MA0608-A
Operation Guide 3053
デモ表示について
本機は工場出荷時に「デモ表示」に設定してあります。デ
モ表示では時計の機能の一部を自動的に表示し続けます。
※デモ表示中は通常のボタン操作はできません。
また、電波受信も行ないません。
●デモ表示の解除
A・B・C・D のいずれかのボタンを押します。
●デモ表示の設定
時刻モードの基本時刻表示のとき、Bボタンを押しながら
D ボタンを約 2 秒間(確認音が鳴るまで)押し続けます。
操作のしくみと表示の見方
ライト点灯について
セット中(表示点滅)以外のどのモードのときでも、B ボ
タンを押すとライトが点灯し、暗いところでも時刻を見る
ことができます。
※直射日光下ではライト点灯が見えにくくなります。
※ライト点灯中にいずれかのボタンを押したり、アラーム
などが鳴り出すと点灯を中断します。
※手動受信中はライトは点灯しません。
※ライト点灯中に時計本体より音が聞こえることがありま
すが、これは EL パネルが点灯する際の振動音であり、異
常ではありません。
操作音について
モード切替時などに鳴る操作音のON/OFFを切り替える
ことができます。
●操作音の ON/OFF 設定
セット中(表示点滅)以外のどのモードのときでも
ボタンを約 3 秒間押します
確認音が鳴り、操作音のON/
➟
OFFが切り替わります。
※操作音を OFF にしていると
きは、MUTEマークが点灯し
ます。
※操作音がOFFでも、アラーム
音、時報音、タイマーのタイ
ムアップ音は鳴ります。
CC
C
CC
MUTEマーク
CC
C ボタンを押すごとに、以下の順でモードが切り替わります。
CC
時刻モード
<基本時刻表示>
月・日年 最終電波受信日
ボタン
午後マーク
(午前はA)
ボタン ボタン
(モード切替え)
時・分 曜日 最終電波受信時刻受信状態レベル表示
★表示切替えについて
ボタンを押すごとに、「基本時刻表示」と「最終電波受信日時表示」とが
切り替わります。
★
曜日の表記について
本機の曜日表記は、下記の各言語から選ぶことができます(「d.「曜日の
表記言語設定」のときは…」参照)。
英語 スペイン語 フランス語 ポルトガル語 ドイツ語
イタリア 語 中 国 語 ロシア語 日本語
(ライト点灯)
ボタン
秒
(表示切替え)
<最終電波受信日時表示>
★月日の並び順について
本機の月日表記は、「月-日」
または「日-月」のどちらかを
選ぶことができます(「e.「月
日の並び順切替え」のときは
…」参照)。
ワールドタイムモード タイマーモード
基本時刻
(ホームタイム)
ワールド
タイム
都市コード
※アラームモードで2〜3 分間
何も操作を行なわないと、自
動的に時刻モードになりま
す。
協定世界時(UTC)
との時差
アラームモード ストップウ オッチ モ ード
基本時刻(ホームタイム)
基本時刻(ホームタイム)
モード名タイマー時 刻
基本時刻(ホームタイム)
モード名アラーム時 刻
モード名計測値
1
Operation Guide 3053
電波時計について
■ 電波時計とは
正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ
り、正しい時刻を表示する時計です。
送信所
セシウム
原子時計
電波時計は正確な標準時を受信していますが、時計内
部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
●受信環境により、図の範囲内でも電波を受信できない場
合があります。内側の円の範囲を越えると電波が弱くな
りますので、受信環境の影響はより大きくなります。
※受信に影響を与える環境・・・地形、建物、天気、
季節、時間帯(昼、夜)、各種ノイズ
長波標準電波
本機
■ 標準電波
●
日本の標準電波(JJY)は独立行政法人情報通信研究機構
(NICT)が運用しており、福島県田村郡の「おおたかどや山標
準電波送信所(40kHz)」および佐賀県と福岡県の境にある
「はがね山標準電波送信所(60kHz)」から送信されています。
●
アメリカの標準電波(WWVB)はNationalInstituteof
StandardsandTechnology(NIST)が運用しており、コロ
ラド州にあるフォートコリンズ送信所から送信されています。
●イギリスの標準電波(MSF)はNationalPhysical
Laboratory(NPL)が運用しており、ロンドン北西に位
置するラグビー送信所から送信されています。
●ドイツの標準電波(DCF77)はPhysikalischTechnischeBundesanstalt(PTB)が運用しており、フ
ランクフルト南東に位置するマインフリンゲン送信所か
ら送信されています。
日本の正確な時刻情報をのせた標準電波は独立行政法
人情報通信研究機構(NICT)日本標準時グループが運用
しております。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されていま
すが、保守作業や雷対策等で一時送信が中断されるこ
とがあります。
詳しい情報は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
日本標準時グループのホームページをご覧ください。
http://jjy.nict.go.jp
※
ホームページのアドレスは変更になる場合があります。
■ 使用場所について
電波は、以下のような場所では受信しにくくなりますので、
このような場所を避けて受信を行なってください。
※電波受信については、ラジオやテレビと同じようにお考
えください。
ビルの中およびその周辺
(ビルの谷間など)
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
電波障害の起きるところ
(工事現場、空港のそばなど)
受信がうまくいかないときは、上記のような場所から
離れ、受信状況の良いところで再度受信してみてくだ
さい。
高圧線、架線の近く
家庭電化製品、OA機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
山の裏側…など
■ 電波の受信範囲の目安
本機は、ホームタイム都市を下記のように設定すると、その都市に対応した標準電波を受信します。
* ホームタイム都市の設定については「セットのしかた」参照。都市コードについては「都市コード一覧」参照。
ホームタイム都市(受信機能対応都市)
TYO、SEL、TPE、BJS、HKG
HNL、ANC、YVR、LAX、YEA、DEN、MEX、
YWG、CHI、MIA、YTO、NYC、YHZ、YYT
LIS、LON、MAD、PAR、ROM、BER、STO、
ATH、MOW
※BJS、HKG、HNL、ANC、MOWの各都市は、受信機能対応都市としています。条件が良ければ受信する場合もあります。
日本の標準電波(JJY)
アメリカ の標準電波(WWVB)
イギリスの標準電波(MSF)、ドイツの標準電波(DCF77)
送信所の位置
1000km
<アメリカ(WWVB)>
1000km
はがね山
(60kHz)
500km
<日本(JJY)>
500km
1000km
おおたかどや山
(40kHz)
3000km
受信電波
<イギリス(MSF)/ド イ ツ(DCF77)>
1500km
ラグビー
500km
フォートコリンズ
マインフリンゲン
■ 受信方法について
受信方法には、以下の 2 種類があります。
11
1 自動受信 1 日最大 6 回(下記の表をご覧ください)
11
22
2 手動受信(ボタンを押して手動受信します)
22
※1 日1回受信が成功すれば、その日の自動受信は行ないません。
※工場出荷時には、自動受信を行なうようにセットされていますので、電波を受けるのに適した環境であれば、自動的に受
信を行ない、正確な時刻を保ちます。
ただし、BJS、HKG、HNL、ANC、MOW の各都市は自動受信の設定が OFF にセットされています。
* 自動受信の設定は「自動受信 ON / OFF の設定」を参照。
※自動受信は、基本時刻(「操作のしくみと表示の見方」参照)が下記の自動受信開始時刻になると受信を行ないます。
※設定したホームタイム都市やサマータイム設定によって、自動受信の開始時刻が異なります。
ホームタイム都市
TYO、SEL、TPE、BJS、HKG
HNL、ANC、YVR、LAX、YEA、DEN、MEX、
YWG、CHI、MIA、YTO、NYC、YHZ、YYT
LIS、LON
MAD、PAR、ROM、BER、STO
ATH
MOW
通常時刻
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
通常時刻
サマータイム
123456
午前12時 午前1時 午前2時 午前3時 午前4時
午前12時 午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前1時 午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前2時 午前3時 午前4時 午前5時
午前3時 午前4時 午前5時
午前3時 午前4時 午前5時
午前4時 午前5時
午前4時 午前5時
午前5時
翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時 翌日午前3時
自動受信開始時刻
午前5時
翌日午前12時
翌日午前12時 翌日午前1時
翌日午前12時 翌日午前1時
翌日午前12時翌日午前1時 翌日午前2時
翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時
翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時 翌日午前3時
翌日午前12時 翌日午前1時 翌日午前2時 翌日午前3時
午前4時
2
Operation Guide 3053
●受信しやすくするために
本機を腕からはずし、金属をさけて下図のように時計上部
(12時位置のアンテナ)を外に向けて窓際に置いてくださ
い。
樹脂バンド
金属バンド
●時計本体を横向きに置くと受信しにくくなります。
●受信中、時計を動かさないようにしてください。
●受信日時の確認
時刻モードの基本時刻表示のときにDボタンを押します。
受信により最後に修正した月日と時分を表示します。
➟
※一度も受信に成功しなかったときは、−−−を表示
します。
※基本時刻表示に戻すには、もう一度 D ボタンを押しま
す。
※1 〜2分間何も操作を行なわないと、自動的に時刻表示
になります。
最終電波受信日
最終電波受信時刻
●受信時間は?
受信時間はおよそ 2 〜 7 分です。
※ただし、周波数を変えて再受信するため、最大14 分かか
る場合があります。
* 自動受信 ON / OFF の設定については「自動受信ON / OFF の設
定」参照。
●手動受信
時刻モードのとき
DD
Dボタンを約2 秒間押し続
DD
けます
RC!が表示され、受信を開
➟
始します。
※受信中は、受信状態のレベル
表示(「受信状態のレベル表
示」参照)が変化します。
受信状態レベル表示
■ 自動受信 ON / OFF の設定
自動受信をOFFにすると、電波の自動受信をさせなくする
ことができます。
※ホームタイム都市を受信機能対応都市に設定していると、
自動受信 ON / OFF の設定を行なうことができます。
* 受信機能対応都市については、「電波の受信範囲の目安」参照。
1.
最終電波受信日時表示にする
時刻モードの基本時刻表示のとき
DD
D ボタンを押します
DD
受信日時を表示します。
➟
※1〜2分間何も操作を行
なわないと、自動的に時
刻表示になります。
2.
セット状態にする
AA
Aボタンを約2 秒間押し
AA
続けます
ON または OFF が点滅し
➟
ます。
※ セット状態で2〜3分間何
も操作を行なわないと、自
動的にセット状態が解除
されます。
★ 受信を中止するときは
DD
D ボタンを押します
DD
※手動受信中は D ボタン以外の操作はできません。
★ 受信が成功すると
成功した時点で受信を終了し、時刻を修正後、修正日時を
表示します。
※修正日時表示後は、D ボタンを押すか、1〜 2 分間何も
操作を行なわないと、自動的に時刻表示になります。
★ 受信が失敗すると(ERR 表示)
時刻修正は行なわれず、ERRを表示します。
※ERR表示後は、D ボタンを押すか、1 〜 2 分間何も
操作を行なわないと、自動的に時刻表示になります。
3.
セットする
DD
D ボタンを押します
DD
ON と OFF が切り替わり
➟
ます。
4.
セットを終わる
AA
A ボタンを押します
AA
点滅が止まり、時刻モード
➟
の表示に戻ります。
●受信状態のレベル表示
受信中は受信状態によってレベ
ル表示が変化します。
安定状態がなるべく長く保てる
場所で受信してください。
受信状態レベル表示
不安定 安定
※受信しやすい場所でも、安定するまで約10秒ほどかかり
ます。
●受信状態のレベル表示は、受信状態の確認および使
用場所を決める際の目安としてお使いください。
●天候、時間、環境等により電波状況は変化します。
★自動受信を ON にすると…
● ホームタイム都市がTYO、SEL、TPE、BJS、HKG
の場合
自動受信はONになり、「おおたかどや山標準電波送信
所(40kHz)」と「はがね山標準電波送信所(60kHz)」
からの電波のうち、受信しやすい方を自動的に選びま
す(自動選局)。
※前回受信に成功した方の電波を優先的に受信しま
す。
●ホームタイム都市が HNL、ANC、YVR、LAX、
YEA、DEN、MEX、YWG、CHI、MIA、YTO、
NYC、YHZ、YYT の場合
自動受信は ON になり、アメリカのフォートコリンズ
送信所からの電波を受信します。
●ホームタイム都市が L IS、LON 、MAD、PA R、
ROM、BER、STO、ATH、MOW の場合
自動受信は ON になり、イギリスのラグビー送信所と
ドイツのマインフリンゲン送信所からの電波のうち、
受信しやすい方を自動的に選びます(自動選局)。
※前回受信に成功した方の電波を優先的に受信しま
す。
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