GP20
Ultra Lite LED プロジェクタ
取扱説明書
目次
安全にお使いいただく
ために............... 3
紹介................. 6
プロジェクタの特長.............6
パッケージ内容.................7
プロジェクタ外観ビュー......... 8
制御装置および機能.............9
設置................ 14
スクリーンサイズの調整........ 14
接続................ 16
電源の接続....................16
コンピュータの接続............17
ビデオ機器との接続............19
HDMI ソース デバイスの接続 ... 20
MHL ソース デバイスの接続 .... 21
コンポーネント ビデオのソース
デバイスの接続................22
コンポジット ビデオ ソースの
接続.......................... 23
外部スピーカーの接続..........24
外部メモリ デバイスの接続 ..... 25
プロジェクタからサウンドを
再生する......................26
操作................ 27
プロジェクタの起動............27
入力信号の切り替え............28
投写イメージの調整............29
画像を隠す....................30
プロジェクタの保護............31
ファームウェアアップデート ... 33
画像の最適化 ................. 34
高地での操作 ................. 37
音量調整 ..................... 37
PC およびビデオ ソース
機器でイメージを表示する ..... 39
PC/ ビデオのポップアップ
メニューを使う ............... 40
内部メモリ、USB ドライブ、
SD カードを使ってファイルを
表示する ..................... 44
USB ストリーミングを使う ..... 56
ワイヤレス ストリーミングの
使い方 ....................... 58
Wi-Fi ネットワークの設定 ...... 71
設定メニューを使う ........... 74
プロジェクタをシャットダウン
する ......................... 80
メンテナンス ........ 81
プロジェクタのお手入れ ....... 81
トラブルシュー
ティング ............ 83
仕様 ................ 84
プロジェクタの仕様 ........... 84
外形寸法 ..................... 85
タイミングチャート ........... 86
保証と著作権に
ついて .............. 90
2
目次
安全にお使いいただくために
お使いのプロジェクタは、情報テクノロジ機器の最新の安全規格に適合するよう
に設計され、テストされています。ただし、本装置を安全にご使用いただくため
に、このガイドおよび装置のマークに記載されている指示に従ってください。
安全にお使いいただくために
1. プロジェクタを操作する前に、こ
のユーザーガイドをお読みくださ
い。またいつでも参照できるよう
に、手の届く場所に保管しておい
てください。
2. 動作中は、プロジェクタのレンズ
を覗き込まないでください。 光線
が強力なので、視力障害を引き起
こす恐れがあります。
4. 国によっては、電源電圧が一定し
ていない場合もあります。 プロ
ジェクタは、電源が直流で 19 V
のときに安全に作動するように設
計されていますが、停電や ±10V
のサージが発生すると故障する可
能性があります。電源の電圧が変
動したり、電源供給が中断したり
する地域では、電源安定器、サー
ジプロテクタ、または無停電電源
装置(UPS)にプロジェクタを接
続することをお薦めします。
5. プロジェクタが作動しているとき
に投写レンズを物体で塞ぐと、そ
れが過熱して変形したり、火災の
原因となったりします。
3. 点検修理については、認定サービ
ス担当者にお問い合わせくださ
い。
安全にお使いいただくために
3
安全上のご注意(続き)
6. プロジェクタの電源を繋いだま
ま電子コンポーネントを交換す
ることは絶対にお止め下さい。
7. 本製品は安定した場所に設置し
てください。本製品が落下して、
破損する恐れがあります。
8. 本装置のキャビネットは開けな
いでください。内部には危険な
電圧が流れており、触れると死
に至る場合もあります。修理は
認定サービス担当者にお問い合
わせください。
9. プロジェクタが稼動していると
きには、通気孔から熱風と臭気
を感じる場合があります。これ
は正常な状態であり、製品の欠
陥によるものではありません。
10. 次の場所に装置を置かないでく
ださい。
- 通気が不十分な場所または密閉さ
れている場所。壁との間隔を 50
cm 以上空けて、プロジェクタの周
辺の風通しをよくしてください。
- 窓を締め切った車内など、非常に
高温になる場所。
- 非常に湿度が高い場所、ほこりの
多い場所、タバコの煙にさらされ
る場所。このような場所に置く
と、光学部品が汚れ、プロジェク
タの寿命が短くなり、画像が暗く
なります。
4
安全にお使いいただくために
安全上のご注意(続き)
- 火災報知器に近い場所。
- 周辺温度が 40°C / 104°F を超える場
所。
- 高度が 3000 メートル(10000 フィー
ト)を超える場所。
3000 m
(10000
フィート)
0 m
(0 フィート)
11. 通気孔をふさがないでください。
- 本製品をブランケットなどの寝具類、
または他の柔らかい物の上に置かな
いでください。
- 本製品の上に布などをかぶせないで
ください。
- プロジェクタの近くに可燃物を置か
ないでください。
13. 装置を縦向きにしないでください。
縦向きにするとプロジェクタが倒
れ、けがをしたり、プロジェクタ
が破損したりする恐れがあります。
14. 装置の上に乗ったり、物を置いた
りしないでください。装置が物理
的に破損するだけでなく、事故や
けがの原因になります。
通気孔がふさがれると、プロジェ
クタの内部が過熱し、火災が発生
することがあります。
12. 使用時は必ず装置を水平な平面上
に置いてください。
15. プロジェクタの上または近くに液
体を置かないでください。プロ
ジェクタ内部に液体がこぼれると
故障の原因になります。 プロジェ
クタを濡らした場合は、電源コン
セントからプロジェクタを外し、
BenQ にご連絡の上プロジェクタの
点検をご依頼ください。
安全にお使いいただくために
5
紹介
プロジェクタの特長
このプロジェクタは高性能な光学エンジン投写技術とユーザーフレンドリーな設
計を統合しており、高い信頼性と使いやすさを実現しています。
プロジェクタには次のような特長があります。
• 最新の LED
長持ちする LED は、従来のランプよりも寿命が長いのが特長です。
• DLP テクノロジー搭載光学エンジン
WXGA 解像度と明るい映像。
• ワイヤレス ディスプレイ
PC (Windows および MAC) およびモバイル機器 (iOS、Android) 向けのワイヤレ
ス投写に対応しています。
• SRS WOW HD
深い低音と高周波による透明感のあるサウンドを出力して、再生音質
を飛躍的に向上します。
• 便利な機能の数々
iPhone/iPad プレーヤー、マルチメディア プレーヤー、ドキュメント ビューア、
内部メモリ、SD カード、USB フラッシュ ドライブ、USB ディスプレイに対
応。
• 持ち運びが簡単
このプロジェクタは小型で軽量ですので、出張や旅行に最適です。
ドキュメント、ビデオ、画像をどこにいても見ることができます。
• 複数の入力ポート
PC、AV、HDMI/MHL、USB、SD カードを含む複数の入力ポートが付いていま
すので、さまざまな周辺機器を接続できます。
• オーディオ出入力
RCA およびミニ ジャック入力ポート、電話ジャック出力ポート、2 つ の 3W
スピーカーが装備されています。
• 便利なメニュー アイテム
さまざまなタイプの入力メニューがありますので、プロジェクタを柔軟に活用
することが可能です。
• 投写イメージの明るさは、周辺光の状態および選択した入力信号のコントラスト / 輝度設定に
よって変わります。また投写距離の影響を受けます。
• ランプの明度は時間の経過に伴い暗くなります。また明度はランプ製造元の仕様によって異な
ります。これは異常ではなく、正常で予期される変化です。
™ テクノロジー
6
紹介
パッケージ内容
丁寧に開梱し、次に示すものがすべて揃っていることを確認してください。不足
しているものがある場合は、お買い上げの販売店にご連絡ください。
標準アクセサリ
同梱のアクセサリ類は日本仕様のものであり、本書の図とは異なる場合があります。
* 保証書は特定の地域でしか」提供しておりません。詳細は、本製品を購入された販売店へお問い
合わせください。
プロジェクタ 電源コード VGA ケーブル
Mini Projector
uick Start Guid
クイックスタートガイド 保証書 *MHL ケーブル
リモコンをご使用になる
前に、つまみを引いてく
ださい。
リモコン (電池付き) Wi-Fi ドングル
ユーザー ガイドとワイヤレス ハードウェアキー ガイドは、プロジェクタの内部メモリに保存され
ています。または、USB ケーブルを使ってコンピュータとプロジェクタを接続し、[ ホーム画面 /
USB ストリーミング /USB ファイル転送 ] を選択してください。プロジェクタが外部メモリとみな
され、PC/ ノートブックを介してユーザー マニュアルやワイヤレス ハードウェアキー ガイドにア
クセスすることができます。
紹介
7
プロジェクタ外観ビュー
正面 / 上面
1
2
3
4
5
8
2
1. 通気(冷気取り込み)
2. 内部スピーカー
3. 通気 (熱気排出)
4. 正面赤外線リモートセンサー
7
5. 投写レンズ
6. レンズカバー
3
7. 外部コントロール パネル
1
詳細は、9 ページの「プロジェ
クタ」を参照してください。
8. ピントリング
9. AC 電源ジャック
6
10. Type A USB ジャック
11. SD カード スロット
12. mini-B USB ジャック
/MHL 入力ジャック
RGB(PC)/ コンポーネントビ
デオ (YPbPr/YCbCr)信号入力
ジャック
背面 / 底面
11912
10
13. HDMI
14.
13 14 15 16 17
15. ビデオ入力ジャック
16. オーディオ入力ジャック
18
17. オーディオ出力ジャック
19
18. 盗難防止用ケンジントンロック
20
19
通気孔をふさがないでください。 通気孔を塞ぐと、プロジェクタが過熱し故障の原因となります。
スロット
19. 高さ調整フット
20. 三脚ソケット
8
紹介
制御装置および機能
プロジェクタ
1
2
3
4
5
6
7
1. POWER ( 電源イン
ロジェクタ動作中に点灯または点滅
プ
します。
2. 電源
スタンバイと電源オンの状態を切り替
えます。
詳細は、27 ページの「プロジェクタの
起動」 および 80 ページの「プロジェク
タをシャットダウンする」 を参照して
ください。
3. 上 / ボリュームを下げるキー
オン スクリーン ディスプレイ(OSD)
メニューがオンのとき:
- 上にナビゲートするとメニュー アイ
テムを選択できます。
- 調整を行います。(手動キーストーン)
オン スクリーン ディスプレイ(OSD)
メニューがオフのとき:
- 音量を上げます。
ジケータ ライト )
4. 左キー
8
オン スクリーン ディスプレイ
(OSD)メニューがオンのとき:
9
10
11
12
- 左にナビゲートするとメニュー ア
イテムを選択できます
- 調整を行います (輝度、コントラ
ストなど)
オン スクリーン ディスプレイ
(OSD)メニューがオフのとき:
(SD カード、内部メモリ、USB ドラ
イブにのみ適用)
- 前のビデオやオーディオ ファイル
を再生します。
- 押したままにするとビデオやオー
ディオ ファイルを巻き戻します。
5. OK/Blank
短押し
- メニューが表示されているときに選
択した機能を確定します。
- ビデオ、音楽、画像スライドショー
を再生、一時停止します。
(SD カード、内部メモリ、USB ドラ
イブにのみ適用)
長押し(3 秒): 消画切り替え。
6. メニュー
ポップアップ設定メニューをオンに
します。
7. 下 / 音量を下げるキー
オン スクリーン ディスプレイ
(OSD)メニューがオンのとき:
- 下にナビゲートするとメニュー ア
イテムを選択できます。
- 調整を行います。(手動キース
トーン)
オン スクリーン ディスプレイ
(OSD)メニューがオフのとき:
- 音量を下げます。
紹介
9
8. TEMP ( 温度インジケータ ライト )
プロジェクタの温度が異常に高くなる
と赤く点灯します。
9. LED ( LED インジケータ ライト )
光源の状態を表示します。光源に問題
が発生すると、点灯または点滅しま
す。
10. ホーム
低いレベルの OSD からホーム画面に
直接戻ります。
アプリケーション / ポップアップ メッ
セージを終了し、ホーム画面に直接戻
ります。
11. 右キー
オン スクリーン ディスプレイ(OSD)
メニューがオンのとき:
- 右にナビゲートするとメニュー アイ
テムを選択できます。
- 調整を行います。(輝度、コントラス
トなど)
オン スクリーン ディスプレイ(OSD)
メニューがオフのとき:
(SD カード、内部メモリ、USB ドライ
ブにのみ適用)
- 次のビデオやオーディオ ファイルを
再生します。
- 押したままにするとビデオやオー
ディオ ファイルを早送りします。
12. 戻る
前の OSD メニューに戻ったり 、
メニュー設定を保存して終了します。
10
MHL ソースを選択すると、キーパッド機能を使用できなくなります。 MHL を入力源として使用す
る場合は、リモコンか MHL デバイスを使って操作を行ってください。
紹介
リモートコントロール
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1. 電源
スタンバイと電源オンの状態を切り
替えます。 詳細は、27 ページの「プ
ロジェクタの起動」 および 80 ページ
の「プロジェクタをシャットダウン
する」 を参照してください。
2. ミュート
プロジェクタの音声をオン / オフにし
ます。
3. 上キー
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオンのとき:
- 上にナビゲートするとメニュー アイ
テムを選択できます。
- 調整を行います。 ( 手動キーストーン
など )
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオフのとき:
- 音量を上げます。
4. 左キー
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオンのとき:
- 左にナビゲートするとメニュー アイ
テムを選択できます。
- 調整を行います。 ( 輝度、コントラス
トなど )
11
12
13
14
15
16
17
18
19
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオフのとき: (SD カード、
内部メモリ、USB ドライブにのみ適
用 )
- 前のビデオ、音楽、フォト スライド
ショーやドキュメントを再生します。
- 押したままにするとビデオやオー
ディオ ファイルを巻き戻します。
5. 下キー
オン スク
リーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオンのとき:
- 下にナビゲートするとメニュー アイ
テムを選択できます。
- 調整を行います。 ( 手動キーストーン
など )
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオフのとき:
- 音量を下げます。
6. メニュー
ポップアップ設定メニューをオン / オ
フにします。
7. ホーム
低いレベルの OSD からホーム画面に
直接戻ります。
アプリケーション / ポップアップ
メッセージを終了し、ホーム画面に
直接戻ります。
8. 戻る
前のビデオ、オーディオ、画像スラ
イドショー、ドキュメント ファイル
を再生します。 (SD カード、内部メモ
リ、USB ドライブ、MHL のみ該当 )
9. 再生
ビデオ、音楽、画像スライドショー
を再生または一時停止します。 (SD
カード、内部メモリ、USB ドライブ、
MHL のみ該当 )
紹介
11
10. 巻き戻し
ビデオやオーディオ ファイルを巻き戻
します。 (SD カード、内部メモリ、USB
ドライブ、MHL のみ該当 )
11. Auto
表示されたコンピュータ画像に最適な
タイミングを自動的に決定します。 詳
細は、29 ページの「イメージの自動調
整」を参照してください。
12. 音量を上げるキー
音量を上げます。
13. 音量を下げるキー
音量を下げます。
14. 右キー
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオンのとき:
- 右にナビゲートするとメニュー アイ
テムを選択できます。
- 調整を行います。 ( 輝度、コントラス
トなど )
オン スクリーン ディスプレイ (OSD)
メニューがオフのとき: (SD カード、
内部メモリ、USB ドライブにのみ適用
)
- 次のビデオ、音楽、フォト スライド
ショーやドキュメントを再生します。
- 押したままにするとビデオやオー
ディオ ファイルを早送りします。
15. OK/Blank
短押し
- メニューが表示されているときに選
択した機能を確定します。
- ビデオ、音楽、画像スライドショー
を再生または一時停止します。 (SD
カード、内部メモリ、USB ドライブに
のみ適用 )
長押し (3 秒 ):
- 消画をオン / オフにします。 詳細は、
30 ページの「画像を隠す」を参照して
ください。
16. 戻る
上のレベルの OSD に戻ります。
1 つ
OSD のポップアップ設定メニューを
閉じます。
ホーム画面に戻ります。
OSD の現在のアプリケーションを閉
じます。
17. 次へ
次のビデオ、オーディオ、画像スラ
イドショー、ドキュメントを再生し
ます。 (SD カード、内部メモリ、USB
ドライブ、MHL のみ該当 )
18. 早送り
ビデオやオーディオ ファイルを早送
りします。 (SD カード、内部メモリ、
USB ドライブ、MHL のみ該当 )
19. 一時停止
ビデオやオーディオ ファイルを一時
停止します。 (SD カード、内部メモ
リ、USB ドライブ、MHL のみ該当 )
12
使用中の MHL デバイスが一部のリモコン機能に対応していなければ、これらの機能を使用できな
い場合があります。 使用できる機能については、MHL デバイスを確認してください。
紹介
リモコンの有効範囲
赤外線(IR)リモコン センサーは、プロジェク
ターの前面にあります。 リモコンを正しく機能
させるには、プロジェクタの IR リモコンセン
サに対して 15 度以内でリモコンを使用する必
要があります。 リモコンとセンサーの間の距離
が 7 メートル (23 フィート)を超えないよう
約
1
5
°
にしてください。
リモコンとプロジェクタの間に赤外線を遮断す
る障害物がないかどうかを確認します。
リモコンの電池の交換
1. バッテリー ホルダを引き出します
図に示す指示に従ってください。 バッテリー ホルダを引き出
す間、ロック アームを押したままにしてください。
2. ホルダに新しい電池を挿入します。 電池の正
極が外向きになるようにしてください。
3. ホルダをリモコンを入れます。
• 過熱や高湿度を避けてください。
• 電池の挿入方向を間違えると、電池の故障の原因となる
場合があります。
• 電池メーカーが推奨するものと同じ、または同種の電池のみご使用ください。
• 使用済みの電池は、製造元の指示にしたがって正しく廃棄してください。
• 電池を火の中に投げ込まないでください。爆発の危険性があります。
• 電池が完全に消耗してしまったり、またはリモコンを長期間使用しないときには、漏電により
リモコンが破損しないように電池は外しておいてください。
紹介
13
設置
スクリーンサイズの調整
投写距離、ズーム設定(可能な場合)、ビデオフォーマットにより投写画面サイズ
は変化します。
このプロジェクタの 16:10 はネイティブの縦横比です。
縦横比 16:10 画像は縦横比 4:3 ディスプ
レイ エリアにスケールされます
プロジェクタは必ず机の上などに水平に配置し、スクリーンに対して直角になる
ように設置してください。このように設置することによって、角度を付けて投写
(または角度が付いた面に投写する場合)すると生じる画像の歪みを防止すること
ができます。
新しいデジタル プロジェクタは、古いスタイルのリール トゥ リールのフィルム
プロジェクタとは異なり、映像をそのまま投写するわけではありません。 代わり
に、デジタル プロジェクタはプロジェクタの水平面よりやや上向きに投写するよ
うに設計されています。 これは机の上にプロジェクタを設置するとすぐに使用で
きるようにと配慮されたものです。スクリーンの下端が机のレベルよりも高くな
りますので、聴衆全員がスクリーンを見ることができるのです。
プロジェクタをスクリーンから遠ざけると、投写イメージのサイズが拡大され、
それに伴い縦のオフセットも広がります。
スクリーンとプロジェクタの距離を決定する際は、投写距離に直接比例する投写
イメージのサイズと縦オフセットのサイズも考慮する必要があります。
プロジェクタの設置場所を決定する際の参考となるように、スクリーン サイズ表
が記載されています。15 ページの「投写サイズ」で、ご使用になるプロジェクタ
のサイズをご確認ください。2 つの点に留意する必要があります。1 つはスクリー
ン中央からの距離(投写距離)と、もう 1 つはスクリーンの水平端からプロジェ
クタの縦オフセットまでの高さです(オフセット)。
14
設置
投写サイズ
適切な位置を計算する前に、85 ページの「外形寸法」を参照して、このプロジェ
クタのレンズサイズの中心を求めてください。
1280:800 スクリーン対角
スクリーン
レンズ中央
投写距離
スクリーン サイズ
対角
インチ
30 762 646 404 750
40 1016 862 538 1000
50 1270 1077 673 1250
60 1524 1292 808 1500
80 2032 1723 1077 2000
100 2540 2154 1346 2500
120 3048 2585 1615 3000
150 3810 3231 2019 3750
200 5080 4308 2692 5000
220 5588 4739 2962 5500
250 6350 5385 3365 6250
300 7620 6462 4039 7500
mm
幅(mm) 高(mm)
投写距離 (mm)
測定値はすべておよその値であり、実際のサイズにより変わります。プロジェクタを一定場所に固
定する予定であれば、設置を行う前に実際にプロジェクタを使って投写サイズと距離を測っておか
れるようお薦めします。このように準備しておくことによって、プロジェクタを最適な位置に固定
することができます。
設置
15
接続
下に示す接続図では、プロジェクタにケーブルは接続されていません(詳細は、7 ページの「パッ
ケージ内容」 を参照してください)。ケーブルはお近くの電気店でお求めください。
電源の接続
1. 付属の電源コードを AC IN 端末に接続します。
2. 電源コードをコンセントに接続します。 AC アダプタを使用すると、プロ
ジェクタの電源 LED インジケータがオレンジ色になります。
16
接続
コンピュータの接続
IBM® 対応コンピュータも Macintosh® コンピュータもどちらも接続できるように、
このプロジェクタには VGA 入力ソケットが付いています。 汎用版の Macintosh コ
ンピュータを使用する場合は、Mac アダプタが必要です。
プロジェクタをノートブックまたはデスクトップ コンピュータに接
続するには:
• VGA ケーブルを使う
1. 付属の VGA ケーブルでコンピュータの D-Sub 出力ソケットに接続します。
2. VGA ケーブルのもう方端をプロジェクタの COMPUTER ソケットに接続し
ます。
3. プロジェクタのスピーカーを使用したい場合は、適切なオーディオ ケーブル
を使ってコンピュータのオーディオ出力ソケットと、プロジェクタのオー
ディオ入力ソケットを接続します。
ノートブックまたはデスクトップ
コンピュータ
オーディオ
ケーブル
VGA ケーブル
多くのノートブックでは、プロジェクタを接続すると外付けビデオポートはオンになりません。
通常は「FN」+「F3」や CRT/LCD の組み合わせによって、外付けディスプレイをオン / オフにす
ることができます。CRT/LCD 機能キーまたは、ノートブック上でモニタ記号が示された機能キー
の場所を確認します。「FN」とその機能キーを同時に押します。 ノートブックのキーの組み合わせ
については、ノートブックの説明書をお読みください。
接続
17
• HDMI ケーブルの使い方
1. HDMI ケーブルをコンピュータの HDMI 出力ジャックに接続します。
2. HDMI ケーブルのもう方端をプロジェクタの HDMI ジャックに接続します。
• USB ケーブルを使う
1. USB ケーブルの Ty p e A 端子をコンピュータの USB 出力ジャックに接続しま
す。
2. USB ケーブルの mini-B 端子をプロジェクタの mini-B USB ジャックに接続しま
す。 プロジェクタとコンピュータを接続した後は、コンピュータの画像を表
示するか、コンピュータからプロジェクタの内部メモリにファイルを転送す
ることができます。
18
3. USB ディスプレイを選択した場合は、画面の指示に従ってコンピュータに
USB ドライバをインストールしてください。
4. USB ファイル転送を選択した場合は、マイ コンピュータまたは Windows エ
クスプローラを開いてプロジェクタのファイルにアクセスします。 プロジェ
クタはリムーバブル ディスクとして表示されます。 ドラッグアンドドロップ
操作、またはコピーアンドペースト操作で、コンピュータからプロジェクタ
にファイルを転送してください。
接続
コンピュータからプロジェクタを取り外す
i. Windows タスクバーで をクリックします。
ii. ポップアップ メッセージをクリックします。
iii. ハードウェアを取り外しても安全であるというメッセージが表示される
までは、USB ケーブルを外さないでください。
• ファイルをコピーしている間は USB ケーブルを外さないでください。データの破損やプロジェ
クタの故障の原因となります。
• コンピュータに投写ファイルが開いている間は接続は解除できません。すべての投写ファイル
を閉じた後、やり直してください。
• 他のバージョンの Windows も同様に作動します。 コンピュータから USB デバイスを安全に取
り外すための手順に従ってください。
ビデオ機器との接続
上記のいずれかの方法でプロジェクタとビデオ ソース装置を接続してください。
ただし、それぞれの方法でビデオ品質が異なります。 接続方法は、プロジェクタ
とビデオソース装置の両方に搭載されている端末に合ったものを選択してくださ
い。
端末名 端末の形態 画質
HDMI/MHL HDMI/MHL
最高
コンポーネントビデオ
VGA
かなり良い
ビデオ ビデオ 良い
正しいビデオソースが選択されているにもかかわらず、電源をオンにしても選択したビデオイメー
ジが表示されない場合は、ビデオソースの電源がオンになっていて正しく動作していることを確認
してください。また信号ケーブルが正しく接続されていることを確認します。
接続
19
HDMI ソース デバイスの接続
このプロジェクタには、Blu-Ray プレーヤー、DTV チューナー、ディスプレイなど
のように、HDMI ソース デバイスを接続するための HDMI 入力ジャックが付いて
います。
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は DTV チューナー、Blu-Ray プレー
ヤー、ディスプレイなど、対応するデバイスとデバイスの間を 1 本のケーブルで
未圧縮のビデオデータを転送することができます。この方式を使用すると、非常
に優れたデジタル映像とオーディオをお楽しみいただけます。
未使用の HDMI 出力ジャックがあるかどうか、ビデオ ソース機器を確認してくだ
さい。
• 使用可能なジャックがある場合は、手続きを続けてください。
• 使用可能なジャックがない場合は、デバイスに接続できる他の方法を模索する
必要があります。
プロジェクタを HDMI ソース デバイスに接続する:
1. HDMI ケーブルを HDMI ソース機器の HDMI 出力ジャックに接続します。
2. HDMI ケーブルのもう方端をプロジェクタの HDMI ジャックに接続します。
20
• ビデオ出力装置を接続するための HDMI ケーブル(上記例で使用)は、このプロジェクタの標
準アクセサリではありません。
• Apple Digital AV アダプタは、www.apple.com
接続
からご購入いただけます。
MHL ソース デバイスの接続
このプロジェクタは、HDMI 入力ジャックを介して MHL デバイス (MHL 対応 ) に
対応します。 MHL ケーブルを使って MHL 対応モバイル デバイスをプロジェクタ
に接続すると、高精細ビデオが滑らかに再生されます。
MHL (Mobile High-definition Link) は、携帯電話、タブレット、その他のポータブル
機器などのデバイス間での未圧縮 HD ビデオ (1080/30p) およびオーディオ (7.1 サ
ラウンド サウンド ) 転送に対応し、1 本のケーブルで信号を転送します。 この方式
を使用すると、非常に優れたデジタル映像とオーディオをお楽しみいただけます。
MHL に対応しているかどうかは、ご使用の携帯機器をご確認ください。
• 使用可能なジャックがある場合は、手続きを続けてください。
• 使用可能なジャックがない場合は、デバイスに接続できる他の方法を模索する
必要があります。
プロジェクタを MHL ソース デバイスに接続する:
1. MHL ケーブルを MHL ソース機器の MHL 出力ジャックに接続します。
2. MHL の HDMI 側をプロジェクタの HDMI/MHL ジャックに接続します。
• MHL に対応していないモバイル機器もあります。MHL 対応であるかどうかを確認するには、
モバイル機器の販売店にお尋ねください。
接続
21
コンポーネント ビデオのソース デバイスの接続
未使用のコンポーネント ビデオ出力ソケットがあるかどうか、ビデオ ソース機器
を確認してください。
• 使用可能なジャックがある場合は、手続きを続けてください。
• 使用可能なジャックがない場合は、デバイスに接続できる他の方法を模索する
必要があります。
プロジェクタをコンポーネント ビデオ ソース デバイスに接続する
1. コンポーネント ビデオ- VGA(D-Sub)アダプタ ケーブルを使って、3 RCA
タイプ側の端子をビデオ ソース機器のコンポーネント ビデオ出力ソケット
に接続します。 プラグの色とソケットの色を合わせてください(緑と緑、青
と青、赤と赤)。
2. もう片端の端子をプロジェクタの COMPUTER ソケットに接続します。
3. プロジェクタのスピーカーを使用したい場合は、適切なオーディオ ケーブル
を使ってビデオ ソース機器のオーディオ出力ソケットと、プロジェクタの
オーディオ入力ソケットを接続します。
AV デバイス
22
オーディオケーブル
コンポーネントビデオ - VGA
(D-Sub)アダプタケーブル
• オーディオ出力ジャックにイヤフォンや外部スピーカーが接続されていると、プロジェクタの
スピーカーからは音が出力されません。
• ビデオ信号が受信されない場合は、スピーカーからもオーディオ出力ジャックからも音は出ま
せん。 また音量も調整できません。
接続
コンポジット ビデオ ソースの接続
未使用のコンポジット ビデオ出力ソケットがあるかどうか、ビデオ ソース機器を
確認してください。
• 使用可能なジャックがある場合は、手続きを続けてください。
• 使用可能なジャックがない場合は、デバイスに接続できる他の方法を模索する
必要があります。
プロジェクタをコンポジット ビデオ ソース デバイスに接続する:
1. ビデオ ケーブルをビデオ ソース機器のコンポジット ビデオ出力ソケットに
接続します。
2. ビデオ ケーブルのもう方端をプロジェクタの ビデオ ジャックに接続します。
3. プロジェクタのスピーカーを使用したい場合は、適切なオーディオ ケーブル
を使ってビデオ ソース機器のオーディオ出力ソケットと、プロジェクタの
オーディオ入力ソケットを接続します。
AV デバイス
オーディオ
ケーブル
ビデオケーブル
必要なことは、コンポーネント ビデオ入力を使用できる場合は、コンポジット ビデオ接続を使って
このデバイスを接続することだけです。詳細は、19 ページの「ビデオ機器との接続」を参照してく
ださい。
接続
23
外部スピーカーの接続
サウンドをプロジェクタ内蔵の内部スピーカーからではなく、外部スピーカーか
らサウンドを出力することができます。
プロジェクタを外部スピーカー ソースに接続する:
1. 適切なステレオ ケーブルを使って、外部スピーカーとプロジェクタのオー
ディオ出力 ジャックを接続します。
オーディオケーブルをオーディオ出力ジャックに接続すると、内部スピーカー出力は無音になりま
す。
24
接続
外部メモリ デバイスの接続
SD カードの接続
プロジェクタを SD カードに接続する
1. SD カードをプロジェクタの SD カード スロットに挿入します。
• SD(HC)カードが対応できる最大メモリ容量は 32 GB です(外付けメモリが対応できる最大
容量は弊社の工場テストに基づいています。 実際の最大量はメモリ デバイスの製造元により異
なります)
• このプロジェクタは一部の SD カードと互換性がない場合があります。
USB ストレージ デバイスの接続
プロジェクタを USB ストレージ デバイスに接続する:
USB ストレージ デバイスを Typ e A の USB ソケットに接続します。
(USB フラッシュ
• この製品は、USB メモリ デバイスと HDD(Hard Disk Drive)に対応しています。最後に使
用したパーティションだけがマウントされます。(外付けメモリが対応できる最大容量は弊社の
工場テストに基づいています。 実際の最大量はメモリ デバイスの製造元により異なります)
• プロジェクタに HDD が接続されているとき、Ty p e A US B ポートからは最大 500 mA の電力
が供給されます。プロジェクタが大容量 HDD を読み取れない場合、供給電力が不足している
可能性があります。その場合は、Y- t y p e US B を使って HDD を外部電源に接続して HDD に電
力を供給してください。
• この製品はマルチカード リーダーに対応していません。
• この製品は、USB ストレージ デバイスが USB ハブに接続してあるときには作動しません。
接続
25
• 標準の USB 規格に準拠しない製品は、正しく作動しない場合があります。
• 自動認識アプリケーションと専用のドライバが搭載された USB ストレージ デバイスは、正常
に作動しない場合があります。
• 専用ドライバしか使用できない USB ストレージ デバイスは、認識されない場合があります。
• USB ストレージ デバイスの認識速度はデバイス毎に異なります。
• USB ストレージ デバイスを使用しているときに、製品の電源を切ったり、接続した USB スト
レージ デバイスを取り外したりしないでください。 USB ストレージ デバイスや保存されたファ
イルが壊れる場合があります。
• 正常なファイルが保管された USB ストレージ デバイスを使用してください。 問題のあるファイ
ルは故障の原因となったり、ファイルが開けなかったりします。
• USB ストレージは FAT16 /FAT32/NT FS にフォーマットしなければなりません。 HDD(Hard
Disk Drive)には FAT32 と NTFS をお勧めします。
• USB ストレージ デバイスのデータが壊れる場合がありますので、重要なデータは必ずバック
アップしてください。 データの管理はご自分で行ってください。 BenQ はデータの消失について
は、一切責任を負いません。
• USB ストレージのファイル ツリーはできるだけシンプルに保ってください。 フォルダが多すぎ
たり、フォルダのレイヤーが多すぎると、アクセスの際ラグタイムが生じます。
• 外付けメモリ デバイスをプロジェクタに接続すると外付けメモリが作動しなくなる場合があり
ます。このような場合は、PC に接続してください。 それでも作動しない場合は、メモリ デバイ
スの製造元、またはそのカスタマー センターにお問い合わせください。
プロジェクタからサウンドを再生する
プレゼンテーションでプロジェクタのスピーカーを使用し、さらに別にアンプ ス
ピーカーをプロジェクタのオーディオ出力ジャックに接続することも可能です。
下の表は、デバイス毎の接続方式と、サウンドの出力源をまとめたものです。
デバイス PC/ コンポーネントビデオ ビデオ
オーディオ入力ジャック
プロジェクタが再生でき
るサウンドの出力源
オーディオ入力(L/R)
AUDIO-IN
オーディオ入力(L/R)
AUDIO-IN
オーディオ入力(L/R)
オーディオ入力(L/R)
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オーディオ出力ジャック
• 選択した入力信号により、プロジェクタのスピーカーが再生するサウンドと、オーディオ出力
ジャックにプロジェクタを接続したときに出力されるサウンドが決定されます。
• プロジェクタは HDMI/MHL、外部メモリ、iPhone/iPad ソース デバイスからサウンドを再生
できますので、オーディオ入力ジャックに接続する必要はありません。 ただし、外部デバイス
を接続してサウンドを再生することはできます。
• USB ディスプレイはオーディオ機能に対応していません。
接続
操作
プロジェクタの起動
1. 電源コードを使って電源に接続します。 すると電源インジケータがオレンジ
に点灯します。
2. プロジェクタまたはリモコンの 電源を
押すと、プロジェクタが起動します。 プロ
ジェクタがオンになると、電源インジ
ケータが緑色に点灯します。
起動処理には数秒かかります。起動処理
の後半で、スタートアップロゴが表示さ
れます。
必要であれば、ピントリングを使って画
像の鮮明さを調整してください。
3. 初めてプロジェクタを起動する場合は、画面の指示に従って OSD 言語を選
択してください。
4. パスワードの入力を求められた場合は、
矢印キーを使って 6 桁のパスワードを入
力してください。詳細は、31 ページの
「パスワード機能を使用する」 を参照して
ください。
5. 接続されているすべての機器の電源をオ
ンにします。
6. プロジェクタがホーム スクリーンを表示
します。
入力信号の周波数 / 解像度がプロジェクタの動作範囲を超えた場合、「対応範囲外」 というメッセー
ジが消画スクリーンに表示されます。プロジェクタの解像度に合った入力信号に変えるか、入力信
号を低い値に設定し直してください。詳細は、86 ページの「タイミングチャート」を参照してくだ
さい。
操作
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