第3章
Award BIOSの設定
本章ではシステム・パラメータの設定の仕方について説明します。お手元のBIOS
はAWARD のフラッシュ・ユーティリティを使って最新のバージョンにアップデ
ートすることも出来ます。
重要: BIOSのプログラムはマザーボードの設計の
中でも最もひんぱんに変更される部分なので,この
章で述べるBIOS 情報(特に「チップセットのセッ
トアップ・パラメータ」)は,お持ちのマザーボー
ドに実際にインストールされていたBIOS とは少し
違っている場合があります。
3.1 Award BIOSセットアップ・メニューの 開 始
BIOS セットアップ・ユーティリティとは,BIOS フラッシュROM の中に入ってい
る特定のプログラム・コード(ルーチン)部分を指します。このコードによって
ユーザは,システム・パラメータを設定し,これを128 バイトのCMOS 領域に保存
する事が出来ます。このCMOS 部分は通常,RTC (リアルタイム・クロック)チ
ップの中か,またはメインのチップセットの中に直接用意されています。 BIOS
セットアップを開始するには,POST (Power-On Self Test:電源投入時の自己診断)
中に キーを押してください。次ページのようなBIOS セットアップ・メニュー
が画面に現れます。
3-1
AWARD BIOSの設定
ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX)
CMOS SETUP UTILITY
AWARD SOFTWARE, INC.
STANDARD CMOS SETUP
BIOS FEATURES SETUP
CHIPSET FEATURES SETUP
POWER MANAGEMENT SETUP
PNP/PCI CONFIGURATION SETUP
LOAD SETUP DEFAULTS
LOAD TURBO DEFAULTS
ESC : Quit á â à ß : Select Item
F10 : Save & Exit Setup (Shift) F2 : Change Color
Description of each function
INTEGRATED PERIPHRALS
PASSWORD SETTING
IDE HDD AUTO DETECTION
SAVE & EXIT SETUP
EXIT WITHOUT SAVING
ヒント :最適な性能を得るには,"Load Setup
Defaults"(デフォルト設定値の読み込み)を選
ぶことをお勧めします。システムの負荷も軽く
速くて最高の性能を狙うのであれば,"Load
Turbo Defaults" が良いでしょう。3.7 節を参照し
てください。
スクリーンの下段には,画面のコントロールのためのキーが説明されています。
項目(アイテム)間での移動には矢印キーを,画面のカラー設定変更には
を,設定を終了して抜けるには を,そして,抜ける前にそれまでの
変更を保存するには をそれぞれ使います。最下段には,選択されてハイライ
トになっている項目についての簡単な説明が表示されます。
項目を選んだら,その選択を続けたり次のサブメニューに入るには, キー
を押してください。
3-2
AWARD BIOS の設定
3.2 Standard CMOS Setup (標準 CMOS設定)
"Standard CMOS Setup" (標準的なCMOS セットアップ)では,日付,時刻,ハー
ドディスクのタイプと言った基本的なシステム・パラメータを設定します。矢印
キーを使って項目をハイライトさせ,次にその値を選択するのには または
キーを用います。
ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX)
STANDARD CMOS SETUP
AWARD SOFTWARE, INC.
Date (mm:dd:yy) : Wed. Mar 6 1996
Time (hh:mm:ss) : 00:00:00
HARD DISK TYPE SIZE CYLS HEAD PRECOMP LANDZ SECTORS MODE
Primary Master : Auto 0 0 0 0 0 0 AUTO
Primary Slave : Auto 0 0 0 0 0 0 AUTO
Secondary Master: Auto 0 0 0 0 0 0 AUTO
Secondary Slave : Auto 0 0 0 0 0 0 AUTO
Drive A : 1.44M, 3.5 in
Drive B : None
Video : EGA/VGA
Halt On : All Errors
ESC : Quit á â à ß : Select Item
F10 : Save & Exit Setup (Shift) F2 : Change Color
Base Memory : 640 K
Extended Memory: 15360 K
Other Memory : 384 K
Total Memory : 16384 K
Standard CMOS à Date (日付の設定)
日付をセットするには,Dateのパラメータをハイライトし, または を
使って今日の日付に合わせます。日付のフォーマットは月,日,年(mmddyy )で
す。
Standard CMOS à Time (時刻の設定)
時刻をセットするには,Timeのパラメータをハイライトし, または を
使って,時,分,秒(hhmmss )のフォーマットで現在の時刻に合わせます。24時
間制の表現を用います。
3-3
AWARD BIOSの設定
Standard CMOS à Primary Master à Type (ハードディスクの
Standard CMOS à Primary Slave à Type タイプ設定)
Standard CMOS à Secondary Master à Type
Standard CMOS à Secondary Slave à Type
Type
Auto
User
None
1
2
...
45
ここではシステムのサポートしているIDE ハードディスクのパ
ラメータを選択します。サイズ(容量),シリンダー数,ヘッ
ド数,プリコンペンセーションの開始シリンダー番号,待機時
ヘッド位置(ヘッド・ランディングゾーンのシリンダー番号),
トラック当たりのセクター数などがその内容です。デフォルト
の設定は Auto で,この場合BIOS はインストールされているハ
ードディスクのパラメータ群を,POST 時に自動的に検出しま
す。ご自分で違う値にセットしたい場合は,Userを選んでくだ
さい。システムにハードディスクの無い場合はNone を選びま
す。
IDE のCDROM は常に自動検出となっています。
ヒント :IDE ハードディスクに対しては,ドライ
ブの仕様を自動的に入力するために "IDE HDD
Auto Detection"を選ぶことをお勧めします。
"IDE HDD Auto Detection"の項を参照。
Standard CMOS à Primary Master à Mode (ハードディスクの
Standard CMOS à Primary Slave à Mode モード設定 )
Standard CMOS à Secondary Master à Mode
Standard CMOS à Secondary Slave à Mode
Mode
Auto
Normal
LBA
Large
システムが528MB 以上の容量を持つハードディスクを使える
ためにはIDE の強化された(enhanced )仕様を適用します。こ
れは論理ブロックアドレス(LBA :Logical Block Address)モー
ドと呼ばれるアドレス変換方式を用いるもので,現在市場に出
ているIDE ハードディスクでは,大容量サポートの理由から標
準的なフィーチャーとなっています。ハードディスクがLBA
モード・オンでフォーマットしてある場合には, LBA オフで
立ち上げる(ブートする)事は出来ないことにご注意くださ
い。
3-4
AWARD BIOS の設定
Standard CMOS à Drive A (フロッピードラ イ ブ の タ イプ)
Standard CMOS à Drive B
Drive A
None
360KB 5.25"
1.2MB 5.25"
720KB 3.5"
1.44MB 3.5"
2.88MB 3.5"
フロッピードライブのタイプを指定します。このマザーボ
ードのサポートしているフロッピードライブのタイプは左
記の表の通りです。
Standard CMOS à Video (ビデオカードの 設 定 )
Video
EGA/VGA
CGA40
CGA80
Mono
使用するビデオカードのタイプを指定します。最近のPC
ではもっぱらVGA だけが使われている事から,デフォル
トの設定値はVGA/EGA となっています。この選択画面は
ほとんど無意味になりつつあるので,将来の版では削除
の予定です。
Standard CMOS à Halt On (エラー・ストッ プの 設 定 )
Halt On
No Errors
All Errors
All, But Keyboard
All, But Diskette
All, But Disk/Key
このパラメータを使うと,POST (電源投入時の自動診断)
でエラーの検出された場合に,どんな条件でシステム停止に
するかを決める事が出来ます。
3-5
AWARD BIOSの設定
3.3 BIOS Features Setup ( BIOSフィーチャーの設定)
メインのメニューで2 番目の"BIOS Features Setup"を選ぶと,この画面に変わりま
す。
ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX)
BIOS FEATURES SETUP
AWARD SOFTWARE, INC.
Virus Warning : Disabled
External Cache : Enabled
Quick Power On Self Test : Enabled
Boot Sequence : A,C,SCSI
Swap Floppy Drive : Disabled
Boot Up Floppy Seek : Disabled
Boot Up NumLock Status : ON
Boot Up System Speed : High
Typematic Rate Setting : Disabled
Typematic Rate (Chars/Sec) : 6
Typematic Delay (Msec) : 250
Security Option : Setup
PCI/VGA Palette Snoop : Disabled
OS Select for DRAM > 64MB : Non-OS/2
Video BIOS Shadow : Enabled
C8000-CBFFF Shadow : Disabled
CC000-CFFFF Shadow : Disabled
D0000-D3FFF Shadow : Disabled
D4000-D7FFF Shadow : Disabled
D8000-DBFFF Shadow : Disabled
DC000-DFFFF Shadow : Disabled
ESC: Quit áâàß : Select Item
F1 : Help PU/PD/+/- : Modify
F5 : Old Values (Shift) F2 : Color
F6 : Load Setup Defaults
F7 : Load Turbo Defaults
BIOS Features à Virus Warning (ウィルスの検出 と 警 告 )
Virus Warning
Enabled
Disabled
(この画面の出た時,危険な書き込みを拒絶するには"N"をタイプします)。
ウィルスの侵入が検出された場合に警告メッセージを出すよう
にするには,このパラメータをEnabled にします。これによりウ
ィルスがハードディスクのブート・セクターとパーティショ
ン・テーブルに侵入するのを防ごうとするものです。
ブート時にハードディスクのブート・セクターに対して書き込
みをしようとするとシステムを止め,次の警告メッセージを表
示します。問題を突き止めるためにはウイルス対策プログラム
(anti-virus programs )を実行してください。
3-6
! WARNING!
Disk Boot Sector is to be modified
Type "Y" to accept write, or "N" to abort write
Award Software, Inc.
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à External Cache (外部キャッシュ)
External Cache
Enabled
Disabled
(現在はPBSRAM になっている)二次キャッシュを有効にす
るには,このパラメータをEnabled にします。Disabledにする
とシステムは遅くなります。問題があって調査診断の目的の
場合以外は,Enabled にしておくことをお勧めします。
BIOS Features à Power-On Self-Test (電源投入時自己 診 断 )
Quick Power-on Self-test
Enabled
Disabled
このパラメータをEnabled にすると,通常時にチェッ
クしている項目を省くことにより,POSTに要する時間
が短縮されます。
BIOS Features à Boot Sequence (ブート時のサー チ 順 序 )
Boot Sequence
A,C,SCSI
C,A,SCSI
C,CDROM,A
CDROM,C,A
D,A,SCSI
E,A,SCSI
F,A,SCSI
SCSI,A,C
SCSI,C,A
C only
このパラメータによって,ブートアップ時のサーチの順序を
指定することが出来ます。ハードディスクのID は次の通り
です:
C: プライマリー(主)チャネルのマスター装置
D: プライマリー(主)チャネルのスレーブ装置
E: セコンダリー(副)チャネルのマスター装置
F: セコンダリー(副)チャネルのスレーブ装置
BIOS Features à Swap Floppy Drive (フロッピードラ イブの交換)
Swap Floppy Drive
Enabled
Disabled
この項目でフロッピードライブの指定を交換させることが
出来ます。例えば,AとBの2台のフロッピードライブがある
場合,1 番目をB にして,2 番目をA にする,あるいはその逆
に設定することが出来ます。
BIOS Features à Boot-up Floppy Seek (ブート時FDシーク)
Boot-up Floppy Seek
Enabled
Disabled
これをEnabled にするとBIOS はPOST 時に指定のフロ
ッピードライブに対してシーク・コマンドを送り,ヘ
ッドを前後に動かすことが出来ます。
3-7
AWARD BIOSの設定
BIOS Features à Boot-up NumLock Status (ブート時 NumLock)
Boot-up NumLock Status
On
Off
このパラメータをOn にすると,テンキー部の機能は数
字キーモードになります。Offにすると数字キーとして
ではなく,カーソル制御の機能に変わります。
BIOS Features à Boot-up System Speed (システム・スピード )
Boot-up System Speed
High
Low
ブートアップ直後のシステムのスピードを,高速
(High )または低速(Low )に設定します。
BIOS Features à Typematic Rate Setting (キーのリピート機 能 )
Typematic Rate Setting
Enabled
Disabled
キーボードのリピート機能をオンにしたりオフにし
たり出来ます。Enabled になっていると,キーボード
上のキーを押したままにしていると同じキーを何度
もタイプするのと同様の動きになります。
BIOS Features à Typematic Rate (キーのリピート速度 )
Typematic Rate
6
8
10
12
15
20
24
30
上の設定でキーのリピート機能がオンとなってい
る場合,自動的に生成されるキーの打ち込みスピ
ードを指定できます。デフォルトの設定では,30
文字/ 秒となっています。
BIOS Features à Typematic Delay (リピート開始遅れ)
Typematic Delay
250
500
750
1000
3-8
先の設定でキーのリピート機能がオンとなっている
場合,最初に実際にキーを押した時から自動的なキー
リピート機能が始まって2 番目のキーが自動生成され
るまでの時間遅れを指定します。選べる値は 250, 500,
750, 及び1000 msec となっています。
AWARD BIOS の設定
BIOS Features à Security Option (セキュリティ・オプション)
Security Option
Setup
System
この画面でSystem のオプションを選ぶと,システムのブ
ートやBIOS のセットアップ操作に対してアクセス制限
を行います。ブートアップの都度,画面にはパスワード
を入れるよう求めるプロンプトが現れます。
Setup のオプションでは,BIOS のセットアップ操作に対
してのみアクセス制限を行います。
このセキュリティ機能をオフにするには,メイン画面の
パスワード設定メニューを選び,パスワードとしては何
も入力せずにただ<Enter> キーを押します。
BIOS Features à PCI/VGA Palette Snoop
PCI/VGA Palette Snoop
Enabled
Disabled
この項をEnabled にすると,パレット・レジスターに変
更が加えられた時にPCI VGAカードが反応せず(従っ
てコンフリクトも生じず),通信の信号に対しては応
答すること無しにデータを受け入れるようセットし
ます。これは例えばMPEG やビデオ・キャプチャーな
どの2 枚のディスプレイ・カードが同じパレット・ア
ドレスを使用しており,同時にPCI バスにつながって
いる場合にのみ効果があります。この場合PCI VGAカ
ードは黙っていますが,MPEG/ ビデオ・キャプチャ
ー・カードは通常機能にセットしておきます。
BIOS Features à OS Select for DRAM > 64MB ( OS/2使用)
OS Select for DRAM > 64MB
OS/2
Non-OS/2
OS/2のオペレーティング・システムをお使い
で,64 MB 以上のメモリーのある場合には,
ここでOS/2 の方を指定してください。
BIOS Features à Video BIOS Shadow ( Video BIOSシャドウ)
Video BIOS Shadow
Enabled
Disabled
VGA BIOSシャドウとは,ビデオ・ディスプレ
イ・カードのBIOS をDRAM 領域にコピーして,
システムのパフォーマンス(性能)を上げようと
するものです。これはDRAM のアクセス・タイム
がROM よりも速いからです。
3-9
AWARD BIOSの設定
BIOS Features à C800-CBFF Shadow (シャドウ領域)
BIOS Features à CC00-CFFF Shadow
BIOS Features à D000-D3FF Shadow
BIOS Features à D400-D7FF Shadow
BIOS Features à D800-DBFF Shadow
BIOS Features à DC00-DFFF Shadow
C8000-CBFFF Shadow
Enabled
Disabled
ここに上げた6 項目は,ROM内のコードを他の拡
張カードに シャドウさせるものです。このパラ
メータをセットするには,前もってROM コード
の特定アドレスを知っている必要があります。
その情報を持っていない場合には,ここのROM
シャドウ設定をすべて, Enabled としてくださ
い。
注 : セグメントF000 と E000 は, BIOSコードがこ
こを占めているので,常にシャドウ領域となり
ます。
3-10
AWARD BIOS の設定
3.4 Chipset Features Setup (チップセット機能の設 定 )
"Chipset Features Setup" (チップセット機能の設定)には,チップセットに依存す
る機能の設定項目が集められており,システム性能に密接に関連しております。
ROM PCI/ISA BIOS (XXXXXXXX)
CHIPSET FEATURES SETUP
AWARD SOFTWARE, INC.
Auto Configuration : Enabled
DRAM Timing : 60 ns
DRAM Leadoff Timing : 10/6/3/3
DRAM Read Burst (EDO/FP) : x222/x333
DRAM Write Burst Timing : x222
Fast EDO Lead Off : Disabled
Refresh RAS# Assertion : 5 Clks
DRAM Page Idle Timer : 2 Clks
DRAM Enhanced Paging : Enabled
Fast MA to RAS# Delay : 2 Clks
SDRAM(CAS Lat/RAS-to-CAS) : 3/3
SDRAM Speculative Read : Disabled
System BIOS Cacheable : Enabled
Video BIOS Cacheable : Enabled
8 Bit I/O Recovery Time : 4
16 Bit I/O Recovery Time : 1
Memory Hole At 15M-16M : Disabled
PCI Passive Release : Disabled
PCI Delayed Transaction : Disabled
Mem. Drive Str.(MA/RAS) : 16mA/16mA
ESC: Quit áâà : Select Item
F1 : Help PU/PD/+/- : Modify
F5 : Old Values (Shift) F2 : Color
F6 : Load Setup Defaults
F7 : Load Turbo Defaults
注意 : ここでの内容を少しでも変更される場合
には,その内容を充分にわかっていると自信を
持って言えるかどうかご注意ください。システ
ムの性能をアップさせるためにここのパラメー
タ設定を変えることは自由です。ただし,その
変更が本システムの構成や他の設定に対して正
しくない場合には,システムが不安定になる場
合があります。
3-11
AWARD BIOSの設定
Chipset Features à Auto Configuration (自動設定)
Auto Configuration
Enabled
Disabled
Enabled にすると,CPU のタイプとクロック・スピード
に応じて, DRAM およびキャッシュに関連するタイミ
ングは,既定値にセットされます。独自の DRAM タイ
ミングに設定したい場合にはDisableを選びます。
Chipset Features à DRAM Timing ( DRAM タイミング)
DRAM Timing
60 ns
70 ns
DRAMのタイミング関連パラメータには,60ns系と 70ns
系の2 セットが用意されており,この区別を指定すると
後はBIOS が自動的にセットします。
警告 : デフォルトのメモリー・タイミングは最適な性能
を得るために60ns になっています。インテルのチップ
セットTX の仕様上の制限から,70nsのSIMMはCPUの
外部クロック周波数が60MHz の場合に限って使うこと
が出来ます。70ns のSIMM を 66MHz のCPU 外部クロッ
クの下でお使いになると,不安定なシステムになる恐
れがあります。
Chipset Features à DRAM Leadoff Timing ( DRAMリードオフ)
DRAM Leadoff Timing
11/7/3/4
10/6/3/3
11/7/4/4
10/6/4/3
リードオフ(Leadoff )とは,バーストread/write 時の
先頭のメモリー・サイクルのタイミングを指します。
このパラメータは実際には,page miss read/write 時の
みのリードオフ・タイミングと,その他に「RAS プリ
チャージ」のクロック数,および「RAS to CAS 遅れ」
などを規定します。4個の数値は先頭からそれぞれ,
「Read リードオフ」、「Write リードオフ」、「RAS プ
リチャージのクロック数」、「RAS to CAS 遅れ」を表
しています。例えばデフォルトの10/6/3/3 は,DRAM
page miss read が 10-x-x-x ,DRAM write は6-x-x-x , RAS
プリチャージが3 クロック,そしてRAS to CAS遅れも3
クロックであることを示します。
3-12