![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bg1.png)
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電動工具事業部
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コールセンターフリーコール
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はできませんのでご了承ください。
1 609 92A 5KT
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 ・ 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
1 609 92A 5KT (2020.03)
ディスクグラインダー
GWX 750-125 S
取扱説明書
このたびは、 弊社ディスクグラインダーをお買い求めいただき、 誠にありが
とうございます。
● ご使用になる前に、 この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお
使いください。
● お読みになった後は、 この 『取扱説明書』 を大切に保管してください。
わからないことが起きたときは、 必ず読み返してください。
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01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
安全規則.................................................................... 2
警告表示の区分 ...............................................................................2
一般安全規則...................................................................................2
マークについて.................................................................................7
研削、研磨、ワイヤーブラシ研磨、つや出しまたは
砥石切断作業に共通の安全警告.......................................................8
キックバックおよび関連警告 ......................................................... 10
研削および砥石切断作業に固有の安全警告 .................................. 11
砥石切断作業に固有の追加の安全警告 ......................................... 11
研磨作業に固有の安全警告........................................................... 12
ワイヤーブラシ研磨作業に固有の安全警告.................................... 12
安全上のご注意........................................................13
コード式電動工具全般についての注意事項.................................... 13
ディスクグラインダーについての注意事項..................................... 17
本製品について........................................................20
用 途........................................................................................... 20
標準付属品.................................................................................... 21
各部の名称.................................................................................... 22
仕 様........................................................................................... 24
使い方.....................................................................25
作業前の準備をする...................................................................... 25
作業する ....................................................................................... 36
ギアハウジングの角度を調節する................................................. 44
お手入れと保管........................................................45
クリーニング.................................................................................. 45
保 管........................................................................................... 45
電動工具の廃棄について............................................................... 46
困ったときは............................................................ 47
故障かな?と思ったら..................................................................... 47
修理を依頼するときは................................................................... 48
1
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bg3.png)
01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
警告表示の区分
ご使用上
の意味を表わします。
なお、
あります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず守ってく
ださい。
の注意事項は
◆
誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負う可
能性が大きい内容のご注意
◆
誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負う可
能性が想定される内容のご
◆
誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が想定
される内容および物的損害のみの発生が想定される内容のご注
意。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性が
、 、 に区分していますが、それぞれ次
。
注意。
一般安全規則
警 告
取扱説明
下記に記載した指示に従わなかった場合は、感電、火災、重傷を招く恐れがありま
す。
下記に記載したすべての警告における“電動工具”という用語は、電源式(コード付
き)電動工具または、電池式(コードレス)電動工具を示します。
次の事項を順守してください。
2
書の内容すべてをよくお読みください。
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bg4.png)
01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
a) 作業場
1) 作業場は整理整頓し、十分な照明を保ってください。散らかった暗い場所は、
事故の原因になります
2
) 爆発を引き起こす恐れのある可燃性液体、ガスまたは粉じんがある場所で
は、電動工具を使用しないでくださ
電動
工具は、粉じんまたはヒュームを発火させる恐れがある火花を発生する
場合がありま
電動工具の使用中は、子供および第三者を近づけないでください。注意が散
3)
漫になり、操作に集中できなくなることがあります。
す。
。
い。
b) 電気的安全性
1) 電動工具の電源プラグは、電源コンセントに合ったものを使用してください。
電源プラグの改造は、絶対に行わないでください。アダプタプラグを接地し
た電動工具と一緒に使用しないでください
改
造していない電源プラグおよびそれに対応するコンセントを使用すれば、
感電する危険が低減されます。
パイプ、暖房器具、電子レンジ、冷蔵庫など、接地処理された媒体と身体が接
2)
触するのを避けてください。
身体
が接触すると、感電する危険が増大します。
屋外で使用する際には、3)~5)の注意が必要です。
3) 電動工具、充電器、バッテリーは、雨ざらしにしたり、湿気のある状態にさらし
たりしないでください。水が入ると、感電する危険が増大します
バッテリーが発煙、発火、破裂する恐れがあります
◆
電源コードは乱暴に扱わないでください。コードを使って電動工具を運んだり、
4)
コードを引っ張ったり、コードを引っ張って電源コンセントから抜いたりしない
でください。また、コードを熱、油、角のとがった場所、また可動部に近づけな
いでください。コードが損傷したりもつれたりしていると、感電する危険が増
大します
◆
◆
) 電動工具を屋外で使用するときは、屋外使用に合った延長コードを使用して
5
ください。屋外使用に合った延長コードを使用すれば、感電する危険が低減
されます
◆
。
コードが踏まれたり、引っかけられたり、無理な力を受けて損傷すること
がないように充電する場所に
コードは定期的に点検し、損傷している場合は、修理を
。
屋外で充電する場合、キャブタイヤコード、またはキャブタイヤケーブル
の延長コ
ードを使用してください。
注意してください。
。
。
。
依頼してください。
3
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2020年3月5日(木) 午後4時49分
c) 人的安全性
1) 電動工具の使用中は、油断せず、いま自分が何をしているかに注意し、常識
を働かせてください。疲労していたり、薬・アルコールを服用していたりする
ときには、電動工具を使用しないでください。電動工具使用中に一瞬でも注
意力が低下すると、重大なけがをする危険があります。
◆ 電動工具を使用する場合は、取り扱い方法、作業の仕方、周りの状況など
十分注意して慎重に作業してくだ
2)安全保
んマスク、滑り止め付き安全靴、ヘルメット、耳栓などの安全保護具を適切に
着用することで、傷害事故が低減されます
◆
) 意図せず作動開始しないよう、気をつけてください。電源プラグを電源コン
3
セントに差し込む前に、必ずスイッチが“切”になっていることを確認してくだ
さい。指をスイッチに掛けて電動工具を運んだり、スイッチが“入”になって
いる状態で電動工具の電源プラグを電源コンセントに差し込むと、事故の原
因になります
◆
4)電動工具
ださい。電動工具の回転部に調節キーやレンチを付けたままにしておくと、
人的傷害の原因になります
5)無理
を保つようにしてください。これにより、予期せぬ状況でも電動工具をより
適切に操作することができま
6
) きちんとした服装で作業してください。だぶだぶの衣服やネックレスなどの
装身具は着用しないでください。髪、衣服、手袋を、電動工具の回転部に近づ
けないでください。だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具、長髪は、回転
部に巻き込まれる恐れがあります。
◆ 屋外での作業の場合には、ゴム手袋と滑り止めのついた履物の使用をお
◆ 長い髪は、帽子やヘアカバーなどで覆ってください。
7) 集じん装置が接続できるものは、適切に使用されていることを確認してくだ
さい。集じん機などを使用することで、粉じんに関係する危険を低減するこ
とができます
◆
護具を着用してください。常に保護めがねを着用してください。防じ
騒音の大きい作業では、耳栓、耳覆い(イヤマフ)などの防音保護具を着
用してください。騒音にさらされると、難聴の原因と
。
回転している先端工具が思いがけず身体に当たると、衣服に引っ掛かり、
身体が引き込まれる恐れがありま
の電源を入れる前に、調節キーやレンチなどは、必ず取り外してく
。
な姿勢で作業をしないでください。常に足元をしっかりさせ、バランス
す。
勧めします。
。
作業中に発生する粉じんは、健康を
さい。
。
なります
す。
害します。
4
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01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
d) 電動工具の使用および手入れ
1) 電動工具を、無理に使用しないでください。目的に合った電動工具を使用し
てください。より適切、安全に作業ができます。
◆ 安全に能率よく作業するために、電動工具の能力に合った速さで作業し
てください。
モーターがロックするような無理な使い方はしないでください
◆
小型の電動工具やアタッチメントは、大型の電動工具で行う作業には使
◆
用しないでく
◆
指定された用途以外に使用しないでくださ
2
) スイッチで始動、および停止操作のできない電動工具は、使用しないでくだ
さい。スイッチで制御できない電動工具は危険です。修理を依頼してくださ
い。
3) 調整・付属品の交換・保管をするときは、必ず電動工具の電源プラグを電源
コンセントから抜くか、電動工具本体からバッテリーを取り外してください。
このような予防的安全手段により、不意の作動によるけがの発生が軽減さ
。
れます
4)電動工
い。また、電動工具の取り扱いに不慣れな人や取扱説明書の内容を理解して
いない人には操作させないでください。電動工具を扱いなれていない人に
渡すと、危険
◆
◆
5)電動工具
ある可動部分の心ずれや結合、各部品の損傷やその他の状態をチェックし
てください。異常があった場合は使用せず、修理をご依頼くださ
多くの事故は
) 先端工具は鋭利で清潔な状態を保ってください。先端工具を適切に手入れ
6
し、鋭利な状態を保っておけば、作業の円滑さを失うことなく、能率よく作業
できます
7
) 電動工具、付属品、アタッチメント、先端工具などは、作業条件および作業内
容を考慮して、それらの取扱説明書に従って、使う電動工具に合うように使
用してください。
電動工具を意図した作業と異なる作業に使用すると、危険な状況になること
があります。
◆ 指定されたアクセサリー以外は、取り付けられたとしても安全に作業で
8)
電動工具は、25℃での使用を前提としていますが、時折、35℃になることも
想定しています
具を使用しないときは、子供の手の届かない場所に保管してくださ
この機械で遊ぶことがないように、子供を監視することが望ま
鍵のかかる所
きない恐れがあります。
ださい。
い。
です。
に保管してください。
の保守を行ってください。電動工具の動きに影響を及ぼす恐れの
、点検作業を怠ったことが原因となっています
。
。
。
しい。
い。
。
5
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bg7.png)
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2020年3月5日(木) 午後4時49分
e) 整備
電動工具の整備は,資格をもつ修理要員が純正の交換部品だけを用いて行っ
てください。これにより、電動工具の安全性を維持することができま
◆
サービスマン以外の人は電動工具、充電器、バッテリーを分解したり、修理・
改造は行わないでくださ
電動工具が熱くなったり、異常に気付いたときは、点検・修理に出してくださ
◆
い。
◆
この製品は、該当する安全規格に適合しているので改造しないで
◆
修理の知識や技術のない方が修理すると、十分な性能を発揮しないだけで
なく、事故やけがの原因になります
損傷したり、改造した電動工具やバッテリーを使用すると、予想外の動きをし
◆
て、電動工具をコントロールできなくなります。
い。
。
す。
ください。
f) その他
この機器は、安全に責任を負う人の監視または指示がない限り、補助を必要と
する人(子供を含む)が単独で使用しないでください
◆
この機器で遊ぶことがないように、子供を監視することが望ま
。
しい。
6
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bg8.png)
01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
マークについて
電
動工具本体には、下記の(もしくは下記のうち一部の)マークが表示されていま
す。マークの意味を十分理解して電動工具を使用してください。
V ボルト(電圧)
A アンペア(電流)
Hz ヘルツ(周波数、1秒あたりのサイクル)
W ワット(電力)
直径(ドリルビット、砥石などのサイズ)
n 定格速度
矢印(矢印の方向の動作)
交流
クラスⅡ電動工具 二重絶縁(アース不要)
警告メッセージ
使用する前に
作業中は
、取扱説明書を全てお読みください。
保護めがねを着用してください。
7
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bg9.png)
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2020年3月5日(木) 午後4時49分
研削、研磨、ワイヤーブラシ研磨、つや出しまたは砥石切断作業に
共通の安全警告
警 告
a)
この電動工具は、グラインダー、サンダー、ワイヤーブラシ、砥石切断工具として
機能するように意図されています。この電動工具とともに提供される全ての安
全警告、取扱説明書,図解および仕様書をお読みください。次に列挙する全ての
指示に従わなかった場合、感電、火災、大けがの原因となることがあります。
b) この電動工具で、磨き作業(ポリッシング作業)を実施することは推奨していま
せん。電動工具の設計対象でない作業は、危険を生じ、人身傷害の原因となるこ
とがあります。
c) 弊社が、特に設計し,推奨している以外の先端工具は使用しないでください。単
に電動工具に取り付けることができるということだけでは、先端工具は安全に
作業できませ
d
) 先端工具は、定格速度が電動工具に表示されている最高速度以上のものを取
り付けてください。電動工具の最高速度より遅い定格速度の先端工具は、破損
し、飛び散ることがありま
e)
先端工具は、外径および厚さが電動工具の能力定格内のものを取り付けてくだ
さい。正しくないサイズの先端工具は、適切に防護または制御することができ
ません
) 砥石、その他の先端工具は、取り付け穴径が、電動工具のスピンドルに適合して
f
いるものを使用してください。電動工具の取り付け金具に合わない取り付け穴
を持つ先端工具は、平衡を失い、過剰に振動し、また、制御の喪失をもたらすこ
とがあります。
g) 破損した先端工具は使用しないでください。それぞれの使用の前に、ホイール
の欠けまたはひび割れ、ワイヤーブラシのワイヤーの緩みまたは亀裂など、先
端工具を点検してください。電動工具または先端工具を落とした場合は、損傷
していないことを点検するか損傷していない先端工具を取り付けてください。
先端工具を点検し、取り付けた後は、回転している先端工具の面から離れ、周囲
の人を遠ざけ、最高無負荷速度で電動工具を1分間運転してください。損傷し
た先端工具は通常、この運転中に破損して飛び散ります
h
) 作業者用保護具を着用してください。用途によっては、フェースシールド、安全ゴ
ーグルまたは安全めがねを用いてください。適宜、ホイールまたは加工品の小
さな破片を遮断することができる防じんマスク、聴覚保護具、手袋および作業
用エプロンを着用してください。目の防護は,様々な作業で発生する飛散破片
を止めることができなければなりません。防じんマスクまたは呼吸マスクは、作
業で発生する粒子をろ過できなければなりません。高いレベルの騒音への長時
間の暴露は、聴覚喪失をもたらすことがありま
) 周囲の人を作業領域から安全な距離に離してください。作業領域に入る者は、
i
作業者用保護具を着用しなければなりません。加工品または破損した先端工具
8
の破片が飛び散って、作業領域周辺を越えてけがをもたらすことがありま
ん。
す。
。
。
す。
す。
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bga.png)
01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
j) 切断用先端工具が、隠れた配線または電動工具自身のコードと接触することが
ある作業を実施するときは、絶縁されたグリップ面だけで電動工具を保持して
ください。切断用先端工具が通電している配線と接触することによって電動工
具の露出金属部は電気的充電部となり、作業者に電撃を与えることがありま
す。
) コードは、回転している先端工具から離しておいてください。制御を失った場合、
k
コードが切断されたり引っ掛かったりして、手または腕が回転している先端工具
に引き込まれることがあり
l
) 先端工具が完全に停止するまでは、電動工具を下に置かないでください。回転
ます。
している先端工具が表面に引っ掛かって、電動工具の制御を失わせることがあ
ります。
m)
電動工具を身体の横に持っている間は、運転しないでください。回転している先
端工具との不測の接触で着衣が引っ掛かり、回転している先端工具を身体に引
き込む恐れがあります
) 電動工具の空気口は定期的に掃除してください。モーターのファンは、粉じんを
n
。
ハウジングの内側に引き込み、粉末金属の過剰な蓄積は電気的な危険をもた
らすことがあります。
o) 可燃性物質の近くでは、電動工具を運転しないでください。火花で、これらの物
質を発火させることがありま
p
) 冷却液が必要な先端工具は使用しないでください。水、その他の冷却液を使用
す。
すると、感電死または電撃がもたらされることがあります。
9
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bgb.png)
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2020年3月5日(木) 午後4時49分
キックバックおよび関連警告
警 告
キックバ
その他の先端工具の突然の反動です。挟まったり引っ掛かったりすると、先端工具
は急停止し、このために無制御になった電動工具は、その拘束時点における先端工
具の回転と反対方向へ押しやられます。
例えば、砥石が材料に挟まったり引っ掛かったりした場合、挟まった点に進入する砥
石の端は、材料の表面を掘り進み、砥石が材料からせり上がったり、跳ね上がったり
することがあります。
砥石は、挟まった時点の砥石の運動方向によって、作業者の方向またはその反対
方向へ飛びます。これらの条件下では、砥石が破損することもあります。
キックバックは、電動工具の誤使用や誤った作業手順、作業状態の結果であり、次に
示す適切な事前の措置を講じることによって回避することができま
a
) 電動工具をしっかり握り、身体および腕をキックバック力に耐えるように構えて
) 手は、絶対に回転先端工具の近くに置かないでください。先端工具が手の上に
b
c) キックバックが発生したときに電動工具が進む領域に身体を置かないでくださ
) コーナーや鋭いエッジなどを加工するときは、特に注意してください。先端工具
d
e)
ックとは、挟まったり引っ掛かったりしたときの、砥石、固定ナット、ブラシ、
す。
ください。作業中のキックバックまたはトルク反動に対する最大の制御のため
に補助ハンドルが備わっている場合は、これを常に使用してください。適切な事
前の措置を講じておけば、トルク反動やキックバック力は作業者によって制御す
ることができ
キックバックすることがあります。
い。キックバックは、引っ掛かった時点の砥石の運動と反対の方向へ電動工具を
進めます
が跳ねたり引っ掛かったりすることを防止してください。コーナーや鋭いエッジ
などを加工するとき、または飛び跳ねは、先端工具を引っ掛けて、制御不能また
はキックバックを引き起こす傾向があり
チェーンソーなど歯のある先端工具を取り付けないでくださ
◆
歯のある先端工具は、頻繁にキックバックと制御不能をもたらします
ます。
。
ます。
い。
。
10
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2020年3月5日(木) 午後4時49分
研削および砥石切断作業に固有の安全警告
警 告
a)
電動工具に推奨されている砥石タイプ、および選択した砥石用に設計された特
定の保護カバーだけを使用してください。電動工具の設計対象とされていない
砥石は、適切に防護することができず、危険です
b
) 保護カバーは電動工具にしっかりと固定して、最大限の安全のために配置し、作
業者の方向には最小限の砥石しか露出しないようにしてください。保護カバー
は、破損した砥石の破片および砥石との不測の接触から、作業者を保護する手
助けとなりま
c)
砥石は、推奨された用途だけに使用してください。例えば、切断砥石の側面で研
削しないでください。切断砥石は砥石の円周で研削することを意図したもので、
砥石に横方向の力を加えると、砥石を粉砕する恐れがありま
d
) 常に、使用する砥石に対応する適正なサイズおよび形状の、破損していないフ
ランジを使用してください。適切なフランジは砥石を保持し、砥石破損の可能
性を減少させます。切断砥石用のフランジは、研削砥石用のフランジと異なる
場合がありま
e
) 大型の電動工具用の、摩耗した砥石を使用しないでください。大型の電動工具
用の砥石は、小型の電動工具の速い速度には適切ではなく、破裂する恐れがあ
ります。
す。
す。
。
す。
砥石切断作業に固有の追加の安全警告
警 告
a
) 切断砥石をかみ込ませたり、過剰な圧力を掛けたりしないでください。過剰な
切断深さを得ようとしないでください。砥石に過剰な圧力を加えると、切断時に
負荷が掛かったり砥石がねじれたり、さらに挟み込みが起きやすくなったり、キ
ックバックまたは砥石破損がおきたりする可能性が増大します
回転している砥石の一直線上、または、後方に身体を置かないでください。身体
b)
から砥石が離れていく向きに操作しているとき、キックバックが起こると、回転
している砥石および電動工具が身体に直接向かって進むことがあり
c
) 切断中に砥石が挟み込まれた場合、または何らかの理由で切断を中断した場
合は、スイッチを“切”にし、砥石の回転が完全に停止するまで電動工具を材料
の中で動かないように保持してください。切断砥石が回転している間は、決して
材料から外そうとしたりしないでください。そうしないと、キックバックが発生す
ることがあります。砥石の挟み込みの原因を調べ、原因を排除するための是正
措置を講じてくださ
い。
。
ます。
11
![](/html/88/885b/885bcb3ca919b6077adf4272b7fc7fd82e04002857a91b586c5a48d98dd1792a/bgd.png)
01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
d) 材料の中で切断作業を再始動しないでください。再始動するときは、砥石が最
高回転に到達するのを待って、注意しながら切り口に砥石を入れてください。電
動工具を材料内で再始動すると、砥石が挟み込まれたり、砥石が材料からせり
上がったり、キックバックを引き起こしたりすることがあります。
e) パネルまたは特大の材料は、砥石の挟み込みやキックバックのリスクが最小限
になるように支持してください。大きな材料は、質量でたわむ傾向があります。
切断線の近くとパネルの端の近くの下に支持台を置いてくださ
f
) 既存の壁、その他の見えない部分に“ポケットカット”を行うときは、特に注意し
てください。壁面の裏側に出た砥石が、ガス管や水道管、電気配線、キックバッ
クを引き起こす原因となり得るものを切断する恐れがあります
い。
。
研磨作業に固有の安全警告
警 告
a)
大きすぎるサンディングディスクを使用しないでください。サンディングディス
クを選択するときは、弊社の推奨事項に従ってください。サンディングラバーパ
ッドのサイズを超える大きさのサンディングディスクは、けがをしたり、引っ掛か
ったり、サンディングディスクがちぎれたり、キックバックを引き起こしたりする
原因となります
。
ワイヤーブラシ研磨作業に固有の安全警告
警 告
a
) 通常の作業中であっても、ワイヤーブラシのワイヤーが抜け落ちることがある
ので注意してください。ワイヤーブラシに過剰な負荷を加えて、ワイヤーに過大
な応力を与えないでください。ワイヤーブラシのワイヤーは、薄い衣服を貫通し、
皮膚に突き刺さります。
b) ワイヤーブラシ研磨に保護カバーを使用する場合は、保護カバーにワイヤーホ
イールやワイヤーブラシが当たらないようにしてください。ワイヤーホイールや
ワイヤーブラシは、作業時の負荷や遠心力によって直径が拡大することがあり
ます。
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01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上のご注意』
◆
を必ず守ってくださ
ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示に従って
◆
正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管して
ください
他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説明書もお渡しください
◆
。
い。
。
コード式電動工具全般についての注意事項
ここでは、コード式電
動工具全般の『安全上のご注意』について説明します。
警 告
● 感電に注意してください。
◆ ぬれた手で電源プラグに触れないでください。
● 加工するものをしっかりと固定してください。
◆ 加工するものを固定するために、クランプや万力などを利用してください。
手で保持するより安全で、両手で電動工具を使用でき
● 異常や故障時には、直ちに使用を中止し、すぐに電源プラグを電
源コンセントから抜いてお買い求めの販売店、またはボッシュ電
動工具サービスセンターに、点検、修理を依頼してください。
そのまま、使用すると発煙・発火、感電、けがに至る恐れがありま
す。
<異常・故障例>
・電源コードや電源プラグが異常に熱い
電源コードに深いキズや変形がある。
・
・コードを動かすと、通電したりしなかったりする。
・焦げくさい臭いがする。
・ビリビリと電気を感じる。
・スイッ
チを入れても動かない。 など
。
ます。
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01 GWX750-125S 本文
2020年3月5日(木) 午後4時49分
● 必ず、銘板に表示してある電圧の電源で使用してください。
◆ 表示以外の電圧で使用すると、事故の原因になります。
●やむを得ず、湿気の多い場所で使用する場合は、漏電遮断器
(RCD)を設置して給電してください。
◆ 漏電遮断器の設置で、感電する危険が低減されます。
● つなぎコードは、アース中断線を備えた3芯コードを使用してく
ださい。(二重絶縁品、低電圧品は除く)
● 必ずアース(接地)してください。(二重絶縁品、低電圧品は除く)
● アース線をガス管に接続しないでください。(二重絶縁品、低電
圧品は除く)
● 作業中は電源コードが損傷したりもつれたりしないよう注意し、
常に本体の後方に離してご使用ください。
◆ コードが損傷したりもつれたりすると、感電や故障の原因になります。
● 作業領域に電線管や水道管、ガス管などが埋設されていないか、
適切な探知器で十分確認するか、公益事業者へ連絡をして、助言
を求めてください。
◆ 埋設物があると、先端工具が触れたとき事故の原因になります。
電気配線と
ガス配管の損傷は、爆発につながる恐れがあります。
水配管の貫通は、器物破損の原因になり
の接触は、発火や感電につながる恐れがあります。
ます。
● 先端工具が埋設された配線などに接触する恐れがある場合、電
動工具本体の絶縁された握り部を持って作業を行ってください。
◆ 絶縁部分を持っていないと、先端工具が通電している配線に接触して、電動
工具本体の金属部に通電した場合、作業者が感電する恐れがあります
絶縁部分
で保持していると、感電する危険が小さくなりま
す。
。
● 作業中に電動工具本体の調子が悪くなったり、異常音がしたりし
たときは、直ちにスイッチを切ってください。使用を中止し、お買
い求めの販売店またはボッシュ電動工具サービスセンターに点
検・修理を依頼してください。
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◆ そのまま使用していると、事故の原因になります。