Datasheet TLP1033A Datasheet (TOSHIBA)

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東芝フォトインタラプタ 赤外 LED + フォト IC
TLP1033A
TLP1033A
VTRCD プレーヤなどの家電機器 複写機、プリンタ、ファクシミリなど
自動販売機、券売機などの自動サービ
ス機器
各種位置検出
TLP1033A は、高光出力の GaAs 赤外 LED と高感 度・高利得・高耐圧の Si フォト IC を組み合わせたデ ジタル出力のフォトインタラプタです。3.3 V~12 V の 広範囲なシステムに対応したフォト IC を採用してい ますので、従来機種と比較して低消費電力設計ができ ます。
短リード型パッケージで自動実装ができます。
· プリント基板直付けタイプ (位置決め用ピン付き)
· 短リード型で自動実装ができる
: リード長 3.4 ± 0.3 mm
· 適合プリント基板厚み : 1.6 mm 以下
· 溝幅 : 5 mm
· 分解能 : スリット幅 0.5 mm
· デジタル出力
(オープンコレクタ、しゃ光時ハイレベル出力)
· ロジック IC にて直接回路接続ができる
· 動作電源電圧 : V
· 高速応答 : t
· 受光側は可視光カットタイプ
· ケース本体材質 : ポリブチレンテレフタレート (UL94V-0、黒色)
最大定格
最大定格
最大定格最大定格
(Ta = 25°C)
= 2.7~15 V
CC
= 15 µs (最大)
pLH
東 芝
質量: 0.6 g (標準)
項目 記号 定格 単位
直流順電流 I
直流順電流低減率
直流逆電圧 V
電源電圧 V
出力電圧 VO 15 V
ローレベル出力電流 (Ta = T
動作温度 T
保存温度 T
はんだ付け温度 (5 s) (注 1) T
1: ケース本体下面から 1.5 mm の位置
(Ta > 25°C) -0.33
(Ta > 85°C)
) IOL 16 mA
opr
F
DIF/°C
5 V
R
CC
-30~95 °C
opr
-40~100 °C
stg
260 °C
sol
50 mA
mA/°C
-2
15 V
1
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推奨動作条件
推奨動作条件
推奨動作条件推奨動作条件
項目 記号 最小 標準 最大 単位
TLP1033A
LED 順電流 I
電源電圧 VCC 2.7 3.3 13.2 V
出力電圧 VO ¾ ¾ 13.2 V
ローレベル出力電流 IOL ¾ ¾ 16 mA
動作温度 T
F
-25 ¾ 95 °C
opr
8
(2)
¾ 20 mA
2: 8 mA は 50%LED 光出力変動を考慮した場合の値。スレッショルド入力電流は初期値で 4 mA 以下。
電気・光学的特性
電気・光学的特性
電気・光学的特性電気・光学的特性
項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位
順電圧 VF IF = 10 mA, Ta = 25°C 1.00 1.15 1.30 V
逆電流 IR VR = 5 V, Ta = 25°C ¾ ¾ 10 mA
ピーク発光波長 lP IF = 15 mA, Ta = 25°C ¾ 940 ¾ nm
動作電源電圧 VCC ¾ 2.7 ¾ 15 V
ローレベル供給電流 I
ハイレベル供給電流 I
ローレベル出力電圧 VOL
ハイレベル出力電流 IOH IF = 0, VO = 15 V ¾ ¾ 6.3 mA
ピーク感度波長 l
H ® L スレッショルド入力電流 I
ヒステリシス I
伝 搬 遅 延 時 間 (L ® H) t
伝 搬 遅 延 時 間 (H ® L) t
上昇時間 t
下降時間 t
(指定なき場合
指定なき場合, Ta ==== ----30~95°C, VCC ==== 2.7~15 V)
指定なき場合指定なき場合
IF = 15 mA, Ta = 25°C ¾ ¾ 1.6
CCL
CCH
Ta = 25°C ¾ 900 ¾ nm
P
FHL
FHL/IFLH
pLH
pHL
¾ 0.8 ¾
r
f
= 15 mA ¾ ¾ 2.0
I
F
IF = 0 ¾ ¾ 1.2 mA
IOL = 16 mA, IF = 15 mA, Ta = 25°C
= 16 mA, IF = 15 mA ¾ ¾ 0.4
I
OL
Ta = 25°C ¾ ¾ 3
¾ ¾ 1.5 ¾ ¾
¾ ¾ 15
¾ ¾ 9
= 3.3 V, IF = 15 mA,
V
CC
R
= 10 kW, Ta = 25°C (3)
L
¾ ¾ 4
¾ 0.05 0.3
¾ 0.02 ¾
mA
V
mA
ms
3: スイッチング時間測定回路、波形
定電圧回路
IF
アンプ
10 kW
VCC = 3.3 V
R
L
V
OUT
t
pLH
50%
tr
90%
10%
V
OH
1.5 V VOL
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I
F
t
pHL
V
OUT
t
f
2
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TLP1033A
現品表示
現品表示
現品表示現品表示
月別ロット表示
製造月 (1~12 月を A~L のアルファベットで表示)
製造年 (西暦の下一桁を表示)
使用上の注意
使用上の注意
使用上の注意使用上の注意
· はんだ付け後のフラックス除去のために薬品洗浄される場合は、はんだ付け面のリード部のみ洗浄し、パッケージ全
体の浸漬洗浄は行わないでください。 浸漬洗浄は、ケース本体内部の LED の発光面やフォトIC の受光面に洗浄液が残留した場合、光学特性に影響を与え、 スレッショルド入力電流の著しい低下を引き起こすことがあります。
· ケース本体の材質は、ポリブチレンテレフタレートを使用しています。油や化学薬品により、溶解やクラックを起こ
す場合がありますので、設置場所の環境には十分ご注意ください。
· ソリのない場所へ取り付けてください。
· 内部回路安定化のため、電源投入後 100 ms の間、出力が変化します。ご注意ください。
· 電源ライン安定化のため、デバイス近くの V
ことを推奨します。
· スレッショルド入力電流は、赤外 LED への通電により、時間とともに増加変動する経時変化が起こります。スレッ
ショルド入力電流の経時変化量を十分考慮して、回路設計をしてください。 スレッショルド入力電流の変動は、赤外 LED の光出力変動の逆数と 1 : 1 の相関があります。
GND 間に 0.01 mF 以上のバイパスコンデンサをつけて使用される
CC
1
-
FHL
)t(
ç
=
ç
)0(
è
I
I
FHL
· しゃ光板は、しゃ光性の優れた材質を選んで使用してください。しゃ光性が劣る材質を使用した場合、LED 光がしゃ
光板を透過してしまい、誤作動することがあります。
æ
ö
)t(OP
÷ ÷
)0(OP
ø
3
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外形図
外形図
外形図外形図
TLP1033A
質量: 0.6 g (標準)
ピン接続図
ピン接続図
ピン接続図ピン接続図
1
2
定電圧回路
アンプ
1: アノード 2: カソード 3: V
CC
4: OUT 5: GND
3
4
5
4
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TLP1033A
60
50
40
(mA)
F
30
20
許容順電流 I
10
0
-20
0 20 40 60 80 100
周囲温度 Ta (° C )
0.1
Ta = 25°C
VCC = 3.3 V
0.05
(V)
IF = 15 mA
OL
0.03
0.01
0.005
0.003
ローレベル出力電圧 V
0.002
0.3
0.5 1 3 5 10 30
ローレベル出力電流 IOL (mA)
t
20
Ta = 25°C
10
VCC = 3.3 V
5
IF = 15 mA
3
(ms)
f
, t
r
1
0.5
0.3
0.1
0.05
上昇, 下降時間 t
0.03
0.01
0.1
0.3 0.5 1 3 5 10 30 50 100 300 500
負荷抵抗 RL (kW)
– Ta
I
F
VOL – I
, tf – R
r
OL
tr
tf
100
50
30
(mA)
F
10
5
3
I
1
0.8 0.9 1.0 1.1 1.2
IF – V
F
-25 0 2550Ta = 75°C
(標準値)
1.3 1.4
VF (V)
(標準値)
t
10
Ta = 25°C
VCC = 3.3 V
8
(ms)
pHL
, t
pLH
RL = 10 kW
6
4
2
伝搬遅延時間 t
0
0
10 20 30 40 50 60
pLH
, t
pHL
– I
(標準値)
F
t
t
pLH
pHL
IF (mA)
L
(標準値)
t
9
Ta = 25°C
8
VCC = 3.3 V
IF = 15 mA
7
(ms)
6
pHL
, t
5
pLH
4
3
2
伝搬遅延時間 t
1
0
0.1 0.3 0.5 1 3 5 10 30 50 100
pLH
, t
pHL
– R
(標準値)
L
t
t
pLH
pHL
負荷抵抗 RL (kW)
5
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A
A
+
検出位置特性 (1) (標準値)
1.2
1.0
0.8
0.6
相対出力電圧
0.4
0.2
0
-0.4
-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8
Ta = 25°C VCC = 3.3 V RL = 10 kW IF = 20 mA
d
しゃ光板
検出位置
d = 0 ± 0.3 mm
距 離 d (mm)
しゃ光板とデバイスの位置関係
しゃ光板とデバイスの位置関係
しゃ光板とデバイスの位置関係しゃ光板とデバイスの位置関係
TLP1033A
検出位置特性 (2) (標準値)
1.2
1.0
0.8
0 +-
0.6
相対出力電圧
0.4
0.2
0
7.0 7.2 7.4 7.6 7.8 8.0
d (mm)
Ta = 25°C VCC = 3.3 V RL = 10 kW IF = 20 mA
しゃ光板
検出位置
d = 7.95 mm
1.25
-1.35
d
8.2
正常に動作させるために、しゃ光板とデバイスの位置関係は、下図を遵守してください。 また、しゃ光板のスリット間ピッチ寸法は、デバイスのスリット幅より広く設定するとともに、デバイスのスイッチング 時間を十分に考慮し、決定してください。
しゃ光板
単位: mm
センサ中心
9.2 min
7.95
6.6 max
A – A’断面図
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TLP1033A
当社半導体製品取り扱い上のお願い
当社半導体製品取り扱い上のお願い
当社半導体製品取り扱い上のお願い当社半導体製品取り扱い上のお願い
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020704TBC
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