造物につながないでく ださい。
作業台の周囲から荷物が突き出ないようにしてくだ さい。
っ張ったりしな
い。
工場出荷時に取り付けられているタイヤを、異なる 仕様またはプライ数評価値のものと交換しないでく ださい。
空気タイヤを使用しないでください。これらの機械は フォームタイヤを装備しています。ホイールの重量 は、安定性に大きな影響を及ぼします。
近くの構造物に挟まったり、引っ掛かったりして、通 常の運行を妨げられている作業台を、作業台操作 を使用して解放しようとしないでください。作業員が 作業台から降りてから、地上操作を使用して作業台 を解放してください。
製造元の書面による事前の許可なしに、可動式上 昇作業台を変更、または改造しないでください。工 具や他の機材を収納するためのアタッチメントを作 業台、踏み板、またはガードレールに取り付けると、 作業台の重量および作業台や積荷の表面積を増 大させます。
品番 1283764JAGT S®-60 J 17
0 lbs/400 N
操作説明書 初版 2
機械から荷物をぶら下げ たり、取り付けたりしないで くださ
はしごや足場を作業台に 設置しないでくださ た、本機械のどの部分にも 立てかけないでくださ
最大定格勾配、収納状態、
作業台が下り傾斜にある場合
45%
(24°)
作業台が上がり傾斜にある場合
30%
(17°)
横勾配
25%
(14°)
作業員は、法規に従 全ベルトまたはハ 着用する必要がありま 安全帯を作業台の に取り付けてくださ
作業台の手摺りの上に座 たり、立 いでくださ は常にし 確保してくださ
作業場の安全
傾斜面での操作の危険
い。
い。ま
い。
工具や機材を運ぶ場合は、作業台に均等に配置 し、作業員が作業台で安全に使用できるようにして ください。
動いている、または動く可能性のある表面、もしくは 車両上で機械を使用しないでください。
タイヤの状態がすべて良好であり、ラグナットが締 められていることを確認してください。
機械の最大上り、下りおよび横勾配の定格値を超 える斜面では、機械を走行しないでください。定格 勾配は、機械が収納状態の場合にのみ適用され ます。
4WD
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる 場合と車輪と地面との摩擦の状態により異なり ます。作業台への追加の重量は定格勾配を低減す る場合があります。操作手順の「傾斜面における走 行」のセクションを参照してください。
落下の危険
って安
ーネスを
す。 アンカー い。
18 S®-60 J 品番 1283764JAGT
ったり、登ったりしな
い。作業台の上で
っかりとした足場を
い。
初版 2 操作説明書
作業台が上が で、作業台から降りないでく ださ
走行中または操作中は、 視界の限度および死角に 注意してくださ
作業場において、頭上に 障害物もしくは他に危険 なものがないことを確認し てくださ
作業台の手摺りにつか ま まないよう注意してくだ さ
作業場の安全
っている状態
い。
作業台の床面は、常にきれいにしておいてくだ さい。
操作前に、作業台出入口中間レールを下げるか、 もしくは出入口ゲートを閉めてください。
機械が作業台を収納した状態で、作業台が地上に ある場合以外は、作業台に出入りしないでくだ さい。
機械が高い位置の時に作業員が機械から出ようと する特定の場合の危険性については、設計の時に 想定されています。詳細は Genie にお問い合わ せください(「製造者への連絡」を参照)。
衝突の危険
い。
ターンテーブルを旋回しているときは、ブームの位 置および後方車体の揺れに注意してください。
い。
っているときは、手を挟
い。
品番 1283764JAGT S®-60 J 19
作業員は、安全装備の使用において、従業員規 則、作業場規則、および適合する法規に従わなけ ればなりません。
操作説明書 初版 2
ブ 下に人がいないこと、お よび障害物になるものが ないことを確かめてくだ さ
路面の状態、交通量、傾 斜、人の位置、およびそ の他追突の要因となるも のに従 制限してくださ
作業場の安全
走行や操舵機能を使用する際は、作業台操作およ び走行シャーシの色分けされた方向矢印をよく見て ください。
ームを下げる場合は、
人体への傷害の危険
一酸化炭素中毒を避けるため、常によく換気された 場所で機械を操作してください。
作動油や空気が漏れている状態で機械を操作しな いでください。空気や作動油が漏れると、皮膚に染 み込んだり、やけどを負う原因となります。
い。
って、走行速度を
い。
クレーンの軌道内においてブームを操作する場合 は、必ずクレーンの制御をロックし、衝突を防ぐため の予防措置を講じてください。
機械の操作時は、危険な走行や乱暴な運転をしな いでください。
カバーの下の部品に不用意に触れると重傷を負う ことがあります。適切なトレーニングを受けたメンテ ナンス担当者以外は、これらのコンパートメントへの 作業を行わないでください。オペレータは、作業前 の点検を行うときのみにこれらのコンパートメント にアクセスしてください。機械の操作中は、すべて のコンパートメントがしっかりと閉じられていなけれ ばなりません。
爆発と火災の危険
LP ガス、ガソリン、ディーゼル、または他の爆発性
物質の臭いがする場合、あるいはそれらを検知した 場合は、エンジンを始動しないでぐださい。
エンジンが作動している状態で、燃料を補給しない でください。
燃料の補給とバッテリーの充電は、火花、炎、また は火のついたタバコのない、換気された広い場所で 行ってください。
可燃性ガス、爆発性ガス、もしくは微粒子が存在す る危険な場所では、機械を操作したり、バッテリーを 充電したりしないでください。
20 S®-60 J 品番 1283764JAGT
グロープラグを搭載したエンジンにエーテル製スプ レーをかけないでください。
初版 2 操作説明書
バ ま は、必ず保護服と保護メガネ を着用してくださ
バ 酸に触れたりしないようにし てくださ ぼれた場合は重曹と水を 使
火花、炎、火のついたタバコ などをバ いでくださ 発性ガスを放出しま
作業場の安全
機械故障の危険
損傷もしくは故障している機械は使用しないでくだ さい。
作業シフトの前に、機械の操作前の点検を完全に 行い、すべての機能をテストしてください。損傷もしく は故障している機械は、直ちに故障の貼り紙を付 けて、作業を中止してください。
本説明書と Genie サービスマニュアルに記載され ているすべてのメンテナンスを必ず行ってください。
すべてのステッカーが適切な位置にあり、文字が読 める状態であることを確認してください。
オペレータの安全と責任に関するマニュアルが完 備され、読める状態で、機械の保管場所に保管さ れているようにしてください。
部品の損傷の危険
ブースターケーブルを使ってエンジンを始動する場 合は、12V より高いバッテリーもしくは充電器を使 用しないでください。
バッテリーの安全管理
やけどの危険
ッテリーには酸が入ってい
す。バッテリーを扱うときに
ッテリーの酸をこぼしたり
って中和してください。
爆発の危険
い。
い。バッテリー液がこ
ッテリーに近づけな
い。バッテリーは爆
す。
溶接するときに、機械をアースとして使用しないでく ださい。
非常に磁気の高い場所が近くに存在するような現 場では、機械を操作しないでください。
品番 1283764JAGT S®-60 J 21
感電の危険
電気端子に触れないでください。
操作説明書 初版 2
作業場の安全
接触アラーム安全規則
接触アラームに付属しているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。定格 作業台最大積載荷重量には接触アラームアッセン ブリの重量が含まれるため、合計作業台荷重量か らこれらの重量を差し引く必要があります。
接触アラームアッセンブリの重量は 10 lbs/4.5 kg です。
接触アラームがしっかりと設置されていることを確 認してください。
パイプクレードルの安全
パイプクレードルに付いているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。パイ プクレードルのアッセンブリとパイプクレードルの重 量は定格作業台積載荷重量に含まれるため、作業 台に載せることのできる積荷の合計荷重量は小さく なります。
パイプクレードルのアッセンブリの重量は 21 lbs/9.5 kg です。
パイプクレードルのアッセンブリの最大積載重量は 200 lbs/91 kg です。
パイプクレードルのアッセンブリとパイプクレードル の積荷の重量によって、作業台の最大作業員数が 制限される可能性があります。
積荷を作業台の外周の中心に置いてください。
積荷を作業台に固定してください。
作業台への出入りが妨げられないようにしてくだ さい。
作業台操作や赤色の緊急停止ボタンの操作が妨 げられないようにしてください。
荷がぶら下がっている状態の作業台の移動に関す る危険について、すべて適切に指示され認識してい る場合以外は、操作を行わないでください。
機械に水平力あるいは側面荷重を与える原因にな るので、固定されている積荷やぶら下っている状態 の積荷を上下に移動させないでください。
感電の危険:パイプを通電状態の導体にいっさい 近づけないでください。
22 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
作業場の安全
パネルクレードルの安全
パネルクレードルに付いているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
定格作業台積載荷重量を超えないでください。ク レードル、パネル、作業員、工具、その他の機材を 合わせた重量が最大定格重量を超えてはいけま せん。
パネルクレードルのアッセンブリの重量は 30 lbs/13.6 kg です。
パネルクレードルの最大積載重量は 250 lbs/113 kg です。
パネルクレードルとパネルクレードル内の積荷の重 量によって、作業台の最大作業員数が制限される 可能性があります。
クレードルを作業台に固定してください。付属のスト ラップでパネルを作業台の手摺りに固定します。
パネルを持ち上げる危険について、すべて適切に 指示され、認識している場合以外は、操作を行わな いでください。
溶接機の安全
溶接電源ユニットに付いているすべての警告と指示 をよく読み、理解し、それに従ってください。
溶接リードまたはケーブルを接続する場合は、必ず 溶接電源ユニットを作業台操作でオフにした状態で 行ってください。
必ず溶接ケーブルが正しく接続され、溶接機が適 切に接地されている状態で操作してください。
定格作業台最大積載荷重量には溶接機の重量が 含まれるため、作業台に載せることのできる積荷の 合計荷重量は小さくなります。溶接機の電源の重 量は 75 lbs/34 kg です。
溶接機の操作は、OSHA 規則 1926.352(d) に 従って、必ず消火器が直ちに使用できるような状態 で行ってください。
機械に水平力あるいは側面荷重を与える原因にな るので、固定されている積荷やぶら下っている状態 の積荷を上下に移動させないでください。
パネルの最大垂直高さ:4 ft/1.2 m
最大風速:15 mph/6.7 m/秒。
最大パネル面積:32 sq ft/3 m
品番 1283764JAGT S®-60 J 23
2
操作説明書 初版 2
作業場の安全
使用後のロックアウト
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来の
ない、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。
3 ブームが非操舵輪、または非操舵トラックの間
にくるように、ターンテーブルを回転させます。
4 キースイッチをオフの位置に回し、関係者以外
による使用を避けるためキーを取り外します。
24 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
説明
説明
1 非操舵側タイヤ 2 操舵輪 3 地上操作パネル 4 ブーム 5 ジブブーム 6 作業台操作パネル
品番 1283764JAGT S®-60 J 25
7 旋回口 8 作業台 9 安全帯固定場所 10 スライド式中間レール 11 マニュアル保管場所 12 ペダルスイッチ
操作説明書 初版 2
操作パネル
操作パネル
地上操作ステーションは、保管する際の作業台上昇手段、および機能テストのために使用します。地上操作 ステーションは、非常事態の際に、作業台に閉じ込められた作業員を救出するために使用することができ ます。作業台操作ステーションが選択されている場合、非常停止スイッチを含めた作業台操作は不可能に なります。
地上操作パネル
26 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
ムボタンはモデル、時間計を表
故障ボタンは故障があることを表示
操作パネル
地上操作パネル
1 機能作動スイッチ
機能作動ボタンを押したままにすると、地上操 作パネルの機能を操作できます。
2 ブーム下降ボタン
ブーム下降ボタンを押すと、ブームが下降し ます。
3 ブーム収縮ボタン
ブーム収縮ボタンを押すと、ブームが収縮し ます。
4 補助動力ボタン
主電源(エンジン)が始動しない場合に、補助電 源を使用します。 補助電源スイッチを片方に押し続けながら、同 時に必要な機能を作動させます。
5 ブーム上昇ボタン
ブーム上昇ボタンを押すと、ブームが上昇し ます。
6 ブーム延長ボタン
ブーム延長ボタンを押すと、ブームが延長し ます。
7 LCD 計測値表示画面ナビゲーションボタン
8 LCD 出力画面
画面には、時間計、電圧、油圧および冷却水温 度が表示されます。また、故障コードとその他 の点検情報も表示されます。
9 LCD 画面メニューボタン
LCD 画面メニューボタンを使用して、別のメ
ニューに移動します。
ホー 示し、エンジン計器にアクセスし ます。
保守ボタンは保守間隔画面を表示 します。サービス間隔が経過すると ランプが点灯します。
し、故障ログにアクセスできます。 故障しているとランプが点灯し ます。
設定ボタンはサービス担当者が設 定画面にアクセスできるようにし ます。
10 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする と、全機能が停止し、エンジンがオフになり ます。赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置 にして、機械を操作します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 27
操作説明書 初版 2
操作パネル
11 オフ/地上/作業台選択用キースイッチ
16 作業台水平下降ボタン
キースイッチをオフの位置に回すと、機械はオ フになります。キースイッチを地上位置に回す と、地上操作が作動します。キースイッチを作 業台の位置に回すと、作業台操作パネルが作 動します。
12 エンジン始動ボタン
エンジン開始ボタンを押して、エンジンを開始し ます。
13 ジブブーム上昇ボタン
ジブブーム上昇ボタンを押すと、ジブブームが 上昇します。
14 作業台水平上昇ボタン
作業台水平上昇ボタンを押すと、作業台が上 昇します。
15 作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合にランプ が点滅します。エンジンが停止すると、すべて の機能は作動しません。
注記:過負荷状態になると、作業台でアラーム が鳴ります。その際、作業台の重量が減らされ ると、アラームは停止します。
作業台水平下降ボタンを押すと、作業台が下 降します。
17 ジブブーム下降ボタン
ジブブーム下降ボタンを押すと、ジブブームが 下降します。
18 作業台右旋回ボタン
作業台右旋回ボタンを押すと、作業台が右に 旋回します。
19 作業台左旋回ボタン
作業台左回転ボタンを押すと、作業台が左に 旋回します。
20 ターンテーブル旋回右ボタン
ターンテーブル旋回右ボタンを押すと、ターン テーブルが右に回転します。
21 ターンテーブル旋回左ボタン
ターンテーブル旋回左ボタンを押すと、ターン テーブルが左に回転します。
28 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
操作パネル
作業台操作パネル
品番 1283764JAGT S®-60 J 29
操作説明書 初版 2
操作パネル
30 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
を下に動かすと、作業台が
操作パネル
作業台操作パネル
1 ホーンボタン
このボタンを押すと、ホーンが鳴ります。ボタン を離すと、ホーンが止まります。
2 作業台水平スイッチ
作業台水平スイッチを上に 動かすと、作業台が上昇し ます。作業台水平スイッチ
下に移動します。
3 作業台回転スイッチ
作業台回転スイッチを左に 動かすと、作業台が左に 回転します。 作業台回転スイッチを右に 動かすと、作業台が右に 回転します。
4 ジブブーム上昇/下降スイッチ
ジブブームスイッチを上 に動かすと、ジブブー ムが上昇します。ジブ ブームスイッチを下に 動かすと、ジブブーム が下降します。
5 グロープラグ表示ランプ
グロープラグが作動しているとランプが点灯し ます。
6 障害表示ランプ
システムが故障した場合にランプが点灯し ます。
7 作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合に、この ランプが点滅します。エンジンが停止すると、す べての機能は作動しません。ランプが消えるま で、重量を減らしてください。その後エンジンを 再始動します。
8 傾斜表示ランプのついている機械
傾斜センサー動作設定の範囲を超えていると、 ランプが点灯します。「操作手順」のセクション をご覧ください。
9 動力表示ランプ
発電機が起動しているとランプが点灯します。
10 発電機スイッチ(搭載されている場合)
発電機を作動させるには、発電機ボタンを上に 動かします。発電機を停止するにはスイッチを 下に動かします。
11 航空機保護優先スイッチ(搭載されている場合)
作業台のバンパーが何らかの物体に接触した 場合に、機械を操作するために航空機保護優 先スイッチを動かしてそのままにします。
12 赤色非常停止ボタン
赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にする と、全機能が停止し、エンジンがオフになり ます。赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置 にして、機械を操作します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 31
操作説明書 初版 2
操作パネル
13 走行および操舵機能用ダブル車軸比例コント
ロール ハンドル もしくは 走行機能用比例コントロール ハンド ルおよび操舵機能用ロッカースイッチ。
操作パネルの青色矢印の方向にコントロール ハンドルを動かすと、機械が前方に走行し ます。コントロール ハンドルを黄色の矢印の方 向へ動かすと、機械が後方に走行します。コン トロール ハンドルを青色三角の方向へ動かす と、機械が左側に曲がります。コントロール ハ ンドルを、黄色の三角形の方向に動かすと、機 械が右に曲がります。 もしくは コントロール ハンドルを操作パネルの青色の 矢印の方向に動かすと、機械が前方に走行し ます。コントロール ハンドルを黄色の矢印の方 向へ動かすと、機械が後方に走行します。ロッ カースイッチの左側を押すと、機械が左に曲が ります。ロッカースイッチの右側を押すと、機械 が右に曲がります。
14 走行機能表示ランプ
ブームが非操舵輪を越えて移動し、走行機能 が妨げられると、ランプが点滅します。
15 走行機能スイッチ
走行機能ランプが点滅しているときに走行する には、走行機能スイッチをいずれかの側に押し たまま、走行コントロールハンドルを中央から ゆっくり動かします。走行コントロールハンドル および操舵コントロールハンドルの方向とは反 対の方向に機械が動く場合があるので、注意し てください。
16 走行速度選択スイッチ
機械が傾斜面上にあるシンボル:傾斜用の狭 範囲操作。 機械が水平面上にあるシンボル:最大走行速 度用の広範囲運転。
17 補助電源スイッチ
主電源が停止した場合に、補助電源を使用し てください。
補助電源スイッチをオンにしたまま、必要な機 能を作動させます。
18 エンジン RPM 選択スイッチ
エンジン RPM 選択スイッチをカメの位置に動 かすと、低速アイドリングが開始します。エンジ ン RPM 速度選択スイッチをウサギの位置に 動かすと、高速アイドリングが開始します。
19 エンジン始動スイッチ
エンジン始動スイッチをいずれかの側に動かす と、エンジンが始動します。
32 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
操作パネル
20 ブーム伸長/収縮機能用ロッカースイッチ
ロッカースイッチの上部を押す と、ブームが収納します。ロッ カースイッチの底部を押すと、 ブームが伸長します。
21 ブーム上昇/下降およびターンテーブル左右旋
回機能用、ダブル車軸比例コントロール ハンド ル
コントロールハンドルを上に動か すと、ブームが上昇します。コント ロールハンドルを下に動かすと、 ブームが下降します。
コントロールハンドルを右に動か すと、ターンテーブルが右に旋回 します。コントロールハンドルを左 に動かすと、ターンテーブルが左 に旋回します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 33
操作説明書 初版 2
点検
点検
操作前の点検の基本
操作を行う必須条件は、以下のとお りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学
び、実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 常に操作前の点検を行う。
次のセクションに進む前に、操作前の点検につ いてよく理解してください。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
操作前の点検と規定メンテナンスはオペレータが責 任をもって行ってください。
操作前の点検とは、各シフトの前にオペレータが目 で見て行う点検です。この点検は、オペレータが機 能テストを行う前に、目で点検して異常な箇所を見 つけることを目的としています。
さらに操作前の点検によって、規定メンテナンスが 必要かどうかを判断します。オペレータは、本説明 書で指定されている規定メンテナンス項目のみを 行ってください。
次のページのリストを参照し、それぞれの項目を チェックしてください。
損傷もしくは工場出荷時の状態からの無許可での 改造を発見した場合は、機械に故障中の貼り紙を つけて使用を停止してください。
機械の修理は、認定を受けたサービス担当者のみ がメーカーの製品仕様に基づいて行ってください。 修理が終了したら、オペレータは機能テストに移る 前に再度操作前の点検を行ってください。
定期保守点検は、認定を受けたサービス担当者が メーカーの製品仕様と責務マニュアルに記載されて いる要項に基づいて行ってください。
34 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
点検
操作前の点検
操作説明書、安全マニュアル、責任に関するマ
ニュアルおよび必要となるあらゆる付属書が完 備され、文字が読める状態で、作業台の保管 場所に保管されていることを確認してください。
エンジンオイルの漏れがないこと、適切な量で
あることをチェックします。必要に応じてオイル を補充してください。「メンテナンス」のセクション を参照してください。
エンジン冷却液の漏れがないか、冷却液の量
が適当かどうかをチェックしてください。必要に 応じて冷却液を足してください。「メンテナンス」 のセクションを参照してください。
以下の部品もしくは部分が損傷していたり、変更さ れていないか、きちんと設置されていなかったり、な くなっている部品がないかチェックしてください。
電気部品、配線、電気ケーブル
主ブーム角度センサー
ターンテーブルレベルセンサー
アラームとビーコン(装備されている場合)
ナット、ボルト、他の締め具
作業台出入口中間レールおよびゲート
作業台のロードセル
安全帯固定場所
機械全体にわたって下記をチェックします。
溶接や機械部品の割れ
機械のへこみと故障
過度のさび、腐敗または酸化
機械を構成している全ての部品が欠けておら
ず、適合するファスナーやピンが正しい位置に しっかりと締められた状態にあることを確認し ます。
油圧ホース、フィッティング、 シリンダー、
マニフォールド
燃料と油圧タンク
走行とターンテーブル用のモーター、およ
び走行ハブ
磨耗板
タイヤとホイール
エンジンと関連部品
リミットスイッチと警報
接触アラーム
点検が終了後、コンパートメントのすべてのカ
バーがすべてしっかりと閉められ、ラッチで留め られていることを確認します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 35
操作説明書 初版 2
点検
機能テストの基本
操作を行う必須条件は、以下のとお りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学
び、実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3
使用する前に常に機能テストを行う。
次のセクションに進む前に、機能テストについ てよく理解してください。
4 作業場を点検する。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
機能テストは、機械を使用する前に故障を見つける ことを目的としています。オペレータは、指示された 手順に従ってすべての機能をテストしてください。
故障している機械は決して使用しないでください。 故障が見つかった場合は、故障の貼り紙を付けて 作業を中止してください。機械の修理は、認定を受 けたサービス担当者のみがメーカーの製品仕様に 基づいて行ってください。
修理が終了後、オペレータは機械を使用する前に、 操作前の点検と機能テストを再度実行してくだ さい。
36 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
7
9
点検
地上操作の場合
1 テストを行う場所として、障害物がなく、安定し
た平坦な場所を選びます。
2 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
3 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
結果:地上操作でアラームが鳴ります。
4 エンジンを始動させます。「操作手順」のセク
ションを参照してください。
結果:ビーコンが点滅します (搭載されている
場合)。
非常停止のテスト
5 赤色非常停止ボタンを押してオフの位置にし
ます。
結果:エンジンが止まり、すべての機能が作動
しません。
6 地上操作の赤色非常停止ボタンを引いてオン
にしてエンジンを再始動します。
機械機能のテスト
機能作動ボタンを押さないで
ください。各ブームおよび作 業台の機能ボタンが作動す るか試行します。
結果:ブームおよび作業台の機能は何も作動し
ません。
8 機能作動ボタンを押したままにし、各ブームお
よび作業台の機能ボタンを作動します。
結果:ブームと作業台のすべての機能がフルサ
イクル作動します。ブームが下降しているときに は下降アラームが鳴ります。
傾斜センサーのテスト
LCD 画面上部の保守ボタンを
押します。実時間データ画面に 移動します。
結果:LCD 画面にシャーシの角度およびブー
ムの角度が表示されます。
品番 1283764JAGT S®-60 J 37
操作説明書 初版 2
12
点検
補助電源のテスト
非常停止のテスト
10 キースイッチを回して地上操作にし、エンジンを
停止します。
11 赤色非常停止ボタンを引いてオンにします。
補助動力ボタンを押したままに
しながら、同時に各ブーム機能 ボタンを作動させます。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を 部分的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブーム機能が作動します。
13 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
作業台操作
傾斜センサーアラームのテスト
14 作業台に入り、赤色非常停止ボタンを引き出し
ます。
結果:作業台操作でアラームが鳴ります。
15 エンジンを始動させます。
16 作業台の赤色非常停止ボタンを押してオフにし
ます。
結果:エンジンが止まり、すべての機能が作動
しません。
17 赤色非常停止ボタンを引いてエンジンを再始動
します。
警報のテスト
18 ホーンボタンを押します。
結果:ホーンが鳴ります。
ペダルスイッチのテスト
19 作業台の赤色非常停止ボタンを押してオフにし
ます。
20 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。エンジンは始動しないでください。
21 ペダルスイッチを踏み、始動トグルスイッチをど
ちらか片側に動かして、エンジンが始動するか 試します。
結果:エンジンは始動しません。
22 ペダルスイッチを踏まずにエンジンを再始動し
ます。
結果:エンジンは始動します。
23 ペダルスイッチを踏まずに各機械機能をテスト
します。
結果:機能は何も作動しません。
38 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
点検
機械機能のテスト
走行とブレーキのテスト
24 ペダルスイッチを踏みます。
25 機械機能コントロール ハンドルまたはトグルス
イッチを作動させます。
結果:ブームと作業台のすべての機能がフルサ
イクル作動します。
ステアリングのテスト
26 ペダルスイッチを踏みます。
27 走行コントロールハンドルの先端にあるロッ
カースイッチを、操作パネルの青色の三角が示 す方向に押します。あるいは、コントロールハン ドルをゆっくりと青色の三角が示す方向に動か します。
結果:操舵輪が走行シャーシ上の青い三角が
示す方向に回ります。
28 ロッカースイッチを操作パネルの黄色い三角が
示す方向に押します。あるいは、コントロール ハンドルを、黄色い三角が示す方向にゆっくり と動かします。
29 ペダルスイッチを踏みます。
30 走行コントロールハンドルを操作パネルの青い
矢印の方向に、機械が動き始めるまでゆっくり と動かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻し ます。
結果:機械が走行シャーシの青色矢印の方向
に動き、急停車します。
31 コントロール ハンドルを操作パネルの黄色い
矢印の方向に機械が動き始めるまでゆっくりと 動かしたあと、ハンドルを中央位置まで戻し ます。
結果:機械が走行シャーシの黄色矢印の方向
に動き、急停車します。
注記:ブレーキは、機械が登ることのできるすべて の斜面上で機械を止める能力を持っている必要が あります。
振動軸のテスト
32 作業台操作でエンジンを始動します。
結果:操舵輪が走行シャーシ上の黄色い三角
が示す方向に回ります。
33 右の操舵側タイヤを 6 in/15 cm のブロックま
たは留めぐつわの上に置きます。
結果:他の 3 つのタイヤが地面としっかり接触
していなければいけません。
34 左の操舵側タイヤを 6 in/15 cm のブロックま
たは留めぐつわの上に置きます。
結果:他の 3 つのタイヤが地面としっかり接触
していなければいけません。
35 2 つの非操舵側タイヤを 6 in/15 cm のブロッ
クまたは留めぐつわの上で運転します。
結果:非操舵側タイヤが地面としっかり接触し
ていなければいけません。
品番 1283764JAGT S®-60 J 39
操作説明書 初版 2
にある間、走行機能表示ラン
作業台操作および走行シ の色分けされた矢印で進む方向 を確認してくださ
点検
走行機能システムのテスト
走行制限速度のテスト
36 ペダルスイッチを踏み、ブームを収納位置まで
下げます。
37 ブームが非操舵輪の 1 つを越えるまで、ター
ンテーブルを旋回します。
結果:ブームが示された範囲
プが点滅します。
38 走行コントロール ハンドルを中心の位置から
動かします。
結果:走行機能は作動しません。
39 走行機能トグルスイッチをどちらか一方に動か
してそのままにし、走行コントロールハンドルを ゆっくりと中心の位置から動かします。
結果:走行機能表示ランプが点灯し、走行機能
が作動します。
注記:走行機能システムを使用の際、走行および操 舵コントロール ハンドルを動かした方向と反対の 方向に機械が動く場合があります。
ャーシ
い。
40 ペダルスイッチを踏みます。
41 ブームを水平位置から約まで上昇させ
ます。
42 コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行の位
置に動かします。
結果:ブームを伸長した状態での最大走行速度
は、秒速 1 ft / 30 cm を超えてはいけません。
43 ブームを下ろし収納します。
44 ブームを 18 in/46 cm 伸長します。
45 コントロール ハンドルをゆっくりとフル走行の位
置に動かします。
結果:ブームを伸長した状態での最大走行速度
は、秒速 1 ft / 30 cm を超えてはいけません。
ブームを上げた状態あるいはブームを伸長した 状態で走行速度が秒速 1 ft / 30 cm を超える 場合、直ちに故障中の貼り紙をつけて機械の 使用を中止してください。
40 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
点検
走行傾斜カットアウトのテスト
55 ペダルスイッチを踏みます。
46 ペダルスイッチを踏みます。
47 ブームを完全に収納した状態で、機械のピッチ
角度が以上(前方から後方)になる傾斜面 で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。
48 機械を水平な地面に戻し、ブームを約 18 イン
/46 cm 伸長します。
49 ピッチ角度が以上(前方から後方)になる
傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
50 ブームを収納位置まで収縮します。
結果:機械は走行します。
51 水平な地面に戻し、ブームを水平位置から約
上昇します。
52 ピッチ角度が以上(前方から後方)になる
傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
56 ブームを完全に収納した状態で、機械のロール
角度が以上(側面から側面)になる傾斜面 で機械を走行します。
結果:機械は走行を続けます。
57 機械を水平な地面に戻し、ブームを約 18 イン
/46 cm 伸長します。
58 ロール角度が以上(側面から側面)になる
傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
59 ブームを収納位置まで収縮します。
結果:機械は走行します。
60 水平な地面に戻し、ブームを水平位置から約
上昇します。
61 ロール角度が以上(側面から側面)になる
傾斜面で機械を走行します。
結果:機械のシャーシ傾斜が 5°になると、機械
は停止し、作業台操作パネルでアラームが鳴り ます。
62 ブームを下ろし収納します。
53 ブームを下ろし収納します。
結果:機械は走行します。
結果:機械は走行します。
63 水平な地面に戻し、ブームを収納します。
54 水平な地面に戻し、ブームを収納します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 41
操作説明書 初版 2
点検
接触アラームのテスト (搭載されている場 合)
69 アクチュエータをスイッチソケットに挿入します。
結果:ランプが消え、ホーンが止まります。
64 ペダルスイッチを作動させ、接触アラームケー
ブルを押すことで、スイッチソケットからアクチュ エータを解除しないでください。
結果:接触アラームランプが点滅せず、機械の
ホーンが鳴りません。
65 ペダルスイッチを踏んで、作動させてください。
結果:接触アラームランプが点滅し、機械の
ホーンが鳴ります。
66 アクチュエータをスイッチソケットに挿入します。
結果:ランプが消え、ホーンが止まります。
67 ペダルスイッチを踏んで作動させ、接触アラー
ムケーブルを押して、スイッチソケットからアク チュエータを解除してください。
結果:接触アラームランプが点滅し、機械の
ホーンが鳴ります。
68 機械の各機能を作動してください。
結果:すべての機能は作動しません。
70 機械の各機能を作動してください。
結果:すべての機能が作動します。
a アクチュエータ b 接触アラームケーブル c 点滅アラーム d スイッチソケット
42 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
点検
補助電源のテスト
71 エンジンを停止します。
72 赤色非常停止ボタンを引いてオンにします。
73 ペダルスイッチを踏みます。
74 補助電力スイッチをオンにしたまま、各機能コン
トロールハンドルあるいはトグルスイッチの作動 を試します。
注記:バッテリーの消耗を防ぐため、各機能を部分 的なサイクルでテストしてください。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。走行機能は、補助動力では作動しま せん。
航空機保護パッケージのテスト (搭載されている場合)
注記: このテストの実施には 2 名で行う必要があ る場合があります。
75 作業台底部の黄色いバンパーをいずれかの方
向に 4 インチ/10 cm 動かします。
76 各機能コントロールハンドルもしくはトグルス
イッチを作動します。
結果:ブームおよび操舵機能は作動しません。
77 機能優先スイッチを動かしてそのままにし
ます。
78 各機能コントロールハンドルもしくはトグルス
イッチを作動します。
結果:すべてのブームおよび操舵機能が作動し
ます。
品番 1283764JAGT S®-60 J 43
操作説明書 初版 2
点検
作業場の点検
操作を行う必須条件は、以下のとお りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学
び、実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
作業場を点検する。
4
次のセクションに進む前に、作業場の点検につ いてよく理解してください。
5 決められた用途にのみ機械を使用する。
作業場の点検の基本
次の危険な状態に注意し、これらを回避してくだ さい:
急に低くなっているところ、くぼみ
でこぼこした道、床の障害物もしくは破片
傾斜面
不安定な地面、滑りやすい地面
頭上の障害物、高圧送電線
危険な場所
機械の重量に耐えられない地面
風や天候の状態
関係作業員以外の人の存在
その他、起こりうる危険な状態
作業場を点検することによって、オペレータは作業 場が安全な機械操作に適しているかどうかを判断 することができます。オペレータは、作業場に機械 を移動する前に作業場の点検を行わなければなり ません。
オペレータは作業場で起こりうる危険を心得た上 で、機械の移動、セットアップ、運転の際に注意を 払い、危険を回避してください。
44 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
品番
ステッカーの説明
数量
27204
1
27205
1
27206
2
27207
2
28159
1
28174
230V
3
28235
115V
3
28236
1
31060
4
31788
1
38149
1
44981
2
52475
6
52865
1
1
65278
2
72086
4
72875
2
82237
2
82366
Chevron Rando
1
82410
(
)
2
82862
1
97548
(F3L 2011 & D2011 L03i)
1
97579
(
)
1
97602
1
97815
2
97865
2
114258
2
114390
3
114416
1
133278
1
品番
ステッカーの説明
数量
133310
1
218559
1
219487
1
826345
1
1258949
1
1263543
2
1267121
2
1272242
1
1278542
1
1278982
1
1279433
1
1280819
1
1280820
Prop 65
1
1281169
1
1281174
8
1281180
1
1281183
1
1281188
1
1284004
D1105-E4B
1
1284005
D1803-CR-TIE4
1
1284007
1
1284010
S-60 J
4
1284011
1
1284013
2
1284014
4
1286361
S-60 J
1
1293324
– ICES-2/CAN-2 規制
1
1294398
1
1294845
1
1295407
1
1305444
1
1305727
D1803-CR)
1
点検
警告用語付きステッカーの点検
機械に貼られているステッカーの警告用語やシンボ ルを確認します。適切な点検方法で、ステッカーの 文字がすべて読める状態で所定の位置に貼られて いることを確認してください。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳 細です。
矢印 - 青色
矢印 - 黄色
三角 青色 三角 黄色
ラベル - ディーゼル ラベル - 作業台への電力、 ラベル - 作業台への電力、
警告 - 不適切な操作
危険 - 転倒の危険、リミット スイッチ
危険 - 爆発/やけどの危険
ラベル - 特許品 (米国のみ)
ラベル 作業台への空気管 (オプション) ラベル 輸送用の荷締め
警告 - 要注意 - 踏まない
ラベル 吊り上げ点 警告 パイプクレードル (オプション)
危険 - 感電の危険 (オプション) ラベル - 警告 - パネルクレードル
危険 消火器、溶接機 (オプション) 指示 – Deutz エンジン仕様
危険 - 転倒、溶接機
警告 爆発の危険 ラベル 中間レールを下げる
警告 - 感電の危険 危険 - 爆発の危険 危険 - 感電の危険
危険 - 転倒の危険、傾斜アラーム
ラベル - 低硫黄燃料
年毎の点検記録
オプション
オプション
ラベル - エンジン始動 & 制御用バッテ
リー 危険、警告 - 転倒、挟まる危険
ラベル – 作業台過負荷
ラベル - 超低硫黄燃料のみ (ディーゼル モデル)
地上操作パネル
警告 - コンパートメントへのアクセス
警告 手のケガの危険、点検 ラベル 機械の登録/所有権の譲渡
ラベル ラベル 作業台操作パネル
ラベル - 警告、がんと生殖害、Prop 65
ラベル - 燃料、ディーゼル排気、
ラベル 復元スイッチ ラベル安全帯固定箇所、転倒阻止/転倒
防止
指示操作指示 警告機械の暴走する危険
ラベル - 緊急下降 指示 - クボタエンジン仕様 、
指示 - クボタエンジン仕様 、
ラベル - リレーヒューズパネル、クボ タ 48 HP
ラベル - 輪荷重、 ラベル - 危険
ラベル輸送およびリフト 危険 転倒の危険、フォームタイヤ
ラベル - ラベル
ラベル ANSI/CSA 準拠 ラベル エンジンキャッチトレー
ラベル - リレーヒューズパネル ラベル 手順
接触アラーム重量 アクチュエータスイッチソケット
転倒の危険
スウィングロック
油圧充填量タンク
クボタエンジン仕様(
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
示しています (例:カバーの下など) 。
* これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成
の仕様を示します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 45
操作説明書 初版 2
***82410
***72875
72086 52475 1284014
1284010
823
66
1305444
1286361 1284013
1294398
133310 1284010 1284014 52475
*1284007 *1295407
1294845
*97548 *1284004 *1284005 *1305727
72086
*97602
1263543
114390
114258
31060
28236
97815
218559
1281174
*44981
114390
*97579
128401112794332194871144161281183
1281174
*82237
*82862
31060
27205
27206
27207
27207
27206
65278
65278 27204
1284010
*28174 *28235
1284013
38149
1272242
31060
1284010
1284014
52475
1280820
1280819
1281188
114390
1258949
72086
31060
1281169
114258 1263543 28159 5286597865
*44981
72086
1267121
1284014 1278542 12789821281180
97865
31788
1293324
52475
52475
*28174 *28235
52475
*82237
*28174 *28235
133278
点検
*** これらのステッカーはシャーシの両側面に付いてお
り、モデル、オプションまたは構成の仕様を示し
ます。
46 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
品番
ステッカーの説明
数量
27204
1
27205
1
27206
2
27207
2
28159
1
28174
230V
3
28235
115V
3
44981
2
52475
4
65278
2
72086
4
82240
1
82481
1
82487
2
82487
2
82487
)
2
97815
1
114249
4
114251
2
114473
1
133067
3
133205
1
219956
1
219958
1
品番
ステッカーの説明
数量
1256425
3
1258949
1
1263540
1
1263542
2
1272242
1
1278542
1
1278982
1
1279433
1
1281169
1
1281174
8
1281184
1
1281188
1
1284007
1
1284010
4
1284012
1
1284013
2
1286361
S-60 J
1
1286362
2
1293324
– ICES-2/CAN-2 規制
1
1294398
ANSI/CSA 準拠
1
1294845
1
1295407
1
1301030
V
1
1304217
1
1305444
1
点検
シンボル付きステッカーの点検
機械に貼られているステッカーの警告用語やシンボ ルを確認します。適切な点検方法で、ステッカーの 文字がすべて読める状態で所定の位置に貼られて いることを確認してください。
下記は、番号順に並べられたステッカーの数量と詳 細です。
矢印 - 青色
矢印 - 黄色
三角 青色 三角 黄色
ラベル - ディーゼル ラベル - 作業台への電力、 ラベル - 作業台への電力、
ラベル - 作業台への空気管 (オプション)
ラベル - 輸送用の荷締め
要注意 - 踏まない
ラベル - 吊り上げ点
ラベル 105 dB ラベル バッテリー/充電器の安全
ラベル - マニュアルを読む
ラベル - マニュアルを読む (パネルク
レードル)
ラベル - マニュアルを読む (パイプク
レードル
ラベル - 中間レールを下げる
ラベル - 転倒の危険、タイヤ
ラベル - 爆発の危険
ラベル - 傾斜アラーム
ラベル 感電の危険 ラベル 感電/やけどの危険
ラベル ラベル - 転倒、挟まる危険
作業台過負荷
ラベル - 危険、感電の危険 地上操作パネル
ラベル - 転倒の危険
ラベル - コンパートメントへのアクセス ラベル - 機械の登録/所有権の譲渡 ラベル
ラベルアクチュエータスイッチソケット 作業台操作パネル
ラベル
ラベル – 安全帯固定箇所、転倒阻止/転倒
防止 警告
ラベル - 緊急下降
ラベル - リレーヒューズパネル、クボ タ 48 HP
ラベル - 輪荷重、S-60 J
ラベル - 危険
ラベル – 輸送およびリフト
ラベル - ラベル ラベル ラベル -
ラベル - エンジンキャッチトレー
ラベル - リレーヒューズパネル ラベル - ディーゼル、ステージ 警告 - 爆発の危険
ラベル – 油圧充填量タンク
機械の暴走する危険
接触アラーム重量
復元スイッチ
転倒の危険
スウィングロック
挟まる危険、点検
影の部分はステッカーが隠れていて見えないことを
示しています (例:カバーの下など) 。
* これらのステッカーはモデル、オプションまたは構成
の仕様を示します。
*** これらのステッカーはシャーシの両側面に付いてお
り、モデル、オプションまたは構成の仕様を示し ます。
品番 1283764JAGT S®-60 J 47
操作説明書 初版 2
13054441284010
114249
52475
***82487
1286361
1284013 1284010 52475114249
1294845
72086
1263542
133067
114251
114252
82487
97815
219958
***82487
1281174
*44981
133067
1284012
1279433
219956
1144731281184
1281174
*1256425
1278542 1278982524751142491286362449818248128159 1332051263542114251
133067
1281169
72086
1258949
1281188
82487
52475 114249
1284010
1263540
1293324 1284013
*28174 *28235
1284010 65278 27204
65278
27206 27207
27207
27206
27205
**72086
52475
52475
133205
1304217
82481
1272242
*1284007 *1295407
1294398
114252
*1256425
*28174 *28235
*28174 *28235
点検
48 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
操作手順
操作手順
原則
操作を行う必須条件は、以下のとお りです。
本操作説明書の安全な機械操作の原則を学
び、実施してください。
1 危険な状態での使用を避ける。
2 必ず操作前の点検を行う。
3 使用する前に必ず機能テストを行う。
4 作業場を点検する。
5
決められた用途にのみ機械を使用する。
操作手順のセクションでは、機械操作の手順を機 能ごとに説明しています。安全規則やオペレータの 安全および責務マニュアルの手順に従うことは、オ ペレータの任務です。
作業員を工具や機材と一緒に高所作業場まで上げ る目的以外で、機械を使用することは危険です。
トレーニングを受け認定された担当者のみが、機械 を操作することを許可されます。複数のオペレータ が同じ勤務時間内で異なる時間帯に機械を使用す る場合、すべてのオペレータが資格を有し、オペ レータの安全および責任に関するマニュアルの安 全規則と手順にすべて従わなければなりません。 すなわち、オペレータが交替するたびに、次のオペ レータが機械の操作前に、操作前点検、機能テス ト、作業場点検を行う必要があります。
品番 1283764JAGT S®-60 J 49
操作説明書 初版 2
3
4
操作手順
エンジンの始動
ディーゼルモデル
1 地上操作で、キースイッチを目的の位置まで回
します。
2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンが引かれ、オンの位置にあることを確認 します。
機械に電源が入ると、エンジングロープラグが 自動的に開始します。
地上操作の場合:自動グロープラグが
作動しているときに、LCD 画面にはグ ロープラグシンボルが表示されます。
4 作業台操作の場合:自動グロープラグが作動し
ているとき、グロープラグ表示ランプが点灯し ます。
5 グロープラグがオフになったときに、エンジンを
開始してください。エンジン開始トグルスイッチ を動かしたままにするか、エンジン開始ボタンを 押したままにします。
非常停止
地上もしくは作業台操作の赤色非常停止ボタンを 押してオフにし、すべての機能を停止してエンジン を切ります。
赤色非常停止ボタンが押されている状態で作動す る機能は修理する必要があります。
地上操作を選択して操作すると、地上操作が優先 されるため、作業台の赤色非常停止ボタンは使用 できません。
補助電源
主動力源(エンジン)が停止した場合、補助動力を 使用してください。
1 キースイッチを回して地上もしくは作業台操作
に切り替えます。
2 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
3 作業台から操作する場合は、ペダルスイッチを
踏みます。
6 エンジンが始動しない、あるいは停止した場
合、再始動遅延機能によって 3 秒間始動でき なくなります。
補助電源スイッチをオンにしたま
ま、必要な機能を作動させます。
走行機能は、補助電源では作動しません。
50 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
1
操作手順
地上からの操作
1 キースイッチを回して地上操作に切り替え
ます。
2 赤色非常停止ボタンを引いてオンの位置にし
ます。
機械に電源が入ると、エンジングロープラグが自動 的に開始します。
3 グロープラグがオフになったときに、エンジンを
開始してください。
作業台を配置する
機能作動ボタンを押したまま
にします。
2 操作パネルのマークに従って、適切な機能ボタ
ンを押します。
走行とステアリング機能は地上操作から操作できま せん。
作業台過負荷表示ランプ
作業台に負荷がかかりすぎている場合にランプが 点滅します。エンジンが停止すると、すべての機能 は作動しません。
ランプが消えるまで、作業台にかかっている重量を 減らしてください。それからエンジンを再始動し ます。
作業台からの操作
1 キースイッチを回して作業台操作に切り替え
ます。
2 地上操作と作業台操作の両方の赤色非常停止
ボタンを引いてオンにします。
機械に電源が入ると、エンジングロープラグが自動 的に開始します。
3 グロープラグがオフになったときに、エンジンを
開始してください。エンジンを始動するときは、 ペダルスイッチを踏まないでください。
作業台を位置につける
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 操作パネルのマークに従って、適切な機能コン
トロールハンドルもしくはトグルスイッチをゆっく りと動かすか、適切なボタンを押します。
操舵
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 走行コントロールハンドルを青色もしくは黄色の
三角が示す方向にゆっくり動かします。 もしくは、走行コントロー ハンドルの先端にあ るロッカースイッチを押します。
作業台操作および走行シャーシにある色別された 矢印マークを見ながら、ホイールの曲がる方向を確 認してください。
注記:過負荷状態になると、作業台でアラームが鳴 ります。その際、作業台の重量が減らされると、ア ラームは停止します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 51
操作説明書 初版 2
最大定格勾配、下り傾斜に作業 台がある場合
登坂能力):
4WD:45% (24°)
最大定格勾配、上り斜面に作業 台がある場合:
4WD:30% (17°)
最大定格横勾配:
25% (14°)
操作手順
走行
1 ペダルスイッチを踏みます。
2 速度を上げるには、次の操作を行います。走行
コントロールハンドルを中心の位置からゆっくり と動かします。
速度を下げるには、次の操作を行います。走行 コントロールハンドルを中心の位置に向かって ゆっくりと動かします。
停止するには、次の操作を行います。走行コン トロールハンドルを中心の位置へ戻すか、ペダ ルスイッチを解除します。
作業台操作と走行シャーシの色別された方向矢印 で、機械の進む方向を確認してください。
機械の走行速度はブームが上昇しているときは制 限されます。
傾斜面における走行
機械に対する上り傾斜、下り傾斜、および横傾斜の 定格勾配を確認し、傾斜勾配を判断します。
(
注記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる 場合と車輪と地面との摩擦の状態により異なり ます。作業台への追加の重量は定格勾配を低減す る場合があります。登坂能力という用語は、カウン ターウェイトが上り坂にある構成の場合にのみ適用 されます。
ブームが水平より低く、作業台が非操舵輪の間に あることを確認します。
52 S®-60 J 品番 1283764JAGT
走行速度選択スイッチを機械が傾斜面上にあるこ とを示すシンボルの方向に動かします。
初版 2 操作説明書
ブ し、走行機能が妨げられると、ラ ンプが点滅しま
操作手順
傾斜勾配の確認:
デジタル傾斜計を使用するか、あるいは以下の手 順で傾斜を測定します。
必要なものは以下のとおりです。
水準器
最低 3 ft/1 m の長さの真っ直ぐな木片
巻尺
傾斜面の上に木片を置きます。
谷側の端で、木片の上端に水準器を置いた後、木 片が水平になるまでその端を持ち上げます。
木片を水平に保ちながら、木片の端の底部から地 面までの距離を測ります。
巻尺で測った地面からの距離 (高さ) を木片の長 さ (水平距離) で割り、その数値に 100 を掛け ます。
例:
走行機能
ームが非操舵輪を越えて移動
す。
走行するには、走行機能スイッチをどちらか一方に 動かしてそのままにし、走行コントロールハンドルを ゆっくりと中心の位置から動かします。
走行コントロール ハンドルおよび操舵コントロール ハンドルの方向とは反対の方向に機械が動く場合 があるので、注意してください。
必ず作業台操作と走行シャーシの色分け矢印で、 機械の進む方向を確認してください。
走行速度選択
木片の長さが 144 in (3.6 m) なら、
水平距離 = 144 in (3.6 m)
高さ = 12 in (0.3 m)
12 in ÷ 144 in = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
0.3 m ÷ 3.6 m = 0.083 x 100 = 8.3% 勾配
上り/下り傾斜や横傾斜が最大定格勾配を超える場 合は、機械をウィンチで巻き揚げるか、もしくは傾斜 面の上または下に運ぶ必要があります。「輸送およ びリフト」のセクションを参照してください。
機械が傾斜面上にあるシンボル:傾斜面または
不整地での狭範囲操作
機械が水平面上にあるシンボル:最大走行速度
用の広範囲運転。
品番 1283764JAGT S®-60 J 53
操作説明書 初版 2
傾斜表示ランプが点灯する場 機械が傾斜センサ 範囲を超えていると、ランプが点 灯し、傾斜 下記の適切な手順に従い、機械 を安定した水平な場所に移動し ま
作業台が上り傾斜にあるときに傾 斜 下の操作を行いま
1
2
作業台が下り傾斜にあるときに傾 斜 下の操作を行いま
1
2
作業台に負荷がかかりすぎている場 合にランプが点滅しま 停止すると、すべての機能は作動し ませ
ランプが消えるまで、作業台にか か それからエンジンを再始動しま
操作手順
エンジン回転速度選択
操作パネル上のシンボルで、エンジン RPM を選 択してください。
ペダルスイッチを踏んでいない場合、エンジンは低
rpm でアイドリングします。
カメのシンボル:ペダルスイッ
チによる低速開始
ウサギのシンボル:ペダルス
イッチによる高速開始
注記:ウサギマークを選択すると、作業台機能に対 して高速回転は作動しません。
発電機(搭載されている場合)
発電機を作動するには、発電機トグルスイッチを ON(オン)の位置に動かします。
注記:発電機表示ランプが点灯します。
発電機が始動し、エンジンが高回転モードで作動を 続けます。
電源ツールを作業台またはターンテーブルにある AC 電源コンセントに差し込みます。
発電機を停止するには、発電機トグルスイッチをオ フの位置に動かします。
非水平表示ランプ (搭載されている場合)
ー動作設定の
アラームが鳴ります。
す。
アラームが鳴った場合には、以
す。
ブームを下げます。
ブームを収縮します。
アラームが鳴った場合には、以
す。
ブームを収縮します。
ブームを下げます。
作業台過負荷表示ランプ
す。エンジンが
ん。
合:
注記:発電機表示ランプが消灯し、回転速度は通 常に戻ります。
54 S®-60 J 品番 1283764JAGT
っている重量を減らしてください。
す。
初版 2 操作説明書
システムが故障した場合にランプが 点灯しま
モデル
シャーシ角度
傾斜表示ランプが点灯し、傾 斜 能が影響を受けま が無効になりま
ブ 照)に従 てくださ
傾斜面で機械を収納し、傾斜 ラ 影響を受けま 効になりま
リフト機能を復元するには、平ら な地面に機械を移動してくだ さ
操作手順
機械故障インジケーターランプ
す。
1 赤色の非常停止ボタンを押してから、引き出し
てください。
2 ブームを下げて収納します。
3 故障の貼り紙をつけて作業を中止してくだ
さい。機能は作動しません。
傾斜センサー動作設定
S-60 J
アラームが鳴る場合、次の機
す。走行機能
す。
LCD 画面
地上操作パネルの LCD 画面には、時間計、電 圧、油圧および冷却水温度が表示されます。また、 故障コードとその他の点検情報も表示されます。
接触アラーム(搭載されている場合)
接触アラームはアラームと点滅した警告ランプで、 オペレータが作業台操作パネルに接触し、ブーム の動作を妨害したことを地上作業員に知らせること を目的としています。
接触アラームケーブルが作動すると、作業台でのリ フトおよび走行機能は無効になります。音声と視覚 を用いた警告は、他の作業員にサポートが必要で あることを知らせます。この通知の動作はシステム がリセットされるまで続きます。
1 スイッチソケットからアクチュエータが解除さ
れ、接触アラームケーブルが作動します。
2 アクチュエータをスイッチソケットに挿入して、ラ
ンプの点灯とアラームを止めます。
ーム下降手順(操作指示を参
って、走行機能を復元し
い。
ームが鳴る場合、次の機能が
す。リフト機能が無
す。
い。
品番 1283764JAGT S®-60 J 55
a アクチュエータ b 接触アラームケーブル c 点滅アラーム d スイッチソケット
操作説明書 初版 2
1
2
業台を物体から遠ざけてくだ
2 機能作動ボタンを押したまま
操作手順
航空機保護パッケージの操作(搭載されてい る場合)
作業台バンパーが何らかの物体に接触すると、機 械がシャットダウンして機能が動作しなくなります。
航空機保護優先スイッチ(作業台操作の場 合)
航空機保護機能優先スイッ
チを動かしてそのままにし ます。
適切な機能を動かして、作
さい。
航空機保護優先スイッチ(地上操作の場合)
1 機能作動ボタンを含むすべての機能を解除し
ます。
パイプクレードルの手順
パイプクレードルのアッセンブリは、作業台の両側 のガードレールにそれぞれ U ボルトで取り付けら れた 2 つのパイプクレードルから構成されます。
にすると、保護が解除され ます。
3 適切な機能を動かして、作業台を物体から遠ざ
けてください。
a ストラップ b U ボルト c パイプクレードル取り付け具 d 上部作業台手摺り e パイプクレードル溶接部 f 中央部作業台手摺り g 平ウォッシャー h ナイロック ナット
56 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
パイプクレードルの最大積載重量
すべてのモデル
lbs
kg
パイプクレ
lbs
kg
操作手順
必ず以下に従うこと。
パイプクレードルを作業台の内側に取り付けて
ください。
パイプクレードルが、作業台コントロールあるい
は作業台の出入口の妨げにならないようにして ください。
パイプクレードルチューブの底が、作業台床に
載っている状態にしてください。
パイプクレードルを取り付ける前に、作業台が
水平状態であることを確認します。
パイプクレードルの取り付け
1 パイプクレードルを作業台の両側に取り付け
ます。左の手順を参照してください。パイプク レードルチューブの底が、作業台床に載ってい る状態にしてください。
2 2 つの U ボルトを、作業台レールの外側から
パイプクレードル取り付け具を通して取り付け ます。
3 それぞれの U ボルトを 2 個のウォッシャーと
2 個のナットで固定します。
パイプクレードルの使い方
1 パイプクレードルの組み立ておよび取り付け手
順に適切に従い、パイプクレードルが作業台の 手摺りにしっかりと固定されていることを確認し ます。
2 積荷を両方のパイプクレードルに載るように置
きます。積荷の奥行きが作業台の奥行きと平 行になるようにします。
3 積荷をパイプクレードルの中心に置きます。
4 積荷をそれぞれのパイプクレードルに固定し
ます。ナイロンストラップを積荷の上にかけ ます。バックルを押してストラップを通します。ス トラップを締めます。
5 積荷をゆっくり押したり引いたりして、パイプク
レードルと積荷が固定されていることを確認し ます。
6 機械が動いている間、積荷を固定したままにし
てください。
転倒の危険。パイプクレードルのアッセンブリと
パイプクレードル内の積荷の重量は、機械の定 格作業台積載荷重量に含まれるため、作業台 に載せることのできる積荷の合計荷重量は小さ くなります。
品番 1283764JAGT S®-60 J 57
転倒の危険。パイプクレードルのアッセンブリと
パイプクレードルの積荷の重量によって、作業 台の最大作業員数が制限される可能性があり ます。
ードルアッセンブリの重量
200
90.7
21
9.5
操作説明書 初版 2
操作手順
パネルクレードルのアッセンブリ
1 各パネルクレードルの前面に、必要に応じて警
告ステッカーを貼付してください。
2 パネルクレードルのベース部分にラバーバン
パー 1 を取り付けます。図を参照してくだ さい。
3 バンパーをハイプロファイル ロックナット 2
とウォッシャー 2 つで固定します。
パネルクレードルの取り付け
1 フックピースをパネルクレードルのベース部分
のスロットに挿入します。
2 パネルクレードルを作業台の底部のチューブの
希望する位置に掛けます。
3 ラバーバンパー 2 をパネルクレードル ベース
とフックピースに通して取り付けます。図を参照 してください。
4 ロープロファイル ロックナット 2 つで固定し
ます。
5 パネルクレードルが作業台床のサポートチュー
ブに取り付けられている場合、U ボルトを床側 からチューブを囲むようして、パネルクレードル のベースに挿入します。
6 U ボルトをナット 2 つとウォッシャー 2 つで
固定します。手順 9 に進みます。
パッドの取り付け
1 作業台の手摺りにパッド 2 つを取り付けます。
パネルが作業台の手摺りに接触しないよう、 パッドの位置を決めます。
ストラップの取り付け
1 クランプを開き、作業台手摺りの垂直チューブ
を囲むように取り付けます。
2 クランプの片側からウォッシャーとボルトを挿入
します。
3 ストラップアッセンブリのエンドプレートをボルト
に取り付けます。
4 クランプのもう一方の側からボルトを挿入し
ます。
5 ウォッシャーとナットで固定します。締めすぎな
いよう注意してください。ストラップアッセンブリ のエンドプレートが作業台手摺りでスライドでき るようにしてください。
パネルクレードルの使い方
1 両方のパネルクレードルを作業台に固定し
ます。
2 積荷を両方のパネルクレードルに載るように置
きます。
3 積荷を作業台の中心に置きます。
7 パネルクレードルが作業台床のサポートチュー
ブに取り付けられていない場合、付属のアルミ
4 ストラップを使って積荷を作業台に固定します。
ストラップを締めます。
ニウムチューブを使用してください。
8 チューブをパネルクレードルと作業台床の間に
置きます。U ボルトを床側からチューブを囲む ようにしてパネルクレードルのベース部分に挿 入します。
9 2 つ目のセットも同じようにして取り付けます。
58 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
操作手順
使用後の注意
1 固い水平な地面で、障害物や人や車の往来の
ない、安全な駐車場所を選んでください。
2 ブームを収縮し、収納位置まで下げます。
3 ブームが非操舵ホイールの間にくるように、
ターンテーブルを回転させます。
4 キースイッチをオフの位置に回し、関係者以外
による使用を避けるためキーを取り外します。
品番 1283764JAGT S®-60 J 59
操作説明書 初版 2
4
しキ イ ま
シ ンチラインがし れ、軌道に障害物が無いこと を確認しま
輸送および持ち上げの手順
輸送および持ち上げの手順
必ず以下に従うこと。
Genie は、以下の装置の輸送および設置に関
する情報を 1 つの提案として提示します。操 縦者は、米国運輸省の規定、地域のその他の 規定および自社の方針に従って、機械を正しく 固定し、正しいトレーラーを選択することに関し て、すべての責任を負っています。
Genie の顧客が任意のリフトまたは Genie
製品をコンテナに収める必要がある場合には、 建設用機器およびリフトを国際輸送用に準備、 積載、固定する作業の専門知識を持つ、認定さ れた運送会社に依頼してください。
機械のトラックからの積み下ろしは、認定を受
けた可動式上昇作業台の作業員のみが行って ください。
輸送の前に、ターンテーブルがターンテーブル
旋回ロックで固定されていることを確認してくだ さい。操作を始める前に、ターンテーブルのロッ クが解除されていることを確認してください。
機械の定格勾配を超える上り傾斜、下り傾斜、
および横傾斜では、機械を走行しないでくだ さい。操作手順の「傾斜面における走行」のセ クションを参照してください。
輸送車両の荷台の傾斜が最大定格勾配を越え
る場合、機械の積み下ろしの際には「ブレーキ 解除操作」の指示どおりにウィンチを使用する 必要があります。
ウィンチ用のフリーホイール設定
機械が動かないよう輪止めをかましてください。
輪すべての走行ハブ取外
ャップを反転させて、ホ
ールブレーキを解除し
す。
輸送車両は水平な地面に駐車してください。
機械を載せる際は、輸送車両を動かないように
固定してください。
車両の積載荷重量、積載面、チェーンやスト
ラップが、機械の重量に十分に耐えうるもので あることを確認してください。Genie リフトはそ のサイズと比べるとかなりの重量があります。 機械の重量についてはシリアルラベルをご覧く ださい。
ャーシの荷締め箇所にウィ
っかりと固定さ
す。
再びブレーキをかけるには逆の手順を行ってくだ さい。
注記:ポンプのフリーホイール弁は常に閉じていな ければいけません。
60 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
1
輸送および持ち上げの手順
輸送用トラックあるいはトレーラー への固定
機械を輸送するときは、ターンテーブル旋回ロック ピンを必ず使用してください。
ターンテーブル旋回ロックピン
輸送の前にキースイッチをオフの位置に回し、キー を取り外してください。
緩んでいたり、固定されていない箇所がないか、機 械全体を点検します。
注記:効率よく複数の機械を輸送するには、ターン テーブル回転ロックピンをに設定します。
シャーシの固定
積載荷重量に十分耐えうるチェーンを使用してくだ さい。
チェーンを最低 6 本使用してください。
チェーンの損傷を防ぐため、装具を調節してくだ さい。
図を参照する場合は、持ち上げの手順をご覧くだ さい。
作業台の固定 – S-60 J
ジブと作業台が収納された状態であることを確認し てください。
ストラップガイドに平行に配置されているナイロンス トラップで作業台を固定します。ブーム部分を固定 するときは、下方へ過度に力を加えないでください。
品番 1283764JAGT S®-60 J 61
操作説明書 初版 2
重心
Y 軸
S-60 J
m
m
輸送および持ち上げの手順
リフトの手順
必ず以下に従うこと。
機械の組み立ては、必ず認定されている整備
工が行ってください。
承認されたクレーン作業員のみが、適切なク
レーン規制のみに従い、機械の持ち上げを行 わなければなりません。
クレーンの積載荷重量、積載面、ストラップや
ロープが、機械の重量に十分に耐えうることを 確認してください。機械の重量についてはシ リアルラベルをご覧ください。
ブームを完全に下げて収縮します。ジブを完全に下 げます。
このページの表と図を参考にして、機械の重心を確 認してください。
機械の指定の吊り上げ点にのみ装具を取り付け ます。
機械が損傷しないよう、また、機械の水平状態を保 てるよう、装具を調節してください。
X
59 in/1.5
50 in/1.27
1 X
2 Y
62 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
この手順を行うために、工具が必要で
この手順を行うために、新たな部品が必要 で
この手順を行う場合には、エンジンが冷え た状態にな
Deutz D2011 L03i エンジン
オイルタイプ
40
オイルタイプ
30
クボタ
エンジン
オイルタイプ
もしく
40
クボタ
エンジン
オイルタイプ
もしく
40
メンテナンス
メンテナンス
エンジンオイル量の点検
必ず以下に従うこと。
オペレータは、本説明書に記載してある規定メ
ンテナンス項目のみを行います。
定期保守点検は、認定されているサービス担
当者が、製品仕様と責務マニュアルに記載して いる要項に基づいて行ってください。
Genie 承認の交換部品のみを使用してくだ
さい。
メンテナンス記号の説明
以下の記号は、指示の目的をわかりやすくするた めに使用されています。メンテナンス手順の最初に 記載されている記号は、次のような意味を表してい ます。
す。
エンジンを高性能に保ち、耐用年数を長く保つため に、エンジンオイルの量を適切にしておくことはきわ めて重要です。オイル量が不適切な状態で機械を 操作すると、エンジンの部品が損傷するおそれがあ ります。
注記:オイル量のチェックはエンジンを止めた状態 で行ってください。
1 オイル計量棒をチェックします。必要に応じてオ
イルを補充してください。
低温での状況
D-1105-E4B
D-1803-CR-TIE4
15W-
5W-
10W-30
10W-
10W-30
10W-
す。
品番 1283764JAGT S®-60 J 63
っていなければなりません。
操作説明書 初版 2
Deutz D2011 L03i エンジン
燃料タイプ
クボタ
エンジン
燃料タイプ
もしくは
クボタ
エンジン
燃料タイプ
作動油の仕様
作動油タイプ
相当物
メンテナンス
ディーゼル燃料要件
エンジンの性能は、使用する燃料の品質によって 影響を受けます。高品質の燃料を使用すると、エン ジンの寿命が長くなり、排出ガスの放出レベルが許 容範囲内になるという利点があります。
各エンジンに対応する最低ディーゼル燃料要件は 以下に一覧にしています。
D-1105-E4B
D-1803-CR-TIE4
低硫黄燃料(LSD
低硫黄燃料(LSD
超低硫黄燃料(ULSD
超低硫黄燃料(ULSD
作動油量の点検
作動油量を適切なレベルにしておくことは、機械操 作にとって非常に重要です。作動油量が適切でな い場合、油圧部品が損傷することがあります。点検 担当者は、毎日チェックすることにより、作動油量の 変化に気付き、油圧システムでの問題を早期に発 見することができます。
1 ブームが収納位置にあることを確認します。
2 油圧タンク側面にある表示計を目視点検し
ます。
結果:作動油の量は表示計の上から 2 インチ
/5 cm 以内にしなければいけません。
3 必要に応じてオイルを補充してください。この
きに入れすぎないようにしてください。
Chevron Rando HD
64 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
メンテナンス
エンジン冷却液量の点検 - 液冷 モデル
エンジン冷却液の量を適切なレベルにしておくこと はエンジンを長持ちさせるのに非常に重要です。冷 却液の量が不適切な場合、エンジンの冷却能力に 影響し、エンジンの部品が損傷するおそれがあり ます。点検担当者は冷却液の量を毎日チェックする ことにより、冷却液の量の変化で、冷却システムで の問題を早期に見つけることができます。
やけどの危険。熱くなっているエンジン部分と
冷却液に注意してください。熱くなっているエン ジン部分や冷却液に触れると、重度の火傷を 負うことがあります。
やけどの危険。エンジンの始動中はラジエー
ターのキャップを外さないでください。加圧され た冷却水に触れると、重度の火傷を負うことが あります。ラジエーターのキャップを取り外す前 にエンジンを冷却してください。
1 冷却液回収タンク内の液量をチェックします。必
要に応じて液を足してください。
結果:液の量はタンクまたは表示計で full(満タ
ン)を指している必要があります。
バッテリーの点検
バッテリーを適切な状態に保つことは、機械の性能 を保ち、安全に操作するために重要です。不適切な 液量、あるいはケーブルや接続の損傷は、部品の 故障につながり、危険な状態を招くおそれがあり ます。
感電の危険。熱くなっている回路や通電してい
る回路に触れると、重傷を負ったり死に至るこ とがあります。指輪、時計などの装身具をすべ て外してください。
人体への傷害の危険。バッテリーには酸が入っ
ています。バッテリーの酸をこぼしたり酸に触れ たりしないようにしてください。バッテリー液がこ ぼれた場合は重曹と水を使って中和してくだ さい。
1 保護服と保護メガネを着用してください。
2 バッテリーケーブルがしっかりと接続され、腐食
していないことを確認します。
3 バッテリー固定ブラケットが適切な位置にしっか
りと取り付けられているか確認します。
注記:端子プロテクターや腐食防止シーリング剤を 使用することによって、バッテリー端子やケーブル の腐食を防止することができます。
品番 1283764JAGT S®-60 J 65
操作説明書 初版 2
メンテナンス
定期保守点検
四半期ごと、1 年ごと、2 年ごとに行われる保守点 検は、本機械の保守トレーニングを受け認定されて いる担当者が本機械のサービスおよび保守マ ニュアルの手順に従って行わなければなりません。
3 ヶ月以上使用されていない機械は、再び使用す る前に必ず四半期点検を行う必要があります。
機械の耐用年数を終えた際には、廃棄や廃車に関 する地域や政府の規制をすべて遵守してください。 詳細については、該当する Genie サービスマ ニュアルを参照してください。
66 S®-60 J 品番 1283764JAGT
初版 2 操作説明書
モデル
S-60 J
高さ、操作時最大
66 ft 10 in
20.4 m
高さ、作業台最大
60 ft 10 in
18.5 m
水平最大到達距離、作業台最大
40 ft 6 in
12.3 m
最大積載荷重
660 lbs
300 kg
最大風速
28 mph
12.5 m/s
作業台回転角度
160°
作業台水平維持
自動水平維持
353° 非連続
タ 揺れ、
5 ft 2 in
1.57 m
タ 揺れ、
4 ft 1 in
1.24 m
高さ、収納時最大
8 ft 10 in
2.7 m
長さ、作業台収納時
31 ft 10 in
9.7 m
幅、標準タイヤ
8 ft 2 in
2.49 m
ホイ
8 ft
2.4 m
最低地上高、
22 in
56.4 cm
最低地上高、
12 in
31 cm
旋回半径
8 ft 1 in
2.46 m
旋回半径
18 ft 5 in
5.61 m
作業台寸法、6 (
72 in x 30 in
182 cm x 76 cm
作業台寸法、8 (
96 in x 36 in
244 cm x 91 cm
重量
bs
g
(
の重量についてはシリ
周囲操作温度
-20°F~120°F 49°C
操作パネル
12V DC 比例
作業台
標準
システム電圧
12V
油圧、最大(ブ
3,200 psi
タイヤ
FF
燃料タンク容量
30 ガロン
113.5 リットル
油圧タンク容量
ガロン
トル
最大定格勾配、収納状態、
作業台が上がり傾斜にある場合
30%
作業台が下り傾斜にある場合
45%
横勾配
25%
注 輪と地面との摩擦の状態により異なりま 加の重量は定格勾配を低減する場合がありま
最大許容シャーシ傾斜
動作設定」の
項参照
走行速度
走行速度、収納時
3.0 mph
4.8 km/h
走行速度、上昇または伸 長時
0.68 mph
1.1 km/h
床荷重表
最大輪荷重
9,630 lbs
4,368 kg
タイヤ接地圧
85 psi
5.96 kg/cm2 Pa
車体占有面の平均圧力
215 psf
1,049 kg/m2
Pa
注 いを考慮したものではありませ 使用してくださ
仕様
仕様
ーンテーブル回転角度(度)
ーンテーブルによる後方車体の
(ライザー下降)
ーンテーブルによる後方車体の
(ライザー上昇)
ールベース
中央
車軸
(内側)
(外側)
フィート
長さ x 幅)
フィート
長さ x 幅)
16,680 l
7,550 k
機械の重量は、オプション構成により異なります。機械
アルラベルをご覧ください。
)
-29°C
AC コンセント
ーム機能)
220 バー
サイズ 315/55 D2012 プライ
21
79 リッ
4WD
17°
24°
14°
記:定格勾配は、1 名の作業員が作業台にいる場合と車
す。作業台への追
す。
「傾斜センサー
40 ft/9.1
40 ft/40
12.2 m/9.1
12.2 m/40
585 k
10.28 k
記:床荷重表は概算値であり、オプションによる構成の違
ん。安全上の要素を考慮して
い。
Genie では製品の改良を重ねていくことを方針としてい ます。このため製品の仕様を予告なく変更することがあり ます。
品番 1283764JAGT S®-60 J 67
操作説明書 初版 2
作業台最大積載荷重量
1
垂直値
水平値 2
21.3
11 -
3
19.2
12 0
0
4
15.2
13 1
3.0
5
12.1
14 2
6
9.1
15 3
9.1
7
6.
16 4
12.1
8
3.0
17 5
15.2
9
0
10
S®-60 J
品番 1283764JAGT
操作説明書
初版 2
仕様
可動範囲表 - S-60 J
660 lbs 300 kg
70 ft
60 ft
50 ft
40 ft
30 ft
20 ft
1 m
10 ft
0 ft
m
-10 ft -3.05 m
4 m
9 m
4 m
9 m
4 m
5 m
10 ft -3.05 m
ft
0 ft
m
5 m
0 ft 6.1 m
0 ft
0 ft
0 ft
4 m
9 m
4 m
68 S®-60 J 品番 1283764JAGT
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