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取扱説明書
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Page 2
Page 3

安全にお使いいただくために
はじめに
この度は、本製品をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。
お使いになる前に「安全にお使いいただくために」をよくお読みいただき、本取扱説明書で機能や使い
方を十分にご理解のうえ、末永くご愛用ください。
また、お読みになった後はいつでもご覧になれるところに保証書とともに保管してください。
安全にお使いいただくために
本取扱説明書およびミシンで使用されている表示や絵文字は、製品を安全に正しくお使いいただき、お
使いになる方や他の人々への危害や損害を未然に防ぐためのものです。
その表示や意味は次のとおりです。
この表示を無視して誤った使い方をすると、人が死亡または重傷を負う危険が想定される内容を示してい
警 告
注 意
取扱説明書で使用されている絵文字の意味は次のとおりです。
ます。
この表示を無視して誤った使い方をすると、人が傷害を負う危険が想定される内容および物的損害のみの
発生が想定される内容を示しています。
特定しない
禁止事項
分解しては
いけません
水に濡らしては
いけません
本製品を安全にお使いいただくために、以下の事柄を守ってください。
特定しない
義務行為
電源プラグを
抜いてください
特定しない
危険通告
警 告
一般家庭用電源 AC100V の電源以外では、絶対に使用しないでください。
火災・感電・故障の原因となります。
以下のようなときは電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
火災・感電・故障の原因となります。
・ ミシンのそばを離れるとき
・ ミシンを使用したあと
・ 使用中に停電したとき
・ 接触不良、断線などで正常に動作しないとき
・ 雷が鳴りはじめたとき
感電の危険が
あります
火災の危険が
あります
針の下に指を入れない
でください
注 意
延長コードや分岐コンセントを使用した、たこ足配線はしないでください。火災・感電の原因となりま
す。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。差し込みが不完全ですと、感電や発熱による火災の
原因となります。傷んだプラグ・ゆるんだコンセントは使用しないでください。
i
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安全にお使いいただくために
電源プラグを抜くときはまず電源スイッチを切り、必ずプラグの部分を持って抜いてください。電源
コードを引っ張って抜くとコードが傷つき、火災・感電の原因となります。
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、た
ばねたりしないでください。また、重い物をのせたり、加熱したりすると電源コードが破損し、火災・
感電の原因となります。
電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめてお買い上げの販売店または「お客
様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
電源コードは、赤い印以上に引き出さないでください。
長期間ご使用にならないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の原因となり
ます。
直射日光の当たるところや、ストーブ、アイロンのそばなど温度の高いところでは使用しないでくださ
い。ミシンの使用温度は 0 ~ 40 ℃です。ミシン内部の温度が上がったり、ミシン本体や電源コードの
被膜が溶けて火災・感電の原因となります。
火の気のあるもののそばでは使用しないでください。(火の消えていないたばこ、ろうそくなど)火災
の原因となります。
注 意
野外でのご使用は避けてください。雨などが降り、本体が濡れて感電の原因となります。また濡れたと
きはお買い上げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
温度や湿度の高い所でのご使用や保管は避けてください。
スプレー製品などを使用する部屋では使用しないでください。スプレーへの引火によるやけどや火災の
原因となります。
ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所には置かないでください。バランスが崩れて倒れ
たり、落下などしてけがをする原因となります。
ミシンは安定した平らなテーブルや机の上でご使用ください。
ミシン本体の換気口をふさがないでください。換気口は、必ず壁から 30cm 以上離して使用してくだ
さい。また、換気口やフットコントローラーに糸くずやほこりがたまらないようにしてください。火
災の原因となります。
ミシン本体の上に花びんや水の入った容器を置くなどして、ミシン本体に水をこぼさないでください。
万一、内部に水などが入った場合は、電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いて、お買
「
い上げの販売店または
感電の原因となります。
ミシン本体の換気口や内部に異物を入れたり、ドライバーなどを差し込まないでください。高圧部に触
れて感電のおそれがあります。万一、異物が入った場合は、使用をやめてお買い上げの販売店または
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。そのまま使用すると火災・
ミシン本体の重さは約 9.5kg あります。ミシン本体を持ち運びする際は急激または、不用意な動作をし
ないでください。腰や膝を痛める原因となります。
以下の場所に設置、保管をしないでください。故障の原因になります。
・温度が著しく高くなる場所
・温度が著しく低くなる場所
・急激に温度が変化する場所
・湿気、湯気の多い場所
・火気や熱器具、冷暖房機器などに近い場所
・屋外や直射日光の当たる場所
・ほこり、油煙の多い場所
ミシン本体は、必ずハンドルを持って持ち運びをしてください。他の部分を持つとこわれたりすべって
落としたりして、けがの原因となります。
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安全にお使いいただくために
注 意
ミシン本体には取扱説明書に記載されている正規の部品を使用してください。他の部品を使用するとけが・
故障の原因となります。
お客様ご自身での分解、修理および改造は行わないでください。火災・感電およびけがの原因となりま
「
す。指定以外の内部の点検・調整・掃除・修理は、お買い上げの販売店または
119 番)
」
にご依頼ください。
取扱説明書に記載されている整備は、必ず電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。
けが・感電の原因となります。
ミシン操作中は、針の動きに十分ご注意ください。また、針、プーリー、てんびんなどすべての動いて
いる部品に手を近づけないでください。けがの原因となります。
リッパーで穴を開ける方向に、手や指を置かないでください。すべったときにけがをするおそれがあり
ます。本来の使用目的以外での使用はしないでください。
針や押えなどの交換およびそのほかの機能に関する使用については、取扱説明書の指示通りに正しく
行ってください。
縫製中、布地を無理に引っ張ったり、押したりしないでください。けが・針折れの原因となります。
お客様相談室(ミシン
針の下などに指を入れないでください。けがをするおそれがあります。
上糸、下糸などに関する操作については、取扱説明書の指示通りに正しく行ってください。取り扱いを
誤ると、縫製中に糸がらみなどが発生し、針が折れたり、曲がったりするおそれがあります。
曲がった針は絶対に使用しないでください。針折れの原因となります。
万一、ミシン本体を落としたり、破損したり、故障したりした場合は、ただちに使用をやめてお買い上
げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。そのまま使用すると火災・感
電の原因となります。
万一、煙が出ている、異臭がする、異常音がするなどの状態のときはすぐに電源プラグをコンセントか
ら抜いて、お買い上げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。そのまま
使用すると火災・感電の原因となります。お客様による修理は危険ですから絶対にしないでください。
本製品が入っていた袋は、お子様がかぶって遊ばないように、お子様の手の届かないところに保管する
か廃棄してください。かぶって遊ぶと窒息のおそれがあります。
お子様の玩具として使用しないでください。お子様が使用するときや、お子様の近くで使用するときは、
お子様がけがをしないよう十分注意してください。
フットコントローラーの上に物をのせないでください。
けが・故障の原因となります。
iii
Page 6

警告ラベルについて
● このミシンは日本国内向け、家庭用です。外国では使用できません。
This sewing machine can not be used in a foreign country as designed for Japan.
職業用としてご使用になった場合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
● 仕様および外観は品質改良のため、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容を許可なく無断で複製することは禁じられておりますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容について、万一不審な点や誤りなどお気づきの点がありましたら「お客様相談室
(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
● 本機をご使用になる方(お子様を含む)が、身体/知覚/精神的能力になんらかの障がいを持つ場合、
あるいは経験や知識が十分でない場合には安全を保証できる責任者の監視の下でのみ本機を使用し
てください。
● お子様が使用するときは、玩具として使用しないよう、十分な監視の下で使用してください。
警告ラベルについて
ミシン本体には下記の警告ラベルが表示されています。
警告表示の注意事項を守って作業を行ってください。
また、警告ラベルは、はがれたり、傷ついたりしないよう十分注意してください。
万一ラベルがはがれていたり、読みとれなくなった場合は速やかに「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡
ください。
1 ラベルの場所
iv
Page 7

この説明書について
この説明書について
この取扱説明書は、CPF20 シリーズおよび CPF30 シリーズについて記載されています。
シリーズによって製品の仕様が異なりますので、本書を読むときにご注意ください。
このミシンでできること
B 基本機能編
本機をご使用になる前に、「基本機能編」をお読みください。ここでは、基本的な準備の手順や、基本的なぬい
方、本機の便利な機能を説明しています。
B-2
B-28
ページ
ページ
第 1 章 ぬう前の準備
ミシンの基本的な操作方法を説明します。
第 2 章 基本のぬい方
ぬう前に必要な準備と基本的なぬい方を説明します。
S 実用ぬい編
ここでは実用ぬいのさまざまな機能をご紹介しています。基本的な縫製だけでなく、筒ものぬいやボタン穴かが
りなど、本機をもっと活用したいときの詳しい操作方法を知ることができます。
S-2
S-6
ページ
ページ
第 1 章 きれいに仕上げるために
上手にぬうコツやさまざまな布地をぬうコツなどを説明します。
第 2 章 いろいろなぬい方
内蔵模様の使い方を紹介します。
A 付録
ここでは、本機の操作をする上で重要な情報をご紹介しています。
A-2
第 1 章 お手入れ/困ったときには
ミシンのお手入れ、困ったときの対処方法などを紹介します。
ページ
v
Page 8

目次
目次
安全にお使いいただくために ............................... i
警告ラベルについて............................................ iv
この説明書について............................................. v
このミシンでできること...................................... v
B 基本機能編
第 1 章 ぬう前の準備 2
各部の名称とはたらき ......................................... 2
主要部.................................................................................... 2
針と押え部分
操作スイッチ......................................................................... 3
操作パネルと操作キー .......................................................... 4
補助テーブル......................................................................... 4
付属品.................................................................................... 5
別売品.................................................................................... 5
.............................................................................. 3
電源の入れ方........................................................ 6
電源を入れる......................................................................... 7
電源を切る ............................................................................ 7
ミシンを初めて使うとき....................................................... 7
液晶画面............................................................... 8
液晶画面の見方 ..................................................................... 8
設定画面 ................................................................................ 9
表示言語を設定する............................................................ 11
操作キーの感度を調節する ................................................. 11
下糸の準備 ......................................................... 12
下糸を巻く .......................................................................... 12
下糸をセットする................................................................ 15
上糸通し............................................................. 18
上糸を通す .......................................................................... 18
針に糸を通す....................................................................... 20
手で針に糸を通すとき ........................................................ 21
下糸を引き出す ................................................................... 22
針の交換............................................................. 23
布地と糸の種類による針の使い分け................................... 23
正しい針の見分け方............................................................ 24
針の交換 .............................................................................. 24
押えの交換 ......................................................... 26
押えを交換する ................................................................... 26
押えホルダーを取り外す/取り付ける ............................... 27
第 2 章 基本のぬい方 28
ぬってみましょう .............................................. 28
模様を選択する ................................................................... 28
模様をぬう .......................................................................... 29
返しぬい/止めぬいをする ................................................. 31
自動で返しぬい/止めぬいをする ...................................... 31
自動で糸を切る ................................................................... 32
模様の設定 ......................................................... 34
振り幅を調節する................................................................ 34
ぬい目の長さを調節する..................................................... 34
糸調子を調節する................................................................ 35
模様の設定を記憶させる(CPF30 シリーズのみ).............. 36
ぬい方早見表...................................................... 37
S 実用ぬい編
第 1 章 きれいに仕上げるために 2
上手にぬうコツ .................................................... 2
試しぬいをする ..................................................................... 2
ぬう方向を変える
................................................................... 2
カーブをぬう ........................................................................ 2
筒ものをぬう ........................................................................ 2
ぬいしろの幅をそろえる ...................................................... 3
押え圧を調節する................................................................. 3
いろいろな素材をぬう......................................... 4
厚い布地をぬう..................................................................... 4
薄い布地をぬう..................................................................... 4
伸びる布地をぬう................................................................. 5
ビニールや皮革をぬう.......................................................... 5
面ファスナー(マジックテープ ®)をぬう ......................... 5
第 2 章 いろいろなぬい方 6
布をぬい合わせる ................................................ 6
すそ上げをする ................................................... 7
布端を始末する ................................................. 10
たち目かがり押え< G >を使うたち目かがり................... 10
ジグザグ押え< J >を使うたち目かがり ........................... 11
ボタン穴かがり ................................................. 12
ファスナーつけ ................................................. 16
つき合わせ .......................................................................... 16
片返し ................................................................................. 17
伸びる布地やゴムテープをぬう ........................ 20
伸縮ぬい ............................................................................. 20
ゴムテープつけ................................................................... 20
アップリケ/パッチワーク/キルトぬい.......... 22
アップリケ .......................................................................... 22
パッチワーク(クレイジーキルト).................................... 23
ピーシング .......................................................................... 23
キルティング ...................................................................... 24
フリーモーションキルト .................................................... 25
振り幅コントロールを使用したサテンぬい ....................... 26
丈夫にしたいところをぬう ............................... 27
3 重ぬい .............................................................................. 27
かんどめ(CPF30 シリーズのみ)...................................... 27
つくろいぬい(ダーニング)(CPF30 シリーズのみ)........ 28
飾りぬいをする ................................................. 30
ファゴティング................................................................... 30
スカラップ(CPF30 シリーズのみ)................................... 31
スモッキング ...................................................................... 31
ヘアルーム(CPF30 シリーズのみ)................................... 32
A 付録
第 1 章 お手入れ/困ったときには 2
お手入れのしかた ................................................ 2
注油に関して ........................................................................ 2
ミシンを保管するときのご注意 ........................................... 2
画面の汚れの掃除................................................................. 2
ミシンの汚れの掃除 ............................................................. 2
かまの掃除 ............................................................................ 2
困ったとき........................................................... 4
よくあるご相談..................................................................... 4
上糸がつる ............................................................................ 4
布裏で糸がからまる ............................................................. 5
糸調子が合わない................................................................. 6
布がミシンに入り込んでとれなくなった............................. 7
ボビン受け座の下に糸がからまってしまった.................... 10
こんなときは ...................................................................... 12
エラーメッセージ............................................................... 16
電子音 ................................................................................. 18
液晶画面に何も表示されないとき...................................... 18
仕様 ................................................................... 18
索引 ................................................................... 19
vi
Page 9

基本機能編
ここでは、基本的な準備の手順や、基本的なぬい方、本機の便利な機能を説明します。
ページ数は、「B」の記号で始まります。
第 1 章ぬう前の準備..............................................................................B-2
第 2 章基本のぬい方...........................................................................B-28
Page 10

各部の名称とはたらき
a
b
c
d
e
f
h
i
j
k
l
m
g
第1 章
ぬう前の準備
各部の名称とはたらき
ここでは、ミシンの各部の名称とはたらきを説明します。ミシンをお使いになる前に、よく読んで覚え
ておきましょう。
主要部
■ 正面
■ 右側面・背面
1 上ふた
上糸を通すときや下糸を巻くときに開けます。
2 糸案内板
上糸を通すときに糸をかけます。
3 下糸巻き案内
下糸を巻くときに糸をかけます。
4 糸こま押え
糸こまが抜けないように押さえます。
5 糸たて棒
糸こまを差し込みます。
6 下糸巻き装置
下糸をボビンに巻くときに使用します。
7 液晶画面
選択した模様の設定やエラーメッセージが表示されます。
( B-8 参照)
8 操作パネル
模様の選択をするとき、ミシンの設定をするときなどに使用し
ます。( B-4 参照)
9 操作スイッチとスピードコントロールレバー
ミシンのさまざまな操作に使用します。( B-3 参照)
0 補助テーブル
中に押えやボビンなどを収納します。袖口などの筒ものをぬう
ときには外します。
A 糸切り
糸を引っかけて切ります。
B 糸通しレバー
針穴に糸を通すときに使用します。
C 糸調子ダイヤル
上糸調子を調節します。( B-35 参照)
1 プーリー
ぬい目を1針ずつ送ったり、針を上げ下げするときに手前に回
します。
2 ハンドル
ミシンの持ち運びに使用します。
3 押えレバー
押えを上げ下げします。
4 ドロップレバー
送り歯を下げるときと元に戻すときに使用します。
( S-25 参照)
5 電源スイッチ
ミシンの電源を「入」や「切」にするスイッチです。
6 電源コード
家庭用電源コンセント (AC100V) に接続します。
7 フットコントローラー(別売)
ミシンを足で操作したいときに使用します。
8 換気口
モーターの換気用の穴です。ミシンを使用しているときはふさ
がないでください。
9 フットコントローラージャック
別売のフットコントローラーのプラグを差し込みます。
0 押え圧ダイヤル
押え圧を調節します。
B-2
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各部の名称とはたらき
針と押え部分
i
h
g
f
e
1 針棒糸かけ
上糸をかけます。
2 針板
まっすぐにぬうための目盛りがついています。
3 針板カバー
かまの掃除をするときに取り外します。
4 針板ふた/内かま
針板ふたを開けて、中の内かまにボビンをセットします。
5 送り歯
ぬう方向に布地を送ります。
6 押え
布地を押さえます。ぬい方に合った押えを取り付けてください。
7 押えホルダー
ここに押えを取り付けます。
8 押えホルダーのネジ
押えホルダーを固定します。( B-27 参照)
9 ボタン穴かがりレバー
ボタン穴かがりやかんどめをするときに使用します。
d
a
c
操作スイッチ
b
1 スタート/ストップスイッチ
ミシンをスタートまたは停止します。ぬい始めとスイッチを押
している間はゆっくりとぬいます。停止すると、針は下がった
(布地に刺さった)状態で止まります。詳細は、 B-28 の「基
本のぬい方」で説明します。
スイッチはミシンの状態によって色が変わります。
緑: スタートできる状態のとき/縫製中
赤: スタートできない状態のとき
橙: 下糸を巻いているとき/下糸巻き軸が右側に
2 返しぬいスイッチ
返しぬいを行う直線またはジグザグ模様の場合、このスイッチ
を押している間だけ低速で返しぬいをします(逆方向にぬいま
す)。
そのほかの模様では、ぬい始めやぬい終わりの止めぬいをする
ときに使います。このスイッチを押し続けると、同じ場所で 3
針重ねてぬって止まります。( B-31 参照)
3 止めぬいスイッチ
このスイッチを押すと1針ぬいを繰り返した後で、止めぬいし
ます。( B-31 参照)
4 針上下スイッチ
このスイッチを押すと、針の位置が上下に切り換わります。繰
り返し押すと、 1 針ぬいができます。
5 糸切りスイッチ
ぬい終わった後にこのスイッチを押すと、上糸と下糸を切りま
す。詳細は、 B-29 の「模様をぬう」の手順
ださい。
6 スピードコントロールレバー
このレバーを左右に動かして、ぬう速さを調節します。
B
ぬう前の準備
入っているとき
j を参照してく
• 糸を切った後に (糸切りスイッチ)
を押さないでください。針が折れたり糸
がからんだりするおそれがあります。ま
た、故障の原因になります。
基本機能編 B-3
Page 12

各部の名称とはたらき
操作パネルと操作キー
CPF30 シリーズ
CPF20 シリーズ
6 設定キー
設定画面を表示するときや設定画面で次のページへ移動すると
きに押します。
7 OK キー
選択した内容を確定したり、操作を実行するときに押します。
8 模様設定記憶キー ( CPF30 シリーズのみ)
振り幅やぬい目の長さの設定を記憶させておくときに押します。
9 模様設定リセットキー ( CPF30 シリーズのみ)
選択した模様の設定を初期値に戻すときに押します。
0 模様選択キー
模様を選択するときに押します。
• 操作キーは静電容量式タッチセンサーです。
指で直接触れて操作してください。操作す
る人によって反応が異なりますが、キーを
押す強さによって反応が変わるわけではあ
りません。
• 操作キーは操作する人によって反応が異な
りますので、感度設定を調節して使用して
ください。( B-11 参照)
• 市販の静電容量式に対応したタッチペンを
使用する場合は、タッチペンの先が 8mm
以上のものを使用してください。先の細い
タッチペン、特殊な形状のタッチペンは使
用しないでください。
*印のキーは、押すと点灯します。
1 液晶画面
選択した模様の設定値や、操作を誤ったときのエラーメッセー
ジが表示されます。
詳細は、 B-8 の「液晶画面」を参照してください。
2 自動返しぬい/止めぬいキー *
自動返しぬい/止めぬいを設定するときに押します。
3 自動糸切りキー *
自動糸切りを設定するときに押します。
4 振り幅調節キー/設定項目選択キー
模様の振り幅を調節するときや、設定画面で次/前の項目に移
動するときに押します。
5 ぬい目の長さ調節キー/設定値選択キー
ぬい目の長さを調節するときや、設定画面で設定値を選択する
ときに押します。
補助テーブル
補助テーブルの中に付属品を収納することがで
きます。図のようにふたを開いてください。
補助テーブルの付属品収納スペースの中には、押
え収納トレイが入っています。
1
1
2
1 補助テーブルの中の付属品収納スペース
2 押え収納トレイ
押え収納トレイは複数のシリーズで共通の部品
のため、本製品に付属しない押えのスペースが
あります。
B-4
Page 13

各部の名称とはたらき
付属品
箱を開けたら、付属品が揃っていることを確認してください。不足しているときや破損しているとき
は、お買い上げの販売店にお問い合わせください。
B
1. 2. 3. 4. 5. 6.
ジグザグ押え< J >
(ミシンに取り付けてあります)
模様ぬい押え< N >
(CPF30 シリーズのみ)
たち目かがり押え< G > 片押え< I > まつりぬい押え< R > ボタン穴かがり押え< A >
7. 8. 9. 10. 11. 12.
ミシン針( HA × 1 )
黄 # 11 ( 2 本)
赤 # 14 ( 2 本)
緑 # 16 ( 1 本)
ニット用・金 # 11 ( 1 本)
ボビン< 4 個>
( 1 つはミシンのかまにセッ
トされています。)
リッパー ミシンブラシ はとめ穴パンチ ドライバー(大)
13. 14. 15. 16. 17. 18.
L 型ネジ回し ネジ回し 糸こま押え(大) 糸こま押え(中)
(ミシンの糸たて棒にセット
されています)
糸こま押え(小) 糸こま押え(特殊)
19. 20. 21. 22. 23. 24.
ぬう前の準備
糸こまネット 付属品バッグ 取扱説明書 かんたん操作ガイド 保証書 ハードケース
別売品
別売品・部品についてはお買い上げの販売店、または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にお問い
合わせください。
1. 2. 3. 4. 5. 6.
ウォーキングフット
(モデル名: F033 )
7. 8.
マルチ機能フット
コントローラー
(モデル名: MFFC2AP )
オープントゥキルト押え<O>
(モデル名: F061J )
キルター
(モデル名: F016N )
直線針板と直線押え
(モデル名: SNP02AP )
フットコントローラー
(モデル名: FC32291 、
型式: MODEL T )
ワイドテーブル
(モデル名: WT12AP )
糸立てスタンド
(モデル名: TS7AP )
基本機能編 B-5
Page 14

電源の入れ方
電源の入れ方
• 一般家庭用電源 AC100V の電源以外では、絶対に使用しないでください。火災・感電・故障の原
因となります。
• 次のようなときは電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。火災・感電・故障の原因と
なります。
• ミシンのそばを離れるとき
• ミシンを使用したあと
• 使用中に停電したとき
• 接触不良、断線などで正常に動作しないとき
• 雷が鳴りはじめたとき
• 電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。差し込みが不完全ですと、感電や発熱による火
災の原因となります。傷んだプラグ・ゆるんだコンセントは使用しないでください。
• 延長コードや分岐コンセントを使用した、たこ足配線はしないでください。火災・感電の原因とな
ります。
• 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
• 電源プラグを抜くときはまず電源スイッチを切り、必ずプラグの部分を持って抜いてください。電
源コードを引っ張って抜くとコードが傷つき、火災・感電の原因となります。
• 電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、
たばねたりしないでください。また、重い物を載せたり、加熱したりすると電源コードが破損し、火
災・感電の原因となります。電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめて、
お買い上げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
• 長期間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の原因となりま
す。
B-6
Page 15

電源の入れ方
電源を入れる
電源スイッチが「切」になっている
a
(「 」側を押してある)ことを確認しま
す。
電源コードを引き出し、電源プラグを家庭
b
用電源コンセント( AC100V )に差し込
みます。
1 電源コード
2 電源プラグ
3 赤い印
4 電源スイッチ
電源を切る
ミシンを使い終わったら、電源を切ります。ま
た、ミシンを移動するときは、必ず電源を切っ
てから移動してください。
ミシンが動いていないことを確認します。
a
ミシン本体右側面の電源スイッチの左側
b
( 側)を押して「切」にします。
電源プラグをコンセントから抜きます。
c
電源プラグを持って抜いてください。
電源コードを少し引っ張って手を離し、収
d
納します。
ミシンを初めて使うとき
B
ぬう前の準備
• 電源コードは、赤い印以上引き出さないで
ください。
ミシン本体右側面の電源スイッチの右側
c
( I 側)を押して「入」にします。
→ 電源が入り、ライトと液晶画面、スタート/スト
ップスイッチが点灯します。
• 電源が入ると針や送り歯が動く音がします
が、故障ではありません。
• 縫製中に電源が切れると、再度電源を入れ
なおしても、ミシンは縫製の中断点を記憶
していません。もう一度初めから縫製の手
順を行ってください。
初めて本機の電源を入れたときは、液晶画面に
表示する言語を設定します。設定画面が自動で
表示されますので、以下の手順に従って設定し
てください。
を押して、言語を選択します。
a
を押します。
b
基本機能編 B-7
Page 16

液晶画面
液晶画面
液晶画面の見方
電源を入れると、液晶画面が点灯し、以下のような画面が表示されます。
表示されている内容を変更するには、画面の下にある操作キーを使います。
No.
表示 名称 はたらき 参照ページ
1
2 3 4
5
6
押え表示 選択中の模様に対し、使用する押えを表示します。
* 片押え< I >やキルト押えなど、液晶画面に表示されない押えもあります。
模様イメージ 選択中の模様イメージを表示します。
模様番号表示 選択中の模様番号を表示します。
針位置設定表示 針位置が上下どちらに設定されているかを表示します。
:針位置下
:針位置上
振り幅設定表示 選択中の模様に設定されている振り幅を表示します。
ぬい目の長さ設定表示 選択中の模様に設定されているぬい目の長さを表示します。
B-26
B-28
B-37
B-10
B-34
B-34
B-8
Page 17

設定画面
を押すと、設定画面が表示され、ミシンのさまざまな設定を変更することができます。
再度 を押すと、設定画面の次のページに移動します。
前後の設定項目に移動するには、 を押します。
* 次の設定項目に移動するには、 (下矢印)を押します。
* 前の設定項目に移動するには、 (上矢印)を押します。
選択した設定項目の値を変更するには、 を押します。
液晶画面
B
ぬう前の準備
1 ページ
2 設定項目
3 設定値
基本機能編 B-9
Page 18

液晶画面
1 ミシンが停止したときの針位置(上/下)を選択します。
2 電源を入れたときに自動的に選択される模様として、「1 直線(左基線)」または「 3 直線(中基線)」を選択し
ます。
3 この設定を「 ON 」にすると、スピードコントロールレバーがジグザグの振り幅調節レバーに切り替わります。
詳細は、「実用ぬい編」の「振り幅コントロールを使用したサテンぬい」を参照してください。
4 この設定を「 ON 」にして止めぬいをする模様をぬうと、ぬい始め/ぬい終わりに、返しぬいスイッチを押して
も止めぬいをします。詳細は、 B-31 の「自動で返しぬい/止めぬいをする」を参照してください。
5 操作音の ON/OFF を選択します。
6 ミシンのライトの ON/OFF を選択します。
7 液晶画面の明るさを調節します。
8 操作キーの感度を調節します。詳細は、 B-11 の「操作キーの感度を調節する」を参照してください。
9 液晶画面に表示される言語を設定します。詳細は、 B-11 の「表示言語を設定する」を参照してください。
0 ミシンにインストールされているプログラムのバージョンです。
• 元の画面に戻るには、 を押します。
B-10
Page 19

液晶画面
表示言語を設定する
a
b
c
d
を押して、設定画面の4ページを表示し
ます。
を押して、 (言語設定)を選択
します。
を押して、言語を選択します。
を押して、元の画面に戻ります。
b
択します。
c
• 数値が低いほど感度は低くなり、数値が高いほど
を押して、 (キーの感度)を選
を押して、感度を調節します。
感度は高くなります。初期設定値は、3です。
• 市販の静電容量式に対応したタッチペンを
使用する場合は、感度を最高に設定するこ
とをお勧めします。
■ 操作キーを押してもミシンが動かな
B
ぬう前の準備
操作キーの感度を調節する
操作キーの感度は、5段階から選択することが
できます。設定画面で、使いやすい感度を選択
してください。
いときは
(糸切りスイッチ)を押しながらミシンの電源
を入れてください。キーの感度の設定がリセット
されます。その後、設定の画面で、感度の調節を
してください。
a
1 操作キー
を押して、設定画面の4ページを表示し
ます。
基本機能編 B-11
Page 20

下糸の準備
下糸の準備
• 必ず純正ボビンをご使用ください。他の
ボビンを使用すると、けが・故障の原因
となります。
• 付属のボビンは本機純正品です。厚みの
違うボビンを使用すると、ミシンが正し
く動作しません。必ず付属品、または別
売の純正ボビン(モデル名: B051 )を
使用してください。
ボビンのミゾと下糸巻き軸のバネの位置を
b
合わせて、ボビンを下糸巻き軸にカチッと
はまるまで差し込みます。
1 ミゾ
2 下糸巻き軸のバネ
ボビンを右側へカチッと音がするまで押し
c
ます。
* 実寸大
1 純正品
2 厚みの違うボビン
3 11.5mm
• 別売のフットコントローラーが接続されて
いる場合は、下糸巻きのスタートとストッ
プはフットコントローラーで操作します。
フットコントローラーの使い方については、
B-30 の「フットコントローラー(別売)を
使う」を参照してください。
下糸を巻く
下糸用の糸をボビンに巻きます。
• スタート/ストップスイッチがオレンジ色に点灯
します。
糸たて棒を起こし、糸たて棒から糸こま押
d
えを抜きます。
1
2
1 糸たて棒
2 糸こま押え
下糸用の糸こまを糸たて棒に差し込みます。
e
糸が手前から出るように差し込みます。
a
B-12
上ふたを開けます。
• 糸こまを正しい向きにセットしないと、糸が糸た
て棒にからまるおそれがあります。
Page 21

糸こま押えを糸たて棒に差し込み、糸たて
f
棒をもとの平行の位置に戻します。
糸こま押えの丸みをおびている面を外側にして、奥
までしっかりと差し込みます。
下糸の準備
• 下図のような糸こまを使用するときは、糸こ
ま押え(小)を使用し、糸こま押えと糸こま
との間に少しすきまを残してください。
B
• 糸こまや糸こま押えが正しくセットされ
ていないと、糸たて棒に糸がからまり、
糸切れや針折れの原因となります。
• 糸こま押え(大)(中)(小)は糸こま
の大きさに合わせて使用してください。
糸こまより小さい糸こま押えを使用する
と、糸こまの切り欠きなどに糸が引っか
かり、故障の原因となります。
また、使用する糸こまによっては、糸こ
ま押え(特殊)を使用します。
c
a
1 糸こま押え(小)
2 糸こま
3 すきま
• ナイロン透明糸やメタリック糸などの張り
が強い糸を使用する場合は、付属の糸こま
ネットを糸こまに付けてから糸たて棒にセ
ットしてください。ネットが長い場合は、
糸こまの大きさに合わせて折って使用しま
す。
1
3
b
2
ぬう前の準備
4
1 糸こまネット
2 糸こま
3 糸こま押え
4 糸たて棒
• 高さ 75mm 、芯の直径が 12mm の糸こまを
使用する場合は、付属の糸こま押え(特殊)
を使用してください。
1 糸こま押え(特殊)
2 12mm
3 75mm
基本機能編 B-13
Page 22

下糸の準備
糸を糸案内カバーの奥から手前へかけます。
g
引き出した糸がたるまないように右手で糸を
持ち、左手で糸案内カバーにかけます。
1 糸案内カバー
糸案内板の下から上へ糸をかけます。
h
糸を時計まわりに 5 ~ 6 回ボビンに巻きつ
j
けます。
引き出した糸がたるまないように左手で糸
を持ち、右手で糸端をボビンに巻きつけま
す。
• 糸は、必ずピンと張った状態にしてください。
• 糸は、必ず時計回りに巻いてください。逆
方向に巻くと、下糸巻き軸に糸が巻きつく
ことがあります。
糸端をボビン受け座のガイドミゾに引っか
k
けて右へ引き、カッターで糸を切ります。
1
1 糸案内板
下糸巻き案内の凸部の下から糸をかけて、
i
皿の下に通します。
1 下糸巻き案内
2 皿
3 しっかり奥まで入れるようにひっぱります。
• 糸が皿の下を確実に通っていることを確認
してください。
1
1 ガイドミゾ(カッター付)
• 必ずガイドミゾのカッターで糸を切って
ください。正しく糸を切らずに下糸を巻
くと、糸量が少なくなったときにボビン
に糸がからまり、針が折れたり曲がった
りするおそれがあります。
スピードコントロールレバーを右側(はや
l
く)へ動かします。
1
1 スピードコントロールレバー
• 糸を巻くスピードは、糸によって異なりま
す。
電源を入れます。
m
B-14
Page 23

下糸の準備
スタート/ストップスイッチを1回押して、
n
下糸巻きをスタートします。
別売のフットコントローラーを接続してい
る場合は、フットコントローラーを踏み込
みます。
1 スタート/ストップスイッチ
ボビンの回転がゆっくりになったら、スタ
o
ート/ストップスイッチを 1 回押して、下
糸巻きをストップします。
フットコントローラーを接続している場合
は、フットコントローラーから足を離しま
す。
スピードコントローラーをもとの位置に戻
r
します。
糸こまを糸たて棒から外します。
s
• 下糸を巻いた後にミシンをスタートさせた
りプーリーを回したりすると、ガチャッと
いう音がすることがありますが、故障では
ありません。
下糸をセットする
下糸を巻いたボビンをかまにセットします。
ボビンをかまに入れ、針板カバーのミゾにそっ
て糸を通してセットするだけで、すぐにぬい始
めることができます(下糸を引き出す必要はあ
りません)。
• ギャザーなどをぬうとき、フリーモーショ
ンキルトをするときは、あらかじめ下糸を
引き出しておきます。詳細は、 B-22 の「下
糸を引き出す」を参照してください。
B
ぬう前の準備
• ボビンの回転がゆっくりになったら、必
ず下糸巻きをストップさせてください。
無理に続けると故障の原因となります。
巻き終わりの糸をはさみで切ります。
p
ボビンを左側へ戻し、下糸巻き軸からボビ
q
ンを抜きます。
• 必ず正しく巻かれた下糸を使用してくだ
さい。巻き方が悪い下糸を使用すると、
針折れや糸調子不良の原因となります。
• 下糸をセットするときや交換するときは、
必ず電源スイッチを切ってから行ってくだ
さい。万一、スタート/ストップスイッチ
または、他のスイッチが押されると、ミシ
ンが作動してけがの原因となります。
a
b
(針上下スイッチ)を1回または2回
押して、針を上げます。
電源を切ります。
• ボビンが右側になっている状態では、針が
動かず、縫製ができません。
押えレバーを上げます。
c
基本機能編 B-15
Page 24

下糸の準備
ツメ
① 右手で軽くボビンを 押さえながら、
② 左手で針板カバーのツメに糸をかけます。
② ツメに糸をかけたあと
ミゾにそって糸を通し、
③ 左上で糸を軽くひっぱります。
① 右手で軽くボビンを
押さえたまま、
③ カッターで糸
を切ります。
② 残りのミゾに
糸を通し、
① ボビンを軽く押さえ
たまま、
針板ふたの横のつまみを右側へスライドさ
d
せます。
1 針板ふた
2 つまみ
針板ふたを取り外します。
e
糸が左巻きになるように右手でボビンを持
f
ち、左手で糸端を持ちます。そのまま、右
手でボビンをかまに入れます。
• ボビンのセットのしかたは、針板カバーに
も表示されています。必ず、表示されてい
るとおりに糸を通してください。
右手でボビンを軽く押さえたまま(①)、
h
ツメにかけた糸を針板カバーのミゾにそっ
て通し(②)、左上で糸を軽くひっぱりま
す(③)。
• 内かまの板バネに糸が入ります。
右手でボビンを軽く押さえながら(①)、左
g
手で巻き終わりの糸を針板カバーのツメに
かけます(②)。
• ボビンは必ず指で押さえ、正しい方向から
糸が出るようにセットしてください。
万一、ボビンを逆の方向にセットすると、
針折れや糸調子不良の原因となります。
右手でボビンを軽く押さえたまま(①)、左手
i
で残りのミゾに糸を通します(②)。最後に手
前に引いてカッターで糸を切ります(③)。
B-16
Page 25

• 内かまの板バネの間に確実に糸が入ってい
ることを確認してください。入っていない
場合は、糸をかけ直してください。糸調子
不良の原因となります。
1 板バネ
下糸の準備
B
ぬう前の準備
針板ふたをもとに戻します。
j
針板ふたの突起部を針板カバーに差し込んでから、
針板ふたの右側を上から押して取り付けます。
→ 下糸のセットが完了します。
次に、上糸を通します。引き続き B-18 の「上糸通
し」をご覧ください。
• 下糸は引き出さずにぬい始めることができ
ます。下糸を引き出してからぬう場合は、
B-22 の「下糸を引き出す」を参照してくだ
さい。
基本機能編 B-17
Page 26

上糸通し
上糸通し
電源を入れます。
a
• 糸こま押え(大)(中)(小)は糸こま
の大きさに合わせて使用してください。
糸こまより小さい糸こま押えを使用する
と、糸こまの切り欠きなどに糸が引っか
かり、故障の原因となります。
また、使用する糸こまによっては、糸こ
ま押え(特殊)を使用します。
適切な糸こま押えの選び方については、
B-13 を参照してください。
• 上糸は、手順に従って正しく通してくだ
さい。上糸を正しく通していない場合、
糸がからんで針が折れたり曲がったりす
るおそれがあります。
•20番以下の太い糸は使用しないでくだ
さい。故障の原因となります。
• 針と糸は、 B-23 の「布地と糸の種類に
よる針の使い分け」を参照して、適切な
組み合わせでお使いください。
押えレバーで押えを上げます。
b
1
1 押えレバー
→ シャッターが開いて、糸通しできるようになりま
す。
• 押えが下がった状態で上糸を通すことはで
きません。
(針上下スイッチ)を1回または2回
c
押して、針を上げます。
上糸を通す
1 針上下スイッチ
→ 針が確実に上がっているときは、プーリーのしる
しが上になります。必ず、プーリーのしるしが上
になっていることを確認してください。上になっ
ていない場合は、必ず、 (針上下スイッチ)
を押して、針を一番上まで上げてください。
1 プーリーのしるし
電源を切ります。
d
B-18
Page 27

上糸通し
糸たて棒を起こし、糸たて棒から糸こま押
e
えを抜きます。
1 糸たて棒
2 糸こま押え
上糸用の糸こまを糸たて棒に差し込みます。
f
糸が手前から出るように差し込みます。
糸案内板の下から上へ糸をかけます。
i
1 糸案内板
矢印のように、ミゾに沿って糸を通します。
j
引き出した糸をたるまないように右手で持
ち、左手で糸を通します。
B
ぬう前の準備
• 糸こまや糸こま押えが正しくセットされ
ていないと、糸たて棒に糸がからまり、
糸切れや針折れの原因となります。
糸こま押えを糸たて棒に差し込み、糸たて
g
棒をもとの平行の位置に戻します。
糸こま押えの丸みをおびている面を外側にして、奥
までしっかりと差し込みます。
糸を糸案内カバーの奥から手前へかけます。
h
引き出した糸がたるまないように右手で糸
を持ち、左手で糸案内カバーにかけます。
• 押えを上げるとシャッターが開きます。上糸
を通すときや通した上糸を外すときは、必ず
押えを上げてください。
• このミシンには、てんびんの位置を確認す
る窓があります。てんびん確認窓から、糸
が確実にてんびんに通っていることを確認
してください。
針棒糸かけに糸をかけます。
k
左手で糸を押さえ、右手で糸端を持ってかけます。
1 糸案内カバー
1 針棒糸かけ
基本機能編 B-19
Page 28

上糸通し
針に糸を通す
• 糸通し装置は、 11 ~ 16 番のミシン針のみ
に使用できます。
• ウィングニードルを取り付けているときは、
糸通し装置は使用できません。
• ナイロン透明糸や特殊な糸を使用するとき
は、糸通し装置は使用できません。
• 糸通し装置が使用できない場合は、 B-21 の
「手で針に糸を通すとき」を参照してくださ
い。
糸を左へ引いて、糸ガイドのミゾに通し
a
( 1 )、糸案内皿(7のしるし)に糸を
かけます( 2 )。
• 糸が糸ガイドのミゾを確実に通っていることを確
認してください。
ミシン本体左側面の糸切りで糸を切ります。
b
1
1 糸切り
• 糸切りで糸がうまく切れないときは、押え
を下げてから切ってください。糸が固定さ
れて切りやすくなります。糸を切った後は
d に進んでください。
• メタリック糸など、糸こまからほどけやす
い糸を使用する場合、糸切りで糸を切ると
糸通しができないことがあります。このよ
うなときは、糸案内皿( 7 のしるし)に糸
をかけた後、糸切りを使用せずに、糸を
8cm 以上引き出してください。
1 糸ガイドのミゾ
2 糸案内皿
1
1 8cm 以上
押えレバーで押えを下げます。
c
1
1 押えレバー
B-20
Page 29

ミシン本体左側面の糸通しレバーをカチャ
d
ッと音がするまで下げ、ゆっくりともとへ
戻します。
上糸通し
手で針に糸を通すとき
糸通し装置が使用できないナイロン透明糸や特
殊な糸、ウィングニードルなどを使用するとき
は、次の手順で針に糸を通します。
B
1 フック
2 糸通しレバー
→ フックが回転し、針穴に糸が通ります。
• 針が一番上の位置にないと、糸通し装置が
正常に作動しません。一番上の位置にない
ときは、プーリーを手前に回し、一番上ま
で上げてください。針が確実に上がってい
るときは、プーリーのしるしが上になりま
す。 B-18 の手順
針穴を通った糸をゆっくり引っ張ります。
e
針穴を通った糸が輪になった場合は、輪をゆっくり
引っ張り、針穴から糸を引き出します。
c を参照してください。
針棒糸かけまで上糸を通します。
a
• 詳細は、 B-18 の「上糸通し」を参照してください。
押えレバーで押えを下げます。
b
1 押えレバー
手で糸を持ち、針穴の手前から後ろへ糸を
c
通します。
ぬう前の準備
• 糸の輪を針穴から引き出すときは、ゆっ
くり引き出してください。強く引くと、
針折れの原因となります。
押えを上げ、上糸を押えの穴から押えの下に
f
通して、後ろ側へ 5cm ほど引き出します。
1
1 5cm
• 手で糸を針に通すときは、必ず電源スイッ
チを切ってから行ってください。万一、
スタート/ストップスイッチまたは、他
のスイッチが押されると、ミシンが作動
してけがの原因となります。
押えを上げ、上糸を押えの穴から押えの下に
d
通して、後ろ側へ 5cm ほど引き出します。
基本機能編 B-21
Page 30

上糸通し
下糸を引き出す
ギャザーなどをぬうとき、フリーモーションキル
トをするときは、あらかじめ下糸を引き出してお
きます。
B-18の「上糸を通す」を参照して、針に糸
a
を通します。
B-15 の「下糸をセットする」のd ~f を
b
参照して、ボビンをかまに入れます。
引き出した糸をミゾに沿って途中まで通し
c
ます。
カッターで糸を切らないでください。
上糸を押えの穴から押えの下に通して、下糸
f
とそろえて押えの下から後ろ側へ 10cm ほど
引き出します。
針板ふたをもとに戻します。
g
針板ふたの突起部を針板カバーに差し込んでから、
針板ふたの右側を上から押して取り付けます。
左手で上糸の端を軽く持ち、 (針上下
d
スイッチ)を 2 回押して、針を上げます。
→ 下糸が針板から輪になって引き出されます。
上糸をゆっくりと上へ引き、下糸の糸端を
e
引き出します。
B-22
Page 31

針の交換
針の交換
針の取り扱いには十分注意してください。針が折れ、破片が散らばるなど、非常に危険です。以下の
注意をよく読んで、必ず守ってください。
• 針は必ず家庭用ミシン針( HA × 1 )を使用してください。そのほかの針を使用すると、針が曲
がったり、折れてけがをするおそれがあります。
• 曲がった針は絶対に使用しないでください。けがをするおそれがあります。
布地と糸の種類による針の使い分け
ミシン針は布地や糸の太さによって使い分けます。次の表を参考にして、布地に合った糸と針を選ん
でください。
B
ぬう前の準備
布地の特徴・種類
普通地 ブロード 綿糸 60 ~ 90 11 ~ 14
タフタ 合繊糸
フラノ、ギャバシン 絹糸
薄地 ローン 綿糸 60 ~ 90 9 ~ 11
ジョーゼット 合繊糸
ポーラ 絹糸
厚地 デニム 綿糸
コーデュロイ 合繊糸 50 ~ 60
ツィード 絹糸
のびる布地 ジャージ ニット用糸 50 ~ 60 ニット用 11 ~ 14
トリコット
ほつれやすい布地 綿糸 50 ~ 90 9 ~ 14
合繊糸
絹糸
ステッチ糸の場合 合繊糸
絹糸
•20番以下の太い糸は使用しないでください。
故障の原因となります。
■ 糸と針の番号
糸は数字が小さいほど太く、針は数字が大きいほ
ど太くなります。
ミシン糸
針の種類
種類 太さ
50
50
30 16
50
50
30 16
50 ~ 60 14 ~ 16
• 布地と糸と針の組み合わせは、上記に従
ってください。組み合わせが適切でない
場合、ぬい目ふぞろいになり、ぬいじわ
や目とびの原因になります。特に厚い布
地(デニムなど)を細い針( 9 ~ 11 番)
でぬうと、針が折れたり、曲がったりす
るおそれがあります。
14 ~ 16
■ ニット用針(金色)
伸縮性のある布地や、目がとびやすい布地に使用
します。
■ ナイロン透明糸
布地や糸にかかわらず
す。
14 ~ 16
番の針を使用しま
基本機能編 B-23
Page 32

針の交換
正しい針の見分け方
曲がった針は、使用中に折れるおそれがあり大
変危険です。使用する前に、針の平らな面を平
らな板などに合わせて確認し、すき間が平行に
ならない針は使用しないでください。
1 平らな面
2 針の種類の刻印
• 針と平らな板のすき間が平行でない場合
は、針が曲がっています。曲がった針は
使用しないでください。
針の交換
「正しい針の見分け方」で確認した正しい針と、
付属のドライバーを用意します。
a
b
c
(針上下スイッチ)を1 回または2 回押
して、針を上げます。
電源を切ります。
• 針は、必ず電源を切ってから交換してく
ださい。万一、スタート/ストップスイ
ッチまたは、他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあり
ます。
押えの下に布または紙を置いて、針板の穴
をふさぎます。
• 針を交換する前に、押えの下に布や紙を置
いて、針が針板の穴から下へ落ちないよう
にしてください。
1 平らな板
1
1
押えを下げます。
d
付属のドライバー(大)で針のとめネジを
e
ゆるめ、針を抜きます。
左手で針を持ち、右手でドライバーを手前
(時計と反対回り)に回します。
• 針のとめネジは、 L 型ネジ回し(またはネジ回し)
でも回すことができます。
2
1 ドライバー(大)
2 針のとめネジ
• とめネジをしめたりゆるめたりするときに、無理
に力を加えないでください。故障の原因となりま
す。
1
B-24
Page 33

平らな面が後ろ側になるように、新しい針を
f
針棒に差し込みます。
針が針棒のストッパーに当たるまで差し込み
ます。
針の交換
B
1
1 針棒のストッパー
針のとめネジをしめます。
g
左手で針を支え、右手でドライバーを奥側(時計回り)
に回します。
• 針は必ずストッパーに当たるまで差し込
み、付属のドライバーでとめネジを確実
にしめてください。針が正しく取り付け
られていないと、針折れや故障の原因と
なります。
ぬう前の準備
基本機能編 B-25
Page 34

押えの交換
押えの交換
• 模様に適した押えを使用してください。
誤った押えを使用すると、針が押えに当
たり、折れたり曲がったりするおそれが
あります。
• 押えは必ず純正品を使用してください。
純正品以外の押えを使用するとけがをす
るおそれがあります。
取り付ける押えのピンと押えホルダーのミ
e
ゾが合う位置に押えを置きます。
押えを交換する
a
b
c
d
(針上下スイッチ)を1 回または2 回押
して、針を上げます。
電源を切ります。
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは、他のスイッチが押される
と、ミシンが作動してけがをするおそれ
があります。
押えレバーを上げます。
押えホルダーの後ろ側の黒いボタンを押し
ます。
1 押えホルダー
2 ミゾ
3 ピン
4 押え記号
押えレバーをゆっくり下げて、押えホルダ
f
ーのミゾを押えのピンにはめます。
2
1
1 押えレバー
2 押えホルダー
3 ミゾ
4 ピン
→ 押えが押えホルダーに取り付けられます。
3
4
1 黒いボタン
2 押えホルダー
B-26
押えレバーを上げて、押えが確実に取り付
g
けられていることを確認します。
1 押えレバー
Page 35

押えの交換
■ 押えホルダーを取り付けるとき
• 模様を選択すると、使用する押えが液晶画面
に表示されます。ぬい始める前に押えを確認
してください。他の押えが取り付けられてい
る場合は、一旦ミシンの電源を切り、正しい
押えを取り付けてから電源を入れ、ぬいたい
模様をもう一度選択してください。
ジグザグ押え< J >
模様ぬい押え< N >
たち目かがり押え< G >
ボタン穴かがり押え< A >
まつりぬい押え< R >
• 各模様で使用する押えについては、 B-37 の
「ぬい方早見表」を参照してください。
押えレバーを上げます。
a
押えホルダーを押え棒に合わせます。
b
押えホルダーのネジをしめます。
c
右手で押えホルダーを支え、左手でドライバーを手
前(時計回り)に回します。
B
ぬう前の準備
押えホルダーを取り外す/取り
付ける
お手入れをするとき、また、別売のウォーキングフ
ットなど、押えホルダーを使わない押えを使用する
ときは
、押えホルダーを取り外します。
バー(大)を用意します。
■ 押えホルダーを取り外すとき
押えを取り外します。
a
• 詳細は、 B-26 の「押えを交換する」を参照して
ください。
押えホルダーのネジをゆるめます。
b
右手で押えホルダーを支え、左手でドライバーを奥
側(時計と反対回り)に回します。
• 押えホルダーのネジは、 L 型ネジ回し(またはネ
ジ回し)でも回すことができます。
付属のドライ
1 ドライバー(大)
• 押えホルダーのネジは、確実にしめてく
ださい。しめ方がゆるいと、押えホルダ
ーが落ちて針に当たり、針が曲がったり
折れたりするおそれがあります。
• 押えホルダーが正しく取り付けられていな
いと、正しい糸調子にならないことがあり
ます。
1 ドライバー(大)
2 押えホルダー
3 押えホルダーのネジ
基本機能編 B-27
Page 36

ぬってみましょう
第2 章
基本のぬい方
ぬってみましょう
• ミシン操作中は、針の動きに十分注意して
ください。また、針やプーリーなど、動い
ているすべての部品に手を近づけないでく
ださい。 けがの原因となります。
• 縫製中は、布地を無理に引っ張ったり押
したりしないでください。けがや針折れ
の原因となります。
• 曲がった針は絶対に使用しないでくださ
い。針折れの原因となります。
• 縫製中は、まち針などが針に当たらない
ように注意してください。針が折れたり
曲がったりするおそれがあります。
キーの右側に記されている模様を選択する場合は、
該当する模様選択キーを2回押します。
模様を選択する
• 内蔵模様の詳細は、 B-37 の「ぬい方早見表」
を参照してください。
■ CPF30 シリーズ
模様選択キーを使って、目的に応じた模様を選択
します。模様選択キーには、それぞれ
が割り当てられています。
例 :
1 直線(左)
2 たち目かがり
2
つの模様
■ CPF20 シリーズ
模様選択キーを押して、目的に応じた模様を選択
します。
キーの左側に記されている模様を選択する場合は、
該当する模様選択キーを1回押します。
B-28
Page 37

模様をぬう
ミシンの電源を入れ、 (針上下スイッチ)
a
を 1 回または 2 回押して、針を上げます。
ぬってみましょう
布地を押えの下に置き、左手で布地と糸端
e
を押さえ、プーリーを回してぬい始め位置
に針を刺します。
B
前項「模様を選択する」の手順に従って、
b
ぬいたい模様を選択します。
必要に応じて、自動返しぬい/止めぬいや
c
ぬい目の長さなどを設定します。
• 振り幅とぬい目の長さの調節について詳細は、
B-34 の「振り幅を調節する」と B-34 の「ぬい目
の長さを調節する」を参照してください。
押えを取り付けます。
d
• 押えの交換の詳細については、 B-26 の「押えの
交換」を参照してください。
• 模様を選択すると、使用する押えが液晶画
面に表示されます。ぬい始める前に押えを
確認してください。他の押えが取り付けら
れている場合は、電源を切り、正しい押え
を取り付けてから電源を入れ、ぬいたい模
様をもう一度選んでください。
• ジグザグ押え< J >の左側の黒いボタンは、
布地を送らないときや布地に段差があるとき
に使用します。(詳細は、「実用ぬい編」の
「厚い布地をぬう」を参照してください。)
通常は黒いボタンを使わずにぬいます。
押えを下げます。
f
下糸を引き出す必要はありません。
スピードコントロールレバーでぬう速さを
g
調節します。
ぬっている途中でも、ぬう速さを調節することがで
きます。
b
1 はやく
2 ゆっくり
a
基本のぬい方
• 模様に適した押えを使用してください。
誤った押えを使用すると、針が押えに当
たり、折れたり曲がったりするおそれが
あります。
模様に適した押えについては、 B-37 を
参照してください。
スタート/ストップスイッチを押して、ぬ
h
い始めます。
布地に軽く手を添えます。
• フットコントローラージャックにフットコ
ントローラーのプラグが差し込まれている
ときは、スタート/ストップスイッチは使
用できません。
基本機能編 B-29
Page 38

ぬってみましょう
ぬい終わったら、もう一度スタート/スト
i
ップスイッチを押します。
(糸切りスイッチ)を押して糸を切り
j
ます。
1 糸切りスイッチ
→ 針が自動的に上がります。
■ フットコントローラー(別売)を使う
別売のフットコントローラーを使って、ミシンを
操作することもできます。
• フットコントローラーに糸くずやほこり
などがたまらないようにしてください。
火災や感電の原因となります。
• フットコントローラージャックにフットコ
ントローラーのプラグが差し込まれている
ときは、スタート/ストップスイッチは使
用できません。下糸巻きも、フットコント
ローラーで操作します。
電源を切ります。
a
ミシン本体右側面のフットコントローラー
b
ジャックに、フットコントローラーのプラ
グを差し込みます。
• 糸を切った後は、 (糸切りスイッチ)
を押さないでください。糸がからまった
り、針が折れたり、ミシンが故障する原
因となります。
• 押えの下に布地がないときや、ミシンが
動いているときは、 (糸切りスイッ
チ)を押さないでください。糸がらみや
故障の原因となります。
• ナイロン糸・メタリック糸など特殊な糸を
切る場合は、本体左側面の糸切りを使用し
てください。
針が完全に止まったら、押えを上げて布地
k
を取り出します。
1 フットコントローラージャック
電源を入れます。
c
フットコントローラーをゆっくり踏み込み
d
ます。
• スピードコントロールレバーを左右に動か
して、フットコントローラーの最高速度を
調整することができます。
ぬい終わりの位置まできたら、フットコン
e
トローラーから足を離します。
B-30
Page 39

ぬってみましょう
返しぬい/止めぬいをする
ぬい始めとぬい終わりは、糸の端がほつれない
ように、返しぬいまたは止めぬいをします。
(返しぬいスイッチ)を押している間、模様
によって返しぬいまたは止めぬいをします。
( B-37 の表の「返しぬいスイッチ」の欄を参照
してください。)
(止めぬいスイッチ)を長押しすると、同じ
場所で 3 ~ 5 針ぬってから止まります。
1 2
1 返しぬいスイッチ
2 止めぬいスイッチ
自動止めぬいが設定されているときは、
スタート/ストップスイッチを押してぬい始め
るときに自動的に返しぬい(または止めぬい)
がぬわれます。
ぬい終わりは、 (返しぬいスイッチ)または
(止めぬいスイッチ)を押すと、返しぬいま
たは止めぬいができます。
自動で返しぬい/止めぬいをする
模様を選んだときに自動返しぬい/止めぬいを
設定しておくと、ぬい始めとぬい終わりに自動
的に止めぬい(模様によっては返しぬい)をし
ます。
B-32 の表を参照してください。
模様を選択します。
a
b
を押して、自動返しぬい/止めぬいを設
定します。
→ キーが点灯します。
• ボタン穴かがりやかんどめなどの一部の模
様は、ぬい始めに止めぬいを行う必要があ
ります。これらの模様は、止めぬいが自動
的に設定されます(模様を選択するとキー
が点灯します)。
B
基本のぬい方
1 返しぬい
2 止めぬい
ミシンの動きは、選択している模様によって異
なります。
次項「自動で返しぬい/止めぬいをする」を参照
してください。
布地をぬい始めの位置に置き、ぬい始めます。
c
1 返しぬい(または止めぬい)
→ 自動的に返しぬい(または止めぬい)をしてぬい
始めます。
• 以下の模様を選んだ場合は、ぬい始めは自
動的に返しぬいをします。
• ぬっている途中で スタート/ストップスイ
ッチを押して止めた後、再びぬい始めた場合
は返しぬい(または止めぬい)をしません。
基本機能編 B-31
Page 40

ぬってみましょう
d
ぬいスイッチ)を押します
1 返しぬい(または止めぬい)
→ 自動的に返しぬい(または止めぬい)をして止ま
ります。
• 自動止めぬいを解除するときは、もう一度
を押します。解除されると、キーが消灯
します。
それぞれのスイッチを押したときのミシンの動き
は、そのとき選択している模様によって異なりま
す。スイッチを押したときのミシンの動きについ
ては、次の表の説明を参照してください。
(返しぬいスイッチ)または (止め
自動返しぬい/止め
ぬい =ON で、
直線、ジグザグ以外
の模様を選択してい
る場合
返しぬいスイッチ
ぬい始めとぬい終わ
りに止めぬいをしま
す。
止めぬいスイッチ
ぬい始めとぬい終わ
りに止めぬいをしま
す。
* 設定画面で (止めぬい優先)を「 ON 」にし
ている場合は、返しぬいの代わりに止めぬいを行
います。
自動で糸を切る
ぬい終わりに自動で糸を切るように設定します。
これを「プログラム糸切り」といいます。
プログラム糸切りを設定すると、自動返しぬい
/止めぬいも一緒に設定されます。
電源を入れます。
a
模様を選択します。
b
• 模様の選択についての詳細は、 B-28 の「模様を
選択する」を参照してください。
自動返しぬい/止め
ぬい =OFF で、
以下のような模様を
選択している場合
自動返しぬい/止め
ぬい =OFF で、
以下のような模様を
選択している場合
自動返しぬい/止め
ぬい =OFF で、
直線、ジグザグ以外
の模様を選択してい
る場合
自動返しぬい/止め
ぬい =ON で、
以下のような模様を
選択している場合
自動返しぬい/止め
ぬい =ON で、
以下のような模様を
選択している場合
返しぬいスイッチ
返しぬいスイッチを
押している間だけ返
しぬいをします。
返しぬいスイッチを
押している間だけ返
しぬいをします。*
返しぬいスイッチを
押している間 3 ~ 5
針の止めぬいをしま
す。
ぬい始めとぬい終わ
りに返しぬいをしま
す。
ぬい始めに止めぬい、
ぬい終わりに返しぬい
をします。*
止めぬいスイッチ
止めぬいスイッチを
押している間 3 ~ 5
針の止めぬいをしま
す。
止めぬいスイッチを
押している間 3 ~ 5
針の止めぬいをしま
す。
止めぬいスイッチを押
している間 3 ~ 5 針の
止めぬいをします。
ぬい始めに返しぬい、
ぬい終わりに止めぬい
をします。
ぬい始めとぬい終わ
りに止めぬいをしま
す。
c
→ と が点灯して、プログラム糸切りと自動
返しぬい/止めぬいが設定されます。
• プログラム糸切りを解除するときは、 を押し
ます。
布地をセットし、スタート/ストップスイ
d
ッチを 1 回押します。
→ 返しぬいまたは止めぬいをしてから、ぬい始めま
す。
を押します。
B-32
Page 41

ぬい終わりの位置まできたら、 (返し
e
ぬいスイッチ)または (止めぬいスイ
ッチ)を 1 回押します。
ぬってみましょう
ボタン穴かがりやかんどめなど、止めぬいが含まれ
ている模様を選択したときは、この操作は必要あり
ません。
→ 返しぬいまたは止めぬいをしてから、自動で糸を
切ります。
1 スタート/ストップスイッチを押した地点
2 (返しぬいスイッチ)または (止めぬい
スイッチ)を押した地点
3 ここで糸が切れる
• ぬっている途中で、スタート/ストップスイ
ッチを押したときは、プログラム糸切りは行
われません。ぬい終わりで (返しぬいスイ
ッチ)または (止めぬいスイッチ)を押し
てください。
• 電源を切ると、プログラム糸切りの設定は
解除されます。
B
基本のぬい方
基本機能編 B-33
Page 42

模様の設定
模様の設定
模様の振り幅(ジグザグの振り幅)やぬい目の
長さは、あらかじめ模様ごとの標準値に設定さ
れています。この設定は、必要に応じて変更す
ることができます。
• 設定を変更した後に、ミシンの電源を切っ
たり他の模様を選択したりすると、もとの
数値に戻ります。
CPF30 シリーズをお使いの場合で、設定を記
憶させておきたいときは、 B-36 の「模様の設
定を記憶させる( CPF30 シリーズのみ)」を
参照してください。
振り幅を調節する
模様の振り幅(ジグザグの振り幅)を広くした
りせまくしたりすることができます。
• もとの設定に戻すときは、 CPF30 シリーズ
をお使いの場合、 を押します。 または、
模様を保存しないでミシンの電源を切るか、
他の模様を選択します。
CPF20 シリーズをお使いの場合は、電源を
切るか、他の模様を選択します。
• 直線模様(直線、 3 重ぬい)を選択した場
合は、模様の振り幅を変更すると針の位置
が移動します。振り幅を広くすると針は右
に移動し、せまくすると左に移動します。
• と表示されているときは、設定を変更
することができません。
• 振り幅を調節したときは、プーリーをゆ
っくりと手前に回し、針が押えに当たら
ないことを確認してください。針が折れ
たり曲がったりするおそれがあります。
を押すごとに、ジグザグの幅がせまくなりま
す。
を押すごとに、ジグザグの幅が広くなります。
ぬい目の長さを調節する
ぬい目の長さを調節して、ぬい目をあらく(長
く)したり細かく(短く)したりすることがで
きます。
を押すごとに、ぬい目が細かく(短く)なり
ます。
B-34
Page 43

を押すごとに、ぬい目があらく(長く)なり
ます。
• もとの設定に戻すときは、 CPF30 シリーズ
をお使いの場合、 を押します。または、
模様を保存しないでミシンの電源を切るか、
他の模様を選択します。
CPF20 シリーズをお使いの場合は、電源を
切るか、他の模様を選択します。
• と表示されているときは、設定を変更す
ることができません。
模様の設定
B
基本のぬい方
1 裏
2 表
3 上糸
4 下糸
5 上糸が強いと上糸と下糸の重なりが表にできま
す。
糸調子ダイヤルを左に回し、上糸調子を弱くしま
す。
糸調子を調節する
布や糸の種類によって、糸調子を調節します。
■ 正しい糸調子
上糸と下糸が布のほぼ中央でまじわります。布地
の表に出るのは上糸だけで、布地の裏に出るのは
下糸だけになります。
1
2
3
1 裏
2 表
3 上糸
4 下糸
■ 上糸が強すぎるとき
布地の表に下糸が見える場合は、上糸が強すぎま
す。糸調子を弱くしてください。
• 下糸が正しくセットされていないと、上糸
が強くなることがあります。上糸が強いと
きは、下糸のセットを再度行ってください。
B-15 の「下糸をセットする」 を参照してく
ださい。
4
■ 上糸が弱すぎるとき
上糸が布地の裏に出る場合は、上糸が弱すぎます。
糸調子を強くしてください。
• 上糸が正しくセットされていないと、上糸が弱
くなることがあります。上糸が弱いときは、上
糸のセットを再度行ってください。
B-18 の「上糸通し」を参照してください。
1 裏
2 表
3 上糸
4 下糸
5 上糸が弱いと上糸と下糸の重なりが裏にできま
す。
基本機能編 B-35
Page 44

模様の設定
糸調子ダイヤルを右に回し、上糸調子を強くしま
す。
• 下糸セットと上糸通しが正しく行われてい
ない場合、糸調子が合わないことがありま
す。糸調子を調節しても糸調子が合わない
ときは、下糸セットと上糸通しをやり直し
てください。
模様の設定を記憶させる
( CPF30 シリーズのみ)
変更した設定を後で使いたい場合は、 を押し
て設定を記憶させておくことができます。
□ 直線のぬい目の長さを、いつも 2.0mm で
ぬう場合
c
を押します。
• もとの設定に戻すときは、 を押した後、
を押します。
直線模様を選択します。
a
ぬい目の長さを 2.0mm に設定します。
b
• 次に同じ直線模様を選択すると、ぬい目の
長さが 2.0mm に設定されます。
• 模様の振り幅(ジグザグの振り幅)とぬい
目の長さのうち、設定を変更した方だけで
はなく、両方が記憶されます。一旦ミシン
の電源を切っても、次に同じ模様を選択し
たときには、最後に記憶した設定が表示さ
れます。記憶した設定を呼び出した後、再
度設定を変更した場合や を押して設定を
もとに戻した場合も、その後に を押さな
い限り、新しい設定は記憶されません。
また、自動糸切り、自動止めぬいの設定は、
を押してももとに戻りません。
B-36
Page 45

ぬい方早見表
ぬい方早見表
この表では、それぞれの模様について、用途、使用する押え、振り幅やぬい目の長さの設定などを紹介
しています。
B
「返しぬいスイッチ」欄に * のある模様について:
(自動返しぬい/止めぬいキー)で自動返しぬい/止めぬいを設定しているときは、ぬい始めに止
めぬいを行います。
設定画面で「止めぬい優先」を ON にしている場合は、ぬい終わりにも止めぬいを行います。
• ウォーキングフット(別売)を使用するときは、返しぬいをしないでください。
ぬい方
CPF30
CPF20
シリーズ
シリーズ
番号
11
22
33
44
55
66
77
88
99
10 10
11 11
12 12
13 13
14 14
15 15
名前 押え 主な用途
直線(左基線)
直線(左基線)
直線(中基線)
直線(中基線)
3 重ぬい
伸縮ぬい
ジグザグ(中基線)
ジグザグ(中基線)
3 点ジグザグ
たち目かがり
たち目かがり
たち目かがり
まつりぬい
まつりぬい
アップリケ
J
J
J
J
J
J
J
J
J
G
G
J
R
R
J
地ぬい、ギャザー、ピンタ
ックなどに使用します。
地ぬい、ギャザー、ピンタ
ックなどに使用します。
地ぬい、ギャザー、ピンタ
ックなどに使用します。
地ぬい、ギャザー、ピンタ
ックなどに使用します。
丈夫なぬい目なので、袖つ
けや股下をぬうときに便利
です。また、伸びる布地を
ぬうときやステッチをかけ
るときに使用します。
伸縮性のあるぬい目なので、
伸びる布地をぬうときに使用
します。また、飾りぬいと
しても使用します。
たち目かがりやアップリケ
などに使用します。
たち目かがりやアップリケ
などに使用します。
普通地、厚地、伸びる布地
のたち目かがりやゴムひも
つけ、つくろいぬいなど幅
広い用途に使用します。
薄地、普通地のたち目かが
りに使用します。
厚地のたち目かがりに使用
します。
伸びる布地のたち目かがり
に使用します。
普通地のまつりぬいに使用
します。
伸びる布地のまつりぬいに
使用します。
アップリケに使用します。
振り幅
[mm]
自動
手動
0.0
0.0 - 7.0
0.0
0.0 - 7.0
3.5
0.0 - 7.0
3.5
0.0 - 7.0
0.0
0.0 - 7.0
1.0
0.0 - 7.0
3.5
0.0 - 7.0
3.5
0.0 - 7.0
5.0
0.0 - 7.0
3.5
2.5 - 5.0
5.0
2.5 - 5.0
5.0
0.0 - 7.0
00
3← - →3
00
3← - →3
3.5
0.0 - 7.0
ぬい目の長さ
[mm]
自動
手動
2.5
0.2 - 5.0
2.5
0.2 - 5.0
2.5
0.2 - 5.0
2.5
0.2 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
1.4
0.0 - 5.0
1.4
0.0 - 5.0
1.0
0.2 - 5.0
2.0
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
2.0
0.4 - 5.0
2.0
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
返しぬい
スイッチ
返しぬい
返しぬい
返しぬい
返しぬい
止めぬい
止めぬい
返しぬい
返しぬい
返しぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
基本のぬい方
フット
ウォーキング
×
*
○
×
*
○
×
×
×
*
○
*
×
×
×
×
×
×
×
基本機能編 B-37
Page 46

ぬい方早見表
ぬい方
CPF30
CPF20
シリーズ
番号
16 16
17 17
18 18
19 19
20 20
21 -
22 -
23 -
24 -
25 -
26 -
27 -
28 -
29 -
30 -
31 -
32 -
33 -
34 -
シリーズ
名前 押え 主な用途
ボタン穴かがり
ボタン穴かがり
ボタン穴かがり
スモッキング
ファゴティング
たち目かがり
手ぬい風直線
ジグザグ
アップリケ(左)
アップリケ(右)
サテンスカラップ
飾りぬい
飾りぬい
飾りぬい
飾りぬい
飾りぬい
飾りぬい
飾りぬい
飾りぬい
ねむり穴、横穴用。薄地か
ら普通地のボタン穴かがり
A
に使用します。ブラウス、
シャツなどに使用します。
両止めボタン穴かがり。麻、
木綿など、ある程度腰のある
素材に適しています。ホー
A
ムウェアやブラウスなど手
軽にぬえるものに使用しま
す。
はとめ穴。厚地や毛足の長
い布のボタン穴かがりに使
A
用します。ブレザー、スー
ツ、コートなどに使用しま
す。
スモッキングや飾りぬいに
J
使用します。
ファゴティングは布地と布
地の間を離して糸でかがる
方法をいい、ブラウスや子
J
供服などに使用します。ま
た、飾りぬいとしても使用
します。
厚地のたち目かがりや飾り
G
ぬいに使用します。
上糸にナイロン透明糸、下
糸にキルトに合った色の糸
J
を使うと手ぬい風のキルト
直線がぬえます。
アップリケキルトやフリー
J
モーションキルト、サテン
ぬいなどに使用します。
アップリケやバインディング
J
をするときに使用します。
アップリケやバインディング
J
をするときに使用します。
スカラップは半月状の丸い
カーブの連続した波形の模
N
様をいいます。ブラウスや
ハンカチなどのふち飾りに
使用します。
飾りぬいに使用します。
J
飾りぬいやゴムひもつけに
N
使用します。
ふち飾りなどに使用します。
N
薄地、普通地の平織りの布に
適しています。
飾りぬいに使用します。
J
レースつけやふち飾りなど
N
に使用します。
ふち飾りなどに使用します。
N
薄地、普通地の平織りの布に
適しています。
ふち飾りなどに使用します。
N
薄地、普通地の平織りの布に
適しています。
ふち飾りなどに使用します。
N
振り幅
[mm]
自動
手動
5.0
3.0 - 5.0
5.0
3.0 - 5.0
7.0
3.0 - 7.0
5.0
0.0 - 7.0
5.0
0.0 - 7.0
5.0
3.5 - 5.0
0.0
0.0 - 7.0
3.5
0.0 - 7.0
1.5
0.0 - 7.0
1.5
0.0 - 7.0
5.0
0.0 - 7.0
4.0
0.0 - 7.0
5.0
0.0 - 7.0
4.0
0.0 - 7.0
4.0
0.0 - 7.0
3.5
0.0 - 7.0
5.0
0.0 - 7.0
4.0
0.0 - 7.0
6.0
0.0 - 7.0
ぬい目の長さ
[mm]
自動
手動
0.4
0.2 - 1.0
0.4
0.2 - 1.0
0.5
0.3 - 1.0
1.6
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
1.4
0.0 - 5.0
1.2
0.4 - 5.0
1.2
0.4 - 5.0
0.5
0.1 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
1.0
0.2 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
3.0
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
4.0
0.4 - 5.0
2.5
0.4 - 5.0
3.0
0.4 - 5.0
返しぬい
スイッチ
自動
止めぬい
自動
止めぬい
自動
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
返しぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
止めぬい
フット
ウォーキング
×
×
×
×
×
×
×
*
○
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
B-38
Page 47

ぬい方早見表
ぬい方
CPF30
シリーズ
番号
35 -
36 -
37 -
38 -
39 -
40 -
CPF20
シリーズ
飾りぬい
ボタン穴かがり
ボタン穴かがり
ボタン穴かがり
ダーニング
かんどめ
名前 押え 主な用途
つき合わせや飾りぬいに使
N
用します。
伸びる布地のボタン穴かが
A
りに使用します。芯ひもを
入れてぬいます。
伸びる布地や編み地のボタ
A
ン穴かがりに使用します。
芯ひもを入れてぬいます。
はとめ穴。厚地や毛足の長
い布の横穴ボタン穴かがり
A
に使用します。厚手のコー
トなどに使用します。
普通地のつくろいぬいに使
A
用します。
ぬい目がほどけやすい箇所
やポケット口などのあき止
A
まり部分の力の加わる部分
の補強に使用します。
振り幅
[mm]
自動
手動
6.0
0.0 - 7.0
6.0
3.0 - 6.0
6.0
3.0 - 6.0
7.0
3.0 - 7.0
7.0
2.5 - 7.0
2.0
1.0 - 3.0
ぬい目の長さ
[mm]
自動
手動
2.0
0.4 - 5.0
1.5
1.0 - 3.0
1.0
0.5 - 2.0
0.5
0.3 - 1.0
2.0
0.4 - 2.5
0.4
0.3 - 1.0
返しぬい
スイッチ
止めぬい ×
自動
止めぬい
自動
止めぬい
自動
止めぬい
自動
止めぬい
自動
止めぬい
ウォーキング
×
×
×
×
×
フット
B
基本のぬい方
基本機能編 B-39
Page 48

ぬい方早見表
B-40
Page 49

実用ぬい編
ここでは、実用ぬいのさまざまな機能を紹介しています。基本的な縫製だけでなく、筒も
のぬいやボタン穴かがりなど、本機をもっと活用したいときの詳しい操作方法を知ること
ができます。
ページ数は、「S」の記号で始まります。
第 1 章きれいに仕上げるために .......................................................S-2
第 2 章いろいろなぬい方.....................................................................S-6
• 押えは、必ず電源を切ってから交換してください。万一、スタート/ストップ
スイッチまたは他のスイッチが押されると、ミシンが作動してけがをするおそ
れがあります。
押えの交換については、「基本機能編」を参照してください。
Page 50

上手にぬうコツ
第1 章
きれいに仕上げるために
上手にぬうコツ
試しぬいをする
本製品は、ぬう布地に適した糸と針をセットし、
模様を選択すると、自動的に適切な糸調子や模様
の振り幅(ジグザグの振り幅)・ぬい目の長さが
設定されるようになっています。
しかし、布地の種類やぬい方によっては必ずし
も思い通りにならないことがあるので、試しぬ
いをするようにしましょう。
試しぬいをするときは、実際に使用する布地のは
ぎれと糸を使用して、糸調子や模様の振り幅(ジ
グザグの振り幅)・ぬい目の長さを確認します。
ぬい方や、布地を何枚重ねてぬうかによってもぬ
った結果は異なるので、実際にぬうときと同じ状
態で試しぬいをします。
カーブをぬう
途中でミシンをストップさせながら、少しずつ
向きを変えてぬいます。 S-3 の「ぬいしろの幅
をそろえる」を参考にして、ぬいしろと平行に
なるようにぬいます。
ジグザグ模様をぬうときは、ぬい目の長さを短
めにするときれいに仕上がります。
ぬう方向を変える
角までぬったら、ミシンをストップさせま
a
す。
このとき、針が下がった(布地に刺さった)状態に
しておきます。もし針が上がっている場合は、
(針上下スイッチ)を押して針を下げます。
押えを上げ、布地を持って回転させます。
b
針位置を基点に回転させます。
押えを下げ、続きをぬいます。
c
筒ものをぬう
そで口やズボンのすそなどの小さな筒ものをぬ
うときは、補助テーブルを取り外してフリーア
ームにします。
補助テーブルを左へ引いて取り外します。
a
下図のように布地をアームにセットし、布
b
地を回しながらぬっていきます。
S-2
ぬい終わったら、補助テーブルをもとに戻
c
します。
Page 51

上手にぬうコツ
ぬいしろの幅をそろえる
布端と平行に一定の幅でぬうときは、ぬいしろ
の端が右側になるようにぬい始め、押えの右端
か針板の目盛りを基準にしてぬいます。
■ 押えを基準にする
押えの右端と布端が一定の幅で平行になるように
ぬいます。
1
2
1 ぬい目
2 押え
■ 針板を基準にする
針板には、直線[左]の針位置からの長さが表示
されています。針板に刻まれている目盛りと布端
1/8
5mm
インチ
単位にな
を合わせてぬいます。上側の目盛りは
(約
3mm
)単位、下側の目盛りは
っています。
押え圧を調節する
押え圧(押えが布地を押さえる強さ)を調節す
ることができます。
押えレバーを下げます。
a
ミシン本体背面の押え圧ダイヤルを回して、
b
押え圧を調節します。
押え圧は 1 ~ 4 の 4 段階で調節します。
数字が小さいほど弱く、大きいほど強くなります。
S
きれいに仕上げるために
左基線の模様の場合(振り幅:
1 ぬい目
2 押え
3 cm 目盛り
4 インチ目盛り
5 針板
6 1.5cm
0.0mm
)
ぬい終わったら、ダイヤルを 3 (標準)に
c
戻します。
実用ぬい編 S-3
Page 52

いろいろな素材をぬう
いろいろな素材をぬう
厚い布地をぬう
■ 押えの下に布地が入らない場合
押えレバーは2 段階に上がります。厚地を重ねて
ぬう場合など布地を入れにくいときは、レバーを
さらに押し上げると、押えがもう一段上がり布地
を入れやすくなります。
押え固定ピン(黒いボタン)から手を離し
d
ます。
→ 押えが水平に保たれ、布が送られます。
→ ぬい進めると押えはもとに戻ります。
•6mm以上の厚地をぬったり、無理に布
地を押しこんだりすると、針が折れ、
けがをするおそれがあります。
■ 布地が送られない場合
厚い布地をぬうとき、下図のように、押えが水平に
ならず、ぬい始めに布地が送られないことがありま
す。そのようなときは、ジグザグ押え< J >の左側
の黒いボタンを使うと、押えを水平に保ち、スムー
ズに布地を送ることができます。
a
1 ぬう方向
押えを上げます。
a
ぬい始めの位置に合わせて、布地をおきま
b
す。
薄い布地をぬう
薄い布地をぬうと、ぬい目がつれてしまったり、
布がうまく送られないことがあります。
状態の良い針を使い、針位置をいちばん左か右に
設定すると、布地が送り歯の中に巻き込まれるの
を防ぎやすくなります。布が巻きこまれてしまう
場合は、布地の下にハトロン紙などの薄い紙や接
着芯をしいて、布地と一緒にぬいます。ぬい終わ
ったら、紙や接着芯をやぶって取り除きます。
1
1 接着芯または薄い紙
ジグザグ押え< J >を水平に保持して、左
c
側の押え固定ピン(黒いボタン)を押した
まま、押えを下げます。
1 押え固定ピン(黒いボタン)
S-4
Page 53

いろいろな素材をぬう
伸びる布地をぬう
あらかじめしつけをして、布地を引っ張らない
ようにぬいます。
1
1 しつけ
ニット生地をぬうときは、伸縮ぬいを使用する
と、きれいにぬうことができます。また、ニッ
ト用針を使用してください。推奨する模様は以
下の模様です。
ビニールや皮革をぬう
ビニールコーティングや皮革など、押えに貼り
ついてぬいにくい素材には別売のウォーキング
フットを使用します。
面ファスナー(マジックテープ®)
をぬう
• 面ファスナーは、のりが付いていない縫
製用のものを使用してください。のりが
針やかまに付着すると、故障の原因とな
ります。
• 面ファスナーを細い針( 9 ~ 11 番)で
ぬうと、針が折れたり曲がったりするお
それがあります。
• ミシンでぬう前に、しつけをして面ファスナ
ーと布地をぬい合わせておいてください。
プーリーを手で回して面ファスナーに針を刺し、
針がスムーズに通ることを確認してから、面ファ
スナーの端を低速でぬいます。針が通らない場合
は、厚地用の針と糸に交換してください。(「基
本機能編」の「布地と糸の種類による針の使い分
け」参照)
S
きれいに仕上げるために
1 皮革
• ウォーキングフットは、直線模様またはジ
グザグ模様のみに使用できます。ウォーキ
ングフット使用時は返しぬいをしないでく
ださい。自動返しぬい/止めぬいを設定す
るときは、ぬい始めに返しぬいをしない直線
またはジグザグ模様を選択してください。詳
細は、「基本機能編」の「ぬい方早見表」を
参照してください。
• ウォーキングフットを使用するときは、あら
かじめ実際に使用する生地のはぎれで試しぬ
いをして、生地に押えのあとが残らないこと
を確認してください。
1 面ファスナーの端
•“マジックテープ®” は、株式会社クラレの、
面ファスナーの登録商標です。
実用ぬい編 S-5
Page 54

布をぬい合わせる
0.0 2.0 5.0 7.0
34 5
6
1
2
第2 章
いろいろなぬい方
布をぬい合わせる
基本となる直線ぬいをします。
CPF30
名前 ぬい方
直線(左基線)
直線(中基線)
直線(中基線)
3 重ぬい
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
シリーズ
11
22
33
44
55
シリーズ
模様番号
CPF20
押え
J
■ 針位置を変えるとき
直線[左]と直線[中]は、基線となる針位置が
異なります。
12
1 直線[左]
2 直線[中]
直線[左]は、ジグザグの振り幅が標準の設定
(
0.0mm
12mm
すると、針位置が変えられます。押えの右端に布
端を合わせてぬうと、一定の幅でぬうことができ
ます。
)のときに、針位置から押えの右端まで
あります。振り幅を変更(
0.0~7.0mm
)
ぬい合わせるところを、しつけまたはまち
a
針で留めます。
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
b
模様を選択します。
c
ぬい始めの位置に針を刺します。
d
押えを下げ、ミシンをスタートさせます。
e
ぬい終わったら、糸を切ります。
f
1 振り幅
2 針位置から押え右端までの幅
3 12.0mm
4 10.0mm
5 7.0mm
6 5.0mm
• 詳細は、「基本機能編」の「振り幅を調節する」
を参照してください。
S-6
Page 55

すそ上げをする
すそ上げをする
スカートやズボンのすそをまつります。
CPF30
名前 ぬい方
まつりぬい
シリーズ
13 13
14 14
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
• 筒の大きさがアームに入らないほど小さい
ときや、筒の長さが短いときは、布地がう
まく送られず、きれいに仕上がらないこと
があります。
CPF20
シリーズ
模様番号
すそ上げをするスカートやズボンを裏返し
a
ます。
押え
R
布端から約 5mm のところにチャコペンで
c
印をつけ、しつけをします。
1 裏
2 表
3 布端
4 できあがり線
5 5mm
6 しつけ
< 厚い布地>
< 普通地>
< 横から見た図>
しつけをしたところから、内側へ折り込み
d
ます。
1 裏
2 表
3 布端
4 できあがり線
5 5mm
6 しつけ
7 しつけの位置
S
いろいろなぬい方
1 裏
2 表
3 布端
4 すそ側
できあがり線で布を表に返し、アイロンを
b
かけます。
< を横から見た図>
1
1 裏
2 表
3 布端
4 できあがり線
< 厚い布地>
< 普通地>
2
< 厚い布地>
< 普通地>
< 横から見た図>
布端を開いて裏返します。
e
1 裏
2 表
3 布端
4 できあがり線
5 しつけの位置
6 しつけ
< 厚い布地>
< 普通地>
< 横から見た図>
まつりぬい押え< R >を取り付けます。
f
実用ぬい編 S-7
Page 56

すそ上げをする
模様 または を選択します。
g
補助テーブルを外して、ミシンをフリー
h
アームにします。
下図のように布地をアームにセットし、布
i
地を回せることを確認して、ミシンをス
タートさせます。
1 アーム
押えのガイドと布地の折り山が合うように
j
布地をセットし、押えを下げます。
針落ち位置を変更するときは、針を上げてから振り
幅を変更します。
*振り幅を調整することで針の落ち位置の微調整が
できます。(振り幅の設定の数値の単位は mm で
はありません。)
1 厚い布地
2 普通地
• 左側の針落ち位置が折り山にかかっていな
いと、まつりぬいをすることができません。
また、針があまり折り山のほうにかかりす
ぎると、折りを広げることができず布地の
表側にぬい目が大きく出て、きれいに仕上
がりません。
うまくまつりぬいをできないときは、以下
の解決方法を参照してください。
1 裏
2 折り山
3 ガイド
プーリーをゆっくり手前に回して針を下
k
げ、針が折り山に少しかかる位置にあるか
確認します。
1 針落ち位置
■ 針がかかりすぎているとき
針が左側にいきすぎています。
振り幅を小さくして、針が折り山に少しかかるよ
うに調節します。
例:厚地
例:普通地
S-8
1 裏
2 表
Page 57

■ 針がかかっていないとき
針が右側にいきすぎています。
振り幅を大きくして、針が折り山に少しかかるよ
うに調節します。
例:厚地
例:普通地
すそ上げをする
S
いろいろなぬい方
1 裏
2 表
折り山に押えのガイドを沿わせてぬいま
l
す。
ぬい終ったらミシンを止め、針と押えを上
m
げて、布地を後ろに引いて取り出します。
• ぬい終わった後は、布地を後ろに引いてく
ださい。前方向や横方向に布地を引っ張る
と、押えが破損するおそれがあります。
しつけをほどき、布地を表に返します。
n
1 裏
2 表
実用ぬい編 S-9
Page 58

布端を始末する
布端を始末する
裁断した布端がほつれないように、たち目かがり
をします。
たち目かがり押え< G >を使う
たち目かがり
CPF30
名前 ぬい方
たち目かがり
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
シリーズ
10 10
21 –
シリーズ
模様番号
CPF20
押え
G11 11
プーリーをゆっくりと手前に回し、針が押
d
えに当たらないことを確認します。
1 針が当たらないように注意してください。
布端をガイドに当てながら、ガイドにそっ
e
てぬいます。
1 針落ち位置
たち目かがり押え< G >を取り付けます。
a
模様を選択します。
b
• たち目かがり押え< G >を使用すると
きは、必ずたち目かがり押え< G >用
の模様を選んでください。間違った模様
でぬうと、針が押えに当たり、針が折れ
たり、押えが破損したりするおそれがあ
ります。
押えのガイドに布端を当て、押えを下げま
c
す。
• 押えを最上位置まで上げると、針が押え
に当たるおそれがあります。
ぬい終わったらミシンを止め、針と押えを
f
上げて、布地を後ろに引いて取り出しま
す。
• ぬい終わった後は、布地を後ろに引いてく
ださい。前方向や横方向に布地を引っ張る
と、押えのピンが破損するおそれがありま
す。
• 押えに糸がからみついた場合は、からんだ
糸を取り除いてから、押えを上げて押えを
取り外してください。糸がからんだまま、
押えを上げると、押えが破損するおそれが
あります。
S-10
1 ガイド
Page 59

ジグザグ押え< J >を使うたち
目かがり
布端を始末する
CPF30
名前 ぬい方
ジグザグ(中基線)
3 点ジグザグ
たち目かがり
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
シリーズ
77
99
12 12
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
a
シリーズ
模様番号
CPF20
押え
S
J
いろいろなぬい方
模様を選択します。
b
針が布端よりわずかに外側に落ちるように
c
ぬいます。
1 針落ち位置
1 針落ち位置
実用ぬい編 S-11
Page 60

ボタン穴かがり
ボタン穴かがり
名前 ぬい方
ボタン穴かがり
CPF30
シリーズ
16 16
17 17
18 18
36 –
37 –
38 –
シリーズ
模様番号
CPF20
押え
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
「ボタンの直径+厚み」が 28mm までのボタン
穴を作ることができます。
ボタン穴かがりは、図のように押えの手前から
後ろに向かってぬいます。
ボタン穴かがりで使用するボタン穴かがり押え
< A >の各部の名称は以下のとおりです。
1
2
A
1 台皿
2 押えスケール
3 ピン
4 しるし
5 5mm
5
3
4
A
布地の穴かがりをする位置に、ボタンの直
a
径と厚みを合わせた長さのしるしをつけま
す。
2
1 止めぬい
1
1 しるし
2 出来上がり
押えの台皿を引き出し、ボタンをのせては
b
さみます。
S-12
Page 61

ボタン穴かがり
■ ボタンが台皿にのらない場合
押えスケールの目盛りを使用して、穴かがりの大
1
きさを設定します。押えスケールは
です。
押えスケールの目盛りをボタンの直径
法に合わせてください。
1
2
3
1 押えスケール
2 でき上がり寸法(直径 + 厚み)
3 5mm
例) 直径
の目盛りに合うように、台皿を引き出します。
1.5cm
厚み
1cm
のボタンの場合、
目盛り
+
厚みの寸
5mm
2.5cm
• 押えを下げるときに、押えの手前部分を押さない
でください。
1 すきまをなくさない
• しるしの位置を合わせにくい場合は、プー
リーをゆっくりと手前に回して針が刺さる
位置を確認し、そこに布地のしるしを合わ
せます。
ミシン本体のボタン穴かがりレバーを一番
f
下まで引き下げます。
S
いろいろなぬい方
1 厚み 1cm
2 直径 1.5cm
ボタン穴かがりの大きさが決まります。
ボタン穴かがり押え< A > を取り付けま
c
す。
ボタン穴かがり押え< A >を取り付ける前に、上糸
は押えの穴から押えの下に通しておきます。
模様を選択します。
d
押えの赤のしるしと布地のしるしの手前側
e
を合わせ、押えを下げます。
1
A
2
3
1 布地のしるし(手前)
2 赤のしるし
3 上糸
1 ボタン穴かがりレバー
ボタン穴かがりレバーが、押えの突起部の後ろ側に
なるようにします。
1 ボタン穴かがりレバー
2 突起部
左手で上糸を軽く持ち、ミシンをスタート
g
させます。
ぬい終わると、自動的に止めぬいをしてストップ
します。
h
り、押えを上げて布地を取り出します。
実用ぬい編 S-13
(糸きりスイッチ)を 1 回押して糸を切
Page 62

ボタン穴かがり
• あらかじめプログラム糸切りを設定してお
くと、ぬい終わりに止めぬいをしてから自
動的に上糸と下糸を切ります。
詳細は、「基本機能編」の「自動で糸を切
る」を参照してください。
• ミシン左側の糸切りやはさみを使って糸を
切る場合は、 (針上下スイッチ)で針を上
げ、押えも上げて、布を引き出してから糸
を切ってください。
ボタン穴かがりレバーをもとに戻します。
i
ぬった部分を切らないように、かんぬき止
j
めの内側にまち針を刺します。
• リッパーで穴をあける方向に、手や指を
置かないでください。すべったときにけ
がをするおそれがあります。
• リッパーは、本来の使用目的以外での使
用はしないでください。
■ ぬい目のあらさを変えるとき
ぬい目の長さを調節します。
1
1 まち針
付属のリッパーでボタン穴を切り開きま
k
す。
1 リッパー
はとめ穴の場合は、付属のはとめ穴パンチで穴をあ
けてから、リッパーで切り開きます。
• 詳細は、「基本機能編編」の「ぬい目の長さを調
節する」を参照してください。
• 厚地の場合などで布地が進まないときは、ぬい目
をあらくします。
■ 振り幅を変えるとき
ジグザグの振り幅を調節します。
• 詳細は、「基本機能編」の「振り幅を調節する」
を参照してください。
• ボタン穴かがりをする前に、模様の長さと
幅を確認するために、はぎれを使って試し
ぬいをしてください。
S-14
1
1 はとめ穴パンチ
• はとめ穴パンチを使用するときは、布地の下に厚
紙などを敷いてください。
Page 63

■ 伸びる布地をぬうとき(CPF30 シ
リーズのみ)
伸びる布地にボタン穴かがりをするときは、芯ひ
もを入れてぬいます。
ボタン穴かがり押え<A> の図の部分に芯
a
ひもをかけます。
芯ひもの端を反対側のミゾにはさんで軽く
b
結びます。
ボタン穴かがり
S
いろいろなぬい方
ボタン穴かがり押え< A > を取り付けま
c
す。
模様 または を選択します。
d
芯ひもの太さより大きめに振り幅を設定し
e
ます。
押えを下げ、ボタン穴かがりレバーを下げ
f
て、ミシンをスタートさせます。
ぬい終わったら、芯ひもを引いてたるみを
g
なくします。
手ぬい針を使用して布地の裏側に芯ひもを
h
引き出して結びます。
実用ぬい編 S-15
Page 64

ファスナーつけ
ファスナーつけ
名前 ぬい方
直線(中基線)
CPF30
シリーズ
33I
シリーズ
模様番号
CPF20
押え
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
つき合わせ
つき合わせた布地の両方にステッチが入ります。
ぬいしろを割り、裏からアイロンをかけま
d
す。
1 裏
ぬい目とファスナーの中央を合わせて、し
e
つけをします。
1 表
2 ステッチ
3 あき止まり
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
a
あき止まりから下側に地ぬいをします。
b
布地は中表にし、あき止まりは返しぬいをします。
ファスナーをつける部分のでき上がり線に
c
しつけをします。
1 裏
2 しつけ
3 ファスナー
でき上がり線のしつけを布端から5cm の位
f
置までほどきます。
1 裏
2 ファスナーのしつけ
3 でき上がり線のしつけ
4 5 cm
S-16
1 しつけ
2 返しぬい
3 裏
4 あき止まり
Page 65

片押え< I >のピンの右側を押えホルダー
g
に取り付けます。
ファスナーつけ
片返し
1
I
2
1 ピン右側
2 針落ち位置
模様 を選択します。
h
• 片押え< I >を使用するときは、必ず直
線[中]を使用し、プーリーをゆっくり
と手前に回して針が押えに当たらないこ
とを確認してください。他の模様を使用
すると、針が押えに当たり、折れたり曲
がったりするおそれがあります。
布地の表からステッチをかけます。
i
布地の片側にステッチが入ります。脇ファス
ナーや後ろファスナーの作品を作るときに使用
します。
S
いろいろなぬい方
1 ステッチ
2 表
3 あき止まり
ここでは、脇ファスナーの場合を例に説明しま
す。
ジグザグ押え< J > を取り付けます。
a
あき止まりから下側に地ぬいをします。
b
布地は中表にし、あき止まりは返しぬいをします。
1 ステッチ
2 表
3 しつけ
4 あき止まり
• ぬう際には、ファスナーに針が当たらな
いように注意してください。針が折れた
り曲がったりするおそれがあります。
ファスナーをつける部分のでき上がり線に
c
しつけをします。
1
3
2
4
1 しつけ
2 返しぬい
3 裏
4 あき止まり
ぬいしろを割り、裏からアイロンをかけま
d
す。
しつけをほどきます。
j
1 裏
実用ぬい編 S-17
Page 66

ファスナーつけ
右側(ステッチが入らない方)のぬいしろ
e
を 3mm 出してアイロンをかけます。
1 裏
2 3mm
3mm 出した折り山とファスナーのむしの
f
端を合わせて、しつけまたはまち針で留め
ます。
2
1
3mm 出した折り山部分を、あき止まりの
i
方からぬいます。
• ぬう際には、ファスナーに針が当たらな
いように注意してください。針が折れた
り曲がったりするおそれがあります。
残り 5cm の位置までぬったらミシンをス
j
トップさせ、針を下げたまま押えを上げま
す。
1 むし
2 しつけ
片押え< I > のピンの右側を押えホルダー
g
に取り付けます。
例と反対側をぬう場合は、左側のピンを取り付けま
す。
1
I
2
1 ピン右側
2 針落ち位置
模様 を選択します。
h
ファスナーを開いて続きをぬいます。
k
ファスナーをとじて表に返し、反対側をし
l
つけします。
1 しつけ
S-18
• 片押え< I >を使用するときは、必ず直
線[中]を使用し、プーリーをゆっくり
と手前に回して針が押えに当たらないこ
とを確認してください。他の模様を使用
すると、針が押えに当たり、折れたり曲
がったりするおそれがあります。
Page 67

片押え< I >のピンの逆側を押えホルダー
m
に取り付けます。
g で右側に取り付けた場合は、左側に取り付けま
す。
1 ピン左側
2 針落ち位置
布地の表からステッチをかけます。
n
あき止まり側から返しぬいをし、しつけをめやすに
してぬいます。
ファスナーつけ
S
いろいろなぬい方
1 表
2 あき止まり
3 返しぬい
4 ぬい始め
5 しつけ
• ぬう際には、ファスナーに針が当たらな
いように注意してください。針が折れた
り曲がったりするおそれがあります。
残り5cm ほどまでぬったらミシンをストッ
o
プさせ、針を下げたまま押えを上げます。
でき上がり線のしつけをほどいてファス
p
ナーを開き、続きをぬいます。
実用ぬい編 S-19
Page 68

伸びる布地やゴムテープをぬう
伸びる布地やゴムテープをぬう
CPF30
名前 ぬい方
伸縮ぬい
3 点ジグザグ
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
シリーズ
模様番号
66
99
伸縮ぬい
ジグザグ押え< J > を取り付けます。
a
J
CPF20
シリーズ
押え
J
ゴムテープつけ
そで口やウエストなどにゴムテープをぬいつけ
る場合、ゴムテープが縮んでいる状態ができ上
がり寸法になります。必要な長さのゴムテープ
を用意します。
まち針で布地の裏側にゴムテープを留めま
a
す。
布地とゴムテープが均等になるようにまち針で数か
所留めます。
1 ゴムテープ
2 まち針
模様 を選択します。
b
布地を伸ばさないようにぬいます。
c
ジグザグ押え< J > を取り付けます。
b
J
模様を選択します。
c
S-20
Page 69

ゴムテープが布地と同じ長さになるように
d
伸ばしながらぬいます。
左手で後ろ側の布地を引っ張り、右手で押えに一番
近いまち針のところを引っ張ります。
伸びる布地やゴムテープをぬう
S
いろいろなぬい方
• ぬう際には、まち針などが針に当たらな
いように注意してください。針が折れた
り曲がったりするおそれがあります。
実用ぬい編 S-21
Page 70

アップリケ/パッチワーク/キルトぬい
アップリケ/パッチワーク/キルトぬい
CPF30
名前 ぬい方
ジグザグ(中基線)
ジグザグ
アップリケ
手ぬい風直線
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
シリーズ
模様番号
77
23 –
15 15
24 –
25 –
22 –
CPF20
シリーズ
押え
J
アップリケ布の裏に厚紙の型紙をあてて、
b
アイロンででき上がり線を折ります。
アップリケ布を表に返し、土台になる布地
c
にしつけまたはのりでとめます。
• 模様右下に記されている「Q」は、その模
様がキルト用であることを示します。
アップリケ
アップリケ布は 3 ~ 5mm のぬいしろをつ
a
けて裁断します。
1
1 ぬいしろ
1 しつけ
• のりでアップリケ布を土台になる布地に
とめる場合は、ミシンでぬう部分にのり
をつけないでください。のりが針やかま
に付着すると、故障の原因となります。
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
d
J
模様を選択します。
e
プーリーを手前に回し、アップリケ布の端
f
から少し外側に針が刺さるようにしてぬい
始めます。
S-22
Page 71

急な角度をぬうときは、アップリケ布の外側に針を
刺したまま、押えを上げて少しずつ方向を変えなが
らぬいます。
パッチワーク
(クレイジーキルト)
アップリケ/パッチワーク/キルトぬい
ピーシングする布地のぬいしろを、しつけ
a
またはまち針で留めます。
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
b
模様 を選択します。
c
• ピーシングをするときは、ぬい目の長さを
1.6 mm に設定してください。
押えの端に布端を合わせてぬいます。
d
S
いろいろなぬい方
上側になる布地の端を折って下側の布地と
a
重ねます。
両方の布地に模様がまたがるようにぬいま
b
す。
■ ぬいしろが右側のとき
振り幅を
わせてぬいます。
1 7mm
5.0mm
に設定し、押えの右端に布端を合
■ ぬいしろが左側のとき
振り幅を
わせてぬいます。
2.0mm
に設定し、押えの左端に布端を合
1
ピーシング
パッチワークで布と布(ピース)をぬい合わせ
ることを、「ピーシング」といいます。布地は、
すべて 7mm のぬいしろを付けて裁断します。
直線(中基線)で、押えの右端、または左端か
ら 7mm のところをぬいます。
1 7mm
• ぬいしろの幅を変更する(針位置を変更す
る)方法は、「基本機能編」の「振り幅を調
節する」を参照してください。
実用ぬい編 S-23
Page 72

アップリケ/パッチワーク/キルトぬい
キルティング
表布と裏布の間にキルト綿をはさんでぬい合わ
せることを、「キルティング」といいます。
ウォーキングフット
と、きれいにぬうことができます。
* ウォーキングフット、キルターは別売です。
*
やキルター*を使用する
押えレバーを下げ、押えホルダーのネジを
d
付属のドライバー(大)で確実にしめます。
a
• ウォーキングフットを使用するときは、手
で針に糸を通してください。糸通しレバー
を使用する場合は、糸を通した後にウォー
キングフットを取り付けてください。
• ウォーキングフットを使用するときは、速
さをゆっくり~中速でぬってください。
• ウォーキングフットは、直線模様またはジ
グザグ模様のみに使用できます。ウォーキ
ングフット使用時は返しぬいをしないでく
ださい。自動返しぬい/止めぬいを設定す
るときは、ぬい始めに返しぬいをしない直
線またはジグザグ模様を選択してください。
詳細は、「基本機能編」の「ぬい方早見表」
を参照してください。
布地にしつけをします。
a
押えと押えホルダーを取り外します。
b
• 詳細は、「基本機能編」の「押えホルダーを取り
外す/取り付ける」を参照してください。
ウォーキングフットのレバーのふたまた部
c
分で、針のとめネジの棒をはさみます。
1 押えホルダーのネジ
• ネジは付属のドライバーで確実にしめて
ください。ネジのしめ方がゆるいと、針
が押えに当たり、折れたり曲がったりす
るおそれがあります。
• 必ず、ぬう前にプーリーをゆっくりと手
前に回し、針が押えに当たらないことを
確認してください。針が折れたり曲がっ
たりするおそれがあります。
模様を選択します。
e
押えの両側に手を置き、布地をしっかりと
f
張ってぬいます。
S-24
1 ふたまた部
2 針のとめネジの棒
■ キルター*を使う
キルターを使用すると、ぬい目を平行にそろえて
等間隔にぬうことができます。
* キルターは別売です。
Page 73

アップリケ/パッチワーク/キルトぬい
ウォーキングフットまたは押えホルダーの
a
穴に、キルターの棒を差し込みます。
ウォーキングフット
押えホルダー
ぬい終わったぬい目とキルターのガイドが
b
合うように、棒の長さを調節します。
補助テーブルを外し、ミシン本体背面下側
a
にあるドロップレバーを背面から見て左側
( )にします。
1 ドロップレバー(背面から見た図)
送り歯が下がります。
模様を選択します。
b
押えホルダーを取り外します。
c
• 詳細は、「基本機能編」の「押えホルダーを取り
外す/取り付ける」を参照してください。
オープントゥキルト押え< O >のピンを針
d
のとめネジの上に配置して、左下を押え棒
に合わせて、オープントゥキルト押え< O >
を取り付けます。
S
いろいろなぬい方
フリーモーションキルト
フリーモーションキルトでは、フットコント
ローラー(別売)を取り付けて、一定の速度で
ぬうことをお勧めします。ぬう速度は、ミシン
のスピードコントロールレバーで調節できます。
• フリーモーションキルトでは、ぬう速度
に合うように布を動かしてください。無
理に速く布地を動かすと、針が折れた
り、他の損傷が起きるおそれがありま
す。
フリーモーションキルトをするときは、別売の
オープントゥキルト押え< O >を使用します。
1 ピン
2 針のとめネジ
3 押え棒
• キルト押えが傾斜していないことを確認し
てください。
右手でキルト押えを持ちながら、左手で押
e
えホルダーのネジを付属のドライバー
(大)でしめます。
オープントゥキルト押え< O >
1 押えホルダーのネジ
実用ぬい編 S-25
Page 74

アップリケ/パッチワーク/キルトぬい
• ネジをしめるときは、必ず付属のドライ
バーを使用してください。ネジを確実に
しめないと針がキルト押えに当たり、曲
がったり折れたりするおそれがありま
す。
両手で布地を引っ張り、一定の速度で布地
f
を送り、ぬい目の長さが均一に約 2.0 ~
2.5mm になるようにぬいます。
1 ぬい目
ぬい終わったら、ドロップレバーを背面か
g
ら見て右側( )にし、プーリーを回し
て送り歯を上げ、補助テーブルを元に戻し
ます。
c
トロール」を「ON」にします。
模様の振り幅がスピードコントロールレバーで調
節できるように設定されました。
を押します。
を押して設定画面を表示し、「振幅コン
d
ジグザグ模様を選択します。
e
ぬいながら、スピードコントロールレバー
f
を動かし、振り幅を調節します。
レバーを左に動かすと、振り幅は狭くなり、右に動
かすと、振り幅は広くなります。
• 最初はきれいに仕上がらないことがありま
すが、練習を重ねて素敵な作品を作りま
しょう。
振り幅コントロールを使用した
サテンぬい
ジグザグ模様の振り幅を変化させて、サテン模
様をぬうことができます。スピードコントロー
ルレバーの設定を変更して、振り幅の調節が手
もとでできるようにします。ぬう速度は、フッ
トコントローラー(別売)で調節します。
フットコントローラーを取り付けます。
a
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
b
狭くなる 広くなる
• ぬう速さは、フットコントローラーで調節しま
す。
ぬい終わったら、 「振幅コントロール」を
g
「OFF」 に戻します。
• 仕上がりは、布地の種類や糸の太さによっ
ても変わりますが、ぬい目の長さを 0.3 ~
0.5mm に設定すると、きれいにぬうことが
できます。
S-26
Page 75

丈夫にしたいところをぬう
そでぐりや股ぐりなどのぬい目を丈夫にしたり、
ポケット口などのあき止まり部分を補強すると
きに使用します。
CPF30
名前 ぬい方
3 重ぬい
ダーニング
かんどめ
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
シリーズ
55J
39 –
40 –
シリーズ
模様番号
CPF20
押え
A
丈夫にしたいところをぬう
かんどめ(CPF30 シリーズのみ)
かんどめは、ポケット口やあき止まりなど、力
のかかる部分を補強するときに使用します。
ここでは、ポケット口にかんどめをする場合を
例に説明します。
かんどめの長さを決めます。
a
ボタン穴かがり押え< A >の押えスケールの目盛り
(1 目盛り 5mm)を合わせて、長さを決めます。
1
S
いろいろなぬい方
3 重ぬい
そでぐりや股ぐりなど、ぬい目を丈夫にしたい
ところをぬうときに使用します。
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
a
模様 を選択します。
b
ミシンをスタートさせます。
c
2
3
1 押えスケール
2 かんどめのでき上がり寸法
3 5mm
• 最大約 28mm のかんどめができます。
ボタン穴かがり押え< A >を取り付けま
b
す。
模様 を選択します。
c
ポケット口が手前になる向きに布地を置
d
き、ポケット口より 2mm 手前に針が刺さ
る位置で押えを下げます。
1
1 2mm
上糸は押えの穴から押えの下に通しておきます。
実用ぬい編 S-27
Page 76

丈夫にしたいところをぬう
• 押えを下げるときに、押えの手前部分を押さない
でください。かんどめを正確な大きさにぬえませ
ん。
1 すきまをなくさない
ミシン本体のボタン穴かがりレバーを一番
e
下まで引き下げます。
• 厚地などで布地が進まないときは、ぬい目
を長く(ぬい目をあらく)します。詳細は、
「基本機能編」の「ぬい目の長さを調節す
る」を参照してください。
つくろいぬい(ダーニング)
(CPF30 シリーズのみ)
1 止めぬい
1 ボタン穴かがりレバー
ボタン穴かがりレバーが、押えの突起部の後ろ側に
なるようにします。
1
2
1 ボタン穴かがりレバー
2 突起部
左手で上糸を軽く持ち、ミシンをスタート
f
させます。
つくろいぬいをする長さを決めます。
a
ボタン穴かがり押え< A >の押えスケールの目盛り
(1 目盛り 5mm)を合わせて、長さを決めます。
1
2
3
4
1 押えスケール
2 ダーニングのでき上がり寸法
3 5mm
4 7mm
• 最大約 28mm のダーニングができます。
→ ぬい終わると、自動的に止めぬいをしてストップ
します。
ボタン穴かがり押え< A > を取り付けま
b
す。
g
h
S-28
押えを上げ、布地を取りだしてから、糸を
切ります。
ボタン穴かがりレバーをもとに戻します。
模様 を選択します。
c
Page 77

丈夫にしたいところをぬう
やぶれた箇所から 2mm 手前に針が刺さる
d
ように布地を置き、押えを下げます。
1
2
1 やぶれた箇所
2 2mm
上糸を押えの穴から押えの下に通し、押えを下げま
す。
• 押えを下げるときに、押えの手前部分を押さない
でください。ダーニングを正確な大きさにぬえま
せん。
左手で上糸を軽く持ち、ミシンをスタート
f
させます。
押えを上げ、布地を取りだしてから、糸を
g
切ります。
ボタン穴かがりレバーをもとに戻します。
h
• 厚地などで布地が進まないときは、ぬい目
を長く(ぬい目をあらく)します。詳細は、
「基本機能編」の「ぬい目の長さを調節す
る」を参照してください。
S
いろいろなぬい方
1 すきまをなくさない
ミシン本体のボタン穴かがりレバーを一番
e
下まで引き下げます。
1 ボタン穴かがりレバー
ボタン穴かがりレバーが、押えの突起部の後ろ側に
なるようにします。
1
2
1 ボタン穴かがりレバー
2 突起部
実用ぬい編 S-29
Page 78

飾りぬいをする
飾りぬいをする
いろいろな飾りぬいができます。
CPF30
名前 ぬい方
スモッキング
ファゴティング
サテンスカラップ
飾りぬい
シリーズ
模様番号
19 19
20 20
26 – N
27 – J
28 – N
30 – J
31 –
32 –
34 –
CPF20
シリーズ
押え
J
N
ハトロン紙などの薄い紙(または刺しゅう
b
用接着芯)に 4mm の間隔をあけて、布地
をしつけします。
ハトロン紙(または刺しゅう用接着芯)の中央に線
を書いておくとぬいやすくなります。
3
1
2
1 ハトロン紙(または刺しゅう用接着芯)
2 しつけ
3 4mm
ジグザグ押え< J >を取り付けます。
c
• 押えは、必ず電源を切ってから交換して
ください。万一、スタート/ストップス
イッチまたは他のスイッチが押されると、
ミシンが作動してけがをするおそれがあ
ります。
ファゴティング
布地と布地の間を離して糸でかがるぬい方を
「ファゴティング」といいます。ブラウスや子供
服などに使用します。太い糸を使用するときれ
いに仕上がります。
布地をでき上がり線で折って、アイロンを
a
かけておきます。
模様 を選択します。
d
ジグザグの振り幅を 7.0mm に設定します。
e
押えの中心を布地と布地の中心に合わせて
f
ぬいます。
ぬい終わったら、紙をやぶって取り除きま
g
す。
S-30
Page 79

スカラップ
飾りぬいをする
直線を選択し、ぬい目の長さを 4.0mm、上
b
糸調子を弱めに設定します。
(CPF30 シリーズのみ)
貝殻を並べたような連続した波形の模様を「ス
カラップ」といいます。ブラウスの衿やハンカ
チのふち飾りなどに使用します。
模様ぬい押え< N >を取り付けます。
a
模様 を選択します。
b
模様が布端にかからないように、布端から
c
少し離してぬいます。
下糸は上に引き出しておきます。
• 詳細は、「基本機能編」の「ぬい目の長さを調節
する」「糸調子を調節する」および「下糸を引き
出してからぬう」を参照してください。
1cm の間隔をあけて、平行に数本ぬいま
c
す。
ぬい終わりは、糸を 5cm ほど引き出して切ります。
1 1cm
• 返しぬいと糸切りはしないでください。
下糸を引いてギャザーを寄せます。
d
アイロンでギャザーを整えておきます。
S
いろいろなぬい方
• ぬう前に布地にアイロン用スプレーのりをかけて
おくと、きれいに仕上がります。
ぬい目に沿って布端を切ります。
d
• 糸を切らないように注意してください。
スモッキング
ギャザーの上に飾りぬいまたは刺しゅうをする
ことを「スモッキング」といいます。ブラウス
の胸もとやそで口の飾りなどに使用します。
布地に模様を施すと同時に伸縮性もつけられる、
飾りと実用を兼ねたぬい方です。
模様 または を選択します。
e
直線ぬいの間をぬいます。
f
直線ぬいの糸を抜き取ります。
g
ジグザグ押え< J > を取り付けます。
a
実用ぬい編 S-31
Page 80

飾りぬいをする
ヘアルーム
(CPF30 シリーズのみ)
別売のウィングニードルを使用し、針穴を大き
くあけてレース風の飾り模様をぬいます。すそ
の飾りやテーブルクロスなどに使用します。薄
地または普通地で、張りのある平織りの布地を
用意します。
ウィングニードルを取り付けます。
a
• ウィングニードルは、モデル名:WN001 を使用
してください。
• 針の取り付け方の詳細は、「基本機能編」の「針
の交換」を参照してください。
• ウィングニードルを取り付けたときは、糸通し装
置は使用できません。糸通し装置を使用すると、
故障の原因となります。針穴の手前から向こう側
に手で糸を通してください。詳細は、「基本機能
編」の「手で針に糸を通すとき」を参照してくだ
さい。
• ウィングニードルを使用するときは、ジ
グザグの振り幅は、6.0mm 以下に設定
してください。針が折れたり曲がったり
するおそれがあります。
• ジグザグの振り幅を調節したときは、
プーリーをゆっくりと手前に回し、針が
押えに当たらないことを確認してくださ
い。針が折れたり曲がったりするおそれ
があります。
模様ぬい押え< N >を取り付けます。
b
模様を選択します。
c
模様は ・ ・ が適しています。
ミシンをスタートさせます。
d
S-32
Page 81

付録
ここでは、困ったときのヒントや、本機を長くお使いいただくためのお手入れ方法などを
紹介しています。
ページ数は、「A」の記号で始まります。
第 1 章お手入れ/困ったときには ................................................. A-2
Page 82

お手入れのしかた
第1 章
お手入れ/困ったときには
お手入れのしかた
注油に関して
お客様ご自身による本製品への注油は行わない
でください。故障の原因となります。本製品の
動作に必要な油はあらかじめ十分に塗布されて
出荷されていますので、定期的に注油する必要
はありません。万一、プーリーを回すと重い、
異常な音がするなどの症状が発生した場合は、
ただちに使用をやめて、お買い上げの販売店ま
たは「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談
ください。
ミシンを保管するときのご注意
以下の場所にミシンを保管しないでください。
結露によるさびの発生など、故障の原因となり
ます。
• 温度が著しく高くなる場所
• 温度が著しく低くなる場所
• 急激に温度が変化する場所
• 湿気、湯気が多い場所
• 火気や熱器具、冷暖房機器などに近い場所
• 屋外や直射日光の当たる場所
• ほこり、油煙の多い場所
ミシンの汚れの掃除
ミシンが汚れた場合は、乾いたやわらかい布地
などで軽くふきとってください。有機溶剤や洗
剤は使用しないでください。
• ミシンの掃除は、必ず電源プラグをコン
セントから抜いてから行ってください。
けがまたは感電の原因となります。
かまの掃除
針板カバーの下にあるかまを掃除します。
かまには糸くずやほこりがたまりやすく、縫製
不良の原因になる場合があります。定期的に掃
除してください。
a
b
(針上下スイッチ)を押して針を上げま
す。
電源を切ります。
• 本製品を末永くご愛用いただくために、と
きどき電源を入れて、縫製してください。
長期間保管したまま使用しない状態が続くと、
ミシンの性能を損なうおそれがあります。
画面の汚れの掃除
画面が汚れた場合は、乾いたやわらかい布地な
どで軽くふきとってください。有機溶剤や洗剤
は使用しないでください。
• 湿った布で画面を拭かないでください。
• 画面が結露したり、曇ったりする場合があ
りますが、故障ではありません。しばらく
すると、結露や曇りはなくなります。
電源プラグをコンセントから抜きます。
c
• ミシンの掃除は、必ず電源プラグをコン
セントから抜いてから行ってください。
けがまたは感電の原因となります。
押えを上げて、針と押え、押えホルダーを
d
外します。
• 詳細は、「基本機能編」の「針の交換」「押えの交
換」を参照してください。
補助テーブルを取り付けている場合は外し
e
ます。
A-2
Page 83

針板カバーを手前に引いて外します。
f
お手入れのしかた
1 針板カバー
内かまを取り出します。
g
1
1 内かま
ブラシや掃除機で、外かまの周辺の糸くず
h
やほこりを取り除きます。
1 ミシンブラシ
2 外かま
• 内かまに油をささないでください。
1 S 印
2 z 印
3 内かま
• 合わせる位置を確認してから、取り付けを行って
ください。
針板カバーの突起を針板に差し込み、その
j
ままミシンに取り付けます。
a
1 針板カバー
• 傷がついた内かまは使用しないでくださ
い。万一使用すると、上糸がからみ、針
折れや縫製不良の原因となります。新し
い内かまが必要な場合は、最寄りの販売
店にご連絡ください。
• 内かまは正しい位置に取り付けてくださ
い。針折れの原因となります。
A
お手入れ/困ったときには
内かまのS印とミシンのz印が合うように、
i
内かまを取り付けます。
• S 印と z 印を合わせます。
付録 A-3
Page 84

困ったとき
困ったとき
ミシンが思いどおりに動かないときは、修理を依
頼する前に次の項目および弊社サポートサイト
(ブラザーソリューションセンター)
( http://support.brother.co.jp/ )の「よくあるご質
問(Q&A)」 を確認してください。
それでも改善されない場合は、お買い上げの販売
店、または「お客様相談室(ミシン 119 番)」に
ご相談ください。
よくあるご相談
以下のよくあるご相談については、詳しい原因
と対処方法を記載しております。お問い合わせ
の前にご確認ください。
上糸がつる
布裏で糸がからまる
糸調子が合わない
布がミシンに入り込んでとれなく
なった
A-4 参照
A-5 参照
A-6 参照
A-7 参照
■ 原因
下糸のセットがまちがっている
下糸のセットがまちがっていると、下糸に適正な
張力が加わらず、上糸が引き上げられる際に布地
まで一緒に引っぱられてしまいます。そのため、
布地の上に糸が出てしまいます。
■ 対処方法/確認内容
下糸を正しくセットしなおします。
電源を切ります。
a
いったんボビンを内かまから取り出しま
b
す。
糸が正しい方向から出るように、ボビンを
c
内かまにセットします。
• 糸が必ず左巻きになるように、右手でボビンを持
ち、左手で糸端を持ちます。そのまま右手でボビ
ンを内かまに入れます。
ボビン受け座の下に糸がからまっ
てしまった
上糸がつる
■ こんなとき
• 上糸がピンと一本線になっている。
• 布地の上側の面に下糸がポツポツと出ている(下
図参照)。
• 上糸がつっていて、引くと抜けてしまう。
• 上糸がつっていて、布にしわがよってしまう。
• 上糸が強く、糸調子を調節してぬい直してもまっ
たく変わらない。
1 布地の下側の面
2 布地の上側の面に下糸が出ている
3 上糸
4 布地の上側の面
5 下糸
A-10 参照
糸が逆方向から出た状態でボビンをセットすると、
正しい糸調子でぬうことができません。
ボビンを指で押さえながら糸を針板のミゾ
d
に通します。
• 右手でボビンを押さえ、左手で巻き終わりの糸を
ツメに引っかけます。
1 ツメ
2 右手でボビンを押えます。
A-4
Page 85

困ったとき
糸を引っぱりながら針板のミゾにそって糸を通し、
最後に手前に引いてカッターで糸を切ります。
3 ミゾ
4 カッター
内かまにボビンの糸を正しくセットしなければ、正
しい糸調子でぬうことができません。
■ 原因
上糸のセットがまちがっている
上糸のセットがまちがっていると、布地を貫通し
た上糸をしっかりと引き上げることができず、か
まの中に上糸がたまり、グチャグチャにからんで
しまいます。
■ 対処方法/確認内容
からんだ糸を取り除き、上糸をセットしなおしま
す。
からんだ糸を取ります。取れない場合は、
a
はさみで糸を切ります。
•A-2の「かまの掃除」を参照してください。
いったん上糸をミシンから取り外します。
b
• ボビンを内かまから取り出した場合は、「基本機
能編」の「下糸をセットする」、および A-4 の
「上糸がつる」の「対処方法/確認内容」を参照
して、正しくボビンをセットしてください。
A
お手入れ/困ったときには
布裏で糸がからまる
■ こんなとき
• 布の下側で糸がグチャグチャにからんでしまう。
• ぬい始めるとすぐにガタガタと音がして進まなく
なる。
• 布地の下側を見ると、かまの中まで糸が何重にも
からまっている。
以下の手順に従って、上糸をもう一度セッ
c
トしなおします。押えレバーを使って押え
を上げます。
1 押えレバー
→ シャッターが開いて、糸通しできるようになりま
す。
• 押えが上がっていなければ、正しく糸通しできま
せん。
(針上下スイッチ)を 1 回か 2 回押して
d
針を上に上げます。
→ 針が確実に上がっているときは、プーリーのしる
しが、下の図のように上になります。必ず、プー
リーのしるしが上になっていることを確認してく
ださい。上になっていない場合は、 (針上下ス
イッチ)を押して、上にしてください。
1 プーリーのしるし
付録 A-5
Page 86

困ったとき
引き出した糸がたるまないように右手で糸
e
を持ち、左手で糸案内カバーにかけます。
1 糸案内カバー
糸案内板の下から上へ糸をかけます。
f
針棒糸かけに糸をかけます。
i
下の図のように左手で糸を押さえ、右手で糸端を
持ってかけるとかけやすくなります。
1 針棒糸かけ
糸通しレバーを使って、針に糸を通しま
j
す。
「基本機能編」の「針に糸を通す」の手順にした
がって、糸を通します。
糸調子が合わない
■ こんなとき
1 糸案内板
引き出した糸をたるまないように右手で持
g
ち、矢印のように、ミゾに沿って糸を通し
ます。
1
1 シャッター
電源を切ります。
h
• 症状① 布地の上側にポツポツと下糸が出ている。
(下図参照)
• 症状② 布地の上側で上糸が直線になる。
• 症状③ 布地の下側にポツポツと上糸が出ている。
(下図参照)
• 症状④ 布地の下側で下糸が直線になる。
• 症状⑤ 布地の下側のぬい目がゆるい、またはた
るむ。
□ 症状①
□ 症状③
A-6
1 布地の下側の面
2 布地の上側の面に下糸が出ている
3 上糸
4 布地の上側の面
5 下糸
6 布地の下側の面に上糸が出ている
Page 87

■ 原因/対処方法/確認内容
□ 原因 1
糸が正しくミシンにセットされていない。
<症状①、②に該当する場合>
下糸が正しくセットされていません。
上糸調子ダイヤルを「自動」に戻し、
糸がつる」を参照してセットし直します。
<症状③~⑤に該当する場合>
上糸が正しく通っていません。
上糸調子ダイヤルを「自動」に戻し、
裏で糸がからまる」を参照して上糸をかけ直しま
す。
A-4
A-5
の「上
の「布
困ったとき
布がミシンに入り込んでとれな
くなった
布がミシンに入り込んでとれない場合、糸が針
板の下でからんでいることがあります。以下の
手順で、布をミシンから取り外してください。
操作が手順どおりに進まない場合は、無理に作
業を続けず、お買い上げの販売店、または「お
客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談くださ
い。
■ 布をミシンから取り外す
□ 原因 2
布地に合った糸や針を使用していない。
ミシン針は布地の種類や糸の太さによって使い分
けが必要です。
布地に合った糸と針を使用しないと、糸調子が合
わなかったり、布地にしわが寄ったり、目とびの
原因になったりします。
• 「基本機能編」の「布地と糸の種類による針の使
い分け」の一覧表を参照して、布地に合った糸と
針を使用しているか確認してください。
□ 原因 3
上糸調子の設定値が適正でない。
適正な糸調子になるように調節します。
使用する布地/糸の種類やぬい方によって、適正
な糸調子は異なります。
「基本機能編」の「糸調子を調節する」を参照して
ください。
• 実際にお使いになる布地の端切れで試しぬいをし
て、糸調子を調節してください。
• 上糸の通し方や下糸のセットが正しくされ
ていない場合は、糸調子の調節が正しく行
えません。上糸かけ、下糸セットの確認を
先に行ってから、糸調子の調節を行ってく
ださい。
直ちにミシンを停止させます。
a
電源を切ります。
b
針を取り外します。
c
針が布に刺さっている場合は、プーリーを奥側に回
して針を布から外してから、針を取り外してくださ
い。
• 「基本機能編」 の「針の交換」を参照してくださ
い。
押えと押えホルダーを取り外します。
d
• 「基本機能編」の「押えを交換する」「押えホル
ダーを取り外す/取り付ける」を参照してくださ
い。
布を持ち上げて、布の下の糸を切ります。
e
ここで布を取り外すことができる場合は、取り外し
てください。次の手順へ進み、かまの掃除をしま
す。
針板カバーを外します。
f
A
お手入れ/困ったときには
• 布地の上側に下糸が見える場合
糸調子ダイヤルを左に回して、糸調子を弱くしま
す。
• 布地の下側に上糸が見える場合
糸調子ダイヤルを右に回して、糸調子を強くしま
す。
1 針板カバー
•A-2の「かまの掃除」を参照してください。
付録 A-7
Page 88

困ったとき
からんだ糸を切ってボビンを取り出しま
g
す。
内かまを取り出します。
h
内かまに糸が残っている場合は、取り除いてくださ
い。
1 内かま
針板を少し持ち上げ、絡んだ糸を切って、
k
針板を取り外します。
針板から布と糸を取ります。
ここまでの手順を終えても布が取り外せない場合
は、お買い上げの販売店、または「お客様相談室
(ミシン 119 番)」にご相談ください。
かまや送り歯のまわりの糸を取り除きま
l
す。
プーリーを回して、送り歯を上に上げま
m
す。
針板の2つのネジ穴を針板取付け部の 2 つ
n
の穴に合わせながら、ミシンに針板をはめ
込みます。
付属のミシンブラシや掃除機で、外かま周
i
辺の糸くずやほこりを取り除きます。
1 ミシンブラシ
2 外かま
ここまでの手順で布を取り外せた場合
ここまでの手順で布が取り外せない場合
→ 手順
→ 手順
付属の L 型ネジ回し(またはネジ回し)を
j
使って、針板の 2 つのネジを取り外しま
す。
p に進む
j に進む
針板の右側のネジを手で軽くしめます。次
o
に、左側のネジを L 型ネジ回し(またはネ
ジ回し)でしっかりしめます。最後に右の
ネジもしっかりしめます。
プーリーを回して、送り歯が針板のミゾの端に当た
らず、スムーズに動くことを確認してください。
A-8
1 正しい送り歯の位置
2 正しくない送り歯の位置
• 取り外したネジを、ミシンの中に落とさな
いように注意してください。
• 取り外したネジを、ミシンの中に落とさな
いように注意してください。
Page 89

内かまの S 印とミシンの z 印が合うよう
p
に、内かまを取り付けます。
• S 印と z 印を合わせます。
困ったとき
• 曲がった針は絶対に使用しないでくださ
い。針折れの原因になります。
• ここまでの手順を終えたあとは、ミシンが
正しく動くように、以降の「ミシンの動作
を確認する」の手順を続けてください。
• 布がミシンに入り込んだ際に、針が損傷し
ているおそれがありますので、新しい針に
交換することをお勧めします。
■ ミシンの動作を確認する
針板を取り外したあとは、正しく取り付けられて
いることを確認するために、ミシンの動作確認を
してください。
A
お手入れ/困ったときには
1 S 印
z 印
2
3 内かま
• 合わせる位置を確認してから、取り付けを行って
ください。
• 傷がついた内かまは使用しないでくださ
い。万一使用すると、上糸がからみ、針
折れや縫製不良の原因となります。新し
い内かまが必要な場合は、お買い上げの
販売店にご連絡ください。
• 内かまは正しい位置に取り付けてくださ
い。針折れの原因となります。
針板カバーを取り付けます。(A-2 の「かま
q
の掃除」の手順
j を参照してください。)
電源を入れます。
a
中基線の模様 を選択します。
b
• 押えと糸は、まだミシンにセットしないで
ください。
プーリーをゆっくりと手前に回し、針が針
c
板の穴の中央に落ちることを左右前後から
見て確認します。
針が針板に当たる場合は、もう一度針板を取り外
し、A-7 の「布をミシンから取り外す」の手順
からやり直してください。
m
r
針の状態を確認して、針をミシンに取り付
けます。
曲がっているなど針が悪くなっている場合は、必ず
新しい針を取り付けてください。
• 「基本機能編」 の「正しい針の見分け方」「針の交
換」を参照してください。
1 針板の穴
2 プーリー
付録 A-9
Page 90

困ったとき
ジグザグ模様を選択します。このとき、ぬ
d
い目の長さとジグザグの振り幅を最大にし
てください。
• 設定の変更については、「基本機能編」の「振り
幅を調節する」「ぬい目の長さを調節する」を参
照してください。
プーリーをゆっくりと手前に回し、針棒と
e
送り歯が正しく動くことを確認します。
針や送り歯が針板に当たる場合は、ミシンの故障が
考えられますので、お買い上げの販売店、または
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談くださ
い。
電源を切ってから、ボビンと押えをセット
f
します。
• 「基本機能編」 の「下糸をセットする」「押えを交
換する」を参照してください。
上糸をかけなおします。
g
• 「基本機能編」 の「上糸通し」を参照してくださ
い。
• 上糸が正しくセットされていなければ、糸
がらみの原因になります。正しく上糸を
セットしてください。
普通地で試しぬいをします。
h
ボビン受け座の下に糸がから
まってしまった
糸が下糸巻き案内の皿の下に確実に通っていな
い状態で下糸を巻くと、ボビン受け座の下に糸
が巻かれてしまうことがあります。そうなった
場合は、以下の手順に従ってボビン受け座の下
に巻かれた糸をほどいてください。
1 糸
2 ボビン受け座
• ボビン受け座の下に糸が巻かれても、ボ
ビン受け座は外さないでください。受け
座のカッターでけがをするおそれがあり
ます。
• ボビンホルダーのネジは外さないでくだ
さい。外すと、ミシンが故障するおそれ
があります。ネジを外しても、糸はほど
けません。
• 正しくぬえない場合、原因として、上糸が
正しくセットされていないことや薄い布地
を使用していることが考えられます。試し
ぬいの仕上がりが良くない場合は、上糸の
かけ方やお使いの布地を確認してください。
1
1 ボビンホルダーのネジ
A-10
Page 91

困ったとき
ボビン受け座の下に下糸がからまり始めた
a
ら、スタート/ストップスイッチを1回押
して下糸巻きを停止します。
フットコントローラーで操作している場合
は、フットコントローラーから足を離しま
す。
下糸巻き案内側で、はさみで糸を切りま
b
す。
1 下糸巻き案内
ボビンを左側へ戻し、下糸巻き軸からボビ
c
ンを抜きます。ボビンと軸の間で糸を切
り、ボビンを軸から完全に取り外します。
下糸巻きをやり直します。
e
• 糸が下糸巻き案内の皿の下に確実に通って
いることを確認してください。
A
お手入れ/困ったときには
図のように左手で糸端を持ち、右手でボビ
d
ン近くの糸をゆっくりと時計回りに回し
て、からまった糸をほどきます。
付録 A-11
Page 92

困ったとき
こんなときは
修理を依頼される前に、次の項目を点検してください。それでも直らないときは、お買い上げの販売
店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談ください。
■ ぬう前の準備
症状 原因 対処 参照ページ
糸通しができない
針穴に糸が通らない
針が正しい位置にない。 針上下スイッチを押して針を上げます。
針の取り付け方がまちがっている。 針を正しく取り付けます。
針が曲がっている。 新しい針に交換します。
上糸の通し方がまちがっている。 上糸を通す順序を確認して、通し直します。
糸通しフックが曲がっていて針穴に通っていない。お買い上げの販売店、または「お客様相談室
(ミシン 119 番)」にご相談ください。
B-3
B-24
B-24
B-18
–
糸通し装置が動かない。糸通し装置が戻らない。 お買い上げの販売店、または「お客様相談室
9 番の針を使っている。 糸通し装置に対応しない針です。手で糸を針穴
下糸がボビンにきれ
いに巻けない
下糸巻き中、ボビン
受け座の下に下糸が
巻かれた
下糸を引き出すこと
ができない
液晶画面に何も表示
されない
液晶画面がくもる 液晶画面が結露している。 少し待つと、くもりはなくなります。
操作キーを押しても
動かない
操作キーを押しても
動かない、または
キーの反応が強すぎ
る
ライトが点灯しない ライトが故障した。 お買い上げの販売店、または「お客様相談室
下糸巻き案内に糸がしっかりかかっていない。 下糸巻き案内に糸をしっかりとかけます。
ボビンの回転が遅い。 スピードコントロールレバーを「はやく」にし
引き出した糸を正しく巻き付けていない。 引き出した糸は、時計回りに 5 ~ 6 回ボビンに
ボビンが下糸巻き軸に正しくセットされていない。ボビンのミゾと下糸巻き軸のバネの位置を合わ
下糸の巻き方がまちがっている。 受け座の下に巻かれた糸をほどいた後、下糸を
針が曲がっている。 新しい針に交換します。
下糸のセットのしかたがまちがっている。 下糸を正しくセットします。
電源スイッチが入っていない。 電源スイッチを入れます。
電源プラグがコンセントに差し込まれていない。 電源プラグをコンセントに差し込みます。
液晶画面の明るさが明るすぎる、または暗すぎる。液晶画面の明るさを調整します。
手袋をはめた手でキーを押している。
つめでボタンを押している。
静電容量式に対応していないタッチペンを使っ
ている。
操作キーの感度が、使用される方に合っていない。操作キーの感度を調節します。
設定画面で「ライト」が OF
F に設定されている。設定を ON にします。
(ミシン 119 番)」にご相談ください。
に通してください。
ます。
巻き付けます。
せて、ボビンをカチッと音がするまで押し込み
ます。
正しく巻きます。糸が下糸巻き案内の皿の下に
確実に通っていることを確認してください。
• 操作キーは指で直接押してください。
• 市販のタッチペンを使用するときは、静電容
量式に対応したものを使用してください。
( ミシン 119 番 )」にご相談ください。
–
B-21
B-12
B-12
B-12
B-12
B-12, A-10
B-24
B-15
B-7
B-7
A-18
–
B-4
B-11
–
B-10
A-12
Page 93

■ ぬっているとき
症状 原因 対処 参照ページ
スタート/ストップスイッチを押していない。 スタート/ストップスイッチを押します。
下糸巻きを行った後、下糸巻き軸が右側のまま
になっている。
押えが下がっていない。 押えを下げます。
ミシンが動かない
フットコントローラーを接続したままスタート
/ストップスイッチを押している。
スピードコントロールレバーがジグザグの振り
幅を調節するように設定されている(「振幅コン
トロール」が ON になっている)ときに、ス
タート/ストップスイッチを押している。
針の取り付け方がまちがっている。 針を正しく取り付けます。
針のとめネジがゆるんでいる。 とめネジをしっかりしめます。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
布地に合った針・糸を使っていない。 布地と糸と針の組み合わせ表を見て確認します。
模様に合った押えを使用していない。 指定の押えを取り付けます。
上糸調子が特に強すぎる。 糸調子を調節します。
布地を不当に引っ張っている。 布地を引っ張らないようにします。
糸こまが正しくセットされていない。 糸こまの付け方を確認して、付け直します。
針板の穴の周辺にキズがある。
※ 針板の穴の左端には、
くぼみが設けられてい
ます。この部分はキズ
ではありません。
a
下糸巻き軸を左側に戻します。
フットコントローラーを接続しているときは、
スタート/ストップスイッチは使用できません。
フットコントローラーを使ってミシンを操作し
てください。スタート/ストップスイッチを使
用する場合は、フットコントローラーを取り外
してください。
スタート/ストップスイッチではなく、フット
コントローラーを使って、ミシンを操作します。
または、設定画面で「振幅コントロール」を
OFF にします。
針板を交換します。お買い上げの販売店または
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談くだ
さい。
困ったとき
B-29
B-12
B-29
B-30
B-9, B-30
B-24
B-24
B-24
B-23
B-27
B-35
–
B-12
A-7
A
お手入れ/困ったときには
針が折れる
押えを交換します。お買い上げの販売店または
押えの穴の周辺にキズがある。
内かまにキズがある。
針が劣化・消耗している。 新しい針に交換します。
本機純正のボビンを使用していない。
上糸の通し方がまちがっている。 糸を通す順序を確認して、通し直します。
下糸セットのしかたがまちがっている。 下糸を正しくセットします。
押えの取り付けがまちがっている。 押えを正しく取り付けます。
押えホルダーのネジがゆるんでいる。 押えホルダーのネジを確実にしめます。
布地が厚すぎる。
厚い布地などを縫製中に布地を押しこんでいる。 無理に布地を押しこまないようにしてください。
ぬい目が細かすぎる。 ぬい目をあらくします。
下糸が正しく巻かれていない。 下糸を正しく巻きます。
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談くだ
さい。
内かまを交換します。お買い上げの販売店また
は「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談く
ださい。
厚みの違うボビンでは正しく動作しません。
本機純正ボビンを使用してください。
プーリーを手で回して針が布地に通ることを確
認してください。
B-26
A-2
B-24
B-12
B-18
B-15
B-26
B-27
B-23, S-4
S-4
B-34
B-12
付録 A-13
Page 94

困ったとき
症状 原因 対処 参照ページ
上糸が切れる
上糸の通し方がまちがっている(糸こまが正し
くセットされていない、糸こま押えの大きさが
合っていない、糸が針棒糸かけから外れている
など)。
糸にこぶや結び目がある。 糸のこぶや結び目を取り除きます。
針に比べて糸が太すぎる。 針と糸の組み合わせを確認します。
上糸調子が強すぎる。 糸調子を調節します。
糸がからまっている。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
針の取り付け方がまちがっている。 針を正しく取り付けます。
針板の穴の周辺にキズがある。
※ 針板の穴の左端には、
くぼみが設けられてい
ます。この部分はキズ
ではありません。
a
糸を正しく通します。
かまなどにからんだ糸をはさみなどで切って取
り除きます。
針板を交換します。お買い上げの販売店または
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談くだ
さい。
B-18
–
B-23
B-35
A-5
B-24
B-24
A-7
押えを交換します。お買い上げの販売店または
押えの穴の周辺にキズがある。
内かまにキズがある。
布地に合った針・糸を使っていない。 布地と糸と針の組み合わせ表を見て確認します。
糸が結ばれたり、からんだりしている。 上糸と下糸を通しなおします。
本機純正のボビンを使用していない。
布裏で糸がからまる
上糸がつる 下糸セットのしかたがまちがっている。 下糸を正しくセットします。
下糸が切れる
布地にしわがよる
上糸の通し方がまちがっている。 糸を通す順序を確認して、通し直します。
布地に合った針・糸を使っていない。 布地と糸と針の組み合わせ表を見て確認します。
下糸セットのしかたがまちがっている。 下糸を正しくセットします。
下糸が正しく巻かれていない。 下糸を正しく巻きます。
ボビンにキズがあり、回転がなめらかでない。 ボビンを交換します。
糸がからまっている。
本機純正のボビンを使用していない。
上糸の通し方、または下糸のセットのしかたが
まちがっている。
糸こまが正しくセットされていない。 糸こまの付け方を確認して、付け直します。
布地に合った針・糸を使っていない。 布地と糸と針の組み合わせ表を見て確認します。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
薄地に対してぬい目があらすぎる。 ぬい目を細かくします。
糸調子が合っていない。 糸調子を調節します。
模様に合った押えを使用していない。 指定の押えを取り付けます。
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談くだ
さい。
内かまを交換します。お買い上げの販売店また
は「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談く
ださい。
厚みの違うボビンでは正しく動作しません。
本機純正ボビンを使用してください。
かまなどにからんだ糸をはさみなどで切って取
り除きます。
厚みの違うボビンでは正しく動作しません。
本機純正ボビンを使用してください。
糸を通す順序を確認して、通し直します。また
は、下糸を正しくセットします。
B-26
A-2
B-23
B-12, B-18
B-12
B-18, A-5
B-23
B-15, A-4
B-15
B-12
B-15
A-7
B-12
B-15, B-18
B-13
B-23
B-24
B-34
B-35
B-27
A-14
Page 95

症状 原因 対処 参照ページ
ぬい目が飛ぶ
ぬい目ができない
ぬい音が高い
ガタガタと音がする
布地を送らない
布地が逆方向に送ら
れる。
針が針板に当たる
布がミシンに入り込
んでとれない
折れた針がミシンの
中に落ちた
糸の通し方がまちがっている。 糸を通す順序を確認して、通し直します。
布地に合った針・糸を使っていない。 布地と糸と針の組み合わせ表を見て確認します。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
針の取り付け方がまちがっている。 針を正しく取り付けます。
針が劣化・消耗している。 新しい針に交換します。
針板の下にゴミがたまっている。 ミシンブラシなどでゴミを取り除きます。
薄い布地や伸びる布地をぬっている。 布地の下に薄い紙をしいてぬいます。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
下糸セットのしかたがまちがっている。 下糸を正しくセットします。
上糸の通し方がまちがっている。 糸を通す順序を確認して、通し直します。
送り歯にゴミがたまっている。 ゴミを取り除きます。
かまの部分に糸くずが巻きこまれている。 かまの掃除をします。
上糸の通し方がまちがっている。 糸を通す順序を確認して、通し直します。
本機純正のボビンを使用していない。
内かまに針が刺さった穴やスリキズがある。
送り歯が下がっている。
ぬい目が細かすぎる。 ぬい目の長さを長くします。
模様に合った押えを使用していない。 指定の押えを取り付けます。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
糸がからまっている。
ぬい始めに段差があって、ジグザグ押えが傾い
ている。
送り機構が故障した。
針のとめネジがゆるんでいる。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
糸が針板の下でからんでいる。
–
厚みの違うボビンでは正しく動作しません。
本機純正ボビンを使用してください。
内かまを交換します。お買い上げの販売店、ま
たは「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご相談
ください。
ドロップレバーを右( )に動かします。
かまなどにからんだ糸をはさみなどで切って取
り除きます。
ジグザグ押え< J > の押え固定ピンで押えを水
平にしてぬいます。
お買い上げの販売店、または「お客様相談室
(ミシン 119 番)」にご相談ください。
針のとめネジをしっかりしめます。針が曲がっ
ている場合や針先がつぶれている場合は新しい
針に交換します。
布を持ち上げて、布の下の糸を切ります。次に
かまの掃除をします。
ミシンの電源を切ってから、針板を外します。
ミシンの中に落ちた針が見える場合は、ピン
セットなどで取り出します。針を取り出したら、
針板を元に戻します。
電源を入れる前に、プーリーを手でゆっくり手
前に回してなめらかに回るか確認してください。
プーリーがなめらかに回らない場合やミシンの
中に落ちた針を取り出せない場合は、お買い上
げの販売店、または「お客様相談室(ミシン
119 番)」にご相談ください。
困ったとき
B-18
B-23
B-24
B-24
B-24
A-2
S-4
B-24
B-15
B-18
A-2
A-2
B-18
B-12
A-2
B-2
B-34
B-27
B-24
A-7
S-4
–
B-24
B-24
A-7
A-7
A
お手入れ/困ったときには
プーリーを回したと
きに重い
模様が正しくぬえな
い
糸がかまなどにからんでいる。
模様に合った押えを使用していない。 指定の押えを取り付けます。
糸調子が合っていない。 糸調子を調節します。
内かまなどで糸がからまっている。
送り歯が下がっている。
かまにからんだ糸を取り除きます。内かまを正
しい位置に取り付けなおします。
からまった糸を取り除きます。内かまにからん
でいる場合は、かまを掃除します。
ドロップレバーを右( )に動かします。
A-5, A-7
B-27
B-35, A-6
A-7
B-2
付録 A-15
Page 96

困ったとき
■ 仕上がり
症状 原因 対処 参照ページ
糸調子が合わない
模様がくずれる
上糸の通し方がまちがっている。 糸を通す順序を確認して、通し直します。
下糸をセットし直します。 (針板を取り外した場
下糸セットのしかたがまちがっている。
布地に合った針・糸を使っていない。 布地と糸と針の組み合わせ表を見て確認します。
押えホルダーが正しく取り付けられていない。 押えホルダーを正しく取り付けます。
糸調子が合っていない。 糸調子を調節します。
下糸が正しく巻かれていない。 下糸を正しく巻きます。
針が曲がっていたり、針先がつぶれている。 新しい針に交換します。
本機純正のボビンを使用していない。
模様に合った押えを使用していない。 指定の押えを取り付けます。
薄地や伸びる布地なのに芯を貼っていない。 布地に接着芯を貼ります。
糸調子が合っていない。 糸調子を調節します。
ぬっている途中で布地を引っ張ったり押さえた
り、布地がずれたりしている。
糸がからまって、かまなどに詰まっている。
合は、針板を取り付けし直し、内かまを取り付
ける前に針板のネジを確実にしめます。)
厚みの違うボビンでは正しく動作しません。
本機純正ボビンを使用してください。
布地がまっすぐ送られるように、布に手を軽く
添えてぬいます。
からんだ糸を取り除きます。かまに詰まってい
た場合は、掃除します。
B-18
B-15, A-2
B-23
B-27
B-35, A-6
B-12
B-24
B-12
B-27
S-4
B-35, A-6
B-29
A-7
エラーメッセージ
誤った操作をしたときは、ミシンが止まり、エラーメッセージでお知らせします。エラーメッセージ
が表示されたときは、メッセージの内容に従って対処してください。
表示中のエラーメッセージは を押すか、正しい操作をすると消えます。
エラーメッセージ 原因/対処
1
2
3
押えが上がっている状態で、スタート/ストップスイッチな
どのスイッチを押したときに表示されます。
下糸巻き軸を右にした状態で返しぬいスイッチ、止めぬいス
イッチなどのスイッチを押したときに表示されます。
上糸がかまにからんだり、針が曲がって針板に当たったなど
でミシンが停止したときに表示されます。
A-12 の「こんなときは」を参照してください。
4
A-16
別売の直線針板を取り付けた状態で、直線(中基線)以外の模
様を選択しようとしたときに表示されます。
Page 97

エラーメッセージ 原因/対処
困ったとき
5
6
7
8
9
ミシンの電源を入れたまま針板カバーを取り外したときに表
示されます。
フットコントローラーを取り付けた状態で、スタート/ス
トップスイッチを押したときに表示されます。
スピードコントロールレバーがジグザグの振り幅を調節する
ように設定されている状態でスタート/ストップスイッチを
押したときに表示されます。
(振幅コントロール)を OFF にする(B-10 参照)か、また
はフットコントローラーでミシンを操作してください。
ボタン穴かがりレバーが下がった状態で、ボタン穴かがり以
外の模様を選んで、スタート/ストップスイッチなどのス
イッチを押したときに表示されます。
ボタン穴かがりレバーが上がった状態で、ボタン穴かがりの
模様を選んで、スタート/ストップスイッチなどのスイッチ
を押したときに表示されます。
A
お手入れ/困ったときには
F**
10
(** の部分は、2桁の数字)
ミシンが故障していることが考えられますので、お買い上げ
の販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」までお問い
合わせください。
付録 A-17
Page 98

仕様
電子音
キーを操作しているときや、誤った操作をした
ときなどに、電子音が鳴ります。
■ 正しい操作をしたとき
「ピッ」と鳴ります。
■ 誤った操作をしたとき
「ピッピッ」または「ピッピッピッピッ」と鳴りま
す。
■ 糸がからむなど、ミシンがロックし
たとき
「ピッピッピッ・・・」と4 秒間鳴り続け、ミシン
は自動的に止まります。
必ず原因を確認して改善してから、縫製を再開し
てください。
液晶画面に何も表示されないとき
電源を入れても液晶画面に何も表示されないと
きは、液晶画面の明るさが明るすぎる、または
暗すぎるときです。その場合は、次の操作をし
てください。
電源を切ります。
a
b
c
(止めぬいスイッチ)を押しながら、電
源を入れます。
を押して、画面のコントラストを調
整します。
■ 電子音を消したいとき
設定画面で 3 ページを表示して、 (ブ
a
ザー)を選択し、「OFF」に設定します。
もう一度電源を切って、電源を入れ直しま
d
す。
仕様
項目 仕様
本体寸法 48.0cm ( 幅 ) × 30.0cm ( 高さ ) × 24.9cm ( 奥行 )
製品質量
ぬい速度 毎分 70 ~ 850 針
針 家庭用ミシン針(HA×1)
定格電圧/消費電力 100V(50/60Hz)/55W
ライト 白色 LED
9.5kg
* 仕様は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
A-18
Page 99

索引
索引
あ
厚い布地をぬう .................................................................................. S-4
アップリケ
........................................................................................ S-22
い
糸案内板 .............................................................................................. B-2
...................................................................................... B-2, B-30
糸切り
糸切りスイッチ
糸こま押え
糸こまネット
糸たて棒
...................................................................................... B-35, A-6
糸調子
糸調子ダイヤル
糸通し
上糸通し
手で針に糸を通す
針に糸を通す
糸通し装置
糸通しレバー
.................................................................................. B-3
.............................................................................. B-2, B-13
.................................................................................... B-13
...................................................................... B-2, B-12, B-19
.................................................................................. B-2
....................................................................................... B-18
....................................................................... B-21
............................................................................... B-20
........................................................................................ B-20
.......................................................................... B-2, B-20
う
ウィングニードル ............................................................................ S-32
.................................................................................................... B-18
上糸
.................................................................................................. B-2
上ふた
ウォーキングフット
薄い布地をぬう
.................................................................................................. B-3
内かま
............................................................................................. A-2
セット
取り外し
......................................................................................... A-2
............................................................... S-5, S-24
.................................................................................. S-4
え
液晶画面
................................................................................................. A-2
掃除
何も表示されない
................................................................................................. B-8
見方
エラーメッセージ
....................................................................... A-18
............................................................................ A-16
お
送り歯 .................................................................................................. B-3
押え
............................................................................................... B-26
交換
................................................................................... B-27, B-37
種類
押え圧ダイヤル
押えホルダー
押えホルダーのネジ
取り付け
取り外し
押えレバー
お手入れ
........................................................................ B-2, S-3
..................................................................... B-3
....................................................................................... B-27
....................................................................................... B-27
.......................................................................................... B-2
.............................................................................................. A-2
く
クレイジーキルト ............................................................................ S-23
こ
コツ ...................................................................................................... S-2
困ったとき
......................................................................................... A-4
さ
サテンぬい ........................................................................................ S-26
........................................................................................... B-14, A-10
皿
3重ぬい模様
.......................................................................... S-6, S-27
し
ジグザグの振り幅 ............................................................................ B-34
ジグザグ模様
下糸
引き出す
巻く
下糸巻き案内
下糸巻き装置
自動糸切り
丈夫にしたいところをぬう
........................................................................ S-11, S-22
........................................................................................ B-22
................................................................................................ B-12
.......................................................................... B-2, B-12
...................................................................................... B-2
........................................................................................ B-32
............................................................ S-27
す
スカラップ ........................................................................................ S-31
すそ上げ
スタート/ストップスイッチ
スピードコントロールレバー
ズボンのすそ
スモッキング
.............................................................................................. S-7
.......................................................... B-3
.............................................. B-3, S-26
...................................................................................... S-2
.................................................................................... S-31
せ
設定
画面の言語
自動返しぬい/止めぬい
操作キーの感度
模様
設定画面
.................................................................................... B-11
............................................................ B-31
............................................................................ B-11
................................................................................................ B-34
.............................................................................................. B-9
そ
操作キー .............................................................................................. B-4
操作スイッチ
操作パネル
掃除
かま
画面の汚れ
ミシンの汚れ
...................................................................................... B-3
................................................................................ B-2, B-4
................................................................................................. A-2
..................................................................................... A-2
................................................................................. A-2
A
お手入れ/困ったときには
か
カーブをぬう ...................................................................................... S-2
返しぬい/止めぬい
返しぬいスイッチ
各部の名称とはたらき
...................................................................................................... A-2
かま
.................................................................................................. B-2
換気口
かんどめ
............................................................................................ S-27
........................................................................ B-31
.................................................................. B-3, B-31
...................................................................... B-2
き
基本のぬい方 .................................................................................... B-28
キルティング
.................................................................................... S-24
た
台皿 .................................................................................................... S-13
たち目かがり
試しぬい
........................................................................ S-10, S-11
.............................................................................................. S-2
ち
直線模様 .................................................................................. S-6, S-16
つ
つくろいぬい(ダーニング) .......................................................... S-28
.................................................................................................. S-2
筒もの
付録 A-19
Page 100

索引
て
手で針に糸を通す ............................................................................ B-21
電源コード
電源スイッチ
電子音
................................................................................ B-2, B-7
............................................................................ B-2, B-7
................................................................................................ A-18
と
止めぬいスイッチ .................................................................. B-3, B-31
トラブルシューティング
ドロップレバー
...................................................................... B-2, S-25
.................................................................. A-4
に
ニット用針 ........................................................................................ B-23
ぬ
ぬい方
いろいろなぬい方
基本のぬい方
ぬいしろの幅をそろえる
ぬい目の長さ
ぬう方向を変える
......................................................................... S-6
............................................................................... B-28
.................................................................. S-3
.................................................................................... B-34
.............................................................................. S-2
の
伸びる布地をぬう .............................................................................. S-5
ほ
補助テーブル ........................................................................... B-2, B-4
ボタン穴かがり
ボタン穴かがりレバー
ほつれ止め
ボビン
純正品
セット
................................................................................ S-12
.......................................................... B-3, S-13
........................................................................................ S-10
........................................................................................... B-12
........................................................................................... B-15
み
ミシンの汚れ掃除 ............................................................................. A-2
め
メッセージ ....................................................................................... A-16
も
模様
............................................................................................... B-34
設定
........................................................................................... B-37
設定値
設定の記憶
選択
................................................................................... B-36
............................................................................................... B-28
り
リッパ- ............................................................................................ S-14
は
パッチワーク ......................................................................... S-22, S-23
針
針板
針板カバー
針板ふた
針上下スイッチ
針棒糸かけ
ハンドル
........................................................................................... B-20
糸通し
............................................................................................... B-24
交換
正しい針の見分け
使い分け
針位置
....................................................................................... B-23
............................................................................................. S-6
....................................................................... B-24
...................................................................................................... B-3
............................................................................................. S-3
目盛り
.......................................................................................... B-3
.................................................................................. B-3, B-15
.................................................................................. B-3
.......................................................................................... B-3
.............................................................................................. B-2
ひ
ピーシング ........................................................................................ S-23
ビニールや皮革をぬう
...................................................................... S-5
ふ
プーリー .............................................................................................. B-2
ファゴティング
ファスナーつけ
片返し
つき合わせ
................................................................................................ A-18
ブザー
.................................................................................................. B-5
付属品
付属品収納スペース
フットコントローラー
フットコントローラージャック
フリーモーションキルト
................................................................................................ B-34
振り幅
プログラム糸切り
................................................................................ S-30
................................................................................ S-16
........................................................................................... S-17
................................................................................... S-16
.......................................................................... B-4
.................................................................... B-30
.......................................... B-2, B-30
................................................................ S-25
............................................................................ B-32
へ
ヘアルーム ........................................................................................ S-32
.................................................................................................. B-5
別売品
A-20