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- 0 - Asset DB v4.4
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目次
1 データの準備 ................................................................................................................................ 1
2 ボリューム生成 ............................................................................................................................. 3
2.1. ボリューム生成の推測値 .................................................................................................... 3
2.2. ボリューム生成の推測値の作成 ......................................................................................... 3
2.3. ボリューム計算の推測値の編集と削除 .............................................................................. 5
2.4. ボリューム生成の推測値の割り当て .................................................................................. 6
2.5. ボリューム生成 ................................................................................................................... 7
3 コストの計算:TCO ツール ....................................................................................................... 10
3.1. 新規 TCO 分析の作成 ....................................................................................................... 11
3.2. 各印刷関連アセットに TCO カテゴリーステータスを指定する ...................................... 11
3.3. 価格データと印刷可能枚数データの取得 ......................................................................... 13
3.4. 顧客からのコストデータの追加 ....................................................................................... 15
3.5. 消耗品の削除 .................................................................................................................... 16
3.6. ローカル消耗品 ................................................................................................................. 16
3.6.1. 以前に作成されたローカル消耗品の使用.................................................................... 18
3.7. 消耗品の関連機器を表示する ........................................................................................... 19
3.8. 契約タイプの設定 ............................................................................................................. 20
3.8.1. リース契約とレンタル契約の設定 .............................................................................. 21
3.8.2. クリックコスト契約の設定 ......................................................................................... 22
3.8.3. トライカラーのクリックコスト契約の設定 ................................................................ 22
3.8.4. 他のサポート契約 ........................................................................................................ 23
3.8.5. 契約データのエクスポートとインポート.................................................................... 24
3.9. 推測値の作成 .................................................................................................................... 25
3.10. 契約と推測値の割り当て .................................................................................................. 26
3.11. コストの計算 .................................................................................................................... 28
3.12. TCO 分析のインポートとエクスポート ........................................................................... 29
3.13. Asset DB の現状への TCO データの移動 ........................................................................ 29
3.14. TCO コストの確認............................................................................................................ 31
4 CO2 の計算:グリーン計算 ........................................................................................................ 31
4.1. グリーン計算分析の開始 .................................................................................................. 32
4.2. 類似した機器を見つける .................................................................................................. 33
4.3. 推定値 ............................................................................................................................... 34
4.4. 計算 ................................................................................................................................... 35
4.5. グリーン分析のインポートとエクスポート ..................................................................... 36
5 ユーザーデータ ........................................................................................................................... 36
5.1. ユーザーデータのインポート ........................................................................................... 37
5.2. マッピングと表示 ............................................................................................................. 37
6 ANALYST の機能 ....................................................................................................................... 40
6.1. 統計 ................................................................................................................................... 40
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6.2. アセットのハイライト/フィルターツール ..................................................................... 41
6.3. アイコン周囲の距離の表示 .............................................................................................. 44
7 アセスメント要約レポート ......................................................................................................... 46
8 ポートフォリオ ........................................................................................................................... 46
8.1. ポートフォリオのエクスポート ....................................................................................... 47
8.2. ポートフォリオのインポート ........................................................................................... 48
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1 データの準備
[データ準備] タブにはアセットデータが別の形式で表示され、セクション 2 にあるボリューム生成手
順で使用するデータを準備できます。ボリューム生成によって、フリートの平均月間ボリュームを計
算します。データ準備では次のことを実行できます。
プロジェクトアセットを表形式で表示する
メーター測定データを確認し編集する
ボリューム生成の想定セットを設定し割り当てる
各アセットの月間ボリュームを計算し表示する
[データ準備] タブには、スコープ外の機器も含めてプロジェクトに存在するすべての印刷/スキャン
アセットが表示されます。検索バーはウィンドウの下部にあります。使い方は現在の状態のアセット
テーブルにある検索バーと同じで、アセットをさまざまな条件に基づいて手早く検索できます。
テーブルのアセットをダブルクリックすると、フロアプラン上でそのアセットがハイライトされた現
在の状態が表示されます。機器の行の左にある ボタンをクリックすると、行が展開してメーター
値が表示されます(図 1 参照)。
図 1. メーター値の表示
すべての監査データを収集した後、プロジェクトのデータクレンジングを行う時点で [データ準備] タ
ブを使ってメーター値を確認できます。[ステータス] 列のチェックマークは、各機器のボリュームを
正しく計算できるかどうかを示しています。緑のチェックマークは正確な計算が可能なことを、黄色
いチェックマークはメーター測定値にエラーがあることを示します(図 2 参照)。チェックマークに
カーソルを合わせると、エラーの説明が表示されます。行の左にある ボタンをクリックして行を
展開すると、問題のあるメーター値が赤で表示されます。黄色いチェックマークが表示されるのは次
の よ う な 場 合
です。
サブメーター値の合計が同じ日付のメーター全体の値に一致しない(たとえば、「モノクロ
合計」と「カラー合計」を合わせた値が「総使用期間」の値より大きい場合)。
メーター値が以前の日付の値より小さい。
[メーター値] タブには表示されないフィールドのメーター値が存在する。これは、正しいチ
ェックマークが付いていない機能のある機器にメーター値をインポートした場合に発生する
ことがあります(たとえば、「A3 機能保持」と「カラー対応」にチェックマークが付いてい
ない機器用に A3 カラーの測定値をインポートした場合)。
その機器のメーター値が一切ない。
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これらの問題を修正するには、このタブでメーター値を編集するか、[現在の状態] タブの詳細パ
ネルでアセットの機能を編集する必要があります。
図 2. メーター値のステータス
このテーブルに表示される列を変更するには、任意の列見出しのバーを右クリックし、[詳細] オプシ
ョンを選択します。表示する列(カラム)を選択するためのダイアログボックスが表示されます(図
3 参照)。
図 3. 表示する列の選択
- 2 - Asset DB v4.4
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2 ボリューム生成
ボリューム生成は、さまざまな条件のもとに平均月間ボリュームを計算するツールです。
Asset DB は個々のメーター値から平均月間ボリュームを割り出します。この計算には、各機器のメ
ーター測定を 2 度行うか、設置年月日と 1 度のメーター測定、または製造年月日と 1 度のメーター測
定からの値が必要です。
ボリュームを生成する前に、[データ準備] タブでデータを確認してください。また、必要に応じて推
測値も定義します。推測値によって、たとえば機能固有のメーター値が使用できない場合など、抜け
ているデータ値を補充するためのパラメーターを設定できます。
2.1. ボリューム生成の推測値
ボリューム生成の推測値により、プロジェクトでボリュームを生成する際の条件を指定することが可
能になります。推測値は、一般的なデータしか入手できない場合であっても Asset DB で正確な計算
を行うのに役立ちます。
2.2. ボリューム生成の推測値の作成
推測値を設定するには、[データ準備] タブの上にある [数量計算に使用される想定セットの追加、削
除、または編集] ボタン をクリックします(図 4 を参照)。
図 4. ボリューム生成の推測値の作成と編集
- 3 - Asset DB v4.4
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図 5. [数量計算の想定セットの管理] ウィンドウ
Asset DB には、独自の想定セットを作成して適用しない限りはすべての機器に自動的に適用される、
デフォルトの想定セットが用意されています。
新しい推測値を作成するには、ポップアップ上部にある [新規作成] ボタン をクリックします。
必要に応じてデフォルト値を編集してから、[アップデート] をクリックして変更を保存します。
以下のフィールドを編集できます。
[名前] – アセットに割り当てる際に各推測値を区別するための名前です。
[製造日の調整日数] – 現実的な設置日付をシミュレートするために製造日に追加する日数で
す。これは特定の設置日付が使用できない場合にのみ使用されます。
[全体に占めるカラー印刷の割合] – 合計、または「ライフ」メーター値に占める、カラーと
して処理される部分の割合。これは特定のカラーメーター値が使用できない場合にのみ使用
されます。
[モノクロおよびレベル 1 に占めるカラー印刷の割合] – モノクロおよびレベル 1 のメーター
値に占める、カラーとして処理される部分の割合。これはモノクロとレベル 1 のカラーメー
ター値が個別に使用できない場合にのみ使用されます。
[大判用紙の全体に占める割合] – 合計、または「ライフ」メーター値に占める、大判用紙と
して処理される部分の割合。これは特定の大判用紙メーター値が使用できない場合にのみ使
用され
ます。
[両面印刷の割合] – 合計、または「ライフ」メーター値に占める、両面印刷として処理される
部分の割合。これは特定の両面印刷測定値が使用できない場合にのみ使用されます。
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色分割
トライカラーメーター機器に適用され、全体的なカラー値しか利用できない場合に、カラーボリュー
ムの 3 レベルへの分割を管理できるようにします。このセクションにある 3 つの割合の合計は 100
になる必要があります。これはカラーの合計ボリュームに対する各レベルに指定された割合であり、
全体の合計ボリュームに占める割合ではありません。トライカラーメーター機器に使用できるカラー
メーター値が 1 つしかない場合、計算結果のボリュームにここで指定した割合が適用されます。トラ
イカラーメーター機器で総使用期間のみを使用できる場合、これらの割合は、その前にある推測値で
適用される [全体に占めるカラー印刷の割合] に基づいて計算されたボリュームに適用されます。
理想的には、機器で使用できるメーター値タイプのすべてについて具体的な測定値を集めることを推
奨します。たとえば A3 カラー機器の場合、標準モノクロ、大判モノクロ、標準カラー、大判カラー、
総使用期間の各メーター値が必要となります。ただし、場合によっては総使用期間の測定値しか入手
できないこともあり、その場合に推測値なしでボリューム計算を行うと、カラーとモノクロの比率や
標準と大判の比率がわからず TCO に大きな影響が出る結果となります。
推測値に入力されるすべての値は、プロジェクトデータにギャップがある場合にのみ適用されるもの
で、実際の設置日や機能固有の測定値が利用できる状況では使用されません。
2.3. ボリューム計算の推測値の編集と削除
以前に作成した推測値を編集するには、ポップアップの左側にあるリストから推測値をクリックして
選択し、右のフィールドに値を入力します。[アップデート] をクリックして変更を保存します。
推測値を削除するには、左側のリストで推測値をクリックして選択し、リストの上にある [削除] ボタ
ン をクリックします。
推測値は各プロジェクトのニーズに合わせていくつでも作成できます。
- 5 - Asset DB v4.4
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2.4. ボリューム生成の推測値の割り当て
ボリューム生成の推測値を定義したら、[データ準備] タブでこれらの値を機器に割り当てます。ユー
ザー作成による推測値が割り当てられていない機器のボリュームは、デフォルトの推測値を使って計
算されます。
ユーザー定義の推測値を機器に割り当てるには、該当する機器をすべて選択し、そのいずれかを右ク
リックします。[アセットの想定セット] メニューオプションを使用して、その機器に適用する推測値
を選択できます。デフォルトでは、それ以外のすべての機器で「デフォルト」の推測値が使用されま
す。
図 6. 推測値の複数機器への割り当て
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もう 1 つの方法として、[データ準備] のテーブルで該当する機器の想定セットの列をクリックし、使
用する推測値を選択することで、推測値を機器ごとに割り当てることもできます。
図 7. 推測値の機器ごとの割り当て
2.5. ボリューム生成
推測値を作成して機器に割り当てたら、プロジェクトのすべての機器またはそのサブセットについて
ボリュームを生成できます。すべてのアセットのボリュームを生成するには、Asset DB ツールバー
の [ボリューム生成] ボタン をクリックして [すべてのアセット] をクリックするか、キーボ
ード
ショートカットの Ctrl-G を使用します。
プロジェクト内の機器のサブセットに対してボリュームを生成するには、[データ準備] の表から月間
ボリュームの生成対象となる機器を選択してから、Asset DB ツールバーの [ボリュームを生成する]
ボタンをクリックし、[選択されているアセット] を選択します。
以前に生成したボリュームをすべて上書きする場合、[上書き] チェックボックスを必ずオンにします。
デフォルトではこのチェックボックスがオフになっていますが、設定を一度変更すると、その変更は
ローカルバージョンのプロジェクトにすべて適用されます。
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図 8. 選択したアセットのボリュームの生成
すると、以下の項目を含むボリューム生成の計算結果の詳細が表示されます。
[アップデートされた適正なアセット] – 新しい月間ボリューム値が計算され適用された機器
の
台数。
[適正なアセットはアップデートの必要がありません] – 新しく計算された月間値が、既存の
値と一致する機器の台数。
[適格なアセットが計算されていません] – メーター値データが不足しているため新しい月間
ボリューム値を計算できなかった機器の台数。これは、そのアセットに使用できるメーター
測定データがまったくない場合と、メーター値が 1 つしかなく、設置日付と製造日付のどち
らも使用できない場合があります。
[ボリューム生成エラーを含むアセット] – メーター測定データが正しくありません。これは
通常、2 つのメーター値が使用できても、後の日付の測定値がその前に記録されたメーター
値より低い場合に発生します。
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図 9. ボリューム生成の要約
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3 コストの計算:TCO ツール
TCO 分析ではプリンター関連のコストと印刷可能枚数のデータが NewField IT のサーバーに保存さ
れ、データベースのアップデートの速度向上と簡素化が可能になります。このデータにアクセスする
には
インターネット接続が必要です。ただし、価格、消耗品、その他のデータをすべて手動で入力する場
合には、インターネット接続なしでもこのデータを基に TCO 分析を行うことができます。
NewField IT のデータベースにアクセスするには、まず貴社のネットワークがインターネットに直接
接続しているか、プロキシサーバーを経由しているかを確認します。プロキシサーバーを使用してい
る場合、プロキシの設定情報を把握しておく必要があります。この情報は [オプション] > [一般オプシ
ョン] > [Asset DB Cloud] の [サーバー] タブに入力します。
図 10. プロキシサーバー使用の設定
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3.1. 新規 TCO 分析の作成
Asset DB の TCO 分析の設定は、プロジェクトの作成方法と似ています。まず [ファイル] > [新しい]
> [TCO 分析] を選択します。新しい TCO 分析に名前を付けるためのポップアップ画面が表示されま
す。[OK] をクリックすると、新しい TCO 分析が作成されます。既存の TCO 分析を開くには、[ファ
イル] > [TCO分析] を選択します。開いているプロジェクトと関連する TCO 分析のリストが表示され
るので、そこから必要なファイルを開きます。TCO 分析を作成するか開くと新規のワークスペース
(図 11 参照)が作成され、Asset DB プロジェクトの範囲内にある、テーブルにデータがあっても未
設置の機器も含めたすべてのプリンターと MFD のリストが表示されます。TCO 分析は以下の 10 ステ
ップで実行します。
図 11. TCO タブの表示
3.2. 各印刷関連アセットの TCO カテゴリーステータスの指定
まず最初の手順では、プロジェクト内で印刷機能のある機器のコスト計算方法を決定します。コスト
カテゴリーを割り当てるには、[コストカテゴリー] 列を左クリックしてオプションを表示するか、ク
リック & ドラッグ操作でリストから複数の機器を選択してから、そのいずれかを右クリックして [コス
トカテゴリー] オプションを選択する方法で、カテゴリーを選択します。
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図 12. 機器ごとのコストカテゴリーの割り当て
図 13. 複数機器へのコストカテゴリーの割り当て
- 12 - Asset DB v4.4