AssetDB Report Editor User manual [ja]

Report Editor
ユーザーマニュアル
Report Editor ユーザーマニュアル
目次
1 レポートエディターとは
1 2 はじめに 1
2.1 既存の環境を理解、把握する ......................................................... 1
2.2 システムレポートを実行する ......................................................... 1
3 新しいレポートの作成 2 4 既存のレポートの編集 3
5 レポートスタイル
5
5.1 新しい様式を作成する ..................................................................... 5
5.1.1 フォントの色とテキストの色を設定する 6
5.1.2 チャートの色を設定する 7
5.1.3 ヘッダーとフッターを設定する 8
5.2 既存のスタイルを編集する ............................................................. 9
5.3 スタイルをエクスポート/インポートする ............................... 10
6 プロジェクトデータソースの設定 10
6.1 カスタムフィールドを作成する ................................................... 13
6.1.1 複数のフィールドを追加する 14
6.1.2 数値を入力してフィールド数を乗じる 14
6.1.3 条件に基づくテキストを表示する 15
6.2 既定ソート順の設定をする ........................................................... 16
7 レポートの内容管理 17
7.1 レポートセクションを作成する ................................................... 17
7.1.1 サブセクションを作成する 19
7.2 改ページを挿入する ....................................................................... 19
7.3 パラグラフを作成/編集する ....................................................... 20
7.3.1 プロジェクトアセットのパラグラフを作成する 21
7.3.2 仮想アセットのパラグラフを作成する 23
7.4 レポートテーブルを作成/編集する ........................................... 23
7.4.1 標準テーブルを編集する 23
7.5 プロジェクトアセットテーブルを作成する ................................................ 25
7.5.1 標準プロジェクトアセットテーブルにパラメータを追加する 25
7.5.2 計算 26
7.5.3 パーセンテージ 27
7.5.4 比率 27
7.5.5 ダイナミック表を作成する 28
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7.5.6 ダイナミック表データソースを編集する 29
7.5.7 クロス・タブテーブルの作成 30
7.5.8 計算式コラム 32
7.5.9 カウント・コラム 32
7.6 仮想アセットテーブルを作成する ............................................... 33
7.7 レポートアセットチャートの作成/編集 ................................... 33
7.7.1 パイチャート(円グラフ)を作成する 33
7.7.2 連続パイチャート(円グラフ)を編集する 35
7.7.3 バー(棒グラフ)を編集する 37
7.7.4 計算 38
7.7.5 数式 39
7.8 仮想アセットチャートの作成 ....................................................... 39
7.9 レポートの順序を変更する ........................................................... 40
8 レポートデザインのエクスポート/インポート 41
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1 レポートエディターとは
Asset DB レポートエディターは、Asset DB アナリストやアーキテクトと直接作 業を行うために開発されたソフトウェアです。レポートエディターのモジュ ールでは、標準 Asset DB システムレポート(プリントアセスメントサマリー、 移動・変更、将来の状態に関する提案を含む)を、データフィルタ、コンテ ンツ、ビジュアルスタイルなど、ユーザー特定のニーズに応じて、生成、編 集することができます。
また、テキスト、表、チャートなど、プロジェクトデータの全要素を表示し た、新しいレポートを作成することもできます。
2 はじめに
Asset DB レポートエディターを実行してレポートを作成または編集するには、 まず既存の印刷環境に関する Asset DB のプロジェクトが必要です。作業を始 める前に、「Asset DB オーディター」と「Asset DB アナリスト」のマニュアル を読み、内容と機能を十分に理解して下さい。
2.1 既存の環境を理解、把握する
レポートを実行または修正するにあたり、現在のフリート(機器のすべて) に関するデータと、可能な範囲でソリューションデザインに関するデータを 包括的に把握する必要があります。 システムレポートでは、平均月間ボリューム、TCO 計算の実行、現状のグリ ーン分析の実行、製品コストデータの追加、将来の状況のグリーン分析の実 行を含めた理解が必要です。 作成または修正するレポートでは、収集したデータが表示するデータを反映 していること。 これらのプロセスについては、「Asset DB オーディター」、「アナリスト」、 「アーキテクト」の各マニュアルに詳細が記載されています。本マニュアル では、ユーザーがその情報を完全に理解したものとして、説明を進めます。
2.2 システムレポートを実行する
印刷アセスメントサマリーレポート、移動・変更レポート、将来の状態提案 レポートなど、既存のレポートの実行プロセスについては、「Asset DB アナ
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リスト」マニュアルに説明があります。本マニュアルでは、そのプロセスを 理解したものとして説明を進めます。
3 新しいレポートの作成
新しいレポートを作成するには、[レポートの管理]ウィンドウを開きます。 [レポート][デザイン][管理する]の順に選択し、ウィンドウから [新しい]ボタンをクリックすると、新しいレポートのウィンドウが表示さ れます(図 1)。
[新しいレポート]ウィンドウでは、レポート名やタイトルの決定、ドロッ プダウンからレポートスタイルの選択を行います。レポート名は、リストか らレポートを選択するためのもので、この名前は最終レポートには表示され まsせん。レポートタイトルは、レポートの各ページのヘッダーに表示され るものです。レポートのタイトルとレポート名は、異なる場合があります。
図 1. 新しいレポート]ウィンドウ
次に、レポート様式を選択します。既定では[asset DB(システム)]に設定 されていますが、ドロップダウンを使って希望のスタイルに変更することが 可能です。スタイルの作成と編集方法については、セクション5を参照のこ と。
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最後に、プロジェクトデータソースを設定します。これにより、データのフ ィルタやソートの既定設定ができるようになります。[プロジェクトデータ ソース]タブを選択し、セクション6で説明する方法で設定を行います。
各項目の設定を終了したら、[OK]ボタンをクリックしてレポートを保存し ます。これでレポートにパラグラフ、テーブル、画像、表を配置する準備が 整いました。これらのオブジェクトの作成方法については、セクション7を 参照のこと。
4 既存のレポートの編集
すでに設定済みのシステムレポートの生成だけではなく、パラグラフやテー ブルの追加、追加条件の設定、レポートスタイルの調整など、修正を加える ことも可能です。
プリントアセスメントサマリーレポートや移動・変更レポート、フューチャ ー・ステイト提案レポートなどのシステムレポートを編集するには、まず該 当するレポートをコピーします。
レポートは[レポートの管理]ウィンドウにコピーされます。レポートを開 くには[レポート][デザイン][管理する]を選択します。
[レポートの管理]ウィンドウが開き、保存されているレポートがリスト表 示されます。既存のレポートをコピーするには、レポートを選択し[コピー] ボタンをクリックします(図 2)。
図 2. 既存のレポートをコピーする
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[コピー]をクリックすると、レポートの[コピー]ウィンドウが開きます。 ここでは、レポート名(レポートリスト上の表示名)とレポートのタイトル (レポートの各ページに表示)を変更することができます。
図 3. レポートをコピーする
また[コピー]ウィンドウでは、オリジナルのレポートにあるセクションを 削除してから、レポートをコピーすることができます。プロジェクトに TCO 計算やグリーン計算が含まれない場合、これらのセクションをプリントアセ スメントサマリーレポートから削除することができます。
セクションを削除するには、画面左下のリストで削除したいセクションから チェックを外します(図3)。セクションをハイライトすると、メインパネ
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ルでプレビュー表示されます。削除するセクションを決定する時に、便利な 機能です。
セクションの削除は、この後の段階でも可能です。詳細については、セクシ ョン7を参照のこと。
最後に[スタイル]ドロップダウンから、レポートのスタイル(色、フォン ト、ロゴ)を選択します。データソースの設定については、セクション 6 を 参照のこと。
これらの設定が終了したら、[OK]ボタンをクリックして、レポートのコピ ーを作成します。これで、レポート内のセクションやオブジェクトを編集す る準備が整いました。詳細については、セクション7を参照のこと。
5 レポートスタイル
レポートに組み込むデータやテキストの設定だけではなく、レポートスタイ ルのデザインをすることができます。フォントや色、画像、印刷方向などは、 すべてカスタマイズが可能です。複数のスタイルを作成し、ユーザ同士で共 有することもできます。
5.1 新しいスタイルを作成する
新しいレポートスタイルを作成するには、[レポート][スタイル] [管理する]をクリックします。[レポートスタイル]ウィンドウから[新 しい]を選択すると、[スタイルを編集する]ウィンドウが開きます(図
4)。
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図 4. [スタイルを編集する]ウィンドウ
まず、スタイル名とページ数、ページ方向を設定します。設定は[一般的な] タブから行います。
スタイル名の設定により、レポートに特定のスタイルを適用する時に、スタ イルの識別が簡単にできるようになります。
ページサイズと印刷方向は、レポート内全てのページに適用されます。レポ ートは、PDF、Word、PowerPoint などさまざまな形式でエクスポートできる ため、将来エクスポートする形式を考えた上で、これらの要素を設定するこ とが大切です。例えば、PDF Word の場合だと縦方向、PowerPoint の場合だ と横方向に設定するのが最適です。
5.1.1 フォントの色とテキストの色を設定する
次に、フォントの色とテキストの色を決定します。まず、パラグラフまたは 本文のフォントを設定します。このプロセスによって、レポート全体の既定 フォントが決定します。
まず、[スタイルを編集する]ウィンドウ左上のパネルから[スタイル]を 選択します。下のパネルのオプションを使い、パラグラフのフォント、サイ
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タイトルの新しいフォ
ント/色を設定
変更するタイトルを設定
変更が直ちに表
ズ、スタイル、色を設定します。変更した内容は、右側のパネルにそのまま 表示されます。
個々の見出しやタイトルスタイルも、同様の方法で変更します。各タイトル グループを拡張し、フォントスタイルを設定します(図5)。
図 5. 見出し/タイトルのフォントを変更する
5.1.2 チャートの色を設定する
フォントと色の設定が終了したら、次にレポートに表示するチャートの色を 設定します。
まず、画面左上の[チャートシリーズ]タブを選択します。現時点で[スタ イル]で使用されている色と設定後に使用される順序が表示されます。
現在使用している色を編集するには、関連するアイテムをクリックします。 そこで、色番号を直接入力、またはドロップダウンメニューで定義済みの色 をダブルクリックして選択します(図 6)。
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表のサンプルが自
動表示
6 進法の色コードを直接
入力する
変更がそのまま
表示
図 6. チャートの色を変更する
色を削除するには、削除したい色を選択し、[削除]ボタンをクリックしま す(図 6)。
色の使用順序を編集するには、各アイテムを選択し、リストの右にある上下 のスクロールボタンを使い、順序を変更します。
5.1.3 ヘッダーとフッターを設定する
最後に、ヘッダーとフッターの編集を行います。ヘッダーの色は[スタイル] タブの[タイトル]の色を変更して設定します(セクション 5.1.1)。
ヘッダーの位置の編集と表示画像の修正は、[ページヘッダー]タブから行 います。ヘッダーに表示されるレポートタイトルは、デフォルトで[トッ プ・中間・下位]に設定されています。バナーの上か下に移動するには、 [タイトル配置]ドロップダウンメニューを使います。
タイトル以外にも、ヘッダーに表示する画像の変更もできます(図 7)。
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図 7. ページヘッダーを編集する
画像設定のオプション:
表示: ボックスをチェックして、画像の表示を決定します。 画像: [画像の選択]ボタンをクリックして、希望の画像を検索、変更
します。 幅・高さ: ヘッダーに合わせて画像のサイズを調整します。
位置: 画像は、ヘッダーの左右いずれにも配置することが可能です。 配置: テキスト同様、画像もバナーの上下、中心のいずれにも配置す
ることができます。
このオプションでは[ページフッター]タブをクリックして、フッターに挿 入する画像も同様に設定することができます。ページ数の表示位置は、デフ ォルト設定が[中心]になっていますが、このタブからバナーの上か下に移 動することができます。
スタイルの変更を終了したら、画面右下の[OK]ボタンをクリックして、変 更を保存します。
5.2 既存のスタイルを編集する
既存のレポートスタイルを編集するには、まず[レポート]→[スタイル] [管理する]で、[レポートスタイル]ウィンドウを開きます。ウィンド ウには現在作成されているスタイルが表示されます。スタイルを削除するに は、希望のアイテムを選択し、[削除]ボタンをクリックします。
既存のスタイルの編集には、アイテムを選択し[編集]ボタンをクリックし ます。編集作業は、セクション 5.1.15.1.25.1.3 と同様のプロセスで行いま す。
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5.3 スタイルをエクスポート/インポートする
一旦作成されたスタイルは、将来 Asset DB のレポートに適用することができ るだけではなく、他の Asset DB にエクスポート、インポートすることもでき ます。
スタイルをエクスポートするには、[メニュー]バーから[レポート] [スタイル]→[エクスポート]を選択します。表示されたスタイルリスト からエクスポートするスタイルを選択し、[エクスポート]ボタンをクリッ クします。ファイルは、希望のエクスポート先に.rst ファイルとして保存され ます。
スタイルをインポートするには、[レポート][スタイル][インポー ト]で、保存した.rst ファイルを選択します。スタイルは、システム内全ての レポートに適用することができます。
6 プロジェクトデータソースの設定
コピーしたレポートは、[レポート]ウィンドウに表示されます。新しいレ ポートに変更を加えるには、リストから希望のレポートを選択して[編集] ボタンをクリックします(図 8)。
図 8. コピーしたレポートを編集する
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レポートの[レポートデザイン/スタイル]ウィンドウが開きます。ここでレ ポート名の変更はできませんが、タイトルは左上の[一般的]の中で変更す ることができます。
まず、レポート内容となるデータを決定します。[編集]ウィンドウの[プ ロジェクトデータソース]タブで設定を行います(図 9)。
図 9. [プロジェクトデータソース]タブ
Asset DB では、プロジェクトの[アイコンのカスタマイズ]にあるフィール ドや機器タイプなどの、システム設定フィールドに基づいたプロジェクトデ ータのフィルタ設定をすることができます。
フィルタ条件を設定するには、[条件]パネルを使います(図 9)。プリン トアセスメントサマリーレポートの場合、既定として設定されているのは、 範囲にあるプリンタ、MFD、スキャナ、ファックスです。既定設定の変更ま たは、他のレポートに条件を設定する場合は、[条件]パネルから[編集] ボタンをクリックします。
[編集条件]ウィンドウが開いたら(図 10)、データに独自の条件を設定し ます。ここでは独自のサブセットしか表示されません。例えば、範囲内のプ リンタのみを表示する場合です。設定は次の手順で行います。
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