Epson EB-S62 User Manual [ja]

取扱説明書
1

マニュアル中の表示の意味

f 安全に関する表示
取扱説明書および製品には、製品を安全に正しくお使いいただき、お客様や他の人への危害や財産への損害を未然に防止するために、絵表示が 使われています。 その表示と意味は次のとおりです。 内容をよくご理解いただいた上で本文をお読みください。
f 一般情報に関する表示
2
注意
q
s
g
操作
[ (表記名) ]
「(メニュー名)」
本機の故障や損傷の原因になるおそれがある内容を記載しています。
関連する情報や知っておくと便利な情報を記載しています。
関連事項や、より詳しい説明を記載しているページを示しています。
マークの前のアンダーラインの引かれた用語は、用語解説で説明しています。 「付録 用語解説」をご覧 ください。 s p.68
操作方法や作業の順番を示しています。 番号順に操作して目的の作業を行ってください。
リモコンまたは操作パネルのボタン名称を示しています。 例: [戻る]ボタン
環境設定メニューの項目を示しています。 例: 「画質調整」_「明るさ」
次ページに説明が続いていることを示しています。クリックすると次のページが表示されます。
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目次
3
本機の特長 .................................................4
各部の名称と働き ...........................................5
前面/上面 ........................................................................................................................... 5
背面..................................................................................................................................... 6
操作パネル ......................................................................................................................... 7
リモコン ............................................................................................................................. 8
底面.................................................................................................................................. 10
便利な機能
投写映像を切り替える ......................................12
入力信号を自動検出して切り替える(入力検出)........................................................ 12
投写を効果的にする機能 ....................................14
映り具合を選ぶ(カラーモードの選択)........................................................................ 14
オートアイリス(自動絞り)を設定する ........................................................................ 15
映像と音声を一時的に消す(A/Vミュート)................................................................16
映像を停止させる(静止)............................................................................................... 17
アスペクト比を切り替える ........................................................................................... 17
映像を部分的に拡大する(Eズーム)............................................................................. 20
セキュリティ機能 ..........................................22
利用者を管理する(パスワードプロテクト)................................................................22
操作を制限する(操作ボタンロック)............................................................................ 25
盗難防止用ロック........................................................................................................... 26
環境設定メニュー
環境設定メニューの操作 ....................................28
機能一覧 ..................................................29
画質調整メニュー........................................................................................................... 29
映像メニュー .................................................................................................................. 30
設定メニュー .................................................................................................................. 32
拡張設定メニュー........................................................................................................... 33
情報メニュー(表示のみ)............................................................................................... 35
初期化メニュー............................................................................................................... 36
付 録
いろいろな設置方法 ........................................ 53
各部の掃除 ................................................ 54
本機の掃除 ...................................................................................................................... 54
レンズの掃除 .................................................................................................................. 54
エアーフィルタ・吸気口の掃除 ..................................................................................... 54
消耗品の交換方法 .......................................... 55
リモコンの電池の交換方法 ........................................................................................... 55
ランプの交換 .................................................................................................................. 56
エアーフィルタの交換 ................................................................................................... 59
ユーザーロゴの登録 ........................................ 60
スクリーンサイズと投写距離 ................................ 62
外部機器との接続 .......................................... 63
外部モニタとの接続....................................................................................................... 63
USBケーブルの接続 ......................................... 64
リモコンでページ送り/戻しの操作をする .................................................................. 64
リモコンでマウスポインタを操作する
(ワイヤレスマウス)....................................................................................................... 65
オプション・消耗品一覧 ..................................... 67
用語解説 .................................................. 68
ESC/VP21コマンド .......................................... 70
コマンドリスト............................................................................................................... 70
ケーブル配線 .................................................................................................................. 70
USB通信の準備 ............................................................................................................. 71
対応解像度一覧 ............................................ 72
仕様一覧 .................................................. 74
本機仕様 .......................................................................................................................... 74
同梱ソフトウェアの動作条件 ....................................................................................... 76
外形寸法図 ................................................ 77
索引 ...................................................... 78
困ったときに
ヘルプの見方 ..............................................38
故障かなと思ったら ........................................40
インジケータの見方....................................................................................................... 40
インジケータを見てもわからないとき ........................................................................ 44

本機の特長

使いやすさ 充実したセキュリティ機能
4
f 投写や収納が簡単なスライド式レンズカバー
レンズカバーを開閉して投写の中 断・再開が簡単にできるため、メリ ハリのあるプレゼンテーションが 行えます。
f 面倒な本体の水平調整が不要な単脚デザイン
片手で簡単に高さ調整ができます。
s 『セットアップガイド』
f 使いやすい日本語表記
ボタンや端子名を日本語表記して使いやすくしました。
f USBケーブルで接続して投写(USBDisplay)
USBケーブルでWindows搭載のコン ピュータと接続するだけで、コン ピュータ画面を投写できます。
s 『セットアップガイド』
f 利用者を制限・管理するパスワードプロテクト
パスワードを設定して、本機を使用する人を制限・管理することが できます。 s p.22
f 操作パネルのボタン操作を制限する操作ボタンロック
イベントや学校などで使用する際に本機の設定を無断で変更され たり、いたずらされるのを防止できます。 s p.25
f 多様な盗難防止の機構を装備
本機には機器そのものを持ち出されないように、次の機構が備わっ ています。 s p.26
セキュリティスロット
セキュリティケーブル取付け部
扱いやすさを満載
f ダイレクトにパワーオン/オフ
会議室など電源を集中管理している部屋でも管理元の主電源を入 れる/切るして本機の電源をオン/オフすることができます。
f クールダウン不要ですばやい片付け
使用後、本機の電源ボタンを押せばクールダウンを待つことなく電 源ケーブルを抜き片付けられます。

各部の名称と働き

5

前面/上面

A
B
C
J
I
H
G
F E D
名称 働き
フットレバー フットレバーを引いて、フロントフットを伸縮
E
させます。 s『セットアップガイド』
スライド式レンズ
F
カバー
リモコン受光部 リモコン信号を受信します。 s『セットアッ
G
フォーカスリング 映像のピントを合わせます。 s『セットアッ
H
スライド式レンズ
I
カバー操作部
セキュリティス
J
ロット(j
本機を使用しないときに閉じ、レンズを保護し ます。 投写中に閉めると映像と音声を消すこ とができます(A/Vミュート)。 s『セットアッ
プガイド』, p.16
プガイド』
プガイド』
ツマミをスライドさせてレンズカバーの開閉 をします。
Kensington社製のマイクロセーバーセキュリ ティシステムに対応したセキュリティスロッ トです。 s p.26
名称 働き
操作パネル s p.7
A
ランプカバー ランプの交換時にこのカバーを開けて、中のラ
B
ンプを交換します。 s p.56
排気口
C
投写中は、排気口の付近に、熱で変形したり、悪 影響を受けるものを置いたり、手や顔を近づけ たりしないでください。
フロントフット 机上に設置したとき、本機を傾けて映像の位置
D
を上に調整するときに伸ばします。 s『セッ トアップガイド』
各部の名称と働き
6
背面
A
G
F
B
名称 働き
リモコン受光部 リモコン信号を受信します。 s『セットアッ
A
プガイド』
スピーカー
B
DE
C
名称 働き
コンピュータ入力
E
端子
S-ビデオ入力端子 ビデオ機器のS-ビデオg信号を入力します。
F
ビデオ入力端子 ビデオ機器のコンポジットビデオg信号を入力
音声入力端子 投写する機器の音声出力端子と接続し、音声を
USB端子(Type B) USBケーブルでコンピュータと接続すると接続
G
コンピュータ映像信号やビデオ機器のコン ポーネントビデオg信号を入力します。
します。
入力します。 s『セットアップガイド』
設定により複数の機能が使えます。 ・ USBケーブルでコンピュータと接続して、
コンピュータの映像を投写します。
s『セットアップガイド』
・ リモコンでページ送り/戻しの操作や、マウス
ポインタを操作できます。また、コンピュータ から本機を制御するときの制御用の端子とし て使います。 s p.64
電源端子
C
モニタ出力端子 外部モニタと接続し、コンピュータ入力端子か
D
電源ケーブルを接続します。 s『セットアッ プガイド』
ら入力しているコンピュータ映像信号を出力 します。コンポーネントビデオ
ピュータ入力端子以外の端子から入力してい る信号には対応していません。
g信号やコン
各部の名称と働き
7

操作パネル

B
名称 働き
t]ボタン
A
A
C
電源をオン/オフします。 s『セットアップ ガイド』
H
GI
FED
名称 働き
vw]ボタン 台形補正するときに押します。
E
環境設定メニューやヘルプを表示中に押すと、 メニュー項目や設定値を選択します。
s『セットアップガイド』, p.28
[ヘルプ]ボタン トラブルの対処方法を示すヘルプを表示/終了
F
します。 s p.38
[戻る]ボタン 実行中の機能を終了します。
G
環境設定メニュー表示中に押すと、1つ上の階 層に戻ります。s p.28
[テレ][ワイド]
H
ボタン
[メニュー]ボタン 環境設定メニューを表示/終了します。
I
テレ/ワイドを調整するときに押します。[テ レ]ボタンを押すと投写画面のサイズが小さく なり、[ワイド]ボタンを押すと大きくなりま す。 環境設定メニューやヘルプを表示中に押すと、 メニュー項目や設定値を選択します。
s『セットアップガイド』, p.28
s p.28
状態インジケータ 本機の状態を色や点灯・点滅で示します。
B
s p.40
[入力検出]ボタン 次に映像信号が入力されている機器の映像に
C
切り替えます。 s p.12
[決定]ボタン コンピュータ映像信号を投写中に押すと、最適
D
に映るようにトラッキング・同 期・表示位置が 自動調整されます。 環境設定メニューやヘルプを表示中に押すと、 項目を決定したり、1つ下の階層に進みます。
s p.28
各部の名称と働き
8

リモコン

A B C
D E
F
G
P
O N M
L K J
I H
名称 働き
t]ボタン 本機の電源をオン/オフします。 s『セット
A
アップガイド』
[入力検出]ボタン 次に映像信号が入力されている機器の映像に
B
切り替えます。 s p.12
[メニュー]ボタン 環境設定メニューを表示/終了します。
C
s p.28
[決定]ボタン 環境設定メニューやヘルプを表示中に押すと、
D
項目を決定したり、1つ下の階層に進みます。
s p.28
ワイヤレスマウス使用時は、マウスの左ボタン として機能します。 s p.65
[自動調整]ボタン コンピュータ映像信号を投写中に押すと、最適
E
に映るようにトラッキング・同 期・表示位置が 自動調整されます。 s p.30
[ページ]ボタン
F
(+)(-)
USB Displayで投写中にページ送り/戻しがで きます。
s『セットアップガイド』
USBケーブルでコンピュータと接続すると、 ページ送り/戻しができます。 s p.64
[Eズーム]ボタン
G
(+)(-)
[A/Vミュート]ボタン映像と音声を一時的に消去/解除します。
H
[静止]ボタン 映像を一時停止/解除します。 s p.17
I
[音量]ボタン 音量調整画面が表示されます。
J
(+)投写サイズを変えずに映像を拡大します。 (-)[+]ボタンで拡大した結果を縮小します。
s p.20
s p.16
[ ]/[ ]ボタンを押すと音量を調整できます。
各部の名称と働き
名称 働き
テンキーボタン パスワード入力するときに使います。 s p.23
K
9
[][ ]ボタン
L
[戻る]ボタン 実行中の機能を終了します。環境設定メニュー
M
[ヘルプ]ボタン トラブルの対処方法を示すヘルプを表示/終了
N
[ ][ ]ボタン
O
環境設定メニューやヘルプを表示中に押すと、 メニュー項目や設定値を選択します。 s『セットアップガイド』, s p.28
ワイヤレスマウス使用時は、ボタンを押すと押 した方向にマウスポインタが移動します。
s p.65
を表示中に押すと、1つ上の階層に戻ります。
s p.28
ワイヤレスマウス使用時は、マウスの右ボタン として機能します。 s p.65
します。 s p.38
環境設定メニューやヘルプを表示中に押すと、 メニュー項目や設定値を選択します。
s p.28
ワイヤレスマウス使用時は、ボタンを押すと押 した方向にマウスポインタが移動します。
s p.65
リモコン発光部 リモコン信号を出力します。 s『セットアッ
P
プガイド』
各部の名称と働き
10
底面
A
B
E
D
C
B
名称 働き
吸気口(エアーフィ
D
ルタ)
フロントフット s p.5
E
本機内部を空冷するための空気を取り込みま す。ここにホコリがたまると内部の温度が上昇 し、故障や光学部品の早期劣化の原因となりま す。エアーフィルタは定期的に清掃してくださ い。 s p.54, 59
名称 働き
天吊固定部
A
(3箇所)
リアフット
B
(2箇所)
セキュリティケー
C
ブル取り付け部
天井から吊り下げて使うとき、オプションの天 吊り金具を取り付けます。 s p.53, 67
水平方向の傾きを調整するときに回して伸縮 させます。 s『セットアップガイド』
市販の盗難防止用ワイヤーロックをこの部分 に通して施錠します。 s p.26

便利な機能

ここでは、プレゼンテーションなどに効果的な機能と、セキュリティ機能について説明しています。
投写映像を切り替える ................................................. 12
入力信号を自動検出して切り替える(入力検出).... 12
投写を効果的にする機能 ............................................. 14
映り具合を選ぶ(カラーモードの選択)............ 14
環境設定メニューでカラーモードを変更する.... 15
オートアイリス(自動絞り)を設定する ............ 15
映像と音声を一時的に消す(A/Vミュート)......... 16
映像を停止させる(静止)........................ 17
アスペクト比を切り替える ...................... 17
切り替え方法................................ 17
ビデオ機器の映像のアスペクトを切り替える.... 18
コンピュータ映像のアスペクトを切り替える.... 19
映像を部分的に拡大する(Eズーム)............... 20
セキュリティ機能 .........................................................22
利用者を管理する(パスワードプロテクト)........ 22
パスワードプロテクトの種類 ................. 22
パスワードプロテクトの設定方法 ............. 22
パスワードの認証 ........................... 24
操作を制限する(操作ボタンロック).............. 25
盗難防止用ロック .............................. 26
ワイヤーロックの取り付け方 ................. 26

投写映像を切り替える

投写する映像を切り替えるには次の方法があります。
入力検出で切り替える 本機に接続している機器から映像信号が入力されているかを自動検出し、
映像信号が入力されている機器の映像を投写します。
12
操作
ビデオ機器を接続しているときは、再生状態にしてから操作を開始 してください。

入力信号を自動検出して切り替える(入力検出)

[入力検出]ボタンで切り替えると、映像信号が入力されていない入
力端子には切り替わりませんので、目的の映像をすばやく投写でき ます。
コンピュータ
USB Display
S-ビデオ
ビデオ
リモコンの場合
操作パネルの場合
複数の機器を接続している場合は、目的の映像が投写さ れるまで[入力検出]ボタンを繰り返し押します。
投写映像を切り替える
現在投写されている映像信号しか入力されていない場合や映
q
像信号がまったく入力されていないときは、映像信号の状態を 示す以下の画面が表示されます。この画面では投写したい機器 を接続している入力端子を選択することができます。何も操作 しないと、約10秒で画面は消えます。
13

投写を効果的にする機能

映り具合を選ぶ(カラーモードの選択)

投写時の環境に応じて次の設定から選択するだけで、簡単に最適な 画質で投写できます。 モードによって投写の明るさが変わります。
モード名 使い方
ダイナミック 明るい部屋での使用に最適です。 一番明る
いモードで、暗部の階調表現に優れていま す。
プレゼンテーション1明るい部屋で、カラーの資料を使ってプレ
ゼンテーションを行うのに最適です。
プレゼンテーション2明るい部屋で、白黒の資料を使ってプレゼ
ンテーションを行うのに最適です。
シアター 暗い部屋で、映画を楽しむのに最適です。
自然な色合いの映像になります。
フォト
スポーツ
※1
※2
明るい部屋で、写真などの静止画像を投写 するのに最適です。 鮮やかで、コントラス トのある映像になります。
明るい部屋で、テレビ番組などを楽しむの に最適です。 鮮やかで、臨場感のある映像 になります。
14
sRGBg sRGBに準拠した映像になります。 黒板 黒板(緑色)に投写しても、スクリーンに投
写したときのような自然な色合いの映像に なります。
※1 以下の信号入力時のみ選択可能です。
コンピュータ、USB Display
※2 以下の信号入力時のみ選択可能です。
コンポーネントビデオ、S-ビデオ、コンポジットビデオ
投写を効果的にする機能
15
f 環境設定メニューでカラーモードを変更する
操作
A
[メニュー]ボタンを押して、環境設定メニューから「画
質調整」_「カラーモード」を選びます。s p.28
リモコンの場合
操作パネルの場合

オートアイリス(自動絞り)を設定する

表示される映像の明るさに合わせて、光量を自動的に設定すること で、奥行きと深みのある画像が楽しめます。
操作
A
[メニュー]ボタンを押して、環境設定メニューから「画
質調整」_「オートアイリス」を選びます。s p.28
リモコンの場合
操作パネルの場合
B C
カラーモード名を選びます。
[メニュー]ボタンを押して環境設定メニューを終了し
ます。
投写を効果的にする機能
16
B C
「オン」を選択します。
設定値はカラーモードごとに保存されます。
[メニュー]ボタンを押して環境設定メニューを終了し
ます。
「画質調整」_「カラーモード」の調整値を「ダイナミック」「シア
q
ター」に設定しているときだけ、本項目は選択できます。

映像と音声を一時的に消す(A/Vミュート)

スクリーンの映像を消して聴衆を話しに集中させたいときや、ファ イルの切り替え操作などを見せたくないときに使います。
操作
リモコン
本体
ボタンを押す、またはレンズカバーを開閉するたびにA/Vミュート が実行/解除されます。
q
動画の場合は、A/V ミュート中も映像と音声は進んでいます ので、消したときの場面からは再開できません。
リモコンで操作したときの A/V ミュート中の表示状態は、環 境設定メニューの「拡張設定」_「表示設定」_「A/Vミュート」 で黒、青、ロゴの中から選ぶことができます。s p.33
レンズカバーを閉じてA/Vミュートを実行しているとき、環 境設定メニューの「拡張設定」_「動作設定」_「レンズカバー タイマ」の設定で、約30分後に自動的に電源をオフさせるこ
とができます。s p.34
投写を効果的にする機能
17

映像を停止させる(静止)

静止を実行したときの画面が投写されたままになりますので、動画 の一場面を静止画で投写できます。 また、ファイル切り替えの前に 静止を実行すれば、操作内容を投写せずに操作できます。
操作
リモコン

アスペクト比を切り替える

ビデオ機器を接続し、デジタルビデオで録画した映像やDVD映像を 16:9のワイド画面で投写するときはアスペクト比gを切り替えま
す。コンピュータ映像を投写サイズいっぱいに投写するときなども アスペクト比を切り替えます。 切り替え方法とアスペクトの種類は次のとおりです。
f 切り替え方法
操作
A
[メニュー]ボタンを押して、環境設定メニューから「映
像」_「アスペクト」を選びます。s p.28
リモコンの場合
ボタンを押すたびに静止が実行/解除されます。
音声は停止しません。
q
動画の場合は、停止している間も映像は進んでいますので、 消したときの場面からは再開できません。
環境設定メニューやヘルプを表示中に[静止]ボタンを押す と、表示中のメニュー・ヘルプは消去されます。
Eズーム実行中も、静止機能で停止できます。
操作パネルの場合
投写を効果的にする機能
18
B
C
選んだアスペクトに設定されます。
[決定]ボタンを押して「アスペクト」画面を表示します。
アスペクトを選び[決定]ボタンを押します。
f ビデオ機器の映像のアスペクトを切り替える
ボタンを押すたびに、4:3と16:9が切り替わります。
4:3
16:9
投写を効果的にする機能
f コンピュータ映像のアスペクトを切り替える
コンピュータ入力端子からの入力映像投写時は、以下のようにアスペクトを切り替えられます。
設定値 動作 投写例
ノーマル コンピュータ入力端
子から映像入力時
4:3 4:3のアスペクトで投写サイズいっぱいになるよ
入力した映像のアスペクトのまま投写サイズいっ ぱいになるように投写します。
1280^1024の信号入力時の場合
うに投写します。アスペクトが5:4(1280^1024な ど)の映像を投写サイズいっぱいに投写したいと
きなどに適しています。
19
16:9 16:9のアスペクトで投写します。16:9のスクリー
ン使用時に、スクリーンいっぱいに投写したいと きに適しています。
コンピュータ映像投写時に投写映像が欠けてすべてが投写できないときは、環境設定メニューの「入力解像度」をお使いのコンピュータのパネ
q
ルサイズに合わせて「ワイド」または「ノーマル」に設定してください。s p.30
ノーマル
1280^1024の信号入力時の場合
4:3
投写を効果的にする機能
20

映像を部分的に拡大する(Eズーム)

グラフや表の細目などを拡大して見せたいときに便利です。
操作
A
リモコン
Eズームを開始します。
B
リモコン
拡大表示したい部分にターゲットスコープを移動させ ます。
ターゲットスコープ
投写を効果的にする機能
21
C
リモコン
q
拡大します。
ボタンを押すたびに拡大されます。 ボタンを押し続け ると、すばやく拡大できます。
[-]ボタンを押すと拡大した結果を縮小します。
解除するには[戻る]ボタンを押します。
画面上に倍率が表示されます。1 〜4 倍まで、25段階で拡大 できます。
[ ][ ][ ][ ]を押し続けると、映像をスクロールできます。

セキュリティ機能

22
本機には、次の充実したセキュリティ機能が備わっています。
パスワードプロテクト 本機を使用する人を制限・管理できます。
操作ボタンロック 本機の設定を無断で変更されたり、いたずらされるのを防止できます。
盗難防止用ロック 本機には機器そのものを持ち出されないように、多様な盗難防止の機構が
備わっています。

利用者を管理する(パスワードプロテクト)

パスワードプロテクト機能を有効にすると、電源を入れてもパス ワードを知らない人は投写できません。 さらに、電源を入れたとき に表示される社名ロゴ等を変更できなくなります。 この結果、本機 を持ち出しても使用できないため、盗難等の防止につながります。 ご購入時は、パスワードプロテクト機能は無効になっています。
f パスワードプロテクトの種類
本機のパスワードプロテクトは利用シーンに応じて次の2種類の設 定ができます。
1.「電源投入時」
「電源投入時」を「オン」にすると、電源ケーブルで本機とコンセン
トを接続後、最初に電源を入れたとき(ダイレクトパワーオンも 同様)に、事前に設定してあるパスワードの入力が要求されます。 正しいパスワードを入力しないと、投写は開始しません。
2.「ユーザーロゴ保護」
せっかくプロジェクターの所有者を明示するためにユーザーロ ゴを登録していても、ロゴ表示を変更されては意味がありませ ん。 「ユーザーロゴ保護」を「オン」にすると、ユーザーロゴに関す る次の設定変更を禁止できます。
ユーザーロゴのキャプチャ
環境設定メニューの「表示設定」で「背景表示」、「スタートアップ
スクリーン」、「A/Vミュート」の設定を変更する。
f パスワードプロテクトの設定方法
パスワードプロテクトの設定は、下記の手順で行います。
操作
A
[静止]ボタンを約5秒間押し続けます。
パスワードプロテクト設定メニューが表示されます。
リモコン
すでにパスワードプロテクトが有効になっていると、パス
q
ワードの入力が要求されます。 パスワードを正しく入力するとパスワードプロテクト設定メ ニューが表示されます。s「パスワードの認証」p.24
パスワード設定をしたときは、盗難防止の効果をさらに高め るために製品同梱のパスワードプロテクトシールを本機のお
好きな位置に貼ってください。
セキュリティ機能
23
B
C
D
「電源投入時」を有効にします。
(1)「電源投入時」を選択し、[決定]ボタンを押します。 (2)「オン」を選択し、[決定]ボタンを押します。 (3)[戻る]ボタンを押します。
「ユーザーロゴ保護」を有効にします。
(1)「ユーザーロゴ保護」を選択し、[決定]ボタンを押し
ます。 (2)「オン」を選択し、[決定]ボタンを押します。 (3)[戻る]ボタンを押します。
パスワードを設定します。
(1)「パスワード設定」を選択し、[決定]ボタンを押しま
す。 (2)「パスワードを変更しますか?」と表示されるので、
「はい」を選択し、[決定]ボタンを押します。 初期設
定でパスワードは「0000」に設定されています。 必ず
任意のパスワードに変更してください。 「いいえ」を
選択すると、手順1の画面に戻ります。
(3)テンキー部の数字のボタンで 4 桁の数字を入力しま
す。 入力したパスワードは「* * * *」と表示されま す。 4桁目を入力すると、確認画面に切り替わりま す。
リモコン
テンキー
(4)入力したパスワードを再度入力します。
「パスワード設定が終了しました。」とメッセージが
表示されます。 間違えてパスワードを入力した場合は、メッセージ が表示されますのでパスワード設定をやり直してく ださい。
セキュリティ機能
f パスワードの認証
パスワードの入力画面が表示されたら設定してあるパスワードを リモコンの数字ボタンを使って入力します。
操作
テンキー部の数字のボタンを押してパスワードを入力します。
正しいパスワードを入力し終わると投写が開始されます。
注意
間違ったパスワードを続けて 3 回入力した場合は、「プロジェクター の動作を停止します。」と、メッセージが約5分間表示され、本機がスタ
ンバイ状態になります。この場合は、電源プラグを抜いて差し直し、本 機の電源を入れます。パスワードの入力を求める画面が表示されます ので、パスワードを正しく入力してください。s p.81
万一、パスワードを忘れてしまったときは、画面に表示されている「問 い合わせコード:xxxxx」の番号を控えて、プロジェクターインフォ
メーションセンターにご連絡いただき、その指示に従ってください。
上記の操作を繰り返し、間違ったパスワードを続けて 30 回入力した 場合は、次のメッセージが表示されパスワード入力もできなくなりま
す。「プロジェクターの動作を停止します。各修理窓口へ修理を依頼 してください。」s p.81
24
セキュリティ機能
25

操作を制限する(操作ボタンロック)

次のどちらかを選んで本機の操作パネルのボタンをロックできま す。
全ロック 操作パネルのボタンをすべてロックします。 操作パネルからは電 源のオン/オフを含めまったく操作できなくなります。
操作ロック 操作パネルの[t]ボタンを除くすべてのボタンをロックします。
イベントやショーなどで投写するだけで操作をできないようにし たり、学校などで操作できるボタンを制限したいときに便利です。 リモコンからは通常どおり操作できます。
操作
A
[メニュー]ボタンを押して、環境設定メニューから「設
定」_「操作ボタンロック」を選びます。s p.28
リモコンの場合
操作パネルの場合
使えるボタンと操作はメニューの下に表示されるガイ ドでご確認ください。
B
「全ロック」か「操作ロック」のどちらかを選択します。
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