LTO スタンドアロン ユーザーガイド
LTO 200D および LTO 400D
著作権表示
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Fax: +33.1.3087.5301
出版日: 2003 年 5 月 米国印刷
品番:6-00709-01 Rev A
ADIC CORPORATE ・ 11431 WILLOWS ROAD, NE ・ REDMOND, WASHINGTON, USA ・ 1-800-336-1233
ADIC ・ 8560 UPLAND DRIVE ・ ENGLEWOOD, COLORADO, USA ・ 1-800-827-3822
ADIC ・ 10 BROWN ROAD ・ ITHACA, NEW YORK, USA ・ 1-607-241-4800
ii
規制に関する通知
ADIC のライブラリは、意図された電磁気環境用に設計、検査、分類されています。電磁気環境の類別は、一般的に下記に当
てはまる定義を指します。
A 級は、概して、ビジネスまたは工業環境用です。
B 級は、概して、家庭環境用です。
使用しているテープライブラリが A 級と B 級のどちらに属するかを判断するには、底面、バックパネル、またはシャーシの
内側でマガジンの下に添付されている登録ラベルをすべて調べてください。
FCC (米国連邦通信委員会の ) 通知 (米国のみ )
使用しているライブラリが A 級または B 級のどちらに属するかを判断するには、ライブラリの底面、バックパネル、または
インストール可能なコンポーネントに貼付されている登録ラベルをすべて調べてください。A 級のラベルが一つでもある場合
は、ご使用のシステム全体が A 級デジタル装置であると考えられます。B 級のラベルで、FCC ID 番号または FCC ロゴ
(
)によって識別されている場合は、ご使用のシステムは B 級デジタルデバイスであると考えられます。
ご使用のシステムが FCC のどの分類に属するかが分かったら、適応する FCC 通告をお読みください。FCC 産業規定は、ADIC
により公で認可されていない変更または修正が、これらの装置を操作する権限を無効にできることを前提にしている点にご注
意ください。
この装置は、FCC 規定 15 部に準拠しています。操作は、以下二つの条件を前提にしています。
この装置は、有害な電波妨害を起こさない可能性もある。
この装置は、誤操作を引き起こすような電波妨害も含めて、受信した何れかの妨害を受け入れる必要がある。
メモ
この装置と周辺機器の接続には、必ず、遮蔽されたケーブルを使用してください。これにより、ラジオやテ
レビの受信による電波妨害の可能性が低くなります。遮蔽されたケーブルを使用することにより、正しい
FCC ラジオ周波数の削減規格 (A 級装置対応)、または、この装置の FCC 認証 (A 級装置対応) を維持する
ことができます。
以下の情報は、FCC 規定に準じ、この文書下にある装置について提供されます。
製品名: LTO 200D または LTO 400D
モデル番号: LTO 200D または LTO 400D
会社名: Advanced Digital Information Corporation
PO Box 97057
Redmond, WA 98073-9757 USA
(425) 881-8004
A 級
この装置は、FCC 規定 15 部に準じ、A 級デジタル・デバイスへの制限規格に従って検査され、その規定に達してい
ます。これらの制限規格は、この装置が商業用に使用される時の、通信妨害に対する合理的な保護規定のために立案
されています。この装置は、ラジオ周波数のエネルギーを生成、使用、および放出することがあります。製造メーカ
ーの取扱説明書に従ってインストールされずに使われると、ラジオの受信に電波妨害を引き起こすことがあります。
住宅街でこの装置を扱う際は、電波妨害を引き起こす可能性があります。その場合、電波妨害を修正するのはお客様
者ご自身のご負担となります。
iii
B 級
この装置は、FCC 規定 15 部に準じ、B 級デジタル・デバイスへの制限規格に従って検査され、その規定に達してい
ます。これらの制限は、住宅に設置することにより生じる有害な妨害に対して、正当な防御をするように設計されて
います。この装置は、ラジオ周波数のエネルギーを生成、使用、および放出することがあります。製造メーカーの取
扱説明書に従ってインストールされずに使われると、ラジオの受信に電波妨害を引き起こすことがあります。但し、
特定の設定により妨害が発生しないという保証はありません。この装置がラジオまたはテレビの受信により有害な電
波妨害を引き起こす場合、装置の電源を入れたり切ったりして判断することができますが、以下の方法を一つまたは
複数使用して、電波妨害の修正を自由に試してみてください。
受信アンテナを再設定するか位置変更する。
装置と受信機の間を更に離す。
装置と受信機が異なる分岐回路上にあるように、装置を異なるコンセントに差し込む。
詳しくは、販売担当者、または経験豊富なラジオやテレビの技術者にお問い合わせください。
IC 通知 (カナダのみ )
ほとんどのテープデバイスは、カナダ電波妨害産業(IC)-B 級デジタルデバイスとして装置標準#3 (ICES-003)を起こして
いる-に分類されます。どの分類(A 級または B 級)がご使用のテープデバイスに適用されるのかを決めるために、デバイス
の底またはバックパネルにあるすべての登録ラベルを検証してください。「IC Class A ICES-3」または「IC Class B ICES3」という形式の一文がこれらのラベルのいずれかひとつに記載されています。
カナダ産業規定は、テープデバイスの製造メーカーにより公で認可されていない変更または修正が、これらの装置を操作する
権限を無効にできることを前提にしている点にご注意ください。
A 級 ICES-3 または ICB 級 ICES-3 のフォームの説明が、これらのラベルの一つに貼られています。
Cet appareil numé rique de la Classe B (ou Classe A, si ainsi indiqué sur l'é tiquette
d'enregistration) respecte toutes les exigences du Reglement sur le Materiel Brouilleur du Canada.
EN 55022 準拠 (チェコ共和国のみ )
この装置は、規格書で A 級デバイスのカテゴリと特に言及されていなければ、EN 55022 に示されているような B 級デバイ
スのカテゴリに属します。以下のことは、EN 55022 のカテゴリ A にあるデバイスに適応します(半径 30 メーターまでの
保護)。このデバイスのユーザーは、電信電話またはその他のデバイスへの妨害源を除去するために必要なすべての手続を
実行する義務があります。
Pokud nenÌ na typovÈm ötitku poËÌtaËe uvedeno, ûe spad· do t¯Ìdy A podle EN 55022, spad· automaticky do t¯Ìdy B podle EN 55022.
Pro za¯ÌzenÌ za¯azen· do t¯Ìdy A (ochrannÈ p·smo 30m) podle EN 55022 platÌ n·sledujÌcÌ.Dojde-li k ruoenI telekomunikaEnIch
nebo jinych za ̄IzenI, je uuivatel povinen provEst takov・ opat ̄enI, aby ruoenI odstranil.
CE 通知
記号 はこのデバイスがヨーロッパ共同体の EMC (Electromagnetic Compatibility) 指令に準拠していることを表します。
前述のマークは、このテープライブラリが次の技術水準を満たすこと、またはそれ以上であることを示すものです。
EN 55022-「情報技術装置の無線電信妨害特性測定の制限規格と方法」このシステムは、EN55022 B 級デバイス (CISPR 22)
です。
EN 50081-1 – 「電磁気互換性 – 汎用送波基準第 1 部:宅地用、商用、および軽工業用」
EN 55024:1998 年 – 情報技術装置 – 免除特性 - 測定制限規格と測定方法
IEC 60950:1991+A1/A2/A3/A4 –「ビジネス用電気機器を含む情報技術装置の安全基準」
準拠の宣言
署名入りの準拠の宣言は Advanced Digital Information Corporation, 17275 NE 67th Court, Redmond, Washington 98052、
および ADIC Europe, ZAC des Basses Auges 1, rue Alfred de Vigny, 78112 Fourqueux により保管されています。
iv
安全上の注意
警告
CAUTION
OF ELECTRIC SHOC
DO NOT OPEN
This symbol should alert the
user to the presence of
"dangerous voltage" inside
the product that might cause
harm or electric shock.
C
UTION :
THERISKOFELECTRIC
SHOCK, DO NOT REMOVE
COVER (OR B
NO USER-SERVICE
RTS INSIDE. REFER
P
SERVICING TO QU
SERVICE PERSONNEL.
TO REDUCE
CK).
BLE
LIFIED
警告
本製品の操作を始める前に、安全性規定と取扱説明書をお読みいただ
き、今後の参照用に捨てずに保管しておいてください。本装置は個人の
安全を保証するように設計・製造されています。不適切な使用は、潜在
的な感電または火災危機を起こすことがあります。安全装置を保守する
ために、インストール、使用およびアフターサービスの以下の基準規定
を遵守してください。
すべての警告に遵守-本製品に関するすべての警告と取扱説明書は、遵守する必要があります。
取扱説明書を読む-すべての操作および使用説明書を読み、それに従う必要があります。
換気-本製品は、設置場所や方法により、換気が妨げられないように設置する必要があります。
熱-本製品は、暖房機、温度調節装置、加熱炉またはその他の熱生産機器等の熱資源から離して設置してください。
電源-本製品は、取扱説明書で対象となっているタイプまたは製品に記されたタイプの電源のみに接続してください。
電源コードの保護-AC 電源コードは、コードの上を歩いたり、その上または側面に置かれた物に挟まれたりしない
ように配線する必要があります。また、壁のコンセント付近のコード部分や製品から出るコード部分にも特に注意を
払ってください。
物体のエントリと液体のエントリ-開封することによって、物体が落ちたり、液体が製品の同封物に掛からないよう
に対策を講じる必要があります。
アフターケアサービス-ユーザーは、取扱説明書に記載された範囲を越えて製品を使用しないでください。アフター
ケアサービスについては、資格のあるサービススタッフにご連絡ください。
使用上の注意
油、溶剤、ガソリン、塗料用シンナーまたは殺虫剤を本装置の上で使用しないでください。
60℃ (140°F)以上の湿気、温度または極端に低い温度で、本装置を露出しないでください。
本装置を直射日光、強い磁界、過度のほこり、湿気およびノイズが出る電子/電気装置から離して置いてください。
AC コンセントから取り外すときは、AC 電源プラグのヘッドを持ってください。コードを引っ張ると、内部のワイヤ
を傷つけることがあります。
振動のない安定した場所で本装置をご使用ください。装置の上には物を置かないでください。
v
空白ページ
vi
目次
著作権表示 ..............................................................................................................................................................................................ii
規制に関する通知 .................................................................................................................................................................................iii
FCC (米国連邦通信委員会の) 通知 (米国のみ) ..........................................................................................................................iii
A 級 ............................................................................................................................................................................................iii
B 級 ............................................................................................................................................................................................ iv
IC 通知 (カナダのみ ) ......................................................................................................................................................................iv
EN 55022 準拠 (チェコ共和国のみ)...............................................................................................................................................iv
CE 通知 ...........................................................................................................................................................................................iv
準拠の宣言 .....................................................................................................................................................................................iv
安全上の注意 .......................................................................................................................................................................................... v
警告 ..................................................................................................................................................................................................v
使用上の注意 ..................................................................................................................................................................................v
目次 ........................................................................................................................................................................................................vii
図一覧 .....................................................................................................................................................................................................ix
表一覧 .....................................................................................................................................................................................................xi
イントロダクション ......................................................................................................................................................................................1
装置の説明 .............................................................................................................................................................................................. 2
ドライブ技術と容量...........................................................................................................................................................................2
オプション..........................................................................................................................................................................................2
SCSI インターフェイス ...........................................................................................................................................................2
フロントパネルのコントロールとインジケーター ..............................................................................................................................3
リアパネルのコントロールとコネクタ................................................................................................................................................5
LTO テープカートリッジ.................................................................................................................................................................... 6
環境情報および出荷情報......................................................................................................................................................... 6
書き込み保護スイッチ............................................................................................................................................................. 6
カートリッジの取り扱い......................................................................................................................................................... 7
その他の要件 ................................................................................................................................................................................... 7
SCSI ホストアダプタ ...............................................................................................................................................................7
アプリケーション ソフトウェア............................................................................................................................................ 8
取り付け ..........................................................................................................................................................................................................9
梱包からの製品の取り出しおよび内容確認 ..................................................................................................................................... 10
ホストアダプタの取り付け................................................................................................................................................................. 10
インターフェイスケーブルの接続..................................................................................................................................................... 10
複数の LTO スタンドアロン装置の接続 ........................................................................................................................................... 10
SCSI ID の設定...................................................................................................................................................................................... 12
SCSI バス終端処理の確認 ...................................................................................................................................................................13
電源の接続とオートローダの電源投入............................................................................................................................................. 13
ホストソフトウェアのインストール................................................................................................................................................. 13
操作とメンテナンス ....................................................................................................................................................................................15
電源投入時の自己診断テストと初期化............................................................................................................................................. 16
ドライブ状況 ....................................................................................................................................................................................16
LCD メッセージ ...................................................................................................................................................................... 16
LED インジケーター .............................................................................................................................................................. 17
ドライブの通常動作条件 ................................................................................................................................................................ 18
LCD メッセージ ...................................................................................................................................................................... 18
テープカートリッジのロード ............................................................................................................................................................. 18
データ保護 ...................................................................................................................................................................................... 20
データカートリッジの取り外し......................................................................................................................................................... 20
ドライブヘッドのクリーニング......................................................................................................................................................... 21
同封物のクリーニング......................................................................................................................................................................... 21
vii
トラブルシューティングと診断 ................................................................................................................................................................ 23
トラブルシューティング早見表......................................................................................................................................................... 24
メンテナンスモード ............................................................................................................................................................................ 26
LTO スタンドアロンのメンテナンスモード開始 .............................................................................................................. 26
診断またはメンテナンス機能......................................................................................................................................................... 27
メンテナンスモード終了....................................................................................................................................................... 28
ドライブ読み取り/ 書き込み診断.......................................................................................................................................... 28
FMR テープからのドライブファームウェア更新 .............................................................................................................. 31
FMR テープ作成 ..................................................................................................................................................................... 33
ドライブの強制ダンプ .......................................................................................................................................................... 35
ドライブダンプのテープへの複製 [ テープの先頭 (BOT)]................................................................................................ 36
SCSI ラップテスト機能 ......................................................................................................................................................... 38
FMR テープ抹消 ..................................................................................................................................................................... 39
エラーコードログ表示 .......................................................................................................................................................... 40
エラーログのクリア .............................................................................................................................................................. 41
カートリッジとメディアのテスト....................................................................................................................................... 42
高速読み取り/ 書き込み診断 ................................................................................................................................................. 44
ヘッドのテスト ...................................................................................................................................................................... 46
エラーコードとメッセージ ................................................................................................................................................................ 47
仕様................................................................................................................................................................................................................ 53
索引................................................................................................................................................................................................................ 55
viii
図一覧
図 1-1 LTO スタンドアロンのフロントパネル ........................................................................................................................................... 3
図 1-2 LTO スタンドアロンのリアパネル................................................................................................................................................... 5
図 1-3 LT0 データカートリッジ ...................................................................................................................................................................6
図 2-1 LTO スタンドアロン装置 4 つの場合のケーブル図......................................................................................................................11
図 2-2 SCSI ID スイッチ ..............................................................................................................................................................................12
図 3-1 データカートリッジのロード .........................................................................................................................................................19
ix
空白ページ
x
表一覧
表 1-1 フロントパネルのコントロールとインジケーター........................................................................................................................4
表 1-2 リアパネルのコントロールとコネクタ............................................................................................................................................5
表 1-3 推奨する動作、保管、出荷環境 .......................................................................................................................................................6
表 3-1 電源投入時の自己診断テストの LCD メッセージ ........................................................................................................................16
表 3-2 ステータス LED の状態.................................................................................................................................................................... 17
表 3-3 通常動作条件における LCD メッセージ........................................................................................................................................ 18
表 4-1 トラブルシューティング早見表 .....................................................................................................................................................24
表 4-2 エラーコードとメッセージ .............................................................................................................................................................48
xi
空白ページ
xii
イントロダクション
この章では、
❐ LTO スタンドアロンのフロントとリアパネルにあるスイッチ、インジケーターおよ
びコネクタの物理的な説明をします。
❐ LTO スタンドアロンデバイスを使用するために必要となるその他の要件(付加的なハ
ードウェアおよびソフトウェア)を説明します。
第 1 章
1
装置の説明
LTO スタンドアロンは、近接ラインのデータおよびオフラインのデータの保管用に設計された SCSI 互換、高性能のテープカ
ートリッジデバイスです。
LTO スタンドアロンには、20 文字 2 行構成のバックライト LCD 表示 (LCD) が装備されています。LCD には、ドライブ状況の
メッセージ とドライブ電源投入時の自己診断テスト (POST) 結果メッセージが表示されます。LTO スタンドアロンは 7 つの
セグメントを持つ一文字 LED (一文字表示) を使用してエラー条件および情報メッセージを通知します。LTO スタンドアロン
にはフラッシュ EEPROM 技術が使われているため、テープやホストからのファームウェアのオンサイト更新が簡単に行えます。
ドライブ技術と容量
お手持ちの LTO スタンドアロンには、以下のドライブのいずれかが装備されています。
LTO 200D
o IBM ® TotalStorage™ Linear Tape Open (LTO) Ultrium 1 テープドライブを装備
o 第 1 世代のテープカートリッジと連携させる場合は、元々ある容量は 100GB (200GB 圧縮、2:1 の圧縮比想
定時) です。
LTO 400D
o IBM ® TotalStorage™ LTO Ultrium 2 テープドライブを装備
o 第 2 世代のテープカートリッジと連携させる場合は、元々ある容量は 200GB(400GB 圧縮、2:1 の圧縮比想定
時)です。
オプション
SCSI インターフェイス
LTO スタンドアロンは、Ultra-2/Ultra-3 Low Voltage Differential/Single Ended (LVD/SE) SCSI インターフェイス、また
は Ultra-2 High-Voltage Differential (HVD) SCSI インターフェイスと連携できます。LTO 200D では Ultra-2 が使用され、
LVD/SE または HVD SCSI 接続のいずれかを使用できます。LTO 400D では Ultra-3 が使用され、LVD/SE 接続のみ使用できます。
警告
Single-Ended (SE)デバイスおよび LVD/SE SCSI デバイスは HVD SCSI と
の互換性がありません。LTO スタンドアロンを互換性のない SCSI バス
に接続すると、装置が損傷することがあります。
2
イントロダクション
フロントパネルのコントロールとインジケーター
図 1-1 は、LTO スタンドアロンのフロントパネルに設置されたコントロールおよびインジケーターを示しています。表 1-1
には、フロントパネルのコントロールとインジケーターの簡単な機能説明を示します。
LCD
一文字表示
図
1-1 LTO
ステータス LED
赤点
(400D のみ)
アンロード ボタン
スタンドアロンのフロントパネル
イントロダクション
3
表
1-1
フロントパネルのコントロールとインジケーター
コントロールまたはイ
ンジケーター
LCD
ステータス LED (緑/黄)
一文字表示
赤点
アンロード ボタン
用途
20 文字 2 行表示 LCD。ドライブ状況のメッセージ、エラーメッセージ、電源
投入時の自己診断テストの結果を表示します。
ドライブの状態を示します。ステータス LED の色は緑、または黄であり、点
灯または点滅します(ステータス LED の状態については、
テナンス」
通常動作のときは空白 (消灯) です。一文字表示は以下の 1 文字のコードを表
します。
(LTO 400D のみ)赤点は、一文字表示上に配置されています。
オンのとき、ドライブにはダンプが作成されます。ダンプのテープへの複写
については、
を参照してください。
アンロード ボタンを使って、いくつかの機能を実行できます。
テープの手動アンロードを開始するには、アンロード ボタンを 1 回押しま
す。
を参照してください)。
診断またはメンテナンス機能
エラー条件、情報メッセージ
メンテナンスモード
巻戻しと排出操作中、LTO スタンドアロンは、ホストから
の SCSI コマンドを受け付けません。
メモ
第 3 章「操作とメン
LTO スタンドアロンをメンテナンスモードにするには、アンロード ボタンを
1 秒間に 3 回押します(メンテナンスモードの機能およびこのモードにおける
アンロード ボタンの機能については、第 4 章「トラブルシューティングと診
断」を参照してください)。
メモ
メンテナンスモード中、LTO スタンドアロンは、ホストか
らの SCSI コマンドを受け付けません。
ドライブを強制的にダンプさせる(マイクロコードの追跡を保存する)には、
LTO スタンドアロンが通常動作モードにあるときにアンロード ボタンを 10
秒間押しつづけます。ドライブはダンプデータを、データの回復が可能な専
用のダンプ領域内に置きます(ドライブの強制ダンプ機能およびデータの回復
については、第 4 章「トラブルシューティングと診断」を参照してくださ
い)。
メモ
ドライブの強制ダンプを行った後は、LTO スタンドアロン
の電源をオフにしないでください。オフにすると、ダンプ
データを失うことがあります。
4
イントロダクション
リアパネルのコントロールとコネクタ
図 1-2 は、LTO スタンドアロンのリアパネルに設置されたコントロールおよびコネクタを示しています。
AC 電源コネクタ
SCSI
コネクタ
電源スイッチ
SCSI ID スイッチ
表
1-2
リアパネルのコントロールとコネクタ
コントロールまたはコネ
用途
クタ
電源スイッチ
AC 電源コネクタ
SCSI コネクタ
SCSI ID スイッチ
装置の電源をオンまたはオフにします。
AC 電源コードの差込み口
ホストコンピュータないし SCSI チャネルにある他のデバイスと装置を
接続するインターフェイスケーブル用の接続。インターフェイスケーブ
ルを何れかのコネクタに取り付けることができます。
お手持ちの LTO スタンドアロンには 68 ピン高密度 SCSI デバイスコネク
タが装備されています。
LTO ドライブの SCSI ID を選択するのに使用されます。工場出荷時は
「0」に設定されています。
1-2 LTO
図
スタンドアロンのリアパネル
イントロダクション
5
LTO テープカートリッジ
信頼性について、LTO スタンドアロンが ADIC の仕様に合致することを保証するため、業界認可の LTO Ultrium テープカート
リッジをご使用ください。LTO スタンドアロンがサポートしているその他の認定 LTO Ultrium データカートリッジには、次の
ものがあります。10GB、30GB、50GB。
環境情報および出荷情報
可能な場合は常に、LTO Ultrium テープカートリッジを次の室内環境条件で保管してください。
温度 20° C ~ 5° C (68° F ~ 9° F)
相対湿度 50% (20%)
未使用のカートリッジは出荷時に使用されていた容器に保管するのが最適です。プラスチック製の包装は汚れがカートリッジ
に蓄積するのを防ぎ、湿度の変化からカートリッジを防ぐ役割も果たします。
最大環境条件下でテープカートリッジを保管する場合、4 週間まではデータやカートリッジを損傷せずに保管できます。最大
温度および最大湿度条件下では、それ以上の期間カートリッジを保管しないでください。
カートリッジを出荷する際には、封印され湿気を通さない袋にカートリッジを入れ、湿気、汚れ、物理的損傷からカートリッ
ジを保護してください。出荷時には、カートリッジの衝撃を和らげ容器内での移動を防ぐため十分な量の梱包材の入った出荷
容器にカートリッジを入れてください。
表 1-3 に、LTO Ultrium データカートリッジの動作時、保管時、出荷時における推奨環境を示します。
表
1-3
推奨する動作、保管、出荷環境
環境的要素 操作時 保管時 出荷時
温度 10° C ~ 40° C
(50°F ~ 104°F)
相対湿度(復水なし) 20% ~ 80% 20% ~ 80% 20% ~ 80%
湿球温度 26° C
(79°F)
図
1-3 LT0
データカートリッジ
16°C ~ 32°C
(61°F ~ 90°F)
26°C
(79 °F )
-23 °C ~ 49 °C
(-9°F ~ 120°F)
26°C
(79°F)
書き込み保護スイッチ
書き込み保護スイッチ
書き込み保護スイッチは、既存のデータへの記録の上書きを防ぐために使用します。記録の上書きまたは削除を防ぐには、書
き込み保護スイッチを「閉じる」(
を可能にしません。カートリッジを LTP スタンドアロンに挿入する場合、特定のカートリッジに記録したくない場合を除き、
6
イントロダクション
) の位置にセットします。ドライブは、スイッチの位置を感知し、この状態では書き込み
スイッチを開いた位置 ( ) にセットしてください。書き込み保護スイッチをセットするには、スイッチを左または右へ任意
の位置まで滑らせてください。
スイッチが にセットされている場合、データをテープに書き込むことができません。
スイッチが にセットされている場合、データをテープに書き込んだり読み取ったりすることができます。
警告
必ずドライブからカートリッジを取り外してから、ホストシステムの電
源をオフにしてください。カートリッジの取り外しを怠った場合、カー
トリッジとドライブに損傷を与える場合があります。
ドライブからカートリッジを取り外したら、長くお使いいただくために
カートリッジをプラスチックケースに戻してください。
カートリッジの取り扱い
取り扱い方法や環境に誤りがあると、磁気テープやカートリッジに損傷を与えることがあります。テープカートリッジの損傷
を避け、LTO スタンドアロンを引き続き安心してご利用いただくために、以下のガイドラインに従ってください。
カートリッジをご使用になる前に、カートリッジを通常の操作環境で最低 24 時間経過させてください。
カートリッジのすべての面が乾いていることを確認してからドライブに挿入してください。
壊れたカートリッジをドライブに入れないでください。壊れたカートリッジによってドライブの信頼性が損なわれる
ことがあります。カートリッジを挿入する前に、カートリッジのケース、カートリッジの扉部、および書き込み保護
スイッチにひび割れや破損がないか点検してください。壊れたカートリッジからデータを復旧する場合は、担当のサ
ービススタッフにご連絡ください。
カートリッジケースは決して開けないでください。ケースの上部および下部は溶接されていますので、分解しないで
ください。分解すると、カートリッジが使用できなくなります。
カートリッジから飛び出したテープは取り扱わないでください。取り扱うとテープの表面または縁が損傷する場合が
あり、読み取りおよび書き込みが妨げられる場合があります。カートリッジケースから飛び出したテープを引っ張る
と、カートリッジ内のテープや歯止め機構を傷つけることがあります。
カートリッジを 6 個以上積み上げないでください。カートリッジは出荷時リールで立てて保管することになってい
ますが、移動時には一時的に倒して置いても構いません。各カートリッジの底部には、4 つの突起があり、別のカー
トリッジの上部にある溝に収まるようになっています。これは、カートリッジが移動中に滑るのを防ぐための構造で
す。
湿気または直射日光にカートリッジを露出しないでください。
記録済み、または未記録のテープカートリッジを 100 エルステッド以上の浮遊磁界(高電流ケーブルや供給電源の近
くに存在します)に露出しないでください。露出すると、記録データを損失したり、未記録のカートリッジが使用で
きなくなることがあります。
その他の要件
SCSI ホストアダプタ
LTO スタンドアロンは、統合した SCSI ホスト、またはコンピュータにインストールされた別々の SCSI インターフェイス(ホ
ストアダプタ)カードに接続する必要があります。カードにある I/O コネクタに直接接続するか、または既存の SCSI バスの一
部として接続します。また、ご使用になるホストアダプタは、LTO スタンドアロン(LVD/SE または HVD)と同一の SCSI インタ
ーフェイスをサポートしている必要があります。ホストアダプタの追加機能を使用する必要があるかどうかは、お使いのホス
トシステムの要件により異なります。ホストアダプタの要件についてわからないことがある場合は、ADIC テクニカルアシス
タンスセンタ (ATAC) に電話をするか、または、サポートをご依頼ください。
イントロダクション
7
警告
SE デバイスおよび LVD/SE SCSI デバイスは HVD SCSI との互換性があり
ません。ADIC LTO スタンドアロンを互換性のない SCSI バスに接続す
ると、装置が損傷することがあります。
メモ
ATAC のご連絡先電話番号は、アメリカ合衆国および
カナダでは (800) 827-3822 、ヨーロッパでは
+800.9999.3822 です。
アプリケーション ソフトウェア
LTO スタンドアロンで使用できる様々なバックアップ ソフトウェアやデータ ストレージ ソフトウェアが用意されています。
ご使用になるソフトウェアは、ストレージのニーズやお使いのシステムによって異なります。特定のソフトウェアパッケージ
の互換性に関するご質問は、ADIC 販売所またはカスタマサポートにお問い合わせください。
これで、LTO スタンドアロンをホストコンピュータに接続する準備ができました。次章の指示に従ってください。
8
イントロダクション
取り付け
第 2 章
この章では、
❐ LTO スタンドアロンデバイスの取り付けとテストに必要な手順を説明します。
❐ 正しい手順の横に ✔ 記号が記述されています。
9
梱包からの製品の取り出しおよび内容確認
警告
操作環境が保管環境と摂氏 15 度(華氏 30 度)以上異なる場合は、製品を
操作しない状態で最低 12 時間経過させて下さい。
箱から商品を全て取り出します。今後、システムを移動したり、発送する必要がある場合に備えて、梱包材料を保存します。
警告
製品返送の際には、購入時の梱包材または同等のもので梱包する必要が
あります。この要件を満たしていない場合、保証が無効となる恐れがあ
ります。
ホストアダプタの取り付け
この時点で、ホストコンピュータ システムに元々 SCSI 機能がなく、使用しているホスト アダプタがインストールされてい
ない場合は、インストールしてください。詳しい手順については、ホストアダプタ付属のマニュアルを参照してください。
ホストアダプタカードをインストールした後、マニュアルのこの箇所に戻ります。
インターフェイスケーブルの接続
インターフェイスケーブルをホストアダプタと LTO スタンドアロンの間に取り付けます。必要なケーブルのタイプは、ホスト
アダプタ上の SCSI バスコネクタのタイプによって異なります。LTO スタンドアロンには、リアパネル上に SCSI デバイスコネ
クタが 2 つ装備されています。どちらのコネクタを使用しても構いません。
メモ
LTO スタンドアロンとホストコンピュータを正しく接
続するため、SCSI ケーブルの端にあるネジジャッキ
はしっかりと固定する必要があります。
✔ ホストアダプタと LTO スタンドアロン間の SCSI ケーブルが安全で、接続が正しく固定されていることを確認し
てください。
複数の LTO スタンドアロン装置の接続
複数の LTO スタンドアロン装置を同一の SCSI バスに接続する場合は、インターフェイスケーブルを使って各装置をその前の
装置に接続します。装置間の接続順序は重要ではありません。構成装備については、次ページの図 2-1 を参照してください。
チェーンの最終デバイスにある SCSI ターミネータを
必ず取り付けてください。
メモ
10
取り付け
SCSI ターミネータ
SCSI ケーブル
装置 4 SCSI ID 3
装置 3 SCSI ID 2
装置 2 - SCSI ID 1
ホストコンピュータ
図
2-1 LTO
スタンドアロン装置4つの場合のケーブル図
装置 1 - SCSI ID 0
取り付け
11
SCSI ID の設定
LTO スタンドアロンの SCSI ID は、設定要素、オペレーティングシステム、バス上の SCSI デバイスの数によっては変更が必
要になる場合があります。バス上のデバイスはそれぞれ固有のアドレスを持ちます。図 2-2 を参照してください。
メモ
SCSI ID は工場出荷時 0 に設定されています。
SCSI バス上のすべてのデバイスには固有の ID を設
定する必要があります。
SCSI ID スイッチ
図
2-2 SCSI ID
LTO スタンドアロンに設定できる SCSI ID は 0 から
15 です。
SCSI ID スイッチは LTO スタンドアロンの背面にあります(図 2-2 を参照してください)。小さな突起物を使ってボタン上の
プラス (+) ボタン、またはスイッチ上部のマイナス (-) ボタンを押し、適切な ID を選択します。
複数のデバイスに同じ ID 番号が割り当てられていないことを確認するために、それぞれの SCSI バス上にある各デバイスの
SCSI ID を 0 から 15 まで順に数えます。
SCSI ホストアダプタは、通常 SCSI ID 7 に設定され
ます。そのため、通常この ID はデバイスには使用で
きません。
12
取り付け
メモ
メモ
スイッチ
SCSI バス終端処理の確認
正しく動作させるため、SCSI バスの端でそれぞれ終端処理が必要です。一般的な外部サブシステムの取り付けの場合、SCSI
ホストアダプタとチェーンの最終デバイスのある位置で終端処理が行われます。
外部デバイスが(同一チャネル上の)内部デバイスとともに使用されている場合、SCSI ホストアダプタはバスの端ではなく、
現在ではバスの中間にあることが予想されます。その場合、終端処理は内部デバイスと外部チェーンの最終デバイスのある位
置で行われます。SCSI ホストアダプタのターミネータを取り外します。ボード上のターミネータの取り外し指示については、
SCSI ホストアダプタのマニュアルを参照してください。
電源の接続とオートローダの電源投入
1. LTO スタンドアロンの背面に電源コードを差し込みます。
2. LTO スタンドアロンから電源コードを接地されたコンセントに差し込みます。
3. 可能であれば、ホストシステムから電源コードを同一の接地された電気回路に差し込みます。コンピュータと周辺機
器は必ず同じアースを共有してください。
4. 電源をオンにします。
5. LTO スタンドアロンにて電源投入時の自己診断テスト(POST)を完了してから、ホストシステムの電源をオンにします。
ホストソフトウェアのインストール
必要に応じて、ホストソフトウェアのインストレーションガイドを参照し、ソフトウエアをインストールします。
LTO スタンドアロン装置の取り付けとホストソフトウェアのインストールが完了したら、簡単なバックアップ/回復テストを
実行し、その結果を比較して装置が正しく動作していることを確認します。詳細については、ソフトウェアのインストレーシ
ョンガイドを参照してください。
取り付け
13
空白ページ
14
取り付け
操作とメンテナンス
この章では、
❐ LTO スタンドアロンの通常動作の機能について説明します。
❐ テープのヘッドをクリーニングする方法とタイミングについて説明します。
❐ 同封物のクリーニング方法について説明します。
第 3 章
15
電源投入時の自己診断テストと初期化
システムの電源をオンにすると、ドライブは電源投入時の自己診断テスト(POST)と初期化を行います。電源投入時の自己診断
テストは 3 分ほどで完了します。ドライブは通常、すべてのコマンドに応答します。ただし、テストはメディアを準備する
ため、時間がかかることがあります。電源投入時の自己診断テストが完了するとステータス LED は緑色に点灯します。
ドライブ状況
LCD メッセージ
表 3-1 では、電源投入時の自己診断テスト中および直後の LCD に表示されるメッセージについて説明しています。
表
3-1
電源投入時の自己診断テストの
LCD
メッセージ
ドライブの状態
電源投入時の自己診断テスト実行中
電源投入時の自己診断テスト完了、カ
ートリッジなし
電源投入時の自己診断テスト完了、カ
ートリッジあり
メッセージ
Power On Se lf Test
In Progress
上記メッセージを数分間表示後、下記メッセージを表示しま
す。
Drive FW X.X.X
Display FW X.X.X
「DRIVE FW」とはドライブのファームウェア バージョンを指し
ます。
「DISPLAY FW」とは LCD コントローラのファームウェア バージ
ョンを指します。
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
Volume Loaded DC WP
Ready...
「DC」とはドライブのデータ圧縮が有効になっていることを意
味します。
「WP」とはカートリッジが書き込み保護されていることを意味
します。
ドライブがエラー条件を検知した場合
16
操作とメンテナンス
Error!
Selftest Failure
LED インジケーター
ステータス LED
初期化後、ステータス LED は表 3-2 に示す 5 つの状態のいずれかになります。
表
3-2
ステータス
LED 状態 LTO 200D LTO 400D
LED
の状態
消灯 ドライブには電源が供給されていま
せん。電源がオフになっています。
または(「C」が一文字表示に同時に
表示される場合)ドライブのクリーニ
ングが必要です。
緑/点灯 LTO スタンドアロンの電源がオンに
なっています。
緑/点滅 テープが操作されている場合は常に
ステータス LED が点滅します。これ
には、たとえば、ドライブのカート
リッジからの読み取り、カートリッ
ジへの書き込み、カートリッジの巻
戻し、カートリッジのデータ検索、
カートリッジのアンロードなどがあ
ります。
黄/点灯 ドライブがメンテナンスモードにな
っています。または、電源投入時の
自己診断テスト実行中です。
黄/点滅 次のいずれかの意味があります。
LED が 1 秒間に 1 回点滅する場
合、エラーが発生したため、ドライ
ブおよびメディアがサービスを必要
としている可能性があります。一文
字表示上のコードを控え、表 4-2
「エラーコード」を参照してコード
の意味を調べてください。
LED が 1 秒間に 2 回点滅する場
合、ドライブは FMR テープまたは
SCSI インターフェイスを介してファ
ームウェアを更新していることを意
味します。
LED が 1 秒間に 4 回点滅する場
合、ドライブがエラーを検知し、フ
ァームウェアの復旧を実行している
ことを意味します。これは自動的に
リセットされます。
ドライブには電力が供給されていません。
または、電源がオフになっています。
LTO スタンドアロンの電源がオンになってい
ます。
LED の点滅の間隔が 1 秒以上の場合、ドラ
イブは休止モードになっています。
LED の点滅の間隔が 1 秒の場合、テープが
操作されています。これには、たとえば、
ドライブのカートリッジからの読み取り、
カートリッジへの書き込み、カートリッジ
の巻戻し、カートリッジのデータ検索、カ
ートリッジのアンロードなどがあります。
ドライブは選択した動作を行っているか、
ドライブのエラーログを表示しています。
または、ドライブがメンテナンスモードに
なっています。
次のいずれかの意味があります。
LED の点滅の間隔が 1 秒の場合、ドライブ
は(FMR テープまたは SCSI インターフェイ
スを介して)ファームウェアを更新していま
す。または、ドライブの最大温度が超過し
ています。
LED が 1 秒間に 1 回点滅する場合、エラー
が発生したため、ドライブがサービスを必
要としている可能性があります。LCD メッ
セージ表示上のメッセージと、一文字表示
上のコードを控えてください。
LED が 1 秒間に 2 回点滅する場合、テープ
ドライブがエラーを検知し、ファームウェ
アの復旧を実行していることを意味しま
す。これは自動的にリセットされます。
一文字表示
初期化後、ドライブが通常動作中は一文字表示は空白 (消灯) となります。ただし、以下の場合には一文字コードが表示され
ます。
特定の診断またはメンテナンスが実行されているとき。
エラー条件や情報メッセージが表示されているとき。
操作とメンテナンス
17
また、ドライブにダンプが作成された場合、一文字表示上の赤点が点灯します(LTO 400D のみ)。
ダンプのテープへの複写については、
を参照してください。
メンテナンスモード
ドライブの通常動作条件
LCD メッセージ
表 3-3 では、通常動作時に LCD に表示されるメッセージについて説明しています。
表
3-3
通常動作条件における
ドライブの動作条件 LCD メッセージ
カートリッジにドライブが挿入されて
いない場合
カートリッジをロードまたはアンロー
ドしている場合
カートリッジがロードされた場合
LCD
メッセージ
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
Cartridge Loading
In Progress
または、
Cartridge Unloading
In Progress
Volume Loaded DC WP
Ready...
「DC」とはドライブのデータ圧縮が有効になっていることを意
味します。
「WP」とはテープカートリッジが書き込み保護されていること
を意味します。
20 文字 2 行の LCD の 2 行目には、任意の時間におけるドライ
ブの状況が次のように表示されます。
「Ready」、「Locating」、「Writing」、「Reading」、
「Rewinding」、など。
テープカートリッジのロード
警告
ドライブにロードする前に、本パッケージのほかの製品がすべてカート
リッジから離れていることを確認してください。
データカートリッジのハブ部を決して押し込まないでください。
静電気によってパッケージに含まれるラベルやそのほかの製品が時折、
データカートリッジに固着することがあります。
❐ カートリッジへのデータの書き込みと消去が行えるように、カートリッジの書き込み保護スイッチが書き込み可能
位置、つまり一番左側にあることを確認してください。
18
操作とメンテナンス
図
3-1
データカートリッジのロード
❐ スロットにテープカートリッジを挿入します。
❐ 上記図に示したように、書き込み保護スイッチが見える向きにカートリッジを持ちます。
❐ ドライブのテープロード用仕切りにカートリッジを滑り込ませます。
❐ ロードが開始され、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 緑、点滅
一文字表示 消灯
LCD
Cartridge Loading
In Progress
メモ
カートリッジがすでに排出位置にある場合、再度挿
入するには、カートリッジを一度取り外してから再
度挿入してください。
カートリッジがすでにロードされている状態で電源を
切入する (電源をオフにし、その後オンにする) とカ
ートリッジがリロードされます。
❐ カートリッジのロードが終了すると、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 緑、点灯
一文字表示 消灯
LCD
Volume Loaded DC WP
Ready...
操作とメンテナンス
19
データ保護
ドライブ内にあるデータカートリッジの書き込み保護
データカートリッジ上の書き込み保護スイッチは、ドライブ内にカー
トリッジがロードされていても動かせます。ドライブは書き込み保護
LED を即座に点灯します。ただし、ドライブがカートリッジに書き込み
動作をしている場合、書き込み動作が完了するまで書き込み保護は無効
です。
書き込み保護位置(右側)から書き込み可能位置(左側)に書き込み
保護スイッチを移動すると、カートリッジの書き込みは即座に可
能になります。
書き込み可能位置(左側 )から書き込み保護位置 (右側 )に書き込み保
護スイッチを移動すると、カートリッジの書き込みは即座に保護
されます。
ドライブ外にあるデータカートリッジの書き込み保護
カートリッジの書き込みを保護するには、書き込み保護スイッチを右
に移動します。これにより、カートリッジのデータは書き込みや消去が
できなくなります。
カートリッジの書き込みを可能にするには、書き込み保護スイッチを
左に移動します。これにより、ソフトウェアによって書き込みが保護
されていない限り、カートリッジのデータは書き込みや消去ができるよ
うになります。
データカートリッジの取り外し
ドライブからカートリッジをアンロードするには、以下の手順を実行してください。
❐ アンロード ボタンを押します。
フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 緑、点滅
一文字表示 消灯
LCD
❐ カートリッジをドライブから排出したら、カートリッジを取り外します。
ドライブからカートリッジを取り外したら、長くお使いいただくために
カートリッジをプラスチックケースに戻してください。
Cartridge Unloading
In Progress
警告
20
操作とメンテナンス
ドライブヘッドのクリーニング
LTO スタンドアロンは大変高性能な装置です。一文字表示上に「C」が表示されたときに行うドライブヘッドの周期的なクリ
ーニング以外、日常的なメンテナンスは必要ありません。
ヘッドをクリーニングするには、認可を受けた LTO Ultrium クリーニングカートリッジを使用します。本章の「データカー
トリッジのロード」の手順に従って、クリーニングカートリッジをドライブに挿入してください。ドライブが自動的にヘッド
をクリーニングします。クリーニング動作が完了したら、ドライブがクリーニングカートリッジを自動的にアンロード、排出
しますので、クリーニングカートリッジを取り外します。
本章の「データカートリッジの取り出し」の手順に従い、クリーニングカートリッジをドライブから取り外します。
メモ
クリーニング周期の終わりの時期にクリーニングカー
トリッジ をドライブにロードすると、クリーニング
動作に失敗したり、動作が短くなります。動作終了後
も一文字表示に「C」が表示される場合、クリーニン
グカートリッジを取り替えてドライブを再度クリーニ
ングしてください。
同封物のクリーニング
同封物の外側は、湿ったタオルで掃除できます。万能の液体クリーナーを使う場合は、タオルで拭いてください。同封物に
吹きかけないでください。
操作とメンテナンス
21
空白ページ
22
操作とメンテナンス
トラブルシューティングと診断
この章では、
❐ よくある問題とその修正方法を一覧で示します。
❐ テクニカル サポートが必要な場合、どうすればよいかを説明します。
第 4 章
23
トラブルシューティング早見表
LTO スタンドアロンが電源投入時の自己診断テストまたは動作に失敗した場合、次の表を使用して問題と解決方法を判断しま
す。
表
4-1
トラブルシューティング早見表
状況 考えられる原因 修正方法
ホストシステムが LTO スタン
ドアロン装置を認識しない。
システムが SCSI ID を認識する
ように構成されていません。
ID を参照できるようにシステムを構成
してください。
SCSI ID が固有ではありませ
ん。
SCSI アダプタのパラメータが不
正です。
SCSI ケーブルが緩んでいます。 ケーブルの端それぞれにあるコネクタ
SCSI ターミネータがないか、ま
たは緩んでいます。
SCSI バスが正しく終端処理され
ていません。
SCSI ID を変更し、システムを再構成
してください。新しい ID は、次回電源
投入時に有効になります。
SCSI アダプタの取り付けを確認してく
ださい。
が完全に取り付けられており、ネジジ
ャッキがしっかりと固定していること
を確認してください。
ターミネータを取り付けてください。
また、ターミネータが完全に取り付け
られており、ネジジャッキがしっかり
と固定していることを確認してくださ
い。
LTO スタンドアロン装置がバスの最終
位置にあるか、バスにその装置しかな
い場合、ターミネータが LTO スタンド
アロンに取り付けられていることを確
認してください。
LTO スタンドアロン装置がバスの最終
位置ではなく、また唯一の装置でない
場合は、ケーブルの接続を確認し、タ
ーミネータがバスの終端に取り付けら
れていることを確認してください。
SCSI ターミネータがバスの終端
にないか、または 3 つ以上のタ
ーミネータが存在します。
SCSI バスが長すぎます。 SCSI バスの長さは、LVD 構成では 12
バス上にあるデバイスが多すぎ
ます。
24
トラブルシューティングと診断
ターミネータは必ずバスの端それぞれ
に取り付けてください。通常、1 つの
ターミネータはホストシステムに取り
付けられています。
メートル (39.4 フィート)、HVD 構成
では 25 メートル (82 フィート) まで
に制限してください。
バス上のデバイスの数を制限してくだ
さい。
システム構成 の規定を確認してくださ
い。
状況 考えられる原因 修正方法
LTO スタンドアロン装置の電
源が入らない。
LTO スタンドアロン装置に電力
が供給されていません。
LTO スタンドアロン装置の電源スイッ
チがオフの状態で、LTO スタンドアロ
ン装置の電源ケーブルの接続を確認し
てください。
不明な致命的エラーまたは致
命的でないエラーが検知され
た。
AC 電源の接地が不正です。 LTO スタンドアロン装置には、ホスト
一文字表示に「C」以外の文
字が表示されている。
ステータス LED または一文字
表示の電源が入らない。
ステータス LED がオンになっ
ているのに、一文字表示が常
に空白(消灯)である。
バスの終端処理または SCSI 信
号ケーブルの接続が不正です。
ドライブに問題が発生しまし
た。
LTO スタンドアロン装置に電力
が供給されていません。
ドライブが故障しています。 一文字表示に何らかの文字が表示され
SCSI バスが終端処理されていることを
確認してください。
システムに電源を供給している AC コー
ドと同じ AC 回路上の AC コンセントを
使用してください。
アンロードボタンを押してテープのア
ンロードと再初期化を試みてくださ
い。または、LTO スタンドアロン装置
の電源をオフにし、その後再びオンに
してください。
一文字表示が空白になり、ドライブが
再初期化を試みます。一文字表示の電
源がオンになり、再初期化に成功する
と、数文字が表示された後消えます。
LTO スタンドアロン装置の電源スイッ
チがオフの状態で、LTO スタンドアロ
ン装置の電源ケーブルの接続を確認し
てください。
問題が解決しない場合は、ドライブを
取り替えてください。
ないか監視しながら、LTO スタンドア
ロンの電源をオフにし、その後オンに
してください。文字が表示されなかっ
た場合、ドライブを取り替えてくださ
い。
ドライブがテープカートリッ
ジをロードしない。
トラブルシューティングと診断
次のいずれかが発生しました。
カートリッジがすでに挿入され
ています。
テープカートリッジの挿入が不
正確です。
カートリッジが故障していま
す。
アンロード ボタンを押してカートリッ
ジを取り外してください。カートリッ
ジが排出されない場合、LTO スタンド
アロンの電源をオフにし、その後再度
オンにしてください。部分的に排出さ
れたカートリッジを取り外してくださ
い。
カートリッジの正しい挿入方法につい
ては、21 ページの「データカートリッ
ジのロード」を参照してください。
別のカートリッジを挿入してくださ
い。問題が解決しない場合は、ドライ
ブを取り替えてください。
複数のカートリッジを使っても問題が
解決しない場合は、ドライブが故障し
ています。ドライブを取り替えてくだ
さい。
25
状況 考えられる原因 修正方法
ドライブがテープカートリッ
ジをアンロードしない。
カートリッジが詰まっている
か、壊れています。
アンロード ボタンを押します。カート
リッジが排出されない場合、LTO スタ
ンドアロンの電源をオフにし、その後
オンにしてください。それでもカート
リッジが排出されない場合は、ATAC に
連絡してください。
一文字表示にコードが表示さ
れているのに、ステータス
LED がオンにならない。
ドライブが故障しています。 ドライブを取り替えてください。
メンテナンスモード
LTO スタンドアロンを操作すれば、診断の実行、読み取り、書き込み動作の確認、障害の可能性のあるデータカートリッジの
確認、ファームウェアの更新、などの診断やメンテナンス機能を実行することができます。読み取り、書き込み動作と同時に
メンテナンス機能を実行することはできません。
通常、ご使用の LTO スタンドアロンがメンテナンスモードである場合、常にステータス LED は黄色に点灯します。メンテナ
ンスモード機能実行中にエラーが検知されると、ステータス LED は黄色の点滅に変わります。
メモ
メンテナンスモード中、LTO スタンドアロンは、ホス
トからの SCSI コマンドを受け付けません。
メンテナンスモード機能はそれぞれ、一文字表示に表示される機能コード(下記カッコ内の数字) とLCDの 2 行目に表示される
機能名で特定されます。
下記の診断機能やメンテナンス機能は、メンテナンスモードで使用できます。
メンテナンスモード終了 ( 0 ) エラーコードログ表示( 9 )
ドライブ読み取り/書き込み診断 ( 1 ) エラーログのクリア ( a )
ドライブファームウェア更新 (
FMR テープ作成 (
ドライブの強制ダンプ (
ダンプのテープへの複製 (
SCSI ラップテスト (
未サポートテスト ( 7 ) サポートスタッフにより使用されます ( u )
FMR テープ抹消 (
3 ) 高速読み取り/書き込み診断 ( F )
6 ) サポートスタッフにより使用されます ( p )
8 )
2 ) メディアのテスト ( e )
4 ) ヘッドのテスト ( h )
5 ) 今後の使用のため予約済み ( l )
LTO スタンドアロンのメンテナンスモード開始
ドライブをメンテナンスモードにするには以下の手順を実行します。
1. カートリッジがドライブに挿入されていないことを確認します。
2. アンロードボタンを 1 秒間に 3 回押します。
26
トラブルシューティングと診断
フロントパネルのインジケーターの状態を以下の表に示します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
0
Exit Maint Mode
メモ
カートリッジがドライブ内にある場合、ドライブは
アンロードボタンの最初の押下でカートリッジを排
出しますが、メンテナンスモードにはなりません。
ドライブをメンテナンスモードにしたままにするに
は、1 つ前の手順を実行してください。
診断またはメンテナンス機能
診断またはメンテナンス機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. 下表に示すように一文字表示上に特定の機能コードが表示され LCD の 2 行目に機能名が表示されるまで、アン
ロードボタンを 1 秒間に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
1
機能コード
Maint Mode:Select
表示したい機能コードを通過してしまった場合は、
一文字表示上にその機能コードが再表示されるま
で、アンロードボタンを 1 秒間に 1 回押してくだ
さい。
3. アンロードボタンを 3 秒間押しつづけます。ドライブによって、選択した機能が実行されます。
4. カートリッジを挿入する必要がある機能の場合、一文字表示上に「C」が表示され、LCD にはカートリッジの挿
入を促すメッセージが表示されます。60 秒以内にカートリッジを挿入します。挿入しないとドライブはメンテ
ナンスモードを終了します。
Drive R/W Diagnostic
メモ
トラブルシューティングと診断
27
メモ
カートリッジを挿入する必要がある機能の場合、一文
字表示上に「C」が表示されます。 60 秒以内にカー
トリッジを挿入します。挿入しないとドライブはメン
テナンスモードを終了します。
無効な、または書き込みが保護されたカートリッジを
挿入すると、ドライブがテープをロードした後、一文
字表示上に「7」が点滅して表示され、ステータス
LED が黄色く点滅し、LCD に「ERROR! Media Error」
が表示されます。数秒後、ドライブはカートリッジを
アンロードし、メンテナンスモードを終了します。
機能が正常終了した場合、一文字表示に「 0 」が一時的に表示され、ドライブはメンテナンスモードを終
了します。
機能が失敗した場合、ステータス LED が黄色く点滅し、一文字表示にエラーコードが表示され、ドライブ
はメンテナンスモードを終了します。エラーを解決するには、本章の表 4-2 「エラーコード」を参照して
ください。
エラーをクリアするには、LTO スタンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してください。
メンテナンスモード終了
メンテナンスモード終了機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
0
Exit Maint Mode
2. 一文字表示に「 0 」が表示された状態で、アンロードボタンを 3 秒間押しつづけ、ドライブのメンテナンス
モードを強制終了させます (これにより、ステータス LED が緑色に点灯します)。
ドライブは、機能が完了した後や 10 分間動きがない場合も自動的にメンテナンスモードを終了します。
ドライブ読み取り/ 書き込み診断
この機能を使うと、ドライブはカートリッジのロードとアンロード、およびデータの読み取りと書き込みが正しく実行できる
かどうかを判断する組み込みテストを実行します。
ドライブ読み取り/書き込み診断機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
28
トラブルシューティングと診断
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
1
Drive R/W Diagnostic
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Drive R/W Diagnostics を選択します。
フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Drive R/W Diagnostic
1、点滅
Drive Self Test
60 秒後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
C 、点滅
LCD
Drive R/W Diagnostic
Load Scratch Tape
4. 60 秒以内に、書き込み保護されていないスクラッチデータカートリッジをドライブに挿入します (挿入しない
と、ドライブはメンテナンスモードを終了します)。有効なスクラッチデータテープについては、本章の「FMR
テープのスクラッチテープへの変換」を参照してください。
警告
カートリッジのデータは上書きされます。このテストにはスクラッチデ
ータカートリッジのみ挿入してください。
カートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
トラブルシューティングと診断
29
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Drive R/W Diagnostic
1、点滅
Writing =====
上記と下記が交互に表示されます。
Drive R/W Diagnostic
Locating =====
数分後の表示は、以下のとおりです。
Drive R/W Diagnostic
Reading =====
上記と下記が交互に表示されます。
Drive R/W Diagnostic
Locating =====
上記メッセージがテスト終了まで表示されます。
ドライブがテストを終了するには約 20 分かかります。診断が正常終了した場合、診断はループし再度開始しま
す。
5. アンロードボタンを数秒間押しつづけます。ループが終了すると、一文字表示に「0」が一時的に表示されます。
ドライブはカートリッジを巻戻しアンロードしてからメンテナンスモードを終了します。フロントパネルのイ
ンジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 消灯
一文字表示 消灯
LCD
Passed!
Tape Unloading
続いて、以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 消灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
ドライブがドライブ読み取り/書き込み診断を実行中にエラーが発生した場合、フロントパネルのインジケ
ーターに以下の項目が表示されます。
30
トラブルシューティングと診断
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
5、点滅
Drive Problem
ドライブはカートリッジのアンロードおよび排出を行い、メンテナンスモードを終了します。フロントパ
ネルのインジケーターには以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
5、点滅
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
6. エラーを解決するには、本章後述の表 4-2 「エラーコード」を参照してください。エラーをクリアするには、
LTO スタンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン ) してください。
FMR テープからのドライブファームウェア更新
FMR テープからのドライブファームウェア更新機能を選択し、以下の手順を実行します。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
2
Update Drive FW
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Update Drive Firmware from FMR Tape を選択します。フロントパ
ネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Update Drive FW
c、点滅
Load Drive FMR Tape
4. 60 秒以内に FMR カートリッジを挿入します (挿入しないと、ドライブはメンテナンスモードを終了します)。
FMR カートリッジを挿入すると、ドライブはカートリッジのロードを開始します。フロントパネルのインジケ
ーターに以下の項目が表示されます。
トラブルシューティングと診断
31
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Update Drive FW
2、点滅
Tape Loading =====
カートリッジがロードされると、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、2 Hz で点滅
一文字表示
LCD
Update Drive FW
2、点滅
Locating =====
続いて、以下の項目が表示されます。
Update Drive FW
Reading =====
ドライブは FMR テープから更新されたファームウェアを消去可能 PROM (EPROM) 領域内にロードします。
更新が正常終了した場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Update Drive FW
2、点滅
Completed!
ドライブは FMR テープを巻き戻し、アンロードします。フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示さ
れます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Update Drive FW
2、点滅
Unloading =====
ドライブがリセットされます。フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
32
トラブルシューティングと診断
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 消灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
5. LTO スタンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン ) します。ドライブは、新しいファームウェアの使用
を開始します。
更新が失敗した場合、ドライブは一文字表示にエラーコードを表示させ、動作を 3 回までリトライします。そ
れでも更新が失敗した場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
4、点滅
Firmware/Drive Prob
ドライブは FMR テープをアンロードしてからメンテナンスモードを終了します。
エラーを解決するには、本章の表 4-2 「エラーコード」を参照してください。
エラーをクリアするには、LTO スタンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してくださ
い。
FMR テープ作成
この機能を使ってドライブからのデータをスクラッチデータカートリッジに複製します。
FMR テープ作成機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
Create FMR Tape
警告
この機能を選択した場合、ドライブはスクラッチデータカートリッジ上
の既存のファームウェアを上書きします。
3
トラブルシューティングと診断
33
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Create FMR Tape を選択します。フロントパネルのインジケーター
に以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Create FMR Tape
c、点滅
Load Scratch Tape
4. 60 秒以内に、書き込み保護されていないスクラッチデータカートリッジを挿入します (挿入しないと、ドライ
ブはメンテナンスモードを終了します)。
カートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Create FMR Tape
3、点滅
Tape Loading =====
続いて、以下の項目が表示されます。
続いて、以下の項目が表示されます。
Create FMR Tape
Locating
=====
Create FMR Tape
Writing =====
ドライブは FMR データをスクラッチデータカートリッジに複製します。
ドライブが FMR テープの作成に成功すると、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Create FMR Tape
0
Completed!
続いて、以下の項目が表示されます。
Cartridge Unloading
In Progress
続いて、以下の項目が表示されます。
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
その後、ドライブはメンテナンスモードを終了します。
34
トラブルシューティングと診断
ドライブが FMR テープの作成に失敗すると、ドライブは動作のリトライを 2 回行います。 それでも失敗した場
合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
7、点滅
Media Problem
エラーを解決するには、本章の表 4-2「エラーコード」を参照してください。エラーをクリアするには、LTO ス
タンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してください。
ドライブの強制ダンプ
ドライブの強制ダンプ機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
Force Drive Dump
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Force a Drive Dump を選択します。 フロントパネルのインジケー
ターに以下の項目が表示されます。
4
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
その後、以下の項目が表示されます。
4、点滅
0、点灯
LCD
その後、以下の項目が表示されます。
Force Drive Dump
Completed!
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
トラブルシューティングと診断
35
一文字表示は空白になり (消灯し)、ドライブはメンテナンスモードを終了します。フロントパネルのインジケ
ーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 消灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
メモ
この機能は、ドライブが通常動作モードにあるときに
も実行できます。 その場合は、アンロードボタンを
10 秒間押しつづけてください。
ドライブダンプのテープへの複製 [ テープの先頭 (BOT )]
この機能を使うと、ドライブダンプのデータを (上述の機能 4「ドライブの強制ダンプ」を参照) スクラッチテープの先頭に
複製できます。
ドライブダンプのテープへの複製機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
5
LCD
Maint Mode:Select
Copy Dump to Tape
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Copy Dump to Tape を選択します。フロントパネルのインジケー
ターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Copy Dump to Tape
c、点滅
Load Scratch Tape
4. 60 秒以内に、書き込み保護されていないスクラッチデータカートリッジを挿入します (挿入しないと、ドライブ
はメンテナンスモードを終了します)。
警告
カートリッジのデータは上書きされます。このテストにはスクラッチデ
ータカートリッジのみ挿入してください。
カートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
36
トラブルシューティングと診断
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Copy Dump to Tape
5
Tape Loading ====
上記はドライブがダンプデータをスクラッチデータテープ (の先頭
に) 書き込んでいる間、表示されます。
ダンプのテープへの複製でデータのスクラッチカートリッジへの複製が終了したら、フロントパネルのインジ
ケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Copy Dump to Tape
5
Passed!
続いて、以下の項目が表示されます。
Cartridge Unloading
In Progress
ドライブはカートリッジをアンロードしてからメンテナンスモードを終了します。 フロントパネルのインジケ
ーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 緑、点灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
ドライブがダンプのテープへの複製機能を実行中にエラーが発生した場合、フロントパネルのインジケーター
に以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 消灯
一文字表示
LCD
Error!
7、点滅
Media Problem
エラーを解決するには、本章の表 4-2「エラーコード」を参照してください。エラーをクリアするには、LTO ス
タンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してください。
トラブルシューティングと診断
37
エラーをクリア (ドライブエラーの場合は電源を切入) 後、LCD 表示に以下のメッセージが表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 緑、点灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
SCSI ラップテスト機能
このテストでは、SCSI コネクタと繋がる SCSI 回路のチェックを行います。
SCSI ラップテスト機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
この機能を選択する前に、SCSI のラッププラグ (アクセサリキットには含まれていません、ATAC に連絡してく
ださい) をドライブの SCSI コネクタに (SCSI ケーブルの代わりに) 取り付けます。
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、SCSI Wrap Test を選択します。 ドライブは、自動的にテストを開
始します。 フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
Maint Mode:Select
SCSI Wrap(Inst Plug)
6
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
SCSI Wrap
6、点滅
Running!
テストに成功した場合、テストはループし再度開始されます。
4. アンロード ボタンを押します。 フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Ultrium Tape Drive
0
Drive Empty
その後、ドライブはメンテナンスモードを終了します。
テストに失敗した場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
38
トラブルシューティングと診断
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
8、点灯
Drive/SCSI Bus Error
その後、ドライブはメンテナンスモードを終了します。
エラーを解決するには、本章の表 4-2「エラーコード」を参照してください。エラーをクリアするには、LTO ス
タンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してください。
FMR テープ抹消
この機能を使うと、ドライブはスクラッチデータカートリッジ上のファームウェアデータを消去しテープ上のカートリッジの
メモリを再書き込みします。 これにより、カートリッジは有効なスクラッチデータカートリッジに変換されます。
FMR テープ抹消機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
Unmake FMR Tape
8
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Unmake FMR Tape を選択します。 フロントパネルのインジケータ
ーに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Unmake FMR Tape
c、点滅
Load Drv FMR Tape
4. 60 秒以内に FMR カートリッジを挿入します (挿入しないとドライブはメンテナンスモードを終了します)。
トラブルシューティングと診断
39
カートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Unmake FMR Tape
8、点滅
Tape Loading ====
上記項目は、ドライブが FMR テープをロードし、テープ上のファー
ムウェアを消去し、カートリッジのメモリ内のヘッダーを再書き込
みしてカートリッジを有効なスクラッチデータカートリッジに変換
している間、表示されます。
動作に成功した場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Unmake FMR Tape
0、点灯
Completed!
続いて、以下の項目が表示されます。
Cartridge Unloading
In Progress
続いて、以下の項目が表示されます。
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
その後、ドライブはメンテナンスモードを終了します。
動作に失敗した場合、またはテープがすでに有効なスクラッチテープであった場合、フロントパネルのインジケ
ーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
ERROR!
7、点滅
Media Error
エラーを解決するには、本章の表 4-2「エラーコード」を参照してください。エラーをクリアするには、LTO ス
タンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してください。
エラーコードログ表示
この機能を使うと、最近の 10 個のエラーコードを一度に表示できます (コードは、最近のものから順に 10 個並べられま
す)。
エラーコードログ表示機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
40
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
トラブルシューティングと診断
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
9
Display Err Code Log
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Display Error Code Log を選択します。 フロントパネルのインジ
ケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Display Err Code Log
9、点滅
0. Media Error
4. この機能を選択した後は、次の手順を行います。
アンロードボタンを押して、最新のエラーコードを表示します。
再度アンロードボタンを押して、次のエラーコードを表示します。
10 番目のエラーコードが表示され、再びアンロードボタンを押すと、ドライブはメンテナンスモード、および
この機能を終了します。
ログにエラーが記録されていない場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode: Select
Exit Maint Mode
5. この機能およびメンテナンスモードを終了するには、アンロードボタンを 2 秒間押しつづけます。
エラーログのクリア
エラーログのクリア機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
0
トラブルシューティングと診断
41
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
a
Clear Error Log
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Clear Err Log を選択します。
ドライブはエラーログのすべてのエラーを消去します。フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示さ
れます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Clear Error Log
a、点滅
Completed!
LTO スタンドアロンはメンテナンスモードを終了します。フロントパネルのインジケーターに次の項目が表示さ
れます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 緑、点灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
カートリッジとメディアのテスト
この機能を使って、障害の可能性があるカートリッジやその磁気テープが使用可能であることを確認するためのテストを実行
します。
カートリッジとメディアのテスト機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
Test Media
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Test Cartridge & Media を選択します。 フロントパネルのインジケ
ーターに以下の項目が表示されます。
e
42
トラブルシューティングと診断
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Test Media
c、点滅
Load Scratch Tape
4. 60 秒以内に障害の可能性があるカートリッジを挿入します (挿入しないとドライブはメンテナンスモードを終
了します)。
カートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Test Media
e、点滅
Tape Loading ====
上記項目は、ドライブが障害の可能性があるテープをロードしてい
る間表示されます。続いて、以下の項目が表示されます。
Test Media
Locating ====
続いて、以下の項目が表示されます。
Test Media
Writing ====
続いて、以下の項目が表示されます。
Test Media
Reading ====
警告
障害の可能性があるカートリッジのデータは上書きされます。
ドライブがテストを実行するのに約 15 分かかります。
エラーが検知された場合、テストはループし再度開始されます。
5. アンロード ボタンを押します。 LTO スタンドアロンは、障害の可能性があるテープを巻戻してアンロードしま
す。 フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。LTO スタンドアロンはメンテナンスモー
ドを終了します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Test Media
0
Tape Unloading
トラブルシューティングと診断
43
エラーが検知された場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
7
Media Problem
LTO スタンドアロンはメンテナンスモードを終了します。
エラーを解決するには、本章の表 4-2「エラーコード」を参照してください。
高速読み取り/ 書き込み診断
この機能を使って、ドライブがカートリッジのロードとアンロード、データの読み取りと書き込みを正しく行えるかを判断し
ます。
高速読み取り/書き込み診断機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
Fast R/W Diagnostic
F
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Fast R/W Diagnostic を選択します。
すぐにフロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Fast R/W Diagnostic
C、点滅
Load Scratch Tape
4. 60 秒以内に、書き込み保護されていないスクラッチデータカートリッジをドライブに挿入します (挿入しない
と、ドライブはメンテナンスモードを終了します)。 有効なスクラッチデータテープについては、本章の「FMR
テープのスクラッチテープへの変換」を参照してください。
警告
このテストにはスクラッチデータカートリッジのみ挿入してください。
カートリッジのデータは上書きされます。
44
トラブルシューティングと診断
カートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Fast R/W Diagnostic
F、点滅
Tape Loading ======
LCD
続いて、以下の項目が表示されます。
Fast R/W Diagnostic
Writing ======
上記と下記が交互に表示されます。
Fast R/W Diagnostic
Locating ======
数分後、以下の項目が表示されます。
Fast R/W Diagnostic
Reading ======
上記と下記が交互に表示されます。
Fast R/W Diagnostic
Locating ======
上記項目はループして「Writing」に戻り、数分後、以下の項目が表
示されます。
Fast R/W Diagnostic
Erasing ======
上記項目は 1 つ前の手順に戻り、完了するまで繰り返されます。
ドライブがテストを終了するには約 20 分かかります。
診断が正常終了した場合、テストはループし再度開始します。
5. アンロードボタンを押して、メンテナンスモードを終了します。 フロントパネルのインジケーターに以下の項
目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 消灯
一文字表示 消灯
LCD
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
トラブルシューティングと診断
45
ドライブが高速読み取り/書き込み診断を実行中にエラーが発生した場合、フロントパネルのインジケーターに
以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
5、点滅
Drive Problem
ドライブはカートリッジのアンロードおよび排出を行い、メンテナンスモードを終了します。フロントパネル
のインジケーターには以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
5、点滅
Ultrium Tape Drive
Drive Empty
エラーを解決するには、本章の表 4-2「エラーコード」を参照してください。
エラーをクリアするには、LTO スタンドアロンの電源を切入 (電源オフ後、再度オン) してください。
ヘッドのテスト
このテストを使って、ドライブヘッドとテープカートリッジの機構が正しく動作していることを確認します。
ヘッドのテスト機能を選択するには、以下の手順に従ってください。
1. ステータス LED が黄色く点灯していることで、ドライブがメンテナンスモードにあることを確認します。
2. フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されるまで、アンロードボタンを 1 秒に 1 回押します。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Maint Mode:Select
h
Test Head
3. アンロードボタンを 2 秒間押しつづけて、Test Head を選択します。
フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Test Head
c、点滅
Load Scratch Tape
46
トラブルシューティングと診断
60 秒以内にスクラッチデータカートリッジを挿入します (挿入しないとドライブはメンテナンスモードを終了
します)。
スクラッチカートリッジの挿入後、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点灯
一文字表示
LCD
Test Head
h、点滅
Tape Loading ====
上記項目は、ドライブがスクラッチテープをロードしている間表示
されます。続いて、以下の項目が表示されます。
Test Head
Writing ====
ドライブがテストを終了するには約 10 分かかります。
エラーが検知された場合、テストはループし再度開始されます。
4. アンロード ボタンを押します。 LTO スタンドアロンはスクラッチテープを巻戻してアンロードします。 フロン
トパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。LTO スタンドアロンはメンテナンスモードを終了しま
す。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Test Head
0
Tape Unloading
エラーが検知された場合、フロントパネルのインジケーターに以下の項目が表示されます。
インジケーター 状態、文字、またはメッセージ
ステータス LED 黄、点滅
一文字表示
LCD
Error!
5
Drive Problem
LTO スタンドアロンはメンテナンスモードを終了します。
エラーを解決するには、以下のエラーコード表を参照してください。
エラーコードとメッセージ
表 4-2 に、LTO スタンドアロンのエラーコード、LCD メッセージ、予想される原因と、エラーを修正するための推奨アクショ
ンを示します。
トラブルシューティングと診断
47
表
4-2
エラーコードとメッセージ
コード LCD メッセージ 考えられる原因 修正方法
0
Maint Mode:Select
Exit Maint Mode
1
Error!
Cooling Problem
2
Error!
Power Problem
No Error (エラーなし) このコ
ードは以下の場合に表示され
ます。
• ドライブの電源が切入
(電源オフ、その後オン)
された場合。
• 診断が実行を終え、エラ
ーが起こらなかった場合。
メモ
ドライブが正常動作をし
ているときは、一文字表
示は空白です。
最大動作温度を超えました。 ドライブ内の空気の自由な流れを妨
外部から供給される電源が指
定電圧範囲を超えています。
アクションは必要ありません。
害している詰まりを取り除いてくだ
さい。
動作温度と空気の流れが指定範囲内
(動作温度範囲については、付録 A
「仕様」を参照してください)にある
ことを確認してください。
動作温度が指定範囲内にあるにも関
わらず問題が修復されない場合は、
ATAC に連絡してください。
電源コネクタが正しく設置されてい
ることを確認してください。
適切な DC 電圧が許容範囲内で印加さ
れていることを確認してください。
適切な電圧が印加されているにも関
わらず問題が修復されない場合は、
ATAC に連絡してください。
48
3
Error!
F/W Problem
トラブルシューティングと診断
ファームウェアにエラーが起
きています。
1. 以下のいずれかの場所からドラ
イブダンプを収集してください。
• サーバー
• Ultrium テープドライブ(機
能コード
さい)。
2. ドライブの電源をオフ、オンし
てから、エラーを起こす動作のリ
トライを行ってください。
3. 問題が修復されない場合は、新
規ファームウェアをダウンロード
して動作をリトライしてくださ
い。
4. それでも問題が修復されない場
合は、ドライブダンプを読み取っ
てから、サポートの次の段階を呼
び出してください。
5 を選択してくだ
コード LCD メッセージ 考えられる原因 修正方法
4
Error!
Drive/FW Prob
5
Error!
Drive Problem
ファームウェアかドライブに
問題がある。
ドライブ ハードウェアに問題
がある。 ドライブまたはテー
プへの損害を避けるために、
ドライブの電源をいったんオ
フにしてから、再びオンにす
るまで、カートリッジを挿入
できないようになっていま
す。
1. 以下のいずれかの場所からドラ
イブダンプを収集してください。
• サーバー
• Ultrium テープドライブ(機
能コード
さい)。
ドライブの電源をオフ、オンしてか
ら、エラーを起こす動作のリトライ
を行ってください。
問題が修復されない場合は、新規フ
ァームウェアをダウンロードしてか
ら動作をリトライしてください。新
規ファームウェアを取得できない場
合、ATAC に連絡してください。
引き続き同じ問題が発生する場合
は、ATAC までお問い合わせくださ
い。
5 を選択してくだ
トラブルシューティングと診断
49
コード LCD メッセージ 考えられる原因 修正方法
6
Error!
Drive/Media Prob
ドライブによりエラーが発生
したと判断されましたが、エ
ラーの発生箇所が不良ハード
ウェアなのか、データ カート
リッジなのか判断できません
でした。
カートリッジのシリアル番号(カート
リッジのラベル上に記載) が分かる
場合は、別のカートリッジで動作を
リトライしてください。
• 動作が成功した場合、元のカー
トリッジが不良です。 不良のカー
トリッジからデータを複製し、そ
のカートリッジを破棄してくださ
い。
• 動作が失敗し同じエラーコード
が発行された場合、ATAC に連絡し
てください。
• 動作が失敗し別のエラーコード
が発行された場合、この表でその
コードを検索してください。
カートリッジのシリアル番号が分か
らない場合、または複数のカートリ
ッジに問題が発生する場合は、以下
の操作を行ってください。
• ドライブの診断 (機能コード
1 ) を実行してください。
• ドライブの診断に失敗した場
合、ATAC に連絡してください。
ドライブの診断に成功した場合、
ヘッドのテスト診断 (機能コード
H ) を実行してください。
• ヘッドのテスト診断 が失敗した
場合、ATAC に連絡してください。
• ヘッドのテスト診断が成功した
場合、問題を起こすカートリッジ
を取り替えてください。
7
8
9
b、 D、
e、 F、
または
h
50
Error!
Media Problem
Error!
Drive/SCSI Problem
Error!
Drive/SCSI Problem
トラブルシューティングと診断
テープカートリッジ不良のた
めのエラーです。
ドライブ ハードウェアまたは
SCSI バスの不良です。
ドライブ ハードウェアまたは
RS-422 接続の不良です。
エラーメッセージが割り当て
られていません。 一文字表示
の不良の可能性があります。
テープカートリッジを取り替えてく
ださい。 複数のテープカートリッジ
に問題が発生する場合、ATAC に連絡
してください。
ATAC に連絡してください。
ATAC に連絡してください。
電源をオフにし、その後オンにし
て、一文字表示上のすべてのセグメ
ントが点灯するかを判断してくださ
い。
コード LCD メッセージ 考えられる原因 修正方法
a,
c
ドライブの性能が落ちていま
すが、ドライブはまだ動作可
能です。
ドライブのクリーニングが必
要です。
このエラーをクリアするには、ドラ
イブの電源を切入するか、ドライブ
をメンテナンスモードにしてくださ
い。
問題が解決しない場合は、ドライブ
を取り替えてください。
ドライブをクリーニングしてくださ
い。 第 3 章の「ドライブヘッドのク
リーニング」を参照してください。
メモ
ドライブをクリーニングする
か、ドライブをメンテナンスモ
ードにすると、コードはクリア
されます。
トラブルシューティングと診断
51
空白ページ
52
トラブルシューティングと診断
仕様
付録 A
この付録では、
❐ LTO スタンドアロンの仕様情報が記載されています。
53
Drive (ドライブ )
Type (種類)
メディアタイプ
データ容量
データ転送率
(圧縮モード)
同封物
電気的インターフ
ェイス
物理的インターフ
ェイス
信頼性
メンテナンス
MTBF
物理的
寸法 高さ: 14.6cm (5.75in.) 、幅: 17.1cm
重量 6.59 kg (14.3 ポンド) 6.59 kg (14.3 ポンド)
環境
電気 100–240 VAC、50–60 Hz 100–240 VAC、50–60 Hz
BTU/•r 300
温度 10 C ~ 38 C (50° ~ 100 F) 動作時 10 C ~ 38 C (50° ~ 100°F) 動作時
湿度 10% ~ 80% 動作時 10% ~ 80% 動作時
周波数 0.5G (5–500 Hz) 動作時 0.2G (2–200 Hz) 動作時
衝撃 15G 動作時 30G 動作時
LTO 200D LTO 400D
IBM® Ultrium™ Generation LTO™
テープドライブ
LTO-1 LTO-2
カートリッジ 1 つにつき、 100 GB
(2:1 圧縮の場合、 200 GB)
15 MB/秒 (2:1 圧縮時、 30 MB/秒 ) 35 MB/秒 (2:1 圧縮時、 70 MB/秒)
LVD/SE Ultra-2 SCSI または HVD
Ultra-2 SCSI
68 ピン、遮蔽済み、高密度デバ
イスコネクタ
LTO クリーニング カートリッジ
を使用したドライブヘッドの周期
的クリーニング
100% 動作循環時、電源投入時間
250 000 時間
(6.75in.)、深さ : 33.6cm (13.25in.)
IBM® TotalStorage™ LTO Ultrium 2
テープドライブを装備
カートリッジ 1 つにつき、200 GB
(2:1 圧縮の場合、 400 GB)
LVD Ultra-3 SCSI
68 ピン、遮蔽済み、高密度デバイ
スコネクタ
LTO クリーニング カートリッジを
使用したドライブヘッドの周期的ク
リーニング
100% 動作循環時、電源投入時間
250 000 時間
高さ : 14.6cm (5.75in.)、幅 : 17.1cm
(6.75in.)、深さ : 33.6cm (13.25in.)
250 以下
54
索引
55
F
FMR テープ作成機能..................................................... 26
FMR テープ抹消 ............................................................ 26
L
LCD
メッセージ................................................................ 18
概要.............................................................................. 4
LED
インジケーター........................................................ 17
P
packing........................................................................... 10
POST
トラブルシューティング ........................................ 24
概要............................................................................ 16
状況............................................................................ 16
S
SCSI
compatibility................................................................. 8
ID ..........................................................................12, 24
ID スイッチ ................................................................. 5
アダプタ.................................................................... 24
インターフェイス ...................................................... 2
インターフェイスケーブル .................................... 10
ケーブル.................................................................... 24
コネクタ...................................................................... 5
ターミネータ............................................................ 24
バス............................................................................ 24
バス終端処理............................................................ 13
ホストアダプタ.......................................................... 7
互換性.......................................................................... 8
SCSI ラップテスト機能............................................... 26
あ
アプリケーションソフトウェア.................................. 8
アンロード ボタン
概要.............................................................................. 4
い
インストール
ホストソフトウェア ................................................ 13
インターフェイスケーブル
接続............................................................................ 10
え
エラーコードのリスト................................................ 47
エラーコードログ表示機能........................................ 26
エラーログのクリア機能............................................ 26
か
カートリッジ挿入機能 ................................................26
く
クリーニング
LTO Ultrium クリーニングカートリッジ...............21
カートリッジ.......................................................21, 54
ドライブ.....................................................................21
ドライブヘッド.........................................................21
同封物.........................................................................21
クリーニングテープ使用 LED....................................21
し
システム構成 ................................................................24
す
ステータス
LED インジケーター ................................................17
メッセージ.................................................................47
ステータス LED
概要...............................................................................4
た
ダンプのテープへの複製機能.....................................26
て
テープカートリッジ
温度...............................................................................6
湿度...............................................................................6
取り扱い.......................................................................7
取り外し.....................................................................20
書込み保護...................................................................6
認可...............................................................................6
保管...............................................................................7
と
ドライブ
クリーニング.............................................................21
タイプ.....................................................................2, 54
データ転送率.............................................................54
状況.............................................................................16
電気インターフェイス.............................................54
動作条件.....................................................................18
物理的インターフェイス .........................................54
ドライブの強制ダンプ機能 ........................................26
ドライブファームウェア更新機能.............................26
ドライブ読み取り/ 書き込み診断機能........................26
トラブルシューティング
メンテナンスモード.......................................4, 18, 26
診断
...................................................................4, 18, 26
早見表 .........................................................................24
56
索引
ふ
ファームウェア
FMR テープ ...............................................................39
更新 ............................................................................31
フロントパネル
概要 ..............................................................................3
へ
ヘッドのテスト機能 ....................................................26
ヘッドのテスト診断機能 ............................................50
ほ
ホストアダプタ
SCSI..............................................................................7
取り付け.....................................................................10
ホストソフトウェア
インストール.............................................................13
概要 ..............................................................................8
め
メディアのテスト機能 ................................................26
メンテナンス
FMR テープ , 作成 .....................................................33
FMR テープからのドライブファームウェア更新 31
FMR テープ抹消 .......................................................39
エラーコードログ表示.............................................40
エラーログのクリア.................................................41
ドライブダンプのテープへの複製 .........................36
ファームウェア, 更新...............................................31
日常的 ........................................................................21
メンテナンスモード
開始 ......................................................................26, 27
終了 ............................................................................28
メンテナンスモード終了機能 ....................................26
..........................................4, 18, 26
り
リアパネル
概要 ..............................................................................5
ろ
ロード
テープカートリッジ.................................................18
漢字
安全上の注意 ..................................................................v
一文字表示
概要 ..............................................................................4
温度................................................................................54
環境................................................................................54
警告..................................................................................v
高速読み取り/ 書き込み診断機能 ...............................26
梱包................................................................................10
梱包材料........................................................................ 10
仕様................................................................................53
使用上の注意 ..................................................................v
湿度................................................................................54
取り付け
LTO スタンドアロン .................................................. 9
取り出し .................................................................... 10
複数の装置 ................................................................ 10
周波数............................................................................54
重量................................................................................54
書き込み可能 ................................................................18
書き込み保護
概要 ............................................................................20
書込み保護
テープカートリッジ...................................................6
衝撃................................................................................54
状況
メッセージ ................................................................ 16
信頼性............................................................................54
診断
SCSI ラップテスト機能 ...........................................38
エラーコード ............................................................47
カートリッジとメディアのテスト.........................42
ドライブの強制ダンプ機能.....................................35
ドライブ読み取り/ 書き込み診断............................28
ヘッドのテスト ........................................................46
モード, 開始 ..............................................................27
モード, 終了 ..............................................................28
開始 ............................................................................27
高速読み取り/ 書き込み診断.................................... 44
寸法................................................................................54
赤点
概要 ..............................................................................4
操作しない状態 ............................................................10
電気................................................................................54
電源
コネクタ ...................................................................... 5
電源投入 .................................................................... 13
電源スイッチ ............................................................5, 25
電源投入時の自己診断テスト ................. POST を参照
物理的属性 .................................................................... 54
平均故障間隔 (MTBF)..................................................54
索引
57
空白ページ
58
索引