Micro Motion Micro Motion Tシリーズ コリオリ流量計・密度計センサ Installation Manual [ja]

設置説明書
20002186 , Rev BC
2020 2
Micro Motion™ T シリーズ コリオリ流量計・密 度計センサ
安全上の注意事項
安全および各種認定についての情報
圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、www.emerson.com から入手できます。
その他の情報
返品について
返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイト(www.emerson.com) をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで お電話でご連絡ください。
エマソン流量計カスタマーサービス
E メール:
世界共通:flow.support@emerson.com
アジア太平洋地域:APflow.support@emerson.com
電話:
南北アメリカ
合衆国
カナダ
メキシコ
アルゼンチン
ブラジル
チリ
ペルー
800-522-6277
+1 303-527-5200
+52 55 5809 5300
+54 11 4837 7000
+55 15 3413 8000
+56 2 2928 4800
+51 15190130
欧州および中東 アジア太平洋地域
英国およびアイル ランド
オランダ
フランス
ドイツ
イタリア
中央・東ヨーロッ パ
ロシア/CIS
エジプト
オマーン
カタール
クウェート
南アフリカ
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
0870 240 1978
+31 (0) 704 136 666
+33 (0) 800 917 901
0800 182 5347
+39 8008 77334
+41 (0) 41 7686 111
+7 495 995 9559
0800 000 0015
800 70101
431 0044
663 299 01
800 991 390
800 844 9564
800 0444 0684
オーストラリア
ニュージーランド
インド
パキスタン
中国
日本
韓国
シンガポール
タイ
マレーシア
800 158 727
099 128 804
800 440 1468
888 550 2682
+86 21 2892 9000
+81 3 5769 6803
+82 2 3438 4600
+65 6 777 8211
001 800 441 6426
800 814 008
2
設置説明書 目次
20002186 2020 2
目次
1 ご使用の前に..............................................................................................................5
1.1 本説明書について.......................................................................................................................5
1.2 危険に関するメッセージ............................................................................................................5
1.3 関連資料......................................................................................................................................5
2 計画........................................................................................................................... 7
2.1 設置チェックリスト................................................................................................................... 7
2.2 ベストプラクティス................................................................................................................... 8
2.3 温度の制限 ................................................................................................................................. 8
2.4 衛生的な使用方法とセルフドレインの使用方法に関する推奨事項.......................................... 9
3 取り付け...................................................................................................................13
3.1 センサの取付け.........................................................................................................................13
3.2 エクステンダ付きの電子部の取付け........................................................................................13
3.3 端子箱または 800 コアプロセッサを回転させる(オプション)............................................15
4 トランスミッタの出力と I/O 配線..............................................................................17
4.1 配線オプション.........................................................................................................................17
4.2 4 線ケーブルの接続.................................................................................................................. 18
4.3 9 線ケーブルの接続 ................................................................................................................. 23
5 接地......................................................................................................................... 25
6 補足情報...................................................................................................................27
6.1 センサケースのパージ手順 ......................................................................................................27
設置説明書
3
目次 設置説明書
2020 2 20002186
4 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書
20002186 2020 2

ご使用の前に

1
1.1
1.2
ご使用の前に

本説明書について

本説明書では、T シリーズ センサの計画、取付け、配線、および接地について説明しま す。
本説明書の内容は、ユーザが基本的なトランスミッタとセンサの設置、設定、および保 守の概念と手順を理解していることが前提です。

危険に関するメッセージ

このドキュメントでは、ANSI 標準 Z535.6-2011(R2017)を基に、危険に関するメッセ ージに対し次の基準を使用します。
危険
危険な状況を回避しない場合、重大なケガまたは死亡事故が発生します。
警告
危険な状況を回避しない場合、重大なケガまたは死亡事故が発生する可能性がありま す。
1.3
注意
危険な状況を回避しない場合、軽度または中程度のケガが発生するか、発生する可能性 があります。
通知
状況を回避しない場合、データ損失、物的損害、ハードウェアの損傷、またはソフトウ ェアの損傷が発生する可能性があります。人身事故が生じる確たるリスクはありませ ん。
物理的アクセス
通知
許可されていない人員の場合、エンドユーザーの危機に重大な損傷を引き起こしたり、 誤まった構成を行ったりする可能性があります。意図的または偶発的なあらゆる不正 使用から保護してください。
物理的なセキュリティは、どのセキュリティ計画にとっても重要な部分であり、システ ムを保護する上で必要不可欠です。ユーザーの資産を保護するために、物理的アクセス を制限してください。これは、施設内で使われるすべてのシステムが対象です。

関連資料

製品に関する全資料は、製品に付属の製品資料 DVD または www.emerson.com で入手 できます。
設置説明書
詳細については、以下の資料のいずれかを参照してください。
5
ご使用の前に 設置説明書
2020 2 20002186
センサに同梱されている防爆認定に関する文書。この文書は弊社ウェブサイト
www.emerson.com/flowmeasurement)でご覧いただけます。
Micro Motion T
Micro Motion 9
シリーズコリオリ流量計・密度計プロダクト・データ・シート
線流量計ケーブル準備および取付けマニュアル
トランスミッタの設置、設定、使用に関するガイド
6 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書
20002186 2020 2

計画

2
2.1
計画

設置チェックリスト

メータの取付け環境が、認定タグに記載されている危険場所要件に適合しているか
確認してください。
警告
認定に準拠しない場合、爆発してケガまたは死亡事故が生じるおそれがあります。
使用環境の周囲温度とプロセス温度が流量計の仕様範囲内であることを確認してく
ださい。
一体型トランスミッタの場合、センサとトランスミッタ間の配線は不要です。信号
および電源の配線についてはトランスミッタ説明書の配線手順に従ってください。
トランスミッタが別置型の場合は、まず本説明書の手順の通りにセンサとトランス
ミッタ間の配線を行い、次にトランスミッタの説明書に従って電源ならびに信号の 配線を行ってください。
2-1 : 最大ケーブル長
ケーブルの種類 トランスミッタ 最大長
Micro Motion 9 線ケーブル
9739 MVD および 5700 トラ
ンスミッタ
その他すべての MVD トラン スミッタ
305 m
18 m
設置説明書
Micro Motion 4 線ケーブル
2-2 : ユーザ手配 4 線ケーブルの最大長
ワイヤの機能 ワイヤサイズ 最大長
電源(VDC
信号(RS-485 0.326 mm²以上
すべての 4 MVD トランス ミッタ
0.326 mm² 91 m
0.518 mm² 152 m
0.823 mm² 305 m
305 m、非防爆 152 mIIC 定格センサ搭載 305 m IIB 定格センサ搭載
305 m
最適な性能を得るため、センサを推奨方向に取り付けてください。センサチューブ
がプロセス流体で満管状態であれば、センサはどの方向に取り付けても正常に作動 します。
センサケースについている流れ方向矢印が実際のプロセスの流れ方向と一致するよ
う流量計を取り付けてください(流れ方向はソフトウェアでも選択できます)。
7
計画 設置説明書
2020 2 20002186
2.2
2.3

ベストプラクティス

センサの性能を最大限に生かしていただくために、センサを取り付ける際には以下に 従ってください。
Micro Motion 製センサには直管長についての要件はありません。センサの上流側お
よび下流側の配管に直管長を設ける必要はありません。
センサが垂直配管に取付けられている場合は、液体およびスラリーはセンサを通し
て上向きに流れるようにしてください。ガスは下向きに流れるようにしてくださ い。
センサチューブを流体で満管の状態に保ってください。
センサを通る流れを停止させるためにバルブを使用する場合、バルブはセンサより
下流側に設置します。
メータにかかる曲げ応力とねじれ応力は最小限に抑えてください。配管のずれを調
整する目的で流量計を使用しないでください。
センサには外部の支えは必要ありません。センサは取付け方向にかかわりなくフラ
ンジで支えられています。

温度の制限

センサは、温度範囲グラフに表示されたプロセスおよび周囲温度範囲で使用できます。 温度範囲グラフは、電子部品オプションを選択するための一般的な指針としてご利用く ださい。お客様のプロセス条件が灰色の範囲に近い場合は、弊社カスタマーサービスに お問い合わせください。
いかなる場合も、周囲温度が-40.0 °C 以下あるいは 60.0 °C 以上の場合は、電子部品
は使用できません。 電子部品の許容範囲を超えた周囲温度でセンサを使用する場 合は、温度範囲グラフに灰色範囲の指示通り、電子部品の許容範囲内の周囲温度と
なる場所に電子部品を別に設置する必要があります。
温度範囲は上記以外に別途防爆による制約を受けます。センサに同梱された危険場
所防爆認定説明書を参照してください。 センサに同梱されている防爆認定につい ての文書を参照してください。この文書は弊社のウェブサイト
(www.emerson.com/flowmeasurement) でご覧いただけます。
エクステンダ付き電子部品オプションにより、トランスミッタ、コアプロセッサ、
及び端子箱を覆わずにセンサケースを保温でき、しかも温度定格に影響しません。
60.0 °C を超える高いプロセス温度からセンサケースを断熱する場合、電子部品が故 障する原因となるので電子部品を断熱材で囲わないようにしてください。
8 Micro Motion T
シリーズ
122 (50)
D
A
B
C
125.5 (52)
140 (60)
-40 (-40)
-60 (–51)
-20 (-29)
20 (7)
60 (16)
100 (38)
-60 (-51) 300 (149)
-20 (-29)
20 (7)
60 (16)
100 (38)
140 (60)
200 (93)
280 (138)
240 (116)
320 (160)
設置説明書
計画
20002186 2020 2
全モデルの周囲温度とプロセス温度の制限
2.4
A.
コアプロセッサまたはトランスミッタの周囲温度
B.
プロセス温度 トランスミッタを別置きし、端子箱を使用してください
C. D.
温度は
°C (°F)
-40 °F(-40 °C
)未満、トランスミッタを別置きし、端子箱を使用してくだ
°C(°F
さい

衛生的な使用方法とセルフドレインの使用方法 に関する推奨事項

ドレイン性の確保と最適な洗浄を行うために:
可能であればセンサを垂直配管に設置して、プロセス流体がセンサを通して上向き
に流れるようにしてください。
センサの最小傾斜角度はプロセス継手によって異なります。図 2-1 および表 2-3
参照してください。
定置洗浄(CIP) に使用する場合は、一般的に許容されている最低 1.5 m/s の流速で
センサの洗浄を行うことをお薦めします。
センサより大きいプロセス配管を使用する必要がある場合は、十分なドレイン性を
確保するために偏心レジューサーを使用することがあります。この場合、配管とセ ンサのプロセスの終端接続は同じサイズである必要があります。 2-2 を参照して
ください。
設置説明書
9
$
%
計画 設置説明書
2020 2 20002186
洗浄プロセスの一部として、洗浄サイクルの最後にスキッドベースのシステムを窒 素でパージすることができます。偏心レジューサーを使用する場合は、レジューサ ーに隣接するプロセス配管のセクション内のガスを閉じ込める可能性があります。 液体流に取り込まれたガスが断続的に流れると、センサの性能に影響することがあ ります。
電子部筐体とセンサ本体との間の間隙を定期的に点検する必要があります。必要な
場合は手動でこの間隙を洗浄してください。
衛生設計の EHEDG 要件に準拠するには、サニタリ継手®と DIN 11851 形式プロセス
接続には、特殊ガスケットが必要です。
2-1 : センサの傾斜
A.
傾斜角度
B.
重力の方向
2-3 : 最小傾斜角度
モデル
T025FT025T
T050FT050T
T075FT075T
継手コー ド
621
670
671
676
621
671
676
622
623
662
672
説明 最小角度
13 mm のサニタリ適合サニタリ継手
DN10 DIN 11851 サニタリ結合
DN15 DIN 11851 サニタリ結合
DN15 DIN 11864-1A サニタリ結合
13 mm のサニタリ適合サニタリ継手
DN15 DIN 11851 サニタリ結合
DN15 DIN 11864-1A サニタリ結合
19.0 mm のサニタリ適合サニタリ継手
25 mm のサニタリ適合サニタリ継手
DN25 ISO 2853 IDF)サニタリ結合
DN25 DIN 11851 サニタリ結合
47°
47°
47°
47°
47°
47°
47°
47°
47°
10 Micro Motion T
シリーズ
B
C
A
設置説明書 計画
20002186 2020 2
2-3 : 最小傾斜角度 (続き)
モデル
T100FT100T
T150FT150T
継手コー ド
677
692
623
624
672
677
624
625
663
673
674
678
693
2-2 : 偏心レジューサー
説明 最小角度
DN25 DIN 11864-1A サニタリ結合
DN25 SMS 1145 サニタリ結合
25 mm のサニタリ適合サニタリ継手
38 mm のサニタリ適合サニタリ継手
DN25 DIN 11851 サニタリ結合
DN25 DIN 11864-1A サニタリ結合
38 mm のサニタリ適合サニタリ継手
51 mm のサニタリ適合サニタリ継手
DN51 ISO 2853 (IDF) サニタリ結合
DN40 DIN 11851 サニタリ結合
DN50 DIN 11851 サニタリ結合
DN50 DIN 11864-1A サニタリ結合
DN51 SMS 1145 サニタリ結合
47°
32°
46°
46°
47°
47°
47°
32°
A.
偏心レジューサー
B.
プロセス終端接続は、センサ接続と同じサイズです。
C.
センサケース
設置説明書
11
計画 設置説明書
2020 2 20002186
12 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書
20002186 2020 2

取り付け

3
3.1
取り付け

センサの取付け

基本的な配管手順に従い、プロセス接続口にかかるトルクおよび曲げ負荷をできるだけ 小さくしてください。
通知
電子部やパージ接続口をつかんでセンサを持ち上げると、装置が破損するおそれが
あります。
電子部筐体に液体が溜まるリスクを軽減するため、トランスミッタやセンサ端子箱
のコンジット開口部を上に向けないでください。
手順
センサの取付け.
センサを配管の支持に使用することはできません。
センサには外部の支えは必要ありません。センサは取付け方向にかかわりなくフラ
ンジで支えらています
3.2
設置説明書

エクステンダ付きの電子部の取付け

エクステンダ付きの電子部を併せてご注文いただいた場合は、エクステンダをセンサケ ースに取付ける必要があります。
エクステンダ付きのコアプロセッサは工場で対応のセンサと組合わせて出荷されます。 出荷時点のコアプロセッサとセンサの組合わせを変えないでください。
13
G
H
E
D
C
A
B
F
取り付け
設置説明書
2020 2 20002186
通知
エクステンダとフィードスルーは常に汚れのない乾燥した状態に保ってください。エ クステンダやフィードスルーに湿気や汚れがある場合、電子部が損傷することがあり、 流量計の故障や測定誤差の原因となります。
手順
1. センサのフィードスルーからプラスチックキャップを外します。キャップはリ サイクルしてください。
3-1 : フィードスルーおよびエクステンダのコンポーネント
A.
トランスミッタまたはコアプロセッサ
B.
2. クランピングネジを緩めてクランピングリングを取外します。O リングはその
エクステンダ
C. O
リング
D.
フィードスルー
E.
クランピングリング
F.
クランピングネジ
G.
プラスチックプラグ
H.
プラスチックキャップ
ままフィードスルー上に残します。
14 Micro Motion T
3. エクステンダからプラスチックプラグを外します。プラグはリサイクルしてく ださい。
シリーズ
設置説明書
20002186 2020 2
4. エクステンダ底部の突起部とフィードスルーの切り込み部を慎重に合わせ、エク
ステンダをフィードスルーに据え付けます。
5. クランピングリングを閉じて、クランピングネジを 1.47 N m2.03 N m に締めま す。
取り付け
3.3
端子箱または 800 コアプロセッサを回転させる
(オプション)
一体型マウント端子箱または 800 コアプロセッサは、45 度単位で 8 つの位置のいずれ かに回転させることができます。
3-2 : 端子箱または 800 コアプロセッサをセンサ上で回転させるための部品
A
B
D
C
E
設置説明書
A.
筐体
B.
クランプリング
C.
クランピングリング・ネジ
D.
フィードスルー
E.
位置合わせノッチ
この図では、800 コアプロセッサを示します。端子箱は若干外観が異なります。
手順
1. クランピングリング・ネジを緩めてクランピングリングを外します。
2. 筐体が位置合わせノッチから十分に離れて回転できるようになるまで、筐体をフ
ィードスルーからゆっくり外します。
3. 筐体を目的の位置に回転させ、位置合わせノッチと合わせます。
4. 筐体をフィールドスルーにかぶせます。
5. クランピングリングを再び入れてクランピングリング・ネジで締めます。
15
取り付け 設置説明書
2020 2 20002186
16 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書 トランスミッタの出力と I/O 配線
20002186 2020 2
4
4.1

トランスミッタの出力と I/O 配線

配線オプション

配線手順は、使用する電子部のオプションによって異なります。
4-1 : 電子部別の配線手順
電子部のタイプ 配線手順
一体型トランスミッタ トランスミッタはすでにセンサに接続済みです。センサとト
ランスミッタとの間の配線は不要です。トランスミッタへの 電源と信号ケーブルの配線については、トランスミッタの説明 書を参照してください。
MVD™ ダイレクト接続
コアプロセッサ付き別置型ト ランスミッタ
コアプロセッサ付き別置型ト ランスミッタ
配線を要するトランスミッタはありません。センサとダイレ クトホストの間で電流および信号を配線する手順については、
Micro Motion MVD
ださい。
コアプロセッサはすでにセンサに接続済みです。コアプロセ ッサとトランスミッタを 4 線ケーブルで接続します。4 線ケー
ブルの接続を参照してください。
センサ、トランスミッタ/コアプロセッサ間を 9 線ケーブルで接 続します。9 線ケーブルの接続 および Micro Motion Micro
Motion 9
してください。
線流量計ケーブル準備および取付けマニュアル
ダイレクト接続メータ
の説明書を参照してく
を参照
コアプロセッサ、トランスミッ
警告
ダブルホップ
タ別置型
センサの取付け環境が、センサの防爆認定タグに記載されている危険場所要件に適合す るようにしてください。危険場所で本質安全要件に適合しないと、爆発してケガまたは 死亡事故が生じるおそれがあります。
通知
すべての筐体カバーと電線管接続口をしっかり閉めてください。筐体を適切に密封し ないと、電子機器が湿気にさらされて、誤測定や流量計の故障が生じる可能性がありま す。すべてのガスケットと O リングを点検し、グリースを塗布してください。
コアプロセッサとトランスミッタを 4 線ケーブルで接続し
ます。4 線ケーブルの接続を参照してください。
センサとコアプロセッサを 9 線ケーブルで接続します。9
線ケーブルの接続 および Micro Motion Micro Motion 9
量計ケーブル準備および取付けマニュアル
さい。
を参照してくだ
線流
設置説明書
17
トランスミッタの出力と I/O 配線 設置説明書
2020 2 20002186
4.2
4.2.1

4 線ケーブルの接続

4 線ケーブルの種類と用途

マイクロモーションでは、2 種類の 4 線ケーブル(シールド付きケーブルと外装ケーブ ル)を提供しています。どちらの種類も、シールドドレイン線です。
Micro Motion 提供のケーブルは、VDC 接続用の赤と黒の 1 組 の 0.823 mm² ワイヤおよ び RS-485 接続用の白と緑の 1 組の 0.326 mm² ワイヤからなります。
ユーザがワイヤを用意して使用する場合は、次の要件を満たす必要があります。
ツイストペアであること。
コアプロセッサが危険場所に設置されている場合は、危険場所に関する要件を満た
すこと。
ワイヤゲージが、コアプロセッサとトランスミッタ間またはホスト間のケーブル長
に対して適切であること。
ワイヤ・ゲージ 最大ケーブル長
VDC 0.326 mm² 91 m
VDC 0.518 mm² 152 m
VDC 0.823 mm² 305 m
RS-485 0.326 mm² 以上
305 m
4.2.2
4.2.3

ケーブルと金属電線管の準備

手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. 電線管をセンサまで引きます。
3. 電線管にケーブルを通します。
4. ドレインワイヤを切断し、電線管の両端で浮かせます。

ユーザが用意したケーブルグランドでケーブルの準備

手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. ワイヤをグランドナットとグランド本体に通します。
18 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書 トランスミッタの出力と I/O 配線
20002186 2020 2
A.
グランド本体
B.
グランドナット
3. RS-485 シールドとドレインワイヤを筐体内部の接地ネジに終端処理します。
4. メーカーの説明書に従ってグランドを組み立てます。
4.2.4
Micro Motion 提供のケーブルグランドでケーブルを準
手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. ワイヤをグランドナットとクランピングインサートに通します。
A.
グランドナット
B.
クランピングインサート
3. ケーブルジャケットを取り除きます。
オプション 説明
NPT グランドタイプ 114 mm を除去
M20 グランドタイプ 108 mm を除去
設置説明書
4. 透明のラップとケーブル間の充填材を取り除きます。
5. シールドの大部分を取り除きます。
オプション 説明
NPT グランドタイプ 19 mm を残してすべて除去
M20 グランドタイプ 13 mm を残してすべて除去
19
トランスミッタの出力と I/O 配線 設置説明書
2020 2 20002186
6. シールドにドレインワイヤを 2 回巻き付け、余分なドレインワイヤは切り取りま
す。
A.
シールドの周りにドレインワイヤを巻いた状態
7. ホイル(シールドケーブル)のみ:
編組(外装ケーブル)の場合は、この手順を省略して次の手順に進みます。
オプシ ョン
NPT グ ランド
タイプ
M20 グ ランド
タイプ
説明
a. ドレインワイヤ上に熱収縮シールドチューブをスライドさせま
す。ワイヤを完全に覆うようにしてください。
b. 121.1 °C 加熱して管を収縮させます。ケーブルを焦がさないよう
にしてください。
c. 内部終端が熱収縮チューブの編組と同じ高さになるようにクラ
ンピングインサートの位置を決めてください。
A.
熱収縮シールドチューブ
B.
熱処理後
8 mm 分切り取ります。
A.
切り取る
20 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書 トランスミッタの出力と I/O 配線
20002186 2020 2
8. シールドまたは編組をクランピングインサート上、O リングから 3 mm 先のとこ
ろで折り曲げて、グランドを取り付けます。
A.
シールドを折り曲げた状態
9. グランドの本体を、コアプロセッサハウジングの電線管接続口に挿入します。
10. グランド本体にケーブルを挿入し、グランドナットでグランド本体を締めます。
A.
シールドを折り曲げた状態
B.
グランド本体
4.2.5

コアプロセッサの端子へのワイヤの接続

(必要に応じて)4 線ケーブルを準備し、シールド処理を行った後、4 線ケーブルの各ワ
イヤをコアプロセッサの端子に接続します。
手順
1. コアプロセッサの端子へのワイヤの接続
標準コアプロセッサに接続する場合は、次の画像と接続を使用してください。
設置説明書
21
A
B
D
C
AA
D
A
B
C
トランスミッタの出力と
I/O 配線 設置説明書
2020 2 20002186
A.
端子
1 (
電源+
):
赤いワイヤ
B.
端子
2 (
電源-
):
黒いワイヤ
C.
端子
D.
3 (RS-485/A):
端子
4 (RS-485/B):
白いワイヤ 緑のワイヤ
拡張コアプロセッサに接続する場合は、次の画像と接続を使用してください。
A.
端子
1 (
電源+
):
赤いワイヤ
B.
端子
2 (
電源-
):
黒いワイヤ
C.
端子
D.
3 (RS-485/A):
端子
4 (RS-485/B):
白いワイヤ 緑のワイヤ
22 Micro Motion T
2. コアプロセッサカバーを再び取り付けます。
シリーズ
設置説明書 トランスミッタの出力と I/O 配線
20002186 2020 2
3. カバーのネジを次のトルクで締めます。
アルミニウム製ハウジングの場合: 1.13 N m ~ 1.47 N m
ステンレス鋼製ハウジングの場合: 最小 2.15 N m
適切に取り付けた場合は、カバーとベースの間に隙間がなくなります。
4. トランスミッタの取り付けマニュアルを参照して、ワイヤをトランスミッタの端 子に接続します。
4.3

9 線ケーブルの接続

手順
1. Micro Motion 9
ーブルを準備し、取付けてください。
2. 個々のワイヤの外皮を取った端部を端子箱の端子ブロックに接続します。ケー ブルは剥がれた状態のままにしておかないでください。
3. ワイヤの色を合わせてください。トランスミッタや別置型コアプロセッサの配 線については、トランスミッタの取扱説明書を参照してください。
4. ネジを締めてワイヤを固定します。
5. ガスケットが完全な状態であることを確認し、端子箱カバーとすべての筐体カバ
ーをしっかり締めてください。
6. 信号および電源の配線手順については、トランスミッタの設置説明書を参照して ください。
線流量計ケーブル準備および取付けマニュアル
の説明に従ってケ
設置説明書
23
トランスミッタの出力と I/O 配線 設置説明書
2020 2 20002186
24 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書 接地
20002186 2020 2
5

接地

メータは、現場で適用される規格に従って接地する必要があります。お客様の責任にお いて、適用するすべての規格を把握し、適合させてください。
前提条件
接地方法については、次のガイドを参照してください。
欧州ではほとんどの場合、IEC 60079-14 (特に 16.2.2.3 項および 16.2.2.4 項)が適用
されます。
米国とカナダでは、ISA 12.06.01 の Part 1 で関連用途とその要件の例が提示されてい
ます。
該当する外部規格がない場合は、センサの接地について次のガイドラインに従ってくだ さい。
2.08 mm² 以上の銅線を使用してください。
すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを 1 Ω 未満にしてください。
アース線を地面に直接地面するか、または工場の規定に従ってください。
通知
流量計は直接接地するか、または工場の接地要件に従ってください。不適切な接地は、 測定誤差の原因となります。
手順
配管の接続部を確認します。
配管の接続部が接地されている場合、センサは自動的に接地されるため、特に作
業は必要ありません(地域の規定がある場合を除く)。
配管の接続部が接地されていない場合は、センサ電子部の接地ネジにアースケー
ブルを接続します。
ヒント
センサ電子部とは、トランスミッタ、コアプロセッサ、および端子箱を意味しま す。接地ネジは内部または外部のどちら側でも構いません。
設置説明書
25
接地 設置説明書
2020 2 20002186
26 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書
20002186 2020 2

補足情報

6
6.1
補足情報

センサケースのパージ手順

前提条件
以下を揃えてから、パージ手順を実行してください。
テフロン™テープ
センサケースのパージに十分な量のアルゴンまたは窒素ガス
センサにパージフィッティングが付属している場合、パージフィッティングは常時密閉 しておく必要があります。Micro Motion では、センサケースから酸素を押出して密閉し
てから、センサを出荷しています。パージプラグをゆるめたり外したりしない限り、再 パージする必要はありません。詳細については、弊社カスタマサービスまでご連絡くだ さい。
パージプラグをセンサケースから外した場合は、その都度ケースを再度パージする必要 があります。
手順
1. プロセスをシャットダウンするか、または制御装置を手動操作に設定します。
通知
ケースのパージ手順を実行する前に、プロセスをシャットダウンするか、または 制御装置を手動に設定してください。流量計の動作中にパージ手順を実行する と、測定精度に影響し、流量信号が不正確になることがあります。
2. センサケースから両方のパージプラグを取外します。パージラインを使用中の
場合は、パージラインのバルブを開きます。
警告
ラプチャーディスクがパージフィッティングに取り付けられている場合は、
ラプチャーディスクの圧力逃し部には人や物を近づけないでください。セン サからの高圧流体によって重度のケガまたは死亡事故が発生する可能性があ ります。人または機器が圧力逃がし部の吹き出しに触れない方向に、センサ を取り付けてください。
パージプラグを取り外す際には、十分注意して行ってください。パージプラ
グを取り外した場合、センサ筐体は圧力容器として機能しないので、流体が ユーザに接触する危険があります。
センサケースを不適切に加圧すると、負傷する危険性があります。
通知
ラプチャーディスクがパージフィッティングに取り付けられている場合、パージ フィッティングを外すときには、ラプチャーディスクを囲む円盤膜が破損しない ようにスレッドプロテクタを使用してください。
設置説明書
27
補足情報 設置説明書
2020 2 20002186
3. テフロンテープをパージプラグに 23 回巻きつけて、パージプラグの準備をし
てください。
4. 窒素またはアルゴンガスをパージ注入口に接続するか、パージライン注入口を開
きます。排出口は開けたままにしておきます。
通知
センサケース内に水分、錆、ゴミなどの異物が混入しないように、十分に注
意してください。
パージガスが空気より重い場合(アルゴンなど)は、パージ注入口を排出口
より下に設置します。そうすると、パージガスが下部から上部に向けて空気 と入れ換わります。
パージガスが空気よりも軽い場合(窒素など)は、パージ注入口を排出口よ
りも高い位置に設置します。これで、パージガスが上部から下部に向けて空 気と入れ換わります。
5. 注入口とセンサケースの間を確実に密閉し、パージ中にケースやパージラインに
空気が吸い込まれないようにします。
6. センサにパージガスを供給します。
大気を不活性ガスに完全に置き換えるのに必要な時間を、パージ所要時間と呼び ます。ケースをパージするのに必要な時間は、ラインのサイズが大きいほど長く なります。パージラインを使用している場合は、パージラインの体積分だけパー ジ時間を延長する必要があります。
重要
パージガス圧は 50.0 kPa 未満に保ってください。
6-1 : パージ所要時間
センサモデル パージ時間 時間 (分)
T025 566.3 l/h 1
T050 566.3 l/h 1
T075 566.3 l/h 3
T100 566.3 l/h 5
T150 566.3 l/h 10
7. 適切な時間でガス供給を停止して、すぐにパージプラグでパージ排出口と注入口
を密閉します。 センサケースを加圧しないでください。パージ中にケースの内圧が大気より高
くなった場合は、流量計の密度測定の精度が低下します。
8. 大気がセンサケースに吸引されないようにパージフィッティングシールを密閉
してください。
28 Micro Motion T
シリーズ
設置説明書
20002186 2020 2
設置説明書
29
*20002186 *
20002186
Rev. BC
2020
エマソン オートメーションソリューション ズ
日本エマソン株式会社 〒 140-0002 東京都品川区東品川 1-2-5
T 03–5769–6803 F 03-5769-6844
Emerson Automation Solutions
Micro Motion Europa Neonstraat 1 6718 WX Ede The Netherlands T +31 (0) 318 495 555 T +31 (0) 70 413 6666 F +31 318 495 556
www.emerson.com/nl-nl
©
2020 Micro Motion, Inc. 無断複写・転載を禁じます。
Emerson のロゴは、Emerson Electric Co.の商標およびサービスマークです。Micro Motion、ELITE ProLinkMVD および MVD Direct Connect は、エマソン・プロセス・マネジメントの関連会社の
いずれかのマークです。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
Micro Motion Inc. USA
Worldwide Headquarters 7070 Winchester Circle Boulder, Colorado 80301, USA T +1 303–527–5200 +1 800–522–6277 F +1 303–530–8459
Micro Motion United Kingdom
Emerson Automation Solutions Emerson Process Management Limited Horsfield Way Bredbury Industrial Estate Stockport SK6 2SU U.K. T +44 0870 240 1978 F +44 0800 966 181
Micro Motion Asia
Emerson Automation Solutions 1 Pandan Crescent Singapur 128461 Republic of Singapore T +65 6363–7766 F +65 6770–8003
Loading...