EIM Installation and Operation Manual MCP-Japanese Manuals & Guides [ja]

取付け部品または技術的問題について 弊社に質問される場合は、製造番号、
モデル番号等を記載したアクチチュエ ーターの銘板情報が必要です。
これにより弊社から供給された製品の
記録を確認することが出来ます。 交換部の注文の際には、アクチュエー ターの銘版より部品番号を指定して下 さい。
EIM製品部門 : Fax (281) 261-3834
マニュアル E1195 (MCP)
シリーズ 2000
付け及び保守要領
(製品の生産中止)
‑目次‑
保管要領 ............................................................. 2
バルブとの組付け ................................................ 3
MCP及び結線要領 4
リミットスイッチセッティング
トルクスイッチセッティング ................................. 6
MDPI及びポテンションメーターギアボックス..... 7
結線用記号 .......................................................... 8
トラブル対策 ........................................................ 8
................................................
............................
5
本マニュアルをよく
お読み下さい
EIM COMPANY, INC. • 13840 PIKE ROAD • MISSOURI CITY, TX 77489 • (281) 499-1561 • FAX (281) 499-8445
保管要領
EIM E1195
短期保管
(出荷から1年以内、現場で保管される場合)
1. アクチュエーターは推奨された取付け位置で保管して 下さい。モーターは横置き、電気エンクロージャーは 横又は縦置きに保管してください。
厳守事項
1. 記載された正しい保管要領に従って下さい。正しい
保管が行われていない場合は保証を無効とします。
2. 危険:必ずモーターが正しく回転するか確認して下さい。
作動時にバルブが逆方向へ動く場合は、トルク又はリ ミットプロテクションがかかりません。電源又は、モ ーターの結線を逆にして下さい。
3. アクチュエーターを起動させる前に、手順書を参照し
それに従って操作を行って下さい。
4. スイッチコンポーネントを開ける場合は、必ず事前に
電源を切ってください。
5. ギアボックスの一番高い位置にプレッシャーリリーフ
ベントを取り付けてください。
6. バルブステム保護のために、十分な長さのステムカバ
ーを使用して下さい。
7. 電気エンクロージャーフランジを十分にクリーニング
し、閉じる前には軽くグリースを塗布して下さい。
8. 全てのボルトをしっかり締めて下さい。
9. 毎年の保守要領に従って下さい。
10. バルブ又はアクチュエーターを取り扱うということは
高圧・高トルク・高電圧又は可燃物や有毒物を扱って いる事を忘れず、十分な注意を払って下さい。
2. アクチュエーターは現場のほこり、泥、湿気や温度変 化等の少ない屋内に保管して下さい。
3. 屋内保管が出来ない場合は、アクチュエーターは水や 雪のレベルより上で、地面から離して保管して下さい。 MCP(モジュラーコントロールパッケージ)は取外し、 他の電気又は電子部品と一緒に管理された倉庫に保管 して下さい。もしMCPを取外さない場合は、電気や電子 部品の保護のためのスペースヒーターを導入して下さ い。
4.
EIMでは各コンジット入口にプラグを支給しています。
電気結線の直前まではそれを取外さないで下さい。
5. 風雨に対する部分的な保護となるよう、ユニットの一 部をプラスチックカバーで保護して下さい。
長期保管
(出荷から一年以上保管される場合)
1. 屋内保管又は、MCPは取外して管理されたエリアに保管 して下さい。以下、短期保管要領に従って下さい。
※適切な保管がなされていないアクチュエーターについ
ては電気及び電子部品の保障が無効となります。
禁止事項
1. 本マニュアルを参照せず起動しないで下さい。
2. アクチュエーターを積み重ねないで下さい。 養生されていない地面にアクチュエーターを置かないで下
3.
さい。
4. ユニットをクラッチ、又はハンドホイールを持って持ち上 げないで下さい。
5. バルブをアクチュエーターによって持ち上げないで下さい。
6. 正しい回転方向・バルブ位置・トルク及びリミットスイッ チ調節を確認せずに電気的に運転をしないで下さい。
7. 動きの硬いバルブを動かすために起動・停止を繰り返し
て、モーターをプラグしないで下さい。その場合は原因の 調査・確認をして下さい。
配線図又はバルブメーカーが推奨する以外にトルクスイッ
8.
チをジャンパーしないで下さい。
9.
トリップ問題解決のためにオーバーサイズサーマルモータ ーオーバーロードを使用しないで下さい。原因を調査し、 正して下さい。
10. ハンドホイールを回す為にチーターを使用しないで下さい。
原因を調査し、正して下さい。
11. バルブメーカーが推奨する以外に玉型弁、仕切弁又はダン
パーにトルクを与えないで下さい。
潤滑
弊社のアクチュエーターには指定された運転条件下での性能 を確保するために、注意深く選定された高品質潤滑油が工場 で充填されています。使用されている潤滑油を特定する際は EIM仕様書を参照して下さい。アクチュエーターを普通に使用 している場合は、潤滑油の交換は不要です。
メンテナンス
少なくとも年に一度は、ユニットの点検を行ってください。
a) アクチュエーターの全ての電源を切って下さい。 b) 電気エンクロージャーを開け、全ての電気接続を点検し締
めなおして下さい。
c) 電気的又は機械的ダメージがないかを目視点検し、磨耗
又はダメージがある部品は交換して下さい。
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d) 潤滑油の粘土及び量を点検し、必要な場合は補充又は
交換して下さい。
プレッシャーリリーフ
電動アクチュエーターの通常運転中、外気温の変化によるギ ア温度の上昇により、圧力が少し上昇します。弊社ではプレ ッシャーリリーフバルブフィッティング『部品No.83385』を 提供しております。アクチュエーターへの取り付けは、現場 でのバルブ取付け位置の決定後に判断するようにして下さい。 ギアボックスの最も高い位置の1/2NPTベントを選び、プラグ を取外し、『部品No.83385』を取り付けて下さい。プラグの 取り付け可能位置は、EIMの外形図をご参照下さい。
2
バルブとの組立て
EIM E1195
ねじ切りされたステム
2) ナンバー30(.1285)のドリルを使い、ロッ クナットロックピン(56)用に3/4インチの 深さの穴をドライブスリーブアッセンブ リースレッドに開けます。ガイドとして ステムナットロックナットスレッドの溝 を使って下さい。
3) ステムナットロックナットが緩むのを防 ぐために、先に開けた穴にロックナット ロックピン(56)を取付けて下さい。
注意:後で容易に取外しが出来るようロ ックナットロックピンはドライブスリー ブアッセンブリーから1/4インチ出るよう に取付けること。
スラストスプールの取付け
(複数回転)
1) スラスト取付けボルトを所定位置に置き ます。
2)
ステムナット組み付け
(複数回転)
1)ブロンズのステムナット(54)を支えている ロックナット(55)のネジを緩め、ステムナ ット及びキー(52)を取外して下さい。
2)ステムに潤滑油を塗り、ネジがよくフィッ トしているか確認するためにステムナット をステムの下まで動かします。そしてステ ムナットを外し、側に置いておきます。
3)アクチュエーターをバルブフランジまで下 げて下さい。バルブフランジを通してアク チュエーターに入るスクリューは少なくと も、ボトムベースにスクリューの直径分深 く噛み合い、スクリューの最大強度の75% のプリロードまで締め付けて下さい。
4)ステムナットをドライブスリーブに入る迄 バルブにねじ込みます。ナットキーをドラ イブスリーブキーウェイと一直線にし、ス テムナットキー(52)を挿入して下さい。
5)ハンドホイールを開方向に廻し、ステム ナットがボトムから出るまで(バルブが開 き始める)ドライブスリーブの中に引き入 れて下さい。
注意:ロックナットはステムナット ときつく締め付けられていること。
6) ロックナット(55)をバルブステムの下にさ げ、ステムトップにしっかりねじ込みます。 ロックナットの耳を胴ハンマーを使って軽 く叩いて下さい。
マウンティングスクリュー
弊社がアダプターを供給する場合はマウン ティングスクリューがセットになっていま すが、そうでない場合は弊社からは供給さ れません。スクリューからアダプターまで は、スクリューの直径と深さの最小値でア クチュエーター本体と接続されなければな りません。
ロックナット・ロックピンの取付け
1) アクチュエーターをバルブに取付け、フ ランジが正しく合っているのか、アクチ ュエータが正しい向きになっているのか を確かめて下さい。
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8ヶ所の取付けボルトを外し、スプール をアクチュエーターから外します。
3)
スプールをバルブステムの上に置き、ス テムナットスプールがバルブプレートと 合うまでバルブステムにねじ入れて下さ い。
4)
スプールをバルブにボルトで取付け、固 定して下さい。
5) アクチュエーターをスプールの上に置き ステムナットの耳をメインドライブスリ ーブの耳と噛合うまで、ユニットを手で 回転させながら、アクチュエーターをス プールの下にさげて下さい。
6) ユニットをスプールに固定する前にフラ
ンジ面にグリースを塗って下さい。
7) スラストプレート取付けボルトを再び取
付けます。適正トルクで締め付けて下さ い。
注意:ステムナットを交換する際は、 上記の手順に従うこと。この作業のた めにアクチュエーターを工場に戻す必 要はありません。
スプラインブッシング(1/4回転)
弊社の取外し可能なスプラインブッシ ングは、バルブシャフトの直径及びキ ーに容易に適用出来ます。予期せぬ又 は不都合な現場取付けの際には、アク チュエーターはバルブシャフトに対し て回転させる事が出来ます。
1) 全閉又は全開までバルブを動かします。
2) スプラインブッシングをバルブシャフト
にキーで取付け、セットスクリューを締 めて下さい。
3) アクチュエーターのハンドホイールを使 用てギヤポジションインジケーター(21) を全開又は全閉まで動かします(ステッ プ1と同じ位置)。
4) スプラインボアがステイシャフトのスプ ラインブッシングと正しく合うようにア クチュエーターを取付けて下さい。
5) フランジ面が正しく合うまでアクチュエ ーターをシャフト上で動かします。アク チュエーターのベースにアダプターフラ ンジを通してスクリューで固定して下さ い。
1/4回転バルブ
ストップセッティング要領
(1/4回転)
ハンドホイール操作でバルブの全トラベル (90±6°)を越えて回るのを防ぐために、組 込み機械式ストップが設けられています。
ポジティブ機械式ストップはAWWA250% リムプルオーバーロード条件に適合していま す。トラベルストップの端は独立して調整・ ロック・シールされています。
両方のロックナット(46)を緩めて2個の ストップボルト(86)を戻して、バルブ が全開・全閉出来るようにします。電 気式トラベルリミットスイッチが正しく 調節されていることを確かめて下さい。 (本マニュアルの適当なセクションを参 照のこと):以下の手順に従って下さい。
1) 全閉位置までアクチュエーターをモータ ーで作動させて下さい。
2) クローズストップボルト(85)をシートに 着く迄ねじ込みます。次に1/2回転戻し、 ワッシャー(48)を取付け、ロックナット (46)を締めて下さい。
3) 全開位置までアクチュエーターをモータ ーで作動させて下さい。
4)
オープンストップボルト(88)をシートに 着く迄ねじ込みます。次に1/2回転戻し、 ワッシャー(48)を取付け、ロックナット (46)を締めて下さい。
注意:アクチュエーターポジションリミッ トスイッチを機械式トップに入れるために セットしないで下さい。電気ユニットを繰 り返しエンドストップで停止させると、ダ メージを受ける場合があります。
3
MCP及び電気結線
EIM E1195
モジュラーコントロール パッケージ(MCP)
電気部品は3個のMCPの形でモジュールと して弊社工場で組立てられ、結線され、 テストされています。
1) ミニフレーム:ポジションリミット スイッチ、トルクリミットスイッチ 及びターミナルストリップ(コントロ ールなし)
2) ショートフレーム:リバーシングコン
タクターター又は、追加の電気コント ロールが供給される時に供給されます。
3) フルフレーム:
リバーシングコンタクター及び追加の 電子プラグインモジュール
電気結線
STEP 1.ハンドホイールでバルブを中 間開度まで動します。これにより結線 が正しくない場合やパワーフェーズが 逆の場合にもアクチュエーターを停止 させるのに十分な時間を確保できます。
STEP 2. チェックアウト中はアクチ ュエーターから電源を切断して下さい。
STEP 3. 誤ったリモートコントロー ル信号を受けてアクチュエーターが起 動するこがないことを確認して下さい。
ショートMCPフレーム
STEP 4. コンタクター及びプッシュボタン の作動をチェックするためにオープンコン トロールを起動します。オープンコントロ ールはバルブを開方向に動かす筈です。も しバルブが閉じたらアクチュエーターを停 止させ、ボルテージフェーシング又は不適 切な現場結線を修正するために電源リード を逆にして下さい。
注意:もし電圧のフェーズが誤っている 場合は、バルブを保護するためのトルク 及びリミットスイッチは作動しません。
STEP 5. ナショナルエレクトリックコード に従って、全ての現地コンジット入り口を シールして下さい。
ミニMCPフレーム
EIMモジュラーコントロールパッケージ(MCP)は電子 又は電気部品との数千の組合せ配置を利用できます。 アクチュエーターに付属している配線図と仕様書を 参照して下さい。
クローズプッシュボタン
オープンプッシュボタン
パイロットランプ
ヒューズ
フルMCPフレーム
ターミナルストリップ
ストッププッシュボタン
セレクタースイッチ
トルクスイッチ
リミットスイッチ コンタクト
リバーシング コンタクター
コントロール トランスフォーマー
リミットスイッチ ギアボックス
スペースヒーター
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図3
ギヤドロータリーリミットスイッチセッティングの説明
EIM E1195
スイッチのセッティングを行う前に
1. ハンドホイールを使ってバルブを中間
開度まで動かします。
2. パワー(モーター)電圧の相を合わせ、オ
ープンコンタクターはバルブを開き、ク ローズコンタクターはバルブを閉じてい ることを確認して下さい。
危険:パワー(モーター)電圧の相が正しく 合っていない場合、ギアドリミットスイッ チ及びトルクスイッチの両方の保護機能が 作動しなくなり、バルブにダメージを与え る危険があります。
オープンリミットスイッチ(LSO) をセットするには
1. バルブを開く:ハンドホイールの操作
中のLSO調節シャフト図1(1)の回転方 向に注意して下さい。バルブが全開し たあとハンドホイール3回転分だけバ ルブを閉じて下さい
2. スプリングの入ったスパーギアを切り
離す:図2(2)のの切り離しシャフト を押し下げ、シャフトがダウンの位置 になるように90°回転させます。これ によりリミットスイッチギアがスプリ ング入りギアピニオンアッセンブリー から切り離されます。
3. もしスイッチローターが図3に示すよ
うに インストラクションプレート上の 矢印と一直線にならない場合は、LSOイ ンディケーターを一直線にする:スイ ッチが回転するまでスクリュードライ バーをステップ1と同じ方向に回転させ ます。インディケーターが図3に示す ように一直線になる場合は、スイッチ が回転するまでスクリュードライバー を反対の方向に回転させます。そして 図3と合うようにゆっくり方向を逆に して下さい。
4. 再接続:図2(2)の切り離しシャフトを
廻してスプリング入りスパーギアを再 び噛み合わせます。切り離しシャフト (2)は上がります。
5. 重要:スパーギアが正しく噛み合ったこ
とを確かめるために、全ての調節シャフ ト(1)をスクリュードライバーで前後に軽 く廻します。全てのシャフト(1)が廻らな ければ、正しく噛み合っていることにな ります。もし全てのシャフト(1)がその位 置でロックされていなければ、バルブが 動いた時にリミットスイッチのセッティ ングが失われます。
図1
図3(a)
図2
(2)
注意:リミットスイッチをセットする には調節シャフト(1)を何度も回転さ せる必要があるので、スクリュードラ イバーの代わりに反転可能で可変速度 機能付きのドリルを使用すると便利で す。
(1)
リミットスイッチギアボックスはギアリミ ットピニオンアッセンブリで駆動されてお り、ギアリミットピニオンはアクチュエー ター出力ワームギヤで駆動され、常にバル ブの位置と機械的に合うようになっていま す。Nはスプリング入りギアリミットピニ オンアッセンブリーの合計回転数です。
クローズリミットスイッチ(LSC)を セットするためには:
1. ハンドホイールを使ってバルブを閉じ ます。ハンドホイールの操作中のLSC 調節シャフトの回転方向に注意して下 さい。バルブが全閉した後に、ハンド ホイール数回転分だけバルブを開いて 下さい。
2. LSCはスクリュードライバーにより 調整します。LSOのセッティング要領 の1〜5の手順に従って下さい。
中間スイッチ(LSA又はLSB)を セットするには:
1. 任意の位置までバルブを開き、LSOの ステップ2〜5を繰り返して下さい。
トルクシーテッドバルブ
バルブがトルクシーティングバルブの場合 で、パイロットランプ表示にギヤドリミッ トコンタクトが使用されている場合は、ト ルクスイッチコンタクトの作動前にLSCスイ ッチをハンドホイール数回転分だけセット して下さい。これによってトルクシーティ ングにより位置が多少変化しても、バルブ 位置パイロットランプ表示が正しく行われ るようになります。
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トルクスイッチTSC及びTSOのセッティング
EIM E1195
説明
弊社のトルクスイッチはクローズ(TSC)又はオー プン(TSO)方向の機械的オーバーロードを検知し ます。ワームギヤは双方向のディスクスプリング スタッフによってサポートされています。ワーム ギア及びギアトルクが増加するとワームギヤはス プリングに抗して動き、トルクリミットギアアッ センブリーが部品No.1050トルクスイッチを回転さ せます。部品No.1050は、LSCやLSO用のN.C.コンタ クトやN.O.コンタクトを持っています。
スクリュードライバーによる調整
トルク調整はスクリュードライバーのみ  で行えます。セッティングを変更する  にはスクリュードライバーを約1/16   押し下げ、回してください。
トルクスプリングチャートの概略
トルクスプリングセッティングについては弊社 仕様書をご参照下さい。製作誤差により、特定 のトルクスイッチセッティングに影響が出ます。 もし正確なトルクカーブが必要な場合は、特定 のアクチュエーターに対してテストを実施し、 トルクカーブを作成しています。(実費精算)
トルクスイッチの校正
クローズトルクスイッチ(TSC)を セットするには
a) ハンドホイールを使ってバルブを
閉じます。希望するトルクにバル ブをセットして下さい。回転ダイ アルで希望するバルブクローズト ルクに相当する番号を確認して下 さい。
b) スクリュードライバーをTSCダイア
ルのスロットに挿入して下さい。 その状態で押し下げて切り離し、 (a)で決定したセッティングまで矢 印を廻して下さい。
c) バルブをクローズ位置から戻し、再
シートさせ、トリップポイントが任 意のセッティングであることを検証 して下さい。スイッチのトリップポ イントはコンタクトが開閉する際に 確認することができます。
d) 危険:
位相が逆の場合、リバーシング コンタクターのトルク保護が失 われ、バルブがダメージを受け る恐れがあります。
ハンドホイールでバルブをクロ ーズ位置から戻し、クローズコ ントロールを使って、電気的に テストし、必要に応じて再調整 を実施して下さい。
オープントルクスイッチ(TSO)を セットするには
a) オープン位置において、TSCと同
様の要領でセットしてください。
トルクスイッチのレンジ調整
トルクスイッチ調節レンジは調整することが出来ます。スイッチカバーを外し て開閉位置のアンチローテーションピンを露出させます。ピンを位置10から外 し希望する番号に挿入します。トルクは仕様書の表より、おおよその推定が出 来ます。必要に応じて、工場や現地のテストによって決定して下さい。
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MDPI及びポジションメーターギアボックス部品No.1030
EIM E1195
説明
機械式ダイアルポジションインジケータ ー,MDPI,部品No.1030はポジションイン ジケーター及びポテンションメーターを 駆動するように設計されたギア,シャフ ト,ベアリング及びスリップクラッチの 精密組立て部品です。MDPIはアクチュエ ーターメカニズムとギアで接続されてお り、操作がモーター又はハンドホイール による場合でも常にバルブの開度と一致 しています。MDPIはリミットスイッチの 上に取り付けられており、後でプロセス コントロールが必要だと判断されたアク チュエーターにポジションメーターを追 加することが出来ます。トップにマウン トされているので、アクチュエーターを 他のバルブへと動かすことも出来ます。
N番号
Nはフルバルブトラベルに対するギアリ ミットピニオンの回転の合計数です。ピ ニオンは組立て図の部品番号(17)です。
校正
MDPIPOTドライブはLSC及びLSOが正し くセットされた後に校正されます。 (P4参照)
MDPI及びPOT
バルブをクローズ位置まで操作します。ク ローズを示すためのMDPIアローを手で回転 させます。校正は完了です。バルブを開き MDPIアローがオープンに行き、フルバルブ トラベルに対してNが正しいことをチェッ クします。ポテンションメーターも示され ていれば、すでに校正されています。機械 式ダイアルトラベルは270°です。全レジス タンスの5%が全トラベルに対してPOTの各 端に残されています。10回転POTは8.89回転 駆動されています。エレメントの5%のレジ スタンスが全トラベルに対してPOTの各端に 残されています。これは10回転POTのスロッ トにスクリュードライバーを入れて、オープ ン又はクローズでの特定の最小レジスタン ス値に調節することが出来ます。
ポテンションメーターのみ
ポテンションメーターシャフトは、部 品No.1031スリップ‑クラッチの板をつ かみ任意のレジスタンス値まで回すこ とで回転されます。1回転POTは部品 No.1030ギヤボックスによって270°回 転されます。
部品No.1030 チェンジギアシステム
現地でのMDPIの取り付け
1)
部品No.4106インストラクションプレー トをリミットスイッチモジュールに固定 している(3)部品No.7078取付けスクリュ ーを取外します。
2) 同じ(8)部品No.7078スクリューを使って
部品No.4118MDPIをリミットスイッチモジ ュールのトップに取付けて下さい。
3) MDPI入力シャフト(部品No.9052‑)を挿入
し、ブレードがスロットに入ることを確 かめます。入力シャフトはリミットスイッ チ及びギアボックスの組合せによって長 さが異なります。
3 ギア-2スイッチは部品No.9052-5 (0.8") 3 ギア-4スイッチは部品No.9052-1 (1.8") 3 ギア-5スイッチは部品No.9052-2 (2.3")
をそれぞれ使用しています。
4) 1030アッセンブリーを部品No.4118プレー トの上に取付け、部品No.9052が1030アッ センブリーのボトムのスロットにはまるこ とを確かめます。
5) 部品No.1030を(3)部品No.7058スクリュー で固定します。
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MEC HANIC AL
INTE RLOC K
アクチュエーターの取り付けを回転させる
MCPワイヤリングダイアグラムの記号
EIM E1195
1K OHM
CLOSE
1 3 42
120V
12 V
C
LSC
LSO
7 178 18
5
TSC
TSO
CLOSE
5
7
Cs
6
Os
8
OPEN
STOP
X1
ポテンションメーター
POTスライダーは常にバルブポジショ ン及びインステップにギアで連結 されています。
トランスフォーマー
230 or 460 ボルト: 460V: 23 l 230V: 13 & 24
出力:120 & 12 VAC
パイロットランプ
ポジションリミットスイッチによって作 動します。
ポジションリミットスイッチ
ワイピングアクションダブルブレーク: LSCは開を、LSOは閉を示します。
ヒューズ
過電流でヒューズトリップします。
トルクリミットスイッチ
N.C.ダブルコンタクトブレーカーはオ ーバーロードが起こると開きます。
固定レジスター
プッシュボタンN.O.
一時的N.O.コンタクトはコントロール電 圧をリバーシングコンタクターコイルに 接続します。コンタクターのシール‑イン コンタクト,Cs,及びOsによってボタンを 押し続けなくてもアクチュエーターはト ラベル一杯まで動くことが出来ます。
プッシュボタンN.C.
一時的N.C.コンタクト
ターミナルポイント
EIM工場で結線
サーキットプラグ及び リセプタクル
SPACE
HEATER
NON-FUSED
DISCONNECT
Earth Chassis
GROUNDS
OVERLOAD HEATER
CONTACT N.C.
CONTACT N.O.
スペースヒーター
スイッチコンパートメント内のスペースヒーターは標準 です。
フェーズ監視
パワー電圧ヒューズがL1,L2及びL3に達して生じた時の みコンタクトが閉となります。現場で電圧が不適切に接 続された際のバルブへのダメージを防止します。
リバーシングコンタクター
開や閉コイルを示します。機械的及び電気的インターロ ックがOi及びCiに接続します。
トリップ防止
バルブが閉状態で動かなくなった時にコンタクトトリップを防ぐため LSCコンタクトがバルブを少し開きます。するとコンタクトは開き、残 りのトラベルに対してトルク保護を確実にします。
(NOTE 7)
SELECTOR SWITCH
FUSED
DISCONNECT
Off
Hand Local
STOP
Auto Remote
.
P1
P2
P3
CIRCUIT BREAKER
Local
Off
TRUTH TABLE
Selector SwitchN.C. & N.O. Double Break
Remote
3相モーター
単相モーター
P, Q, &R
シングルフェーズモーター 複数回転とM/MGs
モーターターミナルオーバーロード プロテクションを示しています
症状
モーターが動かない
アクチュエーターに電源が入らない ハンドホイールが廻りにくい
モーターでバルブが少ししか開閉しない
トルクスイッチは正しく設定されているが開閉の 途中でアクチュエーターのトルクがなくなる
ハンドホイールでバルブを操作出来ない
モーターは作動するがバルブが動かない
電気エンクロージャーのシール不良
電気エンクロジャー内部にギアオイル
トラブル対策
推定原因
コントロールヒューズが切れている コントロールサーキットが開 モーターの絶縁抵抗が不良 サーキットブレーカーのトリップ バルブステムの潤滑が不適切 アクチュエーターの潤滑油がきれている バルブのパッキンググランドが硬すぎる ドライブスリーブベアリングの故障 バルブが詰まっている トルクスイッチのセッティングが低すぎる リミットスイッチのセッティングが正しくない バルブステムに損傷又は曲がりがある バルブパッキンが硬すぎる バルブが詰まっている(ライン中に障害) ハンドホイールシャフトベアリング部の故障 ギヤキー切断又はギヤリングの磨耗 PSシフターポジション又は誤作動 ハンドホイールシャフトの破損 バルブステム破損又はステムナットのネジ磨耗 モーターベアリングアッセンブリーの磨耗 ギアキーの切断 ギアリングの磨耗 バルブステム破損又はステムナットのネジ磨耗 コンジット入り口からの漏れ 電気エンクロージャーのシール不良 スペースヒーターの不作動 プレッシャーリリーフフィッティングが取り付け
られていない T/L又はG/Lアッセンブリーのシール不良
処置
ヒューズをチェックして、必要ならば取り替える 適当な配線図を見て、回路連続性をチェックする メガーテストを行う サーキットブレ−カーをリセットする グリースで潤滑する 古いグリースを取り除き、推奨潤滑油と取り替える 必要な分だけパッキンググランドボルトを緩める ベアリングの交換 バルブメンテナンスを参照 セッティングをチェックして必要ならリセットする スイッチの起動をチェックし、必要ならば校正しなおす バルブメンテナンスを参照 バルブメンテナンスを参照 バルブメンテナンスを参照 必要に応じて修理又は交換 必要に応じて交換 ギアの交換 必要に応じて修理又は交換 必要に応じて修理又は交換 必要に応じて修理又は交換 交換 交換 必要に応じて修理又は交換 必要に応じてパッキン(Oリングやネオプレングロメント)の交換 必要に応じてOリングを検査し、交換 ヒーターの回路連続性をチェック プレッシャーリリーフフィッティングを取り付ける スタットOシール又はOリングの交換
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E2K-401-0298
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