![](/html/27/2722/27226c662bcb1ad9e5fcf1db6ee75d475e54a32dc3d480f92a273c8f0236a205/bg1.png)
CP-UM-5445JE
デジタル指示調節計
SDC45/46
取扱説明書 設置編
このたびは当社製品をご購入いただき、まことにありがとうございま
す。この取扱説明書には、製品を安全に正しくご使用いただくための
必要事項が記載されております。また、この取扱説明書は、取り付け
時だけでなく、保守、トラブル時の対応などの際に必要です。当社製
品を使用した操作盤、装置の設計、保守を担当される方は、必ずお読
みになり、理解したうえでご使用ください。いつもお手元においてご
活用ください。
ご注文・ご使用に際しては、下記URLより「ご注文・ご使用に際して
のご承諾事項」を必ずお読みください。
http://www.azbil.com/jp/product/factory/order.html
お願い
この取扱説明書は、本製品をお使いになる担当者のお手元に確実に届
くようにお取りはからいください。
この取扱説明書の全部、または一部を無断で複写、または転載するこ
とを禁じます。この取扱説明書の内容を将来予告なしに変更すること
があります。
この取扱説明書の内容については、万全を期しておりますが、万一ご
不審な点や記入もれなどがありましたら、当社までご連絡ください。
お客さまが運用された結果につきましては、責任を負いかねる場合が
ございますので、ご了承ください。
© 2007–2018 Azbil Corporation All Rights Reserved.
● 機器の定格
AC電源モデル
供給電圧 AC100 ~240V(動作電源電圧AC85~264V)
電源周波数 50/60Hz
消費電力 30VA以下(SDC45)、40VA 以下(SDC46)
DC電源モデル
供給電圧 DC24V(動作電源電圧 DC21.6 ~ 26.4V)
消費電力 12W以下(SDC45)、15W 以下(SDC46)
● 環境条件
可燃性の液体や蒸気のあるところでは使用しないでください。
そのような環境下で使用すると安全性を損ないます。
使用温度範囲 0 ~ 50℃
使用湿度範囲 10 ~ 90%RH(結露なきこと)
許容振動 2m/s
過電圧カテゴリ CategoryⅡ(IEC60364-4-443、IEC60664-1)
汚染度 2
設置場所 屋 内
高 度 2000m以下
一時的過電圧 電源電圧+250V
● 機器の設置
計器を操作される方が計器の背面端子に触らないように、この製品
は必ずパネルに取り付けてください。供給電源およびリレー接点出
力を除く入出力のコモンモード電圧:対大地間の電圧は、
30V rms以下、42.4Vピーク以下、DC60V以下としてください。
● 適合規格
EN61010-1、EN61326-1(For use in industrial locations)
EMC試験中、±10%FSに相当する指示値や出力値の変動が生じ
る場合があります。
2
(10 ~ 60Hz)
関連取扱説明書
本書は使用上の注意事項と取り付け・結線・PVレンジ種類・主な仕様
などを説明したものです。詳しい取扱方法・設定方法などは、別冊の「詳
細編」および「表示・設定データ一覧」をご覧ください。
各種機能の操作については次の説明書があります。
必要に応じてお読みください。
SDC45/46 表示・設定データ一覧 CP-UM-5457
SDC45/46 詳細編 CP-SP-1218
SDC45V/46V 演算機能編 CP-SP-1275
スマートローダパッケージSLP-C45 CP-UM-5458
これらの資料は http://www.compoclub.com からダウンロードするこ
ともできます。
確認してください
お買い上げいただいたSDC45/46は次のものが同梱されています。
万一、異常や間違いがあった場合は、直ちにお買い上げの販売店までご
連絡ください。
取付器具 81405411-004 2個
ガスケット (SDC45用) 81421863-001 1個
(SDC46用) 81421864-001 1個
取扱説明書(本書) CP-UM-5445JE 1部
表示・設定データ一覧 CP-UM-5457 1部
安全要求事項(SAFETY REQUIREMENT)
人に損傷を与えるような感電の危険を減ずるために、この取扱説明書
に記載されているすべての安全に関わる注意事項に従ってください。
このシンボルは、触ると感電のおそれがあることをお客様に警告する
ものです。
• 当社が規定しない使い方をした場合、この製品に盛り込まれた安全保
護は損なわれます。
• 当社によって決められた以外の部品に交換しないでください。
• すべての配線作業は、それぞれの地域での規則に従って、認定されか
つ経験のある作業者によって行われなければなりません。
• 計器を操作される方がとどく範囲内に、この製品の主電源遮断用のス
イッチを必ず設けてください。
• AC電源モデルの主電源配線には、遅動タイプ(T)の、定格電流 1.0A、
定格電圧250Vのヒューズを設けてください。ヒューズは非接地側の
配線に設けてください。(IEC127)
• DC電源モデルの主電源に接続するDC電源装置には、クラスⅡの電
源装置を使用してください。
安全上の注意
この安全上の注意は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや
他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するためのものです。
安全上の注意は必ず守ってください。また、内容をよく理解してから
本文をお読みください。
● 警告表示の意味
警告
注意
取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷
を負う危険の状態が生じることが想定される場合。
取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、
または物的損害のみが発生する危険の状態が生じる
ことが想定される場合。
警告
FG端子をD種接地以上に確実に接続してから、測定対象や外部
制御回路への接続を行ってください。
本器への通電前に配線が正しく行われていることを確認してく
ださい。本器への配線間違いは故障の原因になり、また危険な
災害を招く原因にもなります。
本器の取り付け、取り外し、および結線のときは、本器および
接続機器の電源をすべて切ってください。
感電することがあります。
電源端子などの充電部には触らないでください。
感電のおそれがあります。
本器を分解しないでください。
感電・故障のおそれがあります。
注意
本器は、仕様に記載された使用条件(温度、湿度、電圧、振動、衝撃、
取付方向、雰囲気など)の範囲内で使用してください。
火災、故障のおそれがあります。
本器への結線は定められた基準に従い、指定された電源、およ
び施工方法で正しく配線してください。
火災、感電、故障のおそれがあります。
本器ケース内部に線くず、切粉、水などが入らないようにして
ください。火災、故障のおそれがあります。
端子ねじは仕様に記載されたトルクで確実に締め付けてくださ
い。締め付けが不完全だと感電、火災のおそれがあります。
本器の未使用端子を中継端子として使用しないでください。
火災、感電、故障のおそれがあります。
J1
![](/html/27/2722/27226c662bcb1ad9e5fcf1db6ee75d475e54a32dc3d480f92a273c8f0236a205/bg2.png)
注意
本器の結線後は端子カバーを取り付けることをお勧めします。感
電のおそれがあります。(
本器のリレーは仕様に記載された寿命の範囲内で使用してくだ
さい。範囲を超えて使い続けると火災、故障のおそれがあります。
雷サージのおそれがある場合には、サージアブソーバ(サージ防
止器)を使用してください。火災、故障のおそれがあります。
本器の通風穴をふさがないでください。
火災、故障のおそれがあります。
キー操作の際には先のとがったもの(シャープペンシルの先や針
など)で押さないでください。故障の原因となります。
本器は電源投入後、設定により2 〜 60秒間は動作しません。
調節計からのリレー出力も同様に動作しないので、使用する場
合には注意してください。
取り外したバッテリは各自治体の条例、または規則に従って適
切に廃棄ください。
使用するセンサ種類にあった正しい設定をしてください。誤っ
た設定では正常なPV値を測定できないため、制御出力が100%
になるなど、危険な状態になる場合があります。
本器は別売品の端子カバーを用意しています
)
■ パネル穴あけ図
● SDC45
個別取付 密着取付(SDC45R を除く)
以上
● SDC46
個別取付 密着取付(SDC46R を除く)
以上
単位:mm
+0.5
44
0
+0.5
0
92
50
以上
+0.5
92
0
+0.5
0
92
0
0
0
0
設 置
■ 取付場所
本器を取り付けるときは、次のようなところに設置してください。
• 供給電源およびリレー接点出力を除く入出力のコモンモード電圧:
対大地間の電圧は、30V rms以下、42.4Vピーク以下、DC60V以下
としてください。
• 高温、低温、高湿度、低湿度にならないところ
• 硫化ガスなど腐食性ガスのないところ
• 粉じん、油煙などの少ないところ
• 直射日光および風雨の当たらないように適切な処理のされたところ
• 機械的振動、衝撃の少ないところ
• 高圧線の下、溶接機の近くおよび電気的ノイズの発生源の近くでな
いところ
• ボイラなどのような高圧点火装置から15m 以上離れたところ
• 電磁界の影響の少ないところ
• 可燃性の液体や蒸気のないところ
• 屋 内
■ 取付方法
• 取付角度は水平位置から、後下がり10 度以内、後上がり 10 度以内
としてください。
• パネルは板厚7mm 以下(ガスケット使用時は 5mm 以下)で剛性のあ
るものをご使用ください。
取り扱い上の注意
• 防水用として使用する場合は、必ず本体にガスケットを取り付けて
ください。
■ 外形寸法
● SDC45
2
端 子 ねじ
M3
端子ねじM3
ガスケット(付属品)
取付器具(付属品)
● SDC46
2
ガスケット(付属品)
取り扱い上の注意
取付器具(付属品)
• 付属の取付器具のねじを締めて、取付器具が動かなくなったガタの
ない状態で、さらに1回転だけねじを回してパネルに固定してくだ
さい。ねじを締めすぎるとケースが変形してしまいます。
単位:mm
91.4
110
91.4
50
以上
取り扱い上の注意
防水・防じん用として使用する場合は、必ず個別取付にしてください。
•
• SDC45R/46Rは必ず個別取付にしてください。
• 3台以上の密着で取り付ける場合は、周囲温度は 40℃を超えない
ようにしてください。
• 上下方向は50mm 以上の間隔を空けてください。
結 線
本器を操作される方の手が届く範囲内に、本器の主電源遮断用のスイッ
チを必ず設けてください。また、AC電源モデルの本器の電源配線には遅
動タイプ(T)の定格電流 1.0A、定格電圧 250V のヒューズを設けてくださ
い。スイッチとヒューズは非接地側の配線に設けてください。(IEC127)
UL規格対応のためには、下記ヒューズをご使用ください。
メーカー: LITTELFUSE INC.
型 番 : Type 215001 または Type 477001
定 格 : AC250V、1A
本器側面の端子配列ラベルで使用している記号の意味は下表のとおりです。
記号 内 容 記号 内 容
110
〜 交 流
直 流 機能接地端子(保護接地端
注意、感電の危険
取り扱い上の注意
• 結線は形番と端子番号を本体側面のラベルで確認してから行い、必
ず間違いのないことを確認してください。
•
端子の接続にはM3のねじに適合する圧着端子を使用してください。
• 一つの端子ねじに複数の圧着端子を配線する場合は、あらかじめ圧
着端子を曲げ、2枚までの接続としてください。
• 入出力信号線は動力線や電源線から50cm 以上離してください。
また、同一の配線管やダクト内を通さないでください。
• 圧着端子などが隣の端子と接触しないようにしてください。
• 本器に接続する機器または装置は、本器の電源、入出力部の最高使
用電圧に適した強化絶縁または2重絶縁が施されているものを使用
してください。
• 本器は電源投入後安定のため、設定により2 〜 60秒間は機能しな
いようになっています。その後運転状態に入りますが、規定の精度
を満足させるためには、ウォームアップ時間が30分以上必要です。
• カレントトランスにはヒータ電流の流れる導線を貫通させてくださ
い。また、ヒータ電流は仕様に記載した許容電流を超えて使用しな
いでください。本器を破損することがあります。
• カレントトランス入力は位相制御に使用できません。
• モータ駆動端子とMFB 入力端子は、同一ダクト内に配線したり、6
心ケーブルで配線しないでください。モータ起動時のノイズなどで
本器の故障の原因になります。
J2
注 意
子ではありません)
![](/html/27/2722/27226c662bcb1ad9e5fcf1db6ee75d475e54a32dc3d480f92a273c8f0236a205/bg3.png)
■ 結 線
● SDC45背面
A
C F
A(SDC45/46 共通) C(SDC45 共通) C(SDC46 共通)
内 容 内 容 内 容
(1)
(1)
⑤
⑥
(1)
⑧
(1)
⑩
(1)
⑫
②
③
1
2
(2)
⑧
(2)
⑩
(2)
(2)
(2)
⑤
⑥
(3)
⑧
(3)
⑩
⑫
電 源
•
(1) AC 電源
②
③
1
2
+
−
AC100 〜 240V
(2) DC 電源
DC24V(無極性)
出力1、出力2
•
(OUT1/OUT2)
(1) リレー(1a1b)
(2) リレー(1a)
出力3(OUT3)
•
(1) リレー
+
(2) トライアック
−
(3) 電流、電圧パルス、
連続電圧
出力4(OUT4)
•
(1) リレー
+
(2) トライアック
−
(3) 電流、電圧パルス
出力5(OUT5)
•
(1) リレー
(2) 電流、連続電圧、
発信器用電源
A(SDC46モータ駆動
リレーモデル)
(1)
⑧
⑩
モータ駆動リレーモデルの
結線の詳細は、
D(SDC46 共通) E(SDC46共通) F(SDC45A/46A/45V/46V) F(SDC45R/46R)
内 容 内 容 内 容 内 容
D1
②
D2
③
D3
④
D4
⑤
D5
⑥
D6
⑦
D7
⑧
D8
⑨
— 未使用
⑩
—
⑪
—
⑫
デジタル
•
入力
(DI)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
COM(−)
E1
E2
E3
E4
E5
E6
E7
E8
⑩
⑪
⑫
— 未使用
—
—
デジタル
•
出力
(DO)
(1)
(1)
(1)
⑥
−
⑦
+
⑧
*(4)は SDC45V/46V 3 入力モデルだけ
● 発信器用電源の端子番号
出力5 出力7(SDC46 だけ)
A列
⑪
⑫
+
ー
C列
⑧
⑨
注)発信 器用電源
+
ー
● SDC46背面
出力3(OUT3)
•
(1) モータ駆動
リレー
3
4
出力4(OUT4)
•
(1) モータ駆動
リレー
SDC45/46 詳細編
CP-SP-1218 を
ご覧ください。
(2)
F1
②
F2
③
(2)
⑩
−
⑪
+
⑫
DC24V、30mA
B
C
(2)
1
CT
②
2
CT
③
—
④
(3)
+
⑥
V/mA
−
⑦
mV
+
⑧
⑩
B
⑪
C
⑫
(1)
(3)
T
②
G
③
*
(4)
V
2( P V 2 2 )
−
⑥
⑦
⑧
(3)
V/mA
V/mA
mV
+
1( P V 2 1 )
−
+
−
+
⑥
⑦
⑧
⑩
⑪
⑫
入力定格
(入力端子間)
D EA C F
(2)
COM(−)
①
C1
C2
C3
C4
C5
C6
C7
C8
C1
②
②
C2
③
③
C3
④
④
C4
⑤
⑤
C5
⑥
⑥
C6
⑦
⑦
C7
⑧
⑧
C8
⑨
⑨
⑪DB
SG
その他入力
•
(1)デジタル入力(DI)
(2)カレントトランス
(3)モータフィード
未使用 ④
PV入力2(PV2)
•
( 1 )熱 電 対
(2)測温抵抗体
(3線式)
(3)直流電圧 / 電流
(4)直流電圧 / 電流+
PV入力1(PV1)
•
( 1 )熱 電 対
(2)測温抵抗体
(3線式)
(3)直流電圧 / 電流
⑫
入 力( C T )
バック入力(MFB)
*
直流電圧
•
(DI/DO)
(1) DI
(2) DO
•
(1)
(1)
デジタル
入出力
RS-485
通信
(2)
⑥
B
⑦
C
⑧
B
C
⑩
⑪
⑫
AC
AC
—
D
⑥
B
⑦
C
⑧
(2)
1
2
SG
②
③
(3)
⑦
⑨
V
−
D
B
C
C1
②
C2
③
C3
④
C4
⑤
+
−
+
−
⑪DB
⑫
( 1 )測 温 抵 抗 体
⑥
(2)測温抵抗体
⑦
(3)直流電圧
⑧
⑩
( 1 )測 温 抵 抗 体
⑪
(2)測温抵抗体
⑫
:DC − 100 ~+100mV(PV 入力、直流電圧mVレンジ)
DC−1 ~+ 10V(PV入力、直流電圧Vレンジ)
DC0 ~ 20mA(PV 入力、直流電流)
AC0 ~ 69mA(カレントトランス入力)
AC0 ~ 13.2V(ヒータ電源電圧入力)
ヒータ電源
•
電圧入力
(AC)
未使用
PV入力2
•
(PV2)
(3線式)
(4線式)
PV入力1
•
(PV1)
(3線式)
(4線式)
デジタル
•
入力(DI)
出力6
•
(OUT6)
電流
出力7
•
(OUT7)
電流発信器
用電源
RS-485
•
通信
● 電流入力の場合 ● 電圧入力の場合
発信器
発信器用電源
(DC24V)
PV入力
(4〜20mA)
J3
発信器
250Ω精密抵抗
発信器用電源
(DC24V)
PV入力
(DC1〜5V)
![](/html/27/2722/27226c662bcb1ad9e5fcf1db6ee75d475e54a32dc3d480f92a273c8f0236a205/bg4.png)
● SDC46A1A2C0P0000における出力5 の電源と PV1 の接続例
取り扱い上の注意
• DC24V(出力5)
A列⑪:+
A列⑫:−
• PV1(DC4 〜 20mA)
F列⑩:+
F列⑪:−
+
−
● 入出力間アイソレーション
実線で囲まれたものは他の信号と絶縁されています。入出力の有無は形番によります。
電源は、すべての入出力、通信、内部回路と絶縁されています。
PV1
PV2/PV21/PV22
DI-C1 〜 DI-C8 OUT4
DI-D1 〜 DI-D8 OUT6
DI-F1 〜 DI-F2 DO-C1 〜 DO-C8
MFB RS-485通信
CT1/CT2/AC1/AC2 ローダ通信
内部回路
OUT1
OUT2
OUT3
OUT5
OUT7
DO-E1 〜 DO-E8
• 発信器用電源は、本器電源投入と同時に常時電圧を出力します。本
器電源投入前に接続を十分に確認してください。
また、本器電源を入れたまま発信器の接続、取り外しはしないでく
ださい。発信器の故障の原因になります。
• 配線には、シールド付きのものをお使いください。
• 発信器と本器の発信器用電源、PV入力を電流入力として接続した
場合は、必ずPV入力レンジを電流入力(DC4 〜 20mA)にしてから
動作チェックを実施してください。
PV入力レンジが正しく設定されていないとDC24Vが回路に印加
されず、発信器が動作いたしません。
取り扱い上の注意
• ローダジャック部は、内部回路とアイソレートされていません。
ローダを使用しない場合は、必ずキャップをしてください。
• モータ駆動リレーでは、OUT3と OUT4 は絶縁されていません。
各部の名称と機能
● SDC45正面
⑤
①
③
⑨
⑩
⑪
⑬
⑰
① 第 1 表示部 : PV 値(現在の温度など)や設定項目を表示します。
② 第 2 表示部 : SP値(設定温度など)や各設定項目の設定値を表示
します。
③ 補助表示部 : 設定項目の組番号、ループ
を表示します。
* PV 値の入力から PID 演算、制御出力に至るまでの一連の
つながりを総称して、「ループ」と呼びます。
④ MS(マルチステータス)表示灯
: MVや DI/DO 状態を表示します。
⑤ モード表示灯
rdy : READYモードのとき点灯します。
rsp : RSP(リモート設定入力)モードのとき点灯します。
man : MANUAL(手動)モードのとき点灯します。
⑥ 出力表示灯
out1 ~ out7 :
出力ONのとき点灯します。(SDC45はout1 ~ out5)
⑦ ユーザーファンクション表示灯
uf1 ~ uf4 : 設定にて定義した条件で点灯します。
(SDC45はuf1、uf2)
⑧ ループ番号表示灯
pv1、pv2 : 表示しているPV 値のループ番号が点灯します。
⑧
⑦
⑥
②
④
⑫
⑭
⑱
⑯
*
番号、チャンネル番号
● SDC46正面
⑤
①
③
⑩
⑪
⑬
⑰
⑯
⑨ [∧]、[∨]、[<]、[>]キー
: 数値の増減、桁移動や設定項目の移動に使用します。
⑩ [auto/man]キー : AUTO/MANUAL モードを切り替えるときに使用
します。
⑪ [sp/ev]キー : SP/EVバンクを設定するときに使用します。
⑫ [display]キー : 運転表示状態で表示の内容を切り替えるときに使用
します。
⑬ [para]キー : PARA バンクを設定するときに使用します。
⑭ [enter]キー : 設定の変更開始と変更中の数値を確定するときに使
用します。
⑮ [f1]、[f2]キー :
設定で割り付けた機能に使用します。(SDC46だけ)
⑯ [at]キー : オートチューニングの実行/停止を切り替えるとき
に使用します。また、設定にて割り付けた機能にも
使用できます。
⑰ [rsp/lsp]キー : RSP/LSPモードを切り替えるときに使用します。
また、設定で割り付けた機能にも使用できます。
⑱ ローダジャック : ローダケーブルを接続するためのジャックです。
(キャップ付き)
J4
⑧
②
⑦
⑥
④
⑫
⑭
⑱
⑨
⑮
![](/html/27/2722/27226c662bcb1ad9e5fcf1db6ee75d475e54a32dc3d480f92a273c8f0236a205/bg5.png)
本入力指示精度はセンサタイプにより異なります。
3入力モデルの場合、PV21/22で熱電対は使えません。SDC45R/46Rで熱電対は使えません。
PV-0 1
設定値
センサ
タイプ
1 K −270.0 〜 + 1372.0℃
2 E −270.0 〜 + 1000.0℃
3 J − 200.0 〜 +1200.0℃ −100℃未満:±1.0℃、400℃未満:±0.5℃、400℃以上:±0.1%Reading±1digit
4 T − 270.0 〜 + 400.0℃ −200℃未満:±10.0℃、−100℃未満:±1.0℃、−100℃以上:±0.5℃
5 B 0.0 〜 1800.0℃ 260℃未満:±70℃、800℃未満:±4℃、800℃以上:±2℃
6 R −50.0 〜 + 1768.0℃ 0℃未満:±4.0℃、1000℃未満:±2.0℃、1000℃以上:±0.1%Reading±1digit
7 S −50.0 〜 + 1768.0℃
8
WRe5-26
9
PR40-20
10
Ni-Ni·Mo
11 N − 200.0 〜 +1300.0℃ 0℃未満:±4.0℃、0℃以上:±1.4℃
12 PL II 0.0 〜 1390.0℃ ±1.4℃
13 DIN U − 200.0 〜 + 600.0℃ 0℃未満:±1.0℃、0℃以上:±0.7℃
14 DIN L −200.0 〜 +900.0℃ 0℃未満:±1.5℃、0℃以上:±1.0℃
15
金鉄クロメル
0.0 〜 2300.0℃ 1400℃未満:±1.5℃、1400℃以上:±0.1%Reading±1digit
0.0 〜 1900.0℃ 300℃未満:±40℃、800℃未満:±20℃、800℃以上:±8℃
0.0 〜 1300.0℃ ±1.4℃
−273.0 〜 + 27.0℃ ±1.5℃
レンジ 入力指示精度
PV-01
設定値を表にない値に設定すると入力指示値は0.0固定となります。
−200℃未満:±20.0℃、−100℃未満:±1.0℃、400℃未満:±0.5℃、400℃以上:±0.1%Reading±1digit
−200℃未満:±15.0℃、−100℃未満:±1.0℃、400℃未満:±0.5℃、400℃以上:±0.1%Reading±1digit
3入力モデルの場合、PV21/22で測温抵抗体は使えません。
SDC45R/46Rのリニア入力で測温抵抗体は使えません。
SDC45A/46A/45V/46Vは21、22、31、32が使えます。
SDC45R/46Rは23、24、33、34が使えます。
PV-0 1
センサ
設定値
タイプ
21 Pt100 3 線式 − 200.0 〜 +850.0℃ ± 0.3℃ 41 電 流 4 〜 20mA ± 0.1%FS ± 1digit
22 3線式 −200.00 〜 + 300.00℃ ± 0.15℃ 42 0 〜 20mA
23 3線式 0.00 〜 100.00℃ ±0.050℃ 43 電 圧 0 〜 10mV
24 4線式 0.000 〜 32.000℃ 44 − 10 〜 + 10mV
31 JPt100 3線式 −200.0 〜 +640.0℃ ± 0.3℃ 45 0 〜 100mV
32 3線式 −200.00 〜 + 300.00℃ ± 0.15℃ 46 − 100 〜 + 100mV
33 3線式 0.00 〜 100.00℃ ±0.050℃ 47 0 〜 1V
34 4線式 0.000 〜 32.000℃ 48 − 1 〜 + 1V
結線
方法
レンジ 入力指示
精度
3入力モデルのPV21は41、42、49、50、51が使えます。
3入力モデルのPV22は49、50、51が使えます。
SDC45R/46Rのリニア入力は47、49、50が使えます。
SDC45R/46Rの測温抵抗体入力で直流電圧・直流電流は使えません。
PV-0 1
設定値
センサ
タイプ
49 1 〜 5V
50 0 〜 5V
51 0 〜 10V
レンジ 入力指示精度
本器異常時のアラーム表示と対策を示します。
アラ ームコード 異常名称 原 因 処 置
AL0 1
AL02
AL03
AL04
AL05
AL06
AL 17
AL2 1
AL22
AL25
AL26
AL7 1
AL72
AL8 1
AL82
AL83
AL96
AL97
AL98
AL99
*SDC45V/46Vだけ
PV1入力上限異常 センサ断線、誤配線、
PV1入力下限異常
PV2/PV21入力上限異常 センサ断線、誤配線、
PV2/PV21入力下限異常
PV22入力上限異常 センサ断線、誤配線、
PV22入力下限異常
制御用レンジ異常 制御用レンジ誤設定 制御用レンジ上下限の再設定
MFB入力異常 断線、誤配線 配線の確認
モータ調整異常 断線、誤配線、モータ電源断 配線の確認、モータ電源の確認、再調整
CT1入力異常 CT入力オーバーレンジ、
CT2入力異常
PV1冷接点補償異常 端子温度異常(熱電対) 周囲温度の確認
PV2冷接点補償異常
バッテリ電圧低下
内蔵時計異常
ボード構成異常 ハードウェア故障 本体交換
メインボード異常
パラメータ異常 データ確定中に電源断、
調整データ異常
ROM異常 ROM(メモリ)故障 電源再投入、本体交換
*
*
PV1レンジ種類誤設定
PV2/PV21レンジ種類誤設定
PV22レンジ種類誤設定
CT入力誤設定
バッテリ消耗 バッテリ交換
バッテリ消耗、ハードウェア故障 バッテリ交換後に時計を再設定、本体交換
ノイズなどでデータ破壊
配線の確認、PV1レンジ種類の再設定(
PV1レンジ上下限の再設定(
配線の確認、PV2/PV21レンジ種類の再設定(
PV2/PV21レンジ上下限の再設定(
配線の確認、PV22レンジ種類の再設定(
PV22レンジ上下限の再設定(
(
CT入力の確認、CT入力設定の再設定
電源再投入、データの再設定(
交換
:制御用レンジ下限、
Cnt.05
PV-04
PV-04
Cnt.06
AL97
:レンジ下限、
PV-04
:レンジ下限、
:設定データ、
)、
PV-0 1
:レンジ下限、
PV-0 1
:制御用レンジ上限)
PV-05
PV-0 1
)、
PV-05
AL98
:レンジ上限)
)、
:レンジ上限)
PV-05
:レンジ上限)
:調整データ)、本体
![](/html/27/2722/27226c662bcb1ad9e5fcf1db6ee75d475e54a32dc3d480f92a273c8f0236a205/bg6.png)
形番構成
■ SDC45A/45V(形番が14 桁の場合)
基本
形番
モデル
出 力
電
源
1 、2 3 、4 5 6 、7 1 2
C45A
C45V
1
2
3 3入力(フルマルチ1点、リニア2点)
A
D
1
2
C0
D0
V0
RR
CC
VV
CV
SS モータ駆動トライアック+MFB入力 1点
0
R
C
D
P
0
*
1 SDC45Vでは選択できません
*
2 SDC45Vだけで選択できます
*
3 出力3、4に「SS」を選択した場合は
DI はありません
*
4 出力3、4に「SS」を選択した場合は
DI8 点です
*
5 出力3、4に「SS」を選択した場合は
選択できません
*
6 AC電源モデルだけで選択できます
■ SDC45R
基本
モデル
形番
C45R 高精度モデル(□ 48× 96)
1 2入力(測温抵抗体1点+リニア1点)
2 2入力(測温抵抗体2点)
出 力
電
源
1 、2 3 、4 5 6 、7 1 2
A AC100 〜 240V電源
D DC24V電源
1 リレー 1a1b:1点
2 リレー 1a:2点
CC 電流+電流
VV 電圧パルス+電圧パルス
R リレー 1a
0 なし
追加処理
オプ
ション
標準モデル
演算機能モデル
1入力(フルマルチ1 点)
2入力(フルマルチ2点)
AC100 〜 240V電源
DC24V 電源
リレー 1a1b:1点
リレー 1a:2点
電流(OUT3)
連続電圧(OUT3)
電圧パルス(OUT3)
リレー 1a+リレー 1a
電流+電流
電圧パルス+電圧パルス
電流(OUT3)+電圧パルス(OUT4)
なし
リレー 1a
電流
連続電圧
発信器用電源
なし
0
1
2
3
4
5
6
7
オプ
ション
DI2 点(DI-F1/2)
DI10 点
DI2点+DO8点
DI2点+DO8 点+RS-485
CT 入力2 点
CT入力2 点+DI8点
CT入力2点+DO8点
CT入力2 点+DO8点+ RS-485
0
なし
D
検査成績書付き
Y
トレーサビリティ証明対応
0
なし
1
すべて橙色表示
A
UL対応品
B
UL対応品、すべて橙色表示
追加処理
*4
*5
0 AC入力2点
1 AC入力 2 点+DI8 点
8 AC入力 2 点+RS-485
D 検査成績書付き
Y トレーサビリティ証明対応
0 なし
A UL 対応品
仕 様
*3
*3
*5
仕 様
■ SDC46A/46V(形番が14 桁の場合)
基本 形番モデル
C46A 標準モデル
C46V 演算機能モデル
*1
*2
*6
*3
*
1 SDC46Vでは選択できません
*
*5
*5
2 SDC46Vだけで選択できます
*
3 出力 3、4 に「CC」かつ出力 5 に「C」
を選択した場合は選択できません
*
4 出力 3、4に「R1」を選択した場合
は「0」だけ選択できます
*
5 出力 3、4に「SS」または「R1」を選
択した場合はDIはありません
*
6 出力 3、4に「SS」または「R1」を選
択した場合はDI12点となります
*
7 出力 3、4に「SS」または「R1」を選
択した場合は選択できません
*
8 AC 電源モデルだけで選択できま
す
電
出 力 オプ
源
1 、2 3 、4 5 6 、7 1 2
1 1入力(フルマルチ1点)
追加処理 仕 様
ション
*1
2 2入力(フルマルチ2点)
3 3 入力(フルマルチ1 点、リニア2点)
A AC100 〜 240V電源
D DC24V電源
1 リレー 1a1b:1点
2 リレー 1a:2点
C0 電流(OUT3)
D0 連続電圧(OUT3)
V0 電圧パルス(OUT3)
RR リレー 1a+リレー 1a
CC 電流+電流
VV 電圧パルス+電圧パルス
CV 電流(OUT3)+電圧パルス(OUT4)
SS モータ駆動トライアック+MFB入力1点
R1 モータ駆動リレー+ MFB入力1 点
0 なし
R リレー 1a
C 電流
D 連続電圧
P 発信器用電源
*4
*4
*4
*4
*4
0 なし
1 電流(OUT6)
2 発信器用電源(OUT7)
3 電流+電流
4 電流(OUT6)+発信器用電源(OUT7)
0 DI2点(DI-F1/2)
1 DI14点
2 DI14点+ DO8 点
3 DI14点+ DO8 点+RS-485
4 CT入力2点
5 CT入力 2 点+DI12 点
*3
*5
*6
*6
*6
*7
*7
6 CT入力 2 点+DI12 点+ DO8点
7
CT入力2点+DI12点+DO8点+RS-485
0 なし
D 検査成績書付き
Y トレーサビリティ証明対応
0 なし
1 すべて橙色表示
A UL 対応品
B UL 対応品、すべて橙色表示
*2
*8
*8
*7
*7
■ SDC46R
基本 形番モデル
C46R 高精度モデル(□ 96× 96)
電
出 力 オプ
源
1 、2 3 、4 5 6 、7 1 2
追加処理 仕 様
ション
1 2入力(測温抵抗体1点+リニア 1 点)
2 2入力(測温抵抗体2点)
A AC100 〜 240V電源
D DC24V電源
1 リレー 1a1b:1点
2 リレー 1a:2点
CC 電流+電流
VV 電圧パルス+電圧パルス
R リレー 1a
0 なし
3 電流+電流
0 AC入力2点
1 AC入力 2 点+DI12 点
8 AC入力 2 点+RS-485
D 検査成績書付き
Y トレーサビリティ証明対応
0 なし
A UL 対応品
■ SDC45A(形番が7桁の場合)
形番
オプ ション
1 2
基本 形番短縮
LED表示はすべて橙色です。
仕 様
C45A 標準モデル :警報出力2 点(OUT1/2)標準装備
0 —
0 一般形1 :リレー出力2 点(OUT3/4)+電流出力(OUT5)+DI2点
1 一般形2 :電流(OUT3)+電圧パルス(OUT4)+リレー出力(OUT5)
(DI-F1/2)
+DI2点(DI-F1/2)
2 位置比例形1:トライアック出力 2点(OUT3/4)+リレー出力(OUT5)
3 一般形3 :電流出力2 点(OUT3/4)+発信器用電源 DC24V(OUT5)
4 位置比例形2:トライアック出力 2点(OUT3/4)+発信器用電源 DC24V
+DI2点(DI-F1/2)
(OUT5)
0 なし
1 通信(RS-485)+ PV入力 2+ DO8 点
2 PV入力2 + DO8点
3 DO8点
4 PV入力2
■ SDC46A(形番が7桁の場合)
基本 形番短縮形番オプ ション 仕 様
C46A 標準モデル :
J6
1 2
警報出力2点(OUT1/2)+電流出力1点(OUT6)標準装備
0 —
0 一般形1 :リレー出力2点(OUT3/4)+電流出力(OUT5)+DI2点
1 一般形2 :電流(OUT3)+電圧パルス(OUT4)+リレー出力(OUT5)
(DI-F1/2)
+DI2点(DI-F1/2)
2 位置比例形1:トライアック出力 2点(OUT3/4)+リレー出力(OUT5)
3 一般形3 :リレー出力2 点(OUT3/4)+電流出力(OUT5)+発信器用
4 位置比例形2:トライアック出力 2点(OUT3/4)+リレー出力(OUT5)+
電源DC24V(OUT7)+ DI2点(DI-F1/2)
発信器用電源DC24V(OUT7)
0 なし
1 通信(RS-485)+ PV入力 2+ DI12 点+DO8 点
2 PV入力2 + DI12点+ DO8 点
3 DI12点+DO8 点
4 PV入力2
LED表示はすべて橙色です。