FUJI xerox DocuPrint C3540, DocuPrint C3250, DocuPrint C3140 User Manual [ja]

201H エミュレーション設定ガイド
「NetWare」は、Novell,Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
その他の製品名、フォント名および会社名は各社の登録商標または商標です。
平成明朝体TMW3、平成角ゴシック体TMW5は、財団法人日本規格協会を中心に制作グループが共同開発 したものです。なお、フォントの一部には、弊社でデザインした外字を含みます。許可なく複製する ことはできません。
ご注意
① 本書の内容の一部または全部を無断で複製・転載・改編することはおやめください。 ② 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 ③ 本書に、ご不明な点、誤り、記載もれ、乱丁、落丁などがありましたら弊社までご連絡ください。
XEROX、THEDOCUMENTCOMPANY、デジタル X のマーク、Ethernet(イーサネット)、DocuWorks、
および CentreWare は、米国ゼロックス社または富士ゼロックス株式会社の登録商標です。

はじめに

このたびは富士ゼロックス製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 本書では、201Hエミュレーションについて記載しています。 製品の性能を十分に発揮させ、効果的にご使用いただくために、必要に応じて本書をお読 みください。 本書の内容は、ご使用になる環境の基本的な知識や操作方法、および DocuPrintC3540/ C3140/C3250 の基本操作を習得されていることを前提に説明しています。
富士ゼロックスプリンティングシステムズ株式会社
i
目 次
はじめに
目 次
マニュアル体系について
本書の読み方
第 1 章 エミュレーションを使用するには
1.1 エミュレーションについて ..............................................2
1.1.1 エミュレーションモード ........................................2
1.1.2 ホストインターフェイスとエミュレーション ......................2
1.1.3 プリント言語の切り替え ........................................3
1.1.4 モードメニュー画面 ............................................3
1.2 フォントについて ...................................................... 4
1.2.1 使用できるフォント ............................................4
1.2.2 ユーザー定義文字(外字)....................................... 4
1.2.3 フォントキャッシュ ............................................5
1.3 排出機能について ...................................................... 6
1.3.1 残ったデータを強制排出する場合 ................................ 6
1.3.2 プリンター内のすべてのジョブを排出する場合 ....................7
1.4 その他の印刷機能 ...................................................... 9
1.4.1 N アップ.......................................................9
1.4.2 フォーム合成 .................................................. 9
1.4.3 バーコード .................................................... 9
1.4.4 フォームについて .............................................10
第 2 章 201H モードの設定
2.1 モードメニューについて ............................................... 12
2.1.1 DocuPrintC3540/C3140/C3250 のメニュー........................ 12
2.1.2 モードメニューについて ....................................... 13
2.2 201H モードメニューの設定.............................................14
ii
2.2.1 201H 設定項目一覧............................................. 14
2.2.2 201H モードメニューの設定方法.................................24
2.3 201H モードのリストについて...........................................25
2.3.1 201H モードのリスト........................................... 25
2.3.2 プリント方法 ................................................. 28
第 3 章 201H モード関連資料
3.1 倍率値一覧表 ......................................................... 30
3.2 用紙サイズと印字可能桁数 ............................................. 35
3.3 リセット時の状態一覧 ................................................. 39
索 引 ........................................................................ 40
iii

マニュアル体系について

ここでは、本機のマニュアルの種類と、その概要を説明します。
本体同梱マニュアル
本機には次のマニュアルが同梱されています。
■セットアップガイド
本機の設置方法について説明しています。
■取扱説明書
本機で印刷するまでの準備、操作方法、およびトラブルの対 処方法などについて説明しています。
■マニュアル(HTML)
プリンタードライバーのインストール、プリンターの環境 設定などを説 明して います。
本体に同梱されているドライバー CD キットの CD‑ROM 内に格納されています。
■エミュレーション設定ガイド(PDF)
201H、HP‑GL
®
、HP‑GL/2®、PCLの各エミュレーションモードの設定方法について
説明しています。
201H、HP‑GL、HP‑GL/2、PCL の各エミューションモードは、エミュレーションキット(オ プション)または PostScript きます。
各エミュレーション設定ガイドは、本体に同梱されているドライバー CD キットの CD‑ROM 内に格納されています。
®
ソフトウエアキット(オプション)を取り付けると使用で
オプション品同梱マニュアル
■オプション品の設置手順書・取扱説明書
別売りのオプション品には、必要に応じて設置手順書また は取扱説明書 が同梱 されています。
■ PostScript
PostScript プリンターとして使用するための設定方法やプリンタードライバー で設定できる項目について説明しています。
PostScript ソフトウエアキットに同梱されている CD‑ROM内に格納されています。
®
DriverLibraryCD‑ROM 内のマニュアル(PDF)
iv
商品マニュアル
必要に応じて購入していただくマニュ アル(リファレンスマニュアル(ARTⅣ 対応)など)もあります。 これらのマニュアルでは、プリンター(プロッター)制御言語のコマンドやソ フトウエアのインストール手順などを説明しています。

本書の読み方

前提知識
本書の内容は、お使いの OS(オペレーティングシステム)の環境の基本的な知 識や操作方法を理解されていることを前提に説明しています。お使いの OS の基 本的な知識や操作方法については、OSに付属の説明書をお読みください。
本書の構成
本書は、以下の構成になっています。
第 1 章 エミュレーションを使用するには
使用できるインターフェイスや、使用できるフォ ント、エミュレートするプ リ ンターなどについて説明しています。
第 2 章 201H モードの設定
201H エミュレーションを使用するための、プリンターでの設定について説明し ています。
第 3 章 201H モード関連資料
倍率値や、各用紙サイズでの印字可能桁数などについて説明しています。
v
本書の表記
① 本文中の「コンピューター」は、パーソナルコンピューターやワークステーショ
ンの総称です。
② 本文中では、説明する内容によって、次のアイコンを使用しています。
注意すべき事項を記述しています。必ずお読みください。 補足事項を記述しています。 参照先を記述しています。
③ 本文中では、次の記号を使用しています。
「   」: 参照先は、本書内です。 『   』: 参照先は、本書内ではなく、ほかの説明書です。
「   」 : フォルダー、ファイル、アプリ ケーション、CD‑ROM な どの名称を 表
[   ] : クライアント上のメニュー、コマンド、ウィンドウやダイアログボッ
〈   〉キー : キーボード上のキーを表しています。
します。
クスとそれらに表示されるボタンやメニューなどの名称を表します。
〈   〉ボタン:操作パネル上のボタンを表しています。 【   】 : 操作パネルのディスプレイに表示されるメッセージ、メニューの選択
肢や設定値を表します。
vi
1 エミュレーションを
使用するには
1.1 エミュレーションについて ...................................2
1.1.1 エミュレーションモード.............................2
1.1.2 ホストインターフェイスとエミュレーション........... 2
1.1.3 プリント言語の切り替え.............................3
1.1.4 モードメニュー画面.................................3
1.2 フォントについて ...........................................4
1.2.1 使用できるフォント.................................4
1.2.2 ユーザー定義文字(外字)............................4
1.2.3 フォントキャッシュ.................................5
1.3 排出機能について ...........................................6
1.3.1 残ったデータを強制排出する場合.....................6
1.3.2 プリンター内のすべてのジョブを排出する場合......... 7
1.4 その他の印刷機能 ...........................................9
1.4.1 N アップ ...........................................9
1.4.2 フォーム合成.......................................9
1.4.3 バーコード.........................................9
1.4.4 フォームについて..................................10
エミュレーションを使用するには
1.1
DocuPrintC3540/C3140/C3250 で使用できるプリント言語の 201H エミュレーションについ て説明します。 プリントデータは 、 ある規則(文法)に従っ たデータになっています。DocuPrintC3540/ C3140/C3250 では、この規則(文法)をプリント言語といいます。 DocuPrintC3540/C3140/C3250が対応しているプリント言語は、ページ単位にイメージを作 るページ記述言語と、ほかのプリンターでの印刷結果に近い結果を得ることができるエ ミュレーションに分類できます。なお、ほかのプリンターでの印刷結果に近い結果を得る ことをエミュレートするといいます。

エミュレーションについて

1

1.1.1 エミュレーションモード

DocuPrintC3540/C3140/C3250が対応するページ記述言語以外のデータを印刷す るときは、DocuPrintC3540/C3140/C3250 をエミュレーションモードにします。 DocuPrintC3540/C3140/C3250には、複数のエミュレーションモードがあります。 その中の 201H エミュレーションモードと、エミュレートするプリンターの対応 は、次のとおりです。
エミュレーションモード エミュレートするプリンター
201H エミュレーションモード(201H モード ) PC‑PR201H2

1.1.2 ホストインターフェイスとエミュレーション

ホストインターフェイスごと に、対応するプリント言語 は異なりま す。プリン ト言語に対応しているホストインターフェイスは、次のとおりです。
パラレルポート
LPD ポート
NetWare ポート
SMB ポート
IPP ポート
USB‑1(1.1)ポート
USB‑2(2.0)ポート
Port9100 ポート
2

1.1.3 プリント言語の切り替え

DocuPrintC3540/C3140/C3250 は、マルチエミュレーションに対応しています。 このため、対応するプリント言語の切り替えができるようになっています。 対応するプリント言語を切り替える方法は、次のとおりです。
コマンド切り替え
1.1エミュレーションについて
エミュレーションを使用するには
対応するプリント言語を切り替えるコマンドを用意しています。DocuPrint C3540/C3140/C3250 は、コマンドを受け取ると、対応するプリント言語に切り替 えます。
自動切り替え
ホストインターフェイスが受信したデー タを分析し、プリント言語を自動的 に 特定します。そして、対応するプリント言語に切り替えます。
インターフェイス従属
操作パネルを使って、ホストインターフェイスごとにプリント 言語を設定し ま す。データを受信したホストインターフェイスに 合わせて、対応するプリン ト 言語を切り替えます。

1.1.4 モードメニュー画面

エミュレーションの 201H モード固有の項目を設定する画面です。201H のモード メニュー画面を表示するには、〈メニュー〉ボタンを押し、「プリント言語の設 定」で【201H】を選択してください。
1
201H のモードメニュー項目については、「第 2 章 201H モードの設定」を参照してください。
3
エミュレーションを使用するには
1.2
ここでは、201H エミュレーションから使用できるフォントについて説明します。

フォントについて

1.2.1 使用できるフォント

201H エミュレーションでは、以下のフォントが使用できます。
アウトラインフォント
1
搭載されているアウトラインフォントは、次のとおりです。
和文
平成明朝体
平成角ゴシック体
平成明朝体
平成角ゴシック体
欧文
TB 明朝(プロポーショナル用)
TB ゴシック(プロポーショナル用)
平成明朝体(ローマン)
平成角ゴシック体(サンセリフ)
OCRB
TM
W3
TM
W3 拡張部
TM
W5
TM
W5 拡張部

1.2.2 ユーザー定義文字(外字)

DocuPrintC3540/C3140/C3250では、ユーザー定義文字(外字)を使用できます。 ユーザー定義文字は、メモリーにしか格納できません。このため、電源を切る と消去されます。ただし、内蔵増設ハードディスク装置を装着すると、ユーザー 定義文字はハードディスクに格納されるため、電源を切っても保持されます。内 蔵増設ハードディスク装置に登録でき るユーザー定 義文字の容量 は、メモリー 格納時と同じ容量です。 ユーザー定義文字を格納するメモリー の容量は、ほかのユーザー定義デ ータの 容量と合わせた値を、操作パネルから設定できます。この値は、電源を切って も保持されます。 ユーザー定義文字は、ビットマップフォントと して登録 されます。ユーザー定 義文字は、各プリント言語の間で共有されません。
4

1.2.3 フォントキャッシュ

高速印刷を実現するために、ある程度の大きさまでのアウトラ インフォント に ついては、フォントキャッシュを実行します。アウトラインフォ ントを印字 す るときには、一度、ビットマップの形式に変換されます。この処理時間をでき るだけ短縮するために、処理後のビットマップ形 式のデータ を、メモリーに保 存しておきます。これをフォントキャッシュといいます。 保存されたビットマップ形式の データは、電源を切ったり、システムリセッ ト をしたりすると、消えます。
1.2フォントについて
エミュレーションを使用するには
1
5
エミュレーションを使用するには
1.3
排出機能について説明します。排出機能には、次の2 種類があります。
残ったデータを強制排出する場合.....................................(1.3.1 参照)
プリンター内のすべてのジョブを排出する場合.........................(1.3.2 参照)

排出機能について

1.3.1 残ったデータを強制排出する場合

201H エミュレーションモードでは、1 ページ分のデータがすべてそろうまでデー
1
タは排出されません。パラレルインターフェイス、UBS‑1(1.1)インターフェ イス、USB‑2(2.0)インターフェイスの場合、データの最後がページの途中で 終了してしまうと、「自動排出時間」で設定されている時間が経過するまで次の データ待ちになり、ディスプレイには【データマチデス】が表示されます。 強制排出は、このようなときに自動排出時間を待たないで、プリンター内のデー タを強制的に印刷する操作です。 操作手順は次のとおりです。
1
ディスプレイに【データマチデス】が表示されているとき、次のジョブを送信すると正常に 印刷されない場合があります。 次のジョブは、強制排出後、または自動排出時間が経過してから送信してください。
自動排出時間については、『DocuPrintC3540/C3140/C3250取扱説明書』を参照してください。
右記のディスプレイ状態で〈排出/セッ ト〉ボタンを押します。
〈排出 / セット〉ボタンを押す
印刷が開始されます。
印刷が終了すると、【プリントデキマス】の表示に なります。
6
共通メニュー項目の「プリントモード指定」が【ジド ウ】の場合、【データマチデス】と表示されないた め、強制排出できません。
1.3排出機能について
1.3.2 プリンター内のすべてのジョブを排出する
場合
プリンターに受信されているすべてのジョブを実行して印刷します。 この操作によって、データの受信を中断し、バッファを空の状態にできます。次 に手順を説明します。
エミュレーションを使用するには
プリンター内のすべてのジョブを消去する方法もあります。消去する方法については、
『DocuPrintC3540/C3140/C3250取扱説明書』を参照してください。
1
右記のディスプレイ状態で〈オンライ ン〉ボタンを押します。
〈オンライン〉ボタンを押すと、プリンターは自動
的にデータを受信できない状態となります。
〈排出 /セット〉ボタンを押します。
2
印刷が開始されます。
すべてのジョブを実行して印刷すると、【オフライ ン】の表示になります。
〈排出 / セット〉ボタンを押す
1
〈オンライン〉ボタンを押す
パラレルインターフェイス、USB‑1(1.1)インター フェイス、USB‑2(2.0)インターフェイスを使用し ている場合、手順 1 の〈オンライン〉ボタンを押す タイミングによって、データ受信がジョブの途中に なることがあります。 この場合、それ以降のデータは〈排出 / セット〉ボ タンを押したあと、新しいジョブとして認識され、 手順 3 のオフライン解除後、新しいジョブとして処 理されます。
7
1.3排出機能について
エミュレーションを使用するには
〈オンライン〉ボタンを押します。
3
【プリントデキマス】の表示になります。
【プリントデキマス】表示後、新しいジョブとして
処理されるデータは、共通メニュー項目の「プリン トモード指定」で【ジドウ】が設定されているとき、 正常に印刷されない場合があります。
1
〈オンライン〉ボタンを押す
8
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