メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明して
います。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
著作権 © 2015 Dell Inc. 無断転載を禁じます。 この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産
法で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。
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2015 - 03
Rev. A00
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取り付けと設定
警告: 次のタスクを完了する前に、システムに同梱の安全に関する注意事項をお読みください。
メモ: このシステムは、アクセスが制限されている場所での使用を対象とするものです。
取り付け時の安全に関する注意事項
エンクロージャをラック内に取り付けるときは、本書に記載されている安全要件に従う必要があります。
• ラックの構造は、取り付けられたエンクロージャの総重量をサポートし、その設計には取り付け時や通常
使用時にラックが傾いたり、押し倒されたりすることを防ぐ固定機能が組み込まれている必要がありま
す。
• エンクロージャ搭載のラックを取り付けるときは、ラックの下からエンクロージャを取り付け、上から取
り外します。
• ラックが倒れる危険を回避するため、ラックから引き出すエンクロージャは、一度につき 1 台のみにして
ください。
• システムは、低圧の背面排気装置を装備した状態で操作する必要があります [ラックドアと障害物によっ
て生じる背圧は、5 パスカル(0.5 mm ウォーターゲージ)を超過しないようにしてください]。
• ラックの設計には、ユニットの最大動作環境温度(35°C)を考慮する必要があります。
• ラックには、安全な配電システムが搭載されている必要があります。システムは、ユニットに対して過電
流保護を提供する必要があり、ラックに取り付けられたユニット総数によって過負荷状態にならないよう
にしてください。これらの問題を解決するときは、ネームプレートに表示されている電力消費定格を考慮
してください。
• 配電システムは、ラック内の各ユニットに確実な接地を提供する必要もあります。
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メモ:
重量警告。
完全構成の MD1280 エンクロージャの重量は最
大
103.7 kg(287.5 ポンド)、空のエンクロージャ
は 64 kg(141 ポンド)です。適切な持ち上げ手法
を使用してください。
高温警告。
エンクロージャ内の動作温度は、最大 60°C
(140°F)
ワーを開く時、およびキャリアの取り外し時には、
十分注意してください。
電気切断警告。
続行する前に、エンクロージャに対するすべての
電源供給接続を切断する必要があることを示しま
す。
に達する場合があります。ドライブドロ
システムの開梱
メモ: Dell ストレージの開梱、取り付け、および導入は、認定のサービス技術者のみによって行われる
必要があります。
作業を開始する前に、次のアイテムが Dell ストレージをセットアップして使用する予定の場所に揃っている
ことを確認してください。
• 専用電源、または UPS 装備のラック配電装置からの 208 V 電力(110 V 電力では動作しません)。
• ラックの下部 20U における 5U スペース。20U マークより上のスペースへの取り付けをご予定の場合
は、お客様に機械式リフトをご用意いただく必要があります。
取り付けの概要
取り付けプロセスには、次の一般的なタスクが含まれています。
注意: 密閉型ラックアセンブリまたはマルチユニットラックアセンブリに取り付けた場合、ラック環境
内の動作環境温度が室温を上回ることがあります。このため、本装置は製造元によって指定された最高
環境温度(Tma)に適合する環境に取り付けるようにしてください。詳細については、本書にある「仕
様」の項を参照してください。
1. お使いのシステムに同梱の安全のための注意、およびラック取り付け手順に従ってレールを組み立てま
す。
2. エンクロージャを開梱します。
警告: けがを防ぐため、2 人で持ち上げ用ストラップを使用することが必要です。
3. エンクロージャをラックに取り付けます。
• 重量を安定させるため、ラックは常に底部から順に設置するようにしてください。
• エンクロージャの台数が最大数より少ない場合は、拡張の余地を残しておくことが出来ます。
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警告: ラックの下部 20U より上に取り付ける場合は、けがを避けるため、お客様にご用意いた
だいた機械式リフトの使用が必要になります。
4. キャリア
(DDIC)
内のディスクドライブを、それぞれ
1 度に 1
• ハードドライブは静電気放電から保護するようにしてください。
• DDIC はフレームの端を持って取り扱ってください。
注意: ドライブドロワーを開いたままエンクロージャシステムを長時間(高度に応じて異なります)
稼動させると、エンクロージャシステム が過熱状態になり、電力障害およびデータ損失を引き起
こす可能性があります。このような使用は、保証を無効にする場合があります。
5. 全 DDIC の挿入後、ドライブドロワーを閉じます。
台ずつエンクロージャに挿入します。
図 1. ラックへのエンクロージャの取り付け
1. ドロワーリリース(2)- ドロワーの両側に
1 つずつあります。ドロワー開放ロックを
解除します。
a. ドライブドロワーリリースの両方を引っ張ったまま、ドロワーを内側に向かって少し押します。
b. リリースを解放して、ドライブドロワーが所定の位置にカチッと収まるまで押し入れます。
警告: ドロワー開放ロックを解除した後は、けがを避けるため、スライドから手を放してからドロ
ワーを押し入れてください。
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