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WL215 無線 USB
クイックインストールガイド
ご注意
© 2001 Compaq Computer Corporation
© 2001 コンパックコンピュータ株式会社
Compaq、Compaq ロゴは、米国 Compaq Information Technologies Group, L.P.
の商標です。
Microsoft、MS-DOS、Windows、Windows NT は、米 国 Microsoft Corporation
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本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書の技術的あるいは
校正上の誤り、省略に対して、また本書の適用の結果生じた間接損害を含め
いかなる損害についても、責任を負いかねますのでご了承ください。本書の
内容は、現状有姿のままで提供されるもので、いかなる保証も含みません。
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。コンパック製品
に対する保証は、当該製品に付属の限定的保証規定に明示的に記載されてい
るものに限られます。本書のいかなる内容も、当該保証に新たに保証を追加
するものではありません。
本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用さ
れる場合は、仕様の変更を必要とすることがあります。
本書に記載されている製品情報は、日本国内で販売されていないものも含ま
れている場合があります。
以下の記号は、本文中で安全上重要な注意事項を示します。
警告：
!
その指示に従わないと、人体への傷害や生命の危険を引き起こす恐れ
があるという警告事項を表します。
注意： その指示に従わないと、装置の損傷やデータの損失を引き起こす
WL215 無線 USB クイックインストールガイド
初版 2001 年 6 月
製品番号：249361-192
恐れがあるという注意事項を表します。
目次
第 1 章： 11 Mbps 無線 LAN について .......................................... 1-1
概要 .......................................................................................... 1-1
11Mbps 無線 LAN ネットワークの概要 ....................... 1-2
■
ピアツーピアワークグループ........................................ 1-3
■
企業ネットワーキング.................................................... 1-4
■
WL215 無線 USB の機能................................................. 1-6
■
CD-ROM について ................................................................. 1-9
第 2 章： WL215 無線 USB のインストール................................. 2-1
はじめに .................................................................................. 2-1
キットの内容の確認 .............................................................. 2-2
Client Manager ソフトウェアのインストール .................... 2-3
WL215 無線 USB を接続します。......................................... 2-5
ドライバのインストール ...................................................... 2-6
インストールを始める前に............................................ 2-6
■
必要な知識........................................................................ 2-6
■
i
Windows のドライバのインストール ........................... 2-7
■
Windows ネットワークプロパティの設定 .......................... 2-8
無線 LAN プロパティ ............................................................ 2-9
構成プロファイル.......................................................... 2-10
■
基本設定.......................................................................... 2-12
■
インストールの終了 ............................................................ 2-16
コンピュータの再起動後の手順.................................. 2-17
■
第 3 章： 11Mbps 無線 LAN および Windows の使用.................. 3-1
概要 .......................................................................................... 3-1
WL215 無線 USB の使用 ....................................................... 3-2
無線アンテナ.................................................................... 3-2
■
WL215 無線 USB を外す................................................. 3-2
■
WL215 無線 USB の保守................................................. 3-2
■
他のコンピュータの表示 ...................................................... 3-3
Client Manager の使用 ............................................................ 3-5
無線リンクの質の表示.................................................... 3-6
■
WL215 無線 USB 設定の表示／変更......................... 3-8
■
詳細情報の検索 .................................................................... 3-10
第 4 章： 拡張構成............................................................................ 4-1
ii
概要 .......................................................................................... 4-1
[Advanced Parameters] タブ.................................................... 4-2
[Admin Parameters] タブ......................................................... 4-3
付録 A：仕様.................................................................................... A-1
物理仕様 ................................................................................. A-1
電源特性 ................................................................................. A-2
ネットワーク特性 ................................................................. A-2
規制に関する情報 ................................................................. A-3
無線特性........................................................................... A-4
■
付録 B： トラブルシューティング................................................ B-1
概要 ......................................................................................... B-1
一般的なトラブルシューティングのヒント ..................... B-2
LED の動作...................................................................... B-2
■
ネットワークに接続できない場合............................... B-5
■
LED
■
■
が作動するのにネットワークに接続できない場合
構成プロファイルを編集できない............................. B-10
.. B-6
Windows 98/ME のトラブルシューティングのヒント ... B-11
ドライバのアップデート............................................. B-11
■
iii
ドライバの削除............................................................. B-15
■
Windows 2000 のトラブルシューティングのヒント ...... B-19
ドライバのアップデート............................................. B-19
■
既存の WL215 無線 USB ドライバの削除................. B-20
■
iv
第 1 章
11 Mbps 無線 LAN について
概要
コンパック 11Mbps 無線 LAN なら、無線コンピュータの運用
は簡単です。無線ネットワークの構成も、今までになく容易
になりました。
このマニュアルでは、ネットワークに簡単に接続できるよ
う、コンパック WL215 の概要を説明します。構成方法につ
いては、最も一般的な方法を紹介します。
無線製品をインストールおよび管理するには、Microsoft
Windows でネットワークオペレーティングシステムをインス
トールする手順について、実用的な知識があることが前提と
なります。
11 Mbps 無線 LAN について 1-1
11Mbps 無線 LAN ネットワークの概要
WL215 無線 USB キットを使用すると、次を実行できます。
無線コンピュータデバイスのピアツーピアワークグ
■
ループにコンピュータを接続する（1-3 ページ図 1-1 を参
照）。
コンパック 11Mbps 無線 LAN アクセスポイントを含む
■
LAN（Local Area Network：ローカルエリアネットワー
ク）インフラフトラクチャ、または IEEE802.11 に準拠す
る他の LAN システムにコンピュータを接続する（1-5
ページ図 1-2 を参照）。
無線端末装置には、WL215 装置だけでなく、WL110PC カー
ドおよび WL210PCI アダプタも装備できます。すべての
11Mbps 無線 LAN アダプタは、同じ無線機能を共有します。
1-2 11 Mbps 無線 LAN について
ピアツーピアワークグループ
ピアツーピアワークグループを構成すると、小規模な無線
ワークグループを瞬時に設定できます。このワークグループ
に参加するユーザーは、Microsoft ネットワークでサポートさ
れる「ファイルとプリンタの共有」などの機能を使用して
ファイルを交換できます。
図 1-1：ピアツーピア無線ワークグループ
11 Mbps 無線 LAN について 1-3
このオプションを使用して、アクセスポイントを使用できない
環境（
SOHO（Small Office/Home Office
：スモールオフィス／
ホームオフィス）環境など）に一時または特殊ネットワークを
設定できます。
端末装置が互いに有効な範囲内にある場合、無線ネットワー
クを設定するには、この方法が最も簡単でコストをかけずに
すみます。
企業ネットワーキング
11Mbps 無線 LAN アクセスポイントを使用すると、社内の
LAN（Local Area Network：ローカルエリアネットワーク）イ
ンフラストラクチャに接続して、すべてのネットワーク機器
に無線でアクセスできます。
LAN インフラストラクチャには、次のいずれかを使用できま
す。
スタンドアロン無線 LAN
■
図1-2に示されるような、既存のイーサネットネットワー
■
クに接続された無線ネットワークインフラストラク
チャ
1-4 11 Mbps 無線 LAN について
図 1-2：LAN インフラストラクチャ
操作は簡単
WL215 無線 USB は、標準の有線イーサネットカードと同様
に機能しますが、ケーブルは必要ありません。
ハブまたはパッチパネル、あるいはその両方にケーブル接続
を必要とするイーサネットカードの場合、ケーブルがあるた
めに、有線接続した位置にコンピュータが物理的に固定され
ます。
11 Mbps 無線 LAN について 1-5
11Mbps 無線 LAN では、無線の有効範囲内であればどこから
でも LAN（Local Area Network：ローカルエリアネットワー
ク）システムにコンピュータを接続できます。ネットワーク
の拡張または再設計も簡単に行うことができます。アクセス
ポイント、または WL310 無線ホームオフィスゲートウェイ、
あるいはその両方を追加または再配置して、コンピュータを
起動するだけです。
イーサネットと異なり、無線クライアントアダプタおよびア
クセスポイントでは、LAN に接続したままでネットワーク全
体をローミングできます。
注：WL215 は無線製品です。各国で適用される規制について
は、『ユーザー情報』を参照してください。
WL215 無線 USB の機能
WL215 無線 USB は、USB ケーブルを介してあらゆる標準
USB コネクタに接続する、無線ネットワーク装置です。
1-6 11 Mbps 無線 LAN について
図 1-3：WL215 無線 USBLEDs およびコネクタ
a. 電源オン／オフ LED
b. 無線 LED
消灯 - 無線動作なし
■
点滅 - 無線データの感知／転送
■
緑色に点灯 - 標準の動作モード
■
c. USB コネクタ
11 Mbps 無線 LAN について 1-7
この WL215 には、次の特徴があります。
■
WECA（Wireless Ethernet Compatibility
Alliance）によって認定された Wi-Fi
（Wireless Fidelity）。ご使用の 11Mbps 無線
LAN ハードウェアは、IEEE802.11 に準拠する他のベン
ダーの無線 LAN 製品と通信できます。
「無線 LAN の IEEE802.11 標準（リビジョン B）」に準拠す
■
る DSSS（Direct Sequence Spread Spectrum：ディレクト
シーケンススペクトラム拡散）無線技術に基づく他の無
線 LAN システムとの完全な互換性
ユニバーサルシリアルリビジョン 1.1. 仕様（1998年9月23
■
日）との互換性
WL215 では、次の無線 LAN 機能がサポートされています。
■
11、5.5、2、お よ び 1Bit/s の範囲における自動転送速度選
択メカニズム
自動周波数チャネル選択（2.4GHz）によ る、複数チャネ
■
ルでのローミング
電源管理
■
■
128-bit RC4 データ暗号化（64-bit RC4/WEP（Wired
Equivalent Privacy）もサポートしています）
1-8 11 Mbps 無線 LAN について
CD-ROM について
CD-ROM には、WL215 無線 USB のソフトウェアおよびマ
ニュアルの両方が付属しています。
ドライバおよびソフトウェアをインストールする場合は、
”WL215 無線 USB のインストール ”2-1 ページを参照してくだ
さい。
注：ソフトウェアをコピーまたはインストールする前に、
CD-ROM のルートフォルダに収録されたソフトウェア
使用許諾契約書「License.txt」をお読みください。ソフ
トウェアをインストール、コピー、または使用した時点
で、この契約書に同意し、制約に従うものとみなされま
す。ソフトウェア使用許諾契約書のすべての条項に同意
できない場合は、ソフトウェアをダウンロード、コピー、
またはインストールしないでください。
コンパックでは、新しい技術、コンポーネント、ソフト
ウェア、およびファームウェアがリリースされた場合に
は、製品をアップデートすることを方針としています。
11 Mbps 無線 LAN について 1-9
インストールする前に、We b サイト：
http://www.compaq.com/support/files/networking/wlan/ を参
照して次の操作を行うことを推奨します。
製品に付属するソフトウェアよりも新しいバージョン
■
があるかどうか確認する。
最新のソフトウェアをダウンロードして、購入した製品
■
にインストールする。
1-10 11 Mbps 無線 LAN について
第 2 章
WL215 無線 USB の
インストール
はじめに
この章では、Microsoft Windows 98、ME および 2000 用の
WL215 無線 USB のインストールについてのみ説明します。
WL215 のインストール
1. キットの内容を確認します（2-2 ページを参照）。
2. CD-ROM を挿入して、Client Manager ソフトウェアをイ
ンストールします（2-3 ページを参照）。
3. WL215をコンピュータに接続します（2-5ページを参照）。
WL215 無線 USB の インストール 2-1
4. 画面に表示された指示に従って、ドライバをインストー
ルします（2-6 ページを参照）。
5. Windows ネットワークプロパティの設定（2-8 ページを
参照）。この作業は、コンピュータにネットワークアダ
プタを初めてインストールする場合にのみ必要となり
ます。
6. 無線ネットワークに接続するための無線 LAN パラメー
タを設定します（2-9 ページを参照）。
7. インストールを終了します。ソフトウェアのドライブと
ディレクトリを指定して、システムを再起動します（2-
16 ページを参照）。
キットの内容の確認
WL215 無線 USB キットを開けて、すべての内容が揃ってい
ることを確認します。
2-2 WL215 無線 USB の インストール
図 2-1：キットの内容
a. WL215 無線 USB1 枚
b. USB ケーブル 1 本
c. 『WL215 無線 USB クイックインストールガイド』（この
マニュアル）1 冊
d. ドライバ、ソフトウェアと電子文書を含む CD-ROM1 枚
記載された内容が損傷しているか、または不足している場合
は、販売業者に連絡してください。
Client Manager
Client Manager プログラムは、ネットワーク接続の品質を
チェックするためのソフトウェアツールです。
ソフトウェアのインストール
WL215 無線 USB の インストール 2-3
注：ネットワーク接続の確立において、Client Manager プロ
グラムをインストールすることは必須ではありません
が、このプログラムをインストールした場合、次のオプ
ションを実行できます。
ネットワーク接続の設定の表示／変更
■
ネットワーク接続のモニター
■
Client Manager ソフトウェアをインストールするには、次の
操作を行います。
1. WL215 無線 USB キットに付属した CD-ROM をコン
ピュータに挿入します。
オペレーティングシステムが自動的に CD を起動させま
す。
2. 言語を選択します。
3. [Compaq Client Manager ユーティリティ] をクリックし
ます。
4. 画面に表示された指示に従います。
注：CD-ROM が自動的に起動しない場合は、次の操作を行い
ます。
1. エクスプローラを起動します。
2. CD-ROM ドライブを選択します。
3. 「Run_CD.exe」ファイルをダブルクリックします。
2-4 WL215 無線 USB の インストール
WL215 無線 USB を接続します。
図 2-2 に示されるように、WL215 無線 USB をコンピュータ
に接続します。
図 2-2：コンピュータへの WL215 無線 USB の接続
注：コンピュータに複数のUSBスロットがある場合はどれに
接続してもかまいません。
WL215 無線 USB の インストール 2-5
ドライバのインストール
インストールを始める前に
インストールを始める前に、Windows CD-ROM またはソフト
ウェアディスケットを手の届く位置に置いておきます。ご使
用のコンピュータにWindowsオペレーティングシステムがあ
らかじめインストールされている場合は、これらのファイル
はキャビネット（*.cab）ファイル形式でコンピュータのハー
ドディスクに格納されます。
必要な知識
WL215 無線 USB をインストールするには、標準のイーサネッ
トネットワークアダプタカードのインストールに必要な専
門知識と同レベルの知識が必要です。標準的な Windows の操
作およびネットワークアダプタカードのインストールにつ
いて、実用的な知識があることが前提となります。必要に応
じて、Windows ヘルプを参照してください（Windows のタス
クバーの [ スタート ] ボタンをクリックして、[ ヘルプ ] を選
択します）。
2-6 WL215 無線 USB の インストール
Windows
ドライバをインストールするには、次の操作を行います。
1. Windows で [ 新しいハードウェアの追加 ] ウィザードが
2. 2-8 ページ ”Windows ネットワークプロパティの設定 ” の
注：新しいハードウェアを検出できない場合は、B-1 ページ
のドライバのインストール
起動した場合は、[ 新しいハードウェア ] ウィザードの指
示に従ってドライバをインストールします。
ドライバインストールファイルを探すように指示され
た場合は、WL215 無線 USB キットに含まれる CD-ROM
を選択し、ご使用のオペレーティングシステムに一致す
るフォルダに移動します。
❑
Windows ME:D:¥Drivers¥Win_ME
❑
Windows 98:D:¥Drivers¥Win_98
❑
Windows 2000:D:¥Drivers¥Win_2000.
ここで「D:¥」はご使用の CD-ROM ドライブのドライブ
名を表します。
ドライバのインストールが終了すると、Windows によっ
て [Add/Edit Configuration Profile] ウィンドウが自動的に
表示されます。
説明に従います。
” トラブルシューティング ” を参照してください。
WL215 無線 USB の インストール 2-7
Windows ネットワークプロパティの設定
ご使用のコンピュータにネットワーキングサポートを初め
てインストールする場合、Windows オペレーティングシステ
ムによって、コンピュータとワークグループ名を入力するよ
うプロンプト指示されます。これらの名前は、Microsoft ネッ
トワークコンピュータ上でユーザーのコンピュータを識別
するために使用されます。
図 2-3：Windows ネットワーク識別プロパティ
2-8 WL215 無線 USB の インストール
1. [ コンピュータ名 ] フィールドに、コンピュータに付ける
一意の名前を入力します。
2. [ ワークグループ ]フィールドにワークグループ名を入力
します。
3. （オプション）[ コンピュータの説明 ] フィールドにおい
て、コンピュータを定義します。
Windows ネットワークプロパティの設定については、
Windowsのマニュアルまたは Windowsのオンラインヘルプを
参照してください。
無線 LAN プロパティ
ドライバをインストールすると、図 2-4 のように、WL215 無
線 USB の [Add/Edit Configuration Profile] ウィンドウが表示さ
れます。
WL215 無線 USB の インストール 2-9
図 2-4：[Add/Edit Configuration Profile] ウィンドウ
構成プロファイル
[Add/Edit Configuration Profile] ウィンドウを使用して、1 つま
たは複数のネットワーク接続プロファイルを指定できます。
たとえば、オフィス、自宅または特殊ワークグループのプロ
ファイルを設定して、旅行中でも、同僚や友人同士でファイ
ルを共有することができます。
各種ネットワークの詳細については、1-3 ページ「ネットワー
クオプション」を参照してください。
2-10 WL215 無線 USB の インストール
コンピュータを無線ネットワークに接続するには、次の操作
を行います。
1. [Select Profile] でネットワークプロファイルに名前を割
り当てます。
2. 右側のプルダウンメニューを使用して、無線ネットワー
クへの接続方法を選択します。
❑
WL410無線 SMB アクセスポイントまたWL510無線エ
ンタープライズアクセスポイントにより、企業の
ネットワークへ接続する。
❑
WL310 無線ホームオフィスゲートウェイにより、ま
たは
アクセスポイントのない無線端末装置の特殊ピア
❑
ツーピアワークグループ
3. [Edit Profile] ボタンをクリックし、選択したプロファイ
ルのパラメータを表示／変更します。
初めてインストールする場合は、基本設定のみを使用して単
独のプロファイルを設定してください。
注：指定するパラメータの数と種類は、選択した接続のタイ
プによって異なります。
各種オプションの詳細については、 キーを押すか、ま
F1
たは [ ヘルプ ]（Help）ボタンをクリックします。
WL215 無線 USB の インストール 2-11
各種オプションの詳細については、 キーを押すか、または
F1
[ ヘルプ ] ボタンをクリックします。
図 2-5：[Edit Configuration] ウィンドウ
基本設定
無線ネットワークに接続するには、次を指定する必要があり
ます。
有効なネットワーク名。
■
（オプション）有効な暗号化キー。
■
2-12 WL215 無線 USB の インストール
ネットワーク名
ネットワーク名は、大文字と小文字を区別する、「a」～「 z」、
「A」～「Z」および「0」～「9」の英数字文字列で表されま
す。これにより、ケーブルを使って有線コンピュータをイー
サネット LAN に接続するように、無線 LAN に接続できます。
有効な値は、コンピュータを接続しようとしているネット
ワークのタイプにより決まります。
■
WL310 無線ホームオフィスゲートウェイに接続するに
は、WL310 ゲートウェイ装置の底のラベルに印刷された
6 文字のネットワーク名を入力します。
ピアツーピアワークグループに接続する場合は、ワーク
■
グループへの参加を許可された名前を入力します。
ワークグループを開始する場合は、最大 32 文字の英数
字の名前を入力し、その文字列をワークグループ参加者
と共有してください。
アクセスポイントまたは WL410 無線 SMB アクセスポイ
■
ント WL510 無線エンタープライズアクセスポイントな
どの、に接続する場合は、LAN 管理者により定義された
値を入力してください。
WL215 無線 USB の インストール 2-13
この値は、最大英数字 32 文字にしてください。
または、「ANY」（任意の大文字）を入力し、ご使用のコ
ンピュータの周辺にある、IEEE 802.11 対応無線ネット
ワークへ接続できます。
暗号化キーの設定を行う。または、[OK] をクリックして確定
し、[Add/Edit Configuration Profile] ウィンドウに戻ります。
暗号化キー
無線通信のセキュリティを拡張するには、無線データ暗号化
を有効にすることもできます。
暗号化オプションは、選択された構成プロファイル（2-10
ページ）により異なります。
注意： 通信を可能にするには、すべての無線装置に同一の暗
号化設定を行う必要があります。暗号化キーは大文字
と小文字を区別しますので、注意して入力してくださ
い。
■
WL310無線ホームオフィスゲートウェイへ接続する場合
は、1 つの暗号化キーを入力することができます。デフォ
ルトの暗号化キーは、ネットワーク名の最後の 5 文字と
一致します。
2-14 WL215 無線 USB の インストール
注意： WL310ゲートウェイの暗号化キーを変更しない限り、
このキーは変更しないでください。
ピアツーピアワークグループに接続する場合は、ワーク
■
グループへの参加を許可されたキーを入力します。
アクセスポイントプログラムファイルにより企業 LAN
■
へ接続する場合は、[Encryption] タブを使用して、英数文
字または 16 進数のフォーマットのいずれかで、最大 4 つ
の異なるキーを入力できます。
LAN 管理者により定義された値を入力してください。
注：アクセスポイントと同じ順序で、正確にキーを入力して
ください。
Advanced Parameters
[Edit Configuration] ウィンドウからも、[Advanced] および
[Admin] タブの拡張パラメータへアクセスできます。
これらのパラメータを変更する必要がある場合など、特別な
状況下以外では、これらのパラメータにはデフォルト設定を
使用してください。これらのパラメータの説明については、
CD-ROM に収録されたオンラインヘルプファイルまたは
「ユーザーガイド」を参照してください。
WL215 無線 USB の インストール 2-15
インストールの終了
” 無線 LAN プロパティ” が終了したら [OK] ボタンをクリック
して [Add/Edit Configuration] ウィンドウを閉じ、インストー
ルを続行します。ドライバ構成データベースの設定が終了
し、いくつかのファイルがご使用のハードディスクにコピー
されます。
■
Windows ファイルの場所を特定するよう指示された場合
は、Windows インストール CD-ROM またはディスケッ
トのドライブとディレクトリを指定します。
以前に WL215 無線 USB をコンピュータにインストール
■
したことがある場合、ファイルのほとんどがすでにハー
ドディスクドライブに存在します。Windows CD-ROM を
使用できない場合は、[ ファイルのコピー ] ダイアログ
ボックスに表示されたパスを次のように置き換える必
要があります。
[C:¥Windows¥System] または [C:¥Windows¥]。
■
Windows オペレーティングシステムが、ドライバファイ
ル（通常は「WL
で始まるファイル名）の場所を特定するよう指示された
場合は、次のソフトウェアのドライブとディレクトリを
指定します。
― Windows ME:D:¥Drivers¥Win_ME
COMXX
.*」または「WN
COMXX.
*」の文字
2-16 WL215 無線 USB の インストール
― Windows 98:D:¥Drivers¥Win_98
― Windows 2000:D:¥Drivers¥Win_2000
インターネットからファイルをダウンロードした場合
は、ファイルを保存したディスクドライブまたはディレ
クトリを選択します。
Windows によってファイルのコピーが終了すると、コン
ピュータを再起動するよう指示されます。[Yes] ボタンをク
リックしてコンピュータを再起動します。
コンピュータの再起動後の手順
ドライバが適切にインストールされたかどうかを確認する
には、ご使用の WL215 無線 USB の LED を確認します。
緑色の電源表示 LED が点灯：WL215 がご使用
のコンピュータに接続されています。
緑色の無線表示 LED が点滅：無線動作中で
す。
その他の LED の動作については、B-1ページ” トラブルシュー
ティング ” を参照してください。
（オプション）無線ネットワーク接続の品質をチェックする
には、Client Manager プログラムを使用します（2-3 ページ
”Client Manager ソフトウェアのインストール ” 参照）。
WL215 無線 USB の インストール 2-17
第 3 章
11Mbps 無線 LAN および Windows の使用
概要
この章では、次の項目の概要を説明します。
■
WL215 無線 USB の使用
他のコンピュータの表示
■
■
Client Manager の使用
― 無線リンクの質の表示
― WL215 無線 USB 設定の表示／変更
詳細情報の検索
■
11Mbps 無線 LAN および Windows の使用 3-1
WL215 無線 USB の使用
無線アンテナ
WL215 無線 USB に内蔵の無線およびアンテナは、障害物の
できるだけ少ないオープン環境で最適に動作します。無線通
信の有効範囲を最大限にできるよう、WL215 無線 USB 装置
を物で覆わないでください。
WL215
WL215
3-2 11Mbps 無線 LAN および Windows の使用
無線
WL215 無線 USB の無線接続が必要ない場合は、WL215 無線
USB を切断して取り外すことができます。
注意： WL215 無線 USB を取り出すと、ネットワークとの接
無線
WL215 無線 USB をクリーニングするには、やわらかい湿っ
た布でていねいに拭きます。WL215 無線 USB の損傷を避け
るため、研磨剤を使用したり、装置を液体に浸さないでくだ
さい。
USB
続は失われます。WL215 無線 USB を取り出す前に、
すべてのファイルおよびネットワークアプリケー
ション（電子メールなど）を必ず閉じてください。
USB
を外す
の保守
他のコンピュータの表示
無線ネットワーク内で複数のベースの端末装置を稼動して
いる場合、次の手順に従って、他のコンピュータを表示でき
ます。
1. エクスプローラを起動します。
2. ファイルおよびフォルダのリストをスクロールダウン
して、[ ネットワーク コンピュータ ] または [ マイ ネッ
トワーク ] を探します。
3. [ ネットワーク コンピュータ ] または [ マイ ネットワー
ク ] をダブルクリックして、Microsoft のネットワークグ
ループ内のすべての端末装置を表示します。
4. ネットワーク環境の他のワークグループを表示するに
は、[ ネットワーク全体 ] アイコンをダブルクリックしま
す。
5. ネットワーク環境において、他のネットワークオペレー
ティングシステム（Novell NetWare ネットワークなど）
が動作している場合、[ ネットワーク全体 ] ウィンドウに
は、そのネットワークオペレーティングシステムで使用
できるサーバーも表示されます。
これらのサーバーをクリックすると、そのネットワーク
オペレーティングシステム用のユーザー名とパスワー
ドを入力するよう指示される場合があります。
11Mbps 無線 LAN および Windows の使用 3-3
見つからない場合は、その他の無線コンピュータについて次
の事項を確認します。
■ 起動して、ネットワークにログオンされている。
次の項目に関して、同一の Microsoft ネットワーク設定で
■
動作するよう設定されている。
― ネットワークプロトコル
― 無線ネットワーク名
― ワークグループ名
[ コンピュータ名 ] または [ ワークグループ ] を表示または変
更するには、次の操作を行います。
1. Windows タスクバーの ボタンをクリックします。
2. [ 設定 ] をクリックして、[ コントロール パネル ] を選択
します。
3. [ コントロール パネル ] ウィンドウで、[ ネットワーク ]
アイコンをダブルクリックします。
4. [ ネットワーク設定 ] ウィンドウで、[ 識別情報 ] タブを
クリックして、[ コンピュータ名 ] または [ ワークグルー
プ ] を確認または変更します。
注：[ ネットワーク ] への変更を有効にするには、コンピュー
タを再起動する必要があります。
3-4 11Mbps 無線 LAN および Windows の使用
他の端末装置との無線接続を確認するには、3-6 ページ ” 無線
リンクの質の表示 ” を参照してください。
Client Manager の使用
2-3 ページ ”Client Managerソフトウェアのインストール” の説
明に従って Client Manager をインストールした場合、Client
Manager を使用して、次の操作を実行できます。
ネットワークへの無線接続の質の確認
■
ご使用の WL215 無線 USB の構成の表示／変更
■
Client Manager は、コンピュータを起動するたびに自動的に
始動します。
画面の右下隅にある Windows タスクバーの [ システム
トレイ ] に [Client Manager] アイコンが表示され、Client
Managerプログラムを実行中であることが示されます。
さらに詳細なステータスを表示するには、このアイコン
■
上でマウスの左ボタンを 1 回クリックします。
メニューにある他のオプションを表示するには、アイコ
■
ン上でマウスの右ボタンを 1 回クリックします。
11Mbps 無線 LAN および Windows の使用 3-5
無線リンクの質の表示
Windows タスクバーの [Client Manager] アイコンを使用する
と、ネットワーク接続のリンクの質を確認できます。
以下に表示されるすべてのアイコンの概要を示します。無線
接続が良好または正常であることが[Client Manager]アイコン
に示されない場合は、次の操作を行います。
表 3-1 [Client Manager] アイコン
アイコン カラー 説明
緑色 良好な無線接続
緑色 正常な無線接続
黄色 不安定な無線接続
無線信号が不安定です。次のいずれかの場所
に近づいてください。
• WL410 無線 SMB アクセスポイント、
WL510 無線エンタープライズアクセスポイ
ントまたは
• WL310 無線ホームオフィスゲートウェイ
3-6 11Mbps 無線 LAN および Windows の使用
アイコン 説明 カラー
赤色 非常に弱い無線接続
非常に弱い無線信号です。ファイルを保存
し、次のいずれかの場所に近づいてくださ
い。
• WL410 無線 SMB アクセスポイント、
WL510 無線エンタープライズアクセスポイ
ントまたは
• WL310 無線ホームオフィスゲートウェイ
赤色 次のいずれかの理由により、無線接続できま
せん。
• 初期接続を検索中である。
• ネットワークの有効範囲外にある。
ブランク 無線インタフェースが検出されない、または
ピアツーピアネットワーク接続
11Mbps 無線 LAN および Windows の使用 3-7
WL215 無線 USB 設定の表示／変更
別のネットワークまたはネットワークタイプに接続すると
きなどに、パラメータを表示または変更する場合は、次の操
作を行います。
1. Windows タスクバーの [Client Manager] アイコンを右ク
リックします。
2. メニューから、[Configuration Profile]（図 3-1 を参照）を
選択して、次のいずれかを選択します。
Add/Edit Profile：新規プロファイルを追加するか、
❑
または既存のプロファイルを変更する場合
One of the existing profiles（ある場合）：設定を表示
❑
または変更しないで、定義されたプロファイルを 1
つ選択する場合
別のプロファイルを選択した後、WL215 では、選択したプロ
ファイルが使用され、無線ネットワークに接続されます。
図 3-1：無線構成の編集
3-8 11Mbps 無線 LAN および Windows の使用
[Client Manager] アイコンが表示されない場合は、Client
Manager プログラムを再起動する必要があります。
1. Windows タスクバーの ボタンをクリックします。
[ プログラム ] をクリックしてから、[Compaq Wireless
2.
LAN] プログラムグループを選択します。
3. 次に、[Client Manager] を選択して、プログラムを起動
します。
または、次の操作を行って、[ コントロール パネル ] から
WL215 の設定を変更することもできます。
1. Windows タスクバーの ボタンをクリックします。
2. [コントロール パネル]ウィンドウで、[Wireless Network]
アイコンをダブルクリックします。
3. （オプション）任意のパラメータを変更して、
[OK] ボタンをクリックします。
❑
変更を解除するには、[Cancel] ボタンをクリックし
❑
ます。
11Mbps 無線 LAN および Windows の使用 3-9
詳細情報の検索
このマニュアルの説明にない、さらに詳細な情報が必要な場
合は、次のオプションの情報を参照してください。
無線システムのオンラインヘルプシステム‐ソフト
■
ウェアおよびドライバの機能の詳細
オンラインヘルプシステムを表示するには、[Help] ボタ
ンをクリックするか、またはキーボードの キーを、無
線ソフトウェアのいずれかのウィンドウで押します。
『Wireless LAN Manager‐User's Guide』‐企業のLANを設
■
定、モニター、および管理する LAN 管理者用のリファ
レンスガイド
■
Web サイト：http://www.compaq.com（英語サイト）、ま
たは http://www.compaq.co.jp（日本語サイト）
F1
3-10 11Mbps 無線 LAN および Windows の使用
第 4 章
拡張構成
概要
WL215 無線 USB のインストール（2-1 ページ）で説明される
基本設定で、WL215 無線 USB は、ほとんどのネットワーク
環境で正常に動作しますが、アダプタの [Configuration] ウィ
ンドウに表示される [Advanced Parameters] オプションから次
のタブを選択することもできます。
拡張パラメータは、アクセスポイントに接続する構成プログ
ラムファイルでのみ利用できます。
これらのパラメータがご自分の状況に適用できるかどうか
については、LAN 管理者にお問い合わせください。
詳細については、LAN 管理者にお問い合わせください。ヘル
プファイルおよび『11Mbps 無線 LAN Manager Suite ユーザー
ガイド』も参照できます。
拡張構成 4-1
[Advanced Parameters] タブ
[Edit Configuration] ウィンドウのこのタブを使用すると、無
線アダプタのパフォーマンスに関連するさまざまなパラ
メータを調整できます。
図 4-1：拡張パラメータの設定
■
Card Power Management（カードの電源管理）により、
（モバイル）無線装置のバッテリの寿命を延ばせます。
■
Interference Robustness（干渉信頼性）により、電子レン
ジなどの装置からの受信妨害が原因と考えられる、パ
フォーマンスの低下を修復できます。
4-2 拡張構成
■
RTS/CTS Medium Reservation（媒体予約）は、無線装置
の動作の遅延を制御します。このオプションを有効化す
ると、次の場合のネットワークの信頼性を高められま
す。
― 比較的少ない数のアクセスポイントを使って、多数
の無線端末装置を動作させる場合
― アクセスポイントでのフレーム衝突の多発によって、
ネットワークパフォーマンスが低下した場合
[Admin Parameters]
[Admin Parameters] タブにより、LAN 管理者は、アダプタ設
定がネットワーク全体に適用する特定の設定に一致してい
るかを確認できます。
タブ
拡張構成 4-3
図 4-2：クライアント [Admin] パラメータの設定
アクセスポイント間の距離により、ネットワーク内のア
■
クセスポイントの数に対するネットワークパフォーマ
ンスを制御できます。
ネットワークオペレーティングシステムがローカルア
■
ドレスを必要とする場合、MAC Address（MAC アドレ
ス）により、アダプタに MAC アドレスを割り当てられ
ます。
4-4 拡張構成
付録A
仕様
物理仕様
寸法
重量
ケーブル長
温度と湿度（結露がないこと）
動作時
移送時
保管時
a. WL215 無線 USB は、-20°C ～ 70°C の範囲でも動作しますが、0°C ～ 40°C の
範囲外での操作は仕様に準拠していません。
（縦 × 横 × 高さ） 63 × 89 × 145mm
170g
100 ㎝
°
0
-20
-20
～ 40
°
～ 75
°
～ 75
a
°
C
°
C 湿度 15 ～ 95％
°
C 湿度 10 ～ 90％
最大湿度 95％
仕様 A-1
電源特性
省電モード
受信モード
送信モード
電源供給
10mA
245mA（公称）
360mA（公称）
5V
ネットワーク特性
互換性
ホストオペレーティ
ングシステム
メディアアクセスプ
ロトコル
• 無線 LANS（DSSS）の IEEE 802.11 標準
•WECA（Wireless Ethernet Compatibility
Alliance）によって認定された Wi-Fi
（Wireless Fidelity）
•USBリビジョン 1.1. 仕様
Microsoft Windows 98, ME and 2000：
•NDIS5 ミニポートドライバ
ACK（肯定応答）による CSMA/CA（Collision
Avoidance：衝突回避）
A-2 仕様
規制に関する情報
無線通信は、多くの場合、国ごとの無線規制によって制限さ
れています。無線ネットワーク製品は、認可を受ける必要が
ない 2.4GHz 帯域で動作するよう設計されていますが、使用
する国によっては、無線通信装置の使用に関して無線規制に
よりさまざまな制限が課される場合があります。
注：各国で適用される規制については、「ユーザー情報」を
参照してください。
仕様 A-3
無線特性
無線周波数帯域
サポートされるサブ
チャネル
変調方式
拡散
BER（Bit Error Rate
ビットエラー率）
公称出力
暗号化
2.4GHz（2400～2500MHz
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
ダイレクトシーケンススペクトラム拡散
CCK11＆5.5Mb/s、2Mb/s用DQPSK
び
11
：
10
15dBm
128-
（
2412
2417
2422
2427
2432
2437
2442
2447
2452
2457
2462
1Mb/s用DBPSK
チップバーカーシーケンス
-5
未満
（
RC4）、64-bit RC4/WEP
Wired Equivalent Privacy
）
）
およ
A-4 仕様
有効範囲／
転送速度
オープン
オフィス
セミオープン
オフィス
クローズド
オフィス
受信感度
遅延拡散
（FER <1%）
無線信号の有効範囲は、無線通信の転送速度と関連がありま
す。転送速度が低い通信ほど、より遠くまで信号が届きます。
注：一覧表示される有効範囲の値は、コンパック研究室で測
定された標準的な距離です。これらの値は一応の目安と
なりますが、製品を取り付ける場所の実際の無線状況に
よって異なることがあります。
■
11Mb/s 5.5Mb/s 2Mb/s 1Mb/s
160m
（525ft.）
50m
（165ft.）
25m
（80ft.）
270m
（885ft.）
70m
（230ft.）
35m
（115 ft. ）
400m
（1300ft.）
90m
（300ft.）
40m
（130ft.）
550m
（1750ft.）
115m
（375ft.）
50m
（165ft.）
-83dBm -87dBm -91dBm -94dBm
65ns 225ns 400ns 500ns
金属面および固形の高密度物質の近くにアンテナ
を取り付けた場合、無線装置の有効範囲に影響が出
ます。
仕様 A-5
無線信号を吸収または反射するような「障害物」が
■
無線の信号経路内にある場合にも、有効範囲に影響
が出ます。
一覧表示される有効範囲は、屋内の「オフィス環境」で
使用する場合の一般的な有効範囲を示します。オフィス
環境には、次のものがあります。
オープンオフィス環境：アンテナがお互いに「見える」
■
状態にあり、アンテナとアンテナの間に物理的な障害物
がない。
セミオープンオフィス環境：作業領域が肩の高さのパー
■
ティションで分割され、アンテナが机の高さに設置され
ている。
クローズドオフィス環境：作業領域が、床から天井まで
■
壁で区切られている。
A-6 仕様
付録 B トラブルシューティング
概要
この付録の各セクションでは、次で示すトラブルシューティ
ングのヒントを説明します。
1. 一般的なトラブルシューティングのヒント：
― ネットワークに接続できない場合（B-5 ページ）。
― 構成プロファイルを編集できない（B-10 ページ）。
― LED が作動するのにネットワークに接続できない場
合（B-6 ページ）。
― 構成プロファイルを編集できない（B-10 ページ）。
トラブルシューティング B-1
2. Windows 98/ME のトラブルシューティングのヒント
（B-11 ページ）：
― ドライバのアップデート（B-11 ページ）。
― ドライバの削除（B-15 ページ）。
3. Windows 2000 のトラブルシューティングのヒント（B-19
ページ）：
― ドライバのアップデート（B-19 ページ）。
―既存のWL215 無線 USB ドライバの削除（B-20 ペー
ジ）。
一般的なトラブルシューティングのヒント
LED
B-2 トラブルシューティング
の動作
無線製品の使用／インストールのときに問題が生じた場合、
そのエラーにはさまざまな原因が関与している可能性があ
ります。
圏外のため、WL215 がネットワークと無線接続を確立で
■
きない。
構成が不適切であるため、WL215 が（適切な）ネット
■
ワークとの無線接続を確立できない。
■
11Mbps無線LANドライバが存在しないか、または競合し
ている。
■
WL215 コネクタの問題または競合によって WL215 に電
源が投入できない。
■
11Mbps 無線 LAN ハードウェアと他の装置が競合してい
る
WL215 の問題の解決にあたっては、まず WL215 の LED の動
作を確認します。
B-3 ページ表 B-1 では、さまざまな動作モード、および各モー
ドと関連する LED の動作の概要を示します。また、問題の
解決に役立つトラブルシューティングのヒントも記載され
ています。
表 B-1 LED 状態表
電源 無線 解説／処置
緑の常時
ｍｐ 点灯
点滅 標準的な動作モード
• WL215 に電源が投入されている
• 無線データを感知／送信中
消灯 • WL215 に電源が投入されている
• 無線動作なし
処置の必要なし
トラブルシューティング B-3
電源 無線 解説／処置
消灯 消灯 WL215 に電源が投入されていないため、
データを送受信できない
USB ケーブルが正しく接続されていない
ことが原因と考えられる
処置：
•USBケーブル接続を確認する。
• WL215 の装置の設定を確認して、他
の装置との競合が発生していないかど
うかを調べる。競合が発生している場
合は、WL215 または競合する装置の
設定を変更して問題を解決する
• ドライバのバージョン、および
WL215 の内蔵ソフトウェア（ステー
ションファームウェア）のバージョン
を確認する。
•Webサイト：http://www.compaq.com/
support/files/networking/wlan/ を参照
して、新しいバージョンがリリースさ
れている場合には、内蔵ソフトウェア
およびドライバを最新バージョンに
アップグレードする。
B-4 トラブルシューティング
電源 無線 解説／処置
赤色 赤色 起動時は正常に動作するが、起動診断が
表示される。この LED ステータスは数秒
で終了し、Windows によって正常にドラ
イバがロードされた後は表示されません。
橙色、ま
たは緑色
赤色 装置のエラー。正規の代理店またはテク
ニカルサポートにお問い合わせください。
ネットワークに接続できない場合
WL215 無線 USB が正常に作動しているにかかわらず、ネッ
トワークに接続できない場合、構成が不適切なためのエラー
である可能性があります。
たとえば、WL215 の両方の LED が 10 秒ごとに点滅する場
合、次のような構成の不具合が原因であると考えられます。
ネットワーク名（この値は大文字と小文字を区別しま
■
す）
暗号化キー
■
他に、次の原因が考えられます。
ドライバがロードされていない
■
端末装置がネットワークへのアクセスを許可されてい
■
ない
■
WL215 の欠陥
トラブルシューティング B-5
LED
が作動するのにネットワークに接続でき
ない場合
ネットワークが正常に動作していることが LED に示される
（電源 LED が点灯、送受信 LED が点滅）にかかわらず、ネッ
トワークに接続できない場合、ネットワークの TCP/IP 設定
が適切でない可能性があります。
TCP/IP 設定の変更
ご使用の TCP/IP 設定の値を LAN 管理者にお問い合わせくだ
さい。
TCP/IP 設定を変更する手順
1. Windows のタスクバーで [ スタート ] ボタンをクリック
します。
2. [ 設定 ] を選択してから [ コントロール パネル ] を選択し
ます。
3. [ コントロール パネル ] ウィンドウで、[ ネットワーク ]
アイコンをダブルクリックして、[ ネットワーク プロパ
ティ ] を参照します。
4. インストール済みのコンポーネントのリストで、TCP/
IP->Compaq WL215 USB アダプタプロトコルがインス
トールされていることを確認します。
B-6 トラブルシューティング
このプロトコルがインストールされていない場合、
❑
ボタンをクリックして、リストから
加 ]
トコルを選択します。詳細については、
[TCP/IP]
Windows
[ 追
プロ
のヘ
ルプを参照してください。
このプロトコルがインストールされている場合、プ
❑
ロトコルを選択して [ プロパティ ] ボタンをクリッ
クします。パラメータが LAN 管理者によって指定
された設定と一致しているかどうか確認します。必
要に応じて設定を変更し、[OK] をクリックします。
5. プロンプトが表示されたら、コンピュータを再起動しま
す。
ピアツーピアネットワークの静的 IP アドレス
静的 IP アドレスを持つネットワークでは、ネットワーク管理
者は各コンピュータに手動でIPアドレスを割り当てることが
できます。IP アドレスが割り当てられると、[ ネットワーク
のプロパティ ] ダイアログボックスで、手動で IP アドレスを
変更しない限り、コンピュータを起動し、ネットワークへロ
グオンするたびに同一の IP アドレスを使用します。静的 IP
アドレスを使用するネットワークの設定は簡単で、追加の
ネットワーク管理ソフトウェアは必要ありません。
トラブルシューティング B-7
ピアツーピアネットワーク環境は、簡単ですので静的 IP ア
ドレスに最も適しています。
また、ピアツーピアネットワークでは、通常 DHCP サーバー
はあらかじめネットワークに設定されていません。
静的 IP アドレス TCP/IP 設定の構成
注：この IP 構成は、DHCP サーバーがインストールされてい
ない無線ネットワークのみに適用します。
1. デスクトップの[ネットワーク コンピュータ]を右クリッ
クしてください。
2. ポップアップメニューの [ プロパティ ] をクリックして、
[ ネットワーク プロパティ ] ダイアログボックスを表示
します。
3. [Configuration] タブをクリックし、次に [TCP/IP Compaq
WL215 USB Adapter] をクリックします。
4. [ プロパティ ] をクリックして、[TCP/IP プロパティ ] ダ
イアログボックスを表示します。
[IP アドレスを指定 ] オプションが選択されていることを
確認します。
B-8 トラブルシューティング
注：私的 IP アドレスに従って、255.255.255.0 のサブネット
マスクと合わせて、192.168.0.1 から 192.168.0.254 の
IP アドレスを使用できます。
■ ネットワーク内の各コンピュータは、一意の IP アドレス
を持っている必要があります。最初のコンピュータに
は、192.168.0.1、次のコンピュータには 192.168.0.2 と
いった順で値を割り当てるのが最善です。
ネットワーク内のすべてのコンピュータは、同一のサブ
■
ネットマスクの値 255.255.255.0 を使用する必要があり
ます。
5. [OK] をクリックして、[ ネットワークプロパティ ] ダイ
アログボックスに戻ります。
6. [ 識別情報 ] タブをクリックします。
a. [ コンピュータ名 ] フィールドに、コンピュータを識
別するための一意の名前を入力します。
ネットワーク内の各コンピュータは、一意のコン
ピュータ名を持っている必要があります。
b. [ ワークグループ ] フィールドにワークグループ名を
入力します。この名前は、無線ネットワーク内のすべ
てのコンピュータで同一のものにします。
トラブルシューティング B-9
c. [ コンピュータの説明 ] フィールドに、コンピュータ
の詳細説明を入力できます。
7. [OK] をクリックして完了します。[Yes] をクリックして、
新しいネットワーク設定でコンピュータを再起動しま
す。
構成プロファイルを編集できない
WL215 無線 USB の構成プロファイルを追加／編集するとき
に、[Client Manager] アイコンが表示されない場合は、次の操
作を行います。
■
Client Manager が動作していない場合、[ スタート ] メ
ニューから [ プログラム ]、[Compaq Wireless LAN] の順
に選択してから、[Client Manager] を選択して Client
Manager を起動します。
■
Client Manager がインストールされていない場合は、次の
操作を行います。
1. [ スタート ] メニューで [ 設定 ] を選択してから、[ コント
ロール パネル ] を選択します。
2. [ コントロール パネル ] ウィンドウで [Wireless Network]
アイコンをダブルクリックして、図 B-1 に示される [Add/
Edit Configuration Profiles] ウィンドウを表示します。
B-10 トラブルシューティング
図 B-1：WL215 無線 USB 設定の表示／変更
Windows 98/ME
のトラブルシューティン
グのヒント
ドライバのアップデート
次のいずれかの状況で、11Mbps 無線 LAN ドライバのアップ
グレードが必要になる場合があります。
■
WL215 の新しい機能を使用する場合
■
Client Manager ツールの新しいバージョンをインストー
ルした場合
トラブルシューティング B-11
■
Client Manager の「カード診断」で、ドライバとファーム
ウェアの不一致が報告された場合
注意： ドライバのアップグレードは、Windows 98/ME オペ
レーティングシステムについて実用的な知識を持つ、
熟練した LAN 管理者またはサポート技術者のみが行
うようにする必要があります。
Windows 98/ME システムには「ドライバのアップデート」機
能が用意されており、現在のドライバを新しいバージョンに
簡単に変更することができます。
ドライバのアップデート
1. Windows タスクバーで、[ スタート ] ボタンをクリックし
ます。
2. [ 設定 ] をクリックして、[ コントロール パネル ] を選択
します。
3. [ コントロール パネル ] ウィンドウで、[ システ
ム ] アイコンをダブルクリックします。
4. [ システムのプロパティ ] ウィンドウで、[ デバイ
ス マネージャ ] タブを選択します。
5. 図 B-2 に示されるように、[ デバイス マネージャ ] タブ
の上部で [ 種類別に表示 ] オプションを選択します。
B-12 トラブルシューティング
図 B-2：Windows 98[ デバイス マネージャ ] タブ
6. コンピュータデバイスのリストで、[ ネットワーク アダ
プタ ] をダブルクリックします。
7. [ コンパック WL215 USB アダプタ ] を選択して、[ プロ
パティ ] ボタンをクリックします。
8. [WL215 のプロパティ ] ウィンドウで [ ドライバ ] タブを
選択して、図 B-3 に示されるウィンドウを表示します。
トラブルシューティング B-13
図 B-3：Windows 98[ ドライバの更新 ] ウィンドウ
現在インストールされているドライバに関する情報
❑
を表示するには、[ ドライバ ファイルの詳細 ] ボタ
ンをクリックします。
現在のドライバを新しいバージョンにアップグレー
❑
ドするには、[ ドライバの更新 ] ボタンをクリックし
て、画面に表示される指示に従います。
B-14 トラブルシューティング
9. コンピュータを再起動すると、ドライバのアップグレー
ド手順が終了し、オペレーティングシステムによって新
しいドライバがロードされます。
10. （オプション）Client Manager プログラムのアップグレー
ド
ドライバの削除
1. 現在開いているアプリケーションをすべて閉じます。
2. Windows タスクバーで、[ スタート ] ボタンをクリックし
ます。
3. [ 設定 ] をクリックして、[ コントロール パネル ] を選択
します。
4. [ コントロール パネル ] ウィンドウで、[ ネット
ワーク ] アイコンをダブルクリックします。
5. [ コンパック WL215 無線 USB アダプタ ] を選択
して、[ 削除 ] ボタンをクリックします。
Windows オペレーティングシステムでは、ドライバが無
効になり、ドライバ構成ファイルがアップデートされま
す。このとき、ドライバはコンピュータのハードディス
クから削除されません。
トラブルシューティング B-15
このため、WL215 を再び挿入すると、Windows オペレー
ティングシステムによって、同じドライバファイルが再
び有効になります。
6. [ システム設定の変更 ] というプロンプトが表示された
ら、次のいずれかを選択します。
ドライバと構成ファイルをハードディスクに残して
❑
よい場合は、[Yes] をクリックします。再起動する
と、ドライバを無効にする手順が終了します。
ハードディスクから物理的にドライバを削除する場
❑
合は、[No] をクリックします。通常、Windows 98 ／
ME オペレーティングシステムでドライバをアップ
グレードする場合、この操作が必要です。
ドライバとその情報および構成ファイルをハードディ
スクから削除するには、”11Mbps 無線 LAN ドライバファ
イルの削除 ” で説明する手順に従ってください。
B-16 トラブルシューティング
11Mbps 無線 LAN ドライバファイルの削除
ハードディスクからドライバファイルを物理的に削除する
手順は、すべての Windows オペレーティングシステムに共通
しています。
注意： ハードディスクからファイルを削除する前に、B-15
ページで説明する手順に従って、まずドライバを削除
することが重要です。この手順に従わなかった場合、
Windows オペレーティングシステムによって
Windows レジストリがクリーニングされないため、後
でドライバを再インストールするときに問題が生じ
る可能性があります。
1. エクスプローラを起動します。
2. エクスプローラのメニューで [ 表示 ] をクリックして、
[ フォルダ ][ オプション ] を選択します。
3. [ 表示 ] タブで [ すべてのファイルを表示 ] を選択して、
[ 登録されているファイルの拡張子は表示しない ]チェッ
クボックスをオフにします。
4. [ 適用 ] ボタンをクリックして、[ エクスプローラ ] ウィ
ンドウに戻ります。
5. [ エクスプローラ ] ウィンドウに戻り、Windows のフォ
ルダ「C:¥windows¥system」を開きます。
6. 次のドライバファイルを削除します。
トラブルシューティング B-17
❑
wccomxx.exe
❑
wicomxx.dll
❑
wlcomxx.sys
❑
wncomxx.cpl
❑
wucomxx.vxd
❑
wncomxx.hlp
❑
wncomxx.cnt
7. 次に、「inf」ファイルを削除します。
削除するファイルは、フォルダ「c:¥windows¥inf¥other」
から「Compaq Computer Corporation WLCOMxx.INF」
8. エクスプローラを終了し、コンピュータを再起動しま
す。
「ドライバのアップグレード」作業の一環として、ドライバ
ファイルを削除する場合は、2-1 ページ ”WL215 無線 USB の
インストール ” に説明されるように、新しいドライバを（再）
インストールできます。
B-18 トラブルシューティング
Windows 2000
のトラブルシューティン
グのヒント
ドライバのアップデート
次のいずれかの状況で、WL215 無線 USB ドライバのアップ
デートが必要になる場合があります。
■
WL215 の新しい機能を使用する場合
■
Client Manager ツールの新しいバージョンをインストー
ルした場合
■
Client Manager の「カード診断」で、ドライバとファーム
ウェアの不一致が報告された場合
注意： WL215 ドライバのアップデートは、Windows 2000 オ
ペレーティングシステムについて実用的な知識を持
つ、熟練した LAN 管理者またはサポート技術者のみ
によって行うようにする必要があります。
以前にインストールした WL215 ドライバをアップデートす
るには、次の操作を行います。
1. Windows 2000オペレーティングシステムから既存のUSB
Client ドライバを削除します。既存の WL215 無線 USB
ドライバの削除。
トラブルシューティング B-19
2. 2-6ページ”ドライバのインストール”の説明に従って、ド
ライバを（再）インストールします。
注：MS-Windows 2000 の [WL215 のプロパティ ] ウィンドウ
には、特殊な更新ボタンが表示されますが、このボタン
によってすべてのドライバファイルが完全にアップ
デートされるとは限りません。このため、コンパックで
は、ドライバを削除して再インストールすることを推奨
します。
既存の
WL215
1. WL215 無線 USB がコンピュータの WL215 無線 USB コ
ネクタに挿入されていることを確認します。
2. Windows のデスクトップで、[ マイ ネットワーク ] アイ
コンを右クリックして、ポップアップメニューから [ プ
ロパティ ] を選択します。
3. [ ネットワークとダイヤルアップ接続 ] ウィンドウで、
[ ローカルエリア接続 ] アイコンを右クリックして、ポッ
プアップメニューから [ プロパティ ] を選択します。
4. 次に、[ 構成 ] ボタンをクリックして、[WL215 のプロパ
ティ ] ウィンドウを表示します。
無線
USB
ドライバの削除
B-20 トラブルシューティング
5. [ ドライバ ] タブを選択して、[ 削除 ] ボタンをクリック
し、WL215 ドライバの削除を終了します。
6. 最後に、WL215 をコネクタから外して、2-6 ページ ” ドラ
イバのインストール ” で説明される指示に従います。
図 B-4：WL215 無線 USB ドライバの削除
トラブルシューティング B-21
Loading...