EPSON LP-9400 Startup guide [ja]

スタートアップガイド
4013901-00 xxx

取扱説明書の種類と使い方

本製品には次の取扱説明書が付属しています。
スタートアップガイド(本書)
プリンタ本体の準備、プリンタソフトウェアのインストール、印刷の手順などプリンタを使用 するための情報が記載されています。プリンタのセットアップ時およびご使用の前に必ずご一 読ください。 また、本製品を安全にご使用いただくための注意事項やエラー状態時の処置、サービスサポー トのご案内、同梱のCD-ROMに収録されている他の取扱説明書の使い方なども記載されてい ます。
ユーザーズガイド(CD-ROM)
プリンタドライバの機能説明やプリンタの操作方法、各種トラブルの解決方法など、本製品を お使いいただく上で必要となる情報が詳しく記載されている説明書です。必要に応じてお読み ください。 ユーザーズガイドは、製品に同梱されているCD-ROMに収録されています。画面上で見るだ けでなく、印刷してお読みいただくこともできます。詳しくは以下のページを参照してくださ い。
本書「電子マニュアルの見方」149ページ 本書「電子マニュアル(PDFファイル)を印刷するには」152 ページ
活用ガイド(CD-ROM)
用紙を節約する方法や作業時間を1秒でも短くするための知って得する情報を掲載したガイダ ンスです。EPSONレーザープリンタの機能を十分に活用いただくために、ぜひご覧ください。 詳しくは以下のページを参照してください。
本書「電子マニュアルの見方」149ページ

安全にお使いいただくために

本製品を安全にお使いいただくために、製品をお使いになる前には、必ず本書および製品に添付 されております取扱説明書をお読みください。
本書および製品添付の取扱説明書は、製品の不明点をいつでも解決できるように、手元に置いてお使 いください。
本書および製品添付の取扱説明書では、お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に防止する ために、危険を伴う操作・お取り扱いについて、次の記号で警告表示を行っています。内容をよくご 理解の上で本文をお読みください。
abc
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この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定さ れる内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容お よび物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
この記号は、してはいけない行為(禁止行為)を示しています。
この記号は、分解禁止を示しています。
もくじは6ページにあります
nn
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ss
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cc
この記号は、濡れた手で製品に触れることの禁止を示しています。
この記号は、製品が水に濡れることの禁止を示しています。
この記号は、電源プラグをコンセントから抜くことを示しています。
4013901
1

安全上のご注意

煙が出たり、変なにおいや音がするなど異常状態のまま使用しないで ください。
感電・火災の原因となります。 すぐに電源スイッチを切り、電源コードをコンセントから抜いて、販 売店またはエプソンの修理窓口にご相談ください。 お客様による修理は危険ですから絶対しないでください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。
感電の原因となります。
通風口など開口部から内部に金属類や燃えやすい物などを差し込んだ り、落としたりしないでください。
感電・火災の原因となります。
異物や水などの液体が内部に入った場合は、そのまま使用しないでく ださい。
感電・火災の原因となります。 すぐに電源を切り、電源コードをコンセントから抜き、販売店または エプソンの修理窓口にご相談ください。
abc
破損した電源コードを使用しないでください。
感電・火災の原因となります。 電源コードを取り扱う際は、次の点を守ってください。
電源コードを加工しない
電源コードの上に重い物を載せない
無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしない
熱器具の近くに配線しない
電源コードが破損したら、販売店またはエプソンの修理窓口にご相談 ください。
電源コードのたこ足配線、テーブルタップやコンピュータなどの裏側 にある補助電源への接続はしないでください。
発熱による火災や感電のおそれがあります。 家庭用電源コンセント(AC 100V)から電源を直接取ってください。
電源プラグの取り扱いには注意してください。
取り扱いを誤ると火災の原因となります。 電源プラグを取り扱う際は、次の点を守ってください。
電源プラグはホコリなどの異物が付着したまま差し込まない
電源プラグは刃の根元まで確実に差し込む
2
安全にお使いいただくために
abc
取扱説明書で指示されている以外の分解は行わないでください。
安全装置が損傷し、レーザー光漏れ・定着器の異常加熱・高圧部での 感電などの事故のおそれがあります。
添付されている電源コード以外の電源コードは使用しないでくださ い。
感電・火災の原因となります。
警告ラベルが貼られているカバーは 絶対に取り外さないでください。
感電のおそれがあります。
警告ラベル
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3
ade
小さなお子さまの手の届く所には、設置、保管しないでください。
落ちたり、倒れたりして、けがをする危険があります。
不安定な場所(ぐらついた台の上や傾いた所など)に置かないでくだ さい。
落ちたり、倒れたりして、けがをする危険があります。
湿気やホコリの多い場所に置かないでください。
感電・火災の危険があります。
本製品の上に乗ったり、重い物を置かないでください。
特に、小さなお子さまのいる家庭ではご注意ください。倒れたり、壊 れたりしてけがをする危険があります。
本製品の通風口をふさがないでください。
通風口をふさぐと内部に熱がこもり、火災の危険があります。 次のような場所には設置しないでください。
押し入れや本箱など風通しの悪い狭いところ
じゅうたんや布団の上 壁際に設置する場合は、壁から20cm以上のすき間をあけてください。 また、毛布やテーブルクロスのような布はかけないでください。
4
長期間ご使用にならないときは、安全のため必ず電源プラグをコンセ ントから抜いてください。
各種コード(ケーブル)は、取扱説明書で指示されている以外の配線 をしないでください。
配線を誤ると、火災の危険があります。
本製品を移動する場合は、電源を切り、電源プラグをコンセントから 抜き、すべての配線を外したことを確認してから行ってください。
他の機械の振動が伝わる所など、振動しがちな場所には置かないでく ださい。
落下によって、そばにいる人がけがをする危険があります。
安全にお使いいただくために
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オプション類を装着するときは、表裏や前後を間違えないでくださ い。
間違えて装着すると、故障の原因となります。取扱説明書の指示に 従って、正しく装着してください。
紙詰まりの状態で放置しないでください。
定着器が加熱し、発煙・発火の原因となります。
使用中に、プリンタカバーを開けたときは定着器部分に触れないでく ださい。
内部は高温になっているため、火傷のおそれがあります。
電源投入時および印刷中は、排紙ローラ部に指を近付けないでくださ い。
指が排紙ローラに巻き込まれ、けがをするおそれがあります。用紙は、 完全に排紙されてから手に取ってください。
ETカートリッジを、火の中に入れないでください。
トナーが飛び散って発火し、火傷のおそれがあります。また、使用済 みのETカートリッジは回収しておりますのでご協力をお願いします。
nn
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本製品の電源を入れたままでコンセントから電源プラグを抜き差し しないでください。
電源プラグが変形し、発火の原因となることがあります。
電源プラグをコンセントから抜くときは、必ず電源プラグを持って抜 いてください。
電源コードを引っ張ると、ケーブルが傷付いて、火災や感電の原因と なることがあります。
本製品の電源を入れたままインターフェイスケーブルやオプション 製品を接続しないでください。
感電の原因となることがあります。
注意ラベルが貼ってあるカバーは、絶対 に開けないでください。
カバー内部では、不可視レーザー光が放 射されています。カバーを開けると、人 体に有害となるおそれがあります。通常 の操作でご使用いただく場合は、レー ザー光の漏れる心配はありません。
注意ラベル
5
安全にお使いいただくために.........................1
安全上のご注意.........................................................2
本書中のマーク、画面、表記について................8
スタートアップガイドの使い方......................9
ユーザーズガイドと活用ガイド(CD-ROM)の
紹介.........................................................10
1.本機の紹介
本機の特長................................................12
各部の名称と働き ......................................14
2.プリンタの準備
プリンタを設置する ...................................20
設置上のご注意.......................................................20
設置スペース...........................................................21
設置作業時のご注意 ..............................................21
ETカートリッジを取り付ける......................22
オプションを装着する場合は.......................26
用紙カセットに用紙をセットする.................27
電源ケーブルを接続する.............................32
動作の確認をする ......................................34
電源のオン...............................................................34
ステータスシートの印刷......................................35
電源のオフ...............................................................37
コンピュータと接続する.............................38
パラレルインターフェイスケーブルの接続.....38
USB インターフェイスケーブルの接続............40
ネットワークへの接続..........................................42
3.オプションの装着
増設メモリ/ROMモジュール/HDDの
取り付け...................................................48
インターフェイスカードの取り付け..............59
ユニバーサルカセットユニットの取り付け.....61
メールビンユニットの取り付け....................65
両面印刷ユニットの取り付け.......................72
オプション装着時の設定(Windows)............74
4.使用可能な用紙と給紙/排紙
用紙について.............................................78
印刷できる用紙の種類..........................................78
印刷できない用紙..................................................79
印刷できる領域 ......................................................80
用紙の保管 ..............................................................80
給紙装置について...................................... 81
セットできる用紙サイズと容量......................... 81
給紙装置の優先順位..............................................82
排紙方法について...................................... 83
フェイスダウン排紙..............................................83
メールビンユニット(オプション)への排紙 .... 83
5.Windowsでの セットアップと印刷手順
セットアップ............................................ 86
システム条件の確認..............................................86
プリンタソフトウェアのインストール.............87
プリンタを共有する場合のインストールの
概要...........................................................................91
日常の操作............................................... 94
印刷の流れと印刷手順..........................................94
プリンタや印刷の状態を見る .............................97
印刷の中止方法 ......................................................99
6.Macintoshでの セットアップと印刷手順
セットアップ.......................................... 102
システム条件の確認............................................102
プリンタソフトウェアのインストール...........103
プリンタドライバの選択 ...................................105
日常の操作............................................. 107
印刷の流れと印刷手順........................................107
プリンタや印刷の状態を見る ...........................109
印刷の中止方法 ....................................................111
7.困ったときは
コンピュータ画面上のメッセージを
確認しましょう....................................... 114
操作パネルのメッセージを確認しましょう.. 115
ワーニングメッセージ........................................115
エラーメッセージ................................................117
ステータスメッセージ........................................122
リセットの仕方....................................... 123
6
もくじ
リセット................................................................123
リセットオール ................................................... 123
用紙が詰まったときは ..............................124
用紙カセットの給紙部で用紙が詰まった
ときは.................................................................... 124
用紙トレイの給紙部で用紙が詰まった
ときは.................................................................... 127
プリンタ内部で用紙が詰まったときは.......... 129
メールビンユニット装着時にプリンタ内で
用紙が詰まったときは....................................... 134
メールビンユニットの排紙部で用紙が
詰まったときは ................................................... 137
両面印刷ユニット内で用紙が詰まった
ときは.................................................................... 138
プリンタソフトウェアの削除方法...............140
Windowsの場合 .................................................140
Macintosh の場合.............................................. 145
付録
電子マニュアルのご案内...........................148
電子マニュアルの見方 ..............................149
Windowsでの電子マニュアルの見方............ 149
Macintosh での電子マニュアルの見方......... 150
電子マニュアル(PDFファイル)を印刷する
には.......................................................152
Windowsでの PDF ファイルの開き方と
印刷方法................................................................152
Macintosh での PDFファイルの開き方と
印刷方法................................................................154
ユーザーズガイド(PDFファイル)のもくじ..156
DOS環境でお使いのお客様へ ...................160
プリンタ機種名の選択....................................... 160
印刷の手順............................................................ 162
サービス・サポートのご案内 ......................163
エプソン FAX インフォメーション................ 163
エプソンインフォメーションセンター.......... 163
インターネット・パソコン通信サービス........163
ショールーム........................................................ 163
パソコンスクール ...............................................163
保守サービスのご案内....................................... 164
修理依頼票............................................. 巻末
FAXオーダーシート................................ 巻末
設定モードの設定一覧表(操作パネル)........ 巻末
7

本書中のマーク、画面、表記について

マークについて
本書中では、いくつかのマークを用いて重要な事項を記載しています。マークが付 いている記述は必ずお読みください。 それぞれのマークには次のような意味があります。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、プリンタ本体が損傷す
ww
る可能性が想定される内容およびプリンタ本体、プリンタドライバや ユーティリティが正常に動作しないと想定される内容、必ずお守りいた だきたい(操作)を示しています。
補足説明や知っておいていただきたいことを記載しています。
p
用語
* 用語の説明を欄外に記載していることを示します。
s
関連した内容の参照ページを示しています。参照先が「ユーザーズガイ ド(PDF)」になっている場合の参照ページは、ユーザーズガイド(PDF ファイル)を印刷した場合のページとなります。
Windowsの画面について
本書に掲載するWindowsの画面は、特に指定がない限りWindows 98の画面を使用 しています。
Windowsの表記について
Microsoft ®Windows ®95 Operating System 日本語版 Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft 本書では、上記各オペレーティングシステムをそれぞれ、Windows 95、Windows 98、Windows Me、Windows NT4.0、Windows 2000と表記しています。またこ れらを総称する場合は「Windows」、複数のWindowsを併記する場合は「Windows 95/98」のようにWindowsの表記を省略することがあります。
®
Windows ®98 Operating System 日本語版
®
Windows ®Millennium Edition Operating System 日本語版
®
Windows NT ®Operating System Version 4.0 日本語版
®
Windows ®2000 Operating System 日本語版
8

スタートアップガイドの使い方

本書は、プリンタのセットアップから日常操作における基本的な情報について記載してあります。
以下の手順で読み進めてください。
本機の概要を理解しましょう。
A
B
C
D
E
s
本書「本機の紹介」11 ページ
プリンタ本体のセットアップをしましょう。
s
本書「プリンタの準備」19 ページ オプションを装着される方は、以下のページを参照してオプションを装着し てください。
s
本書「オプションの装着」47 ページ
プリンタを使えるようにするためのソフトウェアをインストールしましょ う。
s
Windows:本書「セットアップ」86 ページ
s
Macintosh:本書「セットアップ」102 ページ
使用できる用紙や給紙方法などについて理解しましょう。
s
本書「使用可能な用紙と給紙/排紙」77 ページ
日常操作の基本を知りましょう。
s
Windows:本書「日常の操作」94 ページ
s
Macintosh:本書「日常の操作」107 ページ プリンタドライバの詳細な機能説明はユーザーズガイド(CD-ROM)に掲載 されております。以下のページを参照して、ユーザーズガイド(CD-ROM) を活用してください。
s
本書「電子マニュアルの見方」149 ページ
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この他に、困ったときの対処方法についても掲載しています。必要に応じてお読み ください。なお、「困ったときは」の詳細な情報は、ユーザーズガイド(CD-ROM) に掲載してあります。ユーザーズガイド(CD-ROM)も合わせてご覧ください。
9

ユーザーズガイドと活用ガイド(CD-ROM)の紹介

本製品に添付のCD-ROMには「ユーザーズガイド」と「活用ガイド」が収録されております。
「ユーザーズガイド」には、プリンタドライバの詳細な機能説明や困ったときのさ
まざまな事例とその対応方法など、有益な情報を掲載しております。コンピュータ の画面上で、または印刷してご覧ください。
ユーザーズガイド(CD-ROM)を画面上でご覧になりたい場合は、以下のページを 参照してください。
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本書「電子マニュアルの見方」149 ページ
ユーザーズガイド(CD-ROM)を印刷してご覧になりたい場合は、以下のページを 参照して印刷してください。
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本書「電子マニュアル(PDFファイル)を印刷するには」152 ページ
また「活用ガイド」では、以下の情報をはじめ知って得するさまざまな情報を掲載 しております。
●用紙を節約したい
印刷枚数を1/4や1/8にして用紙を節約する方法や、拡大/縮小コピーをプリンタで 行う方法、印刷ミスをなくす方法などを紹介しています。
●省電力・省資源作戦
印刷にかかるランニングコストを削減するための方法を紹介しています。
●ビジネス文書を見栄えよく仕上げたい
文書上に「参考」や「コピー厳禁」などのマークを入れたり、きれいな文字や画像 で出力する方法を紹介しています。
●作業時間を1秒でも短くしたい
1分1秒でも早く印刷したい、それを実現させる手段について紹介しています。
「活用ガイド」をご覧になりたい場合は、以下のページを参照してください。
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本書「電子マニュアルの見方」149 ページ
10

本機の紹介

ここでは本製品の特長や、各部の名称と働きについて説明していま す。
●本機の特長.........................................12
●各部の名称と働き ................................14
1

本機の特長

印刷時に走査線方向 を2400dpi、紙送り方 向を600dpiの高精度 でコントロールする ことで、1200dpi相当 の高解像度印刷を実 現するEPSON独自の
本機の特長は以下の通りです。
●高速印刷を実現
高速エンジンに、ハイパフォーマンスコントローラを組み合わせ、さらにパラレル
*1 ECP:
(Extended
CapabilityPort)パラ レルインターフェイ スの拡張仕様の1つ。
インターフェイスのIEEE 1284 ECP 最速35PPM*の印字速度を実現しています。 * PPM = Pages Per Minute
[1分間に印刷できる用紙(A4横送り/コピーモード時)の枚数]
●ウォームアップ時間の短縮
ウォームアップ時間が従来機に比べ大幅に短縮されています(電源オンから印刷可 能状態になるまで約70秒)。
*1
モードやUSBインターフェイス対応により
*2 CAD:
(Comput er Ai de d
Design) コンピュータを使用 した設計。
*3 プロッタ:
主にCADなどで作成 した図面を出力する ことを目的とした印 刷装置。
*4 エミュレーション:
特定の機器が持つ機 能を、擬似的に実現さ せるハードウェアま たはソフトウェア。
5 RIT:
機能。
●さまざまな用紙サイズ、用紙種類に対応
ハガキや各種封筒、さらに不定形紙までさまざまな種類の用紙への印刷が可能です
(印刷領域は用紙の端から5mmを除いた範囲)。このため、文字印刷だけでなく、
*2
CAD
の出力まで広範囲な用途に対応しています。また、CAD出力用のオプション
として、Hewlett-Packard社のプロッタ
*3
HP-7550Aをエミュレーション*4するEP-
GLモジュールを用意しています。
●メールビン排紙対応(オプション)
4つのビン(排紙トレイ)を持つオプションのメールビンユニットを装着すること により、印刷した書類を指定したメールビンに排紙することができます。
●両面印刷対応(オプション)
オプションの両面印刷ユニットを装着することにより、両面印刷を実現します。
●RIT*5機能による高品位な印刷
EPSON独自のRIT(Resolution Improvement Technology)機能により、曲線や小 さい文字を印刷する場合でもギザギザの少ない美しい印刷結果が得られます。 RITを有効にしている場合と有効にしていない場合では、印刷結果が下図のように 異なります。
12
解像度はやい, RIT OFF 解像度はやい,RIT ON
*1 PGI:
階調表現力を3倍に高 め、微妙な陰影やグラ デーションを鮮明に 印刷するEPSON独自 の機能。
本機の特長
PGI*1機能による階調性豊かな印刷(Windows/Macintosh対応)
EPSON独自のPGI(Photo and Graphics Improvement)機能により、写真やグラ デーションなど、モノクロの階調が変化する画像データを、より階調性豊かに表現 できます。PGI機能を有効に設定し、解像度を[きれい](600dpi)に設定するこ とにより、さらに美しい出力結果が得られます(印刷データのサイズによってはメ モリの増設が必要な場合があります)。
nn
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解像度はやい, PGI無効
(ハーフトーン処理を有効)
解像度きれい, PGI有効
●ネットワーク対応(オプション)
オプションのインターフェイスカードを装着することで各種プロトコルに対応し たネットワークプリンタとしてお使いいただけます。
●従来のエプソン製ページプリンタの機能を継承
従来のエプソン製モノクロページプリンタがサポートしていた機能を継承してい ます。
エプソン独自のページプリンタ制御体系 ESC/Page による、自由な文字表現と高
度な図形処理。
インターフェイス自動切り替え機能。
国際エネルギースタープログラムに対応した省電力設計。
●各種ユーティリティを添付
コンピュータ上からプリンタの状態を監視できるEPSONプリンタウィンドウ!3
(Windows/Macintosh対応)、またバーコードの作成が簡単にできるEPSONバー
コードフォント(Windows対応)を標準添付しています。
13

各部の名称と働き

前面/右側面
⑧排紙用延長トレイ
⑦[電源]スイッチ
⑥[トレイ紙サイズ]スイッチ
①ラッチ
⑤用紙ガイド
④用紙トレイ
③用紙カセット
②操作パネル
①ラッチ
トナー交換などで上カバーを開けるときに操作します。
②操作パネル
プリンタを操作するときに使用します。詳細は以下のページを参照してください。 s
本書「操作パネル」17 ページ
③用紙カセット
標準で装備されている給紙装置です。A3、A4、B4、B5などの定形紙がセットで きます。
④用紙トレイ
標準で装備されている給紙装置です。A4、B5などの定形紙だけでなく、ハガキや 封筒などの特殊紙や不定形紙に印刷するときにここから給紙します。
⑤用紙ガイド
セットした用紙の幅に合わせます。
⑥[トレイ紙サイズ]スイッチ
用紙トレイにセットした用紙のサイズをプリンタに記憶させるスイッチです。必ず セットした用紙のサイズに合わせてください。
14
⑦[電源]スイッチ ⑧排紙用延長トレイ
A3、B4などの大きい用紙に印刷するときに、開けて使用します。
各部の名称と働き
内部
①定着器
①定着器
用紙にトナーを固着させる装置です。
ade
②ETカートリッジ
nn
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プリンタを使用すると、定着器部分は高温(約200度)になりますので絶対に手を触れない でください。火傷の原因になります。
②ETカートリッジ
印刷用トナーとドラムの一体カートリッジです。
15
背面/左側面
①パラレルインターフェイス  コネクタ
⑥オプションカバー
②コネクタカバー
③USBインターフェイスコネクタ
⑤メールビンユニット用 コネクタ
④ACインレット
①パラレルインターフェイスコネクタ
コンピュータとパラレルインターフェイスで接続するコネクタです。
②コネクタカバー
オプションのインターフェイスカードを差し込むスロットのカバーです。
③USBインターフェイスコネクタ
コンピュータとUSBインターフェイスで接続するコネクタです。
④ACインレット
電源コードの差し込み口です。
⑤メールビンユニット用コネクタ
オプションのメールビンユニットのケーブルを接続するコネクタです。
⑥オプションカバー
オプションの両面印刷ユニットを装着する際に取り外すカバーです。
16
各部の名称と働き
操作パネル
①液晶ディスプレイ
②▲(アップ)スイッチ
②[バック]スイッチ ②▼(ダウン)スイッチ
③[ジョブキャンセル]  スイッチ
⑥データランプ
Data
①液晶ディスプレイ
プリンタの状態や、機能の設定値を表示します。
②[バック]/[アップ]/[ダウン]/[設定実行]スイッチ
設定モードで、プリンタの設定を変更したり、機能を実行するときに使用します。 操作方法については、以下のページを参照してください。
s
ユーザーズガイド(PDF)「操作パネルからの設定」163 ページ
③[ジョブキャンセル]スイッチ
スイッチは、押し方によって処理が異なります。
スイッチを1回押すと、処理中の印刷データ(ジョブ単位)をキャンセルします。
スイッチを約2秒間押すと、処理中の印刷データをすべて削除します。
②[設定実行]スイッチ
④エラーランプ
⑤[印刷可]スイッチ/ランプ
nn
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④エラーランプ
エラーが発生したときに点滅または点灯します。
⑤[印刷可]スイッチ/ランプ
ランプは印刷可状態のときに点灯します。スイッチは、プリンタの状態によって処 理が異なります。
エラーが発生していない通常の状態では、印刷可/印刷不可状態を切り替えます。
印刷不可状態でデータランプが点灯している場合に約 2 秒間押すと、受信してい る印刷データの最初のページのみ印刷指定枚数分印刷します。
自動復帰できるエラーが発生している場合(エラーランプ点滅時)に押すと、エ ラーを解除して印刷可状態へ自動的に復帰します。
自動復帰できないエラーが発生している場合(エラーランプ点灯時)は、適切な処 置を行ってエラー状態を解消すると自動的に印刷可能状態に復帰します。
操作パネルで[ジドウエラーカイジョ]を[スル]に設定している場合、エラーラン
p
プが点滅しても[印刷可]スイッチを押すことなく自動復帰する場合があります。
ユーザーズガイド(PDF)「ジドウエラーカイジョ」179 ページ
s
⑥データランプ
ランプは、印刷データが残っているときや処理中に点灯または点滅します。
17
MEMO
18

プリンタの準備

プリンタを使用する前の準備について説明します。
●プリンタを設置する .............................20
●ET カートリッジを取り付ける................22
●オプションを装着する場合は..................26
●用紙カセットに用紙をセットする............27
●電源ケーブルを接続する .......................32
●動作の確認をする ................................34
●コンピュータと接続する .......................38
2

プリンタを設置する

プリンタを梱包箱から取り出し、保護材の取り外しが終了したら、プリンタを設置します。すべ ての保護材が取り外されたことを確認してから設置作業を行ってください。

設置上のご注意

本プリンタは、次のような場所に設置してください。
水平で安定した場所 風通しの良い場所 次の気温と湿度の場所
水 平
本プリンタは精密な機械・電子部品で作られています。次のような場所に設置する と動作不良や故障の原因となりますので、絶対に避けてください。
直射日光の当たる場所 ホコリや塵の多い場所 温度変化の激しい場所
湿度変化の激しい場所 火気のある場所 水に濡れやすい場所
揮発性物質のある場所 冷暖房機具に近い場所 震動のある場所
10〜35℃ 15〜85%
ベンジン
加湿器に近い場所
震 動
20
w
テレビ・ラジオに近い場所には設置しないでください。本機 は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)基準に適 合しておりますが、微弱な電波は発信しております。近くのテ レビ・ラジオに雑音を与えることがあります。
静電気の発生しやすい場所でお使いになるときは、静電気防 止マットなどを使用して、静電気の発生を防いでください。

設置スペース

プリンタを設置する
WWWWiiiinn
nn
用紙やETカートリッジが交換しやすいよう、下図のスペースを確保してください。
550mm
940mm
1300mm
*1:オプションの両面印刷ユニットを装着する場合は   300mm、メールビンユニットを装着する場合は   450mm必要です。
本機を「プリンタ底面より小さい台」の上には設置しないでください。プリンタ底
w
面のゴム製の脚が台からはみ出ていると内部機構に無理な力がかかり、印刷や紙 送りに悪影響を及ぼします。
200mm
200mm*1
200mm
680mm
*2
*2:オプションのメールビンユニットを   装着する場合は800mm必要です。
MMMMaaaacc
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設置作業時のご注意

プリンタは重い(約28kg)ので、持ち運びには十分注意してください。プリンタ を持つときは、下図のように本体をはさんで2人で持ち、取っ手に手をかけて運ん でください。また、下図以外の部分に手をかけて運ぶとプリンタが破損する原因と なります。
必ずプリンタ本体より広く平らな面の上に、プリンタ底面の脚が確実に載るよう に設置してください。
2人目
本 体 正 面 側
1人目
本 体 背 面 側
21

ETカートリッジを取り付ける

プリンタの設置が終了したら、ETカートリッジをプリンタ本体に取り付けます。
ade
ETカートリッジは、絶対に火の中に入れないでください。トナーが飛び散って発火し、火傷 のおそれがあります。
ETカートリッジの取り扱いと取り付け作業は、次の点に注意してください。
w
ETカートリッジは以下の手順に従って取り付けてください。
A
トナーは人体に無害ですが、体や衣服に付着したときはすぐに水で洗い流して ください。
寒い場所から暖かい場所に移動した場合は、ET カートリッジを室温に慣らすた め1時間以上待ってから作業を行ってください。
ラッチを右にスライドさせて、プリンタの上カバーを開けます。
22
ade
ET カートリッジを取り付ける
WWWWiiiinn
nn
カバーを開けたとき、次の部分に手を触れないようご注意ください。
定着器部分(内部は約200度と高温のため火傷の原因になります)
転写ローラ部分(印刷品質劣化の原因になります)
転写ローラ
ETカートリッジを梱包箱から取り出し、保護材(テープ)をはがしてから、
B
図のように左右に傾けながら7〜8回ゆっくり振ります。
ET カートリッジ内部のトナーが均一な状態にします。
定着器
MMMMaaaacc
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感光体保護シャッタを絶対に開けないでください。また、内部の感光体(緑色の
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部分)には絶対に手を触れないでください。印刷品質が低下します。
感光体
保護シャッタ
ETカートリッジを取り扱う際に、保護シャッタ部分を持たないでください。
ETカートリッジの入っていた梱包袋は、プリンタの移動や輸送の際、または使用 済みのカートリッジを回収する際に必要となります。梱包袋は、次回の交換時まで 大切に保管してください。
ETカートリッジ両側の突起をプリンタ内部の溝に沿ってセットします。
奧に突き当たるまで確実にセットしてください。
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プリンタ内部のローラやギアには手を触れないでください。故障の原因になりま す。
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ET カートリッジを取り付ける
プリンタの上カバーを、カチッと音がするまでしっかり閉じます。
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ETカートリッジを取り付けたまま、プリンタを運搬しないでください。トナーが
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プリンタ内部にこぼれ、印刷品質に影響を与えたり、故障の原因となります。プリ ンタ輸送時は、ETカートリッジを取り外して、購入時に梱包されていた箱かポリ 袋などに入れて衝撃がかからないように輸送してください。
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ユーザーズガイド(PDF)「プリンタの輸送と移動」278 ページ
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オプションを装着する場合は

オプションを装着される方は、本書の該当個所を参照して取り付けてください。各オプションの 詳細な説明は、CD-ROMに収録されているユーザーズガイドに掲載されています。
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ユーザーズガイド(PDF)「オプションと消耗品について」221 ページ
オプションを装着される場合は、以下のページを参照して取り付け作業を行ってく ださい。また、オプションの取扱説明書も併せてご覧ください。
●増設メモリ
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本書「増設メモリ/ROMモジュール/HDDの取り付け」48 ページ
●EP-GLモジュール(型番:LPEPGL4)または  フォームROMモジュール(型番:LPFOLR4M2)
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本書「増設メモリ/ROMモジュール/HDDの取り付け」48 ページ
●ハードディスクユニット(型番:LPHD3)
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本書「増設メモリ/ROMモジュール/HDDの取り付け」48 ページ
●インターフェイスカード
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本書「インターフェイスカードの取り付け」59 ページ
●ユニバーサルカセットユニット(型番:LPUC4)
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本書「ユニバーサルカセットユニットの取り付け」61 ページ
●メールビンユニット(型番:LP4BMU1)
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本書「メールビンユニットの取り付け」65 ページ
●両面印刷ユニット(型番:LPDSP5)
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本書「両面印刷ユニットの取り付け」72 ページ
メールビンユニットと両面印刷ユニットを装着する場合は、最初にメールビン
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ユニットを取り付けてから両面印刷ユニットを取り付けてください。
Windows環境下でお使いの場合は、オプションの取り付け後、プリンタドライバ をインストールしてからオプションを使うための設定が必要です。
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本書「オプション装着時の設定(Windows)」74 ページ
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用紙カセットに用紙をセットする

ここでは、標準装備の用紙カセットへの用紙のセット方法を説明します。用紙トレイへの用紙の セット方法は、以下のページを参照してください。
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ユーザーズガイド(PDF)「用紙トレイへの用紙のセット」20 ページ
印刷できる用紙の概要は、以下のページを参照してください。
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本書「使用可能な用紙と給紙/排紙」77 ページ
また、用紙の詳細な説明は、以下のページを参照してください。
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ユーザーズガイド(PDF)「使用可能な用紙と給紙/排紙」9 ページ
用紙カセットをロック位置まで引き出します。
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用紙カセットの左右にある灰色のストッパーを押したまま、用紙カセットを
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引き抜きます。
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用紙カセットのカバーを取り外します。
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用紙カセットの仕切り板は A3 サイズの用紙をセットする位置に取り付けら れています(工場出荷時)。A3 サイズの用紙をセットする場合は、カバーを 取り外したら Hへ進んでください。
以降の手順は A4 サイズの用紙をセットする場合を例に、仕切り板の変更の 仕方を説明しています。
仕切り板の取り付け位置によって用紙サイズを検知します。仕切り板はセットす
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る用紙サイズに合わせて正しく取り付けてください。
仕切り板右側の灰色のレバーを上げ、仕切り板を右にずらします。
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仕切り板の左側を持ち上げて取り外します。
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